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日本工業規格

JIS

 L

0867

-1995

硫酸化炭に対する染色堅ろう度試験方法

Test method for colour fastness to carbonizing with sulphuric acid

1.

適用範囲  この規格は,染色した繊維製品(

1

)

の硫酸による化炭に対する染色堅ろう度試験方法につい

て規定する。

(

1

)

主として,毛製品又は毛混用製品が対象になる。

備考1.  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS K 8625

  炭酸ナトリウム(試薬)

JIS K 8951

  硫酸(試薬)

JIS L 0801

  染色堅ろう度試験方法通則

JIS L 0804

  変退色用グレースケール

JIS L 0866

  塩化アルミニウム化炭に対する染色堅ろう度試験方法

2.

この規格の対応国際規格を,次に示す。

ISO 105-X02 : 1993

  Textiles−Tests for colour fastness−Part X02 : Colour fastness to carbonizing :

Sulfuric acid

2.

要旨  この試験は,2 枚一組の試験片を,規定の方法に基づいて硫酸に浸せきし,取り出して乾燥し,

ベーキング及び水洗した後,

その 1 片はそのまま乾燥し,

他の 1 片は引き続いて中和及び水洗して乾燥し,

この 2 種類の試験片の変退色の程度を,それぞれ変退色用グレースケールと比較して,その堅ろう度を判

定する方法である。

なお,この試験には,試験操作の正確を期するために,テストコントロール試験片を使用する。

3.

装置及び材料  装置及び材料は,次のものを用いる。

(1)

脱水用機器  JIS L 0801 の 4.(2)(脱水用機器)に規定するもの。

(2)

乾燥機  60±2℃の乾燥及び 105±2℃におけるベーキングができるもの。

(3)

テストコントロール試験片  JIS L 0866 の 3.(3)(テストコントロール試験片)に規定するもの。

(4)

硫酸  1 000ml の全量フラスコに水を約 800ml 入れ,JIS K 8951 に規定する硫酸 27ml を発熱に注意し

ながら少量ずつ加えた後,水を標線まで加えたもの。

(5)

炭酸ナトリウム溶液 (2g/l)  JIS K 8625 に規定する炭酸ナトリウム 2g を水に溶かして 1 000ml の全量

フラスコにとり,水を標線まで加えたもの。

(6)

変退色用グレースケール  JIS L 0804 に規定するもの。

4.

試験片の調製  試験片の調製は,JIS L 0801 の 5.1(試験片の調製)による。


2

L 0867-1995

5.

操作  操作は,次のとおり行う。

(1)  2

枚一組の試験片とテストコントロール試験片とを,それぞれ別浴で処理を行う。

(a)  2

枚一組の試験片とテストコントロール試験片とを,それぞれ別々の試験管に入れた硫酸に,浴比

20 : 1

かつ室温で 15 分間浸せきする。

(b)

次に,2 枚一組の試験片とテストコントロール試験片とを,それぞれの試験管から取り出し,試験

片の質量に対し 80%程度の液を含むように絞り,30 分間又は必要に応じてそれ以上,60±2℃の乾

燥機内に懸垂して乾燥後,さらに 105±2℃の乾燥機中で 15 分間加熱してベーキングを行う。

(c)

試験片(2 枚)及びテストコントロール試験片を,それぞれの乾燥機内から取り出し,水道水で 5

分間洗浄した後,試験片 1 枚とテストコントロール試験片はそのまま 60℃以下の乾燥機中で乾燥さ

せる。

また,残りの試験片 1 枚は,水道水で 5 分間洗浄した後,浴比 40 : 1 の炭酸ナトリウム溶液(2g/l

中,室温で 30 分間かき混ぜながら中和処理した後,前記の中和しない試験片の場合と同様にして水

洗,乾燥させる。

(2)

テストコントロール試験片の変退色の程度を,JIS L 0801 の 9.(染色堅ろう度の判定)によって判定

し,その等級が 2 級 (Y) でなければ,試験操作は正確に行われなかったものとして,試験片一組とテ

ストコントロール試験片を新たに調製し,再び前記の試験操作を繰り返す。

6.

判定  試験片の変退色の判定は,JIS L 0801 の 9.による。

7.

記録  試験結果は,JIS L 0801 の 10.(記録)によって次の例のように記録する。

  硫酸化炭試験  水洗  3 級,中和  3 級 (Y) 


3

L 0867-1995

染色堅ろう度試験方法 JIS 改正原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

須  賀  長  市

日本学術振興会染色堅ろう度第 134 委員会

(財団法人スガウエザリング技術振興財団)

(委員)

関      成  孝

通商産業省生活産業局

岡  林  哲  夫

工業技術院標準部

吉  村  正  治

通商産業省通商産業検査所横浜支所

山  形  昭  衛

日本繊維技術士センター

近  藤  一  夫

元日本女子大学

越  川  寿  一

杉野女子大学

上  野  和  義

東京都立繊維工業試験場

池  田  順  一

財団法人日本規格協会

須  田  昌  男

財団法人日本産業技術振興協会

鈴  木  保  男

財団法人日本化学繊維検査協会

小  沢  紀  一

財団法人日本染色検査協会

井  口  耕  一

財団法人日本紡績検査協会

下  谷  忠  義

財団法人日本繊維製品品質技術センター

森      数  馬

財団法人毛製品検査協会

児  玉      肇

日本毛整理協会

川  島      悟

日本羊毛紡績会

片  岡  邦  彦

片岡毛織株式会社

井  上  哲  夫

日本化薬株式会社

橋  爪  修  平

住友化学工業株式会社

今  福  英  明

三菱化成ヘキスト株式会社

赤  井      稔

保土谷化学工業株式会社

高  野  富士子

主婦連合会

川  又  幸  子

全国地域婦人団体連絡協議会

伊  藤  康  江

消費科学連合会

(事務局)

須  賀  冨士夫

財団法人スガウエザリング技術振興財団

三田村  勝  昭

財団法人スガウエザリング技術振興財団