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K 8617

:2007

(1)

目  次

ページ

序文

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  一般事項

1

4

  種類

1

5

  性質

2

5.1

  性状

2

5.2

  定性方法

2

6

  品質

2

7

  試験及び検査方法

2

7.1

  試験及び検査方法の条件並びに結果

2

7.2

  純度  (CaCO

3

)

乾燥後)

2

7.3

  塩酸溶状

3

7.4

  乾燥減量  (105  ℃)

3

7.5

  塩化物  (Cl)

3

7.6

  硝酸塩  (NO

3

)

3

7.7

  りん酸塩  (PO

4

)

3

7.8

  硫酸塩  (SO

4

)

3

7.9

  ナトリウム  (Na)

3

7.10

  カリウム  (K)

4

7.11

  マグネシウム  (Mg)

4

7.12

  ストロンチウム  (Sr)

4

7.13

  バリウム  (Ba)

4

7.14

  鉛  (Pb)

4

7.15

  ひ素  (As)

4

7.16

  鉄  (Fe)

5

7.17

  アンモニウム  (NH

4

)

5

8

  記録

5

9

  容器

5

10

  表示

5

附属書 JA(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

6


K 8617

:2007

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本試薬

協会(JRA)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申

出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS K 8617:1996 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。


日本工業規格

JIS

 K

8617

:2007

炭酸カルシウム(試薬)

Calcium carbonate (Reagent)

CaCO

3

    FW : 100.09

序文

この規格は,1987 年に第 1 版として発行された ISO 6353-3,Reagents for chemical analysis−Part 3:

Specifications

−Second series を基に作成した日本工業規格であるが,対応国際規格の規定の一部に市場の実

態を反映していない部分があるため,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。

1

適用範囲

この規格は,試薬として用いる炭酸カルシウムについて規定する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 6353-3:1987

,Reagents for chemical analysis−Part 3: Specifications−Second series (MOD)

なお,対応の程度を表す記号(MOD)は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,修正していることを示

す。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS K 0050

  化学分析方法通則

JIS K 0067

  化学製品の減量及び残分試験方法

JIS K 8001

  試薬試験方法通則

JIS K 8180

  塩酸(試薬)

JIS K 8541

  硝酸(試薬)

JIS K 8891

  メタノール(試薬)

JIS K 8951

  硫酸(試薬)

3

一般事項

試験及び検査方法の一般的な事項は,JIS K 8001 による。

4

種類


2

K 8617

:2007

種類は,特級とする。

5

性質

5.1

性状

炭酸カルシウムは,白い粉末で,水及びエタノールにほとんど溶けない。

5.2

定性方法

試料 0.5 g に酢酸 (1+10) 10 ml を加えると,泡だって溶ける。これにしゅう酸アンモニウム溶液 (40 g/l)

5 ml

を加えると白い沈殿が生じる。

6

品質

品質は,箇条 によって試験及び検査したとき,

表 に適合しなければならない。

表 1−品質

項目

規格値

純度 (CaCO

3

)

(乾燥後)

塩酸溶状 
乾燥減量 (105 ℃)

塩化物 (Cl) 
硝酸塩 (NO

3

)

りん酸塩 (PO

4

)

硫酸塩 (SO

4

)

ナトリウム (Na) 
カリウム (K)

マグネシウム (Mg) 
ストロンチウム (Sr) 
バリウム (Ba)

鉛 (Pb) 
ひ素 (As) 
鉄 (Fe)

アンモニウム (NH

4

)

質量分率 %

質量分率 %

質量分率 %

質量分率 %

質量分率 % 
質量分率 % 
質量分率 %

質量分率 % 
質量分率 % 
質量分率 %

質量分率 % 
質量分率 ppm 
質量分率 %

質量分率 %

  99.5 以上 
  試験適合 
  0.3 以下

  0.005 以下 
  試験適合

0.002

以下

  0.005 以下 
  0.01 以下 
  0.005 以下

  0.01 以下 
  0.05 以下 
  0.005 以下

  0.001 以下 
  1 以下 
  0.001 以下

  0.05

以下

7

試験及び検査方法

7.1

試験及び検査方法の条件並びに結果

試験及び検査方法の環境は,JIS K 8001 の 3.7(試験操作など)(1)(試験の環境)による。湿度管理は

必要に応じて実施する。また,

表 で規定する各品質項目の試験及び検査は,次の各試験及び検査方法に

よって行い,得られる測定値の計算方法及び規格値に対する判定は,JIS K 8001 の 3.5(測定値)による。

7.2

純度  (CaCO

3

)

