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K 9512

:2013

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

1

3

  種類 

2

4

  性質 

2

4.1

  性状  

2

4.2

  定性方法  

2

5

  品質 

2

6

  試験方法  

3

6.1

  一般事項  

3

6.2

  純度[(C

2

H

5

)

2

NCS

2

Ag

  

3

6.3

  ピリジン溶状  

5

6.4

  ひ素分析適合性  

5

7

  容器 

7

8

  表示 

7


K 9512

:2013

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,一般社団法人日本

試薬協会(JRA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正

すべきとの申出があり,

日本工業標準調査会の審議を経て,

経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS K 9512:1992 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


   

日本工業規格

JIS

 K

9512

:2013

N,N-

ジエチルジチオカルバミド酸銀(試薬)

Silver N,N-diethyldithiocarbamate (Reagent)

(C

2

H

5

)

2

NCS

2

Ag

    FW:256.14

序文 

この規格は,1976 年に制定され,その後 2 回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は 1992 年に

行われたが,その後の試験・研究開発などの技術進歩に対応するために改正した。

なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。

適用範囲 

この規格は,試薬として用いる N,N-ジエチルジチオカルバミド酸銀について規定する。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS K 0050

  化学分析方法通則

JIS K 0115

  吸光光度分析通則

JIS K 0117

  赤外分光分析方法通則

JIS K 8001

  試薬試験方法通則

JIS K 8005

  容量分析用標準物質

JIS K 8012

  亜鉛(試薬)

JIS K 8044

  三酸化二ひ素(試薬)

JIS K 8136

  塩化すず(II)二水和物(試薬)

JIS K 8150

  塩化ナトリウム(試薬)

JIS K 8180

  塩酸(試薬)

JIS K 8355

  酢酸(試薬)

JIS K 8374

  酢酸鉛(II)三水和物(試薬)

JIS K 8541

  硝酸(試薬)

JIS K 8550

  硝酸銀(試薬)

JIS K 8576

  水酸化ナトリウム(試薬)

JIS K 8580

  すず(試薬)

JIS K 8723

  ニトロベンゼン(試薬)

JIS K 8777

  ピリジン(試薬)

JIS K 8830

  ウラニン(試薬)

JIS K 8913

  よう化カリウム(試薬)


2

K 9512

:2013

   

JIS K 8982

  硫酸アンモニウム鉄(III)

・12 水(試薬)

JIS K 9000

  チオシアン酸アンモニウム(試薬)

種類 

種類は,特級とする。

性質 

4.1 

性状 

N,N-

ジエチルジチオカルバミド酸銀は,僅かに薄い黄色から淡黄色の結晶,結晶性粉末又は粉末で,ピ

リジンにやや溶けにくく,クロロホルムに溶けにくく,水,エタノール及びジエチルエーテルにはほとん

ど溶けない。融点(分解)は,約 175  ℃である。

4.2 

定性方法 

試料の赤外吸収スペクトルを JIS K 0117 に従って測定すると,波数 2 969 cm

-1

,2 930 cm

-1

,1 485 cm

-1

1 419 cm

-1

,1 353 cm

-1

,1 265 cm

-1

,1 199 cm

-1

,1 138 cm

-1

,1 075 cm

-1

,977 cm

-1

,901 cm

-1

,836 cm

-1

,777 cm

-1

558 cm

-1

及び 430 cm

-1

付近に主な吸収ピークを認める。試料調製を JIS K 0117 の 5.3 a)(錠剤法)によって

行い,錠剤の調製に臭化カリウムを用いたときの赤外吸収スペクトルの例を

図 に示す。

図 1−赤外吸収スペクトルの例 

注記  図 は,独立行政法人産業技術総合研究所の SDBS から引用したものである。

品質 

品質は,箇条 によって試験したとき,

表 に適合しなければならない。


3

K 9512

:2013

表 1−品質 

項目

規格値

試験方法

純度[(C

2

H

5

)

