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K 8866:2008

(1)

目  次

ページ

序文

1

1  適用範囲

1

2  引用規格

1

3  一般事項

1

4  種類

1

5  性質

2

5.1  性状

2

5.2  定性方法

2

6  品質

2

7  試験及び検査方法

2

7.1  特級

2

7.1.1  試験及び検査方法の条件及び結果

2

7.1.2  純度  (Na

2

B

4

O

7

10H

2

O)

2

7.1.3  水溶状

3

7.1.4  塩化物  (Cl)

3

7.1.5  硝酸塩

3

7.1.6  りん酸塩  (PO

4

)

3

7.1.7  硫酸塩  (SO

4

)

3

7.1.8  銅  (Cu)

3

7.1.9  カルシウム  (Ca)

4

7.1.10  鉛  (Pb)

4

7.1.11  ひ素  (As)

4

7.1.12  鉄  (Fe)

4

7.2  pH 標準液用

4

7.2.1  塩化物  (Cl)

4

8  容器

5

9  表示

5

附属書 JA(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

6

 


 
K 8866:2008

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本試薬

協会 (JRA) 及び財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきと

の申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。これに

よって,JIS K 8866 : 1995 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。


日本工業規格

JIS

 K

8866

:2008

四ほう酸ナトリウム十水和物(試薬)

Sodium tetraborate decahydrate (Reagent)

Na

2

B

4

O

7

・10H

2

O    FW : 381. 37

序文

この規格は,1987 年に第 1 版として発行された ISO 6353-3 を基に作成した日本工業規格であるが,対

応国際規格の規定の一部を技術的に変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。

1

適用範囲

この規格は,試薬として用いる四ほう酸ナトリウム十水和物

1)

について規定する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 6353-3 : 1987,Reagents for chemical analysis−Part 3 : Specifications−Second series (MOD)

なお,対応の程度を表す記号 (MOD) は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,修正していることを

示す。

1)

  別名:ほう砂

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS K 8001  試薬試験方法通則

JIS K 8180  塩酸(試薬)

JIS K 8882  D (−) -マンニトール(試薬)

JIS K 8891  メタノール(試薬)

JIS K 8951  硫酸(試薬)

JIS P 3801  ろ紙(化学分析用)

JIS Z 8802  pH 測定方法

3

一般事項

試験及び検査方法の一般的な事項は,JIS K 8001 による。

4

種類

種類は,特級及び pH 標準液用とする。



K 8866:2008

5

性質

5.1

性状

四ほう酸ナトリウム十水和物は,白い結晶又は結晶性の粉末で,水にやや溶けやすく,エタノールにほ

とんど溶けない。空気中に放置すると風化して白い粉末となる。

5.2

定性方法

定性方法は,次による。

a)  試料 1 g に水 100 ml を加えて溶かす(A 液)。A 液 10 ml に塩酸 (2+1) 1 ml を加え,クルクマ紙を浸

して乾燥すると赤褐色が現れ,これにアンモニア水 1 滴を加えると暗い緑に変わる。

b) A 液を用いて JIS K 8001 の 5.29(炎色試験)(1)(アルカリ金属及びアルカリ土類金属試験法)による

と,黄色が現れる。

6

品質

品質は,箇条 によって試験及び検査したとき,

表 に適合しなければならない。

表 1−品質

項目

規格値

特級 pH 標準液用

純度   
(Na

2

B

4

O

7

・10H

2

O)

質量分率 %

99.5∼101.0 99.6∼100.5

水溶状

試験適合

試験適合

塩化物 (Cl)

質量分率 ppm

5 以下

3 以下

硝酸塩

試験適合

試験適合

りん酸塩 (PO

4

)

質量分率 %

0.001 以下 0.001 以下

硫酸塩 (SO

4

)

質量分率 %

0.003 以下 0.003 以下

銅 (Cu)

質量分率 ppm

5 以下

5 以下

カルシウム (Ca)

質量分率 %

0.001 以下 0.001 以下

鉛 (Pb)

質量分率 ppm

5 以下

5 以下

ひ素 (As)

質量分率 ppm

2 以下

2 以下

鉄 (Fe)

質量分率 ppm

3 以下

3 以下

7

試験及び検査方法

7.1

特級

7.1.1

試験及び検査方法の条件及び結果

試験及び検査方法の環境は,JIS K 8001 の 3.7(試験操作など)(1)(試験の環境)による。湿度管理は,

必要に応じて実施する。また,

表 で規定する各品質項目は,次の各試験及び検査方法によって行う。得

られる測定値の計算方法及び規格値に対する判定は,JIS K 8001 の 3.5(測定値)によって行い,これに適

合しなければならない。

7.1.2

純度  (Na

2

B

4

O

7

10H

2

O)

