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K 8432

:2006

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本試薬

協会(JRA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出

があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS K 8432:1996 は改正され,この規格に置き換えられる。

改正に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 6353-2:1983,Regents for chemical

analysis

―Part 2: Specifications―First series を基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。

JIS K 8432

には,次に示す附属書がある。

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表


K 8432

:2006

(2)

目  次

ページ

序文 

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  一般事項

1

4.

  種類

1

5.

  性質

1

5.1

  性状

1

5.2

  定性方法 

1

6.

  品質

1

7.

  試験方法

2

7.1

  試験条件及び試験結果 

2

7.2

  純度(MgO)

2

7.3

  塩酸不溶分 

2

7.4

  水可溶分 

2

7.5

  強熱減量(800  

2

7.6

  塩化物(Cl)

2

7.7

  硫酸塩(SO

4

)

2

7.8

  炭酸塩

3

7.9

  窒素化合物(として) 

3

7.10

  重金属(Pb として)

3

7.11

  バリウム及びストロンチウム(Ba として) 

3

7.12

  ナトリウム(Na) 

3

7.13

  カリウム(K) 

3

7.14

  銅(Cu)

4

7.15

  カルシウム(Ca) 

4

7.16

  亜鉛(Zn)

4

7.17

  ひ素(As) 

4

7.18

  鉄(Fe)

4

8.

  容器

4

9.

  表示

4

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

5


日本工業規格

JIS

 K

8432

:2006

酸化マグネシウム(試薬)

Magnesium oxide

MgO  FW

:40.30

序文  この規格は,1983 年に第 1 版として発行された ISO 6353-2,Regents for chemical analysis―Part2:

Specifications

―First series を翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変

更の一覧表をその説明を付けて,

附属書に示す。

1. 

適用範囲  この規格は,試薬として用いる酸化マグネシウムについて規定する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 6353-2:1983

,Regents for chemical analysis―Part 2: Specifications―First series (MOD)

2. 

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS K 0067

  化学製品の減量及び残分試験方法

JIS K 8001

  試薬試験方法通則

JIS K 8102

  エタノール(95)(試薬)

JIS K 8180

  塩酸(試薬)

JIS K 8617

  炭酸カルシウム(試薬)

3. 

一般事項  試験方法の一般的な事項は,JIS K 8001 による。

4. 

種類  種類は,特級とする。

5. 

性質

5.1 

性状  酸化マグネシウムは,白い粉末で,水及びエタノールにほとんど溶けない。また,空気中で

水分及び二酸化炭素を吸収する。

5.2 

定性方法  試料 1 g に塩酸(1+3) 20 ml を加えて溶かした後,アンモニア水(2+3) 10 ml 及びりん酸水

素二アンモニウム溶液(100 g/l) 10 ml を加えると,白い沈殿が生じる。

6. 

品質  品質は,7.によって試験したとき,表 に適合しなければならない。


2

K 8432

:2006

  1  品質

項目

規格値

純度(MgO)

塩酸不溶分 
水可溶分 
強熱減量(800  ℃)

塩化物(Cl) 
硫酸塩(SO

4

)

炭酸塩

窒素化合物(N として) 
重金属(Pb として) 
バリウム及びストロンチウ

ム(Ba として) 
ナトリウム(Na) 
カリウム(K)

銅(Cu) 
カルシウム(Ca) 
亜鉛(Zn)

ひ素(As) 
鉄(Fe)

質量分率  %

質量分率  % 
質量分率  % 
質量分率  %

質量分率  % 
質量分率  %

質量分率  % 
質量分率  %

質量分率  % 
質量分率  % 
質量分率  %

質量分率  % 
質量分率  % 
質量分率  %

質量分率 ppm
質量分率  %

98.0

以上

0.01

以下

0.4

以下

2.0

以下

0.01

以下

0.02

以下

試験適合

0.002

以下

0.003

以下

0.005

以下

0.2

以下

0.005

以下

0.001

以下

0.02

以下

0.002

以下

1

以下

0.005

以下

7. 

