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K 8150

:2006

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本試薬

協会(JRA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出

があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS K 8150:1994 は改正され,この規格に置き換えられる。

改正に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 6353-2:1983,Reagents for chemical

analysis

―Part 2:Specifications―First series を基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。

JIS K 8150

には,次に示す附属書がある。

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表


目次

ページ

序文 

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  一般事項

1

4.

  種類

1

5.

  性質

1

5.1

  性状

1

5.2

  定性方法 

1

6.

  品質

2

7.

  試験方法

2

7.1

  試験条件及び試験結果 

2

7.2

  純度 (NaCl)

2

7.3

  水溶状

2

7.4

  pH (50 g/l25  )

2

7.5

  臭化物

2

7.6

  よう化物 

2

7.7

  りん酸塩 (PO4)

2

7.8

  硫酸塩 (SO4) 

3

7.9

  窒素化合物(として) 

3

7.10

  カリウム (K) 

3

7.11

  銅 (Cu)

3

7.12

  マグネシウム (Mg) 

3

7.13

  カルシウム (Ca) 

3

7.14

  バリウム (Ba)

3

7.15

  鉛 (Pb) 

4

7.16

  鉄 (Fe)

4

7.17

  ヘキサシアノ鉄(Ⅱ)酸塩[Fe(CN)6] 

4

8.

  容器

4

9.

  表示

4

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

6


1

K 8150

:2006

日本工業規格

JIS

 K

8150

:2006

塩化ナトリウム(試薬)

Sodium chloride

NaCl

    FW:58.44

序文  この規格は,1983 年に第 1 版として発行された ISO 6353-2,Reagents for chemical analysis―Part

2:Specifications

―First series を翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変

更の一覧表をその説明を付けて,

附属書に示す。

1. 

適用範囲  この規格は,試薬として用いる塩化ナトリウムについて規定する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 6353-2:1983

,Reagents for chemical analysis―Part 2:Specifications―First series (MOD)

2. 

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS K 0113

  電位差・電流・電量・カールフィッシャー滴定方法通則

JIS K 8001

  試薬試験方法通則

JIS K 8802

  ヘキサシアノ鉄(Ⅱ)酸カリウム三水和物(試薬)

JIS K 8848

  ヘキサン(試薬)

JIS K 8979

  硫酸アンモニウム鉄(Ⅱ)六水和物(試薬)

JIS K 8982

  硫酸アンモニウム鉄(Ⅲ)

・12 水(試薬)

JIS K 9009

  りん酸二水素ナトリウム二水和物(試薬)

3. 

一般事項  試験方法の一般的な事項は,JIS K 8001 による。

4. 

種類  種類は,特級とする。

5. 

性質

5.1 

性状  塩化ナトリウムは,白い結晶又は結晶性粉末で,水に溶けやすく,エタノールに溶けにくい。

5.2 

定性方法  定性方法は,次による。

a) 

試料 1 g に水 200 ml を加えて溶かす(A 液)

。A 液 10 ml に硝酸 (1+2) 0.05 ml を加え,更に硝酸銀溶


2

K 8150

:2006

液  (20 g/l)1 ml を加えると白い沈殿が生じる。

b)  A

液を用いて JIS K 8001 の 5.29(炎色試験)(1)(アルカリ金属及びアルカリ土類金属試験法)による

と,黄色が現れる。

6. 

品質  品質は,7.によって試験したとき,表 に適合しなければならない。

  1  品質

項目

規格値

純度 (NaCl)  
水溶状

pH (50 g/l

,25  ℃)

臭化物 
よう化物 
りん酸塩 (PO

4

)

硫酸塩 (SO

4

)

窒素化合物(N として) 
カリウム (K)

銅(Cu) 
マグネシウム (Mg) 
カルシウム (Ca)

バリウム (Ba) 
鉛 (Pb) 
鉄 (Fe)

ヘキサシアノ鉄(Ⅱ)酸塩 [Fe(CN)

6

]

質量分率  %

質量分率 ppm

質量分率  % 
質量分率  % 
質量分率  %

質量分率 ppm 
質量分率  % 
質量分率  %

質量分率  % 
質量分率 ppm 
質量分率 ppm

質量分率 ppm

99.5

以上

試験適合

5.0

∼8.0

試験適合 
試験適合

5

以下

0.002

以下

0.001

以下

0.005

以下

2

以下

0.002

以下

0.002

以下

0.001

以下

2

以下

2

以下

1

以下

7. 

