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K 8085

:2006

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本試薬

協会(JRA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出

があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS K 8085:1995 は改正され,この規格に置き換えられる。

改正に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 6353-2:1983,Reagents for chemical

analysis

―Part 2:Specifications―First series を基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。

JIS K 8085

には,次に示す附属書がある。

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表


K 8085

:2006

目  次

ページ

序文 

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  一般事項

1

4.

  種類

1

5.

  性質

1

5.1

  性状

1

5.2

  定性方法 

1

6.

  品質

2

7.

  試験方法

2

7.1

  試験条件及び試験結果 

2

7.2

  濃度(NH

3

2

7.3

  蒸発残分 

3

7.4

  炭酸塩(CO

3

3

7.5

  塩化物(Cl) 

3

7.6

  りん酸塩(PO

4

3

7.7

  けい酸塩(SiO

2

として)

3

7.8

  硫酸塩(SO

4

) 

3

7.9

  硫化物(S

3

7.10

  ナトリウム(Na

3

7.11

  カリウム(K) 

4

7.12

  銅(Cu) 

4

7.13

  マグネシウム(Mg

4

7.14

  カルシウム(Ca

4

7.15

  亜鉛(Zn) 

4

7.16

  鉛(Pb

4

7.17

  鉄(Fe) 

4

7.18

  ニッケル(Ni

5

7.19

  過マンガン酸還元性物質(として)

5

8.

  容器

5

9.

  貯蔵方法

5

10.

  表示

5

11.

  取扱い上の注意事項

5

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

6


日本工業規格

JIS

 K

8085

:2006

アンモニア水(試薬)

Ammonia solution

NH

3

FW

:17.03

序文  この規格は,1983 年に第 1 版として発行された ISO 6353-2,Reagents for chemical analysis―Part 2:

Specifications

―First series を翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変

更の一覧表をその説明を付けて,

附属書に示す。

1. 

適用範囲  この規格は,試薬として用いるアンモニア水について規定する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 6353-2:1983

,Reagents for chemical analysis―Part 2: Specifications―First series(MOD)

2. 

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS K 0067

  化学製品の減量及び残分試験方法

JIS K 8001

  試薬試験方法通則

3. 

一般事項  試験方法の一般的な事項は,JIS K 8001 による。

4. 

種類  種類は,特級とする。

5. 

性質

5.1 

性状  アンモニア水は,無色の揮発性の液体で,強い刺激臭がある。密度は,質量分率 28  %では約

0.90 g/ml

,質量分率 25  %  では約 0.91 g/ml である。

5.2 

定性方法  定性方法は,次による。

a)

試料 5 ml に塩酸で潤したガラス棒を近づけると白煙が生じる。

b)

試料 5 ml に硫酸銅(Ⅱ)溶液(100 g/l)0.2 ml を加えると濃い青が現れる。


2

K 8085

:2006

6. 

品質  品質は,7.  によって試験したとき,表 に適合しなければならない。

表 1  品質

項目

規格値

濃度(NH

3

質量分率 28  %の場合

質量分率 25  %の場合

蒸発残分 
炭酸塩(CO

3

塩化物(Cl)

りん酸塩(PO

4

けい酸塩(SiO

2

として)

硫酸塩(SO

4

硫化物(S) 
ナトリウム(Na) 
カリウム(K)

銅(Cu) 
マグネシウム(Mg) 
カルシウム(Ca)

亜鉛(Zn) 
鉛(Pb) 
鉄(Fe)

ニッケル(Ni) 
過 マ ン ガ ン 酸 還 元 性 物 質
(O として)

質量分率  % 
質量分率  %

質量分率  % 
質量分率  % 
質量分率 ppm

質量分率 ppm 
質量分率  %   
質量分率 ppm

質量分率 ppm 
質量分率 ppm 
質量分率 ppm

質量分率 ppm 
質量分率 ppm 
質量分率 ppm

質量分率 ppm 
質量分率 ppm 
質量分率 ppm

質量分率 ppm

質量分率 ppm

28.0

∼30.0

25.0

∼27.9

0.002

以下

0.002

以下

0.3

以下

0.5

以下

0.001

以下

2

以下

0.2

以下

1

以下

1

以下

0.1

以下

1

以下

1

以下

0.1

以下

0.1

以下

0.2

以下

0.1

以下

8

以下

7. 