試験は a)  及び b)  について行い,いずれにも適合する。

a)  第 法  試料 2 g を 0.1 mg のけたまではかりとり,二酸化炭素を含まない水 100 ml を加え,加熱して

溶かし,放冷する。これを,JIS Z 8802 に規定する pH 計Ⅱ形を用いて,0.5 mol/l 塩酸で pH4.0 まで滴

定する(B 液)

[B 液は,b)  の試験に用いる。

。この場合,0.5 mol/l 塩酸 1 ml  は,0.095 34 g Na

2

B

4

O

7

10H

2

O に相当する。


3

K 8866:2008

b)  第 法  a)  の B 液に JIS K 8882 に規定する D (−) -マンニトール 20 g を加えて溶かし,フェノールフ

タレイン溶液を指示薬として 1 mol/l 水酸化ナトリウム溶液で滴定する。別に二酸化炭素を含まない水

100 ml に,JIS K 8882 に規定する D (−) -マンニトール 20 g を加えて溶かし,空試験を行い,滴定量

を補正する。この場合,1 mol/l 水酸化ナトリウム溶液 1 ml  は,0.095 34 g Na

2

B

4

O

7

・10H

2

O に相当する。

7.1.3

水溶状

水溶状は,JIS K 8001 の 5.2(溶状)による。この場合,試料は 2 g を用い,加熱して溶かす。濁りの程

度の適合限度標準は  (a)(澄明)を用いる。

7.1.4

塩化物  (Cl)

溶液の調製及び操作は,次による。

a)  試料側溶液  試料 1.0 g に水 15 ml を加え,加熱して溶かす。これに水を加えて 20 ml にする。 
b)  標準側溶液  塩化物標準液  (Cl : 0.01 mg/ml) 0.50 ml に水を加えて 20 ml にする。 
c)  操作  JIS K 8001 の 5.7[塩化物 (Cl)](1)(比濁法)による。 
7.1.5

硝酸塩

溶液の調製及び操作は,次による。

a)  試料溶液  試料 2.0 g に水 15 ml を加え,加熱して溶かし冷却する。これに JIS K 8951 に規定する硫

酸 2 ml  を加えて,再び冷却する。JIS P 3801 に規定するろ紙(5 種 C)を用いてろ過し,少量の水で

ろ紙を洗う。ろ液及び洗液を合わせ,水を加えて 20 ml にし,その 10 ml を用いる。

b)  操作  JIS K 8001 の 5.10[硝酸塩 (NO

3

)](1)(インジゴカルミン法)による。この場合,インジゴカ

ルミン溶液  (1.8 g/l) 0.10 ml を用いる。NO

3

として質量分率約 0.005 %以下である。

7.1.6

りん酸塩  (PO

4

)

溶液の調製及び操作は,次による。

a)  試料側溶液  試料 1.0 g に水 15 ml を加え,加熱して溶かす。これに硫酸 (1+5)  を pH 約 4.0 になるま

で滴加し,水を加えて 20 ml にする。

b)  標準側溶液  試料側で用いた量の硫酸 (1+5)  を加熱板上で蒸発乾固し,これにりん酸塩標準液

(PO

4

 : 0.01 mg/ml) 1.0 ml 及び水を加えて 20 ml にする。

c)  操作  JIS K 8001 の 5.13[りん酸塩 (PO

4

)](1)(比色法)による。

7.1.7

硫酸塩  (SO

4

)

溶液の調製及び操作は,次による。

a)  試料側溶液  試料 1.0 g に水 20 ml を加え,加熱して溶かす。これに塩酸 (2+1)  を pH 約 4.0 になるま

で加え,更に塩酸 (2+1) 0.3 ml 及び水を加えて 25 ml にする。

b)  標準側溶液  試料側で用いた量の塩酸 (2+1)  を水浴上で蒸発乾固し,これに硫酸塩標準液 (SO

4

 :

0.01 mg/ml) 3.0 ml,塩酸 (2+1) 0.3 ml 及び水を加えて 25 ml にする。

c)  操作  JIS K 8001 の 5.15[硫酸塩 (SO

4

)](1)(比濁法)による。

7.1.8

  (Cu)

溶液の調製及び操作は,次による。

a)  試料側溶液  試料 5.0 g に水 60 ml 及び塩酸 (2+1) 5 ml を加え,加熱して溶かす。これに水を加えて

80 ml にする。

b)  標準側溶液  試料 5.0 g に銅標準液  (Cu : 0.01 mg/ml) 2.5 ml,鉛標準液  (Pb : 0.01 mg/ml) 2.5 ml,塩酸 (2