試験方法

7.1 

試験条件及び試験結果  JIS K 8001 の 3.7(試験操作など)(1)(試験の環境)による。湿度管理は必

要に応じ実施する。また,

表 で規定する各品質項目の試験は,次の各試験方法によって行い,得られる

計算値及び操作結果は,JIS K 8001 の 3.5(測定値)による。

7.2 

純度 (NaCl)  試料約 0.2 g を 0.1 mg のけたまではかり,水 50 ml を加えて溶かして,0.1 mol/l 硝酸

銀溶液を用い,JIS K 0113 の 5.(電位差滴定法)によって電位差滴定を行う。指示電極は銀電極,参照電

極は銀比較電極を用いる。この場合,0.1 mol/l 硝酸銀溶液 1 ml は,0.005 844 g NaCl に相当する。

7.3 

水溶状  JIS K 8001 の 5.2(溶状)による。この場合,試料 1 g をとり,濁りの程度の適合限度標準

は(a)(澄明)を用いる。

7.4 

pH (50 g/l

25  )  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料溶液  試料 5.0 g に二酸化炭素を含まない水を加えて溶かして 100 ml にする。

b) 

操作  JIS K 8001 の 5.5(pH)(2)による。

7.5 

臭化物  試料 1.0 g を共通すり合わせ試験管にとり,水 5 ml を加え溶かす。塩酸 (2+1) 3 滴及び JIS 

K 8848

に規定するヘキサン 1 ml を加え,p−トルエンスルホンクロロアミドナトリウム溶液 3 滴を振り混

ぜながら滴下する。このとき,ヘキサン層に黄∼黄赤が現れないこと(Br:約質量分率 0.01  %以下)

7.6 

よう化物  試料 2.0 g を共通すり合わせ試験管にとり,水 10 ml を加え溶かす。塩化鉄(Ⅲ)溶液 3

滴及び JIS K 8848 に規定するヘキサン 1 ml を加えて振り混ぜ,30 分間放置し,再び振り混ぜる。このと

き,ヘキサン層に赤紫∼紫が現れないこと(I:約質量分率 0.002  %以下)

7.7 

りん酸塩 (PO

4

)

  溶液の調製及び操作は,次による。


3

K 8150

:2006

a)

試料側溶液  試料 2.0 g に水を加えて溶かして 20 ml にする。

b) 

標準側溶液  りん酸標準液 (PO

4

:0.01 mg/ml) 1.0 ml に水を加えて 20 ml にする。

c) 

操作  JIS K 8001 の 5.13[りん酸塩 (PO

4

)

](1)(比色法)による。

7.8 

硫酸塩 (SO

4

)

  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  試料 2.0 g に塩酸 (2+1) 0.3 ml 及び水を加えて溶かして 25 ml にする。

b) 

標準側溶液  硫酸塩標準液 (SO

4

:0.01 mg/ml) 4.0 ml に塩酸(2+1)0.3 ml を加え,更に水を加えて 25

ml

にする。

c) 

操作  JIS K 8001 の 5.15 [硫酸塩 (SO

4

)] (1)

(比濁法)による。

7.9 

窒素化合物(として)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  試料 1.0 g に水を加えて溶かして 140 ml にする。

b) 

標準側溶液  窒素標準液(N:0.01 mg/ml)1.0 ml に水を加えて 140 ml にする。

c) 

操作  JIS K 8001 の 5.12[窒素化合物(N として)](4)(蒸留−インドフェノール青法)による。

7.10 

カリウム (K)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  試料 1.0 g に水を加えて溶かして 100 ml にする(X 液)。

b) 

標準側溶液  試料 1.0 g にカリウム標準液 (K:0.1 mg/ml) 0.50 ml 及び水を加えて溶かして 100 ml にす

る(Y 液)

c) 

操作  JIS K 8001 の 5.30(炎光光度法)による。

7.11 

 (Cu)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  試料 10 g に塩酸 (2+1) 1 ml 及び水を加えて溶かして 80 ml にする。

b) 