乾燥後)

7.4

の残分 0.5 g を 0.1 mg のけたまではかりとり,全量フラスコ 500 ml に入れ,塩酸 (2+1) 3 ml を徐々

に加えて溶かし,水を標線まで加える。その 25 ml を正確にとり,水酸化カリウム溶液 (100 g/l) で中和し,

更に水酸化カリウム溶液 (100 g/l) を 12 ml 加える。HSNN

1)

希釈粉末を加え,0.01 mol/l EDTA2Na 溶液で滴

定する。終点は,液の色が赤から青に変わる点とする。この場合,0.01 mol/l EDTA2Na 溶液 1 ml は,0.001

000 9 g CaCO

3

に相当する。

1)

 HSNN

は,2-ヒドロキシ-1-(2´-ヒドロキシ-4´-スルホ-1´-ナフチルアゾ)-3-ナフトエ酸の略名で

ある。


3

K 8617

:2007

7.3

塩酸溶状

塩酸溶状は,JIS K 8001 の 5.2(溶状)による。この場合,試料 1 g,溶媒は塩酸 (1+1)  を用い,徐々

に加える。濁りの程度の適合限度標準は,JIS K 8001 の 5.2 (1)(濁りの程度の適合限度標準)  (a)(澄明)

を用いる。

7.4

乾燥減量  (105  ℃)

乾燥減量は,JIS K 0067 の 4.1.4(操作)(1)(第 1 法  大気圧下で加熱乾燥する方法)による。この場合,

試料 1 g を 0.1 mg のけたまではかりとり,105  ℃で 2 時間乾燥する(残分を 7.2 に用いる。

7.5

塩化物  (Cl)

溶液の調製及び操作は,次による。

a)

試料側溶液  試料 1.0 g に水 10 ml 及び JIS K 8541 に規定する硝酸 3 ml を徐々に加えて溶かし,1 分

間煮沸する。これを冷却し,水を加えて 20 ml にする。

b)

標準側溶液  塩化物標準液 (Cl:0.01 mg/ml) 5.0 ml に水 5 ml 及び JIS K 8541 に規定する硝酸 3 ml を

加え,1 分間煮沸する。これを冷却し,水を加えて 20 ml にする。

c)

操作  JIS K 8001 の 5.7[塩化物 (Cl)](1)(比濁法)による。

7.6

硝酸塩  (NO

3

)

操作及び判定は,次による。

a)

操作  試料 1 g をとり,水を加えて 10 ml にする。インジゴカルミン溶液  (1.8 g/l) 0.10 ml を加え,振

り混ぜながら JIS K 8951 に規定する硫酸 10 ml を徐々に加えて,10 分間放置する。

b)

判定  液は青を保つ。NO

3

として約質量分率 0.005 %以下である。

7.7

りん酸塩  (PO

4

)  

溶液の調製及び操作は,次による。

a)

試料側溶液  試料 10 g に水 15 ml 及び JIS K 8180 に規定する塩酸 30 ml を徐々に加える。これを水浴

上でほとんど蒸発乾固し,全量フラスコ 100 ml に水で洗い入れ,水を標線まで加える(A 液)

(A 液

は,7.8 及び 7.13 にも用いる。

A

液 10 ml(試料量 1 g)に水を加えて 20 ml にする。

b)

標準側溶液  JIS K 8180 に規定する塩酸 3 ml を水浴上で蒸発乾固し,りん酸塩標準液 (PO

4

:0.01

mg/ml) 2.0 ml

及び水を加えて 20 ml にする。

c)

