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K 8359

:2006

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本試薬

協会(JRA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出

があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS K 8359:1996 は改正され,この規格に置き換えられる。

改正に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 6353-2:1983,Reagents for chemical

analysis

―Part 2:Specifications―First series を基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的な性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用

新案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。

JIS K 8359

には,次に示す附属書がある。

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表


K 8359

:2006

目  次

ページ

序文 

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  一般事項

1

4.

  種類

1

5.

  性質

1

5.1

  性状

1

5.2

  定性方法 

1

6.

  品質

2

7.

  試験方法

2

7.1

  試験条件及び試験結果 

2

7.2

  純度 (CH

3

COONH

4

2

7.3

  水溶状

2

7.4

  強熱残分(硫酸塩)

2

7.5

  pH (50 g/l25  )

2

7.6

  塩化物(Cl)

2

7.7

  硝酸塩(NO

3

2

7.8

  りん酸塩(PO

4

3

7.9

  硫酸塩(SO

4

)

3

7.10

  ナトリウム(Na) 

3

7.11

  カリウム(K)

3

7.12

  7.12 (Cu) 

3

7.13

  マグネシウム(Mg) 

3

7.14

  カルシウム(Ca) 

4

7.15

  鉛(Pb) 

4

7.16

  鉄(Fe)

4

8.

  容器

4

9.

  表示

4

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

5

 


日本工業規格

JIS

 K

8359

:2006

酢酸アンモニウム(試薬)

Ammonium acetate

CH

3

COONH

4

FW : 77.08

序文  この規格は,1983 年に第 1 版として発行された ISO 6353-2,Reagents for chemical analysis―Part 2:

Specifications

―First series を翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変

更の一覧表をその説明を付けて,

附属書に示す。

1. 

適用範囲  この規格は,試薬として用いる酢酸アンモニウムについて規定する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 6353-2:1983

,Reagents for chemical analysis―Part 2: Specifications―First series (MOD)

2. 

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS K 0067

  化学製品の減量及び残分試験方法

JIS K 8001

  試薬試験方法通則

JIS K 8180

  塩酸(試薬)

JIS K 8230

  過酸化水素(試薬)

JIS K 8541

  硝酸(試薬)

JIS K 8872

  ホルムアルデヒド液(試薬)

JIS K 8951

  硫酸(試薬)

3. 

一般事項  試験方法の一般的な事項は,JIS K 8001 による。

4. 

種類  種類は,特級とする。

5. 

性質

5.1 

性状  酢酸アンモニウムは,無色又は白色の結晶で潮解性がある。水に極めて溶けやすく,エタノ

ールに溶けやすく,ジエチルエーテルにほとんど溶けない。

5.2 

定性方法  定性方法は,次による。

a) 

試料 1 g に水 20 ml を加えて溶かす(A 液)

。A 液 10 ml に水酸化ナトリウム溶液(100 g/l)1 ml を加えて


2

K 8359

:2006

加熱すると,アンモニアが発生する。

b)  A

液 10 ml に塩化鉄(Ⅲ)溶液(300 g/l) 0.2 ml を加えると,赤褐色が現れる。

6. 

品質  品質は,7.  によって試験したとき,表 に適合しなければならない。

  1  品質

項目

規格値

純度(CH

3

COONH

4

)

水溶状 
強熱残分(硫酸塩)

pH(50g/l

,25℃)

塩化物(Cl) 
硝酸塩(NO

3

)

りん酸塩(PO

4

)

硫酸塩(SO

4

)

ナトリウム(Na)

カリウム(K) 
銅(Cu) 
マグネシウム(Mg)

カルシウム(Ca) 
鉛(Pb) 
鉄(Fe)

質量分率  %

質量分率  %

質量分率 ppm 
質量分率  %

質量分率 ppm 
質量分率  % 
質量分率  %

質量分率  % 
質量分率 ppm 
質量分率 ppm

質量分率 ppm 
質量分率 ppm 
質量分率 ppm

97.0

以上

試験適合

0.01

以下

6.5

∼7.5

5

以下

0.001

以下

3

以下

0.001

以下

0.001

以下

0.001

以下

2

以下

2

以下

5

以下

3

以下

2

以下

7. 