試験方法

7.1 

試験条件及び試験結果  JIS K 8001 の 3.7(試験操作など)(1)(試験の環境)による。湿度管理は

必要に応じ実施する。また,

表 で定める各品質項目の試験は,次の各試験方法によって行い,得られる

計算値及び操作結果は,JIS K 8001 の 3.5(測定値)による。

7.2 

濃度(NH3)    操作及び計算は,次による。

a)

操作  0.5 mol/l 硫酸 25 ml をはかり瓶 50 ml に正確にとり,0.1 mg のけたまで質量をはかる。これに,

あらかじめ約 15  ℃に冷却した試料 1 g を加え,再び 0.1 mg のけたまで質量をはかる。水でビーカー

300 ml

に洗い移し,これにメチルレッド−メチレンブルー溶液 0.1 ml を加え,1 mol/l 水酸化ナトリウ

ム溶液で逆滴定する。終点は,液の色が赤紫から緑に変わる点とする。

  別に,同一条件で空試験を行う。

b) 

計算

100

)

(

031

017

0

1

2

1

0

×

×

×

=

m

m

f

V

V

 

.

A

ここに,

A

濃度(NH

3

)

(質量分率%)

m

2

試料を加えて再びはかったときの質量(g)

m

1

0.5 mol/l

硫酸 25 ml を入れたはかり瓶の質量(g)

V

0

空試験の 1 mol/l 水酸化ナトリウムの滴定量(ml)

V

1

0.5 mol/l

硫酸 25 ml に試料を加えたときの 1 mol/l 水酸化ナ

トリウム溶液の滴定量(ml)

f

1 mol/l

水酸化ナトリウムのファクター

0.017 031

: 0.5 mol/l 硫酸 1 ml の NH

3

相当量(g)


3

K 8085

:2006

7.3 

蒸発残分  JIS K 0067 の 4.3.11

(第 1 法  水浴上で加熱蒸発する方法)による。この場合,試料 100

g

を用いる。

7.4 

炭酸塩(CO

3

)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  試料 10 g に二酸化炭素を含まない水を加えて 20 ml にする。

b) 

標準側溶液  試料 5 g に炭酸塩標準液(CO

3

:0.1 mg/ml)1.0 ml 及び二酸化炭素を含まない水を加えて

20 ml

にする。

c) 

操作  試料側溶液,標準側溶液それぞれに,塩化バリウム溶液(100 g/l)2 ml を加え,栓をして振り

混ぜた後 5 分間放置したとき,試料側の濁りは,標準側の白濁より濃くないこと。

7.5 

塩化物(Cl)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  試料 50 g に炭酸ナトリウム溶液(100 g/l)0.5 ml を加えて,水浴上で蒸発乾固した後,

水を加えて 20 ml にする。

b) 

標準側溶液  塩化物標準液(Cl:0.01 mg/ml)1.5 ml に炭酸ナトリウム溶液(100 g/l)0.5 ml 及び水を

加えて 20 ml にする。

c) 

操作  JIS K 8001 の 5.7[塩化物(Cl)](1)(比濁法)による。

7.6 

りん酸塩(PO

4

)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  試料 40 g を水浴上で蒸発乾固した後,水を加えて 20 ml にする。

b) 

標準側溶液  りん酸塩標準液(PO

4

:0.01 mg/ml)2.0 ml に水を加えて 20 ml にする。

c) 

操作  JIS K 8001 の 5.13[りん酸塩(PO

4

)](1

(比色法

)による。

7.7 

けい酸塩(SiO

2

として)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  試料 2.0 g をポリエチレン製ビーカー100 ml にとり,これに塩酸(1+1)5 ml 及び水を

