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K 8180

:2015

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1  適用範囲  

1

2  引用規格  

1

3  種類 

3

4  性質 

3

4.1  性状  

3

4.2  定性方法  

3

5  品質 

4

6  試験方法  

4

6.1  一般事項  

4

6.2  特級  

5

6.3  ひ素分析用  

16

6.4  微量金属分析用  

16

7  容器 

20

8  表示 

20

附属書 JA(参考)JIS と対応国際規格との対比表  

21


K 8180

:2015

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,一般社団法人日本

試薬協会(JRA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正

すべきとの申出があり,

日本工業標準調査会の審議を経て,

経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS K 8180:2006 は改正され,この規格に置き換えられた。

なお,平成 27 年 9 月 19 日までの間は,工業標準化法第 19 条第 1 項等の関係条項の規定に基づく JIS マ

ーク表示認証において,JIS K 8180:2006 によることができる。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 K

8180

:2015

塩酸(試薬)

Hydrochloric acid (Reagent)

HCl    FW:36.46

序文 

この規格は,1983 年に第 1 版として発行された ISO 6353-2:1983,Reagents for chemical analysis−Part 2:

Specifications−First series R 13 Hydrochloric acid を基とし,技術的内容を変更して作成した日本工業規格で

ある。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。

適用範囲 

この規格は,試薬として用いる塩酸について規定する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 6353-2:1983 , Reagents for chemical analysis − Part 2: Specifications − First series R 13

Hydrochloric acid(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

警告 1  塩酸は劇物のため,目,粘膜及び皮膚に付着しないようにする。

警告 2  この規格に基づいて試験を行う者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とす

る。この規格は,その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするもので

はない。この規格の利用者は,SDS(安全データシート)

,MSDS(化学物質等安全データシ

ート:JIS Z 7250:2010 は,2012 年に廃止され,JIS Z 7253 に移行。JIS Z 7250:2010 に従って

よい猶予期間は 2016 年まで)などを参考にして各自の責任において安全及び健康に対する適

切な措置をとらなければならない。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS K 0050  化学分析方法通則 
JIS K 0067  化学製品の減量及び残分試験方法 
JIS K 0071-1  化学製品の色試験方法−第 1 部:ハーゼン単位色数(白金−コバルトスケール)

JIS K 0115  吸光光度分析通則 
JIS K 0121  原子吸光分析通則 
JIS K 0133  高周波プラズマ質量分析通則


2

K 8180

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JIS K 0970  ピストン式ピペット 
JIS K 1107  窒素

JIS K 8001  試薬試験方法通則 
JIS K 8005  容量分析用標準物質 
JIS K 8012  亜鉛(試薬)

JIS K 8034  アセトン(試薬) 
JIS K 8044  三酸化二ひ素(試薬) 
JIS K 8102  エタノール(95)(試薬)

JIS K 8107  エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物(試薬) 
JIS K 8116  塩化アンモニウム(試薬) 
JIS K 8136  塩化すず(II)二水和物(試薬) 
JIS K 8139  塩化水銀(II)(試薬) 
JIS K 8150  塩化ナトリウム(試薬) 
JIS K 8155  塩化バリウム二水和物(試薬)

JIS K 8355  酢酸(試薬) 
JIS K 8374  酢酸鉛(II)三水和物(試薬) 
JIS K 8541  硝酸(試薬)

JIS K 8563  硝酸鉛(II)(試薬) 
JIS K 8574  水酸化カリウム(試薬) 
JIS K 8576  水酸化ナトリウム(試薬)

JIS K 8580  すず(試薬) 
JIS K 8603  ソーダ石灰(試薬) 
JIS K 8625  炭酸ナトリウム(試薬)

JIS K 8637  チオ硫酸ナトリウム五水和物(試薬) 
JIS K 8659  でんぷん(溶性)(試薬) 
JIS K 8732  二硫化炭素(試薬)

JIS K 8777  ピリジン(試薬) 
JIS K 8780  ピロガロール(試薬) 
JIS K 8798  フェノール(試薬)

JIS K 8842  ブロモチモールブルー(試薬) 
JIS K 8903  4-メチル-2-ペンタノン(試薬) 
JIS K 8913  よう化カリウム(試薬)

JIS K 8920  よう素(試薬) 
JIS K 8951  硫酸(試薬) 
JIS K 8962  硫酸カリウム(試薬)

JIS K 8982  硫酸アンモニウム鉄(III)・12 水(試薬) 
JIS K 8983  硫酸銅(II)五水和物(試薬) 
JIS K 9512  N,N-ジエチルジチオカルバミド酸銀(試薬)

JIS K 9905  高純度試薬−硫酸 
JIS R 3503  化学分析用ガラス器具(試薬)


3

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種類 

種類は,特級,ひ素分析用及び微量金属分析用とする。

性質 

4.1 

性状 

塩酸は,無色透明の液体で,刺激臭があり,空気中で発煙する。密度は,約 1.18 g/mL である。

4.2 

定性方法 

定性方法は,次による。

a)  試料 1 mL に水 10 mL 及び硝酸銀溶液(20 g/L)2 mL を加えると白い沈殿が生じる。 
b)  試料にアンモニア水で潤したガラス棒を近づけると白煙が生じる。この操作は,塩化アンモニウムの

生成,アンモニアガス又は塩化水素の発生もあるので,これらを吸入しないように局所排気装置の下

又はドラフト内(以下,

“局所排気装置の下など”という。

)で試験を行う。


4

K 8180

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品質 

品質は,箇条 によって試験したとき,

表 に適合しなければならない。

表 1−品質 

項目

特級

ひ素分析用

微量金属分析用

規格値

試験方法

規格値

試験方法

規格値

試験方法

濃度(HCl)

質量分率 %

35.0∼37.0

6.2.1 

35.0∼37.0

6.3 

35.0∼37.0

6.4.1 

外観

試験適合

6.2.2 

試験適合

6.3 

蒸発残分

質量分率 %

0.001 以下

6.2.3 

0.001 以下

6.3 

強熱残分(硫酸塩)  質量分率 ppm  5 以下

6.2.4 

5 以下

6.3 

硫酸塩(SO

4

質量分率 ppm  1 以下

6.2.5 

1 以下

6.3 

遊離塩素

a)

試験適合

6.2.6 

試験適合

6.3 

よう素還元性物質

b)

試験適合

6.2.7 

試験適合

6.3 

ナトリウム(Na)

質量分率 ppm

− 0.1 以下

6.4.2 

銅(Cu)

質量分率 ppm  0.1 以下

6.2.8 

0.1 以下

6.3 

0.005 以下

6.4.2 

銀(Ag)

質量分率 ppm

− 0.005 以下

6.4.2 

マグネシウム(Mg)  質量分率 ppm

− 0.005 以下

6.4.2 

カルシウム(Ca)

質量分率 ppm

− 0.005 以下

6.4.2 

亜鉛(Zn)

質量分率 ppm

− 0.005 以下

6.4.2 

カドミウム(Cd)

質量分率 ppm

− 0.000

5 以下

6.4.2 

水銀(Hg)

質量分率 ppm

− 0.000

5 以下

6.4.3 

アルミニウム(Al)  質量分率 ppm

− 0.005 以下

6.4.2 

すず(Sn)

質量分率 ppm

− 0.005 以下

6.4.2 

鉛(Pb)

質量分率 ppm  0.2 以下

6.2.8 

0.2 以下

6.3 

0.000 5 以下

6.4.2 

バナジウム(V)

質量分率 ppm

− 0.01 以下

6.4.2 

ひ素(As)

質量分率 ppm  0.01 以下

6.2.9 

0.005 以下

6.3 

0.002 以下

6.4.2 

アンチモン(Sb)

質量分率 ppm

− 0.002 以下

6.4.2 

ビスマス(Bi)

質量分率 ppm

− 0.005 以下

6.4.2 

クロム(Cr)

質量分率 ppm

− 0.000

5 以下

6.4.2 

モリブデン(Mo)

質量分率 ppm

− 0.005 以下

6.4.2 

タングステン(W)  質量分率 ppm

− 0.005 以下

6.4.2 

セレン(Se)

質量分率 ppm

0.002 以下

6.4.2 

マンガン(Mn)

質量分率 ppm

− 0.002 以下

6.4.2 

鉄(Fe)

質量分率 ppm  0.2 以下

6.2.8 

0.2 以下

6.3 

0.01 以下

6.4.2 

コバルト(Co)

質量分率 ppm

− 0.005 以下

6.4.2 

ニッケル(Ni)

質量分率 ppm

− 0.005 以下

6.4.2 

ガリウム(Ga)

質量分率 ppm

− 0.005 以下

6.4.2 

イットリウム(Y)

質量分率 ppm

− 0.005 以下

6.4.2 

インジウム(In)

質量分率 ppm

− 0.005 以下

6.4.2 

タリウム(Tl)

質量分率 ppm

− 0.005 以下

6.4.2 

アンモニウム(NH

4

  質量分率 ppm  3 以下

6.2.10 

3 以下

6.3 

a)

  塩化物(Cl として),質量分率約 0.1 ppm 以下。

b)

  亜硫酸塩(SO

3

として)

