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K 8548

:2007

(1)

目  次

ページ

序文

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  一般事項

1

4

  種類

1

5

  性質

1

5.1

  性状

2

5.2

  定性方法

2

6

  品質

2

7

  試験及び検査方法

2

7.1

  試験及び検査方法の条件並びに結果

2

7.2

  純度  (KNO

3

)

2

7.3

  水溶状

2

7.4

  pH (50 g/l25  ℃)

3

7.5

  塩化物  (Cl)

3

7.6

  よう素酸塩及び亜硝酸塩

3

7.7

  りん酸塩  (PO

4

)

3

7.8

  硫酸塩  (SO

4

)

3

7.9

  ナトリウム  (Na)

3

7.10

  銅  (Cu)

3

7.11

  カルシウム  (Ca)

4

7.12

  鉛  (Pb)

4

7.13

  鉄  (Fe)

4

7.14

  アンモニウム  (NH

4

)

4

8

  記録

4

9

  容器

4

10

  表示

4

11

  取扱い上の注意事項

5

附属書 JA(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

6


K 8548

:2007

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本試薬

協会(JRA)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申

出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS K 8548:1996 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。


日本工業規格

JIS

 K

8548

:2007

硝酸カリウム(試薬)

Potassium nitrate (Reagent)

KNO

3

    FW : 101.10

序文

この規格は,1987 年に第 1 版として発行された ISO 6353-3,Reagents for chemical analysis−Part 3:

Specifications

−Second series を基に作成した日本工業規格であるが,対応国際規格の規定の一部に市場の実

態を反映していない部分があるため,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。

1

適用範囲

この規格は,試薬として用いる硝酸カリウムについて規定する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 6353-3:1987

,Reagents for chemical analysis−Part 3: Specifications−Second series (MOD)

なお,対応の程度を表す記号(MOD)は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,修正していることを示

す。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS K 0050

  化学分析方法通則

JIS K 8001

  試薬試験方法通則

JIS K 8355

  酢酸(試薬)

JIS K 8848

  ヘキサン(試薬)

3

一般事項

試験及び検査方法の一般的な事項は,JIS K 8001 による。

4

種類

種類は,特級とする。

5

性質


2

K 8548

:2007

5.1

性状

硝酸カリウムは,無色の結晶又は白い結晶性粉末で,水に溶けやすく,エタノールに溶けにくい。

5.2

定性方法

定性方法は,次による。

a)

試料 1 g に水 20 ml を加えて溶かす(A 液)

。A 液 10 ml に硫酸 10 ml を加え冷却した後,硫酸鉄(Ⅱ)

溶液  (100 g/l) 2 ml を積層させると,二つの液の境界面に褐色の輪帯が現れる。

b) A

液を用いて JIS K 8001 の 5.29(炎色試験)(1)(アルカリ金属及びアルカリ土類金属試験法)による

と紫が現れる。

6

品質

品質は,箇条 によって試験及び検査したとき,

表 に適合しなければならない。

表 1−品質

項目

規格値

純度 (KNO

3

)

質量分率 %

99.0

以上

水溶状

試験適合

pH (50 g/l

,25  ℃)

5.0

∼8.0

塩化物 (Cl)

質量分率 %

0.001

以下

よう素酸塩 及び亜硝酸

試験適合

りん酸塩 (PO

4

)

質量分率 ppm

5

以下

硫酸塩 (SO

4

)

質量分率 %

0.003

以下

ナトリウム (Na)

質量分率 %

0.005

以下

銅 (Cu)

質量分率 ppm

2

以下

カルシウム (Ca)

質量分率 %

0.001

以下

鉛 (Pb)

質量分率 ppm

3

以下

鉄 (Fe)

質量分率 ppm

3

以下

アンモニウム (NH

4

)

質量分率 %

0.001

以下

7

試験及び検査方法

7.1

試験及び検査方法の条件並びに結果

試験及び検査方法の環境は,JIS K 8001 の 3.7(試験操作など)(1)(試験の環境)による。湿度管理は,

必要に応じて実施する。また,

表 で規定する各品質項目の試験及び検査は,次の各試験及び検査方法に

よって行い,得られる測定値の計算方法及び規格値に対する判定は,JIS K 8001 の 3.5(測定値)による。

7.2

純度  (KNO

3

)

溶液の調製及び操作は,次による。

a)

