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K 8322

:2006

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本試薬

協会(JRA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出

があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS K 8322:1995 は改正され,この規格に置き換えられる。

改正に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 6353-2:1983,Reagents for chemical

analysis

―Part 2: Specifications―First series を基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的な性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用

新案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。

JIS K 8322

には,次に示す附属書がある。

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表


K 8322

:2006

目  次

ページ

序文 

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  一般事項

1

4.

  種類

1

5.

  性質

2

5.1

  性状

2

5.2

  定性方法 

2

6.

  品質

3

7.

  試験方法

3

7.1

  試験条件及び試験結果 

3

7.2

  純度(CHCl

3

)(GC) 

3

7.3

  密度(20  )

4

7.4

  水分

4

7.5

  不揮発物 

4

7.6

  酸(HCl として)

4

7.7

  塩化物(Cl)

5

7.8

  遊離塩素 

5

7.9

  カルボニル化合物(CO として)

5

7.10

  硫酸着色物質 

5

7.11

  ジチゾン試験適合性

5

7.12

  エタノール(安定剤) 

5

8.

  容器

6

9.

  表示

6

10.

  取扱い上の注意事項

6

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

7

 


日本工業規格     

JIS

 K

8322

:2006

クロロホルム(試薬)

Chloroform

CHCl

3

     

FW : 119.38

序文  この規格は,1983 年に第 1 版として発行された ISO 6353-2,Reagents for chemical analysis―Part 2:

Specifications

―First series を翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変

更の一覧表をその説明を付けて,

附属書に示す。

1. 

適用範囲  この規格は,試薬として用いるクロロホルムについて規定する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 6353-2:1983

,Reagents for chemical analysis―Part 2: Specifications―First series (MOD) 

2. 

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS K 0061

  化学製品の密度及び比重測定方法

JIS K 0067

  化学製品の減量及び残分試験方法

JIS K 0068

  化学製品の水分測定方法

JIS K 0114

  ガスクロマトグラフ分析通則

JIS K 0117

  赤外分光分析方法通則

JIS K 8001

  試薬試験方法通則

JIS K 8034

  アセトン(試薬)

JIS K 8101

  エタノール(99.5)(試薬)

JIS K 8490

  ジチゾン(試薬)

JIS K 8777

  ピリジン(試薬)

JIS K 8872

  ホルムアルデヒド液(試薬)

JIS K 8891

  メタノール(試薬)

JIS K 8987

  硫酸ナトリウム(試薬)

3. 

一般事項  試験方法の一般的な事項は,JIS K 8001 による。

4. 

種類  種類は,特級とする。


2

K 8322

:2006

5. 

性質 

5.1 

性状  クロロホルムは,無色の揮発性の液体で,特異なにおいがあり,空気又は光によって徐々に

分解する。エタノール及びジエチルエーテルに極めて溶けやすく,水に溶けにくい。沸点は約 40  ℃であ

る。通常,安定剤として質量分率 0.3〜1  %程度のエタノール又は質量分率 20 ppm 程度の 2-メチル-2-ブテ

ンを含む。

5.2 

定性方法  試料の赤外吸収スペクトルを JIS K 0117 によって測定すると波数 3 020 cm

-1

  1 215 cm

-1

758 cm

-1

,669 cm

-1

及び 627 cm

-1

付近に主な吸収を認める。この場合,試料調製は JIS K 0117 の 5.4 a)(液

膜法)による。窓板に臭化カリウムを用いたときの赤外吸収スペクトルの一例を,

図 に示す

  1  赤外吸収スペクトルの一例

4 000

3 000

2 000

1 000

400.0

100.0


3

K 8322

:2006

6. 

品質  品質は,7.  によって試験したとき,表 に適合しなければならない。

表 1  品質

項目

規格値

純度(CHCl

3

)(GC)

密度(20  ℃)

水分 
不揮発物 
酸(HCl として) 

塩化物(Cl) 
遊離塩素 
カルボニル化合物(CO として)

硫酸着色物質 
ジチゾン試験適合性 
エタノール(安定剤)

質量分率  %

g/ml

質量分率  % 
質量分率  % 
質量分率  %

質量分率 ppm

質量分率  %

質量分率  %

99.0

以上

1.471

〜1.484

0.05

以下

0.001

以下

0.001

以下

1

以下

試験適合

0.005

以下

試験適合 
試験適合

0.3

〜1.0

7. 