標準側溶液  試料 10 g に銅標準液 (Cu:0.01 mg/ml) 2.0 ml,鉛標準液 (Pb:0.01 mg/ml) 2.0 ml,鉄標

準液 (Fe:0.01 mg/ml) 2.0 ml,塩酸 (2+1) 1 ml 及び水を加えて溶かして 80 ml にする。

c) 

空試験用溶液  塩酸 (2+1) 1 ml に水を加えて 5 ml にする。

d) 

操作  JIS K 8001 の 5.31(原子吸光法)(2)(抽出液噴霧法)による(操作の途中で得られる X 液,Y

液及び Z 液は 7.15 及び 7.16 の試験にも用いる。

7.12 

マグネシウム (Mg)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  試料 1.0 g に塩酸 (2+1) 1 ml 及び水を加えて溶かして 100 ml にする(X 液)(X 液は,

7.13

の試験にも用いる。

b) 

標準側溶液  試料 1.0 g にマグネシウム標準液 (Mg:0.01 mg/ml) 2.0 ml,カルシウム標準液 (Ca:0.01

mg/ml) 2.0 ml

,塩酸 (2+1) 1 ml 及び水を加えて溶かして 100 ml にする(Y 液)

(Y 液は,7.13 の試験

にも用いる。

c) 

操作  JIS K 8001 の 5.31(原子吸光法)(1)(d)による。

7.13 

カルシウム (Ca)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  7.12 の X 液を用いる。

b) 

標準側溶液  7.12 の Y 液を用いる。

c) 

操作  JIS K 8001 の 5.31 (1)(d)による。

7.14 

バリウム (Ba)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  試料 8 g に水を加えて溶かして 40 ml にする(B 液)。B 液 20 ml(試料量 4 g)をとり,

水を加えて 25 ml にする。

b) 

標準側溶液  B 液 10 ml(試料量 2 g)にバリウム標準液 (Ba:0.01 mg/ml) 2.0 ml 及び水を加えて 25 ml

にする。


4

K 8150

:2006

c) 

操作  JIS K 8001 の 5.20[バリウム (Ba)](2)(クロム酸バリウム法)による。

7.15 

 (Pb)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  7.11 の X 液を用いる。

b) 

標準側溶液  7.11 の Y 液を用いる。

c) 

空試験用溶液  7.11 の Z 液を用いる。

d)

操作  JIS K 8001 の 5.31(原子吸光法)(2)(抽出液噴霧法)(d)③による。

7.16 

 (Fe)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  7.11 の X 液を用いる。

b) 

標準側溶液  7.11 の Y 液を用いる。

c) 

空試験用溶液  7.11 の Z 液を用いる。

d) 

操作  JIS K 8001 の 5.31 (2) (d)  ③による。

7.17 

ヘキサシアノ鉄(Ⅱ)酸塩[Fe(CN)

6

]  溶液の調製,操作及び判定は,次による。

a)

試料側溶液  試料 3.5 g をとり,少量の水を加えて溶かし,更に水を加えて 12 ml にする。硫酸(質量

分率 20  %)0.2 ml 及び鉄(Ⅱ)/鉄(Ⅲ)溶液(

1

) 0.2 ml

を加え,よく振り混ぜて 2 分間放置する。

b) 

標準側溶液  試料 1 g にヘキサシアノ鉄(Ⅱ)酸塩標準液 [Fe(CN)

6

:0.001 mg/ml](

2

) 2.5 ml

及び少量の

水を加えて溶かし,更に水を加えて 12 ml にする。硫酸(質量分率 20  %)0.2 ml 及び鉄(Ⅱ)/鉄(Ⅲ)

溶液(

1

) 0.2 ml

を加え,よく振り混ぜて 2 分間放置する。

c)

  操作  試料側溶液,標準側溶液それぞれにりん酸二水素ナトリウム溶液 1 ml (

3

)

を加え,30 分間放置す

る。

d)

判定  試料側の色は,標準側の青より濃くないこと。

(

1

)

鉄(Ⅱ)/鉄(Ⅲ)溶液の調製は,JIS K 8979 に規定する硫酸アンモニウム鉄(Ⅱ)六水和物

10 g

と JIS K 8982 に規定する硫酸アンモニウム鉄(Ⅲ)