,質量分率約 1 ppm 以下。

試験方法 

6.1 

一般事項 


5

K 8180

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試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050 及び JIS K 8001 による。

6.2 

特級 

特級の試験方法は,次による。

6.2.1 

濃度(HCl 

濃度(HCl)の試験方法は,次による。

a)  試験用溶液類  試験用溶液類は,次のものを用いる。

1)  ブロモチモールブルー溶液  JIS K 8842 に規定するブロモチモールブルー0.10 g を JIS K 8102 に規

定するエタノール(95)50 mL に溶かし,水で 100 mL にする。褐色ガラス製瓶に保存する。

2)  水酸化カリウム溶液(250 g/L

(必要な場合に用いる。

)  JIS K 8574 に規定する水酸化カリウム 29.4

g を水に溶かして 100 mL にする。ポリエチレンなどの樹脂製瓶に保存する。

3)  二酸化炭素を除いた水  次のいずれか,又はそれらを組み合わせたものを用い,使用時に調製する。 
3.1)  水をフラスコに入れ,加熱し,沸騰が始まってから 5 分間以上その状態を保つ。加熱を止め,フ

ラスコの口を時計皿で軽く蓋をして少し放置して沸騰が止まった後に,ガス洗浄瓶に水酸化カリ

ウム溶液(250 g/L)を入れたもの,又はソーダ石灰管(JIS K 8603 に規定するソーダ石灰を入れ

た管)を連結して空気中の二酸化炭素を遮り,冷却したもの。

3.2)  水をフラスコに入れ,水の中に JIS K 1107 に規定する窒素を 15 分間以上通じたもの。 
3.3)  二酸化炭素分離膜をもつガス分離管を用いて,水から二酸化炭素を除いたもの。

3.4) 18

MΩ・cm 以上の抵抗率のある水を,JIS K 1107 に規定する窒素を通じた三角フラスコに泡立てな

いように採取したもの。ただし,採水後速やかに用いる。

4) 1 

mol/L 

水酸化ナトリウム溶液(NaOH:40.00 g/L) 1 mol/L 水酸化ナトリウム溶液の調製,標定及

び計算は,次による。

4.1)  調製  調製は次のいずれかによる。 
4.1.1)  JIS K 8576 
に規定する水酸化ナトリウム(質量分率 100 %として)40 g を,ポリエチレンなどの

樹脂製容器にはかりとり,二酸化炭素を除いた水 100 mL を加えて溶かし,冷却後,ポリエチレ

ンなどの樹脂製気密容器に移し,一昼夜以上放置する。その液をポリエチレンなどの樹脂製容器

1 000 mL に移し,二酸化炭素を除いた水を加えて 1 000 mL とし,混合する。この液は,ポリエ

チレンなどの樹脂製気密容器に保存する。

4.1.2)  高純度水酸化ナトリウム溶液(質量分率 100 %として)又は半導体用水酸化ナトリウム溶液(質

量分率 100 %として)40 g を,二酸化炭素を除いた水 1 000  mL に溶かし,その液を約 1 時間か

くはん(攪拌)する(必要があれば,約 24 時間放置後,0.2 μm のフィルターでろ過する。

。こ

の液は,ポリエチレンなどの樹脂製気密容器に保存する。

4.1.3)  JIS K 8576 に規定する水酸化ナトリウム 165 g をポリエチレンなどの樹脂製気密容器 500 mL に

はかりとり,二酸化炭素を除いた水 150 mL を加えて溶かした後,一昼夜以上放置する。その液

54 mL をポリエチレンなどの樹脂製気密容器 1 000  mL にとり,二酸化炭素を除いた水を加えて
1 000 mL とし,混合する。この液は,ポリエチレンなどの樹脂製気密容器に保存する。

4.2)  標定  標定は,認証標準物質

1)

 又は JIS K 8005 に規定する容量分析用標準物質のアミド硫酸を用

い,次のとおり行う。

4.2.1)  認証標準物質

1)

 のアミド硫酸を用いる場合は,認証書に定める方法で使用する。

4.2.2)  容量分析用標準物質のアミド硫酸を用いる場合は,試験成績書などに記載された方法で乾燥する。 
4.2.3)  認証標準物質

1)

 又は容量分析用標準物質のアミド硫酸 2.4 g∼2.6 g を 0.1 mg の桁まではかりコニ


6

K 8180

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カルビーカー100 mL などに移し,水 25 mL を加えて溶かした後,指示薬としてブロモチモール

ブルー溶液数滴を加え,4.1)  で調製した 1 mol/L  水酸化ナトリウム溶液で滴定する。終点は,液

の色が黄から青みの緑になる点とする。

1)

  認証標準物質を供給する者として,独立行政法人産業技術総合研究所計量標準総合セン

ター(NMIJ)

,米国国立標準技術研究所(NIST)などの国家計量機関及び認証標準物質

生産者がある。

4.3)  計算  ファクターは,次の式によって算出する。

100

09

097

.

0

A

V

m

f

×

×

=

ここに,

f

1 mol/L  水酸化ナトリウム溶液のファクター

m

はかりとったアミド硫酸の質量(g)

A

アミド硫酸の純度(質量分率  %)

V

滴定に要した 1 mol/L  水酸化ナトリウム溶液の体積(mL)

0.097 09: 1 mol/L  水酸化ナトリウム溶液 1 mL に相当するアミド硫

酸の質量を示す換算係数(g/mL)

b)  操作  操作は,次のとおり行う。

1)  水 20 mL を共通すり合わせ三角フラスコ 100 mL などにとり,その質量を 0.1 mg の桁まではかる(m

1

g)。次に,共通すり合わせ三角フラスコに試料約 2.5 mL をとり,再びその質量を 0.1 mg の桁まで

はかる(m

2

 g)。

2)  その共通すり合わせ三角フラスコ 100 mL に,水 20 mL 及びブロモチモールブルー溶液 2,3 滴を加

え,1 mol/L 水酸化ナトリウム溶液で滴定する。終点は,液の色が黄から青みの緑に変わる点とす

る。

c)  計算  濃度(HCl)は,次の式を用いて計算する。

100

)

(

461

036

.

0

1

2

×

×

×

=

m

m

f

V

A

ここに,

A

濃度(

HCl

(質量分率

  %

V

滴定に要した

1 mol/L

水酸化ナトリウム溶液の体積

mL

f

1 mol/L

水酸化ナトリウム溶液のファクター

m

2

試料及び水

20 mL

を入れた共通すり合わせ三角フラスコ

の質量(

g

m

1

20 mL

を入れた共通すり合わせ三角フラスコの質量

g

0.036 461

1 mol/L

水酸化ナトリウム溶液

1 mL

に相当する

HCl

の質

量を示す換算係数(

g/mL

6.2.2 

外観 

外観の試験方法は,JIS K 0071-1 による。ただし,比色液

10

番を用いる。

6.2.3 

蒸発残分 

蒸発残分の試験方法は,JIS K 0067 の 4.3.4

  (

1

)

(第

1

法  水浴上で加熱蒸発する方法)による。この場

合,試料

100 g

84.7 mL

)を用いる。

6.2.4 

強熱残分(硫酸塩) 

強熱残分(硫酸塩)の試験方法は,JIS K 0067 の 4.4.4

  (

4

)

(第

4

法  硫酸塩として強熱する方法)によ

る。この場合,試料

200 g

169.5 mL

)を用いる。残分は

1 mg

以下。

6.2.5 

硫酸塩(SO

4

 


7

K 8180

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硫酸塩(

SO

4

)の試験方法は,次による。

a)  試薬及び試験用溶液類  試薬及び試験用溶液類は,次のものを用いる。

1)  エタノール(95 JIS K 8102 に規定するもの。

2)  塩化ナトリウム溶液(100 g/L JIS K 8150 に規定する塩化ナトリウム

10 g

を水に溶かして

100 mL

にする。

3)  塩化バリウム溶液(100 g/L JIS K 8155 に規定する塩化バリウム二水和物

11.7 g

を水に溶かして

100 mL

にする。

4)  塩酸(21

箇条 の特級の品質を満足する塩酸の体積

2

と水の体積

1

とを混合する。

5)  硫酸塩標準液 
5.1) 

硫酸塩標準液(SO

4

1 mg/mL

次のいずれかのものを用いる。

5.1.1)

計量標準供給制度[

JCSS

2)

]に基づく標準液で,酸濃度,安定剤の有無などが使用目的に一致し

た場合に用い,必要な場合は,適切な方法で希釈して使用する(以下,

JCSS

に基づく標準液”

という。

5.1.2)

 JCSS

以外の認証標準液で酸濃度,安定剤の有無などが使用目的に一致した場合に用い,必要な

場合は,適切な方法で希釈して使用する。ただし,

JCSS

以外の認証標準液がない場合は,市販

の標準液を用いる(以下,

JCSS

以外の認証標準液及び市販の標準液を合わせて,

JCSS

以外の

認証標準液など”という。

5.1.3)  JIS K 8962 に規定する硫酸カリウム

1.81 g

を全量フラスコ

1 000 mL

にはかりとり,水を加えて

溶かし,水を標線まで加えて混合する。

2)