2

NCS

2

Ag

質量分率 %

98.0

以上

6.2 

ピリジン溶状

試験適合

6.3 

ひ素分析適合性

6.4 

  発色適合性

吸光度

  空試験適合性

吸光度

0.30

以上

0.02

以下

試験方法 

6.1 

一般事項 

試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050 及び JIS K 8001 による。

6.2 

純度[(C

2

H

5

)

2

NCS

2

Ag

 

純度[(C

2

H

5

)

2

NCS

2

Ag

]の試験方法は,次による。

a) 

試薬及び試験用溶液類  試薬及び試験用溶液類は,次のものを用いる。

1) 

ニトロベンゼン  JIS K 8723 に規定するもの。

2) 

ウラニン溶液  JIS K 8830 に規定するウラニン 0.20 g を水に溶かして 100 ml にする。褐色ガラス製

瓶に保存する。

3) 

硝酸(21)  JIS K 8541 に規定する硝酸(質量分率 60∼61 %)の体積 2 と水の体積 1 とを混合す

る。

4) 

硝酸(12)  硝酸(質量分率 60∼61 %)の体積 1 と水の体積 2 とを混合する。

5) 

硫酸アンモニウム鉄(III)溶液  JIS K 8982 に規定する硫酸アンモニウム鉄(III)・12 水 10 g に硝

酸(1+2)10 ml 及び水 80 ml を加えて溶かす。

6) 0.1 

mol/l 

硝酸銀溶液(AgNO

3

:16.99 g/l)  0.1 mol/l  硝酸銀溶液の調製,標定及び計算は,次によ

る。

6.1) 

調製  JIS K 8550 に規定する硝酸銀 17 g をはかりとり,水 1 000 ml を加えて溶かした後,遮光し

た気密容器に入れて暗所に保存する。

6.2) 

標定  標定は,認証標準物質

1)

又は JIS K 8005 に規定する容量分析用標準物質の塩化ナトリウム

を用い,次のとおり行う。

6.2.1)

認証標準物質

1)

の塩化ナトリウムを用いる場合は,認証書に定める方法で使用する。

6.2.2)

容量分析用標準物質の塩化ナトリウムを用いる場合は,

必要量を 600  ℃で約 60 分間乾燥した後,

デシケーターに入れて放冷する。

6.2.3)

認証標準物質

1)

又は容量分析用標準物質の 0.14∼0.17 g を 0.1 mg の桁まではかりとり,コニカ

ルビーカー200 ml などに移し,

水 50 ml を加えて溶かす。

指示薬としてウラニン溶液数滴を加え,

6.1)

で調製した 0.1 mol/l  硝酸銀溶液で滴定する。終点は,液の色が赤みを帯びる点とする。

1)

容量分析に用いることが可能な認証書の付いた標準物質で,不確かさが算出され国際単

位系(SI)へのトレーサビリティが保証されたもの。ただし,認証書のある標準物質を

入手できない場合には,含有率が明らかな市販の標準物質を用いることができ,その説

明書に従って使用する。

なお,認証標準物質の供給者としては,独立行政法人産業技術総合研究所計量標準総

合センター(NMIJ)

,米国国立標準技術研究所(NIST)などの国家計量機関及び認証標


4

K 9512

:2013

   

準物質生産者がある。

6.3) 

計算  ファクターは,次の式によって算出する。

100

844

005

.

0

A

V

m

f

×

×

=

ここに,

f

0.1 mol/l

硝酸銀溶液のファクター

m

はかりとった塩化ナトリウムの質量(g)

A

塩化ナトリウムの純度(質量分率  %)

V

滴定に要した 0.1 mol/l  硝酸銀溶液の体積(ml)

0.005 844

0.1 mol/l

硝酸銀溶液 1 ml に相当する塩化ナトリウムの

質量を示す換算係数(g/ml)

注記 0.1

mol/l

硝酸銀溶液の調製,標定及び計算は,JIS K 8001 の JA.5.2(滴定用溶液の調製,

標定及び計算)の n)と同じである。

7) 0.1 

mol/l 

チオシアン酸アンモニウム溶液(NH

4

SCN

:7.612 g/l)  0.1 mol/l  チオシアン酸アンモニ

ウム溶液の調製,標定及び計算は,次による。

7.1) 

