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日本工業規格

JIS

 K

8163

-1994

ヘキサクロロ白金 (IV) 酸

カリウム(試薬)

Potassium hexachloroplatinate

K

2

PtCl

6

 FW : 485.99

1.

適用範囲  この規格は,試薬として用いるヘキサクロロ白金 (IV) 酸カリウム(

1

)

について規定する。

(

1

)

別名:塩化白金酸カリウム

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS K 0067

  化学製品の減量及び残分試験方法

JIS K 8001

  試薬試験方法通則

2.

共通事項  この規格に共通する事項は,JIS K 8001 による。

3.

種類  特級

4.

性質  ヘキサクロロ白金 (IV) 酸カリウムは,次の性質を示す。

(1)

性状  ヘキサクロロ白金 (IV) 酸カリウムは,黄色∼赤みの黄色の結晶性粉末で,水にやや溶けにく

く,エタノールにほとんど溶けない。

(2)

定性方法

(a)

試料を強熱すると金属光沢のある灰色物質が生じる。

(b)  (a)

の残留物に水 20ml を加えてろ過する。そのろ液 5ml に硝酸銀溶液 (20g/l)  を加えると,白い沈殿

が生じる。

(c)  (b)

のろ液を用いて JIS K 8001 の 5.29(炎色試験)(1)(アルカリ金属及びアルカリ土類金属試験法)

によると紫が現れる。

5.

品質  品質は,6.によって試験し,表 に適合しなければならない。


2

K 8163-1994

表 1  品質

項目

規格値

純度 99.0%以上

希塩酸溶状

試験適合

試験適合

乾燥減量 (105℃)

乾燥減量 (105℃) 0.2%以下 
硝酸塩

試験適合

他の重金属

(Pb として) 0.003%以下

6.

試験方法  試験方法は,次のとおりとする。

(1)

純度  99.0%以上

(a)

操作  試料 0.5g(0.1mg のけたまではかる)→恒量にした磁器るつぼ  (a g)  にとる→ふたをして徐々

に加熱→強熱→冷却“+熱水 10ml→よくかき混ぜる→上澄み液をろ紙(5 種 C)でろ過”

(洗液に塩

化物イオンの反応を認めなくなるまで繰り返す)→そのろ紙を元の磁器るつぼに入れる→徐々に加

熱→炭化→強熱→デシケーター中で放冷→質量をはかる  (b g)。

(b)

計算  純度は,次の式によって算出する。

100

2

491

.

2

)

(

×

×

=

S

a

b

A

ここに,

A

純度

 (%)

S

はかりとった試料の質量

 (g)

2.491 2

AW

Pt

FW

PtCl

K

6

2

(2)

希塩酸溶状

試料 0.1g+塩酸 5ml+水  (→20ml)……澄明。

(3)

乾燥減量 (105)

0.2%

以下

JIS K 0067

4.1.4(1)

(第 1 法  大気圧下で加熱乾燥する方法)による。試料 0.5g を用い,105℃で

2

時間乾燥し,減量 1mg 以下。

(4)

硝酸塩

試料側溶液

:試料 0.10g+水 10ml+インジゴカルミン溶液 0.10ml。

対照側溶液

:試料 0.10g+水 10ml。

操作

:試料側溶液,対照側溶液それぞれに,+硫酸 10ml(振り混ぜながら徐々に加え)→10 分間

放置する……試料側の色は,対照側の色より緑を帯びる(NO

3

:約 0.05%以下)

(5)

他の量金属(Pb として)

0.003%

以下

試料側溶液

:試料 0.5g→磁器るつぼにとる→徐々に加熱→放冷+塩酸 (2+1) 5ml→加熱→放冷+水

10ml

→よく振り混ぜる→ろ紙(5 種 C)でろ過→熱水 20ml で洗う→(ろ液+洗液)→水浴上で蒸発乾

固+塩酸 (2+1) 0.5ml+水  (→15ml)。

標準側溶液

:塩酸 (2+1) 5ml→水浴上で蒸発乾固+鉛標準液 (0.01mgPb/ml) 1.5ml+塩酸 (2+1)

0.5ml

+水  (→15ml)。

操作

JIS K 8001

5.24(1)

(硫化ナトリウム法)による。

7.

容器

  気密容器とする。


3

K 8163-1994

8.

表示

  容器には,次の事項を表示しなければならない。

(1)

名称  “ヘキサクロロ白金 (IV) 酸カリウム”及び“試薬”の文字

(2)

種類

(3)

化学式,式量

(4)

品質(純度)

(5)

内容量

(6)

製造番号

(7)

製造業者名又はその略号


4

K 8163-1994

原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

久保田  正  明

物質工学工業技術研究所計測化学部

細  川  幹  夫

通商産業省基礎産業局生物化学産業課

津  田      博

通商産業省機械情報産業局計量行政室

地  崎      修

工業技術院標準部繊維化学規格課

喜多川      忍

通商産業検査所化学部化学標準課

野々村      誠

都立工業技術センター無機化学部

加  山  英  男

財団法人日本規格協会

石  橋  無味男

厚生省国立衛生試験所

川  瀬      晃

社団法人日本分析化学会

柳  瀬  斉  彦

社団法人日本化学工業協会

藤  貫      正

社団法人日本分析化学会

並  木      昭

財団法人化学品検査協会

鶴  田  利  行

硫酸協会

中  村      靖

日本鉱業協会

大  槻      孝

社団法人日本鉄鋼協会

日  暮  喜八郎

第一化学薬品株式会社

北  田  佳  伸

和光純薬工業株式会社

高  野  虞美子

東京化成工業株式会社

中  村      穣

森田化学工業株式会社

山  岡      宏

片山化学工業株式会社

飯  岡  寛  一

柳島製薬株式会社

山  田  和  夫

関東化学株式会社

(事務局)

平  井  信  次

日本試薬連合会