操作  JIS K 8001 の 5.13[りん酸塩 (PO

4

)

](1)(比色法)による。この場合,硫酸 (1+5)  の代わり

に塩酸 (1+5) 6 ml を用いる。

7.8

硫酸塩  (SO

4

)

溶液の調製及び操作は,次による。

a)

試料側溶液  7.7 の A 液 10 ml(試料量 1 g)に塩酸 (2+1) 0.3 ml 及び水を加えて 25 ml にする。

b)

標準側溶液  JIS K 8180 に規定する塩酸 3 ml を水浴上で蒸発乾固する。これに硫酸塩標準液 (SO

4

0.01 mg/ml) 5.0 ml

,塩酸 (2+1) 0.3 ml 及び水を加えて 25 ml にする。

c)

操作  JIS K 8001 の 5.15[硫酸塩 (SO

4

)

](1)(比濁法)による。

7.9

ナトリウム  (Na)

溶液の調製及び操作は,次による。

a)

試料側溶液  試料 1.0 g に塩酸 (1+1) 5 ml を徐々に加えて溶かし,水を加えて 100 ml にする(X 液)

(X 液は,7.10 及び 7.12 にも用いる。

b)

標準側溶液  試料 1.0 g に塩酸 (1+1) 5 ml を徐々に加えて溶かし,ナトリウム標準液 (Na:0.01 mg/ml)


4

K 8617

:2007

10 ml

,カリウム標準液 (K:0.01 mg/ml) 5.0 ml 及びストロンチウム標準液 (Sr:0.1 mg/ml) 5.0 ml を加

え,更に水を加えて 100 ml にする(Y 液)

(Y 液は,7.10 及び 7.12 にも用いる。

c)

操作  JIS K 8001 の 5.31(原子吸光法)(1)(直接噴霧法)(d)(操作)による。

7.10

カリウム  (K)

溶液の調製及び操作は,次による。

a)

試料側溶液  7.9 の X 液を用いる。

b)

標準側溶液  7.9 の Y 液を用いる。

c)

操作  JIS K 8001 の 5.31 (1) (d)による。

7.11

マグネシウム  (Mg)

溶液の調製及び操作は,次による。

a)

試料側溶液  試料 1.0 g を全量フラスコ 100 ml にとり,塩酸 (1+1) 5 ml を徐々に加えて溶かし,水を

標線まで加える(S 液)

S

液 20 ml(試料量 0.2 g)に水を加えて 100 ml にする(X 液)

b)

標準側溶液  S 液 20 ml にマグネシウム標準液 (Mg:0.01 mg/ml) 2.0 ml 及び水を加えて 100 ml にする

(Y 液)

c)

操作  JIS K 8001 の 5.31 (1) (d)  による。

7.12

ストロンチウム  (Sr)

溶液の調製及び操作は,次による。

a)

試料側溶液  7.9 の X 液を用いる。

b)

標準側溶液  7.9 の Y 液を用いる。

c)

操作  JIS K 8001 の 5.31 (1) (d)  による。

7.13

バリウム  (Ba)

溶液の調製及び操作は,次による。

a)

試料側溶液  7.7 の A 液 20 ml(試料量 2 g)に水 5 ml を加える。

b)

標準側溶液  7.7 の A 液 10 ml(試料量 1 g)にバリウム標準液 (Ba:0.01 mg/ml) 5 ml 及び水を加えて

25 ml

にする。

c)

操作  JIS K 8001 の 5.20[バリウム (Ba)](2)(クロム酸バリウム法)による。この場合,JIS K 8891

に規定するメタノール 10 ml を用いる。

7.14

  (Pb)

溶液の調製及び操作は,次による。

a)

試料側溶液  試料 10 g に塩酸 (1+1) 50 ml を徐々に加えて溶かし,水を加えて 100 ml にする(X 液)

(X 液は,7.16 にも用いる。

b)

