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L 0803

:2011

(1)

目  次

ページ

序文 

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

2

3

  種類

2

4

  品質

3

4.1

  汚染性

3

4.2

  抽出液の pH

6

4.3

  白色度

6

4.4

  単位面積当たりの質量 

6

5

  寸法

6

6

  外観

7

7

  材料

7

8

  加工方法

7

9

  試験方法

7

9.1

  汚染性

7

9.2

  抽出液の pH

8

9.3

  白色度

8

9.4

  単位面積当たりの質量 

8

10

  表示

8

附属書 JA(参考)交織 号,交織 号及び交織 号の構成 

9

附属書 JB(参考)JIS と対応国際規格との対比表 

11


L 0803

:2011

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,財団法人スガウェ

ザリング技術振興財団(SWTF)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業

規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業

規格である。

これによって,JIS L 0803:2005 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 L

0803

:2011

染色堅ろう度試験用添付白布

Standard adjacent fabrics for staining of colour fastness test

序文 

この規格は,2001 年に第 1 版として発行された ISO 105-F01,2009 年に第 1 版として発行された ISO 

105-F02

,2001 年に第 1 版として発行された ISO 105-F03ISO 105-F05,2000 年に第 1 版として発行され

た ISO 105-F06,2001 年に第 1 版として発行された ISO 105-F07,2009 年に第 1 版として発行された ISO 

105-F09

及び 1989 年に第 1 版として発行された ISO 105-F10 を基とし,規格の構成及び技術的内容を変更

して作成した日本工業規格である。ただし,ISO 105-F10 の追補(amendment)については,編集し,一体

とした。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,

附属書 JB に示す。また,附属書 JA は対応国際規格にない事項である。

適用範囲 

この規格は,染色堅ろう度の試験に用いる添付白布について規定する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 105-F01:2001

,Textiles−Tests for colour fastness−Part F01: Specification for wool adjacent

fabric

ISO 105-F02:2009

,Textiles−Tests for colour fastness−Part F02: Specification for cotton and viscose

adjacent fabrics

ISO 105-F03:2001

,Textiles−Tests for colour fastness−Part F03: Specification for polyamide adjacent

fabric

ISO 105-F04:2001

,Textiles−Tests for colour fastness−Part F04: Specification for polyester adjacent

fabric

ISO 105-F05:2001

,Textiles−Tests for colour fastness−Part F05: Specification for acrylic adjacent

fabric

ISO 105-F06:2000

,Textiles−Tests for colour fastness−Part F06: Specification for silk adjacent fabric

ISO 105-F07:2001

,Textiles−Tests for colour fastness−Part F07: Specification for secondary acetate

adjacent fabric

ISO 105-F09:2009

Textiles

−Tests for colour fastness−Part F09: Specification for cotton rubbing cloth

ISO105-F10:1989

,Textiles−Tests for colour fastness−Part F10: Specification for adjacent fabric:

Multifibre

及び Amendment 1 (2009)(全体評価:MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。


2

L 0803

:2011

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS L 0844

  洗濯に対する染色堅ろう度試験方法

注記  対応国際規格:ISO 105-C10,Textiles−Tests for colour fastness−Part C10: Colour fastness to

washing with soap or soap and soda

(MOD)

JIS L 0846

  水に対する染色堅ろう度試験方法

注記  対応国際規格:ISO 105-E01,Textiles−Tests for colour fastness−Part E01: Colour fastness to

water

(MOD)

JIS L 0849

  摩擦に対する染色堅ろう度試験方法

注記  対応国際規格:ISO 105-X12,Textiles−Tests for colour fastness−Part X12: Colour fastness to

rubbing

(MOD)

JIS L 0878

  蒸気プリーチングに対する染色堅ろう度試験方法

注記  対応国際規格:ISO 105-P02,Textiles−Tests for colour fastness−Part P02: Colour fastness to

pleating: Steam pleating

(MOD)