調製  JIS K 9000 に規定するチオシアン酸アンモニウム 8 g をはかりとり,水 1 000 ml を加えて溶

かした後,気密容器に入れて保存する。

7.2) 

標定  0.1 mol/l  硝酸銀溶液 25 ml をコニカルフラスコ 200 ml などに正確にはかりとり,水 25 ml,

JIS K 8541

に規定する硝酸 2 ml 及びニトロベンゼン 10 ml を加える。指示薬として硫酸アンモニ

ウム鉄(III)溶液数滴を加え,よく振り混ぜながら 7.1)で調製した 0.1 mol/l  チオシアン酸アンモ

ニウム溶液で滴定する。終点は液の色が褐色となる点とする。

7.3) 

計算  ファクターは,次の式によって算出する。

V

f

f

25

1

×

=

ここに,

f

1

0.1 mol/l

チオシアン酸アンモニウム溶液のファクター

f

0.1 mol/l

硝酸銀溶液のファクター

V

滴定に要した 0.1 mol/l  チオシアン酸アンモニウム溶液の体積
(ml)

注記 0.1

mol/l

チオシアン酸アンモニウム溶液の調製,標定及び計算は,JIS K 8001 の JA.5.2

(滴定用溶液の調製,標定及び計算)の s)  と同じである。

b) 

操作  操作は,次のとおり行う。

1)

試料溶液の調製は,試料 5.0 g をコニカルフラスコ 200 ml などに 0.1 mg の桁まではかりとり,局所

排気装置の下又はドラフト内で,硝酸(2+1)7 ml を加え,赤褐色のガスが発生しなくなるまで穏

やかに加熱し,冷却する。

2)

更に,水 50 ml 及びニトロベンゼン 5 ml を加え,指示薬として,硫酸アンモニウム鉄(III)溶液を

数滴加え,0.1 mol/l  チオシアン酸アンモニウム溶液で滴定する。終点は液の色が褐色となる点とす

る。

c) 

計算  純度[(C

2

H

5

)

2

NCS

2

Ag

]は,次の計算式によって算出する。

100

614

025

.

0

1

×

×

×

=

m

f

V

A

ここに,

A

純度[(C

2

H

5

)

2

NCS

2

Ag

(質量分率  %)

V

滴定に要した 0.1 mol/l  チオシアン酸アンモニウム溶液
の体積(ml)

f

1

0.1 mol/l

チオシアン酸アンモニウム溶液のファクター


5

K 9512

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m

はかりとった試料の質量(g)

0.025 614

0.1 mol/l

チオシアン酸アンモニウム溶液 1 ml に相当す

る(C

2

H

5

)

2

NCS

2

Ag

の質量を示す換算係数(g/ml)

6.3 

ピリジン溶状 

a) 

試薬及び試験用溶液類  試薬及び試験用溶液類は,次のものを用いる。

1) 

ピリジン  JIS K 8777 に規定するもの。

2) 

硝酸(12)  6.2 a) 4)による。

3) 

硝酸銀溶液(20 g/l)  JIS K 8550 に規定する硝酸銀 2 g を水に溶かして 100 ml にする。褐色ガラス

製瓶に保存する。

4) 

塩化物標準液 

4.1) 

塩化物標準液(Cl1 mg/ml)  次のいずれかのものを用いる。

4.1.1)

計量標準供給制度[JCSS

2)

]に基づく標準液で,酸濃度,安定剤の有無などが使用目的に一致し

た場合に用い,必要な場合は,適切な方法で希釈して使用する(以下,

“JCSS に基づく標準液”

という。

4.1.2)

 JCSS

以外の認証標準液で酸濃度,安定剤の有無などが使用目的に一致した場合に用い,必要な

場合は,適切な方法で希釈して使用する。ただし,JCSS 以外の認証標準液がない場合は,市販

の標準液を用いる(以下,JCSS 以外の認証標準液及び市販の標準液を合わせて,

“JCSS 以外の

認証標準液など”という。

4.1.3)  JIS K 8150

に規定する塩化ナトリウム 1.65 g を全量フラスコ 1 000 ml にとり,

水を加えて溶かし,

水を標線まで加えて混合する。

2)

