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日本工業規格

JIS

 K

8403

-1994

三塩化よう素(試薬)

Iodine trichloride

ICl

3

FW : 233.26

1.

適用範囲  この規格は,試案として用いる三塩化よう素について規定する。

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS K 0067

  化学製品の減量及び残分試験方法

JIS K 8001

  試薬試験方法通則

2.

共通事項  この規格に共通する事項は,JIS K 8001 による。

3.

種類  特級

4.

性質  三塩化よう素は,次の性質を示す。

(1)

性状  三塩化よう素は,だいだい∼褐色の結晶で,吸湿性がある。強い刺激臭があり湿った空気中で

分解する。

(2)

定性方法

(a)

試料 0.5g にしゅう酸 0.5g を加えて加熱すると紫の蒸気が発生する。

(b)

試料 0.5g に粉末にした二クロム酸カリウム 0.5g を加え混ぜ合わせ,硫酸 0.5ml を加えて加熱すると

赤褐色の蒸気が発生する。

5.

品質  品質は,6.によって試験し,表 に適合しなければならない。

表 1  品質

項目

規格値

純度 97.0%以上

水溶状

試験適合

不揮発分 0.05%以下 
遊離よう素 (I)

試験適合

6.

試験方法  試験方法は,次のとおりとする。

(1)

純度  97.0%以上

水 30ml→共通すり合わせ三角フラスコ 200ml にとる→質量を 0.1mg のけたまではかる+試料 0.2g

→再び質量を 0.1mg のけたまではかる+よう化カリウム 2g+塩酸 (2+1) 2ml→5 分間放置→0.1mol/l


2

K 8403-1994

チオ硫酸ナトリウム溶液で滴定(指示薬:でんぷん溶液)

別に,同一条件で空試験を行って滴定量を補正する。

0.1mol/l

チオ硫酸ナトリウム溶液 1ml は,0.005 832g ICl

3

に相当する。

(2)

水溶状  試料 1g+水  (→20ml)  ……ほとんど澄明以内。

(3)

不揮発分  0.05%以下

JIS K 0067

の 4.3.4(1)(第 1 法  水浴上で加熱蒸発する方法)による。試料 2.0g を用い,残分 1mg

以下。

(4)

遊離よう素 (I)   試料 1g+水  (→100ml)  →その 10ml+でんぷん溶液 2 滴……10 秒以内に青が現れな

い。

7.

容器  遮光した気密容器とする。

8.

表示  容器には,容易に消えない方法で次の事項を表示しなければならない。

(1)

名称“三塩化よう素”及び“試薬”の文字

(2)

種類

(3)

化学式,式量

(4)

品質(純度)

(5)

内容量

(6)

製造番号

(7)

製造年月又はその略号

(8)

製造業者名又はその略号


3

K 8403-1994

原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

久保田  正  明

物質工学工業技術研究所計測化学部

細  川  幹  夫

通商産業省基礎産業局生物化学産業課

津  田      博

通商産業省機械情報産業局計量行政室

地  崎      修

工業技術院標準部繊維化学規格課

喜多川      忍

通商産業検査所化学部化学標準課

野々村      誠

都立工業技術センター無機化学部

加  山  英  男

財団法人日本規格協会

石  橋  無味男

厚生省国立衛生試験所

川  瀬      晃

社団法人日本分析化学会

柳  瀬  斉  彦

社団法人日本化学工業協会

藤  貫      正

社団法人日本分析化学会

並  木      昭

財団法人化学品検査協会

鶴  田  利  行

硫酸協会

中  村      靖

日本鉱業協会

大  槻      孝

社団法人日本鉄鋼協会

日  暮  喜八郎

第一化学薬品株式会社

北  田  佳  伸

和光純薬工業株式会社

高  野  虞美子

東京化成工業株式会社

中  村      穣

森田化学工業株式会社

山  岡      宏

片山化学工業株式会社

飯  岡  寛  一

柳島製薬株式会社

山  田  和  夫

関東化学株式会社

(事務局)

平  井  信  次

日本試薬連合会