JIS L 1096

  織物及び編物の生地試験方法

ISO 105-J01

,Textiles−Tests for colour fastness−Part J01: General principles for measurement of surface

colour

ISO 105-J02

,Textiles−Tests for colour fastness−Part J02: Instrumental assessment of relative whiteness

ISO 105-P01

,Textiles−Tests for colour fastness−Part P01: Colour fastness to dry heat (excluding pressing)

種類 

添付白布の種類は,繊維の種類によって,

表 のとおり区分する。

表 1−添付白布の種類 

添付白布の種類

繊維の種類

呼び番号

ISO 105

対応

Part

1-1

1-2 F01

2-1

2-2 F06

3-1

綿

3-2 F02

綿(摩擦用) 3-3

F09

4-1

レーヨン

4-2 F02

キュプラ

5

6-1

アセテート

6-2 F07

7-1

ナイロン

7-2 F03

8-1

単一繊維布

ポリエステル

8-2 F04


3

L 0803

:2011

表 1−添付白布の種類(続き) 

添付白布の種類

繊維の種類

呼び番号

ISO 105

対応

Part

9-1

単一繊維布

アクリル

9-2 F05

交織 1 号

交織 2 号 F10(DW)

多繊 交
織布

a)

交織 3 号

F10(TV)

a)

多繊交織布の種類は,多繊交織布交織 1 号(以下,交織 1 号という。

,多繊交織布交織 2 号(以下,交

織 2 号という。

)及び多繊交織布交織 3 号(以下,交織 3 号という。

)に細分し,多繊交織布の構成を,

附属書 JA に示す。

品質 

4.1 

汚染性 

汚染性は,次による。

a)

単一繊維布(呼び番号:1-1,2-1,3-1,4-1,5,6-1,7-1,8-1 及び 9-1)の汚染性は,9.1 の a)  によ

って試験したとき,

表 に適合しなければならない。

表 2−単一繊維布及び交織 号の汚染性及び抽出液の pH 

汚染性

参考

添付白布

の種類

繊維の種類

及び呼び番号

汚染
等級

汚染性試験用染料

a)

抽出液

の pH

白色度

単位面積当た

りの質量 g/m

2

毛 1-1 3 級 C.I.アシッド・レッド 88

(C.I.Acid Red 88)

7.2

±0.5

W

L

=50

G

=25±2

b)

 

102

絹 2-1

C.I.

アシッド・レッド 88

(C.I.Acid Red 88)

7.8

±0.5 W

10

=78.7±5.5 

 26

綿 3-1

C.I.

ダイレクト・レッド 79

(C.I.Direct Red 79)

7.2

±0.5

100

レーヨン 4-1   C.I.ダイレクト・レッド 79

(C.I.Direct Red 79)

W

L

=85 

 75

キュプラ 5  C.I.ダイレクト・レッド 79

(C.I.Direct Red 79)

 65

アセテート 6-1

C.I.

ディスパース・レッド 1

(C.I.Disperse Red 1)

 83

ナイロン 7-1   C.I.アシッド・レッド 88

(C.I. Acid Red 88)

 70

ポリエステル 8-1  C.I.ディスパース・レッド 258

(C.I.Disperse Red 258)

 70

単一繊維布

アクリル 9-1   C.I.ベーシック・バイオレット 15

(C.I.Basic Violet 15)

W

L

=80 

 70

交織

1号

綿 
ナイロン 
アセテート

毛 
レーヨン 
アクリル

絹 
ポリエステル

通常,各構成繊維の汚染性は同種
類の各単一繊維布と同じ。

各構成 繊維の白
色度は 同種類の
各単一 繊維布と

同じ。

200


4

L 0803

:2011

表 2−単一繊維布及び交織 号の汚染性及び抽出液の pH(続き) 

注記  単一繊維布及び交織 号の白色度の測定  単一繊維布(呼び番号:1-1,2-1,3-1,4-1,5,6-1,7-1,8-1 及

び 9-1)並びに交織 1 号の白色度の測定は,JIS L 1916 によって,三刺激値 X

10

Y

10

及び Z

10

を求め,次の式(1)

で白色度を求める。ただし,絹については,式(2)による。

−  白色度

*

3

*

3

*

)

(

b

a

L

W

L

+

=

 (1)

16

)

00

.