 JCSS

は,

Japan Calibration Service System

の略称である。

5.2)  硫酸塩標準液(SO

4

0.01 mg/mL

硫酸塩標準液(

SO

4

1 mg/mL

10 mL

を全量フラスコ

1 000 mL

に正確にとり,水を標線まで加えて混合する。

b)  器具及び装置  主な器具及び装置は,次のとおりとする。

1)  共通すり合わせ平底試験管  濁り,ごみなどの有無が確認しやすい大きさで,目盛のあるもの。例

として,容量

50 mL

,直径約

23 mm

のもの。

2)  蒸発皿  JIS R 3503 に規定するもの。

3)  水浴  沸騰水浴として使用することができ,蒸発皿,ビーカーなどを載せられるもの。

c)  操作  操作は,次のとおり行う。

1)

試料溶液の調製は,局所排気装置の下などで,試料

50 g

42.3 mL

)を蒸発皿などにはかりとり,塩

化ナトリウム溶液(

100 g/L

0.1 mL

を加え,水浴上で蒸発乾固する。冷却後,塩酸(

2

1

0.3 mL

を加え,少量の水で共通すり合わせ平底試験管に移し,水で

25 mL

にする。

2)

比較溶液の調製は,塩化ナトリウム溶液(

100 g/L

0.1 mL

,塩酸(

2

1

0.3 mL

及び硫酸塩標準液

SO

4

0.01 mg/mL

5.0 mL

を共通すり合わせ平底試験管にとり,水で

25 mL

にする。

3)

試料溶液及び比較溶液に,エタノール(

95

3 mL

及び塩化バリウム溶液(

100 g/L

2 mL

を加えて

振り混ぜた後,

1

時間放置する。

4)

黒の背景を用いて,試料溶液及び比較溶液から得られたそれぞれの液を,共通すり合わせ平底試験

管の上方又は側面から観察して,濁りを比較する。

d)  判定  c)

によって操作し,次に適合するとき,

“硫酸塩(

SO

4

:質量分率

1 ppm

以下(規格値)

”とす

る。

試料溶液から得られた液の濁りは,比較溶液から得られた液の白濁より濃くない。


8

K 8180

:2015

6.2.6 

遊離塩素 

遊離塩素の試験方法は,次による。

a)  試薬及び試験用溶液類  試薬及び試験用溶液類は,次のものを用いる。

1)  二硫化炭素  JIS K 8732 に規定するもの。

2)  よう化カリウム溶液(20 g/L

JIS K 8913 に規定するよう化カリウム

2 g

を水に溶かして

100 mL

にする。使用時に調製する。

3)  水酸化ナトリウム溶液(300 g/L

JIS K 8576 に規定する水酸化ナトリウム

30.9 g

を水に溶かして

100 mL

にする。

4)  ピロガロール・水酸化ナトリウム溶液(必要な場合に用いる。)

JIS K 8780 に規定するピロガロー

10 g

を水酸化ナトリウム溶液(

300 g/L

80 mL

に溶かし,更に水酸化ナトリウム溶液(

300 g/L

を加えて全量を

100 mL

にする。この溶液は使用時に調製する。

5)  溶存酸素を除いた水  次のいずれか,又はそれらを組み合わせたものを用い,使用時に調製する。

5.1)

水をフラスコに入れ

15

分間以上沸騰させる。加熱を止め,フラスコの口を時計皿で軽く蓋をして

少し放置して沸騰が止まった後に,ガス洗浄瓶にピロガロール・水酸化ナトリウム溶液を入れた

ものを連結するなどして空気中の酸素を遮り,冷却したもの。

5.2)

水をフラスコに入れ,水の中に JIS K 1107 に規定する窒素を

15

分間以上通じたもの。

5.3)

酸素分離膜をもつガス分離管を用いて,水から溶存酸素を除いたもの。

5.4)

水を超音波振動装置を用いて十分に脱気したもの。

5.5)

新鮮な

18 MΩ

cm

以上の抵抗率のある脱イオン化された水を,JIS K 1107 に規定する窒素を通じ

た三角フラスコに泡立てないように採取したもの。ただし,採水後速やかに用いる。

b)  操作  操作は,次のとおり行う。

1)

試料溶液の調製は,試料

50 mL

を共通すり合わせ三角フラスコ

200 mL

にとり,溶存酸素を除いた

50 mL

を加える。約

20

℃に冷却し,よう化カリウム溶液(

20 g/L

0.1 mL

及び二硫化炭素

1 mL

を加え,約

10

秒間激しく振り混ぜ

30

秒間放置する。

2)

白の背景を用いて,下層(二硫化炭素相)の色を,共通すり合わせ三角フラスコ

200 mL

の側面か

ら観察する。

c)  判定  b)

によって操作し,次に適合するとき,

“遊離塩素:試験適合”とする。

二硫化炭素相には,紅色が現れないこと。

6.2.7 

よう素還元性物質 

よう素還元性物質の試験方法は,次による。

a)  試験用溶液類  試験用溶液類は,次のものを用いる。

1)  塩酸(1 mol/L

箇条 の特級の品質を満足する塩酸

9 mL

をはかりとり,水を加えて

100 mL

とす

る。

2)  塩酸(21 6.2.5 a) 4)

による。

3)  でんぷん溶液  JIS K 8659 に規定するでんぷん(溶性)

1.0 g

に水

10 mL

を加え,かき混ぜながら熱

200 mL

中に入れて溶かす。これを約

1

分間煮沸した後に冷却する。冷所に保存し

10

日以内に使

用する。

4)  よう化カリウム溶液(100 g/L JIS K 8913 に規定するよう化カリウム

10 g

を水に溶かして

100 mL

にする。使用時に調製する。

5)  溶存酸素を除いた水  6.2.6 a) 5)

による。


9

K 8180

:2015

6)  硫酸(11

水の体積

1

を冷却し,かき混ぜながら,JIS K 8951 に規定する硫酸の体積

1

を徐々に

加える。

7) 0.1 

mol/L 

チオ硫酸ナトリウム溶液(

Na

2

S

2

O

3

5H

2

O

24.82 g/L

 0.1 mol/L

チオ硫酸ナトリウム溶液

の調製,標定及び計算は,次による。

7.1)  調製  JIS K 8637 に規定するチオ硫酸ナトリウム五水和物

26 g

と JIS K 8625 に規定する炭酸ナト

リウム

0.2 g

とをはかりとり,溶存酸素を除いた水

1 000  mL

を加えて溶かした後,気密容器に入

れて保存する。調製後

2

日間放置したものを用いる。

なお,炭酸ナトリウムと同時に JIS K 8903 に規定する

4-

メチル

-2-

ペンタノンの適切な量を加え

てもよい。また,必要があればかくはん(攪拌)する。

7.2)  標定  標定は,認証標準物質

1)

又は JIS K 8005 に規定する容量分析用標準物質のよう素酸カリウ

ムを用い,次のとおり行う。

7.2.1)

認証標準物質

1)

のよう素酸カリウムを用いる場合は,認証書に定める方法で使用する。

7.2.2)

容量分析用標準物質のよう素酸カリウムを用いる場合は,試験成績書などに記載された方法で乾

燥する。

7.2.3)

認証標準物質

1)

又は容量分析用標準物質のよう素酸カリウムの

0.9 g

1.1 g

を全量フラスコ

250

mL

0.1 mg

の桁まではかりとり,水を加えて溶かし,水を標線まで加える。共通すり合わせ三

角フラスコ

200 mL

に,その

25 mL

を正確にとり,水

100 mL

を加える。次に,JIS K 8913 に規

定するよう化カリウム

2 g

及び硫酸(

1

1

2 mL

を加え,直ちに栓をして穏やかに振り混ぜて,

暗所に

5

分間放置する。指示薬としてでんぷん溶液を用い,7.1)

で調製した

0.1 mol/L

チオ硫酸

ナトリウム溶液で滴定する。この場合,でんぷん溶液は,終点近くで液の色がうすい黄になった

ときに約

0.5 mL

を加える。終点は,液の青が消えた点とする。

別に,共通すり合わせ三角フラスコ

200 mL

に水

100 mL

及び JIS K 8913 に規定するよう化カ

リウム

2 g

をはかりとり,硫酸(

1

1

2 mL

を加え,直ちに栓をして穏やかに振り混ぜて,暗

所に

5

分間放置し,同一条件で空試験を行って滴定量を補正する。

7.3)  計算  ファクターは,次の式によって算出する。

(

)

100

7

66

5

003

.