試験方法

7.1 

試験条件及び試験結果  JIS K 8001 の 3.7(試験操作など)(1)(試験の環境)による。湿度管理は必

要に応じ実施する。また,

表 で規定する各品質項目の試験は,次の各試験方法によって行い,得られる

計算値及び操作結果は,JIS K 8001 の 3.5(測定値)による。

7.2 

純度(MgO)  試料約 0.1 g を 0.1mg のけたまではかりとり,塩酸(2+1) 2 ml を加え,加熱して溶かす。

水 100 ml を加え,約 40  ℃まで加熱した後,アンモニア性塩化アンモニウム緩衝液 10 ml を加える。エリ

オクロムブラック T 溶液を数滴加えて 0.1 mol/l EDTA2Na 溶液で滴定する。終点は,液の色が赤紫から青

に変わる点とする。この場合,0.1 mol/l EDTA2Na 溶液 1 ml は,0.004 030 g MgO に相当する。

7.3 

塩酸不溶分  試料 20 g に水 40 ml を加え,塩酸(2+1) 160 ml を加えて溶かす。煮沸後,冷却し,るつ

ぼ形ガラスろ過器 1G3 でろ過し,塩酸(2+1)で洗浄する。残分を 105  ℃で恒量になるまで乾燥する。

7.4 

水可溶分  試料 2.0 g をとり,水 50 ml を加えて 5 分間煮沸し,熱水で 50 ml にする。直ちにろ紙(5

種 C)を用いてろ過する。ろ液 25 ml(試料量 1 g)を水浴上で蒸発乾固した後,強熱する。

7.5 

強熱減量(800  )   JIS K 0067 の 4.2(強熱減量試験)による。試料 1.0∼1.2 g を 0.1 mg のけたまで

はかり,800  ℃で強熱する(残分は,7.8 の試験に用いる。)。

7.6 

塩化物(Cl)  溶液の調製及び操作は,次による。

a)

試料側溶液  試料 1.0 g に水 20 ml 及び硝酸(1+2) 20 ml を加え,加熱して溶かす。冷却した後,水を

加えて 50 ml にし,この 25 ml を用いる。

b)

標準側溶液  塩化物標準液(Cl:0.01 mg/ml) 5.0 ml に硝酸(1+2) 10 ml を加え,更に水を加えて 25 ml

にする。

c)

操作  JIS K 8001 の 5.7[塩化物(Cl)](1)(比濁法)による。

7.7 

硫酸塩(SO

4

)

  溶液の調製及び操作は,次による。

a)

試料側溶液  試料 5.0 g に水 20 ml 及び塩酸(2+1) 40 ml を加え,水浴上でほとんど蒸発乾固し,水を

加えて 50 ml にする(A 液)

(A 液は,7.10 及び 7.11 の試験にも用いる。


3

K 8432

:2006

A

液 5 ml(試料量 0.5 g)をとり,塩酸(2+1) 0.3 m 及び水を加えて 25 ml にする。

b)

標準側液  硫酸塩標準液(SO

4

:0.01 mg/ml) 10 ml に塩酸(2+1) 0.3 ml 及び水を加えて 25 ml にする。

c)

操作  JIS K 8001 の 5.15[硫酸塩(SO

4

)

](1)(比濁法)による。

7.8 

炭酸塩  溶液の調製及び操作は,次による。

a)

試料側溶液  共通すり合せ平底試験管に試料 1.0 g をとり,水 15 ml を加えてよく振り混ぜた後,約 2

時間放置する。

b)

適合限度標準  共通すり合せ平底試験管に 7.5 の残分 1.0 g 及び JIS K 8617 に規定する炭酸カルシウム

25 mg

をとり,水 15 ml を加えてよく振り混ぜた後,約 2 時間放置する。

c)

  操作  試料側溶液,適合限度標準のそれぞれを水浴中で加温した後,塩酸(2+1) 8 ml を徐々に加える。

d)

