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L 1021-18

:2007

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本カーペット工業組合(JCMA)/財団法人

日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準

調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

これによって JIS L 1021:1999,JIS L 1022:1992 及び JIS L 1023:1992 は廃止され,JIS L 1021-1JIS L 

1021-19

に置き換えられた。

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 11377:1997,Textile floor coverings

−Floor soiling−Test site set-up and soiling evaluation 及び ISO 11378-1:2000,Textile floor coverings−

Laboratory soiling tests

−Part 1: Kappasoil test を基礎として用いた。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。

JIS L 1021-18

には,次に示す附属書がある。

附属書 A(参考)カッパーソイリング試験機によって汚染した試験片を用いて行うクリーニング洗剤

及び/又はクリーニング機の性能評価方法

附属書 B(参考)標準人工汚れ物質

附属書 C(参考)試験精度

附属書 1(参考)参考文献

附属書 2(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS L 1021

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS L 1021-1

第 1 部:物理試験のための試験片の採取方法

JIS L 1021-2

第 2 部:く(矩)形の繊維製床敷物の寸法測定方法

JIS L 1021-3

第 3 部:厚さの測定方法

JIS L 1021-4

第 4 部:質量の測定方法

JIS L 1021-5

第 5 部:単位長さ及び単位面積当たりのパイル数測定方法

JIS L 1021-6

第 6 部:静的荷重による厚さ減少試験方法

JIS L 1021-7

第 7 部:動的荷重による厚さ減少試験方法

JIS L 1021-8

第 8 部:パイル糸の引抜き強さ試験方法

JIS L 1021-9

第 9 部:はく離強さ試験方法

JIS L 1021-10

第 10 部:水及び熱の影響による寸法変化の試験方法

JIS L 1021-11

第 11 部:摩耗強さ試験方法

JIS L 1021-12

第 12 部:ベッターマンドラム試験機及びヘキサポッドタンブラー試験機による外観変

化の作製方法

JIS L 1021-13

第 13 部:外観変化の評価方法

JIS L 1021-14

第 14 部:改良形ベッターマンドラム試験機によるカットエッジの機械的損傷試験方法


(2)

JIS L 1021-15

第 15 部:ファイバーバインド試験方法

JIS L 1021-16

第 16 部:帯電性−歩行試験方法

JIS L 1021-17

第 17 部:電気抵抗測定方法

JIS L 1021-18

第 18 部:汚れ試験方法

JIS L 1021-19

第 19 部:クリーニング試験方法


L 1021-18

:2007

(3)

目  次

ページ

序文

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  実用汚れ試験方法

2

3.1

  原理

2

3.2

  敷込み方法

2

3.3

  試験片の採取及び準備

2

3.4

  施工の方法

2

3.5

  手順

4

3.6

  試験結果

5

3.7

  試験報告書

5

4.

  カッパーソイリング試験機による汚れ試験方法

5

4.1

  原理

5

4.2

  装置

5

4.3

  調整及び試験条件

7

4.4

  試験片の採取及び準備

7

4.5

  手順

8

4.6

  試験結果

8

4.7

  正確性及び精度

9

4.8

  試験報告書

9

5.

  ロータリ形タッピングソイル試験機による汚れ試験方法

9

5.1

  原理

9

5.2

  装置

9

5.3

  標準汚れ物質

11

5.4

  試験片の採取及び準備

12

5.5

  手順

12

5.6

  試験結果

12

5.7

  試験報告書

12

附属書 A(参考)カッパーソイリング試験機によって汚染した試験片を用いて行うクリーニング洗剤

及び/又はクリーニング機の性能評価方法

14

附属書 B(参考)標準人工汚れ物質

15

附属書 C(参考)試験精度

16

附属書 1(参考)参考文献

21

附属書 2(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

22


日本工業規格

JIS

 L

1021-18

:2007

繊維製床敷物試験方法−

第 18 部:汚れ試験方法

Textile floor coverings

−Part 18: Assessing methods for soilability

序文  この規格は,1997 年に第 1 版として発行された ISO 11377,Textile floor coverings−Floor soiling−Test

site set-up and soiling evaluation

及び 2000 年に第 1 版として発行された ISO 11378-1,Textile floor coverings

−Laboratory soiling tests−Part 1: Kappasoil test を基に,対応する部分については対応国際規格を翻訳し,技

術的内容を変更することなく作成した日本工業規格であるが,対応国際規格には規定されていない規定項

目を日本工業規格として追加している。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変

更の一覧表をその説明を付けて,

附属書 2(参考)に示す。

1.

適用範囲  この規格は,繊維製床敷物の実用汚れ試験方法,カッパーソイリング試験機による汚れ試

験方法及びロータリ形タッピングソイル試験機による汚れ試験方法並びに評価方法について規定する。こ

の規格は,すべての繊維製床敷物に適用する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 11377:1997

,Textile floor coverings−Floor soiling−Test site set-up and soiling evaluation (MOD)

ISO 11378-1:2000

,Textile floor coverings−Laboratory soiling tests−Part 1: Kappasoil test (MOD)

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS K 1462

  フェライト用酸化鉄(III)

(フェライト用酸化第二鉄)

JIS K 5107

  カーボンブラック(顔料)

JIS K 8330

  けい藻土(試薬)

JIS L 0105

  繊維製品の物理試験方法通則

備考  ISO 139:2005,Textiles−Standard atmospheres for conditioning and testing からの引用事項は,こ

の規格の該当事項と同等である。

JIS L 0804

  変退色用グレースケール

備考  ISO 105-A02:1993,Textiles−Tests for colour fastness−Part A02: Grey scale for assessing change

in colour

からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS L 1021-1

  繊維製床敷物試験方法−第 1 部:物理試験のための試験片の採取方法

備考  ISO 1957:2000,Machine-made textile floor coverings−Selection and cutting of specimens for


2

L 1021-18

:2007

physical tests

が,この規格と一致している。

JIS L 1021-7

  繊維製床敷物試験方法−第 7 部:動的荷重による厚さ減少試験方法

JIS L 1021-13

  繊維製床敷物試験方法−第 13 部:外観変化の評価方法

備考  ISO 9405:2001,Textile floor coverings−Assessment of changes in appearance が,この規格と一

致している。

JIS R 5210

  ポルトランドセメント

JIS Z 8730

  色の表示方法−物体色の色差

JIS Z 9101

  安全色及び安全標識−産業環境及び案内用安全標識のデザイン通則

備考  ISO 3864-1:2002,Graphical symbols−Safety colours and safety signs−Part 1: Design principles for

safety signs in workplaces and public areas

が,この規格と一致している。

3.