加えて 20 ml にする。

b) 

標準側溶液  塩酸(1+1)5 ml をポリエチレン製ビーカー100 ml にとり水浴上で蒸発乾固する。これ

にけい酸塩標準液(SiO

2

:0.01 mg/ml) 2.0 ml 及び水を加えて 20 ml にする。

c) 

操作  JIS K 8001 の 5.14[けい酸塩(SiO

2

として)](1

(比色法)による。

7.8 

硫酸塩(SO

4

)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  試料 20 g 及び炭酸ナトリウム溶液(100 g/l)0.5 ml を水浴上で蒸発乾固した後,塩酸(2

+1)0.3 ml 及び水を加えて 25 ml にする。

b) 

標準側溶液  硫酸塩標準液(SO

4

:0.01 mg/ml)4.0 ml に塩酸(2+1)0.3 ml,炭酸ナトリウム溶液(100

g/l

)0.5 ml 及び水を加えて 25 ml とする。

c) 

操作  JIS K 8001 の 5.15[硫酸塩(SO

4

)](1

(比濁法)による。

7.9 

硫化物(S)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  試料 25 g に水を加えて 30 ml にする。

b) 

標準側溶液  硫化物標準液(S:0.01 mg/ml)0.5 ml に水を加えて 30 ml にする。  

c) 

操作  JIS K 8001 の 5.17[硫化物(S)]による。

7.10 

ナトリウム(Na)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  試料 50 g を白金皿にとり,水浴上で約 10 ml になるまで濃縮した後,水を加えて 100 ml

とする(X 液)

(X 液は,7.11 の試験にも用いる。

b) 

標準側溶液  試料 50 g を白金皿にとり,水浴上で約 10 ml になるまで濃縮した後,ナトリウム標準液

(Na:0.01 mg/ml)5.0 ml,カリウム標準液(K:0.01mg/ml)5.0 ml 及び水を加えて 100 ml とする(Y

液)

(Y 液は,7.11 の試験にも用いる。


4

K 8085

:2006

c) 

操作  JIS K 8001 の 5.31(原子吸光法)(1)(直接噴霧法)(d)による。

7.11 

カリウム(K)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  7.10 の X 液を用いる。

b) 

標準側溶液  7.10 の Y 液を用いる。

c) 

操作  JIS K 8001 の 5.311)(d)による。

7.12 

銅(Cu)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  試料 100 g を水浴上で蒸発乾固した後,塩酸(2+1)5 ml 及び水を加えて 25 ml にする

(X 液)

(X 液は,7.157.167.17 及び 7.18 の試験にも用いる。

b) 

標準側溶液  試料 100 g を水浴上で蒸発乾固した後,塩酸(2+1)5 ml,銅標準液(Cu:0.01 mg/ml)

1.0 ml

,亜鉛標準液(Zn:0.01 mg/ml)1.0 ml,鉛標準液(Pb:0.01 mg/ml)1.0 ml,鉄標準液(Fe:0.01

mg/ml

) 2.0 ml,ニッケル標準液(Ni:0.01 mg/ml)1.0 ml 及び水を加えて 25 ml にする(Y 液)

(Y 液

は,7.157.167.17 及び 7.18 の試験にも用いる。

c) 

空試験溶液  塩酸(2+1)5 ml に水を加えて 25 ml にする(Z 液)(Z 液は,7.157.167.17 及び 7.18

の試験にも用いる。

d) 

操作  JIS K 8001 の 5.311)(d)による。

7.13 

マグネシウム(Mg)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  試料 20 g を白金皿にとり水浴上で約 5 ml まで濃縮した後,塩酸(2+1)5 ml 及び水を

加えて 50 ml にする(X 液)

(X 液は,7.14 の試験にも用いる。

b) 