判定  試料側溶液は,適合限度標準より二酸化炭素の発生が少ないこと(CO

3

として:約質量分率

1.5

%以下)

7.9 

窒素化合物(として)  溶液の調製及び操作は,次による。

a)

試料側溶液  試料 1.0 g に塩酸(2+1) 8 ml を加えて溶かし,水を加えて 140 ml にする。

b)

標準側溶液  窒素標準液(N:0.01 mg/ml) 2.0 ml に塩酸(2+1) 8 ml 及び水を加えて 140 ml にする。

c)

操作  JIS K 8001 の 5.12[窒素化合物(N として)](4)(蒸留−インドフェノール青法)による。

    ただし,水酸化ナトリウム溶液(300 g/l)は,19 ml を用いる。

7.10 

重金属(Pb として)  溶液の調製及び操作は,次による。

a)

試料側溶液  7.7 の A 液 15 ml(試料量 1.5g)をとり,水を加えて 20 ml にする。

b)

標準側溶液  7.7 の A 液 5 ml(試料量 0.5g)をとり,鉛標準液(Pb:0.01 mg/ml) 3.0 ml 及び水を加え

て 20 ml にする。

c) 

操作  JIS K 8001 の 5.24[重金属(Pb として)](2)(分液硫化ナトリウム法)による。

7.11 

バリウム及びストロンチウム(Ba として)  溶液の調製及び操作は,次による。

a)

試料側溶液  7.7 の A 液 10 ml(試料量 1 g)をとり,水を加えて 25 ml にする。

b)

標準側溶液  バリウム標準液(Ba:0.01 mg/ml) 5.0 ml をとり,水を加えて 25 ml にする。

c)

操作  試料側溶液,標準側溶液のそれぞれに JIS K 8102 に規定するエタノール(95) 3 ml 及び硫酸ナト

リウム溶液(100 g/l) 2 ml を加え,1 時間放置する。

d)

判定  試料側の濁りは,標準側より濃くないこと。

7.12 

ナトリウム(Na)  溶液の調製及び操作は,次による。

a)

試料側溶液  試料 1.0 g に水 20 ml 及び塩酸(2+1) 8 ml を加え,加熱して溶かす。冷却した後,水を加

えて 100 ml にする(B 液)

(B 液は,7.15 の試験にも用いる。

。B 液 2.5 ml(試料量 0.025 g)に水を

加えて 100 ml にする(X 液)

b)

標準側溶液  B 液 2.5 ml にナトリウム標準液(Na:0.01 mg/ml)5 .0 ml を加え,更に水を加えて 100 ml

にする(Y 液)

c)

操作  JIS K 8001 の 5.31(原子吸光法)(1)(直接噴霧法)(d)による。

7.13 

カリウム(K)  溶液の調製及び操作は,次による。

a)

試料側溶液  試料 5.0 g に水 20 ml 及び塩酸(2+1) 40 ml を加え,加熱して溶かす。冷却した後,水を

加えて 100 ml にする(C 液)

。C 液 20 ml(試料量 1 g)に水を加えて 100 ml にする(X 液)

(X 液は,

7.14

7.16 及び 7.18 の試験にも用いる。

b)

標準側溶液  C 液 20 ml にカリウム標準液(K:0.01 mg/ml) 5.0 ml,銅標準液(Cu:0.01 mg/ml) 1.0 ml,

亜鉛標準液(Zn:0.01 mg/ml) 2.0ml 及び鉄標準液(Fe:0.01 mg/ml) 5.0 ml を加え,更に水を加えて 100 ml


4

K 8432

:2006

にする(Y 液)

(Y 液は,7.147.16 及び 7.18 の試験にも用いる。

c)

操作  JIS K 8001 の 5.31(1)(d)による。

7.14 

(Cu)  溶液の調製及び操作は,次による。

a)

試料側溶液  7.13 の X 液を用いる。

b)