 JCSS

は,Japan Calibration Service System の略称である。

4.2) 

塩化物標準液(Cl0.01 mg/ml)  塩化物標準液(Cl:1 mg/ml)10 ml を全量フラスコ 1 000 ml

に正確にはかりとり,水を標線まで加えて混合する。

b) 

濁りの程度の適合限度標準  濁りの程度の適合限度標準(“澄明”)は,次による。

塩化物標準液(Cl:0.01 mg/ml)0.2 ml を共通すり合わせ平底試験管にはかりとり,水 10 ml,硝酸

(1+2)1 ml 及び硝酸銀溶液(20 g/l)1 ml を加え,更に水を加えて 20 ml とし,振り混ぜてから 15

分間放置する。

c) 

器具  主な器具は,次のとおりとする。

共通すり合わせ平底試験管  濁り,ごみなどの有無が確認しやすい大きさで,目盛のあるもの。例

として,容量 50 ml,直径約 23 mm のもの。

d) 

操作  操作は,次のとおり行う。

1)

試料溶液の調製は,試料 0.10 g を共通すり合わせ平底試験管にはかりとり,ピリジンを加えて溶か

し 20 ml にする。

2)

直後に,試料溶液の濁りの程度を b)と比較する。また,ごみ,浮遊物などの異物の有無を共通すり

合わせ平底試験管の上方又は側面から観察する。

e) 

判定  d)によって操作し,次の 1)及び 2)に適合するとき,“ピリジン溶状:試験適合”とする。

1)

試料溶液の濁りは,b)の濁りより濃くない。

2)

試料溶液には,ごみ,浮遊物などの異物をほとんど認めない。

6.4 

ひ素分析適合性 

ひ素分析適合性の試験方法は,次による。


6

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a) 

試薬及び試験用溶液類  試薬及び試験用溶液類は,次のものを用いる。

1) 

亜鉛(ひ素分析用)  JIS K 8012 に規定する粒径 150∼1 400

μm のもの。

2) 

ピリジン  JIS K 8777 に規定するもの。

3) 

塩化すず(II)溶液(N,N-ジエチルジチオカルバミド酸銀法用)[塩化すず(II)溶液(AgDDTC 

用)]  JIS K 8136 に規定する塩化すず(II)二水和物 40 g を JIS K 8180 に規定する塩酸(ひ素分

析用)に溶かし,塩酸(ひ素分析用)で 100 ml にする。小粒の JIS K 8580 に規定する粒状のすず 2

∼3 個を加えて保存し,使用時に水で 10 倍にうすめる。褐色ガラス製瓶に保存する。

4) 

塩酸(ひ素分析用)(11)  塩酸(ひ素分析用)の体積 1 と水の体積 1 とを混合する。

5) 

塩酸(ひ素分析用)(13)  塩酸(ひ素分析用)の体積 1 と水の体積 3 とを混合する(必要な場合

に用いる。

6) 

酢酸鉛(II)溶液(100 g/l)  JIS K 8374 に規定する酢酸鉛(II)三水和物 11.6 g を水に溶かして 100

ml

にした後,JIS K 8355 に規定する酢酸 0.1 ml を加える。

7) 

水酸化ナトリウム溶液(100 g/l)  JIS K 8576 に規定する水酸化ナトリウム 10.3 g を水に溶かして

100 ml

にする(必要な場合に用いる。

。ポリエチレン製瓶などに保存する。

8) 

よう化カリウム溶液(200 g/l)  JIS K 8913 に規定するよう化カリウム 20 g を水に溶かして 100 ml

にする。使用時に調製する。

9) 

ひ素標準液 

9.1) 

ひ素標準液(As1 mg/ml)  次のいずれかのものを用いる。

9.1.1) JCSS

に基づく標準液  6.3 a) 4.1.1)に準じる。

9.1.2) JCSS

以外の認証標準液など  6.3 a) 4.1.2)に準じる。

9.1.3)  JIS K 8044

に規定する三酸化二ひ素 1.32 g を水酸化ナトリウム溶液(100 g/l)6 ml で溶かし,水

500 ml

を加え,塩酸(ひ素分析用)