実用汚れ試験方法

3.1

原理  規定の敷込み方法で設置した繊維製床敷物の試験片上を歩行し,標準試料として定めた試験

片が,あらかじめ設定した汚れの程度にまで到達したときの試験片の色の変化を評価する。試験期間の中

間の評価はそのままの状態で行い,最終評価は試験片を回収してから行う。

3.2

敷込み方法  敷込み場所は,建物の入口から離し,特殊な場所,滑りやすい場所,油分の多い場所

又はぬ(濡)れた状態のままで歩行するような場所を避ける。また,

図 に示すように 1.3 m 以上で 1.5 m

以下の廊下幅で,直進歩行が行われる廊下を選定する。

光電式歩行人数計数器は,床面から 1.25 m の高さに設置する。敷込み場所は,公報板又は自動販売機の

あるような,人々が集まる所を避ける。床面は,段差がなく,平たんであるとする。2.5 m 以上の緩衝用

繊維製床敷物は,余分な汚れ物質を除去し,繊維の抜落ち量が最小になるように,試験片を囲むように施

工する。

3.3

試験片の採取及び準備  試験用の繊維製床敷物は,JIS L 1021-1 によって,寸法 350 mm±10 mm の

正方形の試験片を採取する。各試験片は,二列に配し,廊下の長さ方向に沿って施工する(

図 参照)。

なお,幅 300 mm∼400 mm の緩衝用繊維製床敷物を試験片の両側に施工する。1 試料について 2 枚以上

の試験片を採取する。

3.4

施工の方法  試験用の繊維製床敷物は,通行の安全性を確保できるように施工する。施工は両面接

着テープを用いる方法又は,個々の試験片と同じ寸法の取外し可能な適切な硬度をもつ板の上に固定し,

試験片を置く位置にはめ込む方法とする。

歩行が,堅い床材から繊維製床敷物にわたる場合,又は繊維製床敷物から堅い床材にわたる場合,つま

ずく危険性を抑えるために,繊維製床敷物の端をゴム,プラスチック又は金属で縁取りをするか,又はテ

ープで止める。繊維製床敷物の厚さが極端に異なったり,凸凹がある場合も,つまずく危険性があるので

繊維製床敷物の接続部の段差を最小にするよう留意しなければならない。

備考  試験片の敷込みによる事故への危険防止を行う必要がある場合は,JIS Z 9101 に規定する安全

色及び安全標識を使用することが望ましい。


3

L 1021-18

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単位  mm

  1  敷込みの方法

最初に施工するときは,試験片を交互の位置で施工する。例えば,2 種類の試料 A 及び B があれば,試

験場所に AB/BA のように幅方向に交互に置く。3 種類,A,B,C の試験片があるときは,AB/CA/BC

と置く。また,4 種類,A,B,C,D の試験片のときは,AB/CD/BA/DC と置く(

図 参照)。

1

  緩衝用繊維製床敷物

2

  試験片

3

  歩行方向


4

L 1021-18

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  2  試験片の配置例

3.5

手順  手順は,次による。

a)

均一な汚れを確保するために,各列の試験片を規則正しく,2 日ごとか,又は所定の通行量ごとに移

動する。右回り(時計方向)に 90°回転して,廊下方向に沿って 2 枚分移動し,列を変える。試験区

域内で均一な汚れが付着しているかどうか評価をできるように,同一の試料から採取した試験片は,

互いに離れた位置に施工する(

図 参照)。

b)

試験片の位置を移動(ローテーション)するときに,試験片を電気掃除機で,ツーダブルストローク

法(前から 2 回,後ろから 2 回掃除する方法)によって掃除をする。このとき,すべての試験片全体

に均一に掃除が行き届くよう,次のような方法で掃除を行う。最初のツーダブルストロークは,掃除

機の吸込み口が,緩衝用繊維製床敷物の部分に 50 %,試験片に 50 %当たるように掃除を行う。その

後のストロークは,最初のストローク方向に対して平行に,掃除済みの部分が 50 %ずつ重なるように

繰り返す。最終的に,試験片の掃除済み部分の 50 %と反対側の緩衝用繊維製床敷物とが重なるように

なれば,掃除を終了する。

c)

標準試料として定めた試験片の 1 枚が,あらかじめ定めた水準の汚れに到達するまで試験を行うか,

若しくは所定の歩行人数,又は所定の敷込み期間が終了するときまで試験を行う。

あらかじめ定めた汚れの水準は,グレースケールの級(例えば,3 級)若しくは色差計で測定した

色差によって評価するか,又は試験ごとに標準試料を含めて試験を行い,これと試験室で保管してい


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L 1021-18

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る所定の汚れの水準に到達した試料を標準試料として,比較してもよい。

3.6

試験結果  試験片の評価を行う前に,3.5 b)に規定の方法で掃除を行う。

各試験片の汚れの程度は,次の評価方法のうち,少なくとも一つの方法を用いて行う。

a)  JIS Z 8730

に規定する色差が測定できる色差計による方法。色の変化は,汚れた試験片と未試験の試

験片との間の色差で表す。

b)

グレースケールによる方法。ただし,評価は JIS L 0804 による。

c)

目視による比較評価による方法。

備考  パイルが倒れてへん(扁)平になったり,測定装置に試験片を当てる方法によって,測定結果

が大きく影響されるので,色差計を使うときには,注意が必要である。

3.7

試験報告書  試験報告書には,次の事項を記入する。

a)

試験年月日

b)

試験実施者名

c)

試験を行った繊維製床敷物の明細など必要な情報

d)

試験は,この規格に従った旨

e)

試験の目的

f)

試験開始時及び終了時における試験片の配置に関する記述

g)

位置替え及び移動方法

h)

(使用した電気掃除機の形式も含めた)清掃方法に関する記述

i)

試験片のうち,標準試料として決めた試験片の所定の汚れ水準,歩行人数又は実用試験の期間

j)

評価方法

k)

試験結果

l)

結果に影響を及ぼした事項,例えば,試験期間中の試験場所の温度及び相対湿度

m)

得られた結果は,敷込み試験場所内だけで有効であるという旨

n)

試験実施日

4.