0

250

/

25

2

1

1

A

V

V

m

f

×

×

×

=

ここに,

f

1

0.1 mol/L

チオ硫酸ナトリウム溶液のファクター

m

はかりとったよう素酸カリウムの質量(

g

A

よう素酸カリウムの純度(質量分率

  %

V

1

滴定に要した

0.1 mol/L

チオ硫酸ナトリウム溶液の体

積(

mL

V

2

空試験に要した

0.1 mol/L

チオ硫酸ナトリウム溶液の

体積(

mL

0.003 566 7

0.1 mol/L

チオ硫酸ナトリウム溶液

1 mL

に相当するよ

う素酸カリウムの質量を示す換算係数(

g/mL

8) 0.05 mol/L 

よう素溶液(

I

12.69 g/L

 0.05 mol/L

よう素溶液の調製,標定及び計算は,次による。

8.1)  調製  JIS K 8913 に規定するよう化カリウム

40 g

をはかりとり,水

25 mL

及び JIS K 8920 に規定

するよう素

13 g

を加えて溶かした後,水を加えて

1 000 mL

とする。これに箇条 の特級の品質を

満足する塩酸

3

滴を加えて混合した後,遮光した気密容器に入れて暗所に保存する。

8.2)  標定  8.1)

で調製した

0.05 mol/L

よう素溶液

25 mL

をコニカルビーカー

200 mL

などに正確にと

り,塩酸(

1 mol/L

1 mL

を加える。指示薬としてでんぷん溶液を用い,7.1)

で調製した

0.1 mol/L


10

K 8180

:2015

チオ硫酸ナトリウム溶液で滴定する。この場合,でんぷん溶液は,終点近くで液がうすい黄にな

ったときに約

0.5 mL

を加える。終点は,液の青が消えた点とする。

8.3)  計算  ファクターは,次の式によって算出する。

25

1

V

f

f

×

=

ここに,

f

0.05 mol/L

よう素溶液のファクター

f

1

0.1 mol/L

チオ硫酸ナトリウム溶液のファクター

V

滴定に要した

0.1 mol/L

チオ硫酸ナトリウム溶液の体積

mL

9) 0.005 

mol/L 

よう素溶液(

I

1.269 g/L

 0.05 mol/L

よう素溶液

10 mL

に箇条 の特級の品質を満足

する塩酸

3

滴及び水を標線まで加えて

100 mL

にする。この溶液は使用時に調製する。ファクター

は,

0.05 mol/L

よう素溶液のファクターを用いる。

b)  操作  操作は,次のとおり行う。

試料溶液の調製は,溶存酸素を除いた水

400 mL

に塩酸(

2

1

7.5 mL

,よう化カリウム溶液(

100 g/L

1 mL

及びでんぷん溶液

2 mL

を加えた後,僅かに青が現れるまで

0.005 mol/L

よう素溶液を加える。

振り混ぜながら試料

100 g

84.7 mL

)を加え,

0.005 mol/L

よう素溶液で滴定する。

0.005 mol/L

よう

素溶液のファクターが

1.00

でない場合は,加える体積を補正する。

c)  判定  b)

によって操作し,次に適合するとき,

“よう素還元性物質:試験適合”とする。

加える

0.005 mol/L

よう素溶液の体積は,

0.25 mL

以下である。

6.2.8 

銅(Cu),鉛(Pb)及び鉄(Fe 

銅(

Cu

,鉛(

Pb

)及び鉄(

Fe

)の試験方法は,次による。

a)  試験用溶液類  試験用溶液類は,次のものを用いる。

1)  塩酸(21 6.2.5 a) 4)

による。

2)  硝酸(12  JIS K 8541 に規定する硝酸(質量分率

60 %

61 %

の特級)の体積

1

と水の体積

2

を混合する。

3)  銅標準液,鉛標準液及び鉄標準液  調製は,次による。

3.1)  銅標準液(Cu1 mg/mL),鉛標準液(Pb1 mg/mL)及び鉄標準液(Fe1 mg/mL

次のいず

れかのものを用いる。

3.1.1) JCSS に基づく標準液  6.2.5 a) 5.1.1)

に準じる。

3.1.2) JCSS 以外の認証標準液など  6.2.5 a) 5.1.2)

に準じる。

3.1.3)  銅標準液(Cu1 mg/mL),鉛標準液(Pb1 mg/mL)及び鉄標準液(Fe1 mg/mL)を調製す

る場合  調製は次による。

3.1.3.1)  銅標準液(Cu1 mg/mL JIS K 8983 に規定する硫酸銅(

II

)五水和物

3.93 g

を全量フラスコ

1 000 mL

にはかりとり,硝酸(

1

2

25 mL

及び水を加えて溶かし,水を標線まで加えて混合

する。

3.1.3.2)  鉛標準液(Pb1 mg/mL JIS K 8563 に規定する硝酸鉛(

II

1.60 g

を全量フラスコ

1 000 mL

にはかりとり,硝酸(

1

2

25 mL

及び水を加えて溶かし,水を標線まで加えて混合する。

3.1.3.3)  鉄標準液(Fe1 mg/mL JIS K 8982 に規定する硫酸アンモニウム鉄(

III

)・

12

8.63 g

を全

量フラスコ

1 000 mL

にはかりとり,硝酸(

1

2

25 mL

及び水を加えて溶かし,水を標線まで

加えて混合する。


11

K 8180

:2015

3.2)  銅標準液(Cu0.01 mg/mL),鉛標準液(Pb0.01 mg/mL)及び鉄標準液(Fe0.01 mg/mL

のものを用いる。

3.2.1)  銅標準液(Cu0.01 mg/mL

銅標準液(

Cu

1 mg/mL

10 mL

を全量フラスコ

1 000 mL

に正確

にとり,硝酸(

1

2

25 mL

を加え,水を標線まで加えて混合する。

3.2.2)  鉛標準液(Pb0.01 mg/mL

鉛標準液(

Pb

1 mg/mL

10 mL

を全量フラスコ

1 000 mL

に正確

にとり,硝酸(

1

2

25 mL

を加え,水を標線まで加えて混合する。

3.2.3)  鉄標準液(Fe0.01 mg/mL

鉄標準液(

Fe

1 mg/mL

10 mL

を全量フラスコ

1 000 mL

に正確

にとり,硝酸(

1

2

25 mL

を加え,水を標線まで加えて混合する。

b)  器具及び装置  主な器具及び装置は,次のとおりとする。

1)  蒸発皿  6.2.5 b) 2)

による。

2)  フレーム原子吸光分析装置  装置の構成は,JIS K 0121 に規定するもの。

c)  分析種の測定波長  分析種の測定波長の例を表 に示す。

表 2−分析種の測定波長の例 

単位  nm

分析種

測定波長

銅(Cu) 324.8

鉛(Pb) 283.3

鉄(Fe) 248.3

d)  操作  操作は,次のとおり行う。

1)

試料溶液の調製は,局所排気装置の下などで,試料

250 g

211.9 mL

)を数回に分けて

100 mL

容量

の蒸発皿に移し入れ,熱板上で穏やかに加熱し,沸騰させないように蒸発乾固する。冷却後,塩酸

2

1

1 mL

及び水を加えて

25 mL

にする(

S

液)

S

10 mL

(試料量

100 g

)を全量フラスコ

20

mL

にとり,水を標線まで加えて混合する(

X

液)

2)

比較溶液の調製は,

S

10 mL

(試料量

100 g

)に銅標準液(

Cu

0.01 mg/mL

1.0 mL

,鉛標準液(

Pb

0.01 mg/mL

2.0 mL

,鉄標準液(

Fe

0.01 mg/mL

2.0 mL

及び水を全量フラスコ

20 mL

にはかりと

り,水を標線まで加えて混合する(

Y

液)

3)

フレーム原子吸光分析装置を用いて,

Y

液をフレーム中に噴霧し,

表 に示す測定波長付近で吸光

度が最大となる波長を設定する。

X

液及び

Y

液をそれぞれフレーム中に噴霧し,分析種の吸光度を

測定し,

X

液の指示値(

n

1

)及び

Y

液の指示値(

n

2

)を読み取る。

4)

測定結果は,

X

液の指示値

n

1

Y

液の指示値から

X

液の指示値を引いた

n

2

n

1

と比較する。

e)  判定  d)

によって操作し,次に適合するとき,

“銅(

Cu

:質量分率

0.1 ppm

以下(規格値)

,鉛(

Pb

質量分率

0.2 ppm

以下(規格値)

,鉄(

Fe

:質量分率

0.2 ppm

以下(規格値)

”とする。

n

1

は,

n

2

n

1

より大きくない。

注記

分析種の含有率(質量分率

 ppm

)を求める場合は,次の式によって計算する。

6

1

2

1

10

000

1

×

×

×

=

m

n

n

n

B

A

ここに,

A

分析種の含有率(質量分率

 ppm

B

用いた標準液中の分析種の質量(

mg

m

はかりとった試料の質量(

g


12

K 8180

:2015

6.2.9 

ひ素(As 

ひ素(

As

)の試験方法は,次による。

a)  試薬及び試験用溶液類  試薬及び試験用溶液類は,次のものを用いる。

1)  亜鉛(ひ素分析用) JIS K 8012 に規定する粒径

150

μ

m

1 400

μ

m

のもの。

2)  硝酸  JIS K 8541 に規定する質量分率

60 %

61 %

の特級のもの。

3)  ピリジン  JIS K 8777 に規定するもの。

4)  硫酸  JIS K 8951 に規定するもの。

5)  塩化すず(II)溶液(N,N-ジエチルジチオカルバミド酸銀法用)[塩化すず(II)溶液(AgDDTC 

用)] JIS K 8136 に規定する塩化すず(

II

)二水和物

40 g

を箇条 のひ素分析用の品質を満足する

塩酸に溶かし,その塩酸で

100 mL

にする。JIS K 8580 に規定する小粒状のすず

2

3

個を加えて保

存する。褐色ガラス製瓶に保存する。この液を,使用時に水で

10

倍にうすめる。

6)  塩酸(ひ素分析用)(11

箇条 のひ素分析用の品質を満足する塩酸の体積

1

と水の体積

1

とを

混合する。

7)  塩酸(ひ素分析用)(13)(必要な場合に用いる。)