100

/

(

116

*

3

/

1

10

=

Y

L

(

) (

)

[

]

3

/

1

10

3

/

1

10

00

.

100

/

83

.

94

/

500

*

Y

X

a

=

(

) (

)

[

]

3

/

1

10

3

/

1

10

32

.

107

/

00

.

100

/

200

*

Z

Y

b

=

−  白色度

( )

(

)

(

)

10

10

10

10

0

331

.

0

700

1

8

313

.

0

800

y

x

Y

W

+

+

=

 (2)

a)

カラーインデックス(I.C.)による一般名。

b)

黄変度(G)は,次の式によって算出する。

100

149

.

1

301

.

1

10

10

10

×

=

Y

Z

X

G

ここに,

X

10

Y

10

及び Z

10

10

度視野における三刺激値

b) 

単一繊維布(呼び番号:1-2,2-2,3-2,3-3,4-2,6-2,7-2,8-2 及び 9-2)の汚染性は,9.1 b)  によっ

て試験したとき,

表 に適合しなければならない。


5

L 0803

:2011

表 3−単一繊維布,交織 号及び交織 号の汚染性及び抽出液の pH 

添付白布の種類

汚染性

繊維の種類及

び呼び番号

等級

標準染色布[染料

a)

適用試験法

抽出液

の pH

白色度

単位面積
当たりの

質量

g/m

2

毛  1-2

汚 2-3 級

汚 2-3 級

汚 3 級

変 4-5 級

以上

b)

綿 3-2

ダ イ レ ク ト ・ レ ッ ド

16

,1.5 %

(Direct Red 16,1.5 %)

毛 1-2 
アシッド・レッド 42,

3 %

(Acid Red 42,3 %)
毛 1-2 
アシッド・レッド 42,

3 %

(Acid Red 42,3 %)

JIS L 0846 

JIS L 0846 

JIS L 0844

A-2

7.5

±0.5

x

10

=0.337±0.002

y

10

=0.356±0.002

Y

10

=76±2

G

=25±2

125

±5

絹  2-2

変 4-5 級

以上

b)

綿 3-2

ダイレクト・レッド 79
(Direct Red 79) 
絹 2-2

アシッド・ブルー 59 
(Acid Blue 59)

JIS L 0846 

7.8

±0.5

Y

10

=91±2

W

10

=79±3

T

10

=−1±1

60

±3

綿  3-2

変 4-5 級
以上

b)

綿 3-2 
ダイレクト・ブルー 71
(Direct Blue 71)

JIS L 0844

A-1 

7.0

±0.5

Y

10

=89±2

W

10

=80±3

T

10

=−1±1

115

±5

綿  3-3

変 4-5 級
以上

b)

綿 3-2 
ダイレクト・ブルー 71

(Direct Blue 71)

JIS L 0849 

7.0

±0.5

Y

10

=89±2

W

10

=80±3

T

10

=−1±1

110

±5

単一繊維布

レーヨン 4-2

変 4-5 級
以上

b)

綿 3-2 
ダイレクト・ブルー 71

(Direct Blue 71)

JIS L 0844

A-1 

7.0

±0.5

Y

10

=89±2

W

10

=80±3

T

10

=−1±1

140

±5

ア セ テ ー ト

6-2

変 4-5 級

以上

b)

アセテート 6-1

ディスパース・レッド

1

(Disperse Red 1)

JIS L 0844

A-2 

7.0

±0.5

Y

10

=86±2,

W

10

=69±2,

T

10

=−1±1.

160

±5

ナイロン 7-2

変 4-5 級
以上

b)

ナイロン 
アシッド・レッド 151

(Acid Red 151)

JIS L 0844

A-2 

7.0

±0.5

Y

10

=86±2,

W

10

=65±2

T

10

=−1±1.