カッパーソイリング試験機による汚れ試験方法

4.1

原理  カーペットの試験片に対し,標準人工汚れ物質を用いた促進汚れ試験を行う。汚れの程度は,

試験後の試験片と未試験の試験片との間の色相の変化を比較し,評価する。

参考  この試験方法は,洗剤の洗浄性能及びクリーニング機の性能の評価にも利用できる(附属書 A

参照)

4.2

装置  装置は,次の性能を満足しなければならない。

4.2.1

カッパーソイリング試験機  次の要素から構成された装置とする(図 参照)。

4.2.1.1

円形試験台  円形試験台は,直径が 600 mm±2 mm で 0.3 s

1

±0.016 s

1

の速度で回転し,回転回

数が 250 回ごとに反対方向に回転(反転)し,試験片を取り付けることができるもの。

4.2.1.2

二つの円すい(錐)形ロール  試験台の半径方向に載るロールで,自由回転し,互いに同一方向

に回転する。ただし,円すい形ロールの表面速度は,試験台の表面速度より(5±1) %速く,各ロールは,

40 N

±2 N の荷重を試験台にかける。

4.2.1.3

汚れ物質分散装置  試験台の上部に位置し,試験中に試験片上に,汚れ物質を均一,かつ,断続

的に分散させる性能をもつ装置。

備考  基本的には,汚れ物質 1.4 g±0.01 g が,試験台の回転回数 250 回で分散し,1 回転ごとに全体


6

L 1021-18

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に均一に分散されることとする。

単位  mm

  3  カッパーソイリング試験機

4.2.2

標準人工汚れ物質  装置に適合するもの。

備考  標準人工汚れ物質の例を,附属書 に示す。

4.2.3

清掃用吸引機  空気流量が 25 L/s±5 L/s で,吸引だけを行い,吸込み口の大きさが,(125 mm±25

mm)

×(15 mm±2.5 mm)の装置。

1

  円すい形ロール

2

  試験片

3

  試験台

4

  汚れ物質分散装置


7

L 1021-18

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4.2.4

試験片固定具  繊維製床敷物の試験片を,試験台に水平に固定できるもの。

備考  圧着形両面粘着テープ,噴霧式接着剤,締付け装置などがある。

4.2.5

測色計  繊維製床敷物の色を測ることができ,口径 50 mm±0.5 mm の測色部をもち,測色結果を,

JIS Z 8730

に規定する CIELAB 表色系における

Δ

E

*

又は

Δ

L

*

として表すことができる装置。

4.2.6

グレースケール  JIS L 0804 に規定するグレースケール。

4.2.7

型板  測色計に合致したもので,試験片と同じ大きさで,測色系の測色部の口径と同じ大きさの五

つの穴のあいた板(

図 参照)。

  4  測色型板の一例

4.2.8

直定規  長さ 200 mm 以上の直定規。

4.2.9

照明装置  JIS L 1021-13 に規定する装置。

4.3

調整及び試験条件  調整及び試験は,JIS L 0105 の 5.1.1(標準状態)で行う。

4.4

試験片の採取及び準備  試験片の採取及び準備は,次による。

1

  測色部分

2

  位置決め用の突起


8

L 1021-18

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4.4.1

試験片の採取  JIS L 1021-1 によって,当該繊維製床敷物から 2 枚以上の試験片を採取する。試験

片が,自然なパイルの傾斜方向がある繊維製床敷物の場合,パイルの傾斜方向が試験台の回転方向に対し

て直角になるように採取する。試験片及び汚れ物質は,24 時間以上調整する。評価は,4.3 に規定する標

準状態下で行う。

4.4.2

試験片の準備  採取した試験片から適切な数を 4.3 に規定する標準状態によって,平らに,1 枚ず

つ,使用面を上側にして,24 時間以上調整する。

試験に対する試験片の数が足りない場合は,同じ厚さのスペアの繊維製床敷物を不足部分に置き,カッ

パーソイリング試験機の試験台の空の部分を埋める。

参考  1 回の試験で,最大 12 枚の同一又は異なった試験片の試験が可能である。

4.5

手順  手順は,次による。

a)

清掃用吸引機で試験片を清掃する。清掃は,パイルの斜行(倒伏)方向に対して順方向に 2 回,逆方

向に 2 回,合計 4 回行い,試験片表面の脱落繊維を除去する。カットパイルカーペットの場合,清潔

な直定規を用いて,自然なパイルの斜行(倒伏)方向の列を整える。このときは,わずかな荷重をか

けながら,パイルの斜行(倒伏)方向の直角方向に直定規を動かす。

グレースケールによる評価を行うときは,c)の手順で行う。

b)

試験片の上に,型板を載せ,測定箇所を決め,測色計によって試験片の 5 か所の色を測定し,測色値

を記録する。

c)

試験台に試験片を確実に固定し,各試験片間にすき間のないことを確認する。厚さの異なった試験片

で試験を行う場合は,厚さの差が 1 mm 未満になるよう調整する。次に,汚れ物質を汚れ物質分散装

置に充てん(填)する。

備考  汚れ物質分散装置に汚れ物質を充てんするとき,誤って汚れ物質をこぼしても試験片を汚さな

いように工夫する。

d)

試験機を運転し,試験台回転回数で 5 000 回終了するまで試験を行う。

試験の初期に試験片表面に抜け落ちた繊維が発生した場合は,試験機をいったん停止し,手作業に

よって丁寧に抜け落ちた繊維を取り除く。その後,試験を再開し,試験を続行する。

e)