・12 水 1 g とを水に溶かし,硫酸(質

量分率 20  %)5 ml 及び水を加えて 100 ml にする。

(

2

)

ヘキサシアノ鉄(Ⅱ)酸塩標準液の調製は,JIS K 8802 に規定するヘキサシアノ鉄(Ⅱ)酸カ

リウム三水和物 1.99 g に水を加えて 1 000 ml にする[Fe(CN)

6

:1 mg/ml]

。この 25 ml をとり,水を

加えて 250 ml にする。更にこの 10 ml をとり,水を加えて 1 000 ml にする。

(

3

)

りん酸二水素ナトリウム溶液の調製は,JIS K 9009 に規定するりん酸二水素ナトリウム二水和

物 20 g を水に溶かし,硫酸(質量分率 20  %)1 ml 及び水を加えて 100 ml にする。

8. 

容器  容器は,気密容器とする。

9. 

表示  容器には,次の事項を表示する。

a)

名称  “塩化ナトリウム”及び“試薬”の文字

b)

  種類

c)

  化学式及び式量

d)

  純度

e)

  内容量

f)

  製造番号

g)

  製造業者名又はその略号


5

K 8150

:2006

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS K 8150

:2006  塩化ナトリウム(試薬)

ISO 6353–2

:1983,化学分析用試薬−第 2 部:仕様−第 1 シリーズ

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項目

ごとの評価及びその内容

  表示箇所:本体 
  表示方法:点線の下線又は側線

項目 
番号

内容

(

Ⅱ )  国

際規格番

項目 
番号

内容

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ) JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

1.

適 用 範

試薬として用いる塩化ナ
トリウムについて規定。

1

化 学 分 析 用 試 薬
40

品目の仕様に

ついて規定。

MOD/

変更

JIS

は 1 品目 1 規格。

試薬の規格使用者が各規格を多く引
用しやすくするために 1 品目 1 規格と
している。 
  なお,対応国際規格は 20 年以上見
直しをされていなく市場の実態に合
わない。国際規格の改正提案を検討す
る。

2.

引 用 規

JIS K 0113 
JIS K 8001 
JIS K 8802 
JIS K 8848
 
JIS K 8979 
JIS K 8982 
JIS K 9009 

 1  ISO 6353–1 

MOD/

変更

ISO

規格 1 件を削除し,JIS

を追加・引用,基本的には
同等内容。

該当する対比項目を参照。

3.

一 般 事

JIS K 8001

による。

― MOD/追加

項目を追加。 
JIS K 8001

を引用。

編集上の差異であり,技術的な差異で
はない。

4.

種類

― MOD/追加

種類の項目を追加。

JIS

は種類として“特級”だけなので,

ISO

規格と技術的な差異はない。

5.

性質

― MOD/追加

塩 化 ナ ト リ ウ ム の 性 質 の
項を追加。

一般的な説明事項であり,技術的な差
異はない。

6.

品質

 R32.1 

 MOD/

変更

1)

品 質 に 差 異 の あ る 項
目:カリウム。

2)  ISO

規 格 の 重 金 属 を

JIS

は銅,鉛に変更。

3)

追加した項目:水溶状。

ISO

規格は,長期間内容の見直しが行

われず国際市場で ISO 規格品が用いら
れることはほとんどない。技術的差異
も軽微(

1

)(

2

)(

3

)

である。

6

K 8150


0000

6

K 8150


2006


6

K 8150

:2006

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の項目

ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線又は側線

項目 
番号

内容

(

Ⅱ )  国

際規格番

項目 
番号

内容

項目ごとの評

技術的差異の内容

(

Ⅴ) JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

 R

32.2

試験溶液の調製。

JIS

は試験方法の該当項

目で個別に規定。

編集上の差異であり,技術的な差異ではな
い。

7.

