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K 8355

:2006

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本試薬

協会(JRA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出

があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS K 8355:1994 は改正され,この規格に置き換えられる。

改正に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 6353-2:1983,Reagents for chemical 

analysis

―Part 2: Specifications―First series を基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的な性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用

新案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。

JIS K 8355

には,次に示す附属書がある。

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表


K 8355

:2006

目  次

ページ

序文 

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  一般事項

1

4.

  種類

1

5.

  性質

1

5.1

  性状

1

5.2

  定性方法 

1

6.

  品質

2

7.

  試験方法

3

7.1

  試験条件及び試験結果 

3

7.2

  純度 (CH

3

COOH)

3

7.3

  水溶状

3

7.4

  凝固点

3

7.5

  水分

3

7.6

  不揮発物 

3

7.7

  塩化物(Cl)

3

7.8

  硫酸塩(SO

4

)

3

7.9

  銅(Cu)

3

7.10

  鉛(Pb) 

3

7.11

  鉄(Fe)

4

7.12

  無水酢酸(GC

4

7.13

  二クロム酸還元性物質(として) 

4

8.

  容器

4

9.

  表示

4

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

6

 


日本工業規格

JIS

 K

8355

:2006

酢  酸(試薬)

Acetic acid

CH

3

COOH

    FW:60.05

序文  この規格は,1983 年に第 1 版として発行された ISO 6353-2,Reagents for chemical analysis―Part 2:

Specifications

―First series を翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変

更の一覧表をその説明を付けて,

附属書に示す。

1. 

適用範囲  この規格は,試薬として用いる酢酸について規定する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 6353-2:1983

,Reagents for chemical analysis―Part2: Specifications―First series (MOD)

2. 

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS K 0065

  化学製品の凝固点測定方法

JIS K 0067

  化学製品の減量及び残分試験方法

JIS K 0068

  化学製品の水分測定方法

JIS K 0114

  ガスクロマトグラフ分析通則

JIS K 0117

  赤外分光分析方法通則

JIS K 8001

  試薬試験方法通則

3. 

一般事項  試験方法の一般的な事項は,JIS K 8001 による。

4. 

種類  種類は,特級とする。

5. 

性質

5.1 

性状  酢酸は,無色透明の液体で,特異なにおいがあり,寒冷時には凝固することがある。水,エ

タノール及びジエチルエーテルに極めて溶けやすい。密度は,約 1.05 g/ml である。

5.2 

定性方法  定性方法は,次による。

a) 

試料 5 ml をビーカー50 ml にとり,エタノール(99.5) 5 ml 及び硫酸 1 ml を加えて煮沸すると,酢酸エ

チルのにおいが発生する。


2

K 8355

:2006

b) 

試料の赤外吸収スペクトルを JIS K 0117 によって測定すると波数 1 712 cm

-1

,1 411 cm

-1

,1 362 cm

-1

1 294 cm

-1

,935 cm

-1

,629 cm

-1

及び 481 cm

-1

付近に主な吸収を認める。この場合,試料調製は JIS K 0117

の 5.4 a)(液膜法)による。窓板に臭化カリウムを用いたときの赤外吸収スペクトルの一例を,

図 1

に示す。

  1  赤外吸収スペクトルの一例

6. 

品質  品質は,7.  によって試験したとき,表 に適合しなければならない。

  1  品質

項目

規格値

純度(CH

3

COOH)

水溶状

凝固点 
水分 
不揮発物

塩化物(Cl) 
硫酸塩(SO

4

)

銅(Cu)

鉛(Pb) 
鉄(Fe) 
無水酢酸(GC)

二クロム酸還元性物質(O として)

質量分率  %

℃ 
質量分率  % 
質量分率  %

質量分率 ppm
質量分率 ppm
質量分率 ppm

質量分率 ppm
質量分率 ppm
質量分率  %

質量分率  %

99.7

以上

試験適合

15.5

以上

0.3

以下

0.001

以下

1

以下

1

以下

0.5

以下

0.5

以下

0.5

以下

0.1

以下

0.005

以下


3

K 8355

:2006

7. 