試験終了後,注意深く試験片を試験台から外し,清掃用吸引機で余分な汚れ及び抜け落ちた繊維を吸

引,除去する。清掃は,パイルの傾斜方向に対して順方向(順目方向)に 2 回,逆(逆目方向)に 2

回,合計 4 回行う。

カットパイルカーペットの場合は,最後の清掃方向がパイルの傾斜方向に対して順方向(順目方向)

になるように行う。最後に,清潔な直定規を用いて,わずかな荷重をかけながら,パイルの傾斜方向

に対して直角の方向に直定規を動かす。

4.6

試験結果  試験結果は,4.6.1 又は 4.6.2 による。

4.6.1

測色による評価  測色型板及び色差計を用いて,試験後の各試験片上の同一の 5 か所を測色する

図 参照)。次の式によって,試験前後の試験片間の色差(∆E)又は明度(∆L)を求め,その平均値を算出す

る。

(

) (

) (

)

2

s

0

2

s

0

2

s

0

ab

b

b

a

a

L

L

∆E

+

+

又は,

Δ

L

L

0

L

s

ここに,

Δ

E

ab

: 試験前後の CIELAB 表色系における試験片間の色差


9

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Δ

L

試験前後の CIELAB 表色系における試験片間の明度差

L

0

試験前試験片の CIELAB 表色系における明度指数

L

s

試験後試験片の CIELAB 表色系における明度指数

a

0

試験前試験片の CIELAB 表色系におけるクロマティク
ネス指数

a

s

試験後試験片の CIELAB 表色系におけるクロマティク
ネス指数

b

0

試験前試験片の CIELAB 表色系におけるクロマティク
ネス指数

b

s

試験後試験片の CIELAB 表色系におけるクロマティク
ネス指数

4.6.2

グレースケールによる評価  3 名の判定者によって JIS L 0804 の規定に従って,試験前試験片と試

験後試験片との間にみられる色差を判定する。評価には,JIS L 1021-13 に規定するラージグレースケール

を用い,それに規定する照明条件下で行う。

4.7

正確性及び精度  試験所間試験から得られた正確性及び精度に関する結果は,附属書 に示す。

4.8

試験報告書  試験報告書には,次の事項を記入する。

a)

試験年月日

b)

試験実施者名

c)

試料明細など必要な情報のすべて

d)

試験は,この規格に従った旨

e)

用いた調整及び試験の温湿度条件

f)

用いた汚れ物質の詳細

g)

色差計による評価か,又はグレースケールによる評価かの別

h)

試験結果

i)

結果に影響を与えた可能性のある,この箇条に規定外の事項

5.

ロータリ形タッピングソイル試験機による汚れ試験方法

5.1

原理  カーペットの試験片に対し,この項目で規定した標準汚れ物質を用い,促進汚れ試験を行う。

防汚性を試験後の試験片と未試験の試験片との間の色の変化で比較し,変退色用グレースケール又は測色

計によって評価する。

5.2

装置  装置は,次の性能を満足しなければならない。

5.2.1

ロータリ形タッピングソイル試験機  図 に示すように,試験機本体と汚れ試験用衝撃回転子とか

らなる装置。

5.2.1.1

試験機本体  JIS L 1021-7 に規定するロータリ形動的荷重試験機に汚れ試験用衝撃回転子を 2 個

取り付けたものとする。試験台の回転数は,1 分間に 70 min

1

±1 min

1

とする。

なお,汚れ試験用衝撃回転子の上部に 500 g のおもりを載せる。


10

L 1021-18

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  5  ロータリ形タッピングソイル試験機

5.2.1.2

汚れ試験用衝撃回転子  衝撃回転子は,図 に示すように上下円弧動し,左右一対合計で,194

min

1

±1 min

1

回転の割合で,試験台上に落下する。形状及び材質は,次のとおりとする。

a)

形状  円すい台形。図 及び図 に示す。

b)

材質  アルミニウム合金。

c)

回転子の内部  規定した標準汚れ物質が充てん(填)できるような空洞のもの。回転子の構造を図 7

に示す。

d)

回転子の周側部  充てんされた標準汚れ物質の適量が試験片上に落下するように直径 1 mm の 72 個の

穴をあけておく。

図 には,回転子の正面図及びこれを AA で切断したときの断面図を示す。穴の中

心位置は,回転子の断面図に示す。穴をあける位置は,

図 に示すように,5.5 mm 間隔で五つの穴を

あけた列と,2.75 mm ずれた位置から 5.5 mm 間隔で四つの穴をあけた列を交互に配置する。

5.2.1.3

バキュームノズル  先端の吸込み口は,2 mm×38 mm とし,長手方向が汚染面と直角になるよう

にする。バキュームノズルは,高さの調節が可能で,吸引機は 4.9 kPa の吸引圧をもつものとする。

単位  mm

  6  ロータリ形タッピングソイル試験機要部の正面図及び断面図


11

L 1021-18

:2007

  7  衝撃回転子の正面図及び断面図

5.2.1.4

測色計  繊維製床敷物の色を測ることができ,口径 20 mm±0.5 mm の測色部をもち,測色結果を,

JIS Z 8730

に規定する CIELAB 表色系における

Δ

E

*

又は

Δ

L

*

として表すことができる装置。

5.3

標準汚れ物質  この試験項目に用いる標準汚れ物質の成分及び質量分率(%)は,表 のとおりとする。

なお,表中のヌジュールとは精製鉱油で,38  ℃のときのセイボルト粘度値が 360∼390 で,15  ℃のとき

の密度が 0.880∼0.900 のもの。

標準汚れ物質は,シリカゲルを入れたデシケータ内で十分に乾燥させた後,試験に用いる。

  1  標準汚れ物質の成分及び質量分率(%)

成分

質量分率 (%)

ピートモス 
ポルトランドセメント

(JIS R 5210)

はくとう土 
けい藻土

(JIS K 8330)

カーボンブラック

(JIS K 5107)

フェライト酸化鉄(Ⅲ)

(JIS K 1462)