試験方法

7.1 

試験条件及び試験結果  JIS K 8001 の 3.7(試験操作など)(1)(試験の環境)による。湿度管理は必

要に応じ実施する。また,

表 で規定する各品質項目の試験は次の各試験方法によって行い,得られる計

算値及び操作結果は,JIS K 8001 の 3.5(測定値)による。

7.2 

純度 (CH

3

COONH

4

)

    JIS K 8872 に規定するホルムアルデヒド液 25 ml に水 50 ml を加え,フェノ

ールフタレイン溶液を指示薬として 0.1 mol/l 水酸化ナトリウム溶液で中和した後,0.1 mg のけたまではか

りとった試料約 2 g を加え,ビュレットを用いて 1 mol/l 水酸化ナトリウム溶液 20 ml を加えて,30 分間放

置した後,1 mol/l 水酸化ナトリウム溶液で滴定を続ける。終点は,液の色が無色から紅色に変わる点とす

る。この場合,1 mol/l 水酸化ナトリウム溶液 1 ml は,0.077 08 g CH

3

COONH

4

に相当する。

7.3 

水溶状  JIS K 8001 の 5.2(溶状)による。この場合,試料は 2g,濁りの程度の適合限度標準は(a)

(澄明)を用いる。

7.4 

強熱残分(硫酸塩)  JIS K 0067 の 4.4.4(操作)(4)(第 4 法  硫酸塩として強熱する方法)による。

この場合,試料 10 g を用いる。

7.5 

pH (50 g/l

25  )  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料溶液  試料 5.0 g を二酸化炭素を含まない水に溶かして 100 ml にする。

b)

操作  JIS K 8001 の 5.5(pH)の(2)による。

7.6 

塩化物(Cl)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  試料 2.0 g に水を加えて溶かして 20 ml にする。

b) 

標準側溶液  塩化物標準液(Cl:0.01 mg/ml) 1.0 ml に水を加えて 20 ml にする。

c)

操作  JIS K 8001 の 5.7[塩化物(Cl)](1)(比濁法)による。

7.7 

硝酸塩(NO

3

)

  溶液の調製及び操作は,次による。


3

K 8359

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a) 

試料側溶液  試料 1.0 g に水を加えて溶かして 5 ml にする。

b) 

標準側溶液  硝酸塩標準液(NO

3

:0.01 mg/ml) 1.0 ml に水を加えて 5 ml にする。

c) 

操作  試料側溶液,標準側溶液それぞれに,ブルシン溶液 0.2 ml を加えて,冷却しながら JIS K 8951

に規定する硫酸 10 ml を徐々に加え,沸騰水浴中で 5 分間加熱した後,冷却する。

d)

判定  試料側の色は,標準側の黄色より濃くないこと。

7.8 

りん酸塩(PO

4

)

  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  試料 3.0 g に水 10 ml を加え,水浴上で揮散させた後,水を加えて 20 ml にする。

b) 

標準側溶液  りん酸塩標準液(PO

4

:0.01 mg/ml) 0.90 ml に水を加えて 20 ml にする。

c) 

操作  JIS K 8001 の 5.13[りん酸塩(PO

4

)](1)(比色法)による。

7.9 

硫酸塩(SO

4

)

  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  試料 5.0 g に水 5 ml,炭酸ナトリウム溶液(100 g/l) 0.2 ml,JIS K 8230 に規定する過酸化

水素 1 ml,JIS K 8180 に規定する塩酸 10 ml 及び JIS K 8541 に規定する硝酸 17 ml を加え,時計皿で

覆い,泡が発生しなくなるまで水浴上で加熱した後,時計皿をとり,水浴上で蒸発乾固し,水 10 ml

及び塩酸(2+1) 0.3 ml を加えて溶かし,更に水を加えて 25 ml にする。

b) 

標準側溶液  硫酸塩標準液(SO

4

:0.01 mg/ml) 5.0 ml に水 5 ml,炭酸ナトリウム溶液(100 g/l) 0.2 ml,JIS 

K 8230

に規定する過酸化水素 1 ml,JIS K 8180 に規定する塩酸 10 ml 及び JIS K 8541 に規定する硝酸

17 ml

を加え,時計皿で覆い,泡が発生しなくなるまで水浴上で加熱した後,時計皿をとり,水浴上

で蒸発乾固し,水 10 ml 及び塩酸(2+1) 0.3 ml を加えて溶かし,更に水を加えて 25 ml にする。

c)

操作  JIS K 8001 の 5.15[硫酸塩(SO

4

)

](1)(比濁法)による。

7.10 

ナトリウム(Na)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  試料 1.0 g に塩酸(2+1) 1 ml 及び水を加えて 100 ml にする(X 液)(X 液は,7.11 の試験

にも用いる。

b) 