試料溶液  試料 3 g を 0.1 mg のけたまではかりとり,全量フラスコ 250 ml に入れる。水 30 ml を加え

て溶かした後,水を標線まで加える。この液 25 ml を正確にはかりとる。

b)

操作  JIS K 8001 の 5.33(イオン交換滴定法)による。指示薬はブロモチモールブルー溶液,滴定用

溶液は 0.1 mol/l  水酸化ナトリウム溶液を用いる。終点は,液の色が黄色から青みの黄に変わる点とす

る。この場合,0.1 mol/l  水酸化ナトリウム溶液 1 ml は,0.010 110 g KNO

3

に相当する。

7.3

水溶状

水溶状は,JIS K 8001 の 5.2(溶状)による。この場合,試料は 2 g を用い,濁りの程度の適合限度標準

は JIS K 8001 の 5.2 の  (1)(濁りの程度の適合限度標準)(a)(澄明)を用いる。


3

K 8548

:2007

7.4

pH (50 g/l

25  ℃)

溶液の調製及び操作は,次による。

a)

試料溶液  試料 5.0 g に二酸化炭素を含まない水を加えて溶かして 100 ml にする。

b)

操作  JIS K 8001 の 5.5 (pH) (2)(操作)による。

7.5

塩化物  (Cl)

溶液の調製及び操作は,次による。

a)

試料側溶液  試料 2.0 g に水を加えて溶かして 20 ml にする。

b)

標準側溶液  塩化物標準液 (Cl:0.01 mg/ml) 2.0 ml に水を加えて 20 ml にする。

c)

操作  JIS K 8001 の 5.7[塩化物 (Cl)](1)(比濁法)による。

7.6

よう素酸塩及び亜硝酸塩

溶液の調製,操作及び判定は,次による。

a)

試料溶液  試料 1.0 g に水 10 ml を加えて溶かす。

b)

操作  試料溶液に,よう化カリウム溶液 (100 g/l) 0.1 ml,JIS K 8848 に規定するヘキサン 1 ml 及び JIS 

K 8355

に規定する酢酸 1 ml を加え,5 分間穏やかに振り混ぜる。

c)

判定  ヘキサン層は紅色又は紫にならない。IO

3

として約質量分率 5 ppm 以下である。

7.7

りん酸塩  (PO

4

)

溶液の調製及び操作は,次による。

a)

試料側溶液  試料 2.0 g に水 10 ml 及び塩酸 (2+1) 8 ml を加え水浴上で蒸発乾固し,再び水 10 ml 及

び塩酸 (2+1) 8 ml を加え水浴上で蒸発乾固した後,水を加えて 20 ml にする。

b)

標準側溶液  塩酸 (2+1) 16 ml を水浴上で蒸発乾固し,りん酸塩標準液 (PO

4

:0.01 mg/ml) 1.0 ml 及び

水を加えて 20 ml にする。

c)

操作  JIS K 8001 の 5.13[りん酸塩 (PO

4

)

](1)(比色法)による。

7.8

硫酸塩  (SO

4

)

溶液の調製及び操作は,次による。

a)

試料側溶液  試料 2.0 g に水 10 ml 及び塩酸 (2+1) 8 ml を加え水浴上で蒸発乾固し,塩酸 (2+1) 0.3 ml

及び水を加えて 25 ml にする。

b)

標準側溶液  塩酸 (2+1) 8 ml を水浴上で蒸発乾固し,塩酸 (2+1) 0.3 ml,硫酸塩標準液 (SO

4

:0.01

mg/ml) 6.0 ml

及び水を加えて 25 ml にする。

c)

操作  JIS K 8001 の 5.15[硫酸塩 (SO

4

)

](1)(比濁法)による。

7.9

ナトリウム  (Na)

溶液の調製及び操作は,次による。

a)

試料側溶液  試料 1.0 g に水を加えて溶かし,100 ml にする(X 液)。

b)

標準側溶液  試料 1.0 g に水を加えて溶かし,ナトリウム標準液 (Na:0.1 mg/ml) 0.50 ml 及び水を加え

て 100 ml にする(Y 液)

c)

操作  JIS K 8001 の 5.30(炎光光度法)(3)(操作)による。

7.10

  (Cu)

溶液の調製及び操作は,次による。

a)

試料側溶液  試料 10 g に水 50 ml を加えて溶かし,塩酸 (2+1) 1 ml 及び水を加えて 80 ml にする。

b)