ヌジュール

40.0

17.0

17.0

17.0

0.1

0.15

8.75

単位  mm


12

L 1021-18

:2007

5.4

試験片の採取及び準備  直径 140 mm の円形で,中心に 6 mm の穴をあけた試験片 2 枚を,JIS L 1021-1

によって,採取する。また,試験用試験片とは別に,同じ大きさの予備試験用試験片を 1 枚準備する。

5.5

手順  汚れ試験用衝撃回転子に,標準汚れ物質を各 20 g±2 g 充てんし,試験機に取り付ける。この

試験を行う前に,試験片に対して均一に標準汚れ物質を落下させるために,予備試験用の試験片を試験台

に取り付け,試験台の回転回数で 100 回の試し打ちを行う。

次に,測色による評価を行う場合は,試験前の試料上の 8 か所の色を測色計で測る。測色箇所は汚染面

に相当する面積内で,試験片の中心角 45 度方向の 8 か所とし,測定箇所が分かるよう試験片の端部などに

印を記入しておく。

その後,この試験を行う。試験片を試験台に取り付け,試験台の回転回数で 50 回汚染する。汚染終了後,

直ちにバキュームを行う。バキュームは,試験台の回転回数で 20 回とする。バキュームノズルの高さは,

試験片がわずかに接触する高さに調整し,バキューム圧は 4.9 kPa とする。

測色による評価を行う場合は,試験終了後,試験台から試験片を取り外し,試験前に測色した同一箇所

の色を測る。

5.6

試験結果  試験結果は,5.6.1 又は 5.6.2 による。

5.6.1

変退色用グレースケールによる評価  2 枚の試験片それぞれについて,汚染前と汚染後の試験片と

の間に見える色の開きと,変退色用グレースケールの各色票間に見える色の開きとを比較して判定し,グ

レースケールの等級値を与えて表す。

なお,与えた等級が 2 枚の試験片間で異なる場合は,等級値の低い方を試験結果とする。

5.6.2

測色計による評価  測色計(5.2.1.4)を用いて,試験前後の各試験片上の同一の 8 か所の測色結果か

ら,次の式によって,試験前後の試験片間の色差(∆E)の平均値又は明度(∆L)を求め,その平均値を算出す

る。

(

) (

) (

)

2

s

0

2

s

0

2

s

0

ab

b

b

a

a

L

L

∆E

+

+

又は,

Δ

L

L

0

L

s

ここに,

Δ

E

ab

: 試験前後の CIELAB 表色系における試験片間の色差

Δ

L

試験前後の CIELAB 表色系における試験片間の明度差

L

0

試験前試験片の CIELAB 表色系における明度指数

L

s

試験後試験片の CIELAB 表色系における明度指数

a

0

試験前試験片の CIELAB 表色系におけるクロマティク
ネス指数

a

s

試験後試験片の CIELAB 表色系におけるクロマティク
ネス指数

b

0

試験前試験片の CIELAB 表色系におけるクロマティク
ネス指数

b

s

試験後試験片の CIELAB 表色系におけるクロマティク
ネス指数

5.7

試験報告書  試験報告書には,次の事項を記入する。

a)

試験年月日

b)

試験実施者名

c)

試験は,この規格に従った旨

d)

色差計による評価か,又はグレースケールによる評価の別


13

L 1021-18

:2007

e)

試験結果

f)

結果に影響を与えた可能性のある,この箇条に規定外の事項


14

L 1021-18

:2007

附属書 A(参考)カッパーソイリング試験機によって汚染した試験片を 
用いて行うクリーニング洗剤及び/又はクリーニング機の性能評価方法

1.

一般  この性能評価方法は,カッパーソイリング試験機によって汚した試験片を用いてクリーニング

洗剤及び/又はクリーニング機の性能を評価する方法について記載する。クリーニング用洗剤又はクリー

ニング機の相対的な性能評価は,測色による評価又はグレースケールによる評価によって行う。

2.

性能評価方法

a) 1

試料当たりの試験片数は,評価の対象とする洗剤及び/又はクリーニング機に応じて増減する。

b)

本体 4.に規定の方法によって,試験を行い,評価を行う。

c)

JIS L 1021-19

の 3.(スプレー抽出法によるクリーニング試験方法)に規定する方法によって,試験片

をクリーニングする。洗剤の性能を評価する場合は,数種類の洗剤に対して同一の抽出形クリーニン

グ機を用い,クリーニング機の性能を評価する場合は,数種類のクリーニング機に対して一種類の標

準的な洗剤を用いる。

d)

クリーニング性は,クリーニング後の試験片と未汚染試験片(未使用の試験片)か,又は汚染後の試

験片とを比較して評価する。すなわち,クリーニングによって,どの程度元の外観に戻ったか,又は

クリーニングによって,汚れがどの程度除去できたかについて,本体の 4.6 に規定する評価方法の一

つを用いて評価する。


15

L 1021-18

:2007

附属書 B(参考)標準人工汚れ物質

試験所間手合せ試験に用いた数種の標準人工汚れ物質は,長年にわたり有効なものであった。標準人工

汚れ物質の組成及び供給者を,

附属書 表 に示す。用いる汚れ物質の量は,汚れ物質の組成に依存し,

評価の対象とする繊維製床敷物の特性にも依存する。

附属書   1  標準人工汚れ物質の組成

記号

成分

質量分率 (%)

供給者

a)

B.1

微粒砂(≦500

µ)

カオリン 
炭酸カルシウム

硫酸カルシウム 
スラリーチョーク 
泥炭

ポルトランドセメント 
活性炭 
ベイフェロックスイエロー391

鉱油(ヌジュール 014) 
ベイフェロックスブラウン 686 
酸化鉄(Ⅲ)

すす(カーボンブラック) 
混合酸化金属

83

7.3

1.95

1.95

1.95

1.57

0.74

0.57

0.37

0.26

0.23

0.11

0.11

0.01

Cleaning Research International

49

,Boroughgate

Otley LS21 1AG

UK

Ref: ISO Artificial Soil

B.2

泥炭粉じん(塵)

ポルトランドセメント 
カオリン 
クォーツ

鉱油(ヌジュール 014) 
じんあい 
酸化鉄

黄色の顔料(ベイフェロックスイエロー930)

37.8

17.45

17.7

17.70

6.20

1.05

0.6

1.5

WFK Krefeld

Postfach 130762

D-47759 Krefeld

Germany

Ref: Teppichschmutz

B.3

ピートモス

セメント(ガラス質又はポルトランド) 
カオリン 
シリカ質土

鉱油(ヌジュール 014) 
カーボン(ランプ)ブラック 
酸化鉄

38.4

18

18

18

6.25

1.05

0.3

Protective Chemical Products Div.