試験方法 

7.1 

試験条件及び試験結果  JIS K 8001 の 3.7(試験操作など)(1)(試験の環境)による。湿度管理は必

要に応じ実施する。また,

表 で規定する各品質項目の試験は,次の各試験方法によって行い,得られる

計算値及び操作結果は,JIS K 8001 の 3.5(測定値)による。

7.2 

純度(CHCl

3

) (GC)

  一般的な事項は,JIS K 0114 によるほかは,次による。ここで,7.12 の試験も

同時に行う。この場合,あらかじめ,クロロホルムに対するエタノールの相対感度を求めておく。 

備考  クロロホルムに対するエタノールの相対感度の求め方を,次に示す。

  エタノールを含まないクロロホルム(

1

)

及び JIS K 8101 に規定するエタノール(99.5)を 0.1 mg のけた

まではかりとり,混合した試料を,7.2 の分析条件で各々のピーク面積を測定し,次式により相対感度

を求める。

b

A

a

A

f

d

m

m

=

ここに,

f

m

クロロホルムに対するエタノールの相対感度

A

m

エタノールのピーク面積

a

はかりとったエタノールの質量(g)

A

d

クロロホルムのピーク面積

b

はかりとったクロロホルムの質量(g)

(

1

エタノールを含まないクロロホルムの調製は,分液漏斗 300 ml にクロロホルム 150 g をとり,

水 30 ml を加えて,2 分間激しく振り混ぜ,放置して水層は捨てる。この操作を,7.2 b)  の分析

条件によって,エタノールのピークを認めなくなるまで繰り返した後,JIS K 8987 に規定する

硫酸ナトリウム 5 g を加えて,2 分間激しく振り混ぜ,乾燥したろ紙(5 種 C)でろ過する。

a) 

分析条件  一例を,次に示すが,これと同等の性能の条件でもよい。

検出器の種類:水素炎イオン化検出器

固定相液体名:メチルシリコーン


4

K 8322

:2006

固定相液体の膜厚:5.0

µm

カラム用キャピラリーの材質,内径及び長さ:石英ガラス,0.53 mm,30 m

温度設定:カラム槽:50  ℃で 5 分間保持した後,毎分 10  ℃の割合で 200  ℃まで昇温して,2 分間保

持する。

検出器槽:200  ℃

試料気化室:200  ℃

キャリヤーガスの種類及び流量  ヘリウム,5 ml/min

試料量及び試料導入方法:0.2

µl,直接注入法

b)

定量方法  JIS K 0114 の 11.3 b)(データ処理装置を用いる方法)によって,各成分のピーク面積を測

定し,JIS K 0114 の 11.6(補正面積百分率法)によって純度及びエタノールの含有量を算出する。

c) 

計算式 

100

1

×

+

+

=

å

=

n

i

E

E

C

C

C

Ai

f

A

A

A

P

100

1

×

+

+

=

å

=

n

i

E

E

C

E

E

E

Ai

f

A

A

f

A

P

ここに,

P

C

クロロホルムの純度

(CHCl

3

)

(質量分率%)

P

E

エタノールの含有量

(C

2

H

5

OH)

(質量分率%)

A

C

クロロホルムのピーク面積

A

E

エタノールのピーク面積

Ai

不純物成分のピーク面積

f

E

エタノールの相対感度

7.3 

密度(20  )  JIS K 0061 の 7.2(比重瓶法)又は 7.3(振動式密度計法)による。

7.4 

水分  JIS K 0068 の 6.(カールフィッシャー滴定法)6.3.5 a

)

(直接滴定)による。この場合,試料

10 g

をとり,滴定溶媒は JIS K 8891 に規定するメタノールとする。

7.5 

不揮発物  JIS K 0067 の 4.3.4

 (

1

)

(第

1

法  水浴上で加熱蒸発する方法)による。試料

100 g

を用い

る。

7.6 

酸(HCl として) 

a) 

あらかじめ窒素を約

200 ml/min

の流量で約

2

分間通じて空気を置換した分液漏斗

100 ml

に,手早く二

酸化炭素を含まない水

25 ml

及びブロモチモールブルー溶液

3

滴を加え,液面に窒素を通じながら,

0.05 mol/l

水酸化ナトリウム溶液又は

0.05 mol/l

塩酸を液の色が中間色(

2

)

になるまで最小目盛

0.01 ml

のメスピペットを用いて滴加し,直ちに試料

20 g

を加えて,約

2

分間激しく振り混ぜると,水層は中

間色より塩基性側の色(青)になること。

(

2

)  JIS K 8001

の 5.28

[変色範囲(指示薬)]

pH 6.8

の緩衝液を約

25 ml

を共通すり合わせ三角フ

ラスコ

100 ml

にとり,ブロモチモールブルー溶液

3

滴を加えたときの色。

b) 