標準側溶液  試料 1.0 g に塩酸(2+1) 1 ml,ナトリウム標準液(Na:0.01 mg/ml) 1.0 ml,カリウム標準液

(K

:0.01 mg/ml) 1.0 ml 及び水を加えて 100 ml にする(Y 液)

(Y 液は,7.11 の試験にも用いる。

c) 

操作  JIS K 8001 の 5.31(原子吸光法)(1)(直接噴霧法)(d)  による。

7.11 

カリウム(K)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  7.10 の X 液を用いる。

b) 

標準側溶液  7.10 の Y 液を用いる。

c) 

操作  JIS K 8001 の 5.31(1)(d)よる。

7.12 

(Cu)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  試料 10 g に水 40 ml を加えて溶かし,塩酸(2+1) 1 ml 及び水を加えて 80 ml にする。

b) 

標準側溶液  試料 10 g に水 40 ml を加えて溶かし,塩酸(2+1) 1 ml,銅標準液(Cu:0.01 mg/ml) 2.0 ml,

鉛標準液(Pb:0.01 mg/ml) 3.0 ml,鉄標準液(Fe:0.01 mg/ml) 2.0 ml 及び水を加えて 80 ml にする。

c) 

空試験用溶液  塩酸(2+1) 1 ml に水を加えて 5 ml にする。

d) 

操作  JIS K 8001 の 5.31(原子吸光法)(2)(抽出液噴霧法)(d)による(操作の途中で得られる X 液,Y

液及び Z 液は 7.15 及び 7.16 の試験にも用いる。

7.13 

マグネシウム(Mg)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  試料 5.0 g に塩酸(2+1) 1 ml 及び水を加えて溶かして 100 ml にする(X 液)(X 液は,7.14

の試験にも用いる。

b) 

標準側溶液  試料 5.0 g に塩酸(2+1) 1 ml,マグネシウム標準液(Mg:0.01 mg/ml) 1.0 ml,カルシウム


4

K 8359

:2006

標準液(Ca:0.01 mg/ml) 2.5 ml 及び水を加えて 100 ml にする

(Y 液)

(Y 液は,

7.14

の試験にも用いる。

c) 

操作  JIS K 8001 の 5.31(1)(d)による。

7.14 

カルシウム(Ca)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  7.13 の X 液を用いる。

b) 

標準側溶液  7.13 の Y 液を用いる。

c) 

操作  JIS K 8001 の 5.31(1)(d)による。

7.15 

(Pb)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  7.12 の X 液を用いる。

b) 

標準側溶液  7.12 の Y 液を用いる。

c) 

空試験用溶液  7.12 の Z 液を用いる。

d) 

操作  JIS K 8001 の 5.31(2)(d)③による。

7.16 

(Fe)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  7.12 の X 液を用いる。

b) 

標準側溶液  7.12 の Y 液を用いる。

c) 

空試験用溶液  7.12 の Z 液を用いる。

d) 

操作  JIS K 8001 の 5.31(2)(d)③による。

8. 

容器  容器は,気密容器とする。

9. 

表示  容器には,次の事項を表示する。

a)

名称

“酢酸アンモニウム”及び“試薬”の文字

b)

種類

c)

化学式及び式量

d)

純度

e)

内容量

f)

製造番号

g)

製造年月又はその略号

h)

製造業者名又はその略号


5

K 8359

:2006

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS K8359:2006

  酢酸アンモニウム(試薬)

ISO 6353

2:1983,  化学分析用試薬―第 2 部:仕様−第 1 シリーズ

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項

目ごとの評価及びその内容

  表示箇所:本体 
  表示方法:点線の下線又は側線

項目 
番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目 
番号

内容

項 目 ご と の
評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

1.

適用範囲

試薬として用いる酢
酸アンモニウムにつ
いて規定。

1

化学分析用試薬 40
品目の仕様につい
て規定。

MOD/

変更

JIS

は 1 品目 1 規格。  試薬の規格使用者が各規格を多く引用

しやすくするために 1 品目 1 規格とし
ている。

なお,対応国際規格は 20 年以上見直し
がされていないため市場の実態に合わ
ない。国際規格の改正提案を検討する。

2.

引用規格

JIS K 0067

JIS K 8001

JIS K 8180 

JIS K 8230

JIS K 8541

JIS K 8872

JIS K 8951 

 1 ISO 6353-1 

MOD/

変更

ISO

規格を 1 件削除

し,JIS を追加・引用,
基本的には同等内容。

該当する対比項目を参照。

3.

一般事項

JIS K 8001

による。

― MOD/追加

項目を追加。

JIS K 8001

を引用。

編集上の差異であり,技術的な差異は

ない。

4.