箇条 のひ素分析用の品質を満足する塩酸の

体積

1

と水の体積

3

とを混合する。

8)  酢酸鉛(II)溶液(100 g/L JIS K 8374 に規定する酢酸鉛(

II

)三水和物

11.6 g

を水に溶かして

100

mL

にした後,JIS K 8355 に規定する酢酸

0.1 mL

を加える。

9)  N,N-ジエチルジチオカルバミド酸銀・ピリジン溶液(AgDDTC・ピリジン溶液) JIS K 9512 に規

定する

N,N-

ジエチルジチオカルバミド酸銀

0.5 g

を JIS K 8777 に規定するピリジンに溶かし,JIS K 

8777 に規定するピリジンで

100 mL

にする。褐色ガラス製瓶に入れ,冷所に保存する。

10)  水酸化ナトリウム溶液(100 g/L)(必要な場合に用いる。)

JIS K 8576 に規定する水酸化ナトリウ

10.3 g

を水に溶かして

100 mL

にする。ポリエチレンなどの樹脂製瓶に保存する。

11)  よう化カリウム溶液(200 g/L JIS K 8913 に規定するよう化カリウム

20 g

を水に溶かして

100 mL

にする。使用時に調製する。

12)  ひ素標準液 
12.1)  
ひ素標準液(As1 mg/mL

次のいずれかのものを用いる。

12.1.1) JCSS に基づく標準液  6.2.5 a) 5.1.1)

に準じる。

12.1.2) JCSS 以外の認証標準液など  6.2.5 a) 5.1.2)

に準じる。

12.1.3)  JIS K 8044 に規定する特級又は

1

級の三酸化二ひ素

1.32 g

に水酸化ナトリウム溶液(

100 g/L

6

mL

を加えて溶かす。次に,水

500 mL

を加え,塩酸(ひ素分析用)

1

3

)で

pH 3

5

に調節

した後,水で全量フラスコ

1 000 mL

に移し,水を標線まで加えて混合する。

12.2)  ひ素標準液(As0.001 mg/mL

ひ素標準液(

As

1 mg/mL

25 mL

を全量フラスコ

250 mL

正確にとり,水を標線まで加えて混合する。その

10 mL

を全量フラスコ

1 000 mL

に正確にとり,

水を標線まで加えて混合する。

b)  器具及び装置  主な器具及び装置は,次のとおりとする。

1)  吸収セル(必要な場合に用いる。)

光の吸収を測定するために試料,対照液などを入れる容器で,

光路長が

10 mm

のもの。

2)  蒸発皿  6.2.5 b) 2)

による。

3)  ひ素試験装置  例を図 に示す。

4)  分光光度計(必要な場合に用いる。)

装置の構成は,JIS K 0115 に規定するもの。


13

K 8180

:2015

c)  操作  操作は,局所排気装置の下などで,次のとおり行う。

1)

試料溶液の調製は,試料

100 g

84.7 mL

)を蒸発皿などにとり,硝酸(質量分率

60 %

61 %

,特級)

5 mL

及び硫酸

3 mL

を加え,熱板上で白煙が生じるまで加熱する,冷却後,水

10 mL

を注意して加

3)

,再び白煙が生じるまで熱板上で加熱する。冷却後,水素化ひ素発生瓶

100 mL

に少量の水を用

いて移し,水を加えて

20 mL

にする。

3)

容器内には硫酸が残っているので,水を加えるときは,硫酸が飛び出さないよう注意して

静かに加える。

2)

比較溶液の調製は,硝酸(質量分率

60 %

61 %

,特級)

5 mL

及び硫酸

3 mL

を蒸発皿などにとり,

熱板上で白煙が生じるまで加熱する,冷却後,水

10 mL

を注意して加え

3)

,再び白煙が生じるまで

熱板上で加熱する。冷却後,水素化ひ素発生瓶

100 mL

に少量の水を用いて移し,ひ素標準液(

As

0.001 mg/mL

1.0 mL

及び水を加えて

20 mL

にする。

3)

空試験溶液の調製は,硝酸(質量分率

60 %

61 %

,特級)

5 mL

及び硫酸

3 mL

をとり,熱板上で白

煙が生じるまで加熱する,冷却後,水

10 mL

を注意して加え

3)

,再び白煙が生じるまで熱板上で加

熱する。冷却後,水素化ひ素発生瓶

100 mL

に少量の水を用いて移し,水を加えて

20 mL

にする(空

試験溶液は,吸光度を測定する場合に調製する。

4)

試料溶液,比較溶液及び空試験溶液に,塩酸(ひ素分析用)

1

1

5 mL

を加え,水で

40 mL

にす

る。これらによう化カリウム溶液(

200 g/L

15 mL

及び塩化すず(

II

)溶液(

AgDDTC

法用)

5 mL

を加えて振り混ぜ,

10

分間放置する。次に亜鉛(ひ素分析用)

3 g

を加え,直ちに水素化ひ素発生

100 mL

と導管

B

(あらかじめ水素化ひ素吸収管

C

AgDDTC

・ピリジン溶液

5 mL

を入れ,導

B

と水素化ひ素吸収管

C

とを連結しておく。

)とを連結して約

25

℃の水中で約

1

時間放置した

後,水素化ひ素吸収管

C

を離し,ピリジンを

5 mL

の標線まで加える。

5)

白の背景を用いて,試料溶液及び比較溶液から得られたそれぞれの液を水素化ひ素吸収管

C

の上方

又は側面から観察して赤を比較する。

なお,必要があれば吸収セルを用い,分光光度計で波長

519 nm

付近の吸収極大の波長における吸

光度を空試験溶液からの

AgDDTC

・ピリジン溶液を対照液として JIS K 0115 の 6.(特定波長におけ

る吸収の測定)によって測定する。

d)  判定  c)  によって操作し,次の 1)

又は 2)

に適合するとき,

“ひ素(

As

:質量分率

0.01 ppm

以下(規

格値)

”とする。

1)

試料溶液から得られた液の色は,比較溶液から得られた液の赤より濃くない。

2)

試料溶液から得られた液の吸光度は,比較溶液から得られた液の吸光度より大きくない。


14

K 8180

:2015

単位  mm

A:

B:
C:

D:

E:

F:

G:

 
 
 
 
 
 
水素化ひ素発生瓶 100 mL 
導管

水素化ひ素吸収管

ゴム栓又はすり合わせ 
酢酸鉛(II)溶液(100 g/L)で

湿したガラスウール 
40 mL の標線 
5 mL の標線

図 1−ひ素試験装置の例 

6.2.10  アンモニウム(NH

4

 

アンモニウム(

NH

4

)の試験方法は,次による。

a)  試験用溶液類  試験用溶液類は,次のものを用いる。

1)  エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム溶液(インドフェノール青法用)[EDTA2Na 溶液(イ

ンドフェノール青法用)]  JIS K 8576 に規定する水酸化ナトリウム

1 g

を水

60 mL

に溶かす。これ

に JIS K 8107 に規定するエチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物

5 g

を加えて溶かし,

水で

100 mL

にする。

2)  酢酸(11 JIS K 8355 に規定する酢酸の体積

1

と水の体積

1

とを混合する。

3)  次亜塩素酸ナトリウム溶液(有効塩素  質量分率約 1 %

次亜塩素酸ナトリウム溶液(有効塩素

量分率

5 %

12 %

)の有効塩素を使用時に定量し,有効塩素が質量分率約

1 %

になるように水でう

すめる。冷暗所に保存し,

30

日以内に使用する。

有効塩素の定量方法  次亜塩素酸ナトリウム溶液(有効塩素

質量分率

5 %

12 %

10 g

を全量フ

ラスコ

200 mL

0.1 mg

の桁まではかりとり,水を標線まで加えて混合する。その

20 mL

を共通す

り合わせ三角フラスコ

300 mL

に正確にとり,水

100 mL

及び JIS K 8913 に規定するよう化カリウム

2 g

を加えて溶かした後,速やかに酢酸(

1

1

6 mL

を加えて栓をして振り混ぜる。約

5

分間暗所

に放置後,指示薬としてでんぷん溶液を用い,

0.1 mol/L

チオ硫酸ナトリウム溶液で滴定する。この

場合,でんぷん溶液は,終点間際で液の色がうすい黄になったときに約

0.5 mL

を加える。終点は,

液の青が消えた点とする。

別に同一条件で空試験を行って滴定量を補正する。

有効塩素の濃度は,次の式によって求める。

(

)

100

200

/

20

3

545

003

0

2

1

×

×

×

×

=

m

f

V

V

.