標準側溶液  試料 10 g に塩酸 (1+1) 50 ml を徐々に加えて溶かし,鉛標準液 (Pb:0.01 mg/ml) 10 ml

及び鉄標準液 (Fe:0.01 mg/ml) 10 ml を加え,更に水を加えて 100 ml にする(Y 液)

(Y 液は,7.16 

も用いる。

c)

操作  JIS K 8001 の 5.31 (1) (d)  による。

7.15

ひ素  (As)

溶液の調製及び操作は,次による。

a)

試料側溶液  試料 1.0 g を水素化ひ素発生瓶 100 ml に入れ,JIS K 8180 に規定する塩酸(ひ素分析用)

(1

+1) 10 ml を徐々に加えて溶かし,水を加えて 40 ml にする。


5

K 8617

:2007

b)

標準側溶液  ひ素標準液 (As:0.001 mg/ml) 1 ml を水素化ひ素発生瓶 100 ml に入れ,水を加えて 40 ml

にする。

c)

操作  JIS K 8001 の 5.19[ひ素  (As)](3)[N,N-ジエチルジチオカルバミド酸銀法(AgDDTC 法)]に

よる。

7.16

  (Fe)

溶液の調製及び操作は,次による。

a)

試料側溶液  7.14 の X 液を用いる。

b)

標準側溶液  7.14 の Y 液を用いる。

c)

操作  JIS K 8001 の 5.31 (1) (d)  による。

7.17

アンモニウム  (NH

4

)

溶液の調製及び操作は,次による。

a)

試料側溶液  試料 0.50 g に水 20 ml 及び塩酸 (1+1) 5 ml を徐々に加えて溶かす。これを水浴上でほ

とんど蒸発乾固し,水を加えて 50 ml にする。その 5 ml(試料量 0.05 g)に水を加えて 10 ml にする。

b)

標準側溶液  水 20 ml に塩酸 (1+1) 0.5 ml 加え,水浴上でほとんど蒸発乾固し,アンモニウム標準液

(NH

4

:0.01 mg/ml) 2.5 ml 及び水を加えて 10 ml にする。

c)

操作  JIS K 8001 の 5.11[アンモニウム (NH

4

)

](1)(インドフェノール青法)による。

8

記録

記録は,JIS K 0050 の 12

(記録)による。

9

容器

容器は,気密容器とする。

10

表示

容器には,次の事項を表示する。

a)

名称“炭酸カルシウム”及び“試薬”の文字

b)

種類

c)

化学式及び式量

d)

純度

e)

内容量

f)

製造番号

g)

製造業者名又はその略号


6

K 8617

:2007

附属書 JA

参考)

JIS

と対応する国際規格との対比表

JIS K 8617:2007

  炭酸カルシウム(試薬) ISO 

6353-3:1987

,Reagents for chemical analysis−Part 3: Specifications−Second

series

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ) JIS と国際規格との差異の箇条ごとの

評価及びその内容

箇 条 番 号 及
び名称

内容

(

Ⅱ )  国

際規格番

箇条番号

内容

箇条ごとの
評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ) JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

1

適用範囲

試 薬 と し て 用 い る 炭
酸 カ ル シ ウ ム に つ い
て規定。

 1

化 学 分 析 用 試 薬 57
品目の仕様について
規定。

変更

JIS

は 1 品目 1 規格。

試薬の規格使用者が各規格を引
用しやすくするために 1 品目 1
規格としている。

  なお,対応国際規格は 20 年以
上見直しが行われていないため
市場の実態に合わない。国際規格

の改正提案を検討する予定。

2

引用規格

3

一般事項

JIS K 8001

による。

追加

項目を追加。

JIS K 8001

を引用。

編集上の差異であり,技術的な差
異はない。

4

種類

追加

種類の項目を追加。

JIS

は種類として“特級”だけな

ので,ISO 規格と技術的な差異は
ない。

5

性質

追加

性質の項目を追加。

一般的な説明事項であり,技術的
な差異はない。

6

品質

R53.1

変更 1)

品質に差異のある項目:

塩化物,ナトリウム,マ

グネシウム,バリウム。

2)