標準側溶液  試料 10 g に水 50 ml を加えて溶かし,銅標準液 (Cu:0.01 mg/ml) 2.0 ml,鉛標準液 (Pb:

0.01 mg/ml) 3.0 ml

,鉄標準液 (Fe:0.01 mg/ml) 3.0 ml,塩酸 (2+1) 1 ml 及び水を加えて 80 ml にする。


4

K 8548

:2007

c)

空試験用溶液  塩酸 (2+1) 1 ml に水を加えて 5 ml にする。

d)

操作  JIS K 8001 の 5.31(原子吸光法)(2)(抽出液噴霧法)(d)(操作)による(操作の途中で得られ

る X 液,Y 液及び Z 液は 7.12 及び 7.13 にも用いる。

7.11

カルシウム  (Ca)

溶液の調製及び操作は,次による。

a)

試料側溶液  試料 5.0 g に塩酸 (2+1) 1 ml 及び水を加えて溶かし,100 ml にする(X 液)。

b)

標準側溶液  試料 5.0 g に塩酸 (2+1) 1 ml,カルシウム標準液 (Ca:0.01 mg/ml) 5.0 ml 及び水を加え

て 100 ml にする(Y 液)

c)

操作  JIS K 8001 の 5.31 (1)(直接噴霧法)(d)(操作)による。

7.12

  (Pb)

溶液の調製及び操作は,次による。

a)

試料側溶液  7.10 の X 液を用いる。

b)

標準側溶液  7.10 の Y 液を用いる。

c)

空試験用溶液  7.10 の Z 液を用いる。

d)

操作  JIS K 8001 の 5.31 (2) (d) ③による。

7.13

  (Fe)

溶液の調製及び操作は,次による。

a)

試料側溶液  7.10 の X 液を用いる。

b)

標準側溶液  7.10 の Y 液を用いる。

c)

空試験用溶液  7.10 の Z 液を用いる。

d)

操作  JIS K 8001 の 5.31 (2) (d) ③による。

7.14

アンモニウム  (NH

4

)

溶液の調製及び操作は,次による。

a)

試料側溶液  試料 5.0 g に水を加えて溶かして 140 ml にする。

b)

標準側溶液  アンモニウム標準液 (NH

4

:0.01 mg/ml) 5.0 ml に水を加えて 140 ml にする。

c)

操作  JIS K 8001 の 5.11[アンモニウム (NH

4

)

](6)(蒸留−インドフェノール青法)による。

8

記録

記録は,JIS K 0050 の 12.(記録)による。

9

容器

容器は,気密容器とする。

10

表示

容器には,次の事項を表示する。

a)

名称“硝酸カリウム”及び“試薬”の文字

b)

種類

c)

化学式及び式量

d)

純度

e)

内容量


5

K 8548

:2007

f)

製造番号

g)

製造業者名又はその略号

11

取扱い上の注意事項

硝酸カリウムは強酸化性なので,特に有機物との接触を避け,衝撃を与えないようにする。

警告  この規格の使用者は,試験室での作業に精通するように努めなければならない。また,この規格

の使用に関連して起こるすべての安全上の問題は記載していないので,MSDS(化学物質等安全

データシート)などを参考にして安全及び健康に留意した適切な措置をとらなければならない。


6

K 8548

:2007

附属書 JA

参考)

JIS

と対応する国際規格との対比表

JIS K 8548:2007

  硝酸カリウム(試薬)

ISO 6353-3:1987

,Reagents for chemical analysis−Part 3: Specifications−Second

series

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ) JIS と国際規格との差異の箇条ごとの

評価及びその内容

箇条番号及

び名称

内容

(

Ⅱ)

国 際 規
格番号

箇条番

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

1

適用範囲

試薬として用いる硝酸カ
リウムについて規定。

 1

化学分析用試薬 57
品 目 の 仕 様 に つ い

て規定。

変更

JIS

は 1 品目 1 規格。

試薬の規格使用者が各規格を多
く引用しやすくするために 1 品目

1

規格としている。

  なお,対応国際規格は 20 年以
上見直しが行われていないため

市場の実態に合わない。国際規格
の改正を検討する。

2

引用規格

3

一般事項

JIS K 8001

による。

追加

項目を追加。

編集上の差異であり,技術的な差

異はない。

4

種類

追加

種類の項目を追加。

JIS

は種類として“特級”だけな

ので,ISO 規格と技術的な差異は
ない。

5

性質

追加

性質の項目を追加。

一般的な説明事項であり,技術的

な差異はない。

6

品質

R

84

変更 1)