A

ここに,

A

次亜塩素酸ナトリウム溶液(有効塩素

質量分率

5 %

12 %

)の有効塩素濃度(

Cl

(質量分率

  %

V

1

滴定に要した

0.1 mol/L

チオ硫酸ナトリウム溶液の体

積(

mL


15

K 8180

:2015

V

2

空試験に要した

0.1 mol/L

チオ硫酸ナトリウム溶液の

体積(

mL

f

0.1 mol/L

チオ硫酸ナトリウム溶液のファクター

m

はかりとった次亜塩素酸ナトリウム溶液(有効塩素

量分率

5 %

12 %

)の質量(

g

0.003 545 3

0.1 mol/L

チオ硫酸ナトリウム溶液

1 mL

に相当する塩

素の質量を示す換算係数(

g/mL

4)  水酸化ナトリウム溶液(300 g/L JIS K 8576 に規定する水酸化ナトリウム

30.9 g

を水に溶かして

100 mL

にする。ポリエチレンなどの樹脂製瓶に保存する。

5)  でんぷん溶液  6.2.7 a) 3)

による。

6)  ナトリウムフェノキシド溶液  水酸化ナトリウム溶液(

300 g/L

18 mL

をビーカー

200 mL

にとる。

冷水中で冷却しながら JIS K 8798 に規定するフェノール

12.6 g

を少量ずつ加えた後,更に JIS K 

8034 に規定するアセトン

4 mL

を加え,水で

100 mL

にする。使用時に調製する。

7)  ピロガロール・水酸化ナトリウム溶液  6.2.6 a) 4)

による。

8)  溶存酸素を除いた水  6.2.6 a) 5)

による。

9)  硫酸(11 6.2.7 a) 6)

による。

10) 0.1 

mol/L 

チオ硫酸ナトリウム溶液(

Na

2

S

2

O

3

5H

2

O

24.82 g/L

6.2.7 a) 7)

による。

11)  アンモニウム標準液 
11.1)  
アンモニウム標準液(NH

4

1 mg/mL

次のいずれかのものを用いる。

11.1.1) JCSS に基づく標準液  6.2.5 a) 5.1.1)

に準じる。

11.1.2) JCSS 以外の認証標準液など  6.2.5 a) 5.1.2)

に準じる。

11.1.3)  JIS K 8116 に規定する塩化アンモニウム

2.97 g

を全量フラスコ

1 000 mL

にはかりとり,水を加

えて溶かし,水を標線まで加えて混合する。

11.2)  アンモニウム標準液(NH

4

0.01 mg/mL

アンモニウム標準液(

NH

4

1 mg/mL

10 mL

を全量

フラスコ

1 000 mL

に正確にとり,水を標線まで加えて混合する。

b)  器具及び装置  主な器具及び装置は,次のとおりとする。

1)  吸収セル  6.2.9 b) 1)

による。

2)  共通すり合わせ平底試験管  6.2.5 b) 1)

による。

3) pH 試験紙

pH

の測定に用いる,ろ紙に酸塩基指示薬を染み込ませた試験紙。

4)  恒温水槽

20

℃∼

25

℃に調節できるもの。

5)  分光光度計  6.2.9 b) 4)

による。

c)  操作  操作は,次のとおり行う。

1)

試料溶液の調製は,試料

2.0 g

1.7 mL

)に水

2 mL

を加え,約

10

℃に冷却しながら,

pH

試験紙を

用いて水酸化ナトリウム溶液(

300 g/L

)で中和し,水を加えて

10 mL

にする。

2)

比較溶液の調製は,アンモニウム標準液(

NH

4

0.01 mg/mL

0.6 mL

を共通すり合わせ平底試験管

にとり,水を加えて

10 mL

にする。

3)

空試験用溶液は,共通すり合わせ平底試験管に水

10 mL

をとる。

4)

試料溶液,比較溶液及び空試験溶液に,

EDTA2Na

溶液(インドフェノール青法用)

1 mL

及びナト

リウムフェノキシド溶液

4 mL

を加えてよく振り混ぜる。これらに次亜塩素酸ナトリウム溶液(有

効塩素

質量分率約

1 %

2.5 mL

を加え,更に水を加えて

25 mL

にし,

20

℃∼

25

℃の恒温水槽で

15

分間放置する。


16

K 8180

:2015

5)

試料溶液及び比較溶液から得られたそれぞれの液は,空試験用溶液から得られた液を対照液とし,

吸収セルを用いて,分光光度計で波長

630 nm

における吸光度を JIS K 0115 の 6.(特定波長におけ

る吸収の測定)によって測定し,比較する。

d)  判定  c)

によって操作し,次に適合するとき,

“アンモニウム(

NH

4

:質量分率

3 ppm

以下(規格値)

とする。

試料溶液から得られた液の吸光度は,比較溶液から得られた液の吸光度より小さい。

6.3 

ひ素分析用 

ひ素分析用の試験方法は,6.2 による。ただし,ひ素(

As

)の試験には,試料

200 g

169.5 mL

)を用い

る。

6.4 

微量金属分析用 

6.4.1 

濃度(HCl 

濃度(

HCl

)の試験方法は,6.2.1 による。

6.4.2 

ナトリウム(Na),銅(Cu),銀(Ag),マグネシウム(Mg),カルシウム(Ca),亜鉛(Zn),カ

ドミウム(Cd),アルミニウム(Al),すず(Sn),鉛(Pb),バナジウム(V),ひ素(As),アンチモン(Sb),

ビスマス(Bi),クロム(Cr),モリブデン(Mo),タングステン(W),セレン(Se),マンガン(Mn),

鉄(Fe),コバルト(Co),ニッケル(Ni),ガリウム(Ga),イットリウム(Y),インジウム(In)及び

タリウム(Tl 

ナトリウム(

Na

,銅(

Cu

,銀(

Ag

,マグネシウム(

Mg

,カルシウム(

Ca

,亜鉛(

Zn

,カドミウ

ム(

Cd

,アルミニウム(

Al

,すず(

Sn

,鉛(

Pb

,バナジウム(

V

,ひ素(

As

,アンチモン(

Sb

ビスマス(

Bi

,クロム(

Cr

,モリブデン(

Mo

,タングステン(

W

,セレン(

Se

,マンガン(

Mn

鉄(

Fe

,コバルト(

Co

,ニッケル(

Ni

,ガリウム(

Ga

,イットリウム(

Y

,インジウム(

In

)及びタ

リウム(

Tl

)の試験方法は,次による。

a)  試験用溶液類  試験用溶液類は,次のものを用いる。ただし,試験する分析種の空試験の含有率が,

この試験に支障のない水を用いる。

1)  

硝酸(1 mol/L

試験する分析種の空試験の含有率が,この試験に支障のない硝酸

63.1 g

(硝酸と

して質量分率

100 %

相当として)をポリテトラフルオロエチレンなどの樹脂製の全量フラスコ

1 000

mL

にはかりとり,水を標線まで加えて,混合する。

注記 1

例えば,質量分率

69 %

の硝酸の場合,

91.4 g

をはかりとる。

2)  混合標準液(各分析種:1 mg/mL

国家計量標準にトレーサブルな標準液で,試験に支障のないも

の,又はそれと同等なもの。必要に応じて,分析種をグループ分けして,グループごとの混合標準

液を調製してもよい。

3)  混合標準液(各分析種:0.01 mg/mL

国際単位系にトレーサブルな標準液で,試験に支障のない

もの,又はそれと同等なもの。必要に応じて,分析種をグループ分けして,グループごとの混合標

準液を調製してもよい。

4)  混合標準液 1(各分析種:0.1 μg/mL

混合標準液(各分析種:

0.01 mg/mL

1 mL

又は混合標準液

(各分析種:

1 mg/mL

10 μL

をポリテトラフルオロエチレンなどの樹脂製の全量フラスコ

100 mL

に正確にとり,硝酸(

1 mol/L

)又は水を標線まで加えて混合する。使用時に調製する。

b)  器具及び装置  主な器具及び装置は,次のとおりとする。

1)  石英製平底蒸発皿  呼び容量

100 mL

の石英ガラス製のもの。

2)  目盛り付試験管  容量

20 mL

のポリテトラフルオロエチレンなどの合成樹脂のもので,

10 mL

の標


17

K 8180

:2015

線における体積を確認したもの。

3)  ピストン式ピペット  JIS K 0970 に規定するもの。

4)  高周波プラズマ質量分析計(ICP-MS

装置の構成は,JIS K 0133 に規定するもの。

c)  分析種の測定質量数  分析種の

m/z

の例を

表 に示す。

なお,別の分析条件でも同等の試験結果が得られることを確認した場合には,その条件を用いても

よい。

注記 2

マススペクトルの横軸の量は,イオンの質量をイオンの電荷で除した商ではないので,質

量電荷比ではなく,

m/z

を用いた。

表 3−分析種の(m/z)の例 

分析種

質量電荷比(m/z

ナトリウム(Na) 23

銅(Cu) 63,65

銀(Ag) 107,109

マグネシウム(Mg) 24

カルシウム(Ca) 44,40

亜鉛(Zn) 66,68,64

カドミウム(Cd) 111,114

アルミニウム(Al) 27

すず(Sn) 118,120

鉛(Pb) 208,206,207

バナジウム(V) 51

ひ素(As) 75

アンチモン(Sb) 121,123

ビスマス(Bi) 209

クロム(Cr) 52,53,50

モリブデン(Mo) 95,98

タングステン(W) 184

セレン(Se) 82,78,77,80

マンガン(Mn) 55

鉄(Fe) 56,54,57

コバルト(Co) 59

ニッケル(Ni) 58,60

ガリウム(Ga) 69,71

イットリウム(Y) 89

インジウム(In) 115

タリウム(Tl) 205

d)  操作  操作は,局所排気装置の下などで,次のとおり行う。

1)