追加した項目:乾燥減量,

硝酸塩,りん酸塩,ひ素,

アンモニウム。

3)  ISO

規格は塩酸不溶分,

JIS

は塩酸溶状に変更。

ISO

規格は,長期間内容の見直し

が行われず国際市場で ISO 規格

品が用いられることはほとんど
ない。また,技術的差異も軽微

1)2)3)

である。

6

K 861

7


2

007


7

K 8617

:2007

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ) JIS と国際規格との差異の箇条ごとの

評価及びその内容

箇 条 番 号 及 び
名称

内容

(

Ⅱ )  国

際規格番

箇条番号

内容

箇条ごとの
評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ) JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

7

試 験 及 び 検

査方法

7.1

試験及び検

査 方 法 の 条 件
並びに結果

追加

一般的な試験及び検査方法の条
件並びに結果に関する事項であ

り,技術的な差異はない。

7.2

純度

(CaCO

3

)

(乾燥後)

キレート滴定法

R53.2.1

中和滴定法

変更 1)

ISO

規格は中和滴定法。

JIS

はキレート滴定法。

2)

試料量,操作などを変更。

技術的な差異は軽微であり,対策
は考慮しない。

7.3

塩酸溶状

R53.2.2

塩酸不溶分

変更 1) 試料量,操作などを変更。

2) JIS K 8001

の 5.2 を引用。

JIS

は,操作性から塩酸溶状に変

更。ISO 規格の見直し時に,改正
提案の検討を行う予定。

7.4

乾燥減量

(105

℃)

追加

項目を追加。

品質確保のために必要。

ISO

規格の見直し時に,改正提案

の検討を行う予定。

7.5

塩化物 (Cl)  比濁法

R53.2.3

比濁法

変更 1)

試料量などを変更。

2) JIS K 8001

の 5.7 を引用。

技術的な差異は軽微であり,対策
は考慮しない。

7.6

硝酸塩

(NO

3

)

追加

項目を追加。

品質確保のために必要。

ISO

規格の見直し時に,改正提案

の検討を行う予定。

7.7

りん酸塩

(PO

4

)

比色法

追加

項目を追加。

品質確保のために必要。

ISO

規格の見直し時に,改正提案

の検討を行う予定。

7.8

硫酸塩

(SO

4

)

比濁法

R53.2.4

種晶添加比濁法

変更 1)

ISO

規格は種晶添加比濁

法,JIS は比濁法。

2) JIS K 8001

の 5.15 を引用。

7.9

ナトリウム

(Na)

原子吸光法(直接噴
霧法)

 R53.2.5

炎光光度法

変更

7.10

カ リ ウ ム

(K)

原子吸光法(直接噴
霧法)

 R53.2.5

炎光光度法

変更

1) ISO

規格は炎光光度法,

JIS

は原子吸光法。

2) JIS K 8001

の 5.31 を引用。

技術的な差異は軽微であり,対策

は考慮しない。

7

K 861

7


2

007


8

K 8617

:2007

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ) JIS と国際規格との差異の箇条ごとの

評価及びその内容

箇 条 番 号 及 び
名称

内容

(

Ⅱ )  国

際規格番

箇条番号

内容

箇条ごとの
評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ) JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

7.11

マ グ ネ シ

ウム (Mg)

原子吸光法(直接噴
霧法)

 R53.2.6

原子吸光法

変更 1)

試料量などを変更。

2) JIS K 8001

の 5.31 を引用。

7.12

ス ト ロ ン

チウム (Sr)

原子吸光法(直接噴
霧法)

 R53.2.6

原子吸光法

変更 1)

酸濃度などを変更。

2) JIS K 8001

の 5.31 を引用。

技術的な差異は軽微であり,対策
は考慮しない。

7.13

バ リ ウ ム

(Ba)

クロム酸バリウム法

R53.2.5

炎光光度法

変更

ISO

規格は炎光光度法,JIS

はクロム酸バリウム法。

JIS

は操作性から JIS K 8001 を引

用したクロム酸バリウム法を採
用している。 
次期改正には ICP 法を検討する。

7.14

鉛 (Pb)