130

±5

ポリエステル

8-2

変 4-5 級

以上

b)

ポリエステル

ディスパース・レッド

4

(Disperse Red 4)

ISO 105-P01 

(180±2)

℃,

30

秒 ,( 4 ±

1

)kPa

7.0

±0.5

Y

10

=86±2

W

10

=70±2

T

10

=0±1

130

±5

アクリル 9-2

変 4-5 級
級以上

b)

アクリル 
ベーシック・グリーン

4

(Basic Green 4)

JIS L 0878 

115

℃,10 分,

170 kPa

7.0

±0.5

Y

10

=86±2

W

10

=67±2

T

10

=1±1

135

±5


6

L 0803

:2011

表 3−単一繊維布,交織 号及び交織 号の汚染性及び抽出液の pH(続き) 

添付白布の種類

汚染性

繊維の種類及

び呼び番号

等級

標準染色布[染料

a)

適用試験法

抽出液

の pH

白色度

単位面積
当たりの

質量

g/m

2

交繊

2号

アセテート

綿 
ナイロン 
ポリエステル

アクリル 

交繊

3号

トリアセテー
ト 
綿

ナイロン 
ポリエステル 
アクリル

レーヨン

変 4-5 級

級以上

b),

c)

ナイロン 
アシッド・オレンジ 86
(Acid Orange 86)

綿 
レーヨン

ダイレクト・ブルー 71
(Direct Blue 71)

アセテート 
ナイロン 
トリアセテート

ポリエステル 
ディスパース・イエロ

ー 54

(Disperse Yellow 54)

アセテート

ナイロン 
トリアセテート 
ポリエステル

ディスパース・ブルー

130

(Disperse Blue 130)

多繊交織布を

構成する繊維
の種類によっ
てそれぞれ対

応した左記の
染料を JIS L 

0844

の A-2 

試験液中に直
接投入して汚
染性を試験す

る。

ナイロン

W

10

=71±5

綿 

W

10

=76±5

レーヨン

W

10

=47±5

アセテート

W

10

=63±5

トリアセテート

W

10

=63±5

ポリエステル 

W

10

=68±5

注記  白色度の測定は,ISO 105-J01 及び ISO 105-J02 による。 

a)

カラーインデックス(I.C.)による一般名。

b)

標準布の汚染との差を変退色用グレースケールで比較した値。

c)

交織 2 号及び交織 3 号の汚染性は,ISO 105-F10 Annex A を参照する。

4.2 

抽出液の pH

単一繊維布(呼び番号:1-1,2-1,3-1,4-1,5,6-1,7-1,8-1 及び 9-1)の抽出液の pH は,9.2 によっ

て試験したとき,

表 又は表 に適合しなければならない。

4.3 

白色度 

単一繊維布(呼び番号:1-2,2-2,3-2,3-3,4-2,6-2,7-2,8-2 及び 9-2)

,交織 2 号及び交織 3 号の白

色度は,9.3 によって測定したとき,

表 に適合しなければならない。

4.4 

単位面積当たりの質量

単一繊維布(呼び番号:1-2,2-2,3-2,3-3,4-2,6-2,7-2,8-2 及び 9-2)

,交織 2 号及び交織 3 号の単

位面積当たりの質量は,9.4 によって試験したとき,

表 に適合しなければならない。

寸法 

交織 1 号の幅は,各繊維のストライプ幅が約 12 mm,合計 100 mm とする。交織 2 号及び交織 3 号を構


7

L 0803

:2011

成する各種繊維のよこ糸のストライプの幅は 15 mm,ポリエステル紡績糸によるカットラインの幅は,5

mm

とする。

外観 

添付白布には,きず,汚れ,仕上げむらなど使用上差し支えのある欠点があってはならない。

材料 

添付白布に用いる原糸は,糸むら,よりむらなどが目立たない良質のものでなければならない。

加工方法 

加工方法は,次による。

a)

単一繊維布(呼び番号:1-1,2-1,3-1,4-1,5,6-1,7-1,8-1 及び 9-1)は,通常,精練・漂白し,

無のり仕上げを行う。ただし,綿の場合は,精練後,特に過酸化水素漂白し,無のり仕上げを行う。

b)