試験方法

7.1 

試験条件及び試験結果  JIS K 8001 の 3.7(試験操作など)(1)(試験の環境)による。湿度管理は必

要に応じ実施する。また,

表 で規定する各品質項目の試験は,次の各試験方法によって行い,得られる

計算値及び操作結果は,JIS K 8001 の 3.5(測定値)による。

7.2 

純度 (CH

3

COOH)

  試験方法は,次のいずれかによる。

a)

第 法  共通すり合わせ三角フラスコ 100 ml に水 10 ml を入れ,0.1 mg のけたまで質量をはかり,試

料約 2 g をとり,再び,0.1 mg のけたまで質量をはかり,水 10 ml 及びフェノールフタレイン溶液 2

∼3 滴を加えた後,1 mol/l 水酸化ナトリウム溶液で滴定する。終点は,液の色が無色から紅色に変わ

る点とする。この場合,1 mol/l 水酸化ナトリウム溶液 1 ml は,0.060 05 g CH

3

COOH

に相当する。

b) 

第 法  7.4 の水分の測定値を質量分率 100  %から差し引いた値を,純度の質量分率%とする。

7.3 

水溶状  JIS K 8001 の 5.2(溶状)による。この場合,試料 25 ml に水 75 ml を加えて溶かし,濁り

の程度の適合限度標準は,(a)(澄明)を用いる。

7.4 

凝固点  JIS K 0065 の 3.  (試験方法)による。

7.5 

水分  JIS K 0068 の 6.(カールフィッシャー滴定法)6.3.5 a)(直接滴定)による。試料 10 g を用い

る。この場合,滴定溶媒はメタノールに代えて,クロロホルムとアルキレンカルボネートとを主成分とす

るカールフィッシャー用脱水溶剤 40 ml を用いる。

7.6 

不揮発物  JIS K 0067 の 4.3.4(操作)(1)(第 1 法  水浴上で加熱蒸発する方法)による。この場合,試

料 200 g を用いる(残分は,7.97.10 及び 7.11 の試験に用いる)

7.7 

塩化物(Cl)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  試料 5.0 g に水を加えて 20 ml にする。

b) 

標準側溶液  塩化物標準液(Cl:0.01 mg/ml) 0.5 ml に水を加えて 20 ml にする。

c)

操作  JIS K 8001 の 5.7[塩化物(Cl)](1)(比濁法)による。

7.8 

硫酸塩(SO

4

)

  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  試料 50 g に塩化ナトリウム溶液(100g/l) 0.2 ml を加え,水浴上で蒸発乾固した後,塩酸(2

+1) 0.3ml 及び水を加えて 25 ml にする。

b) 

標準側溶液  塩化ナトリウム溶液(100g/l) 0.2 ml を水浴上で蒸発乾固した後,硫酸塩標準液(SO

4

:0.01

mg/ml) 5.0 ml

,塩酸(2+1) 0.3 ml 及び水を加えて 25 ml にする。

c) 

操作  JIS K 8001 の 5.15[硫酸塩(SO

4

)

](1)(比濁法)による。

7.9 

(Cu)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  7.6 の残分(試料量 200 g)に塩酸(2+1) 1 ml 及び水を加えて 50 ml にする(S 液)(S 液

は, 7.10 の試験にも用いる。

。S 液 5 ml(試料量 20 g)に塩酸(2+1) 1 ml 及び水を加えて 50 ml にす

る(X 液)

b) 

標準側溶液  S 液 5 ml に塩酸(2+1) 1 ml,銅標準液(Cu:0.01 mg/ml) 1.0 ml 及び水を加えて 50 ml にす

る(Y 液)

c) 

操作  JIS K 8001 の 5.31(原子吸光法)(1)(直接噴霧法)(d)による。

7.10 

(Pb)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  7.9 の S 液 10 ml(試料量 40 g)に塩酸(2+1) 1 ml 及び水を加えて 20 ml にする(X 液)

(X 液は,7.11 の試験にも用いる。

b) 

標準側溶液  7.9 の S 液 10 ml(試料量 40 g)に塩酸(2+1) 1 ml,鉛標準液(Pb:0.01 mg/ml) 2.0 ml,鉄

標準液(Fe:0.01 mg/ml) 2.0 ml 及び水を加えて 20 ml にする

(Y 液)

(Y 液は,

7.11

の試験にも用いる。


4

K 8355

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c) 

操作  JIS K 8001 の 5.31(1)(d)よる。

7.11 

(Fe)

a) 

試料側溶液  7.10 の X 液を用いる。

b) 

標準側溶液  7.10 の Y 液を用いる。

c) 

操作  JIS K 8001 の 5.31(1)(d)による。

7.12 

無水酢酸(GC)  一般的な事項は,JIS K 0114 によるほかは,次による。

a) 

分析条件  一例を,次に示すが,これと同等の性能の条件でもよい。

検出器の種類:水素炎イオン化検出器

固定相液体名:ポリエチレングリコール

固定相液体の膜厚:1.0

µm

カラム用キャピラリーの材質,内径及び長さ:石英ガラス,0.53 mm,30 m

温度設定:カラム槽:60  ℃

          検出器槽:250  ℃

          試料気化室:110  ℃

キャリアーガスの種類及び流量:ヘリウム,6 ml/min

試料量及び試料導入方法:0.2

µl,直接注入法

b)