品質に差異のある項目:よ

う素酸塩及び亜硝酸塩,ナ
トリウム,カルシウム,鉄。

2)

追加した項目:水溶状。

3)  ISO

規格の重金属を JIS 

銅,鉛に変更。

ISO

規格は,長期間内容の見直し

が行われず国際市場で ISO 規格
品が用いられることはほとんど
ない。

また,技術的差異も軽微

1)2)3)

である。

R

84.2

試験溶液

変更

JIS

は,試験及び検査方法の該

当項目ごとに規定。

編集上の差異であり,技術的な差
異は軽微。

6

K 854

8


2

007


7

K 8548

:2007

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ) JIS と国際規格との差異の箇条ごとの

評価及びその内容

箇条番号及
び名称

内容

(

Ⅱ)

国 際 規
格番号

箇条番

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

7

試験及び

検査方法

7.1

試 験 及

び検査方法

の条件並び
に結果

追加

一般的な試験及び検査方法の条

件並びに結果に関する事項であ
り,技術的な差異はない。

7.2

純 度

(KNO

3

)

イオン交換滴定法   R

84.3.1

イオン交換滴定法

変更

試料量,指示薬を変更。

技術的な差異は軽微であり,対策
は考慮しない。

7.3

水溶状

追加

項目を追加。

品質確保のために必要。

ISO

規格の見直し時に,改正提案

の検討を行う予定。

7.4 pH (50

g/l

,25  ℃)

溶液濃度は g/l で規定。

R

84.3.2

溶 液 濃 度 は 質 量 分

率%で規定。

変更 1)

ISO 

規格は質量分率%で規

定,JIS は g/l で規定。

2) JIS K 8001

の 5.5 を引用。

JIS

は操作性から溶液濃度を g/l

で規定。ISO 規格の見直し時に,
改正提案の検討を行う予定。

7.5

塩 化 物

(Cl)

比濁法

R

84.3.3

比濁法

変更 1)

試料量,  標準液量を変更。

2) JIS K 8001

の 5.7 を引用。

技術的な差異は軽微であり,対策
は考慮しない。

7.6

よ う 素

酸及び亜硝

酸塩

溶媒はヘキサン。   R

84.3.4

溶 媒 は ク ロ ロ ホ ル
ム。

変更

クロロホルムをヘキサンに変
更。

JIS

は有害性の低いヘキサンに変

更。ISO 規格の見直し時に,改正

提案の検討を行う予定。

7.7

り ん 酸

塩 (PO

4

)

比色法

R

84.3.5

抽出比色法

変更 1)

試料量,  操作法を変更。

2) JIS K 8001

の 5.13 を引用。

7.8

硫 酸 塩

(SO

4

)

比濁法

R

84.3.6

種晶添加比濁法

変更 1)

種晶添加比濁法を比濁法に

変更。

2) JIS K 8001

の 5.15 を引用。

7.9

ナ ト リ

ウム (Na)

炎光光度法

 R

84.3.11

炎光光度法

変更 1)

希 釈 溶 液 の 濃 度 単 位 を 変

更。

2) JIS K 8001 の 5.30 を引用。 

技術的な差異は軽微であり,対策

は考慮しない。

7

K 854

8


2

007


8

K 8548

:2007

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ) JIS と国際規格との差異の箇条ごとの

評価及びその内容

箇条番号及
び名称

内容

(

Ⅱ)

国 際 規
格番号

箇条番

内容

箇 条 ご と の 評

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

7.10

銅 (Cu)  原子吸光法(抽出液噴霧

法)

 R

84.3.7

重金属(Pb として)

比濁法

変更 1)  試料量,操作法を変更。

2) JIS K 8001

の 5.31 を引

用。

使用者によって具体的な情報を

提供するために JIS として必要。

ISO

規格の見直し時に,追加提案

の検討を行う予定。

7.11

カルシ

ウム (Ca)

原子吸光法(直接噴霧法)

R

84.3.10

原子吸光法(直接噴

霧法)

変更 1)

試料量などを変更。

2) JIS K 8001

の 5.31 を引

用。

技術的な差異は軽微であり,対策

は考慮しない。

7.12

鉛 (Pb)  原子吸光法(抽出液噴霧

法)