中間色より酸性側の色(黄)になった場合,あらかじめ窒素を

2

分間通じて空気を置換した共通すり

合せ三角フラスコ

100 ml

に水層を移し,窒素を液面に通じながら,

0.05 mol/l

水酸化ナトリウム溶液

0.11 ml

を加えると,液の色は中間色〜塩基性側の色になること。この場合,

0.05 mol/l

水酸化ナトリ


5

K 8322

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ウム溶液

1 ml

は,

0.001 823 0 g HCl

に相当する。

7.7 

塩化物(Cl)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  試料

20 g

を分液漏斗

100 ml

にとり,水

20 ml

を加え

2

分間激しく振り混ぜ,二層に分離

するまで放置した後,水層

10 ml

(試料量

10 g

)をとり,水を加えて

20 ml

にする。

b) 

標準側溶液  塩化物標準液

(Cl

0.01mg/ml)1.0 ml

に水を加えて

20 ml

にする。

c) 

操作  JIS K 8001 の 5.7[塩化物

(Cl)

]

(

1

)

(比濁法)による。

7.8 

遊離塩素  共通すり合わせ三角フラスコ

100 ml

に水

10 ml

,よう化カリウム溶液

(100 g/l) 1 ml

,でん

ぷん溶液

2

滴及び試料

35 g

をとり,

2

分間激しく振り混ぜて放置するとき,水層は無色。もし,青が現れ

た場合は,

0.01 mol/l

チオ硫酸ナトリウム溶液

0.1 ml

を加えて,

2

分間激しく振り混ぜて放置したとき,水

層は無色になること(

Cl

:約質量分率

1 ppm

以下)

7.9 

カルボニル化合物(CO として)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  試料

0.40 g

にアルデヒド及びケトン試験用のエタノールを加えて

4 ml

にする。

b) 

標準側溶液  アルデヒド及びケトン試験用のエタノール

2 ml

にカルボニル標準液(

3

)

(CO

0.01

mg/ml)2.0 ml

を加える。

c) 

操作  試料側溶液,標準側溶液それぞれに,

2,4-

ジニトロフェニルヒドラジン・エタノール溶液

1.0 ml

を加えて,

 30

分間放置した後,JIS K 8777 に規定するピリジン

8 ml

,水

2 ml

及び水酸化カリウム・

エタノール溶液

5 ml

を加えて振り混ぜ

10

分間放置した後,アルデヒド及びケトン試験用のエタノー

ルを加えて

25 ml

にする。

d)

判定  試料側の色は,標準側の暗い赤より濃くないこと。

(

3

カルボニル標準液の調製は,JIS K 8034 に規定するアセトン

1.04 g

CO 0.5 g

に相当する)に

アルデヒド及びケトン試験用エタノールを加えて正確に

100 ml

にする。その

1.0 ml

を正確にと

り,アルデヒド及びケトン試験用エタノールを加えて正確に

500 ml

にする。

7.10 

硫酸着色物質  硫酸(質量分率

95

%)で洗った共通すり合わせ試験管に試料

20 ml

をとり,約

10

に冷却し,約

10

℃に冷却した硫酸(質量分率

95

%)

 15 ml

及び JIS K 8872 に規定するホルムアルデヒ

ド液

0.2 ml

を加えて

30

秒間振り混ぜ,約

10

℃に冷却し,約

10

℃で

30

分間放置したとき,硫酸相は着

色しないこと。

7.11 

ジチゾン試験適合性 

7.11.1 

ジチゾン退色性物質  溶液の調製及び操作は,次による。

試験溶液  JIS K 8490 に規定するジチゾン

4 mg

に試料

200 ml

を加えて溶かす(

A

液)

a) 

試料側溶液  分液漏斗

200 ml

に,水酸化ナトリウム溶液

(50 g/l) 50 ml

,カドミウム標準液

(Cd

0.01

mg/ml) 2.5 ml

及び

A

25 ml

をとり,激しく振り混ぜて,

15

分間放置する。

b) 

標準側溶液  分液漏斗

200 ml

に,水酸化ナトリウム溶液

(50 g/l) 50 ml

,カドミウム標準液

(Cd

0.01

mg/ml) 2.5 ml

をとり,

15

分間放置する。

c) 

操作  標準側溶液に

A

25 ml

を加えて,激しく振り混ぜる。

d) 

判定  試料側のクロロホルム相の色は,標準側のクロロホルム相の色より薄くないこと。

7.11.2 

金属不純物  溶液の調製及び操作は,次による。

A

50 ml

に試料

200 ml

を加える(

B

液)とき,液の色は緑。

B

20 ml

をとり,アンモニア水

(1

100)

0.05 ml

を加えて,激しく振り混ぜたとき,別にとった

B

20 ml

とほとんど同じ色で,紫〜赤にならない

こと。

7.12 

エタノール(安定剤)  7.2 による。


6

K 8322

:2006

8. 

