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K 8922

:2008

(1)

目  次

ページ

序文 

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  一般事項

2

4

  種類

2

5

  性質

2

5.1

  性状

2

5.2

  定性方法 

2

6

  品質

2

7

  試験及び検査方法

2

7.1

  試験及び検査方法の条件及びその結果 

2

7.2

  純度 (KIO

3

3

7.3

  水溶状

3

7.4

  乾燥減量 (105 

3

7.5

  pH (50 g/l25  )

3

7.6

  塩化物,塩素酸塩,臭化物及び臭素酸塩(Cl として)

3

7.7

  よう化物 (I)

3

7.8

  硫酸塩 (SO

4

)

3

7.9

  窒素化合物(として) 

4

7.10

  重金属(Pb として)

4

7.11

  ナトリウム (Na) 

4

7.12

  鉄 (Fe)

4

8

  容器

5

9

  表示

5

10

  取扱い上の注意事項

5

附属書 JA(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

6


K 8922

:2008

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本試薬

協会(JRA)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申

出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS K 8922:1996 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。


日本工業規格

JIS

 K

8922

:2008

よう素酸カリウム(試薬)

Potassium iodate (Reagent)

KIO

3

    FW : 214.00

 

序文 

この規格は,1987 年に第 1 版として発行された ISO 6353-3 を基に作成した日本工業規格であるが,対

応国際規格の規定の一部を技術的に改良をしたため,

技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。

警告  この規格の使用者は,試験室での作業に精通するように努めなければならない。また,この規

格の使用に関連して起こるすべての安全上の問題は記載していないので,MSDS(化学物質等

安全データシート)などを参考にして安全及び健康に留意した適切な措置をとらなければなら

ない。

適用範囲 

この規格は,試薬として用いるよう素酸カリウムについて規定する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 6353-3:1987

,Reagents for chemical analysis−Part 3:Specifications−Second series (MOD)

なお,対応の程度を表す記号(MOD)は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,修正していることを示

す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS K 0067

  化学製品の減量及び残分試験方法

JIS K 8001

  試薬試験方法通則

JIS K 8085

  アンモニア水(試薬)

JIS K 8322

  クロロホルム(試薬)

JIS K 8541

  硝酸(試薬)

JIS K 8913

  よう化カリウム(試薬)

JIS P 3801

  ろ紙(化学分析用)


2

K 8922

:2008

一般事項   

試験及び検査方法の一般的な事項は,JIS K 8001 による。

種類   

種類は,特級とする。

性質

5.1 

性状 

よう素酸カリウムは,白い結晶又は結晶性粉末で,水にやや溶けやすく,エタノールにほとんど溶けな

い。

5.2 

定性方法 

定性方法は,次による。

a) 

試料 0.1 g に水 100 ml を加えて溶かす(A 液)

。A 液 5 ml に硝酸銀溶液(20 g/l)1 滴を加えると,白い沈

殿が生じる。A 液 5 ml に塩化ヒドロキシルアンモニウム溶液(100 g/l)1 滴を加えて加熱すると,よう素

を遊離する。

b) 

試料 0.5 g に水 10 ml を加えて,加熱して溶かし,JIS K 8001 の 5.29(炎色試験)(1)(アルカリ金属及

びアルカリ土類金属試験法)によると,紫が現れる。

6

品質

品質は,箇条 によって試験及び検査したとき,

表 に適合しなければならない。 

表 1−品質 

項目

規格値

純度 (KIO

3

)

質量分率  % 99.7

以上

水溶状

試験適合

乾燥減量 (105 ℃)

質量分率  % 0.05

以下

pH (50 g/l

,25  ℃)

5.0

∼8.0

塩化物,塩素酸塩,臭化
物及び臭素酸塩

(Cl として)

質量分率  % 0.02

以下

よう化物 (I)

質量分率  % 0.002

以下

硫酸塩 (SO

4

)

質量分率  % 0.005

以下

窒素化合物(N として) 質量分率  % 0.002

以下

重金属(Pb として)

質量分率 ppm

5

以下

ナトリウム (Na)

質量分率  % 0.005

以下

鉄 (Fe)

