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日本工業規格

JIS

 K

9037

-1994

パラロゾール酸(試薬)

Pararosolic acid

C

19

H

14

O

3

  FW : 290.32

1.

適用範囲  この規格は,試薬として用いるパラロゾール酸(

1

)

について規定する。

(

1

)

別名  アウリン

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS K 0067

  化学製品の減量及び残分試験方法

JIS K 0117

  赤外分光分析方法通則

JIS K 8001

  試薬試験方法通則

2.

共通事項  この規格に共通する事項は,JIS K 8001 による。

3.

種類  特級

4.

性質  パラロゾール酸は,次の性質を示す。

(1)

性状  パラロゾール酸は,緑の金属光沢がある褐色の塊片又は赤みのある褐色の粉末で,エタノール

に溶けにくく,水及びジエチルエーテルにほとんど溶けない。

(2)

定性方法  試料の赤外吸収スペクトルを JIS K 0117 によって測定すると,波数 1 590cm

1

1 510cm

1

1 450cm

1

,1 350cm

1

,1 290cm

1

,1 160cm

1

,900cm

1

,850cm

1

及び 570cm

1

付近に主な吸収を認

める。この場合,試料調製は JIS K 0117 の 6.2(1)(錠剤法)による。赤外吸収スペクトルの一例を,

図 に示す。


2

K 9037-1994

図 1  赤外吸収スペクトルの一例

5.

品質  品質は,6.によって試験し,表 に適合しなければならない。

表 1  品質

項目

規格値

エタノール溶状

試験適合

乾燥減量 (105℃) 15.0%以下

強熱残分(硫酸塩) 0.3%以下 
変色範囲 (pH)

(黄赤)6.8-8.0(赤)

鋭敏度

試験適合

6.

試験方法  試験方法は,次のとおりとする。

(1)

エタノール溶状  試料 0.2g+エタノール (95) 10ml→振り混ぜて溶かす+水  (→20ml)……ほとんど澄

明以内(A 液)

(4)及び(5)の試験に用いる]

(2)

乾燥減量 (105)    15.0%以下

JIS K 0067

の 4.1.4(1)(第 1 法大気圧下で加熱乾燥する方法)による。

試料 0.4g(0.1mg のけたまではかる)を用い,4 時間乾燥し,減量 60mg 以下。

(3)

強熱残分(硫酸塩)  0.3%以下

JIS K 0067

の 4.4.4(4)(第 4 法硫酸塩として強熱する方法)による。

試料 1.0g 及び硫酸 1ml を用い,残分 3mg 以下。

(4)

変色範囲 (pH)    JIS K 8001 の 528(1)(緩衝液の調整)の pH6.8,7.4 及び 8.0 の緩衝液 10ml ずつを

それぞれ試験管に入れる+(1)の A 液 0.05ml……それぞれ黄赤,黄みの赤及び赤が現れる。

(5)

鋭敏度  (1)の A 液 0.15ml+二酸化炭素を含まない水 100ml+0.1mol/水酸化ナトリウム溶液 0.05ml…


3

K 9037-1994

…液の色は赤+0.1mol/塩酸 0.05ml……液の色は赤みの黄になる。

7.

容器  気密容器とする。

8.

表示  容器には,容易に消えない方法で次の事項を表示しなければならない。

(1)

名称  “パラロゾール酸”及び“試薬”の文字

(2)

種類

(3)

化学式,式量

(4)

内容量

(5)

製造番号

(6)

製造業者名又はその略号


4

K 9037-1994

原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

久保田  正  明

物質工学工業技術研究所計測化学部

細  川  幹  夫

通商産業省基礎産業局生物化学産業課

津  田      博

通商産業省機械情報産業局計量行政室

地  崎      修

工業技術院標準部繊維化学規格課

喜多川      忍

通商産業検査所化学部化学標準課

野々村      誠

都立工業技術センター無機化学部

加  山  英  男

財団法人日本規格協会

石  橋  無味男

厚生省国立衛生試験所

川  瀬      晃

社団法人日本分析化学会

柳  瀬  斉  彦

社団法人日本化学工業協会

藤  貫      正

社団法人日本分析化学会

並  木      昭

財団法人化学品検査協会

鶴  田  利  行

硫酸協会

中  村      靖

日本鉱業協会

大  槻      孝

社団法人日本鉄鋼協会

日  暮  喜八郎

第一化学薬品株式会社

北  田  佳  伸

和光純薬工業株式会社

高  野  虞美子

東京化成工業株式会社

中  村      穣

森田化学工業株式会社

山  岡      宏

片山化学工業株式会社

飯  岡  寛  一

柳島製薬株式会社

山  田  和  夫

関東化学株式会社

(事務局)

平  井  信  次

日本試薬連合会