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日本工業規格

                    JIS

 K9042

-1996

テトラブロモフェノールフタレイン

エチルエステルカリウム(試薬)

Tetrabromophenolphthalein ethylester potassium salt

C

22

H

13

Br

4

KO

4

 FW : 700.06

1.

適用範囲  この規格は,試薬として用いるテトラブロモフェノールフタレインエチルエステルカリウ

ムについて規定する。

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS K 0117

  赤外分光分析方法通則

JIS K 8001

  試薬試験方法通則

2.

共通事項  この規格に共通する事項は,JIS K 8001 による。

3.

種類  特級

4.

性質  テトラブロモフェノールフタレインエチルエステルカリウムは,次の性質を示す。

(1)

性状  テトラブロモフェノールフタレインエチルエステルカリウムは,暗い緑の結晶性粉末又は紫み

の青の粉末である。エタノールに溶けやすく,水にやや溶けにくい。

(2)

定性方法  試料の赤外吸収スペクトルを,JIS K 0117 によって測定すると,波数 1 720cm

1

,1 540cm

1

,1 410cm

1

,1 300cm

1

,1 270cm

1

,960cm

1

及び 720cm

1

付近に主な吸収を認める。この場合,

試料調製は,JIS K 0117 の 6.2(1)(錠剤法)による。赤外吸収スペクトルの一例を,

図 に示す。


2

K9042-1996

図 1  赤外吸収スペクトルの一例

5.

品質  品質は,6.によって試験し,表 に適合しなければならない。

表 1  品質

項目

規格値

エタノール溶状

試験適合

吸光度 (5mg/l, pH5.8)

0.44

以上

変色範囲 (pH)

(黄緑)3.4−5.4(青紫)

6.

試験方法  試験方法は,次のとおりとする。

(1)

エタノール溶状

試料 0.10g(0.1mg のけたまではかる)→全量フラスコ 100ml にとる→エタノール (95) を加えて溶

かす→エタノール (95) を標線まで加える(A 液)

(2)及び(3)の試験にも用いる]

A

液 20ml……ほとんど澄明以内。

(2)

吸光度 (5mg/l, pH5.8)  0.44 以上

(a)

操作  (1)の A 液 5ml(正確にとる)→全量フラスコ 100ml に入れる→JIS K 8001 の 5.28(変色範囲)

の緩衝液 (pH5.8) を標線まで加える→その 10ml(正確にとる)→全量フラスコ 100ml に入れる→緩

衝液 (pH5.8) を標線まで加える→約 5 分間放置→吸収セル(光路長 10mm)を用い波長 593nm 付近

の吸収極大の波長における吸光度を,緩衡液 (pH5.8) を対照液として測定。

(b)

計算


3

K9042-1996

S

A

E

10

.

0

×

=

ここに,

E

吸光度 (5mg/l, pH5.8)

S

はかりとった試料の質量 (g)

A

測定した吸光度

0.10

(1)

の規定試料量 (g)

(3)

変色範囲 (pH) 

JIS K 8001

の 5.28(1)の pH3.4, pH4.4 及び pH5.4 の緩衝液 10ml ずつをそれぞれ試験管に入れる+(1)

の A 液 0.05ml…それぞれ黄緑,青及び青紫が現れる。

7.

容器  遮光した気密容器とする。

8.

表示  容器には,次の事項を表示しなければならない。

(1)

名称  “テトラブロモフェノールフタレインエチルエステルカリウム”及び“試薬”の文字

(2)

種類

(3)

化学式,式量

(4)

内容量

(5)

製造番号

(6)

製造業者名又はその略号

原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

川  瀬      晃

社団法人日本分析化学会

地  崎      修

通商産業省基礎産業局生物化学産業課

岡  林  哲  夫

工業技術院標準部繊維化学規格課

札  川  紀  子

物質工学工業技術研究所計測化学部

高  橋  孝  一

通商産業検査所検査部検査業務課

野々村      誠

都立工業技術センター無機化学部

加  山  英  男

財団法人日本規格協会

石  橋  無味雄

厚生省国立衛生試験所

森  崎  謙  一

社団法人日本化学工業協会

嶋  貫      孝

社団法人日本分析化学会

並  木      昭

財団法人化学品検査協会

鶴  田  利  行

硫酸協会

中  村      靖

日本鉱業協会

大  槻      孝

社団法人日本鉄鋼協会

坂  本      勉

財団法人日本規格協会

高  田  芳  矩

財団法人日本分析センター

日  暮  喜八郎

第一化学薬品株式会社

鈴  木  正  信

和光純薬工業株式会社

飯  岡  寛  一

柳島製薬株式会社

高  野  虞美子

東京化成工業株式会社

飛  田  和  彦

米山化学工業株式会社

山  岡      宏

片山化学工業株式会社

山  田  和  夫

関東化学株式会社

(事務局)

平  井  信  次

日本試薬連合会