交織 1 号は,たて糸及びよこ糸をあらかじめ糸状で精練・漂白する。ただし,綿の場合は,精練後,

特に過酸化水素漂白を行う。次に,

表 の順序にそれぞれ 8 種類のたて糸を並べ,規定の幅になるよ

う製織して洗浄後,無のり仕上げを行う。

c) 

蛍光増白剤による処理は,行ってはならない。

試験方法 

9.1 

汚染性 

汚染性は,次による。

a)

単一繊維布(呼び番号:1-1,2-1,3-1,4-1,5,6-1,7-1,8-1 及び 9-1)の汚染性は,JIS L 0844 

A-2

号に準じ,次の1)3)  によって操作し,試験片の汚染の程度を判定する。

1) 100

mm

×40 mm の添付白布 1 枚を試験片とする。

2)

試験液には,添付白布の繊維の種類に応じて,

表 に示す染料を添加する。

なお,染料は,基準を満たした添付白布の汚染性が 3 級となる量を確認のうえ,その量を添加す

1)

3)

水洗後の希酢酸溶液による処理は行わない。

b)

単一繊維布(呼び番号:1-2,2-2,3-2,3-3,4-2,6-2,7-2,8-2 及び 9-2)の汚染性は,

表 に示す汚

染性を試験する単一繊維布及びマスター染色布

2) 

から調製した複合試験片を,

表 に規定した試験法

によって処理し,その結果が

表 に示す汚染等級又は変退色等級に合致することを確認する。

c)

交織 1 号の汚染性は,各構成繊維について,汚染性を同種類の各単一繊維布と同じ染料を用いて試験

する。

なお,染料は,基準を満たした添付白布の汚染性が 3 級となる量を確認のうえ,その量を添加する。

交織 2 号及び交織 3 号の汚染性は,多繊交織布を構成する繊維の種類ごとに,多繊交織布の試験片

及びそれと同一種類で規定の汚染性をもった単一繊維布の試験片を ISO 105-F10 の Annex A に準じて

試験し,二つの試験片の汚染の程度の差が,変退色用グレースケールの 4-5 号以上であることを確認

する。

1)

新ロットの添付白布においては,基準を満たした添付白布と同時に試験し,汚染性を比較す

ることが望ましい。


8

L 0803

:2011

2)

添付白布の汚染性を評価するための標準染色布である。その調製方法の詳細は,ISO 105-F01

ISO 105-F07ISO 105-F09 及び ISO 105-F10 を参照する。

9.2 

抽出液の pH 

抽出液の pH は,次による。

a)

単一繊維布(呼び番号:1-1,2-1,3-1,4-1,5,6-1,7-1,8-1 及び 9-1)及び交織 1 号の抽出液の pH

は,JIS L 1096 の 8.37(抽出液の pH)A 法による。

b) 

単一繊維布(呼び番号:1-2,2-2,3-2,3-3,4-2,6-2,7-2,8-2 及び 9-2)

,交織 2 号及び交織 3 号の

抽出液の pH は,JIS L 1096 の 8.37(抽出液の pH)B 法による。

9.3 

白色度 

単一繊維布(呼び番号:1-2,2-2,3-2,3-3,4-2,6-2,7-2,8-2 及び 9-2)

,交織 2 号及び交織 3 号の白

色度の測定は,ISO 105-J01 及び ISO 105-J02 による。

9.4 

単位面積当たりの質量 

単一繊維布(呼び番号:1-2,2-2,3-2,3-3,4-2,6-2,7-2,8-2 及び 9-2)

,交織 2 号及び交織 3 号の単

位面積当たりの質量の測定は,JIS L 1096 の 8.3(単位面積当たりの質量)B 法による。

10 

表示 

添付白布には,添付白布の種類を表示する。単一繊維布は,添付白布の種類,繊維の種類及び呼び番号

(呼び番号は括弧内に入れて付記する。

)を表示する。

なお,必要に応じて呼び番号だけを表示してもよい。

例 1  単一繊維布  毛(1-1 号)

