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日本工業規格

JIS

 K

8721

-1995

p

−ニトロフェノール(試薬)

p

−Nitrophenol

C

6

H

5

NO

3

    FW : 139.11

1.

適用範囲  この規格は,試薬として用いる p−ニトロフェノールについて規定する。

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS K 0117

  赤外分光分析方法通則

JIS K 8001

  試薬試験方法通則

2.

共通事項  この規格に共通する事項は,JIS K 8001 による。

3.

種類  特級

4.

性質  p−ニトロフェノールは,次の性質を示す。

(1)

性状  p−ニトロフェノールは,うすい黄色の結晶性粉末で,エタノール及びジエチルエーテルに溶け

やすく,水に溶けにくい。

(2)

定性方法  試料の赤外吸収スペクトルを JIS K 0117 によって測定すると,波数 3 330cm

-1

,1 590cm

-1

1 500cm

-1

,1 330cm

-1

,1 220cm

-1

,1 110cm

-1

,850cm

-1

及び 760cm

-1

付近に主な吸収を認める。この場合,

試料調整は JIS K 0117 の 6.2(1)(錠剤法)による。赤外吸収スペクトルの一例を

図 に示す。


2

K 8721-1995

図 1  赤外吸収スペクトルの一例

5.

品質  品質は,6.によって試験し,表 に適合しなければならない。

表 1  品質

項目

規格値

純度 (GC)

99.0%

以上

エタノール溶状

試験適合

融点 113∼116℃ 
変色範囲 (pH)

(ごくうすい黄色)pH4.8
∼pH7.6(黄色)

6.

試験方法  試験方法は,次のとおりとする。

(1)

純度 (GC)  99.0%以上

JIS K 8001

の 5.32(ガスクロマトグラフ法)による。

(a)

検出器の種類  水素炎イオン化検出器

(b)

試料溶液の調製  試料 1g+アセトン(→10ml)。

(c)

分析条件

カラム充てん剤  粒径 180∼250

µm のけい藻土を担体に用い,それにシリコーン系固定相液体を

10%

含浸させたもの,又はこれと同等の分離能をもつもの。

参考  担体としてのけい藻土には,クロモソルブ W,シマライト W などがあり,また,シリコーン


3

K 8721-1995

系固定相液体にはシリコーン SE−30 などがある。

カラム用管の内径及び長さ  2∼4mm, 2∼3m

設定温度  カラム槽 160∼200℃

試料気化室 260∼300℃

検出器槽 260∼300℃

キャリヤーガスの種類及び流量  窒素又はヘリウム,40∼60ml/min

試料溶液注入量  2

µl

(2)

エタノール溶状

試料 0.5g+エタノール (95) (→20ml)……澄明。

(3)

融点  113∼116℃

JIS K 8001

の 5.4(融点及び溶融範囲)による。

(4)

変色範囲 (pH) 

JIS K 8001

の 5.28(変色範囲)の pH4.8,6.2 及び 7.6 の緩衝液 10ml ずつをそれぞれ試験管に入れる

+試料溶液(

1

)0.3ml

……それぞれ,ごくうすい黄色,うすい黄色及び黄色になる。

(

1

)

試料溶液の調製  試料0.25g+二酸化炭素を含まない水(→100ml)。

7.

容器  遮光した気密容器とする。

8.

表示  容器には,次の事項を表示しなければならない。

(1)

名称  “p−ニトロフェノール”及び“試薬”の文字

(2)

種類

(3)

化学式,式量

(4)

品質(純度)

(5)

内容量

(6)

製造番号

(7)

製造業者名又はその略号


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K 8721-1995

原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

久保田  正  明

物質工学工業技術研究所計測化学部

地  崎      修

通商産業省基礎産業局生物化学産業課

津  田      博

通商産業省機械情報産業局計量行政室

倉      剛  進

工業技術院標準部繊維化学規格課

喜多川      忍

通商産業検査所化学部化学標準課

野々村      誠

都立工業技術センター無機化学部

加  山  英  男

財団法人日本規格協会

石  橋  無味雄

厚生省国立衛生試験所

川  瀬      晃

社団法人日本分析化学会

柳  瀬  斉  彦

社団法人日本化学工業協会

藤  貫      正

社団法人日本分析化学会

並  木      昭

財団法人化学品検査協会

鶴  田  利  行

硫酸協会

中  村      靖

日本鉱業協会

大  槻      孝

社団法人日本鉄鋼協会

日  暮  喜八郎

第一化学薬品株式会社

北  田  佳  伸

和光純薬工業株式会社

飯  岡  寛  一

柳島製薬株式会社

高  野  虞美子

東京化成工業株式会社

飛  田  和  彦

米山化学工業株式会社

山  岡      宏

片山化学工業株式会社

山  田  和  夫

関東化学株式会社

(事務局)

平  井  信  次

日本試薬連合会