試 験 方

法 
7.1

試験条

件 及 び 試
験結果

R32.3

MOD/

追加

一般的な試験条件及び試験結果に関
する事項であり,技術的な差異はな
い。

7.2

純 度

(NaCl)

電位差滴定法

R32.3.1

電位差適定法 
ただし,硝酸を添
加。

MOD/

変更

1)  ISO

規格は硝酸を

添加。

2)  JIS K 0113

の 5.を

引用。

技術的な差異は軽微であり,対策は考
慮しない。

7.3

水溶状

MOD/

追加

項目を追加。 

JIS

として必要。ISO 規格の見直し時

に,改正提案の検討を行う予定。

7.4 pH 
(50g/l

25

℃)

溶液濃度は g/l で規定。

R32.3.2

溶 液 濃 度 は 質 量
分率%で規定。

MOD/

変更

1)  ISO

規格は溶液濃

度を質量分率%で

規定,JIS は溶液濃
度を g/l で規定。

2)  JIS K 8001

の 5.5 を

引用。

JIS

は操作性から溶液濃度を g/l で規

定。ISO 規格の見直し時に,改正提案
の検討を行う予定。

7.5

臭化物

抽出溶剤にヘキサンを使
用。

 R32.3.4

酸 化 剤 に ク ロ ム
酸溶液,抽出溶剤
に 四 塩 化 炭 素 を
使用。

MOD/

変更

ISO

規格は酸化剤にク

ロム酸溶液,抽出溶剤
に四塩化炭素を使用。
JIS

は抽出溶剤にヘキ

サンを使用。

ISO

規格の酸化剤にクロム酸溶液,抽

出溶剤に四塩化炭素の使用は,環境・
安全上,変更が必要。ISO 規格の見直
し時に,改正提案の検討を行う予定。

7.6

よう化

抽出溶剤にヘキサンを使
用。

 R32.3.3

抽 出 溶 剤 に 四 塩
化炭素を使用。

MOD/

変更

ISO

規格は,抽出溶剤

に四塩化炭素を使用。
JIS

は抽出溶剤にヘキ

サンを使用。

ISO

規格は抽出溶剤に四塩化炭素の使

用は,環境・安全上,変更が必要。ISO
規格の見直し時に,改正提案の検討を
行う予定。

 
 

7

K 8150


2006

7

K 8150


0000


7

K 8150

:2006

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の

項目ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線又は側線

項目 
番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目 
番号

内容

項目ごと

の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ) JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

7.7

りん酸

塩 (PO

4

)

比濁法

R32.3.6 

比濁法 MOD/変更  1)  試料量濃度など。

2)  JIS K 8001

の 5.13

を引用。

7.8

硫酸塩

(SO

4

)

比濁法

R32.3.7 

種晶添加比濁法 MOD/変更  1)  ISO 規格は種晶添

加比濁法,JIS は比
濁法。

2)  JIS K 8001

の 5.15

を引用。

JIS

は,定期的に見直しを行っている

が,ISO 規格は,長年見直しが行われ
ていないことから実績のある従来の
JIS

法を踏襲。技術的な差異は軽微で

あり,対策は考慮しない。

7.9

窒素化

合物(N と

して)

蒸留―インドフェノール

R32.3.8 

蒸留―ネスラー法 MOD/変更  1)  ISO 規格は蒸留―

ネスラー法,JIS 

蒸 留 ― イン ド フ ェ
ノール青法。JIS 
有 害 性 の少 な い 試

薬に変更。

2)  JIS K 8001

の 5.12

を引用。

ISO

規格のネスラー法は環境・安全

上,変更が必要。ISO 規格の見直し時
に,改正提案の検討を行う予定。

7.10

カリ

ウム (K)

炎光光度法

R32.3.13 

炎光光度法 MOD/変更  1)  試料量など。

2)  JIS K 8001

の 5.30

を引用。

JIS

は,定期的に見直しを行っている

が,ISO 規格は,長年見直しが行われ
ていないことから実績のある従来の
JIS

法を踏襲。技術的な差異は軽微で

あり,対策は考慮しない。

7.11

(Cu)

原子吸光法

R32.3.9

重金属(Pb として)
比濁法

MOD/

変更

1)  ISO

規格の重金属

を JIS は鉛,銅を対

象にして試験。

2)  JIS K 8001

の 5.31

を引用。

使用者に,より具体的な情報を提供す
るために JIS として必要。ISO 規格の
見直し時に,改正提案の検討を行う予
定。

 

8

K 8150


0000

8

K 8150


2006


8

K 8150

:2006

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の

項目ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線又は側線

項目 
番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目 
番号

内容

項目ごと

の評価

内容

(

Ⅴ) JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

7.12

マ グ

ネ シ ウ ム
(Mg)