試料溶液の調製は,石英製平底蒸発皿に試料を適量はかりとり,熱板上で穏やかに加熱し,沸騰さ

せないように蒸発乾固する。少量の硝酸(

1 mol/L

)を用いて目盛り付試験管に移し,硝酸(

1 mol/L

で適切な体積とする(

X

液)

4)

なお,極めて少量(

10  μL

)の JIS K 9905 に規定する高純度試薬−硫酸を,ピストン式ピペット

を用いて加熱する前に加えてもよい。


18

K 8180

:2015

4)

例として,試料

20 g

10 mL

に濃縮した溶液(

X

液)がある。

2)

空試験溶液の調製は,目盛り付試験管に硝酸(

1 mol/L

10 mL

をとる(

Z

液)

なお,1)

の操作において高純度試薬−硫酸を加えた場合は,石英製平底蒸発皿に同じ体積の高純

度試薬−硫酸を加え,熱板上で穏やかに加熱し,沸騰させないように蒸発乾固する。少量の硝酸(

1

mol/L

)を用いて目盛り付試験管に移し,硝酸(

1 mol/L

)で

10 mL

とする。

3)

検量線用溶液の調製は,

6

個の目盛り付試験管を準備する。それぞれの目盛り付試験管に,ピスト

ン式ピペットを用いて,混合標準液

1

(各分析種:

0.1 μg/mL

)を

表 に示す体積を

6

段階はかりと

り,硝酸(

1 mol/L

)を標線まで加えて混合する(それぞれ,

Y

0

液,

Y

1

液,

Y

2

液,

Y

3

液,

Y

4

液及び

Y

5

液とする。

表 4−採取する標準液の体積 

標準液

μg/mL

採取量  μL

Y

0

Y

1

Y

2

Y

3

Y

4

Y

5

混合標準液 1

各 0.1 0  10  50  100 500 1

000

4)

 ICP-MS

装置の一般事項は,JIS K 0133 による。

5)

 ICP-MS

装置は,高周波プラズマを点灯するなどによって,イオンカウント数を測定できる状態に

する。

6)

  Z

液,

X

液,

Y

0

液,

Y

1

液,

Y

2

液,

Y

3

液,

Y

4

液及び

Y

5

液をアルゴンプラズマ中に噴霧し,各分析種

のイオンカウント数を測定する。

e)  計算  計算は,JIS K 0133 の 12.2 a)(検量線法)によって検量線を作成し,各分析種の含有率を計算

する。

f)  判定  d)

によって操作し,e)

によって計算し,次に適合するとき,

“ナトリウム(

Na

:質量分率

0.1

ppm

以下(規格値)

,鉄(

Fe

)及びバナジウム(

V

:質量分率

0.01 ppm

以下(規格値)

,銅(

Cu

,銀

Ag

,マグネシウム(

Mg

,カルシウム(

Ca

,亜鉛(

Zn

,アルミニウム(

Al

,すず(

Sn

,ビスマ

ス(

Bi

,モリブデン(

Mo

,タングステン(

W

,コバルト(

Co

,ニッケル(

Ni

,ガリウム(

Ga

イットリウム(

Y

,インジウム(

In

)及びタリウム(

Tl

:質量分率

0.005 ppm

以下(規格値)

,ひ素

As

,アンチモン(

Sb

,セレン(

Se

)及びマンガン(

Mn

:質量分率

0.002 ppm

以下(規格値)

,カ

ドミウム(

Cd

,鉛(

Pb

)及びクロム(

Cr

:質量分率

0.000 5 ppm

以下(規格値)

”とする。

計算して得られた含有率が,規格値を満足している。

6.4.3 

水銀(Hg 

水銀(

Hg

)の試験方法は,次による。

a)  試験用溶液類  試験用溶液類は,次のものを用いる。ただし,水銀の含有率が,この試験に支障のな

い水を用いる。

1)  よう化カリウム溶液(200 g/L JIS K 8913 に規定するよう化カリウム

20 g

を水に溶かして

100 mL

にする。使用時に調製する。

2)  テトラヒドロほう酸ナトリウム溶液(6 g/L

テトラヒドロほう酸ナトリウム(純度

96 %

以上のも

の)

1.5 g

と JIS K 8576 に規定する水酸化ナトリウム

1.25 g

を水に溶かし,水を加えて

250 mL

とし

たもの。

3)  塩酸(119

水銀の空試験の含有率が,この試験に支障のない塩酸の体積

1

と水の体積

19

とを混


19

K 8180

:2015

合する。

4)  硝酸(11

水銀の空試験の含有率が,この試験に支障のない硝酸の体積

1

と水の体積

1

とを混合

する。

5)  硝酸(12

水銀の空試験の含有率が,この試験に支障のない硝酸の体積

1

と水の体積

2

とを混合

する。

6)  水銀標準液 
6.1)  
水銀標準液(Hg1 mg/mL

次のいずれかを用いる。

6.1.1) JCSS に基づく標準液  6.2.5 a) 5.1.1)

に準じる。

6.1.2) JCSS 以外の認証標準液など  6.2.5 a) 5.1.2)

に準じる。

6.1.3)  JIS K 8139 に規定する塩化水銀(

II

1.35 g

を全量フラスコ

1 000 mL

にはかりとり,硝酸(

1

2

25 mL

及び水を加えて溶かし,水を標線まで加えて混合する。

6.2)  水銀標準液(Hg10 ng/mL

水銀標準液(

Hg

1 mg/mL

1 mL

を全量フラスコ

1 000 mL

に正確

にとり,水を標線まで加えて混合する。その

10 mL

を全量フラスコ

1 000 mL

に正確にとり,硝酸

1

1

10 mL

を加え,水を標線まで加えて混合にする。

b)  器具及び装置  主な器具及び装置は,次のとおりとする。

1)  はかり瓶  JIS R 3503 に規定する筒形はかり瓶,

45 mm

×

60 mm

のもの。

2)  還元容器  呼び容量

200 mL

のガラス瓶又は三角フラスコ(

100 mL

の位置に印を付けておく。

3)  ピストン式ピペット  6.4.2 b) 3)

による。

4)  還元気化方式装置  例を図 に示す。

5)  原子吸光分析装置  装置の構成は,JIS K 0121 に規定するもの。

A:

B:
C:

D:

E:

F:

G:
H:

I:

 
還元容器 
乾燥管

流量計

吸収セル 
空気ポンプ

記録計

水銀中空陰極ランプ 
原子吸光用検出器

水銀除去装置

図 2−還元気化方式装置の例 

c)  操作  操作は,次による。

1)

原子吸光分析装置に還元気化方式装置を連結する。

なお,吸収セルを通った蒸気は,水銀除去装置

I

5)

を通って放出される流路にしておく。

5)

過マンガン酸カリウム・硫酸(

1

4

)溶液(

50 g/L

)を入れたガス洗浄瓶又は活性炭などを

充塡した管を用いる。

2)

試料溶液の調製は,試料

20 g

をはかり瓶に

0.1 g

の桁まではかりとり,あらかじめ水

50 mL

を入れ

た還元容器に振り混ぜながら徐々に加え,はかり瓶内を少量の水で洗い,洗液も還元容器に入れ,

水を加えて

100 mL

とする。


20

K 8180

:2015

3)

この溶液に手早くよう化カリウム溶液(

200 g/L

5 mL

と塩酸(

1

19

4 mL

を加え,更にテトラヒ

ドロほう酸ナトリウム溶液(

6 g/L

2 mL

を加えて還元容器を直ちに還元気化方式装置に取り付け

る。あらかじめ設定した最適流量で空気ポンプを作動させ,発生した水銀蒸気を吸収セルに導き,

波長

253.7 nm

の指示値を読み取る。

4)

バイパスコックを開いて指示値が元に戻るまで通気を続ける。

5)

空試験溶液の調製は,還元容器に水

100 mL

を入れ,3)

の操作を行って指示値を読み取った後,4)

操作を行う。この指示値を用いて 3)

で得た指示値を補正する。

6)

検量線溶液の調製は,還元容器に水銀標準液(

Hg

10 ng/mL

0 mL

1.0 mL

を段階的にピストン式

ピペットを用いてとり,水を加えて

100 mL

とした後,3)

の操作を行って指示値を読み取った後,

4)

の操作を行う。

これらの指示値を水銀標準液(

Hg

10 ng/mL

0 mL

について得た指示値で補正した後,水銀の質

量(

ng

)と指示値との検量線を作成する。検量線は,試料測定時に作成する。

d)  計算  水銀の含有率(質量分率

 ppm

)は,次の式によって計算する。

m

w

A

×

=

000

1

Hg

ここに,

A

水銀の含有率(質量分率 ppm)

m

はかりとった試料の質量(g)

w

Hg

検量線から求めた水銀の質量(ng)

e)  判定  c)  によって操作し,d)  によって計算し,次に適合するとき,“水銀(Hg)