標準側溶液  7.13 の Y 液を用いる。

c)

操作  JIS K 8001 の 5.31(1) (d)による。

7.15 

カルシウム(Ca)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  7.12 の B 液 25 ml(試料量 0.25 g)をとり,水を加えて 100 ml にする(X 液)。

b) 

標準側溶液  7.12 の B 液 25 ml をとり,カルシウム標準液(Ca:0.01 mg/ml) 5.0 ml 及び水を加えて 100

ml

にする。

c) 

操作  JIS K 8001 の 5.31(1)(d)による。

7.16 

亜鉛(Zn)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  7.13 の X 液を用いる。

b) 

標準側溶液  7.13 の Y 液を用いる。

c) 

操作  JIS K 8001 の 5.31(1)(d)による。

7.17 

ひ素(As)  溶液の調製及び操作は,次による。

a)

試料側溶液  試料 3.0 g に水 10 ml 及び JIS K 8180 に規定する塩酸(ひ素分析用)(1+1) 30 ml を加え,

加熱して溶かす。冷却後,水素化ひ素発生瓶 100 ml に入れ,水を加えて 40 ml にする。

b)

標準液側溶液  ひ素標準液(As:0.001 mg/ml) 3.0 ml を水素化ひ素発生瓶 100 ml にとり,水を加えて 40

ml

にする。

c)

操作  JIS K 8001 の 5.19(3)[N,N-ジエチルジチオカルバミド酸銀法(AgDDTC 法)]による。

7.18 

(Fe)  溶液の調製及び操作は,次による。

a)

試料側溶液  7.13 の X 液を用いる。

b)

標準側溶液  7.13 の Y 液を用いる。

c)

操作  JIS K 8001 の 5.31(1)(d)による。

8. 

容器  容器は,気密容器とする。

9. 

表示  容器には,次の事項を表示する。

a)

名称  “酸化マグネシウム”及び“試薬”の文字

b)

種類

c)

化学式及び式量

d)

純度 

e)

内容量

f)

製造番号

g)

製造年月又はその略号

h)

製造業者名又はその略号


5

K 8432

:2006

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS K 8432:2006

  酸化マグネシウム(試薬)

ISO 6353-2:1983

,化学分析用試薬−第 2 部:仕様−第 1 シリーズ

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ) JIS と国際規格との技術的差異の項目ご

との評価及びその内容

  表示箇所:本体 
  表示方法:点線の下線又は側線

項目 
番号

内容

(

Ⅱ )

国 際

規 格
番号

項目
番号

内容

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

1.

適用範囲

試薬として用いる酸
化マグネシウムにつ
いて規定。

1

化学分析用試薬 40 品目の仕
様について規定。

MOD/

変更

JIS

は,1 品目 1 規格。

試薬の規格使用者が各規格を多く引用
しやすくするために 1 品目 1 規格とし
ている。

なお,対応国際規格は,20 年以上見直
しが行われていないため市場の実態に
合わない。国際規格の改正提案を検討

する。

2.

引用規格

JIS K 0067

JIS K 8001

JIS K 8102 

JIS K 8180 

JIS K 8617

 1 ISO 6353-1 

MOD/

変更

ISO

規格を 1 件削除し,JIS

を追加・引用,基本的には同

等内容。

該当する対比項目を参照。

3.

一般事項

― MOD/追加

項目を追加。

JIS K 8001

を追加。

編集上の差異であり,技術的な差異で
はない。

4.

種類

― MOD/追加

種類の項目を追加。

JIS

は種類として“特級”だけなので,

ISO

規格と技術的な差異はない。

5.

性質

性状及び定性反応を
説明。

― MOD/追加

酸化マグネシウムの性質の
項を追加。

一般的な説明事項であり,技術的な差
異はない。

6.