 R

84.3.7

重金属(Pb として)
比濁法

変更 1)  試料量,操作法を変更。

2) JIS K 8001

の 5.31 を引

用。

使用者によって具体的な情報を
提供するために JIS として必要。

ISO

規格の見直し時に,追加提案

の検討を行う予定。

7.13

鉄 (Fe)  原子吸光法(抽出液噴霧

法)

 R

84.3.8

1,10-

フ ェ ナ ン ト ロ

リン法

変更 1)

試料量,操作方法など

を変更。

2) JIS K 8001

の 5.31 を引

用。

国際的にも広く普及している方

法に変更。ISO 規格の見直し時
に,改正の検討を行う予定。

7.14

ア ン

モ ニ ウ ム

(NH

4

)

蒸留−インドフェノール
青法

 R

84.3.9

蒸留−ネスラー法

変更 1)

ISO

規格は蒸留−ネス

ラー法,JIS は蒸留−
イ ン ド フ ェ ノ ー ル 青

法。JIS は有害性の少
ない試薬に変更。

2) JIS K 8001

の 5.11 を引

用。

ISO

規格のネスラー法は環境・安

全上,変更が必要。ISO 規格の見
直し時に,改正提案の検討を行う

予定。

8

記録

追加

項目を追加。

9

容器

追加

項目を追加。

10

表示

追加

項目を追加。

11

取 扱 い

上の注意事

追加

項目を追加。

規格適合性を評価する関係で必

要な項目を追加。

8

K 854

8


2

007


9

K 8548

:2007

1)

理由:軽微な技術的差異。箇条 6(品質)の(Ⅳ)欄の 1)∼3)は,いずれも一般用途の試薬としては軽微な技術的差異であり,この差が取引上の障害になる可能
性はほとんどない。ISO 規格,JIS とも品質項目の設定・品質水準の設定は,市場での長い使用実績・経験を踏まえたものである。ISO 規格と JIS との質量分
率 ppm∼質量分率 ppt レベルの不純物のごくわずかの差異は,経験上,一般用途の試薬としては実用上差し支えないものと考えられる。

なお,不純物のごくわずかの差異がどのような影響を及ぼすか,あらゆる用途を想定して検証することは現実的ではない。この(Ⅳ)の 1)∼3)の品質項目及び

品質水準が不満足な場合は,通常,JIS 試薬,ISO 規格試薬とも対応できない。この場合,対応策としては,目的にあった高純度試薬など特殊用途の試薬を使
用することになる。

2)

  ISO

試薬規格の状況:ISO 規格の試薬は,規格の維持管理が行われていない(規格制定後約 20 年経過)。このため,ISO 規格の内容が現在の市場の要求にこた

えているかどうかの検討が行われていない(JIS との差)

。また,ISO 規格の試薬は,我が国だけではなく,国際市場でも商取引がほとんどなく国際規格とし

ての存在意義が乏しい。

3)

今後の対策:

1)

及び

2)

の理由から,当面,対策を考慮しない。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 6353-3:1987,MOD

被引用法規

第十四改正日本薬局方(平成 13 年厚生労働省告示第 111 号) 
放射性医薬品基準(平成 8 年厚生省告示第 242 号) 
食品・添加物等の規格基準(昭和 34 年厚生省告示第 370 号)

普通肥料の公定規格(昭和 41 年農林省告示第 284 号)  附 2  農業環境技術研究所法

関連する法規

消防法−第 2 条危険物第 1 類硝酸塩類第 1 種酸化性固体 (50 Kg)

労働安全衛生法−施行令別表 1 危険物(酸化性のもの)

関連する外国規格

アメリカ  Reagent Chemicals  ―American Chemical Society Specifications  ACS (2000)

イギリス  British Standards  BS 6376-3(1989) 
韓国  韓国産業規格 (Korean Standards)  KS M 8057 (1993)    KS M ISO 6353-3 (2002) 
中国  国家標準 (Guojia Biazhum)  GB/T 647 (1993)

チェコ  Ceskych Technickych Norem(チェコ技術標準)  CN 68-4422 (1989)   
フランス  Norme Française(フランス標準)  NF ISO 6353-3 (1988) 
ロシア  Gosdarstvennye Standarty(国家標準)  GOST 4217 (1977)

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

    −  変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD……………  国際規格を修正している。

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