+1) 5 ml 及び水 60 ml を加え,加熱して溶かす。これに水を加えて 80 ml にする。

c)  空試験溶液  塩酸 (2+1) 5 ml を水浴上蒸発乾個し,水を加えて 5 ml にする。



K 8866:2008

d)  操作  JIS K 8001 の 5.31(原子吸光法)(2)(抽出液噴霧法)(d)(操作)による(操作の途中で得られ

る X 液,Y 液及び Z 液は,7.1.10 にも用いる。

7.1.9

カルシウム  (Ca)

溶液の調製及び操作は,次による。

a)  試料側溶液  試料 2.0 g に水 80 ml 及び塩酸 (2+1) 5 ml を加え,加熱して溶かす。これに水を加えて

100 ml にする(X 液)。

b)  標準側溶液  試料 2.0 g にカルシウム標準液  (Ca : 0.01 mg/ml) 2.0 ml,塩酸 (2+1) 5 ml 及び水 80 ml を

加え,加熱して溶かす。これに水を加えて 100 ml にする(Y 液)

c)  空試験溶液  塩酸 (2+1) 5 ml 及び水を加えて 100 ml にする(Z 液)。 
d)  操作  JIS K 8001 の 5.31 (1)(直接噴霧法)(d)(操作)による。 
7.1.10  鉛  (Pb)

溶液の調製及び操作は,次による。

a)  試料側溶液  7.1.8 の X 液を用いる。 
b)  標準側溶液  7.1.8 の Y 液を用いる。 
c)  空試験溶液  7.1.8 の Z 液を用いる。 
d)  操作  JIS K 8001 の 5.31 (2) (d)  ③による。 
7.1.11  ひ素  (As)

溶液の調製及び操作は,次による。

a)  試料側溶液  試料 1.0 g に水 15 ml を加え,加熱して溶かす。これを水で水素化ひ素発生瓶 100 ml に

移し入れ,水を加えて 20 ml にする。

b)  標準側溶液  ひ素標準液  (As : 0.001 mg/ml) 2.0 ml を水素化ひ素発生瓶 100 ml に入れ,水を加えて 20

ml にする。

c)  操作  JIS K 8001 の 5.19[ひ素 (As)](3)[N,N-ジエチルジチオカルバミド酸銀法(AgDDTC 法)]に

よる。

7.1.12  鉄  (Fe)

溶液の調製及び操作は,次による。

a)  試料側溶液  試料 4 g をとり,JIS K 8891 に規定するメタノール 20 ml  及び JIS K 8180 に規定する塩

酸 4 ml を加えて水浴上で蒸発乾固をする操作を 3 回繰り返す。これに塩酸 (2+1) 1 ml 及び水を加え

て 15 ml にする。

b)  標準側溶液  JIS K 8891 に規定するメタノール 60 ml に,JIS K 8180 に規定する塩酸 12 ml を加えて,

水浴上で蒸発乾固する。これに鉄  (Ⅲ)  標準液  (Fe : 0.01 mg/ml) 1.2 ml,塩酸 (2+1) 1 ml 及び水を加え

て 15 ml にする。

c)  操作  JIS K 8001 の 5.22[鉄 (Fe)](2)(1,10-フェナントロリン法)による。 
7.2

pH 標準液用

試験及び検査方法は,7.1 による。ただし,塩化物 (Cl) は,次による。

7.2.1

塩化物  (Cl)

a)  試料側溶液  試料 1.0 g に水 15 ml を加え,加熱して溶かす。これに水を加えて 20 ml にする。 
b)  標準側溶液  塩化物標準液  (Cl : 0.01 mg/ml) 0.30 ml に水を加えて 20 ml にする。 
c)  操作  JIS K 8001 の 5.7 (1)  による。


5

K 8866:2008

8

容器

容器は,気密容器とする。

9

表示

容器には,次の事項を表示する。

a)  名称  “四ほう酸ナトリウム十水和物”及び“試薬”の文字

b)  種類

c)  化学式及び式量

d)  純度

e)  内容量

f)  製造番号

g)  製造年月又はその略号(pH 標準液用だけに適用する。)

h)  製造業者名又はその略号



K 8866:2008

附属書 JA

参考)

JIS と対応する国際規格との対比表

JIS K 8866 : 2008  四ほう酸ナトリウム十水和物(試薬)

ISO 6353-3 : 1987,Reagents for chemical analysis−Part 3 : Specifications−Second 
series