品質

R17.1

1)

品質に差異のある項:純

度,水可溶分,強熱減量,
炭酸塩,カルシウム,亜
鉛及び鉄。

ISO

規格は,長期間内容の見直しが行

われず国際市場で ISO 規格品が用いら
れることはほとんどない。また,技術的
差異も軽微(

1

)(

2

)(

3

)

である。

R17.2

試験溶液の調製 MOD/変更

JIS

は試験方法の該当項目で

個別に規定。

編集上の差異であり,技術的な差異で
はない。

5

K 8432


2006


6

K 8432

:2006

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項目ごと

の評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線又は側線

項目 
番号

内容

(

Ⅱ )

国 際
規 格

番号

項目 
番号

内容

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の

理由及び今後の対策

7.

試験方法

7.1

試験条件及

び試験結果

R17.3

MOD/

追加

項目を追加。

一般的な試験条件及び試験結果に
関する事項であり,技術的な差異は

ない。

7.2

純度

(MgO)

キレート適定法   R17.3.1

キレート適定法 MOD/変更 1) 試料量,標準液量又は操作

などを変更。

7.3

塩酸不溶分  ガラスろ過器 1G3

R17.3.2

ガラスろ過器 No. 40

MOD/

変更

ガラスろ過器の孔径を変更して
いるが,孔径の大きさの差異は

軽微。

7.4

水可溶分

強熱温度

650

±50  ℃

 R17.3.3

強熱温度 600 ℃

MOD/

変更

強熱温度,試料量,操作などを

変更。

7.5

強熱減量

(800

℃)

強熱温度は800  ℃。

R17.3.14

強熱温度は 800  ℃。

MOD/

変更 1) 試料量などを変更。

2)  JIS K 0067

の 4.2 を引用。

7.6

塩化物

(Cl)

比濁法

R17.3.5

比濁法 MOD/変更 1) 試料量,操作などを変更。

2)  JIS K 8001

の 5.7 を引用。

7.7

硫酸塩

(SO

4

)

比濁法

R17.3.6

種晶添加比濁法 MOD/変更 1) 試薬,操作などを変更。

2)  JIS K 8001

の 5.15 を引用。

JIS

は,定期的に見直しを行ってい

るが,ISO 規格は,長年見直しが行
われていないことから実績のある
従来の JIS 法を踏襲。技術的な差異

は軽微であり,対策は考慮しない。

7.8

炭酸塩

(CO

3

)

限度内試験

R17.3.4

滴定法 MOD/変更

試料量,操作などを変更。

JIS

は,試験方法の操作性を考慮し

て,限度内試験とした。今後,炭酸

塩に有効な試験方法が開発された
場合はこれを踏襲する。

7.9

窒素化合物

(N として)

蒸留−インドフェ

ノール青法

 R17.3.7

蒸留−ネスラー法 MOD/変更 1) ISO 規格は蒸留―ネスラー

法,JIS は蒸留―インドフェ
ノール青法。JIS は有害性の
少ない試薬に変更。

2)  JIS K 8001

の 5.12 を引用。

ISO

規格のネスラー法は環境・安全

上,変更が必要。ISO 規格の見直し
時に,改正提案の検討を行う予定。

6

K 8432


2006


7

K 8432

:2006

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項目ごと

の評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線又は側線

項目 
番号

内容

(

Ⅱ )

国 際
規 格

番号

項目 
番号

内容

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の

理由及び今後の対策

7.10

重金属

(Pb として)

分液硫化ナトリウ
ム法

 R17.3.11

比濁法 MOD/変更 1) 試料量,試薬,操作などを

変更。

2)  JIS K 8001

の 5.24 を引用。

7.11

バリウム

及 び ス ト ロ ン
チウム 
(Ba として)

比濁法

R17.3.9

比濁法 MOD/変更

試薬,操作などを変更。

JIS

は,定期的に見直しを行ってい

るが,ISO 規格は,長年見直しが行

われていないことから実績のある
従来の JIS 法を踏襲。 
技術的な差異は軽微であり,対策は

考慮しない。

7.12

ナトリウ

ム(Na)