種類

― MOD/追加

種類の項目を追加。

JIS

は種類として“特級”だけなので,

ISO

規格と技術的な差異はない。

5.

性質

― MOD/追加

酢 酸 ア ン モ ニ ウ ム の
性質の項を追加。

一般的な説明事項であり,技術的な差
異はない。

 
 
 
 

5

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6

K 8359

:2006

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項

目ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体 
  表示方法:点線の下線又は側線

項目 
番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目 
番号

内容

項 目 ご と の
評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

6.

品質

R4

MOD/

変更 1)

品質に差異のある
項目:純度,硫酸
塩,銅,鉛及び鉄。

2)

追加した項目:水
溶状,りん酸塩,
ナトリウム,カリ

ウム,マグネシウ
ム 及 び カ ル シ ウ
ム。

ISO

規格は,長期間内容の見直しが行

われず国際市場で ISO 規格品が用いら
れることはほとんどない。また,技術

的差異も軽微

(1

)(

2

)(

3

)

である。

R4.2

試験溶液の調製 MOD/変更

JIS

は,試験方法の該

当項目ごとに規定。

編集上の差異であり,技術的な差異は
軽微。

7.

試験方法

7.1

試 験 条 件

及び試験結果

R4.3

MOD/

追加

一般的な試験条件及び試験結果に関す
る事項であり,技術的な差異はない。

7.2

純度

(CH

3

COONH

4

)

滴定法

R

4.3.1

滴定法 MOD/変更

試料量,試薬溶液濃度
などを変更。

JIS

は,定期的に見直しを行っている

が,ISO 規格は,長年見直しが行われ

て い な い こと か ら 実 績 の あ る 従 来の

JIS

法を踏襲。技術的な差異は軽微であ

り,対策は考慮しない。

7.3

水溶状

― MOD/追加

項目を追加。

JIS

として必要。

ISO

規格の見直し時に,提案の検討を

行う予定。

7.4

強 熱 残 分

(

硫酸塩)

硫酸塩として強熱す
る方法。

 R

4.3.8

硫酸塩として強熱
する方法。

MOD/

変更 1)

強熱温度,強熱時
間などを変更。

2)  JIS K 0067

の 4.4.4

を引用。

JIS

は,定期的に見直しを行っている

が,ISO 規格は,長年見直しが行われ

て い な い こと か ら 実 績 の あ る 従 来の

JIS

法を踏襲。技術的な差異は軽微であ

り,対策は考慮しない。

6

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K 8359

:2006

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項

目ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体 
  表示方法:点線の下線又は側線

項目 
番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目 
番号

内容

項 目 ご と の
評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

7.5 pH

(50g/l

,25℃)

溶液濃度は g/l で規
定。

 R

4.3.2

溶液濃度は質量分
率%で規定。

MOD/

変更 1) ISO 規格は溶液濃

度を質量分率%で
規定,JIS は溶液
濃 度 を g/l  で 規
定。

2)  JIS K 8001

の 5.5

を引用。

JIS

は操作性から g/l を使用。ISO 規格

の見直し時に,改正提案の検討を行う
予定。

7.6

塩化物(Cl)

比濁法

R

4.3.3

比濁法 MOD/変更 1)

試料の量,試薬の

量を一部変更。

2)  JIS K 8001

の 5.7

を引用。

JIS

は,定期的に見直しを行っている

が,ISO 規格は,長年見直しが行われ
て い な い こと か ら 実 績 の あ る 従 来の

JIS

法を踏襲。技術的な差異は軽微であ

り,対策は考慮しない。

7.7

硝 酸 塩

(NO

3

)

ブルシン法  R

4.3.4

ブルシン法 MOD/変更

試 薬 の 調 製 方 法 を 一
部変更。

JIS

は,定期的に見直しを行っている

が,ISO 規格は,長年見直しが行われ

て い な い こと か ら 実 績 の あ る 従 来の

JIS

法を踏襲。技術的な差異は軽微であ

り,対策は考慮しない。

7.8

り ん 酸 塩

(PO

4

)

― MOD/追加

項目を追加。

JIS

として必要。

ISO

規格の見直し時に,改正提案の検

討を行う予定。

7.9

硫 酸 塩

(SO

4

)

比濁法

R

4.3.5

種晶添加比濁法 MOD/変更 1) JIS は種晶添加比

濁法を比濁法に変

更。

2)  JIS K 8001

の 5.15

を引用。

JIS

は,定期的に見直しを行っている

が,ISO 規格は,長年見直しが行われ

て い な い こと か ら 実 績 の あ る 従 来の

JIS

法を踏襲。技術的な差異は軽微であ

り,対策は考慮しない。

7.10

ナトリウ

(Na)

