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日本工業規格

JIS

 K

8153

-1995

ヘキサクロロ白金 (IV) 酸六水和物

(試薬)

Hydrogen hexachloroplatinate (IV) hexahydrate

H

2

PtCl

6

・6H

2

O

    FW : 517.90

1.

適用範囲  この規格は,試薬として用いるヘキサクロロ白金 (IV) 酸六水和物(

1

)

について規定する。

(

1

)

別名:塩化白金酸六水和物

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS K 8001

  試薬試験方法通則

2.

共通事項  この規格に共通する事項は,JIS K 8001 による。

3.

種類  特級

4.

性質  ヘキサクロロ白金 (IV) 酸六水和物は,次の性質を示す。

(1)

性状  ヘキサクロロ白金 (IV) 酸六水和物は,赤褐色の結晶又は結晶塊で,潮解性が強い。水に極め

て溶けやすく,エタノール及びジエチルエーテルにやや溶けやすい。水溶液は酸性である。

(2)

定性方法  6.(2)の A 液 1ml に塩化カリウム溶液 (100g/l) 0.5ml を加えると,黄色の沈殿が生じる。

5.

品質  品質は,6.によって試験し,表 に適合しなければならない。

表 1  品質

項目

規格値

純度 98.5%以上

水溶状

試験適合

エタノール溶状

試験適合

硝酸可溶分(強熱後) 0.2%以下 
硝酸塩

試験適合

硫酸塩

試験適合


2

K 8153-1995

6.

試験方法  試験方法は,次のとおりとする。

(1)

純度  98.5%以上

(a)

操作  試料 0.5g(0.1mg のけたまではかる)+水 10ml+塩化アンモニウム飽和溶液 10ml→ふたをし

て 18 時間放置→ろ紙(5 種 C)を用いてろ過→沈殿を塩化アンモニウム飽和溶液 20ml で洗う→恒

量にした磁器るつぼ  (a  g)  に沈殿をろ紙ごと入れる→乾燥→徐々に加熱→炭化→強熱→デシケータ

ー中で放冷→質量をはかる  (g)。

(b)

計算

100

8

654

.

2

)

(

×

×

S

a

b

A

ここに,

A

純度 (%)

S

はかりとった試料の質量 (g)

2.654 8

の原子量

の式量

Pt

O

・6H

PtCl

H

2

6

2

(2)

水溶状

試料 1.0g+水  (→10ml)  ……澄明(A 液)

定性方法,(5)及び(6)の試験に用いる]。

(3)

エタノール溶状

試料 0.5g+エタノール (95) (→5ml)  ……澄明[(4)の試験に用いる]

(4)

硝酸可溶分(強熱後)  0.2%以下

(3)

の溶液 5ml(試料量 0.5g)→磁器るつぼにとる→水浴上で蒸発乾固→徐々に加熱→強熱→冷却+

硝酸 (1+2) 5ml→水浴上で 15 分間加熱+水 10ml→ろ紙(5 種 C)を用いてろ過→恒量にした磁器るつ

ぼにろ液をとる→ろ紙を熱水 5ml で洗う→ろ液と洗液を合わせる→水浴上で蒸発乾固→強熱→デシケ

ーター中で放冷→質量をはかる……残分 1mg 以下。

(5)

硝酸塩

試料側溶液:(2)の A 液 0.5ml(試料 0.05g)+水  (→10ml)  +インジゴカルミン溶液 (1.8g/l) 0.10ml。

対照側溶液:(2)の A 液 0.5ml+水  (→10ml)。

操作:試料側溶液,対照側溶液それぞれに,+硫酸 10ml(振り混ぜながら徐々に加える)→10 分

間放置……試料側の色は対照側より青い(NO

3

:約 0.1%以下)

(6)

硫酸塩

(2)

の A 液 5ml(試料 0.5g)+水  (→10ml)  +塩化バリウム溶液 (100g/l) 2ml→30 分間放置……澄明

(SO

4

:約 0.005%以下)

7.

容器  気密容器とする。

8.

表示  容器には,次の事項を表示しなければならない。

(1)

名称  “ヘキサクロロ白金 (IV) 酸六水和物”及び“試薬”の文字

(2)

種類

(3)

化学式,式量

(4)

品質(純度)

(5)

内容量

(6)

製造番号


3

K 8153-1995

(7)

製造年月及びその略号

(8)

製造業者名又はその略号

原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

久保田  正  明

物質工学工業技術研究所計測化学部

地  崎      修

通商産業省基礎産業局生物化学産業課

津  田      博

通商産業省機械情報産業局計量行政室

倉      剛  進

工業技術院標準部繊維化学規格課

喜多川      忍

通商産業検査所化学部化学標準課

野々村      誠

都立工業技術センター無機化学部

加  山  英  男

財団法人日本規格協会

石  橋  無味雄

厚生省国立衛生試験所

川  瀬      晃

社団法人日本分析化学会

柳  瀬  斉  彦

社団法人日本化学工業協会

藤  貫      正

社団法人日本分析化学会

並  木      昭

財団法人化学品検査協会

鶴  田  利  行

硫酸協会

中  村      靖

日本鉱業協会

大  槻      孝

社団法人日本鉄鋼協会

日  暮  喜八郎

第一化学製薬株式会社

北  田  佳  伸

和光純薬工業株式会社

飯  岡  寛  一

柳島製薬株式会社

高  野  虞美子

東京化成工業株式会社

飛  田  和  彦

米山化学工業株式会社

山  岡      宏

片山化学工業株式会社

山  田  和  夫

関東化学株式会社

(事務局)

平  井  信  次

日本試薬連合会