原子吸光法

R

17.3.13

炎光光度法 MOD/変更 1) ISO 規格は炎光光度法,JIS

は原子吸光法に変更。

2)  JIS K 8001

の 5.31 を引用。

7.13

カリウム

(K)

原子吸光法

R

17.3.13

炎光光度法 MOD/変更 1) ISO 規格は炎光光度法,JIS

は原子吸光法に変更。

2)  JIS K 8001

の 5.31 を引用。

国際的に広く普及している方法に
変更。ISO 規格の見直し時に,改正
提案の検討を行う予定。 

7.14

銅(Cu)

原子吸光法

R

17.3.10

原子吸光法 MOD/変更 1) 試料量などを変更。

2)  JIS K 8001

の 5.31 を引用。

7.15

カルシウ

ム(Ca)

原子吸光法

R

17.3.10

原子吸光法 MOD/変更 1) 試料量,標準液量などを変

更。

2)  JIS K 8001

の 5.31 を引用。

7.16

亜鉛(Zn)

原子吸光法

R

17.3.10

原子吸光法 MOD/変更 1) 試料量,標準液量などを変

更。

2)  JIS K 8001

の 5.31 を引用。

7.17

ひ素(As)

比色法

R

17.3.8

比色法 MOD/変更 1)  試料量,標準液量などを変

更。

2)  JIS K 8001

の 5.19 を引用。

JIS

は,定期的に見直しを行ってい

るが,ISO 規格は,長年見直しが行

われていないことから実績のある
従来の JIS 法を踏襲。 
技術的な差異は軽微であり,対策は

考慮しない。

7.18

鉄(Fe)

原子吸光法

R

17.3.12

比色法

MOD/

変更 1) ISO 規格は比色法,JIS は原

子吸光法に変更。

2)  JIS K 8001

の 5.31 を引用。

国際的に広く普及している方法に

変更。ISO 規格の見直し時に,改正
提案の検討を行う予定。

7

K 8432


2006


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K 8432

:2006

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項目ごと

の評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線又は側線

項目 
番号

内容

(

Ⅱ )

国 際
規 格

番号

項目 
番号

内容

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の

理由及び今後の対策

8.

容器

― MOD/追加  項目を追加。

9.

表示

― MOD/追加  項目を追加。

規格適合性を評価する関係で必要
な項目を追加。

(

1

理由:軽微な技術的差異。6.品質の(Ⅳ)欄の 1)は,いずれも一般用途の試薬としては軽微な技術的差異であり,この差が取引上の障害になる可能性はほとんどな
い。ISO 規格,JIS とも品質項目の設定・品質水準の設定は,市場での長い使用実績・経験を踏まえたものである。ISO 規格と JIS との質量分率 ppm∼質量分率

ppt

レベルの不純物のごくわずかの差異は,経験上,一般用途の試薬としては実用上差し支えないものと考えられる。

なお,不純物のごくわずかの差異がどのような影響を及ぼすか,あらゆる用途を想定して検証することは現実的ではない。  (Ⅳ)の 1)の品質項目及び品質水準

が不満足な場合は,通常,JIS 試薬,ISO 規格試薬とも対応できない。この場合,対応策としては,目的にあった高純度試薬など特殊用途の試薬を使用すること

になる。

(

2

) ISO

試薬規格の状況:ISO 規格の試薬は,規格の維持管理が行われていない(規格制定後約 20 年経過)

。このため,ISO 規格の内容が現在の市場の要求にこたえ

ているかどうかの検討が行われていない(JIS との差)

。また,ISO 規格の試薬は,我が国だけではなく,国際市場でも商取引がほとんどなく国際規格としての

存在意義が乏しい。

(

3

)

今後の対策:(

1

)

及び(

2

)

の理由から,当面,対策を考慮しない。

 
JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  MOD/追加………  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    ―  MOD/変更………  国際規格の規定内容を変更している。

2.

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  MOD……………  国際規格を修正している。

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