容器  容器は,遮光した気密容器とする。

9. 

表示  容器には,次の事項を表示する。

a) 

名称

クロロホルム

及び

試薬

の文字

b)

種類

c) 

化学式及び式量

d) 

純度

e) 

内容量

f) 

製造番号

g)

製造年月又はその略号

h)

製造業者名又はその略号

i)

安定剤の種類及び量

10. 

取扱い上の注意事項  クロロホルムは劇物なので,蒸気を吸入しないようにし,粘膜及び皮膚に付着

しないようにする。


7

K 8322

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附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS K 8322:2006

  クロロホルム(試薬)

ISO 6353-2:1983,

  化学分析用試薬―第 2 部:仕様−第 1 シリーズ

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ) JIS と国際規格との技術的差異の

項目ごとの評価及びその内容

  表示箇所:本体 
  表示方法:点線の下線又は側線

項目 
番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目 
番号

内容

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

1.

適用範囲

試薬として用いるクロ
ロ ホ ル ム に つ い て 規
定。

1

化学分析用試薬 40 品目
の仕様について規定。

MOD/

変更

JIS

は 1 品目 1 規格。  試薬の規格使用者が各規格を多く引用

しやすくするために 1 品目 1 規格とし
ている。

  なお,対応国際規格は,20 年以上見
直しがされていないため市場の実体に
合わない。国際規格の改正提案を検討

する。

2.

引用規格

JIS K 0061

JIS K 0067

JIS K 0068

JIS K 0114

JIS K 0117

JIS K 8001

JIS K 8034

JIS K 8101

JIS K 8490 

JIS K 8777

JIS K 8872

JIS K 8891 

JIS K 8987 

 1

ISO 6353

MOD/

追加

ISO

規格を 1 件削除

し,JIS を追加・引用,

基本的には同等内容。

該当する対比項目を参照。

3.

一般事項

JIS K 8001

による。

― MOD/追加

項目を追加。

JIS K 8001

を引用。

編集上の差異であり,技術的な差異は
ない。

4.

種類

― MOD/追加

種類の項目を追加。

JIS

は種類として

特級

だけなので,

ISO

規格と技術的な差異はない。

7

K 8322


2006


8

K 8322

:2006

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ) JIS と国際規格との技術的差異の

項目ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体 
  表示方法:点線の下線又は実線の

側線

項目 
番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目 
番号

内容

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

5.

性質

― MOD/追加

ク ロ ロ ホ ル ム の 性 質
の項を追加。

一般的な説明事項であり,技術的な差
異はない。

6.

品質

R7.1

MOD/

変更 1) 品質に差異のある

項目:遊離塩素。

2)

追加した項目:水
分,ジチゾン退色
性物質。

ISO

規格は,長期間内容の見直しが行

われず国際市場で ISO 規格品が用いら

れることはほとんどない。また,技術
的差異も軽微(

1

)(

2

)(

3

)

である。

7.

試験方法

7.1

試験条件

及 び 試 験 結

R7.2

  MOD/

追加

一般的な試験条件及び試験結果に関す
る事項であり,技術的な差異はない。

7.2

(CHCl

3

)(GC)

ガスクロマトグラフ法

R

7.2.1

ガスクロマトグラフ法 MOD/変更

分析条件などを変更。

国際的にも広く普及しているキャピラ

リーカラム法に変更。

ISO

規格の見直し時に,改正提案の検

討を行う予定。

7.3

(20

℃)

比重瓶法又は振動式密
度計法

 R

7.2.2

比重瓶法 MOD/選択

項目を追加。

精度の高い振動式密度計法を選択でき
るようにした。

ISO

規格の見直し時に,改正提案の検

討を行う予定。

7.4

水分

カールフィッシャー滴

定法

― MOD/追加

項目を追加。

JIS

として必要。

ISO

規格の見直し時に,提案の検討を

行う予定。

7.5

不揮発物

水浴上加熱蒸発法

R

7.2.3

水浴上加熱蒸発法 IDT

 
 

8

K 8322


2006


9

K 8322

:2006

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ) JIS と国際規格との技術的差異の

項目ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体 
  表示方法:点線の下線又は実線の

側線

項目 
番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目 
番号

内容

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

7.6

酸 ( HCl

として)

