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日本工業規格

JIS

 K

9569

-1994

N

−ベンゾイル−N

フェニルヒドロキシルアミン(試薬)

N-Benzoyl-N-phenylhydroxylamine

C

13

H

11

NO

2

    FW : 213.24

1.

適用範囲  この規格は,試薬として用いる N−ベンゾイル−N−フェニルヒドロキシルアミンについ

て規定する。

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS K 0067

  化学製品の減量及び残分試験方法

JIS K 0117

  赤外分光分析方法通則

JIS K 8001

  試薬試験方法通則

2.

共通事項  この規格に共通する事項は,JIS K 8001 による。

3.

種類  特級

4.

性質  N−ベンゾイル−N−フェニルヒドロキシルアミンは,次の性質を示す。

(1)

性状  N−ベンゾイル−N−フェニルヒドロキシルアミンは,白∼ほとんど白の結晶又は粉末で,エタ

ノールに溶けやすく,ジエチルエーテルにやや溶けにくく,水にほとんど溶けない。融点は,約 122℃

である。

(2)

定性方法  試料の赤外吸収スペクトルを JIS K 0117 によって測定すると,波数 3 100cm

-1

,2 800cm

-1

1 620cm

-1

,1 380cm

-1

,1 000cm

-1

,910cm

-1

,780cm

-1

,760cm

-1

及び 690cm

-1

付近に主な吸収を認める。

この場合,試料調製は JIS K 0117 の 6.2(1)(錠剤法)による。赤外吸収スペクトルの一例を

図 に示

す。


2

K 9569-1994

図 1  赤外吸収スペクトルの一例

5.

品質  品質は,6.によって試験し,表 に適合しなければならない。

表 1  品質

項目

規格値

純度 98.0%以上

強熱残分(硫酸塩) 0.1%以下 
バナジウム分析適合性

試験適合

6.

試験方法  試験方法は,次のとおりとする。

(1)

純度  98.0%以上

試料 0.3g(0.1mg のけたまではかる)→ケルダールフラスコ 300ml に入れる→JIS K 8001 の 5.12(2)

(マクロケルダール法)による。分解は内容物がうすい緑になってから,更に 3 時間加熱する。

0.05mol/l

硫酸 1ml は,0.021 324gC

13

H

11

NO

2

に相当する。

(2)

強熱残分(硫酸塩)  0.1%以下

JIS K 0067

の 4.4.4(4)(第 4 法  硫酸塩として強熱する方法)(4.2)による。試料 1.0g を用い,残分

1mg

以下。

(3)

バナジウム分析適合性

試料溶液:試料 100mg→全量フラスコ 100ml に入れる→クロロホルムを標線まで加える→その 10ml

(正確にとる)→全量フラスコ 100ml に入れる→クロロホルムを標線まで加える。

測定溶液:バナジウム標準溶液 (0.01mgV/ml) (

1

)5ml

(正確にとる)→分液漏斗 50ml に入れる+塩酸 (2

+1) 10ml+試料溶液 10ml(正確にとる)→振り混ぜる→放置→クロロホルム層をろ紙でこす。


3

K 9569-1994

空試験液:水 5ml→分液漏斗 50ml に入れる+塩酸 (2+1) 10ml+試料溶液 10ml(正確にとる)→振り

混ぜる→放置→クロロホルム層をろ紙でこす。

操作:吸収セル 10mm を用い,波長 530nm 付近の吸収極大の波長における測定溶液の吸光度を,空試

験液を対照液として測定……吸光度 0.40 以上。

吸収セル 10mm を用い,波長 530nm における空試験液の吸光度を,クロロホルムを対照液として測

定……吸光度 0.02 以下。

(

1

)

バナジウム標準液 (0.01mgV/ml) の調製  バナジン (V)  酸アンモニウム2.30g を全量フラスコ

1 000ml

に入れる→水を標線まで加える→その10ml を全量フラスコ1 000ml に入れる→水を標線

まで加える。

7.

容器  遮光した気密容器とする。

8.

表示  容器には,次の事項を表示しなければならない。

(1)

名称  “N−ベンゾイル−N−フェニルヒドロキシルアミン”及び“試薬”の文字

(2)

種類

(3)

化学式,式量

(4)

品質(純度)

(5)

内容量

(6)

製造番号

(7)

製造業者名又はその略号


4

K 9569-1994

原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

久保田  正  明

物質工学工業技術研究所計測化学部

細  川  幹  夫

通商産業省基礎産業局生物化学産業課

津  田      博

通商産業省機械情報産業局計量行政室

地  崎      修

工業技術院標準部繊維化学規格課

喜多川      忍

通商産業検査所化学部化学標準課

野々村      誠

都立工業技術センター無機化学部

加  山  英  男

財団法人日本規格協会

石  橋  無味雄

厚生省国立衛生試験所

川  瀬      晃

社団法人日本分析化学会

柳  瀬  斉  彦

社団法人日本化学工業協会

藤  貫      正

社団法人日本分析化学会

並  木      昭

財団法人化学品検査協会

鶴  田  利  行

硫酸協会

中  村      靖

日本鉱業協会

大  槻      孝

社団法人日本鉄鋼協会

日  暮  喜八郎

第一化学薬品株式会社

北  田  佳  伸

和光純薬工業株式会社

高  野  虞美子

東京化成工業株式会社

中  村      穣

森田化学工業株式会社

山  岡      宏

片山化学工業株式会社

飯  岡  寛  一

柳島製薬株式会社

山  田  和  夫

関東化学株式会社

(事務局)

平  井  信  次

日本試薬連合会