原子吸光法

R32.3.12

原子吸光法 MOD/変更  1)  試料量など。

2)  JIS K 8001

の 5.31

を引用。

JIS

は,定期的に見直しを行っている

が,ISO 規格は,長年見直しが行われ
ていないことから実績のある従来の
JIS

法を踏襲。技術的な差異は軽微で

あり,対策は考慮しない。

7.13

カ ル

シウム 
 (Ca)

原子吸光法

R32.3.12

原子吸光法 MOD/変更  1)  試料量など。

2)  JIS K 8001

の 5.31

を引用。

7.14

バ リ

ウム (Ba)

クロム酸バリウム法

R32.3.11

硫酸バリウム法 MOD/変更  1)  ISO 規格は硫酸バ

リウム法,JIS はク
ロム酸バリウム法。

2)  JIS K 8001

の 5.20

を引用。

実績のある従来の JIS の方法を踏襲。
ISO

規格の見直し時に,改正提案の検

討を行う予定。

7.15

(Pb)

原子吸光法

 

R32.3.9

重金属(Pb として)
比濁法

MOD/

変更  1)  ISO 規格の重金属

を JIS は鉛,銅を対
象にして試験。

2)  ISO

規格は比濁法。

JIS

は原子吸光法。

3)  JIS K 8001

の 5.31

を引用。

使用者に,より具体的な情報を提供す
るために JIS として必要。ISO 規格の
見直し時に,改正提案の検討を行う予
定。

7.16

 (Fe)

原子吸光法

 

R32.3.10 1

,10-フェナントロリ

ン法

MOD/

変更  1)  ISO 規格は 1,10-

フ ェ ナ ント ロ リ ン
法,JIS は原子吸光

法。

2)  JIS K 8001

の 5.31

を引用。

国際的にも広く普及している方法に
変更。ISO 規格の見直し時に,改正提
案の検討を行う予定。

7.17

ヘキサ

シ ア ノ 鉄
(

Ⅱ ) 酸 塩

[Fe(CN)

6

R32.3.5

IDT

9

K 8150


2006

9

K 8150


0000


9

K 8150

:2006

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の

項目ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線又は側線

項目 
番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目 
番号

内容

項目ごと

の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ) JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

8.

容器

MOD/

追加  項目を追加。

規格適合性を評価する関係で必要な
項目を追加。

9.

表示

MOD/

追加  項目を追加。

(

1

理由:軽微な技術的差異。6.品質の(Ⅳ)欄の 1)∼3)は,いずれも一般用途の試薬としては軽微な技術的差異であり,この差が取引上の障害になる可能性はほと

んどない。ISO 規格,JIS とも品質項目の設定・品質水準の設定は,市場での長い使用実績・経験を踏まえたものである。ISO 規格と JIS との質量分率 ppm∼質
量分率 ppt レベルの不純物のごくわずかの差異は,経験上,一般用途の試薬としては実用上差し支えないものと考えられる。 
  なお,不純物のごくわずかの差異がどのような影響を及ぼすか,あらゆる用途を想定して検証することは現実的ではない。Ⅳ)の 1)∼3)の品質項目及び品質水

準が不満足な場合は,通常,JIS 試薬,ISO 規格試薬とも対応できない。この場合,対応策としては,目的にあった高純度試薬など特殊用途の試薬を使用するこ
とになる。

(

2

) ISO

試薬規格の状況:ISO 規格の試薬は,規格の維持管理が行われていない(規格制定後約 20 年経過)

。このため,ISO 規格の内容が現在の市場の要求にこたえ

ているかどうかの検討が行われていない(JIS との差)

。また,ISO 規格の試薬は,我が国だけではなく,国際市場でも商取引がほとんどなく国際規格としての

存在意義が乏しい。

(

3

今後の対策:(

1

)

及び(

2

)

の理由から,当面,対策を考慮しない。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  IDT………………  技術的差異がない。 
    ―  MOD/追加………  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    ―  MOD/変更………  国際規格の規定内容を変更している。

2.

  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  MOD……………  国際規格を修正している。

10

K 8150


0000

10

K 8150


2006


10

K 8150

:2006


11

K 8150

:2006


12

K 8150

:2006


13

K 8150

:2006


14

K 8150

:2006


15

K 8150

:2006


16

K 8150

:2006