質量分率  % 0.001

以下

試験及び検査方法 

7.1 

試験及び検査方法の条件及びその結果 

試験及び検査方法の環境は,JIS K 8001 の 3.7(試験操作など)(1)(試験の環境)による。湿度管理は,

必要に応じて実施する。また,

表 で規定する各品質項目は,次の各試験及び検査方法によって行う。得


3

K 8922

:2008

られる測定値の計算方法及び規格値に対する判定は,JIS K 8001 の 3.5(測定値)によって行い,これに適

合しなければならない。

7.2 

純度 (KIO

3

試料 1 g を 0.1 mg のけたまではかりとり,水を加えて溶かした後に全量フラスコ 250 ml に入れ,水を標

線まで加える。その 25 ml を正確に共通すり合わせ三角フラスコ 200 ml にとり,水 30 ml,JIS K 8913 

規定するよう化カリウム 3 g 及び硫酸(1+5)5 ml を加え,直ちに栓をして暗所に 5 分間放置し,0.1 mol/l

チオ硫酸ナトリウム溶液で滴定し,終点の近くででんぷん溶液を指示薬として加え,滴定を続ける。終点

は,液の色が青から無色に変わる点とする。この場合,0.1 mol/l  チオ硫酸ナトリウム溶液 1 ml は,0.003 5667

g KIO

3

に相当する。

別に,同一条件で空試験を行って滴定量を補正する。

7.3 

水溶状 

水溶状は,JIS K 8001 の 5.2(溶状)による。この場合,試料は 1 g を用い,加熱して溶かした後、冷却

する。濁りの程度の適合限度標準は(a

(澄明)を用いる。

7.4 

乾燥減量 (105 

乾燥減量は,JIS K 0067 の 4.1.4(操作)(1)(第 1 法  大気圧下で加熱乾燥する方法)による。この場合,

試料 4 g を 0.1 mg のけたまではかりとり,105  ℃で 2 時間乾燥する。

7.5 

pH (50 g/l

25  

溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料溶液  試料 5.0 g を二酸化炭素を含まない水に溶かして 100 ml にする。

b)

操作  JIS K 8001 の 5.5(pH)(2)(操作)による。

7.6 

塩化物,塩素酸塩,臭化物及び臭素酸塩(Cl として) 

溶液の調製,操作及び判定は,次による。

a) 

試料側溶液  試料 0.25 g に水を加えて溶かし,15 ml にする。 

b) 

標準側溶液  塩化物標準液(Cl:0.01 mg/ml)5.0 ml に水を加えて 15 ml にする。

c) 

操作  試料側溶液及び標準側溶液に亜硫酸水

1) 

20 ml

を加えて水浴上で 30 分間加熱した後,更に沸騰

するまで加熱する。これを冷却した後に JIS K 8085 に規定するアンモニア水(濃度が質量分率 25  %

のもの。

)10 ml 及び硝酸銀溶液(20 g/l)20 ml を加え,水で 70 ml にし,洗浄ろ紙[JIS P 3801 に規定

するろ紙(化学分析用)

(5 種 C)]でろ過してそれぞれのろ液 35 ml をとり,JIS K 8541 に規定する硝

酸(濃度が質量分率 65  %のもの。

)6 ml を加えて酸性にし,5 分間放置する。

1)

亜硫酸水は,濃度(SO

2

として)が質量分率 5.0  %以上のものを用いる。

d) 

判定  試料側の濁りは,標準側の濁りより濃くない。

7.7 

よう化物 (I) 

溶液の調製,操作及び判定は,次による。

a) 

試料側溶液  試料 1.5 g を共通すり合わせ平底試験管にとり,水を加えて溶かし,30 ml にする。

b) 

標準側溶液  試料 0.5 g を共通すり合わせ平底試験管にとり,水を加えて溶かし,よう化物標準液(I:

0.01 mg/ml

)2.0 ml 及び水を加えて 30 ml にする。

c) 

操作  試料側溶液及び標準側溶液それぞれに,0.5 mol/l  硫酸 1 ml 及び JIS K 8322 に規定するクロロ

ホルム 1 ml を加え激しく振り混ぜる。 

d) 

判定  試料側のクロロホルム相の色は,標準側のクロロホルム相の紅色より濃くない。

7.8 

硫酸塩 (SO

4


4

K 8922

:2008

溶液の調製及び操作は,次による。 

a) 