(Ⅰ) JIS の規定

(Ⅲ)  国際規格の規定

(Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の箇
条ごとの評価及びその内容

箇条番号及び名称

内容

(Ⅱ)  国際規
格番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

1  適用範囲

試薬として用いる
四ほう酸ナトリウ
ム十水和物につい

て規定。

1

化 学 分 析 用 試
薬 57 品目の仕
様 に つ い て 規

定。

変更

JIS は 1 品目 1 規格。

試薬の規格使用者が各規格を多く
引用しやすくするために 1 品目 1
規格としている。

なお,対応国際規格は 20 年以上

見直しが行われていないため市場
の実態に合わない。国際規格の改

正提案を検討する予定。

2  引用規格

3  一般事項

JIS K 8001 による。

追加

項目を追加。

編集上の差異であり,技術的な差
異はない。

4  種類

追加

種類の項目を追加。

JIS は種類として“特級”及び“pH
標準液用”がある。

なお,

“pH 標準液用”は用途別

試薬なので ISO 規格と使用目的が
異なる。

5  性質

追加

性質の項目を追加。

一般的な説明事項であり,技術的
差異はない。

6  品質

R

61.1

  変更 1)

品 質 に 差 異 の あ る 項
目:純度,塩化物,りん
酸塩,硫酸塩,カルシウ

ム,鉛,鉄。

2)  追加した項目:水溶状,

硝酸塩,ひ素。

ISO 規格は,長期間内容の見直し
が行われず国際市場で ISO 規格品
が 用 い ら れ る こ と は ほ と ん ど な

い。また,技術的差異も軽微

a) b) c) 

である。

6

K 886

6

2

008

6

K 886

6

20
0

8


7

K 8866:2008

(Ⅰ) JIS の規定

(Ⅲ)  国際規格の規定

(Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の箇
条ごとの評価及びその内容

箇条番号及び名称

内容

(Ⅱ)  国際規
格番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

7  試験及び検査方法
7.1 特級 
7.1.1 試験及び検査方
法の条件及び結果

追加

一般的な試験及び検査方法の条件

及び結果に関する事項であり,技
術的な差異はない。

7.1.2  純度 
(Na

2

B

4

O

7

・10H

2

O)

a)  第 1 法 
b)  第 2 法

滴定法   R

61.2.1

滴定法

変更

ISO 規格は塩酸で中和後,D 
(−)  -マンニトールを加え
てアルカリ滴定,JIS は中和
滴定及びその後,D (−) -マ
ンニトールを加えてアルカ

リ滴定する 2 方法で規定。

ISO 規格は 1 方法で定量している
が,JIS 規格は 2 方法で試験し,よ

り精度の高いものとした。ISO 
格の見直し時に,改正提案の検討
を行う予定。

7.1.3  水溶状

追加

項目を追加。

品質確保のために必要。 
ISO 規格の見直し時に,改正提案
の検討を行う予定。

7.1.4  塩化物 (Cl)

比濁法   R

61.2.2

比濁法

変更 1)

試薬濃度などを変更。

2)  JIS K 8001 の5.7 を引用。

技術的差異は軽微であり,対策は
考慮しない。

7.1.5  硝酸塩

インジゴカルミン

追加

項目を追加。

品質確保のために必要。 
ISO 規格の見直し時に,改正提案
の検討を行う予定。

7.1.6  りん酸塩 
(PO

4

)

比色法   R

61.2.3

抽出比色法

変更 1)

ISO 規格は抽出比色法,
JIS は比色法。

2)  JIS K 8001 の 5.13 を引

用。

JIS は技術的改良によって手順を
簡略化。ISO 規格の見直し時に,
改正提案の検討を行う予定。

7.1.7  硫酸塩 (SO

4

)

比濁法   R

61.2.4

種 晶 添 加 比 濁

変更 1)

ISO 規格は種晶添加比
濁法,JIS は比濁法。

2)  JIS K 8001 の 5.15 を引

用。

技術的差異は軽微であり,対策は

考慮しない。

7.1.8  銅 (Cu)

原子吸光法(抽出
液噴霧法)

 R

61.2.5

原子吸光法(抽
出液噴霧法)

変更 1)

試料の量などを変更。

2)  JIS K 8001 の 5.31 を引

用。

技術的差異は軽微であり,対策は
考慮しない。

 

7

K 886

6

2

008

7

K 886

6

20
0

8



K 8866:2008

(Ⅰ) JIS の規定

(Ⅲ)  国際規格の規定

(Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の箇
条ごとの評価及びその内容

箇条番号及び名称

内容

(Ⅱ)  国際規
格番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

7.1.9  カルシウム (Ca)