原子吸光法(直接噴
霧法)

 R53.2.6

原子吸光法(抽出液
噴霧法)

変更 1)

ISO

規格は抽出液噴霧法,

JIS

は直接噴霧法。

2) JIS K 8001

の 5.31 を引用。

JIS

は,操作性から直接噴霧法を

採用している。ISO 規格の見直し

時に,改正提案の検討を行う予
定。

7.15

ひ素

(As)

N,N-

ジエチルジチオ

カルバミド酸銀法

追加

項目を追加。

品質確保のために必要。

ISO

規格の見直し時に,改正提案

の検討を行う予定。

7.16

鉄 (Fe)

原子吸光法(直接噴
霧法)

 R53.2.6

原子吸光法(抽出液
噴霧法)

変更 1)

ISO

規格は抽出液噴霧法,

JIS

は直接噴霧法。

2) JIS K 8001

の 5.31 を引用。

JIS

は,操作性から直接噴霧法を

採用している。ISO 規格の見直し

時に,改正提案の検討を行う予
定。

7.17

ア ン モ ニ

ウム (NH

4

)

インドフェノール青

追加

項目を追加。

品質確保のために必要。

ISO

規格の見直し時に,改正提案

の検討を行う予定。

8

記録

追加

項目を追加。

9

容器

追加

項目を追加。

10

表示

追加

項目を追加。

規格適合性を評価する関係で必
要な項目を追加。

8

K 861

7


2

007


9

K 8617

:2007

1)

理由:軽微な技術的差異。箇条 6(品質)の(Ⅳ)欄の 1)∼3)は,いずれも一般用途の試薬としては軽微な技術的差異であり,この差が取引上の障害になる可能性
はほとんどない。ISO 規格,JIS とも品質項目の設定・品質水準の設定は,市場での長い使用実績・経験を踏まえたものである。ISO 規格と JIS との質量分率 ppm
∼質量分率 ppt レベルの不純物のごくわずかの差異は,経験上,一般用途の試薬としては実用上差し支えないものと考えられる。

なお,不純物のごくわずかの差異がどのような影響を及ぼすか,あらゆる用途を想定して検証することは現実的ではない。この(Ⅳ)の 1)∼3)の品質項目及び品

質水準が不満足な場合は,通常,JIS 試薬,ISO 規格試薬とも対応できない。この場合,対応策としては,目的にあった高純度試薬など特殊用途の試薬を使用す
ることになる。

2)

  ISO

試薬規格の状況:ISO 規格の試薬は,規格の維持管理が行われていない(規格制定後約 30 年経過)

。このため,ISO 規格の内容が現在の市場の要求にこたえ

ているかどうかの検討が行われていない(JIS との差)。また,ISO 規格の試薬は,我が国だけではなく,国際市場でも商取引がほとんどなく国際規格としての
存在意義が乏しい。

3)

今後の対策:

1)

及び

2)

の理由から,当面,対策を考慮しない。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 6353-3:1987,MOD

被引用法規

食品・添加物等の規格基準(昭和 34 年厚生省告示第 370 号) 
第十四改正日本薬局方(平成 13 年厚生労働省告示第 111 号)

飼料及び飼料添加物の成分規格(昭和 51 年農林省令第 35 号) 
普通肥料の公定規格(昭和 61 年農林水産省告示第 284 号)  附 2  農業環境技術研究所法

関連する外国規格

アメリカ  REAGENT CHEMICALS / Ninth Edition (American Chemical Society Specifications)  ACS (2000) 
イギリス (British Standards)  BS 6376-3 (1989) 
韓国  韓国産業規格 (Korean Standards)  KS M 8061 (1993)  KS M ISO 6353-3 (2002)

中国  国家標準 (Guojia Biaozhum)  GB/T 15897 (1995) 
フランス  Norme Française  NF ISO 6353-3 (1988) 
ロシア  Gosdarstvennye Standarty(国家標準)GOST 4530 (1976)

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    −  変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD………………国際規格を修正している。

9

K 861

7


2

007