:質量分率 0.000 5 ppm

以下(規格値)

”とする。

計算して得られた含有率が,規格値を満足している。

容器 

容器は,特級及びひ素分析用の場合は気密容器とし,微量金属分析用の場合は遮光した樹脂製気密容器

とする。

表示 

容器には,次の事項を表示する。

a)  日本工業規格番号

b)  名称 “塩酸”及び“試薬”の文字 
c)  種類 
d)  化学式及び式量

e)  濃度 
f)  内容量 
g)  製造番号

h)  製造年月又はその略号 
i)

製造業者名又はその略号


21

K 8180

:2015

附属書 JA

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS K 8180:2015  塩酸(試薬)

ISO 6353-2:1983,Reagents for chemical analysis−Part 2: Specifications−First series 
R 13 Hydrochloric acid

(I)JIS の規定

(II) 
国際規格

番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

箇 条 番 号

及び題名

内容

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

1  適 用 範

試 薬 と し て 用 い る

塩酸ついて規定。

ISO 
6353-2 

R 13

化学分析用試薬 40 品目の

仕様について規定。

変更

JIS は 1 品目 1 規格。

試薬の規格使用者及び試薬は各

規格に多く引用されやすくする
ため 1 品目 1 規格としている。

  なお,対応国際規格は 25 年以

上見直しが行われていないため
市場の実態に合わない。国際規格

の改正を検討する。

2  引 用 規

3  種類

追加

種類の項目を追加。

ISO 規格には,種類別の区分がな
い。JIS 特級が ISO 規格品に対応

する。“ひ素分析用及び微量金属

分析用”は,JIS 独自のものであ
る。

4  性質

追加

項目を追加。

一般的な説明事項であり,技術上

の差はない。

5  品質

R13.1

変更

・  品質に差異のある項目:濃

度,硫酸塩,遊離塩素,よ
う素還元性物質,ひ素,鉄。

・  追加した項目:蒸発残分。

・  種類の区分を設けた。

ISO 規格は,長期間内容の見直し
が行われず国際市場で ISO 規格
品が用いられることはほとんど

ない。また,技術的差異も軽微で

ある。

R13.2

試験溶液の調製

変更

JIS は,試験方法の該当項目ご
とに規定。

編集上の差異であり,技術的な差
異は軽微。

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K 8180

:2015

(I)JIS の規定

(II) 
国際規格

番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

箇 条 番 号

及び題名

内容

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

6  試 験 方

R13.3

6.1  一 般
事項

JIS K 0050 及び JIS 
K 8001 
による。

追加

項目を追加。 
JIS K 0050 及び JIS K 8001 
引用。

編集上の差異であり,技術的な差
異でない。

6.2  特級

6.2.1  濃度

(HCl)

試 料 を 共 通 す り 合
わ せ 三 角 フ ラ ス コ

で採取。

R13.3.2

試料をアンプルで採取。

変更

・  試料採取方法,試料量,指

示薬などを変更。

・  計算式を追加。

JIS は,定期的に見直しを行って
いるが,ISO 規格は,長年見直し

が行われていないことから実績

のある従来の JIS 法を踏襲。技術
的な差異は軽微であり,対策は考

慮しない。

6.2.2  外観

ハ ー ゼ ン 標 準 比 色

R13.3.1

ハーゼン標準比色液

一致

6.2.3  蒸発
残分

水浴上加熱蒸発法

追加

・  項目を追加。 
・  JIS K 0067 を引用。

JIS として必要。 
ISO 規格の見直し時に,提案の検
討を行う予定。

6.2.4  強熱
残分(硫酸
塩)

(500±50)℃で 1 時

間加熱。

R13.3.10 (650±50)℃で 15 分間加

熱。

変更

・  強熱温度及び加熱時間を

変更。

・  JIS K 0067 を引用。

JIS は,定期的に見直しを行って
いるが,ISO 規格は,長年見直し
が行われていないことから実績

のある従来の JIS 法を踏襲。技術

的な差異は軽微であり,対策は考
慮しない。

6.2.5  硫酸
塩(SO

4

比濁法

R13.3.4

変更

操作などを変更。

6.2.6  遊離
塩素

よ う 化 カ リ ウ ム を

使用。

R13.3.3

o-

トリジン法

変更

ISO 規格は o-トリジン法,JIS
は有害性の少ない試薬に変更。

環境・安全上,変更が必要。 
ISO 規格の見直し時に,改正提案
の検討を行う予定。

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K 8180

:2015

(I)JIS の規定

(II) 
国際規格

番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

箇 条 番 号

及び題名

内容

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

6.2.7  よう
素 還 元 性
物質

よう素溶液滴定法

R13.3.5

よう素溶液滴定法

変更

試薬を変更。

JIS は,定期的に見直しを行って
いるが,ISO 規格は,長年見直し
が行われていないことから実績

のある従来の JIS 法を踏襲。技術

的な差異は軽微であり,対策は考
慮しない。

6.2.8

( Cu ), 鉛

(Pb)及び

鉄(Fe)

原子吸光法

R13.3.8

原子吸光法

変更

・  試料量を変更。 
JIS K 8001 の JB.2.31 を引用。

JIS は,定期的に見直しを行って
いるが,ISO 規格は,長年見直し

が行われていないことから実績
のある従来の JIS 法を踏襲。技術

的な差異は軽微であり,対策は考

慮しない。

6.2.9 ひ素

(As)

N,N-

ジ エ チ ル ジ チ

オ カ ル バ ミ ド 酸 銀

R13.3.7

N,N-

ジエチルジチオカル

バミド酸銀法

変更

・  試料量を変更。

・  JIS K 8001 の JB.2.21 を引

用。

6.2.10  ア
ン モ ニ ウ

ム(NH

4

イ ン ド フ ェ ノ ー ル
青法

R13.3.6

ネスラー法

変更

ISO 規格はネスラー法,JIS 
インドフェノール青法に変更。
JIS K 8001 の JB.2.13 を引用。

ISO 規格のネスラー法は環境・安
全上,変更が必要。ISO 規格の見

直し時に,改正提案の検討を行う

予定。

6.3  ひ 素
分析用

JIS 特級に同じ

JIS 特級に記載した事項
に同じ

追加

JIS 特級に記載した事項に同じ 試験の品質確保のために機器分

析を導入。

ISO 規格の見直し時に,

改正提案の検討を行う予定。

6.4  微 量
金 属 分 析

追加

試験の品質確保(機器分析の低い

定量値に対応)のために導入。ISO
規格の見直し時に,改正提案の検

討を行う予定。

6.4.1  濃度

(HCl)

試 料 を 共 通 す り 合

わ せ 三 角 フ ラ ス コ
で採取。

R13.3.2

試料をアンプルで採取。

変更

・  試料採取方法,試料量,指

示薬などを変更。

・  計算式を追加。

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K 8180

:2015

(I)JIS の規定

(II) 
国際規格

番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

箇 条 番 号

及び題名

内容

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

6.4.2  ナト
リ ウ ム

( Na ), 銅

( Cu ), 銀

(Ag),マ

グ ネ シ ウ

ム(Mg)

カ ル シ ウ
ム(Ca)

( Zn ), カ

ド ミ ウ ム

( Cd ), ア

ル ミ ニ ウ
ム(Al)

( Sn ), 鉛
( Pb ), バ

ナ ジ ウ ム

(V)

,ひ素

( As ), ア

ン チ モ ン

( Sb ), ビ

ス マ ス

(Bi)

,クロ

ム(Cr)

モ リ ブ デ

ン(Mo)

タ ン グ ス
テン(W)

ICP-MS 法

追加

項目を追加。

低い定量値に対応した機器分析

の品質確保のために,ICP-MS 試
験方法を導入し,試薬中の微量金

属の保証を行った。ISO 規格の見
直し時に,改正提案の検討を行う
予定。

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K 8180

:2015

(I)JIS の規定

(II) 
国際規格

番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

箇 条 番 号

及び題名

内容

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

6.4.2 ( 続
き)セレン

(Se)

,マン

(Mn),鉄
(Fe)

,コバ

( Co ), ニ

ッ ケ ル

(Ni)

,ガリ

ウム(Ga)
イ ッ ト リ

ウム(Y)

イ ン ジ ウ
ム(In)及

び タ リ ウ

ム(Tl)

ICP-MS 法

追加

項目を追加。

低い定量値に対応した機器分析

の品質確保のために,ICP-MS 試
験方法を導入し,試薬中の微量金

属の保証を行った。ISO 規格の見

直し時に,改正提案の検討を行う
予定。 
 
有害金属の品質を保証する。ISO
規格の見直し時に,改正提案の検

討を行う予定。

6.4.3  水銀

(Hg)

還元気化法

追加

項目を追加。

JIS として必要。ISO 規格の見直
し時に,提案の検討を行う予定。

7  容器

追加

項目を追加。

規格適合性を評価する関係で必

要な項目を追加。

8  表示

追加

項目を追加。

JIS と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 6353-2:1983,MOD

関連する外国規格 REAGENT

CHEMICALS−American Chemical Society Specifications  ACS(2010)

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  一致……………… 技術的差異がない。

    −  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    −  変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD……………  国際規格を修正している。

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