例 2  交織 1 号

例 3  単一繊維布  絹(2-2 号)

例 4  単一繊維布  4-2 号


9

L 0803

:2011

附属書 JA

(参考)

交織 1 号,交織 2 号及び交織 3 号の構成

JA.1

  概要 

交織 1 号は,日本国内で製造される添付白布であるが,対応国際規格 ISO 105-F10 には規定されていな

い。交織 2 号及び交織 3 号は,対応国際規格 ISO 105-F10 に規定する添付白布であり,材料,製造方法及

び品質は,交織 1 号と異なる。染色堅ろう度試験は,JIS L 0801 の規定による。

JA.2

  構成 

構成は,

表 JA.1 及び表 JA.2 による。

表 JA.1−交織 号の構成 

参考

たて糸, 
よこ糸の別

原糸

組織

繊度

密度

単位面積当た

りの質量 g/m

2

綿糸 15

tex

×2 200

ナイロンフィラメント糸 12

tex

×2

アセテートフィラメント糸 13

tex

×2

そ毛糸 17

tex

×2

レーヨンフィラメント糸(ブライト)

17 tex

×2

アクリル紡績糸 15

tex

×2

絹糸 2.3

tex

×6×2

たて糸

ポリエステル紡績糸 15

tex

×2

50

本/ストライプ

よこ糸

ポリエステル紡績糸

2/2

あや織

15 tex

×2 19 本/10 mm

表 JA.2−交織 号及び交織 号の構成 

参考

多 繊 交 織
布の種類

たて糸,よ
こ糸の別

原糸

繊度

密度

アセテート紡績糸 62 本/ストライプ

漂白綿糸 48 本/ストライプ

ナイロン紡績糸 56 本/ストライプ

ポリエステル紡績糸 48 本/ストライプ

アクリル紡績糸 44 本/ストライプ

そ毛糸 60 本/ストライプ

よこ糸

ポリエステル紡績糸(カットライン)

30 tex

×2

16

本/ストライプ

交織 2 号

たて糸

ポリエステルフィラメント糸 15

tex/27

フィラメント/R02 35.4 本/10 mm

トリアセテート紡績糸 62 本/ストライプ

漂白綿糸 48 本/ストライプ

ナイロン紡績糸 56 本/ストライプ

ポリエステル紡績糸 48 本/ストライプ

アクリル紡績糸 44 本/ストライプ

レーヨン紡績糸 60 本/ストライプ

よこ糸

ポリエステル紡績糸(カットライン)

30 tex

×2

16

本/ストライプ

交織 3 号

たて糸

ポリエステルフィラメント糸 15

tex/27

フィラメント/R02 35.4 本/10 mm


10

L 0803

:2011

参考文献 JIS 

0801

  染色堅ろう度試験方法通則 

JIS L 1916

  繊維製品の白色度測定方法


附属書 JB

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS L 0803

:2011

  染色堅ろう度試験用添付白布

下記の

注記 による。

(I)JIS

の規定 (III)国際規格の規定 (IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号

及び題名

内容

(II)

国際規格番号

箇条番

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

(V)JIS

と国際規格との技術的差異

の理由及び今後の対策

1

適 用 範

この規格は,染色堅
ろ う 度 試 験 に 用 い

る 添 付 白 布 に つ い
て規定。

ISO 105-F01

F07

ISO 105-

F09

及び ISO 

105-F10

1

JIS

とほぼ同じ

変更

九つの国際規格を一つの JIS 
対に統合した。

使用者に対して一つの規格の方が
分かりやすいため統合した。

2

引 用 規

3

種類

添 付 白 布 の 種 類 を

規定。

追加

ISO

規格は試験法ごとに規格

があるが,JIS は,一つの規格
に統合し,試験の種類の項を設
けた。また,JIS は ISO 規格の

ものは生産されていないので,
日本独自の 10 種類を追加した。

ISO

規格で規定しているものは,

技術的差異はない。また,日本独
自の種類は,国内で依然広く使用
されているので削除できない。

次 回 の 見 直 し 時 に 提 案 を 検 討 す
る。

11

L

 0

803


20
1

1


(I)JIS

の規定 (III)国際規格の規定 (IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号

及び題名

内容

(II)