試料側溶液  試料 1.0 g に水 10 ml,炭酸ナトリウム溶液(100 g/l)0.2 ml 及び塩酸(2+1)10 ml を加

え,水浴上で徐々に蒸発乾固する。これを加熱板上で 10 分間加熱し,放冷する。さらに,よう素の色

が消えるまで,水 10 ml 及び塩酸(2+1)5 ml を加えて水浴上で蒸発乾固を繰り返した後に,塩酸(2

+1)0.3 ml 及び水を加えて 25 ml にする。

b) 

標準側溶液  炭酸ナトリウム溶液(100 g/l)0.2 ml 及び試料側で分解に用いた量の塩酸(2+1)を加

え,水浴上で蒸発乾固する。これに硫酸塩標準液(SO

4

:0.01 mg/ml)5.0 ml,塩酸(2+1)0.3 ml 及

び水を加えて 25 ml にする。

c) 

操作  JIS K 8001 の 5.15[硫酸塩(SO

4

)

](1)(比濁法)による。 

7.9 

窒素化合物(として) 

溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  試料 1.0 g に水を加えて溶かし,140 ml にする。

b) 

標準側溶液  窒素標準液(N:0.01 mg/ml)2.0 ml に水を加えて 140 ml にする。

c) 

操作  JIS K 8001 の 5.12[窒素化合物(N として)](4)(蒸留−インドフェノール青法)による。 

7.10 

重金属(Pb として) 

溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  試料 6.0 g に水 20 ml 及び塩酸(2+1)20 ml を加え,加熱板上で蒸発乾固する。これに

水 10 ml 及び塩酸(2+1)10 ml を加え,再び加熱板上で蒸発乾固する。さらに,よう素の色が消え

るまで水 10 ml を加えて加熱板上で蒸発乾固を繰り返した後に,水を加えて 30 ml にする(B 液)

(B

液は,7.12 にも用いる。

。B 液 15 ml(試料量 3.0 g)に水を加えて 20 ml にする。

b) 

標準側溶液  塩酸(2+1)10 ml を加熱板上で蒸発乾固する。これに B 液 5 ml(試料量 1.0 g),鉛標

準液(Pb:0.01 mg/ml)1.0 ml 及び水を加えて 20 ml にする。

c)

操作  JIS K 8001 の 5.24[重金属(Pb として)](1)(硫化ナトリウム法)による。

7.11 

ナトリウム (Na) 

溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  試料 1.0 g を石英ガラス製蒸発皿にとり,塩酸(1+3)10 ml を加え,水浴上で蒸発乾固

する。これに塩酸(1+3)10 ml を加え,再び水浴上で蒸発乾固した後,水を加えて 100 ml にする(X

液)

b) 

標準側溶液  試料 1.0 g を石英ガラス製蒸発皿にとり,ナトリウム標準液(Na:0.1 mg/ml)0.5 ml 及

び塩酸(1+3)10 ml を加え,水浴上で蒸発乾固する。これに塩酸(1+3)10 ml を加え,再び水浴上

で蒸発乾固した後,水を加えて 100 ml にする(Y 液)

c)

操作  JIS K 8001 の 5.30(炎光光度法)(3)(操作)による。

7.12 

 (Fe) 

溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  7.10 の B 液 5 ml(試料量 1.0 g)に塩酸(2+1)1 ml を加え,水で 15 ml にする。

b) 

標準側溶液  塩酸(2+1)5 ml を水浴上で蒸発乾固し,鉄(Ⅲ)標準液(Fe

3

:0.01 mg/ml)1.0 ml 及び

塩酸(2+1)1 ml を加え,水で 15 ml にする。

c) 

操作  JIS K 8001 の 5.22[鉄(Fe)](2)(1,10-フェナントロリン法)による。


5

K 8922

:2008

容器

容器は,気密容器とする。 

表示

容器には,次の事項を表示する。 

a) 

名称  “よう素酸カリウム”及び“試薬”の文字

b)

種類

c) 

化学式及び式量

d) 

純度

e) 

内容量

f) 

製造番号

g) 

製造業者名又はその略号

10 

取扱い上の注意事項

よう素酸カリウムは,強酸化性物質なので,有機物質との接触及び衝撃は避ける。


附属書 JA

(参考)