標準側溶液  試料 20 g を白金皿にとり,水浴上で約 5 ml まで濃縮した後,塩酸(2+1)5 ml,マグネ

シウム標準液(Mg:0.01 mg/ml)2.0 ml,カルシウム標準液(Ca:0.01 mg/ml)2.0 ml 及び水を加えて

50 ml

にする(Y 液)

(Y 液は,7.14 の試験にも用いる。

c) 

空試験溶液  塩酸(2+1)5 ml に水を加えて 50 ml にする(Z 液)(Z 液は,7.14 の試験にも用いる)。

d) 

操作  JIS K 8001 の 5.311)(d)による。

7.14 

カルシウム(Ca)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  7.13 の X 液を用いる。

b) 

標準側溶液  7.13 の Y 液を用いる。

c)

空試験溶液  7.13 の Z 液を用いる。

d) 

操作  JIS K 8001 の 5.311)(d)による。

7.15 

亜鉛(Zn)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  7.12 の X 液を用いる。

b) 

標準側溶液  7.12 の Y 液を用いる。

c)

空試験溶液  7.12 の Z 液を用いる。

d) 

操作  JIS K 8001 の 5.311)(d)による。

7.16 

鉛(Pb)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  7.12 の X 液を用いる。

b) 

標準側溶液  7.12 の Y 液を用いる。

c)

空試験溶液  7.12 の Z 液を用いる。

d) 

操作  JIS K 8001 の 5.311)(d)による。

7.17 

鉄(Fe)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  7.12 の X 液を用いる。


5

K 8085

:2006

b) 

標準側溶液  7.12 の Y 液を用いる。

c)

空試験溶液  7.12 の Z 液を用いる。

d) 

操作  JIS K 8001 の 5.31(1)(d)による。

7.18 

ニッケル(Ni)  溶液の調製及び操作は,次による。

a) 

試料側溶液  7.12 の X 液を用いる。

b) 

標準側溶液  7.12 の Y 液を用いる。

c)

空試験溶液  7.12 の Z 液を用いる。

d) 

操作  JIS K 8001 の 5.311)(d)による。

7.19 

過マンガン酸還元性物質(として)  水 10 ml に硫酸(1+5)50 ml を加えて,沸騰するまで加熱

した後,0.02 mol/l 過マンガン酸カリウム溶液を 30 秒間わずかに微紅色を保つまで加え,直ちに冷却する。

これに試料 10 g 及び 0.02 mol/l 過マンガン酸カリウム溶液 0.10 ml を加え 5 分間煮沸したとき,液の色は紅

色を保つこと。

8. 

容器  容器は,気密容器とする。

9. 

貯蔵方法  直射日光を避けて,なるべく冷所に保存する。

10. 

表示  容器には,次の事項を表示する。

a) 

名称“アンモニア水”及び“試薬”の文字

b)

種類

c) 

化学式及び式量

d) 

濃度

e) 

内容量

f) 

製造番号

g)

製造年月又はその略号

h) 

製造業者名又はその略号

11. 

取扱い上の注意事項  アンモニア水は劇物なので,粘膜刺激,角膜かいよう(潰瘍)などの危険性が

あるので,粘膜及び皮膚に付着しないようにする。


6

K 8085

:2006

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS K 8085

:2006  アンモニア水(試薬)

ISO 6353-2:1983

  化学分析用試薬―第 2 部:仕様−第 1 シリーズ

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異

の項目ごとの評価及びその内容

  表示箇所:本体 
  表示方法:点線の下線又は側線

項目 
番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目 
番号

内容

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

1.

適用範囲

試薬として用いるアン
モ ニ ア 水 に つ い て 規
定。

1

化学分析用試薬 40 品
目 の 仕 様 に つ い て 規
定。

MOD/

変更

JIS

は 1 品目 1 規格。  試薬の規格使用者が各規格を多く引用

しやすくするために 1 品目 1 規格とし
ている。

  なお,対応国際規格は 20 年以上見直
しをされていなく市場の実態に合わな
い。国際規格の改正提案を検討する。

2.