3M Center

,Building 301-1 E-03

St.Paul

MN 55144-1000

USA

Ref: 3M Carpet Soil

B.4

クォーツシリカ 
カオリン

黄色の酸化鉄(Ⅱ) 
黒の酸化鉄(Ⅱ) 
パラフィン油

88.3

9.35

0.2

0.6

1.55

CTTN

Av.Guy-de-Collongue

BP 41

69131 Ecully Cedex

France

Ref: CEN Standard Soil

a)

これらの供給者は,汚れ物質の購入が可能な製造元の一例である。この情報は,この規格を利用する者に対す

る便宜で載せたものである。


16

L 1021-18

:2007

附属書 C(参考)試験精度

1.

再現性  附属書 表 に,2 か月∼4 か月にわたって,二つの試験研究所で実施したカッパーソイリ

ング試験の結果を示す。

附属書 表 には,一試験研究所において,多くの種類の繊維製床敷物を試料として,カッパーソイリ

ング試験の再現性を検討した結果を対にして示す。試験の再現性の検討のときに行った実験用の試料には

多数の柄物カーペットが含まれていた。

2.

試験研究所間精度  三つの試験研究所において,カッパーソイリング試験機から得られた結果を,附

属書 表 に,五つの試験研究所において得られた結果を附属書 表 に示す。

3.

試験研究所

Ⅰ  英国カーペット技術センター(英国)

Ⅱ  IWS(英国)

Ⅲ  クリーニングリサーチインターナショナル(英国)

Ⅳ  オーストラリアウール試験所(オーストラリア)

Ⅴ  ウール試験所(南アフリカ)

附属書   1  試験研究所間手合わせ試験用繊維製床敷物試料−ISO 試験

記号

カーペットの構造

パイル繊維の組成

A

B

C

D

E

F

G

H

I

L

M

N

O

タフテッド,ループパイル 
タフテッド,カットパイル

タフテッド,カットパイル 
タフテッド,カットパイル 
タフテッド,ループパイル

タフテッド,カットパイル 
タフテッド,カットパイル 
タフテッド,ループパイル

タフテッド,カットパイル 
タフテッド,ループパイル 
織り,カットパイル

ニードルパンチ,フラット 
ニードルパンチ,構造物

ポリアミド 
ポリアミド

ポリアミド(防汚加工糸) 
ウール 
ポリアミド

ポリアミド 
ポリエステル(防汚加工糸)
ウール

ウール 
ウール 
綿

ポリアミド 
ポリアミド

グレー 
ブラウン/ベージュ

ベージュ 
ベージュ 
グレー/ブルー

オレンジ 
オレンジ 
ベージュ

ライトベージュ 
グレー 
グレー

オレンジ 
ベージュ/ブラウン


17

L 1021-18

:2007

附属書   2  試験研究所間の試験精度及び再現性−試験所間手合わせ ISO 試験結果

FST

に対する汚れの程度(∆E)

試料

FST

(∆E)

Ⅰa

Ⅰb

Ⅱa

Ⅱb

平均値

A

B

C

D

E

F

G

H

I

L

M

N

O

3.15

3.4

4.82

5.07

5.1

5.53

8.32

8.92

10.47

2.37

8.27

5.65

3.32

4.1

3.6

5.6

8.9

6.3

5.5

9.8

8.7

16.6

4

14.9

6.2

1.6

3.4

3.4

5.8

9.3

6.8

5.8

9.8

14.9

15.9

3.8

7.8

6.3

1.4

2.7

3.3

4.3

4.4

5.2

4.6

9

9.9

12.7

2.5

13.2

4

0.5

2.1

2.4

2.4

3.7

5.9

4.3

7.4

9.8

12.7

2.5

11.7

4.2

1

2.8

2.4

2.2

5.3

6.1

4.6

7.6

10.9

11.5

1.9

8.1

5.8

2.5

2.9

2.9

3.9

6

5.8

4.7

8.1

10.2

12.9

2.8

10.7

5.7

2

FST

に対する

相関(r

2

)

0.78

0.81

0.87

0.88

0.91

平均値に対する 
相関(r

2

)

0.90

0.83

0.93

0.96

0.93

備考  Ⅰ,Ⅱ及びⅢは,試験研究所。 

a

及び b は,繰返し試験。

 FST

は,実用敷込み試験。

平均値は,試験研究所間試験結果の平均値。

附属書   3  試験研究所間手合わせ試験用繊維製床敷物試料−カッパーソイリング試験

番号

カーペットの構造

パイル繊維の組成

1

2

3

4

5

カットパイル 
カットパイル 
カットパイル

カットパイル 
カットパイル

ポリアミド(防汚加工糸) 
ウール 
ポリアミド(防汚加工糸)

ポリエステル 
ウール

クリーム 
クリーム 
クリーム

クリーム 
クリーム

6

7

8

9

10

ループパイル 
ループパイル 
ループパイル

ループパイル 
ループパイル

ウール 
ウール 
ウール

ウール 
ウール(防汚加工糸)

クリーム 
クリーム 
クリーム

黄色 
黄色

11

12

13

14

15

ループパイル 
ループパイル 
カットパイル

カット/ループパイル 
カットパイル

ウール 
ウール 
ウール

ウール 
ウール 80 %/ポリアミド 20 %

クリーム 
クリーム 
クリーム/ブラウン

多色 
パープル

16

17

18

カットパイル 
カットパイル

カットパイル

ウール 80 %/ポリアミド 20 % 
ウール

ウール

パープル 
パープル

パープル


18

L 1021-18

:2007

附属書   4  試験研究所間の試験精度及び再現性−試験研究所間手合わせカッパーソイリング試験結果

FST

に対する汚れの程度(∆L)