定量方法  この場合,あらかじめ無水酢酸の相対保持時間を確認しておき,JIS K 0114 の 11.3 b) (デ

ータ処理装置を用いる方法)によって,各成分のピーク面積を測定し,JIS K 0114 の 11.5  (面積百分

率法)によって無水酢酸の含有量を算出する。

7.13 

二クロム酸還元性物質(として)

a) 

操作  共通すり合わせ三角フラスコ 100 ml に 1/60 mol/l 二クロム酸カリウム溶液 10 ml を正確にはか

りとり,硫酸(1+1) 20 ml 及び試料 10 g を加えて 50±2  ℃の水浴中に 1 時間放置した後,水 10 ml を

加えて室温まで冷却し,よう化カリウム溶液(100 g/l) 5 ml 及びでんぷん溶液 1 ml を加え,0.1 mol/l チ

オ硫酸ナトリウム溶液で滴定する。終点は,液の色が無色に変わる点とする(V

1

ml)

別に,同一条件で空試験を行う(V

2

 ml)

b)

計算

(

)

100

10

8

000

0

1

2

×

×

×

=

f

V

V

.

A

ここに,

A

二クロム酸カリウム還元性物質(

O

として)

(質量分

率%)

0.000 8

1/60 mol/l

二クロム酸カリウム溶液

1 ml

  O

相当質量

(g)

f

0.1 mol/l

チオ硫酸ナトリウム溶液のファクター

8. 

容器  容器は,気密容器とする。

9. 

表示  容器には,次の事項を表示する。

a) 

名称

  “酢酸”及び“試薬”の文字

b)

種類

c)

化学式及び式量

d)

純度


5

K 8355

:2006

e)

内容量

f)

製造番号

g)

製造業者名又はその略号


6

K 8355

:2006

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS K 8355:2006

  酢酸(試薬)

ISO 6353-2:1983,

  化学分析用試薬―第 2 部:仕様−第 1 シリーズ

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項目

ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線又は側線

項目

番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目

番号

内容

項目ごとの

評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理

由及び今後の対策

1.

適 用 範

試薬として用いる酢酸に

ついて規定。

1

化 学 分 析 用 試 薬

40

品 目 の 仕 様 に

ついて規定。

MOD/

変更

JIS

は 1 品目 1 規格。

試薬の規格使用者が各規格を多く引

用しやすくするために 1 品目 1 規格と
している。 
なお,対応国際規格は 20 年以上見直

しがされていないため市場の実態に
合わない。国際規格の改正提案を検討
する。

2.

引 用 規

JIS K 0065

JIS K 0067

JIS K 0068

JIS K 0114

JIS K 0117

JIS K 8001 

 1 ISO 6353-1 

MOD/

追加

ISO

規格を 1 件削除し,

JIS

を追加・引用,基本的には
同等内容。

該当する対比項目を参照。

3.

一 般 事

JIS K 8001

による。

― MOD/追加

項目を追加。

JIS K 8001

を引用。

編集上の差異であり,技術的な差異は
ない。

4.

種類

― MOD/追加

種類の項目を追加。

JIS

は種類として“特級”だけなので,

ISO

規格と技術的な差異はない。

5.

性質

― MOD/追加

酢酸の性質の項を追加。

一般的な説明事項であり,技術的な差
異はない。

 
 
 

6

K 8355


2006


7

K 8355

:2006

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項目

ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線又は側線

項目 
番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目 
番号

内容

項目ごとの
評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理

由及び今後の対策

6.

品質

R1.1

MOD/

変更 1)

品 質 に 差 異 の あ る 項
目:不揮発物,硫酸塩,

鉄及びニクロム酸還元
性物質。

2)

追加した項目:水溶状,

凝固点,水分及び無水
酢酸。

ISO

規格は,長期間内容の見直しが行

われず国際市場で ISO 規格品が用い

られることはほとんどない。また,技
術的差異も軽微(

1

)(

2

)(

3

)

である。

  R

1.2

試験溶液の調製 MOD/変更

JIS

は,試験方法の該当項

目で個別に規定。

編集上の差異であり,技術的な差異で
はない。

7.

試験方法

7.1

試験条

件 及 び 試

験結果

R 1.3

MOD/

追加

一般的な試験条件及び試験結果に関
する事項であり,技術的な差異はな
い。

7.2

純度

(CH

3

COOH

)

1.

中和滴定法

2.