(1+3)で pH 3∼5 に調節した後,水で全量フラスコ 1 000 ml

に移し,水を標線まで加えて混合する。

9.2) 

ひ素標準液(As0.001 mg/ml)  ひ素標準液(As:1 mg/ml)25 ml を全量フラスコ 250 ml に正確

にはかりとり,水を標線まで加えて混合する。その 10 ml を全量フラスコ 1 000 ml に正確にはか

りとり,水を標線まで加えて混合する。

b) 

器具及び装置  主な器具及び装置は,次のとおりとする。

1) 

吸収セル  光の吸収を測定するために試料,対照液などを入れる容器で,光路長が 10 mm のもの。

2) 

ひ素試験装置  例を図 に示す。

3) 

分光光度計  JIS K 0115 に規定するもの。

c) 

操作  操作は,次のとおり行う。

1) 

発色適合性 

1.1)

試料溶液の調製は,試料 0.50 g を褐色ガラス製全量フラスコ 100 ml にはかりとり,ピリジンに溶

かし,ピリジンを標線まで加えて混合する。

1.2)

別に,ひ素標準液(As:0.001 mg/ml)10 ml を正確に水素化ひ素発生瓶 100 ml にとり,塩酸(ひ

素分析用)

(1+1)10 ml を加え,水を水素化ひ素発生瓶 100 ml の標線 40 ml まで加える(A 液)

1.3)

空試験溶液の調製は,水 40 ml を水素化ひ素発生瓶 100 ml の標線まで加える。

1.4)

  A

液及び空試験溶液に,よう化カリウム溶液(200 g/l)15 ml 及び塩化すず(II)溶液(AgDDTC

法用)5 ml を加えて振り混ぜ,10 分間放置する。次に亜鉛(ひ素分析用)3 g を加え,直ちに水素

化ひ素発生瓶 100 ml と導管 B(あらかじめ水素化ひ素吸収管 C に試料溶液 5 ml を入れ,導管 B


7

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:2013

と水素化ひ素吸収管 C とを連結しておく。

)とを連結する。水素化ひ素発生瓶 100 ml を約 25  ℃の

水中で約 1 時間放置した後,水素化ひ素吸収管 C を離しピリジンを 5 ml の標線まで加える。

1.5)

  A

液から得られた液を,吸収セルを用い,分光光度計で波長 519 nm 付近の吸収極大波長における

吸光度を,空試験溶液から得られた液を対照液として,JIS K 0115 の 6.(特定波長における吸収

の測定)によって測定する。

2) 

空試験適合性  空試験溶液から得られた液の吸光度は,吸収セルを用い,分光光度計で A 液と同じ

測定波長における吸光度を,ピリジンを対照液として,JIS K 0115 の 6.(特定波長における吸収の

測定)によって測定する。

d) 

判定  c)によって操作し,次の 1)及び 2)に適合するとき,“ひ素(As)分析適合性:発色適合性(吸

光度)0.30 以上,空試験適合性(吸光度)0.02 以下(規格値)

”とする。

1)

  A

液から得られた液の吸光度は,0.30 以上。

2)

空試験溶液から得られた液の吸光度は,0.02 以下。

単位  mm

A

:水素化ひ素発生瓶 100 ml

B

:導管

C

:水素化ひ素吸収管

D

:ゴム栓又はすり合わせ

E

:酢酸鉛(II)溶液(100 g/l)で

湿したガラスウール

F

:40 ml の標線

G

:5 ml の標線

図 2−ひ素試験装置の例 

容器 

容器は,遮光した気密容器とする。

表示 

容器には,次の事項を表示する。

a)

日本工業規格番号

b)

名称  “N,N-ジエチルジチオカルバミド酸銀”及び“試薬”の文字

c)

種類

d)

化学式及び式量

e)

純度

f)

内容量

g)

製造番号

h)

製造業者名又はその略号