国際規格番号

箇条番

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

(V)JIS

と国際規格との技術的差異

の理由及び今後の対策

4

品質 4.1

汚染性

4.2

抽出液の pH

ISO 105-F01 

ISO 105-F02 

ISO 105-F03 

ISO 105-F04 

ISO 105-F05 

ISO 105-F06 

ISO 105-F07 

ISO 105-F09 

ISO 105-F10 

ISO 105-F01 

ISO 105-F07

ISO 105-F09 

5.2

5.2.4

5.3

5.3

5.3

5.3

5.3

5.3

3

4

JIS

とほぼ同じ

追加

追加 
追加 
追加

一致 
追加 
一致

一致 
追加 
追加

日本独自の種類について追加。

日本独自の種類について追加。

日本独自の種類について追加。
日本独自の種類について追加。

日本独自の種類については,次回

の見直し時に提案を検討する。

5

寸法

追加

日本独自の種類について追加。 次 回 の 見 直 し 時 に 提 案 を 検 討 す

る。

6

外観

追加

外観を規定することは試験の

精度を上げることから必要

常識的事項の追加で,技術的差異

はない。

7

材料

追加

材料を規定することは試験の
精度を上げるから必要

常識的事項の追加で,技術的差異
はない。

8

加 工 方

追加

日本独自の種類について追加。 次 回 の 見 直 し 時 に 提 案 を 検 討 す

る。

9

試 験 方

9.1

汚染性

9.2

抽出液の pH

ISO 105-F01 

ISO 105-F02 

ISO 105-F03 

ISO 105-F07

ISO 105/F09 

ISO 105-F10 

ISO 105-F01 

ISO 105-F07

ISO 105-F09 

5.2

,5.3

5.2

5.2

,5.3

5.3

Annex A

4

JIS

とほぼ同じ

追加

追加

日本独自の種類について追加。

日本独自の種類について追加。

次 回 の 見 直 し 時 に 提 案 を 検 討 す
る。

10

表示

追加

JIS

は,表示の項目を追加した。 規格の構成を変更したため表示事

項は必須である。

12

L

 0

803


20
1

1


(I)JIS

の規定 (III)国際規格の規定 (IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号

及び題名

内容

(II)

国際規格番号

箇条番

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

(V)JIS

と国際規格との技術的差異

の理由及び今後の対策

附属書 JA

(参考)

追加

JIS

は ISO 規格による多繊交織

布の組織を参考に記載した。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:

ISO 105-F01ISO 105-F07ISO 105-F09ISO 105-F10,MOD)

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  一致……………… 技術的差異がない。 
    −  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    −  変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD……………  国際規格を修正している。

注記 3  この規格の対応国際規格は,次による。

 ISO 105-F01:2001

,Textiles−Tests for colour fastness−Part F01: Specification for wool adjacent fabric

 ISO 105-F02:2009

,Textiles−Tests for colour fastness−Part F02: Specification for cotton and viscose adjacent fabrics

 ISO 105-F03:2001

,Textiles−Tests for colour fastness−Part F03: Specification for polyamide adjacent fabric

 ISO 105-F04:2001

,Textiles−Tests for colour fastness−Part F04: Specification for polyester adjacent fabric

 ISO 105-F05:2001

,Textiles−Tests for colour fastness−Part F05: Specification for acrylic adjacent fabric

 ISO 105-F06:2000

,Textiles−Tests for colour fastness−Part F06: Specification for silk adjacent fabric

 ISO 105-F07:2001

,Textiles−Tests for colour fastness−Part F07: Specification for secondary acetate adjacent fabric

 ISO 105-F09:2009

,Textiles−Tests for colour fastness−Part F09: Specification for cotton rubbing cloth

 ISO 105-F10:1989

及び Amendment 1 (2009),Textiles−Tests for colour fastness−Part F10: Specification for adjacent fabric: Multifibre

13

L

 0

803


20
1

1