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日本工業規格

JIS

 L

0202

-1995

家庭用編機用語

Nomenclature of hand knitting machine

1.

適用範囲  この規格は,家庭用編機の部品及び操作の用語について規定する。

2.

分類  用語は,次の 2 分類とする。

(1)

部品

(2)

操作

3.

用語及びその定義  用語及びその定義は,次のとおりとする。

なお,参考として対応英語を示す。

(1)

部品

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1010 

家庭用編機

主に家庭用として用いる編機(手編機ともいう。

hand knitting machine

1020 

本体

キャリジ及び附属品を除いた機械を構成する部分。 machine

body

1021 

みぞ板

メリヤス針を前後に作動させるための案内になる,みぞ
のある板。

needle bed

1022 

シンカ

シンカループをつくり,そのループを保つもの。くし歯
ともいう。

sinker post

1023 

針押さえ

針の脱落や不要な動きを防止するもの。 needle

retainer

1024 

レール

キャリジ移動の案内となるレール。 carriag rail

1030 

キャリジ

カム機構をもち,みぞの上を左右に移動して針を動かし,

編成する装置。

carriage

1031 

カム

キャリジの往復運動によって,針を動かして編目をつく

る働きをするもの。

knitting cam

1032 

ハンドル

キャリジを移動させるための握り。 carriage

handle

1033 

編目ダイヤル

編目の粗密を調節する装置。 stitc dial

1034 

選針装置

模様を編むために,作動させる針を選別する装置。 needle

selector

1040 

編地押さえ

編目のべら越しを助け,編地を押さえる装置。 fabric

presser

1041 

糸口

針に糸を供給する部分。 yarn feeder

1042 

べらブラシ

べらを開くブラシ。 clearing brush

1050 

メリヤス針

ニードルループをつくるべらのある針(

付図 参照)。 latch

needle

1051 

フック

針のかぎの部分(

付図 の 参照)。 hook

1052 

ステム

針のフックとバットの間の部分(

付図 の 参照)。 stem

1053 

バット

針のカムの接触する部分(

付図 の 参照)。 butt

1054 

シャンク

針のバットから後ろの部分(

付図 の 参照)。 shank

1055 

べら

針のフックに作用して開閉する部分(

付図 の 参照)。 latch

1060 

テンション

糸の張りを調整する装置。 tension

regulator

1070 

補助レール

両端に接続させ,キャリジの脱落を防止するもの。 extension

rail


2

L 0202-1995

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1080 

編出し板 
(あみだしばん)

編地をつくるために最初のループをつくる用具。

cast on comb

1090 

取付け金具

編機を取り付けるための金具。 table

clamp

1091 

柄板 
(がらいた)

模様を編むために針の配列を変える板。 pattern

plate

1092 

かぎ針

編目をつくるために一端又は両端にかぎのある針。 crochet

needle

1093 

タッピ

編目をつくるためにメリヤス針に柄を付けた用具。 tappet

tool

1094 

うつし

針にかかっている編目を移し変えるための用具。 transfer

tool

1095 

おもり

編地を引き下げるおもり。 weight

1096 

抜糸 
(ぬきいと)

本編みと捨編みとを分離させるために用いる糸。編出し
にも用いる。

ravelling cord

1097 

段数計

編んだ段数を表示するもの。 row

counter

1100 

本機 
(ほんき)

ゴム編機を取り付けるのに必要な家庭用編機。

knitting machine (knitter)

1200 

ゴム編機

ゴム編模様を編むために本機に取り付けるアタッチメン
ト。リブニッターともいう。

ribbing attachment

(ribber)

1300 

成形指示器

自動的に成形の案内をし,増減目・増減段を表示する器
具。

automatic fashioning

indicator

1400 

自動糸交換装置

糸口の糸を自動的に切り換える装置。 automatic

yarn

changer

1500 

ガータ板 
(がーたばん)

ガータ編模様を編むために用いる用具。 garter

bar

1600 

リンキングマシン

とじはぎをする機械。 linking

machine

(2)

操作

番号

用語

定義

対応英語(参考)

2010 

編成 
(へんせい)

編むこと。 knitting

2020 

編出し 
(あみだし)

編地をつくるための最初のループをつくること。 casting

on

2030 

編地 
(あみじ)

編むことによってできる布状のもの。 knitted

fabric

2040 

本編み 
(ほんあみ)

目的とする編地。 main

knitting

2050 

捨編み 
(すてあみ)

編み始め又は編み終わりに本編み以外に編んだ部分。 waste

knitting

2060 

編目 
(あみめ)

編地の基礎となるループの組合せの単位。 stitch

2061 

表目 
(おもてめ)

キャリジを動かしてできる編目の裏側(向こう側)の編

目。

knit stitch

2062 

裏目 
(うらめ)

キャリジを動かしてできる編目の表側(手前)の編目。

purl stitch

2063 

ニードルループ

引き出してできたループ(

付図 の 参照)。 needle

loop

2064 

シンカループ

ニードルループとニードルループの間のループ(

付図 2

の 参照)

sinker loop

2070 

コース

横方向の編目列(

付図 の X参照)。 course

2080 

ウェール

縦方向の編目列(

付図 の Y参照)。 wale

2090 

目数 
(めかず)

1

コース上の編目の数。

number of stitch (es)

2100 

段数

1

ウェール上の編目の数。

number of row (s)


3

L 0202-1995

番号

用語

定義

対応英語(参考)

2110 

編幅 
(あみはば)

編地のコース方向の長さ。 knitting width

2120 

編丈 
(あみたけ)