引用規格

JIS K 0067

JIS K 8001

 1 ISO 6353-1 

MOD/

変更

ISO

規格 1 件を削除

し,JIS を追加・引用,
基本的には同等内容。

該当する対比項目を参照。

3.

一般事項

JIS K 8001

による。

− MOD/追加

項目を追加。

JIS K 8001

を引用。

編集上の差異であり,技術的な差異で
はない。

4.

種類

− MOD/追加

種類の項目を追加。

JIS

は種類として“特級”だけなので,

ISO

規格と技術的な差異はない。

5.

性質

− MOD/追加

アンモニア水の性質
の項を追加。

一般的な説明事項であり,技術的な差
異はない。

6.

品質

R3.1

MOD/

変更

1)

品 質 に 差 異 の あ

る項目:濃度,炭
酸塩,塩化物,り
ん酸塩,ナトリウ

ム,鉛。

2)

追加した項目:亜
鉛,ニッケル。

ISO

規格は,長期間内容の見直しが行

われず国際市場で ISO 規格品が用いら
れることはほとんどない。また,技術
的差異(

1

)(

2

)(

3

)

も軽微である。

 

6

K 8085


2006

6

K 8085


2005


7

K 8085

:2006

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の

項目ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線又は側線

項目 
番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目 
番号

内容

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理

由及び今後の対策

R3.2.1

R3.2.2

R3.2.3

試験溶液の調製 
  試験溶液Ⅰ

  試験溶液Ⅱ 
混合指示薬の調製 

MOD/

変更

JIS

は,試験方法の該当

項目で個別に規定。

編集上の差異であり,技術的な差異
ではない。

7.

試験方法

7.1

試 験 条 件

及び試験結果

R3.3

  MOD/

追加

項目を追加。

一般的な試験条件及び試験結果に関
する事項であり,技術的な差異はな
い。 

7.2

濃度(NH

3

逆滴定法

R3.3.1

逆滴定法 MOD/変更

試料の量,指示薬の調製
法及び操作方法などを
変更。

JIS

はアンモニア水の性

質を考慮して,操作方法
を詳細に規定。

JIS

は,定期的に見直しを行っている

が,ISO 規格は,長年見直しが行わ
れていないことから実績のある従来

の JIS 法を踏襲。技術的な差異は軽
微であり,対策は考慮しない。

7.3

蒸発残分

水浴上加熱蒸発法

R3.3.12

水浴上加熱蒸発法 IDT

7.4

炭 酸 塩

(CO

3

比濁法

R3.3.2

比濁法 MOD/変更

試料量,試薬溶液などを

変更。 
炭酸バリウム生成試薬
に ISO は水酸化バリウ

ム,JIS は塩化バリウム
を使用。

7.5

塩化物

(Cl)

比濁法

R3.3.3

比濁法 MOD/変更

試料調製方法,標準液量
などを変更。

JIS K 8001

の 5.7 を引

用。

7.6

り ん 酸 塩

(PO

4

比色法

R3.3.4

抽出比色法 MOD/変更

1)

試料量などを変更。

JIS K 8001

の 5.13

を引用

JIS

は,定期的に見直しを行っている

が,ISO 規格は,長年見直しが行わ
れていないことから実績のある従来
の JIS 法を踏襲。技術的な差異は軽

微であり,対策は考慮しない。

7

K 8085


2005

7

K 8085


2006


8

K 8085

:2006

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の

項目ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線又は側線

項目 
番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目 
番号

内容

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理

由及び今後の対策

7.7

け い 酸 塩

( SiO

2

と し

て)

比色法

R3.3.5

比色法 MOD/変更

1)

試料の量,試薬など
を変更。

2)  JIS K 8001

の 5.14

を引用。

7.8

硫 酸 塩

(SO

4

比濁法

R3.3.6

種晶添加比濁法 MOD/変更

1)