番号

FST

結果

Ⅱ1

Ⅱ2

平均値

SD

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

14.3

12.1

10.9

10.6

9.5

8.9

7.7

6.8

6.1

5.9

5.2

4.4

2.2

−0.3 
−1.8

−2.8 
−3.1 
−3.9

13.6

19.3

13.6

11

16.6

12.1

12

15.4

8.2

7.2

15.4

11.3

10

4.1

3.4

3.4

2.6

2.9

21.3

21.4

19

17.5

19.8

14.1

15.3

16.6

9.2

9.6

16.3

13.3

10.9

5.9

5.5

6.6

4.3

4.7

18.8

20.4

16.4

15.2

19.8

13.4

14.2

16

9.1

8.9

16.1

12.4

10.7

6.1

4.3

6.3

3.8

3.6

23.4

22.9

22.2

17.2

20.8

15.3

15.7

17

11

11

16.7

13.8

10.8

5.9

5.9

6.5

4.5

5.3

16.5

18.8

13.7

11.5

17.8

13.3

15.1

15.3

8.4

8.3

15.6

11.3

8.9

4.4

3.2

1.7

2.7

2.1

13.1

17.7

12.9

12.2

15.6

11.8

13.0

15.7

7.7

7.4

15.5

11.1

7.9

4.1

2.5

3.8

2.1

2.8

16.7

19.4

15.3

13.3

17.7

13

13.9

15.6

8.7

8.5

15.5

11.8

9.3

4.6

3.8

4.2

3.1

3.3

4.5

2.3

3.9

3.1

2.5

1.4

1.5

1.2

1.2

1.4

1.1

1.5

1.8

1.4

1.4

2.2

1

1.2

平均値に対する 
相関(r

2

)

0.97

0.97

0.99

0.95

0.98

0.98

FST

に対する

相関(r

2

)

0.73

0.87

0.83

0.90

0.81

0.74

備考  Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ,Ⅳ及びⅤは,試験研究所。 

Ⅱ1 及びⅡ2 は,同一の試験研究機関がもつ二台のカッパーソイリング試験機。

 FST

は,実用敷込み試験。

平均値は,試験研究所間試験結果の平均値。

 SD

は,標準偏差。


19

L 1021-18

:2007

附属書   5  カッパーソイリング試験法の再現性−

試験研究所Ⅲ及びⅡにおける同一の試料を用いた再現性試験結果

試験研究所Ⅲ

試験研究所Ⅱ

繰返し

試験回数

ウール

a)

ナイロン

b)

繰返し

試験回数

ウール

c)

 1

 2

 3

 4

 5

 6

 7

 8

 9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

14.4

14.8

14.8

15.8

17

16.2

15.9

15.7

15.9

14.4

15.2

15.1

14.9

15.4

15.5

15.6

15.5

15.7

22.2

20.5

21.2

21.6

22

21.9

21.6

22.2

19.8

18.3

21.7

19

19.9

22.1

20.4

19.6

20.7

21.5

 1

 2

 3

 4

 5

 6

 7

 8

 9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

10.1

10

10.2

9.6

10.9

11.5

10.7

10.4

12.1

11.3

11.7

11.6

11.6

11.9

11.1

11.6

10.9

10

9.8

10.1

平均値

15.4

20.9

10.9

標準偏差

0.65

1.18

0.78

分散

4.2

5.7

7.2

試験期間

1995-05-01

∼1995-06-30

1993-01-22

∼1995-04-26

a)

ウール 100 %,カットパイルのタフテッドカーペット,クリーム色

  b)

ポリアミド 100 %,カットパイルのタフテッドカーペット,白色

  c)

ウール 100 %,ループパイルのタフテッドカーペット,クリーム色


20

L 1021-18

:2007

附属書   6  カッパーソイリング試験法の再現性−複数の試料を用いた再現性試験結果

試料番号

試験日・その 1

試験日・その 2

4298

5616

5617

5619

5636

5639

5642

5643

5645

5671

5672

5673

5674

5681

5685

5686

5689

5691

5694

5695

5701

5703

5705

5706

5708

5709

5710

5712

5713

5714

10.5

8

7.6

21.4

10.7

16.2

8.9

5.4

17.3

14.6

2.7

7.1

6.6

7.1

10.8

2.6

8.9

11.7

4.3

8.1

0.5

5.3

11.3

10.3

11.1

10.7

9.5

9.4

8

8.4

10.4

7.4

7

24

9.6

15.2

10.8

5

17.9

13.8

2.5

7.5

7.2

7.6

10.4

2.1

9.6

13.1

3.6

9.6

0.6

5.4

9.9

10.5

11.1

11.3

10.5

10.4

9.3

8.2

相関(r

2

)

0.96

試験期間

1993-01-06

∼1993-03-24


21

L 1021-18

:2007

附属書 1(参考)参考文献

[1] ISO 5725-1:1994

,Accuracy (trueness and precision) of measurement methods and results−Part 1: General

principles and definitions

[2]  ISO 5725-2:1994

,Accuracy (trueness and precision) of measurement methods and results−Part 2: Basic

method for the determination of repeatability and reproducibility of a standard measurement method

[3] JIS L 1021-19

  繊維製床敷物試験方法−第 19 部:クリーニング試験方法

備考  ISO 11379:1997,Textile floor coverings−Laboratory cleaning procedure using spray extraction

からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。


22

L 1021-18

:2007

附属書 2(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS L 1021-18:2007

  繊維製床敷物試験方法−第 18 部:汚れ試験方法 ISO 

11377:1997

,繊維製床敷物−実用汚れ試験方法

ISO 11378-1:2000

,繊維製床敷物−汚れ試験方法−第 1 部:カッパーソイリング試

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項目ご

との評価及びその内容

  表示箇所:本体及び附属書 
  表示方法:側線又は点線の下線

項目

番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目

番号

内容

項目ごとの評

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

1.