編地のウェール方向の長さ。 knitting length

2130 

ゲージ

編地 10cm 当たりの目数及び段数(目数×段数で示す。

。 knitting gauge

2140 

成形

減らし目,増目などによって縁の編目を増減して編地を
形づけること。

fashioning

2150 

減らし目

目数を減らすこと。 decrease

2160 

増目 
(ましめ)

目数を増やすこと。 increase

2170 

目移し 
(めうつし)

針にかかっているニードルループを他の針にかけかえる
こと。

transferring stitch

2200 

平編み 
(ひらあみ)

編目がすべて同方向に引き出して編まれる基本組織。メ
リヤス編みともいう(

付図 及び付図 参照)。

stockinet (plain knitting)

2210 

ゴム編み

ウェールが表目,裏目の繰り返しによってできる編地(

図 参照)。

rib stitch

2220 

ガータ編み

コースが表目,裏目の交互の繰り返しによってできる編
地(

付図 参照)。

garter stitch

2230 

引返し編み

コースの途中から編み残し,又は編み進んでできる編地。 partial knitting

2240 

模様編み

各種の柄を編み出した編地。 patte

stitch

2241 

レース編み

レースのようにすかし穴をつくった編地。 lace

stitch

2242 

引上げ編み

二つ以上のループで一つの編目をつくってできる編地。

tuck stitch

2243 

滑目編み 
(すべりめあみ)

あるコースで編まないメリヤス針を小単位に選び,編む

針と編む針との間に糸を滑らせてできる編地。

slip stitch

2244 

添糸編み 
(そえいとあみ)

複数の編糸を二つの異なる糸口に入れて編むことによっ

て,同時に表裏に編み分けてできる編地。

platting stitch

2245 

編込み編み

同コースに 2 色以上の糸が編み込まれてできる編地。

fair isle (knit-in)

2246 

スレッド編み

編地の中に別の糸を織り込むような形にはさんでできる
編地。

weaving stitch

2247 

針抜き編み

はじめから任意の動かさない針を設け,その部分に糸が

わたってできる編地。

broad stitch

2248 

引きそろえ編み

複数の糸を同じ糸口に入れて編んでできる編地。

knitting with some yarns

together

2249 

添糸レース編み

太さの異なる 2 タイプの糸を一緒に編むが,同じコース
で一部の針を細糸だけで編んでレースの表現をする編地

(編込みレース又はパンチレースともいう。

punch lace pattern

2250 

タックレース編み

ループが 2 本の針に同時にかかることによってできる編

地。

fine lace pattern

2251 

アーガイル編み

模様編みで,同じコースの裏目側に編み込まれた編糸が
渡らない編地。

intarsia

2252 

ダブルジャカード
編み

本機とゴム機をセットし,主に 2 段ごとに糸交換をして
編むことによって同じコースに配色糸が編み込まれてい

るように見える編地。

double jacquard

2260 

はぎ合わせ

編地の目(コース)と目をつなぎ合わせること。 grafting

2270 

とじる

編地の段(ウェール)と段をつなぎ合わせること。 seaming

2280 

とじはぎ

段(ウェール)と目(コース)をつなぎ合わせること。
又はとじたり,はぎ合わせたりすることの総称。

joining

2290 

伏せ止め

編目どうしをかぶせながらとめること。

latch tool binding off

2300 

巻き止め

編地の目を,とじ針で返し縫いの要領でとめること。

back stitch binding off

2310 

べら越し

ループがメリヤス針のフックを越すこと。 latcb

over


4

L 0202-1995

番号

用語

定義

対応英語(参考)

2320 

タッピ返し

編目を外して数段ほどき,タッピのフックにほどいた横
糸をかけて引き出し,目直しすること。

reforming a rib stitch with

latch tool

2400 

横目不ぞろい

各コースの編目の大きさが異なり,編地に不均一な横筋
ができること。

course stripes

2410 

縦目不ぞろい

各ウェールの編目の大きさが異なり,編地に不均一な縦

筋ができること。

sinker line

2420 

不作動針

操作中使用されない針。 inoperativ needle

2430 

作動針

操作中使用される針。 operativ needle

2440 

編成針

編目をつくっている針。 working needle

2450 

休針 
(やすみばり)

編目を保ったまま編まない針。 holding

needle


5

L 0202-1995

付図 1  メリヤス針

付図 2  平編み(表)

付図 3  平編み(裏)

付図 4  ゴム編み

付図 5  ガータ編み


6

L 0202-1995

改正原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

望  月  哲太郎

つくば国際大学(財団法人日本実務技能検定協会)

(委員)

藤  野  達  夫

通商産業省機械情報産業局

岡  林  哲  夫

工業技術院標準部

櫻  井  純  子

文部省初等中等教育局

髙  部  和  子

大妻女子大学

本  間  マサエ

シルバー精工株式会社

石  渡  順  子

ブラザー販売株式会社

野  田  恭  子

株式会社雄鶏社

矢  島  典  子

株式会社学習研究社

日野原  久  子

株式会社講談社

川  辺  ナ  ツ

株式会社主婦と生活社

加  納  修  子

株式会社主婦の友社

生  方  博  子

株式会社日本ヴォーグ社

本  川      恒

株式会社ブティック社

原  田  まさ子

学校法人文化学園

渡  辺  貞  一

社団法人全国編物学校連盟

細  田  一  夫

財団法人全日本編物教育協会

藤  本      葉

財団法人日本編物検定協会

(事務局)

仁  保  義  和

財団法人日本編物検定協会