JIS

と対応する国際規格との対比表

JIS K 8922 :2008

  よう素酸カリウム(試薬)

ISO 6353-3:1987

,Reagents for chemical analysis−Part 3: Specifications−Second

series

 
(

Ⅰ)JIS の規定

(

Ⅲ)国際規格の規定

(

Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号 及
び名称

内容

(

Ⅱ)

国際規格
番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)JIS と国際規格との技

術的差異の理由及び今後の
対策

1

適用範囲

試薬として用いるよ

う素酸カリウムにつ
いて規定。

1

化学分析用試薬 57 品目

の仕様について規定。

変更

JIS

は 1 品目 1 規格。

 
 
 
 

試薬の規格使用者が各規格

を多く引用しやすくするた
めに 1 品目 1 規格としてい
る。

なお,対応国際規格は,

20

年以上見直しが行われて

いないため市場の実態に合

わない。国際規格の改正提
案を検討する予定。

2

引用規格

3

一般事項

JIS K 8001

による。

追加

項目を追加。

編集上の差異であり,技術

的な差異はない。

4

種類

追加

種類の項目を追加。

JIS

は種類として,“特級”

だけなので,ISO 規格と技

術的な差異はない。

5

性質

追加

性質の項目を追加。

一般的な説明事項であり,

技術的差異はない。

6

品質

R 83.1

変更 1)

品質に差異のある項目:
ナトリウム

2)

追加した項目:水溶状

ISO

規格は,長期間内容の

見直しが行われず国際市場

で ISO 規格品が用いられる
ことはほとんどない。また,
技術的差異も軽微

a

b

c

ある。

2

K 892

2


2

008


(

Ⅰ)JIS の規定

(

Ⅲ)国際規格の規定

(

Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号 及

び名称

内容

(

Ⅱ)

国際規格
番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)JIS と国際規格との技

術的差異の理由及び今後の
対策

 R

83.2.1

R 83.2.2

R 83.2.3

試験溶液

変更

JIS

は,試験及び検査方法の該当

項目で個別に規定。

編集上の差異であり,技術

的な差異はない。

7  試 験 及 び
検査方法

7.1

試 験 及

び 検 査 方 法
の 条 件 及 び
その結果

R

83.3

追加

一般的な試験及び検査方法

の条件並びに結果に関する
事項であり,技術的な差異
はない。

7.2

純度

(KIO

3

)

酸化還元滴定法

R

83.3.1

酸化還元滴定法

変更 1)

試料の量などを変更。

2)  JIS

は,空試験を行う。

技術的差異は軽微であり,
対策は考慮しない。

7.3

水溶状

追加

項目を追加。 

品質確保のために必要。

ISO

規格の見直し時に,改

正提案の検討を行う予定。 

7.4

乾燥減量

(105  ℃)

105

℃ で 2 時 間 乾

燥。

 R

83.3.10

130

℃ で 恒 量 に な る ま

で乾燥。

変更

試料の量及び乾燥温度などを
変更。

技術的差異は軽微であり,
対策は考慮しない。

7.5 pH

( 50

g/l

,25  ℃)

溶液濃度は g/l で規
定。

R 83.3.2

溶 液 濃 度 は 質 量 分 率 %
で規定。

変更

1)  ISO 規格は質量分率%で

規定,JIS は g/l で規定。

2)  JIS K 8001

の 5.5 を引用。

JIS

は操作性から溶液濃度

を g/l で規定。ISO 規格の見
直し時に,改正提案の検討
を行う予定。 

7.6

塩化物,

塩素酸塩,臭
化 物 及 び 臭
素 酸 塩 ( Cl

として)

比濁法

R

83.3.3

比濁法

変更

試薬溶液の濃度などを変更。

7.7

よう化物

(I)

比色法

R

83.3.4

比色法

変更

試料の量などを変更。

7.8

硫 酸 塩

(SO

4

)

比濁法

R

83.3.5

種晶添加比濁法

変更 1)

ISO

規格は種晶添加比濁

法,JIS は比濁法。

2)  JIS K 8001 の 5.15 を引用。

技術的差異は軽微であり,

対策は考慮しない。

2

K 892

2


2

008


(

Ⅰ)JIS の規定

(

Ⅲ)国際規格の規定

(

Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号 及

び名称

内容

(

Ⅱ)