差数法

 R

1.3.1

中和滴定法 MOD/選択

第 2 法を追加し,第 1 法と
選択できるようにした。

JIS

は試験の簡略化から差数法も選

択できるようにした。

ISO

規格の見直し時に,改正提案の検

討を行う予定。

7.3

水溶状

― MOD/追加

JIS K 8001

の項目を追加。

7.4

凝固点

― MOD/追加 1)

項目を追加。

2)  JIS K 0065

の 3.を引

用。

7.5

水分

― MOD/追加 1)

項目を追加。

2)  JIS K 0068

の 4.を引

用。

JIS

として必要。

ISO

規格の見直し時に,提案の検討を

行う予定。

7

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8

K 8355

:2006

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項目

ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線又は側線

項目 
番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目 
番号

内容

項目ごとの
評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理

由及び今後の対策

7.6

不揮発

水浴上加熱蒸発法

R

1.3.7

水浴上加熱蒸発法

MOD/

変更

試料の量を変更。

7.7

塩化物

(Cl)

比濁法

R 1.3.2

比濁法 MOD/変更

試料の量,試薬の濃度を一
部変更。

7.8

硫酸塩

(SO

4

)

比濁法

R 1.3.3

種晶添加比濁法 MOD/変更 1) JIS は種晶添加比濁法

を比濁法に変更。

2)  JIS K 8001

の 5.15 を引

用。

7.9

銅(Cu)

原子吸光法(直接噴霧法)

R

1.3.4

原子吸光法(直接

噴霧法)

MOD//

変更 1) 試料の調製方法を一部

変更。

2)  JIS K 8001

の 5.31 を引

用。

7.10

鉛(Pb)   原子吸光法(直接噴霧法)

R

1.34

原子吸光法(直接
噴霧法)

MOD/

変更 1)

試料の調製方法を一部
変更。

2)  JIS K 8001

の 5.31 を引

用。

JIS

は,定期的に見直しを行っている

が,ISO 規格は,長年見直しが行われ

ていないことから実績のある従来の

JIS

法を踏襲。技術的な差異は軽微で

あり,対策は考慮しない。

7.11

鉄(Fe)   原子吸光法(直接噴霧法)

R

1.3.5

1-10

フェナントロ

リン法

MOD/

変更 1)

試験方法の変更。

2)  JIS K 8001

の 5.31 を引

用。

国際的にも広く普及している方法に
変更。

ISO

規格の見直し時に,提案の検討を

行う予定。

7.12

無水酢

ガスクロマトグラフ法

― MOD/追加

項目を追加。

用途として必要。

ISO

規格の見直し時に,提案の検討を

行う予定。

7.13

二クロ

ム 酸 還 元
性物質(O
として)

滴定法

R 1.3.6

滴定法 MOD/変更

試料量,試薬溶液濃度,滴

定用溶液の濃 度などを 変
更。

JIS

は,定期的に見直しを行っている

が,ISO 規格は,長年見直しが行われ
ていないことから実績のある従来の

JIS

法を踏襲。技術的な差異は軽微で

あり,対策は考慮しない。

8

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9

K 8355

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(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項目

ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線又は側線

項目 
番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目 
番号

内容

項目ごとの
評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理

由及び今後の対策

8.

容器

― MOD/追加

項目を追加。

9.

表示

― MOD/追加

項目を追加。

規格適合性を評価する関係で必要な
項目を追加。

(

1

)

理由:軽微な技術的差異。6.品質の(Ⅳ)欄の 1)∼2)は,いずれも一般用途の試薬としては軽微な技術的差異であり,この差が取引上の障害になる可能性はほと
んどない。ISO 規格,JIS とも品質項目の設定・品質水準の設定は,市場での長い使用実績・経験を踏まえたものである。ISO 規格と JIS との質量分率 ppm∼質

量分率 ppt レベルの不純物のごくわずかの差異は,経験上,一般用途の試薬としては実用上差し支えないものと考えられる。

なお,不純物のごくわずかの差異がどのような影響を及ぼすか,あらゆる用途を想定して検証することは現実的ではない。  (Ⅳ)の 1)∼2)の品質項目及び品質水

準が不満足な場合は,通常,JIS 試薬,ISO 規格試薬とも対応できない。この場合,対応策としては,目的にあった高純度試薬など特殊用途の試薬を使用するこ

とになる。

(

2

) ISO

試薬規格の状況:ISO 規格の試薬は,規格の維持管理が行われていない(規格制定後約 20 年経過)

。このため,ISO 規格の内容が現在の市場の要求にこたえ

ているかどうかの検討が行われていない(JIS との差)

。また,ISO 規格の試薬は,我が国だけではなく,国際市場でも商取引がほとんどなく国際規格としての

存在意義が乏しい。

(

3

今後の対策:(

1

)

及び(

2

)

の理由から,当面,対策を考慮しない。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:

MOD

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  MOD/追加………  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    ―  MOD/変更………  国際規格の規定内容を変更している。

    ―  MOD/選択………  国際規格の規定内容と別の選択肢がある。

2.

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  MOD……………  国際規格を修正している。

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K 8355


2006