>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

日本工業規格

JIS

 L

0857

-1995

過酸化漂白に対する

染色堅ろう度試験方法

Test method for colour fastness to bleaching with peroxide

1.

適用範囲  この規格は,染色した繊維製品の加工工程上,通常用いられる濃度の過酸化漂白に対する

染色堅ろう度試験方法について規定する。

備考1.  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS K 1408

  けい酸ナトリウム(けい酸ソーダ)

JIS K 8159

  塩化マグネシウム六水和物(試薬)

JIS K 8230

  過酸化水素(試薬)

JIS K 8231

  過酸化ナトリウム(試薬)

JIS K 8576

  水酸化ナトリウム(試薬)

JIS K 8785

  二りん酸ナトリウム十水和物(試薬)

JIS L 0801

  染色堅ろう度試験方法通則

JIS L 0803

  染色堅ろう度試験用添付白布

JIS L 0804

  変退色用グレースケール

JIS L 0805

  汚染用グレースケール

2.

この規格の対応国際規格を,次に示す。

ISO 105-N02 : 1993

  Textiles−Tests for colour fastness−Part N02 : Colour fastness to bleaching :

Peroxide

2.

要旨  この試験は,複合試験片を規定の方法に基づいて漂白液中に浸せきし,水洗し,乾燥した後,

試験片の変退色と添付白布の汚染の程度を,それぞれ変退色用グレースケール又は汚染用グレースケール

と比較して,その堅ろう度を判定する方法である。

3.

装置及び材料  装置及び材料は,次のものを用いる。

(1)

試験管  試験片を丸めて試験管に入れたとき,試験片が漂白液に完全に浸せきする大きさのもので,

かつ,還流冷却器を取り付けることができるもの。

(2)

還流冷却器

(3)

恒温水槽  JIS L 0801 の 4.(1)(恒温水槽)に規定するもの。

(4)

脱水用機器  JIS L 0801 の 4.(2)(脱水用機器)に規定するもの。

(5)

乾燥機  JIS L 0801 の 4.(3)(乾燥機)に規定するもの。

(6)

添付白布  JIS L 0803 に規定するもの。


2

L 0857-1995

(7)

変退色用グレースケール  JIS L 0804 に規定するもの。

(8)

汚染用グレースケール  JIS L 0805 に規定するもの。

(9)

過酸化水素 (30%)   JIS K 8230 に規定するもの。

(10)

過酸化ナトリウム  JIS K 8231 に規定するもの。

(11)

けい酸ナトリウム  JIS K 1408 の 3 号のもの。

(12)

二りん酸ナトリウム十水和物  JIS K 8785 に規定するもの。

(13)

塩化マグネシウム六水和物  JIS K 8159 に規定するもの。

4.

複合試験片の調製  複合試験片の調製は,JIS L 0801 の 5.2(複合試験片の調製)による。ただし,試

験片に添付する 2 枚の白布は,

表 のものを用いる。

表 1  添付白布の繊維の種類

試験片の着色部分

の繊維の種類

第 1 添付白布

第 2 添付白布

綿

亜麻

綿

レーヨン

レーヨン

ポリエステル

ポリエステル

アクリル

アクリル

綿

綿

レーヨン

アセテート

アセテート

参考  表の“試験片の着色部分の繊維の種類”とは,試験片に

含まれる白場部分以外の着色繊維の種類のことである。

5.

試験浴の組成及び試験条件  試験浴の組成及び試験条件は,表 のとおりとする。

表 2  試験浴の組成及び試験条件

試験片の白場部分の繊維の種類

天然及び再生セルロース繊維

毛 及 び ア セ
テート

初浴

(1当たり)

浴 1

浴 2

浴 3

浴 4

過酸化水素 (30%)

ml

5

− 20 20

過酸化ナトリウム(

1

) g

− 3 −

けい酸ナトリウム g

5  5

− 5

二りん酸ナトリウム十水和物 g

− 5 −

塩化マグネシウム六水和物 g

0.1

0.1

− 0.1

最初の pH(

2

) 10.5

±0.2 11.5±0.2 9.3±0.2(

3

) 10.0

±0.2

温度

℃ 90±2 80±2 50±2 70±2

処理時間

h

1 1 2 2

浴比

30 : 1

30 : 1

30 : 1

30 : 1

(

1

)

過酸化ナトリウムの取扱い及び溶解操作は,安全に十分注意する必要がある。

(

2

)

必要に応じ,JIS K 8576 に規定する水酸化ナトリウムを添加して調整する。

(

3

)

試験最終時の浴の pH は,9.0 以下になってはいけない。

6.

操作  操作は,次のとおり行う。

(1)

試験管に漂白液をとり(

4

)

表 の温度にする。


3

L 0857-1995

(

4

)

試験管に還流冷却器を取り付け,操作中この状態にしておく。

(2)

長い方向に緩く丸めた複合試験片を試験管に入れ,よくぬらし,浮き上がらないようにして

表 の時

間浸せきする。

(3)

処理後,複合試験片を試験管からとり出し,JIS L 0801 の 7.(6)によって洗浄した後,乾燥する。

7.

判定  試験片の変退色及び添付白布の汚染の判定は,JIS L 0801 の 9.(染色堅ろう度の判定)による。

8.

記録  試験結果は,JIS L 0801 の 10.(記録)によって次の例のように記録する。

  過酸化漂白試験  変退色  4 級,汚染  3 級(毛)  3-4(綿) 


4

L 0857-1995

染色堅ろう度試験方法 JIS 改正原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

須  賀  長  市

日本学術振興会染色堅ろう度第 134 委員会

(財団法人スガウエザリング技術振興財団)

(委員)

関      成  孝

通商産業省生活産業局

岡  林  哲  夫

工業技術院標準部

吉  村  正  治

通商産業省通商産業検査所横浜支所

上  野  和  義

東京都立繊維工業試験場

山  形  昭  衛

日本繊維技術士センター

近  藤  一  夫

元日本女子大学

越  川  寿  一

杉野女子大学

池  田  順  一

財団法人日本規格協会

須  田  昌  男

財団法人日本産業技術振興協会

鈴  木  保  男

財団法人日本化学繊維検査協会

小  沢  紀  一

財団法人日本染色検査協会

井  口  耕  一

財団法人日本紡績検査協会

下  谷  忠  義

財団法人日本繊維製品品質技術センター

森      数  馬

財団法人毛製品検査協会

児  玉      肇

日本毛整理協会

川  島      悟

日本羊毛紡績会

片  岡  邦  彦

片岡毛織株式会社

井  上  哲  夫

日本化薬株式会社

橋  爪  修  平

住友化学工業株式会社

今  福  英  明

三菱化成ヘキスト株式会社

赤  井      稔

保土谷化学工業株式会社

高  野  富士子

主婦連合会

川  又  幸  子

全国地域婦人団体連絡協議会

伊  藤  康  江

消費科学連合会

(事務局)

須  賀  冨士夫

日本学術振興会染色堅ろう度第 134 委員会

(財団法人スガウエザリング技術振興財団)

三田村  勝  昭

日本学術振興会染色堅ろう度第 134 委員会

(財団法人スガウエザリング技術振興財団)