中和滴定法

R

7.2.4

中和滴定法 MOD/変更

試料の量,指示薬及び
操作法を変更。

7.7

塩 化 物

(Cl)

比濁法

R

7.2.8

比濁法 MOD/変更 1) 試 薬 の 濃 度 を 変

更。

2)  JIS K 8001

の 5.7

を引用。

7.8

遊離塩素

ヨードメトリー法

R

7.2.7

ヨードメトリー法 MOD/変更

操作法を変更。

JIS

は,定期的に見直しを行っている

が,ISO 規格は,長年見直しが行われ

て い な い こと か ら 実 績 の あ る 従 来の

JIS

法を踏襲。技術的な差異は軽微であ

り,対策は考慮しない。

7.9

カルボニ

ル化合物(CO
として)

R

7.2.6

  MOD/

変更

試料の量,試薬及び操

作法を変更。

7.10

硫酸着色

物質

液温は 10℃。   R

7.2.5

液温は室温。 MOD/変更

試験温度を変更。

JIS

は,定期的に見直しを行っている

が,ISO 規格は,長年見直しが行われ
て い な い こと か ら 実 績 の あ る 従 来の

JIS

法を踏襲。技術的な差異は軽微であ

り,対策は考慮しない。

7.11

ジチゾン

試験適合性

― MOD/追加

項目を追加。

7.11.1

ジチゾ

ン 退 色 性 物

カドミウム標準液を加

えて退色性試験。

― MOD/追加

項目を追加

7.11.2

  金 属

不純物

アンモニア水を加えた

後,ジチゾンクロロホ
ルム溶液で発色試験。

 R

7.2.9

ジ チ ゾ ン ク ロ ロ ホ ル ム

溶液で発色試験。

MOD/

変更

JIS

はアンモニア水を

加えて発色試験。

JIS

は,定期的に見直しを行っている

が,ISO 規格は,長年見直しが行われ
て い な い こと か ら 実 績 の あ る 従 来の

JIS

法を踏襲。技術的な差異は軽微であ

り,対策は考慮しない。

7.12

エタノー

ル(安定剤)

ガスクロマトグラフ法

R

7.2.1

ガスクロマトグラフ法 MOD/変更

分析条件などを変更。

国際的にも広く普及しているキャピラ
リーカラム法に変更。

ISO

規格の見直し時に,改正提案の検

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:2006

討を行う予定。

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ) JIS と国際規格との技術的差異の

項目ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体 
  表示方法:点線の下線又は実線の

側線

項目 
番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目 
番号

内容

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

8.

容器

― MOD/追加

項目を追加。

9.

表示

― MOD/追加

項目を追加。

10.

取 扱 い 上

の注意事項 

― MOD/追加

項目を追加。

規格適合性を評価する関係で必要な項
目を追加。

(

1

理由:軽微な技術的差異。6.品質の(Ⅳ)欄の 1)〜2)は,いずれも一般用途の試薬としては軽微な技術的差異であり,この差が取引上の障害になる可能性はほと
んどない。ISO 規格,JIS とも品質項目の設定・品質水準の設定は,市場での長い使用実績・経験を踏まえたものである。ISO 規格と JIS との質量分率 ppm〜質

量分率 ppt レベルの不純物のごくわずかの差異は,経験上,一般用途の試薬としては実用上差し支えないものと考えられる。

なお,不純物のごくわずかの差異がどのような影響を及ぼすか,あらゆる用途を想定して検証することは現実的ではない。(Ⅳ)の 1)〜2)の品質項目及び品質水

準が不満足な場合は,通常,JIS 試薬,ISO 規格試薬とも対応できない。この場合,対応策としては,目的にあった高純度試薬など特殊用途の試薬を使用するこ

とになる。

(

2

) ISO

試薬規格の状況:ISO 規格の試薬は,規格の維持管理が行われていない(規格制定後約 20 年経過)

。このため,ISO 規格の内容が現在の市場の要求にこたえ

ているかどうかの検討が行われていない(JIS との差)

。また,ISO 規格の試薬は,我が国だけではなく,国際市場でも商取引がほとんどなく国際規格としての

存在意義が乏しい。

(

3

今後の対策:(

1

)

及び(

2

)

の理由から,当面,対策を考慮しない。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:

MOD

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備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  IDT………………  技術的差異がない。 
    ―  MOD/追加………  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

    ―  MOD/変更………  国際規格の規定内容を変更している。

―  MOD/選択………  国際規格の規定内容と別の選択肢がある。

2. JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  MOD……………  国際規格を修正している。


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