>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

日本工業規格

JIS

 K8776

-1994

2

−ヒドロキシ−1−(2−ヒドロキシ

−4−スルホ−1−ナフチルアゾ)

−3−ナフトエ酸(試薬)

2-Hydroxy-1- (2-hydroxy-4-sulfo-1-naphthylazo) -3-naphthoic acid

C

21

H

14

N

2

O

7

S

  FW : 438.42

1.

適用範囲  この規格は,試薬として用いる 2−ヒドロキシ−1−(2−ヒドロキシ−4−スルホ−1−ナ

フチルアゾ)−3−ナフトエ酸(

1

)

(以下,HSNN という。

)について規定する。

(

1

)

略名:HSNN

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS K 0067

  化学製品の減量及び残分試験方法

JIS K 0117

  赤外分光分析方法通則

JIS K 8001

  試薬試験方法通則

2.

共通事項  この規格に共通する事項は,JIS K 8001 による。

3.

種類  特級

4.

性質  HSNN は,次の性質を示す。

(1)

性状  HSNN は,ごく暗い紫の粉末で,エタノール及びメタノールに極めて溶けにくく,水及びジエ

チルエーテルにほとんど溶けない。アルカリ水溶液にやや溶けにくい。

(2)

定性方法  試料の赤外吸収スペクトルを JIS K 0117 によって測定すると,波数 1 560cm

-1

,1 520cm

-1

1 440cm

-1

,1 210cm

-1

,1 160cm

-1

,1 050cm

-1

及び 650cm

-1

付近に主な吸収を認める。この場合,試料調

製は JIS K 0117 の 6.2(1)(錠剤法)による。赤外吸収スペクトルの一例を

図 に示す。


2

K8776-1994

図 1  赤外吸収スペクトルの一例

5.

品質  品質は,6.によって試験し,表 に適合しなければならない。

表 1  品質

項目

規格値

水酸化カリウム溶液溶状

試験適合

吸光度 (20mg/l)  (乾燥物換算)

0.65

以上

乾燥減量 (105℃)

10.0%

以下

強熱残分(硫酸塩) 0.2%以下 
鋭敏度

試験適合

6.

試験方法  試験方法は,次のとおりとする。

(1)

水酸化カリウム溶液溶状

試料 50mg+水酸化カリウム溶液 (40g/l) 10ml+水  (→100ml)  →その 20ml……澄明[溶液は(5)の試験

に用いる]

(2)

吸光度 (20mg/l)  (乾燥物換算)  0.65 以上

(a)

操作  試料 0.02g(0. lmg のけたまではかる)+メタノール 200ml→全量フラスコ 250ml に入れる→

メタノールを標線まで加える→その 25ml(正確にとる)→全量フラスコ 100ml に入れる→メタノー

ルを標線まで加える→吸収セル 10mm を用いて 555nm 付近の吸収極大の波長における吸光度をメタ

ノールを対照液として測定……0.65 以上

(b)

計算

100

100

02

.

0

b

S

a

E

×

×

=

ここに,

E

吸光度

 (20mg/l)

(乾燥物換算)

a

吸光度の測定値


3

K8776-1994

b

乾燥減量の測定値

 (%)

S

はかり取った試料の質量

 (g)

(3)

乾燥減量 (105)

10.0%

以下

JIS K 0067

の 4.1.4(1)(第

1

法  大気圧下で加熱乾燥する方法)による。試料

1.0g

0.1mg

のけたまで

はかる)を用いて

105

℃で

5

時間乾燥し,減量

100mg

以下。

(4)

強熱残分(硫酸塩)

0.2%

以下

JIS K 0067

の 4.4.4(4)(第

4

法  硫酸塩として強熱する方法)(4.2)による。試料

1.0g

及び硫酸

1ml

用いて操作し,残分

2mg

以下。

(5)

鋭敏度

100ml

(1)の溶液

1.0ml

+水酸化カリウム

1g

→溶かす……青+カルシウム標準液

 (0.lmgCa/ml)

0.40ml

……赤紫+

0.0lmol/l EDTA2Na

溶液

0.15ml

……青。

7.

容器  遮光した気密容器とする。

8.

表示  容器には,次の事項を表示しなければならない。

(1)

名称  “

2

−ヒドロキシ−

1

−(

2

−ヒドロキシ−

4

−スルホ−

1

−ナフチルアゾ)−

3

−ナフトエ酸”及

び“試薬”の文字

(2)

種類

(3)

化学式,式量

(4)

内容量

(5)

製造番号

(6)

製造業者名又はその略号


4

K8776-1994

原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

久保田  正  明

物質工学工業技術研究所計測化学部

細  川  幹  夫

通商産業省基礎産業局生物化学産業課

津  田      博

通商産業省機械情報産業局計量行政室

地  崎      修

工業技術院標準部繊維化学規格課

喜多川      忍

通商産業検査所化学部化学標準課

野々村      誠

都立工業技術センター無機化学部

加  山  英  男

財団法人日本規格協会

石  橋  無味雄

厚生省国立衛生試験所

川  瀬      晃

社団法人日本分析化学会

柳  瀬  斉  彦

社団法人日本化学工業協会

藤  貫      正

社団法人日本分析化学会

並  木      昭

財団法人化学品検査協会

鶴  田  利  行

硫酸協会

中  村      靖

日本鉱業協会

大  槻      孝

社団法人日本鉄鋼協会

日  暮  喜八郎

第一化学薬品株式会社

北  田  佳  伸

和光純薬工業株式会社

高  野  虞美子

東京化成工業株式会社

中  村      穣

森田化学工業株式会社

山  岡      宏

片山化学工業株式会社

飯  岡  寛  一

柳島製薬株式会社

山  田  和  夫

関東化学株式会社

(事務局)

平  井  信  次

日本試薬連合会