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日本工業規格

JIS

 K

9501

-1995

アジ化ナトリウム(試薬)

Sodium azide

NaN

3

 FW : 65

・01

1.

適用範囲  この規格は,試薬として用いるアジ化ナトリウムについて規定する。

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS K 8001

  試薬試験方法通則

2.

共通事項  この規格に共通する事項は,JIS K 8001 による。

3.

種類  特級

4.

性質  アジ化ナトリウムは,次の性質を示す。

(1)

性状  アジ化ナトリウムは,白∼ほとんど白の結晶で,水に溶けやすく,エタノール及びジエチルエ

ーテルにほとんど溶けない。

(2)

定性方法

(a)

試料 1に水 20ml を加えて溶かす(A 液)

。A 液 10ml に硝酸鉄(III)溶液 (40g/

λ) 1ml を加えると赤褐

色になる。

(b)  A

液を用いて JIS K 8001 の 5.29(炎色試験)(1)(アルカリ)金属及びアルカリ土類金属試験法)に

よると,黄色が現れる。

5.

品質  品質は,6.によって試験し,表 に適合しなければならない。

表 1  品質

項目

規格値

純度 98.0%以上

水溶状

試験適合

クロム

試験適合

6.

試験方法  試験方法は,次のとおりとする。

(1)

純度  98.0%以上

(a)

操作:試料 1g(0.1mg のけたまではかる)→全量フラスコ 100ml にとる+水 30ml→溶かす→水を標

線まで加える→その 20ml(正確にとる)+水 80ml+0.1mol/

λ硝酸二アンモニウムセリウム(IV)溶液

50ml

(正確にとる)+硫酸(1+1)20ml→0.1mol/

λ硫酸アンモニウム鉄(II)溶液で逆滴定(指示薬:フ


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K 9501-1995

ェロイン溶液。終点は,液の赤褐色が青緑に変わる点。

)  (ml)。

別に同一条件で空試験を行う  (ml)。

(b)

計算

(

)

100

100

20

006504

.

0

×

×

×

×

=

S

f

a

b

A

ここに,                A 

純度 (%)

              S

はかりとった試料の質量  (g)

              f

0.1mol/

λ硫酸アンモニウム鉄(II)溶液のファクター

0.006 501

0.1mol/

λ硝酸二アンモニウムセリウム(IV)溶液 1ml の

NaN

3

相当量 (g)

(2)

水溶状

試料 1g+水  (→20ml)……澄明。

(3)

クロム

試験溶液:試料 1.0g+水 20ml+硫酸(1+1)3ml→水浴上で加熱(約 10ml になるまで)→冷却+水 20ml。

空試験溶液:水 30ml+硫酸(1+1)3ml。

操作:① 試験溶液,空試験溶液それぞれに,+0.02mol/

λ過マンガン酸カリウム溶液 0.1ml→5 分間

煮沸“→紅色が消えたならば 0.02mol/

λ過マンガン酸カリウム溶液を紅色になるまで滴加→

5

分間煮沸”

(うすい紅色を保つまで繰り返す)

→冷却+尿素 2g→溶かす→亜硝酸ナトリウ

ム溶液 (10g/

λ)  を紅色が消えるまで徐々に滴加→2 分間煮沸→約 15℃に冷却→それぞれ全

量フラスコ 50ml に移す+ジフェニルカルバジド溶液(

1

)

1ml

→水を標線まで加える→約 15℃

で 5 分間放置→それぞれを試料側溶液,空試験側溶液とする。

② 吸収セル(光路長 10mm)を用い,波長 540nm 付近の吸収極大の波長における試料側溶

液の吸光度を空試験側溶液を対照液として測定……吸光度 0.02 以下(Cr:約 2ppm 以下)

(

1

)

ジフェニルカルバジド溶液の調製  ジフェニルカルバジド0.5g+アセトン25ml+水25ml。

7.

容器  遮光した気密容器とする。

8.

貯蔵方法  アジ化ナトリウムは,火気を避け,酸や重金属と隔離して貯蔵する(

2

)

(

2

)

水の存在で重金属(特に銅,銀,鉛,水銀又はこれらの化合物)と作用して,極めて爆発しや

すいアジ化物を作る。

9.

表示  容器には,次の事項を表示しなければならない。

(1)

名称  “アジ化ナトリウム”及び“試薬”の文字

(2)

種類

(3)

化学式,式量

(4)

品質(純度)

(5)

内容量

(6)

製造番号

(7)

製造業者名又はその略号

参考  取扱い上の注意事項  アジ化ナトリウムは有毒なので,皮膚,粘膜に付着しないようにする。


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また,酸によって有毒,かつ,爆発性のアジ化水素を発生するので,酸処理する場合には換

気を十分に行うようにする。

原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

久保田  正  明

物質工学工業技術研究所計測化学部

地  崎      修

通商産業省基礎産業局生物化学産業課

津  田      博

通商産業省機械情報産業局計量行政室

倉      剛  進

工業技術院標準部繊維化学規格課

喜多川      忍

通商産業検査所化学部化学標準課

野々村      誠

都立工業技術センター無機化学部

加  山  英  男

財団法人日本規格協会

石  橋  無味雄

厚生省国立衛生試験所

川  瀬      晃

社団法人日本分析化学会

柳  瀬  斉  彦

社団法人日本化学工業協会

藤  貫      正

社団法人日本分析化学会

並  木      昭

財団法人化学品検査協会

鶴  田  利  行

硫酸協会

中  村      靖

日本鉱業協会

大  槻      孝

社団法人日本鉄鋼協会

日  暮  喜八郎

第一化学薬品株式会社

北  田  佳  伸

和光純薬工業株式会社

飯  岡  寛  一

柳島製薬株式会社

高  野  虞美子

東京化成工業株式会社

飛  田  和  彦

米山化学工業株式会社

山  岡      宏

片山化学工業株式会社

山  田  和  夫

関東化学株式会社

(事務局)

平  井  信  次

日本試薬連合会