適用範囲  試験の種類,目的,適用

範囲

ISO 

11377

ISO 

11378-1 

1 

試験の種類,目的,

適用範囲

MOD/

変更

二つの国際規格に,我が国独

自の汚れ試験方法を追加し
て一つの規格にまとめたた
め,原国際規格の適用範囲を

書き改め,試験の種類,目的
及び適用試料を示した。 

対応国際規格の技術的内容を変更

するものではない。

JIS K 1462

JIS K 5107

JIS K 8330

JIS L 1021-7

JIS R 5210

  MOD/

追加

追加した我が国独自の試験
方法(ロータリ形タッピング

ソイル試験機による汚れ試
験方法)に規定する標準汚れ
物質の成分に引用している。

JIS L 0105

JIS L 1021-13

ISO 

11378-1 

ISO 139:2005

ISO 9405:2001 

MOD/

変更

JIS

では ISO 規格の引用規格

と整合した JIS を引用してい
る。 

JIS L 0105

及び JIS L 1021-13 

ISO

規格と整合している。 

2.

引用規格

JIS L 0804

JIS L 1021-1

ISO 

11377

ISO 

11378-1 

2

ISO 105-A02:1993

ISO 1957:2000

MOD/

変更

JIS

では ISO 規格の引用規格

と整合した JIS を引用してい

る。

JIS L 0804

及び JIS L 1021-1 は ISO

規格と整合している。

2

L

 1021-18


2007


23

L 1021-18

:2007

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項目ご

との評価及びその内容 
  表示箇所:本体及び附属書

  表示方法:側線又は点線の下線

項目

番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目

番号

内容

項目ごとの評

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

JIS Z 8730 

 2

MOD/

追加

ISO

では ISO 105-J01 を引用

規格として採用しているが,

これに該当する JIS がないた
め,ISO 規格と整合してお
り,かつ,技術的内容が同等

である JIS Z 8730 を引用し
た。

ISO 105-J01

と整合した JIS を整備

することが望ましい。

2.

引用規格

(続き)

JIS Z 9101 

ISO 

11377 

6

NOTE

ISO 3864:1984 MOD/

変更

JIS

では ISO 規格の引用規格

と整合した JIS を引用してい
る。

JIS Z 9101

は ISO 規格と整合して

いる。

3.

実用汚れ

試験方法 

3.1

原理

3

JIS

に同じ。

IDT

3.2

敷込み方法

4

JIS

に同じ。

IDT

3.3

試験片の採取及び準備

5

JIS

に同じ。

IDT

3.4

施工の方法

6

JIS

に同じ。

IDT

3.5

手順

7

JIS

に同じ。

IDT

3.6

試験結果

8

技術的内容は JIS

に同じ。

MOD/

変更

JIS

では,ISO 105-J01 を JIS 

Z 8730

に変更した。

3.7

試験報告書

ISO 

11377 

9

JIS

に同じ。

IDT

2

L

 1021-18


2007


24

L 1021-18

:2007

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項目ご

との評価及びその内容 
  表示箇所:本体及び附属書

  表示方法:側線又は点線の下線

項目

番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目

番号

内容

項目ごとの評

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

4.

カッパー

ソ イ リ ン

グ 試 験 機
に よ る 汚
れ 試 験 方

4.1

原理

3

JIS

に同じ。

IDT

4.2

装置

4

技術的内容は JIS

に同じ。

MOD/

変更

JIS

では,ISO 105-J01 を JIS 

Z 8730

に変更した。

4.3

調整及び試験条件

5

JIS

に同じ。

IDT

4.4

試験片の採取及び準備

6

JIS

に同じ。

IDT

4.5

手順

7

JIS

に同じ。

IDT

4.6

試験結果

8

JIS

に同じ。

IDT

4.7

正確性及び精度

9

JIS

に同じ。

IDT

4.8

試験報告書

ISO 

11378-1 

10

JIS

に同じ。

IDT

 
 

2

L

 1021-18


2007


25

L 1021-18

:2007

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項目ご

との評価及びその内容 
  表示箇所:本体及び附属書

  表示方法:側線又は点線の下線

項目

番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目

番号

内容

項目ごとの評

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

5.

ロータリ

形 タ ッ ピ

ン グ ソ イ
ル 試 験 機
に よ る 汚

れ 試 験 方

MOD/

追加

5.1

原理

MOD/

追加

5.2

装置

MOD/

追加

5.3

標準汚れ物質

MOD/

追加

5.4

試験片の採取及び準備

MOD/

追加

5.5

手順

MOD/

追加

5.6

試験結果

MOD/

追加

5.7

試験報告書

MOD/

追加

国際規格にはない規定項目
を追加している。

ロータリ形タッピングソイル試験
機による汚れ試験方法は,旧 JIS

に規定されていたもので我が国で
は広く利用されている。 
  我が国の実用汚れの結果とこの

試験機によって得られる試験結果
との間には高い相関性が認められ
ている。この試験方法は ISO で紹

介した経緯がある。 
  また,規定した標準汚れ物質の
色相は我が国の土壌汚れの色相に

近似したものであり,この標準汚
れ物質を連続的に機械的作用を与
えながら行う極めて促進的な汚れ

試験方法である。

附属書 A 
(参考)

カッパーソイリング試験
機によって汚染した試験

片を用いて行うクリーニ
ング洗剤及び/又はクリ
ーニング機の性能評価方

ISO 

11378-1 

Annex

A

 MOD/

変更

JIS

では,“カッパーソイリ

ング試験機による”旨を明記

した。

2

L

 1021-18


2007


26

L 1021-18

:2007

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項目ご

との評価及びその内容 
  表示箇所:本体及び附属書

  表示方法:側線又は点線の下線

項目

番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目

番号

内容

項目ごとの評

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

附属書 B 
(参考)

標準人工汚れ物質 Annex

B

 IDT

附属書 C 
(参考)

試験精度 Annex

C

 MOD/

変更

ISO

規格の C.1 及び C.2 を削

除した。

附属書 C の技術的内容を変更する
ものではない。

附属書 1 
(参考)

参考文献

ISO 

11378-1 

bibliog

raphy

 IDT

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  IDT 技術的差異がない。 
    ―  MOD/追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

    ―  MOD/変更 国際規格の規定内容を変更している。

2.  JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  MOD  国際規格を修正している。

2

L

 1021-18


2007