原子吸光法(直接噴
霧法)

― MOD/追加

項目を追加。

JIS

として必要。

ISO

規格の見直し時に,改正提案の検

討を行う予定。

7

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8

K 8359

:2006

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項

目ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線又は側線

項目 
番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目 
番号

内容

項 目 ご と の
評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

7.11

カリウム

(K)

原子吸光法(直接噴
霧法)

― MOD/追加

項目を追加。

JIS

として必要。

ISO

規格の見直し時に,改正提案の検

討を行う予定。

7.12

銅(Cu)

原子吸光法(抽出液

噴霧法)

 R

4.3.6

原子吸光法(直接

噴霧法)

MOD/

変更 1)

試料の量,操作法

を一部変更。

2)  JIS K 8001

の 5.31

を引用。

JIS

は,定期的に見直しを行っている

が,ISO 規格は,長年見直しが行われ
て い な い こと か ら 実 績 の あ る 従 来の

JIS

法を踏襲。技術的な差異は軽微であ

り,対策は考慮しない。

7.13

マグネシ

ウム(Mg)

原子吸光法(直接噴
霧法)

― MOD/追加

項目を追加。

JIS

として必要。

ISO

規格の見直し時に,改正提案の検

討を行う予定。

7.14

カルシウ

ム(Ca)

原子吸光法(直接噴

霧法)

MOD/

追加

項目を追加。

用途として必要。

ISO

規格の見直し時に,改正提案の検

討を行う予定。

7.15

鉛(Pb)

原子吸光法(抽出液

噴霧法)

 R

4.3.6

原子吸光法(直接

噴霧法)

MOD/

変更 1)

試料の量,操作法

を一部変更。

2)  JIS K 8001

の 5.31

を引用。

JIS

は,定期的に見直しを行っている

が,ISO 規格は,長年見直しが行われ
て い な い こと か ら 実 績 の あ る 従 来の

JIS

法を踏襲。技術的な差異は軽微であ

り,対策は考慮しない。

7.16

鉄(Fe)

原子吸光法(抽出液

噴霧法)

 R

4.3.7

1,10-

フェナントロ

リン法

MOD/

変更 1)

ISO

規格は 1,10-

フェナントロリン
法,JIS は原子吸
光法(抽出液噴霧

法)に変更。

2)  JIS K 8001

の 5.31

を引用。

国際的に広く普及している原子吸光法

に変更。

ISO

規格の見直し時に,改正提案の検

討を行う予定。

8.

容器

― MOD/追加

項目を追加。

9.

表示

― MOD/追加

項目を追加。

規格適合性を評価する関係で必要な項
目を追加。

8

K 8359


2006


9

K 8359

:2006

(

1

)

理由:軽微な技術的差異。6.品質の(Ⅳ)欄の 1)∼2)は,いずれも一般用途の試薬としては軽微な技術的差異であり,この差が取引上の障害になる可能性はほと
んどない。ISO 規格,JIS とも品質項目の設定・品質水準の設定は,市場での長い使用実績・経験を踏まえたものである。ISO 規格と JIS との質量分率 ppm∼質
量分率 ppt レベルの不純物のごくわずかの差異は,経験上,一般用途の試薬としては実用上差し支えないものと考えられる。

なお,不純物のごくわずかの差異がどのような影響を及ぼすか,あらゆる用途を想定して検証することは現実的ではない。  (Ⅳ)の 1)∼2)の品質項目及び品質水

準が不満足な場合は,通常,JIS 試薬,ISO 規格試薬とも対応できない。この場合,対応策としては,目的にあった高純度試薬など特殊用途の試薬を使用するこ
とになる。

(

2

) ISO

試薬規格の状況:ISO 規格の試薬は,規格の維持管理が行われていない(規格制定後約 20 年経過)

。このため,ISO 規格の内容が現在の市場の要求にこたえ

ているかどうかの検討が行われていない(JIS との差)

。また,ISO 規格の試薬は,我が国だけではなく,国際市場でも商取引がほとんどなく国際規格としての

存在意義が乏しい。

(

3

今後の対策:(

1

)

及び(

2

)

の理由から,当面,対策を考慮しない。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  MOD/追加………  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

    ―  MOD/変更………  国際規格の規定内容を変更している。

2.

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  MOD……………  国際規格を修正している。

9

K 8359


2006