原子吸光法(直接

噴霧法)

 R

61.2.5

原子吸光法(直

接噴霧法)

変更 1)

試料の量などを変更。

2)  JIS K 8001 の 5.31 を引

用。

技術的差異は軽微であり,対策は

考慮しない。

7.1.10  鉛 (Pb)

原子吸光法(抽出
液噴霧法)

 R

61.2.5

原子吸光法(抽
出液噴霧法)

変更 1)

試料の量などを変更。

2)  JIS K 8001 の 5.31 を引

用。

技術的差異は軽微であり,対策は
考慮しない。

7.1.11  ひ素 (As)

N,N-ジエチルジチ
オカルバミド酸銀

法(AgDDTC 法)

追加

項目を追加。

品質確保のために必要。 
ISO 規格の見直し時に,改正提案
の検討を行う予定。

7.1.12  鉄 (Fe)

1,10-フェナントロ
リン法

 R

61.2.5

原子吸光法(抽

出液噴霧法)

変更 1)

試料の量,

操作などを変

更。

2)  JIS K 8001 の 5.22 を引

用。

JIS は操作の容易な比色法を採用。
ISO 規格の見直し時に,改正提案
の検討を行う予定。

7.2 pH 標準液用 
7.2.1  塩化物 (Cl)

比濁法

追加

項目を追加。

用途上で必要。

8  容器

追加

項目を追加。

9  表示

追加

項目を追加。

規格適合性を評価する関係で必要
な項目を追加。

a)

  理由:軽微な技術的差異。箇条 6(品質)の  (Ⅳ)  欄の 1)  及び 2)  は,いずれも一般用途の試薬としては軽微な技術的差異であり,この差が取引上の障害になる

可能性はほとんどない。ISO 規格,JIS とも品質項目の設定・品質水準の設定は,市場での長い使用実績・経験を踏まえたものである。ISO 規格と JIS との質量

分率 ppm∼質量分率 ppt レベルの不純物のごくわずかの差異は,経験上,一般用途の試薬としては実用上差し支えないものと考えられる。

なお,不純物のごくわずかの差異がどのような影響を及ぼすか,あらゆる用途を想定して検証することは現実的ではない。この  (Ⅳ)  の 1)  及び 2)  の品質項目

及び品質水準が不満足な場合は,通常,JIS 試薬,ISO 規格試薬とも対応できない。この場合,対応策としては,目的に合致した高純度試薬など特殊用途の試薬

を使用することになる。

b)

  ISO 試薬規格の状況:ISO 規格の試薬は,規格の維持管理が行われていない(規格制定後約 20 年経過)。このため,ISO 規格の内容が現在の市場の要求にこたえ

ているかどうかの検討が行われていない(JIS との差)。また,ISO 規格の試薬は,我が国だけではなく,国際市場でも商取引がほとんどなく国際規格としての

存在意義が乏しい。

c)

  今後の対策:注

a) 

及び

b) 

の理由から,当面,対策を考慮しない。

JIS と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 6353-3 : 1987,MOD

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被引用法規

食品・添加物等の規格基準(昭和 34 年厚生省告示第 370 号) 
医薬品等に使用することができるタール色素(昭和 41 年厚生省令第 30 号) 
生物学的製剤基準(平成 5 年厚生省告示第 217 号)

第十五改正日本薬局方(平成 18 年厚生労働省告示第 285 号) 
飼料及び飼料添加物の成分規格(昭和 51 年農林省令第 35 号) 
作物残留に係る農薬登録保留基準(昭和 48 年環境庁告示第 46 号)

水質汚濁に係る農薬登録保留基準(平成 5 年環境庁告示第 35 号)

関連する法規

特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律(平成 11 年法律第 86 号)−第 2 条  第一種指定化学物質

関連する外国規格

アメリカ  Reagent Chemicals−American Chemical Society Specifications  ACS (2000) 
イギリス  British Standards  BS 6376-3 (1989)   
中国  国家標準 (Guojia Biaozhun)  GB/T 632 (1993),GB 6856 (1986)  pH 基準試薬

チェコ  Ceskych Technickych Norem(チェコ技術標準)  CN 68-4333 (1987) 
フランス  Norme Française(フランス標準)  NF ISO 6353-3 (1988) 
韓国  韓国産業規格 (Korean Standards)  KS M 8174 (1995)  KS M ISO 6353-3 (2002)

ロシア  Gosdarstvennye Standarty(国家標準)  GOST 4199 (1976) 

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  追加  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

    −  変更  国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD 国際規格を修正している。

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