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日本工業規格

JIS

 K

8272

-1994

キシレンシアノール FF(試薬)

Xylene cyanol FF

C

25

H

27

N

2

NaO

6

S

2

    FW : 538.62

1.

適用範囲  この規格は,試薬として用いるキシレンシアノール FF について規定する。

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS K 0067

  化学製品の減量及び残分試験方法

JIS K 0117

  赤外分光分析方法通則

JIS K 8001

  試薬試験方法通則

2.

共通事項  この規格に共通する事項は,JIS K 8001 による。

3.

種類  特級

4.

性質  キシレンシアノール FF は,次の性質を示す。

(1)

性状  キシレンシアノール FF は,暗い緑∼暗い紫の結晶性粉末で,水及びエタノールに溶けやすい。

(2)

定性方法  試料の赤外吸収スペクトルを JIS K 0117 によって測定すると,波数 3 320cm

1

1 600cm

1

1 440cm

1

,1 370cm

1

,1 310cm

1

,1 160cm

1

,及び 1 030cm

1

付近に主な吸収を認める。この場合,

試料調製は JIS K 0117 の 6.2(1)(錠剤法)による。赤外吸収スペクトルの一例を

図 に示す。


2

K 8272-1994

図 1  赤外吸友スペクトルの一例

5.

品質  品質は 6.によって試験し,表 に適合しなければならない。

表 1  品質

項目

規格値

水不溶分 0.5%以下 
エタノール不溶分 1.0%以下

吸光度 (5mg/l) 0.50 以上 
乾燥減量 (105℃) 5.0%以下 
鋭敏度

試験適合

6.

試験方法  試験方法は,次のとおりとする。

(1)

水不溶分  0.5%以下

試料 1.0g+水 200ml→JIS K 8001 の 5.3(不溶分)(1)による。この場合,るつぼ形ガラスろ過器 1G4

を用いて 4 時間乾燥し,残分 5mg 以下。

(2)

エタノール不溶分  1.0%以下

試料 1.00g→JIS K 8001 の 5.3(不溶分)(2)による。この場合,るつぼ形ガラスろ過器 1G4 を用いて操

作し,残分 10mg 以下。

(3)

吸光度 (5mg/l)    0.50 以上

試料 0.100g+水 150ml→全量フラスコ 1 000ml に移し,水を標線まで加える→その 5ml(正確にとる)

→全量フラスコ 100ml に入れる+JIS K 8001 の 5.28(変色範囲)(1)の緩衝液 (pH7.0) 10ml→水を標線

まで加える→吸収セル 10mm を用い,波長 614nm 付近の吸収極大の波長における吸光度を水を対照液

として測定……吸光度 0.50 以上。


3

K 8272-1994

(4)

乾燥減量 (105)    5.0%以下

JIS K 0067

の 4.1.4(1)(第 1 法  大気圧下で加熱乾燥する方法)による。試料 1.0g(0.1mg のけたまで

はかる)を用い,105℃で 4 時間乾燥し,減量 50mg 以下。

(5)

鋭敏度

試料 0.10g+水  (→50ml)  (A 液)。

0.5 mol/l

硫酸 10ml+A 液 0.10ml+0.1mol/硫酸アンモニウム鉄 (II) 溶液 1.00ml……液の色は黄緑と

なる+0.1mol/硝酸アンモニウムセリウム (IV) 溶液 1.05ml……液の色は赤みの黄に変わる。

7.

容器  遮光した気密容器とする。

8.

表示  容器には,次の事項を表示しなければならない。

(1)

名称  “キシレンシアノール FF”及び“試薬”の文字

(2)

種類

(3)

化学式,式量

(4)

内容量

(5)

製造番号

(6)

製造業者名又はその略号

原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

久保田  正  明

物質工学工業技術研究所計測化学部

細  川  幹  夫

通商産業省基礎産業局生物化学産業課

津  田      博

通商産業省機械情報産業局計量行政室

地  崎      修

工業技術院標準部繊維化学規格課

喜多川      忍

通商産業検査所化学部化学標準課

野々村      誠

都立工業技術センター無機化学部

加  山  英  男

財団法人日本規格協会

石  橋  無味男

厚生省国立衛生試験所

川  瀬      晃

社団法人日本分析化学会

柳  瀬  斉  彦

社団法人日本化学工業協会

藤  貫      正

社団法人日本分析化学会

並  木      昭

財団法人化学品検査協会

鶴  田  利  行

硫酸協会

中  村      靖

日本鉱業協会

大  槻      孝

社団法人日本鉄鋼協会

日  暮  喜八郎

第一化学薬品株式会社

北  田  佳  伸

和光純薬工業株式会社

高  野  虞美子

東京化成工業株式会社

中  村      穣

森田化学工業株式会社

山  岡      宏

片山化学工業株式会社

飯  岡  寛  一

柳島製薬株式会社

山  田  和  夫

関東化学株式会社

(事務局)

平  井  信  次

日本試薬連合会