国際規格
番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)JIS と国際規格との技

術的差異の理由及び今後の
対策

7.9

窒素化合

物 ( N と し
て)

蒸留−インドフェノ

ール青法

 R

83.3.6

蒸留−ネスラー法

変更 1)

ISO

規格は蒸留―ネスラ

ー法,JIS は蒸留―インド
フェノール青法。JIS は水
銀試薬を有害性の少ない

試薬に変更。

2)  JIS K 8001

の 5.12 を引用。

ISO

規格のネスラー法は環

境・安全上,変更が必要。

ISO

規格の見直し時に,改

正提案の検討を行う予定。

7.10

重 金 属

(Pb として)

硫化ナトリウム法

R

83.3.7 硫化水素法

変更

1)

試料の量などを変更。

2)  JIS K 8001

の 5.24 を引用。

7.11

ナ ト リ

ウム (Na)

炎光光度法  R

83.3.9

炎光光度法

変更 1)

試料の量などを変更。

2)  JIS K 8001

の 5.30 を引用。

7.12

鉄 (Fe)

1,10-

フェナントロリ

ン法

 R

83.3.8

1,10-

フェナントロリン法

変更 1)

試料の量などを変更。

2)  JIS K 8001

の 5.22 を引用。

技 術 的 な 差 異 は 軽 微 で あ

り,対策は考慮しない。

8

容器

追加

項目を追加。

9

表示

追加

項目を追加。

10

取扱い上

の注意事項

追加

項目を追加。

規格適合性を評価する関係
で必要な項目を追加。

a)

理由:軽微な技術的差異。箇条 6(品質)の(Ⅳ)欄の 1)及び 2)は,いずれも一般用途の試薬としては軽微な技術的差異であり,この差が取引上の障害になる
可能性はほとんどない。ISO 規格,JIS とも品質項目の設定・品質水準の設定は,市場での長い使用実績・経験を踏まえたものである。ISO 規格と JIS との
質量分率 ppm∼質量分率 ppt レベルの不純物のごくわずかの差異は,経験上,一般用途の試薬としては実用上差し支えないものと考えられる。

なお,不純物のごくわずかの差異がどのような影響を及ぼすか,あらゆる用途を想定して検証することは現実的ではない。この(Ⅳ)の 1)及び 2)の品質項

目及び品質水準が不満足な場合は,通常,JIS 試薬,ISO 規格試薬とも対応できない。この場合,対応策としては,目的に合致した高純度試薬など特殊用途
の試薬を使用することになる。

b)

  ISO

試薬規格の状況:ISO 規格の試薬は,規格の維持管理が行われていない(規格制定後約 20 年経過)

。このため,ISO 規格の内容が現在の市場の要求に

こたえているかどうかの検討が行われていない(JIS との差)

。また,ISO 規格の試薬は,我が国だけではなく,国際市場でも商取引がほとんどなく国際規

格としての存在意義が乏しい。

c)

今後の対策:

a)

及び

b)

の理由から,当面,対策を考慮しない。

 

2

K 892

2


20
0

8


JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 6353-3:1987,MOD

被引用法規

第十五改正日本薬局方(平成 18 年厚生労働省告示第 285 号)

飼料及び飼料添加物の成分規格(昭和 51 年農林省令第 35 号)

関連する法規

消防法(昭和 23 年法律第 186 号)−危険物  第 1 類「よう素酸塩類」  第 1 種酸化性固体

関連する外国規格

アメリカ  Reagent Chemicals−American Chemical Society Specifications  ACS 10 版(2006) 
イギリス  British Standards  BS 6376-3(1989)

韓国  韓国産業規格(Korean Standards)  KS M 8015(1996)  KS M ISO 6353-3(2002) 
中国  国家標準(Guojia Biaozhum)  GB/T 651(1993) 
チェコ  Ceskych Technickych Norem(チェコ技術標準)  CN 68-4987(1969)

フランス  Norme Française(フランス標準)  NF ISO 6353-3(1988) 
ロシア  Gosdarstvennye Standarty(国家標準)  GOST 4202(1975)

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

    −  変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD………………国際規格を修正している。

 
 

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