種 晶 添 加 比 濁 法 を
比濁法に変更。

2)  JIS K 8001

の 5.15

を引用。

7.9

硫化物(S)

比色法

R3.3.7

比色法 MOD/変更

1)

試料量,標準液量を
変更。

2)  JIS K 8001

の 5.17

を引用。

JIS

は,定期的に見直しを行っている

が,ISO 規格は,長年見直しが行わ

れていないことから実績のある従来
の JIS 法を踏襲。技術的な差異は軽
微であり,対策は考慮しない。

7.10

ナトリウ

ム(Na)

原子吸光法  R3.3.10

炎光光度法 MOD/変更

7.11

カリウム

(K)

原子吸光法  R3.3.10

炎光光度法 MOD/変更

1)

炎 光 光 度 法 を 原 子
吸光法に変更。

2)  JIS K 8001

の 5.31

を引用。

国際的に広く普及している原子吸光
法に変更。

ISO

規格の見直し時に,改正提案の

検討を行う予定。

7.12

銅(Cu)

原子吸光法  R3.3.8

原子吸光法 MOD/変更

7.13

マグネシ

ウム(Mg)

原子吸光法  R3.3.8

原子吸光法 MOD/変更

7.14

カルシウ

ム(Ca)

原子吸光法  R3.3.8

原子吸光法 MOD/変更

1)

試料量,試薬量及び

試 料 調 製 方 法 な ど
を変更。

2)  JIS K 8001

の 5.31

を引用。

JIS

は,定期的に見直しを行っている

が,ISO 規格は,長年見直しが行わ
れていないことから実績のある従来
の JIS 法を踏襲。技術的な差異は軽

微であり,対策は考慮しない。

7.15

亜鉛(Zn)

原子吸光法

− MOD/追加

項目を追加。

JIS

として必要。

ISO

規格の見直し時に,改正提案の

検討を行う予定。 

 
 

8

K 8085


2006

8

K 8085


2005


9

K 8085

:2006

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の

項目ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線又は側線

項目 
番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目 
番号

内容

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理

由及び今後の対策

7.16

鉛(Pb)

原子吸光法  R3.3.8

原子吸光法 MOD/変更

1)

試料量,試薬量など
を変更。

2)  JIS K 8001

の 5.31

を引用。

JIS

は,定期的に見直しを行っている

が,ISO 規格は,長年見直しが行わ

れていないことから実績のある従来
の JIS 法を踏襲。技術的な差異は軽
微であり,対策は考慮しない。

7.17

鉄(Fe)

原子吸光法  R3.3.9

バ ソ フ ェ ナ ン ト ロ リ
ン法

MOD/

変更

1)

バ ソ フ ェ ナ ン ト ロ
リ ン 法 を 原 子 吸 光

法に変更。

2)  JIS K 8001

の 5.31

を引用。

国際的にも広く普及している方法に
変更。

ISO

規格の見直し時に,改正提案の

検討を行う予定。 

7.18

ニッケル

(Ni)

原子吸光法

− MOD/追加

項目を追加。

JIS

として必要。

ISO

規格の見直し時に,改正提案の

検討を行う予定。 

7.19

過マンガ

ン酸還元性物

質(O として)

直接法

R3.3.11

直接法 MOD/変更

試料量,試薬量及び温度
などを変更。

JIS

は,定期的に見直しを行っている

が,ISO 規格は,長年見直しが行わ

れていないことから実績のある従来
の JIS 法を踏襲。技術的な差異は軽
微であり,対策は考慮しない。 

8.

容器

− MOD/追加

項目を追加。

9.

貯蔵方法

− MOD/追加

項目を追加。

10.

表示

− MOD/追加

項目を追加。

11.

取扱い上の

注意事項

 

− MOD/追加

項目を追加。

規格適合性を評価する関係で必要な
項目を追加。

9

K 8085


2005

9

K 8085


2006


10

K 8085

:2006

(

1

)

理由:軽微な技術的差異。6.品質の(Ⅳ)欄の 1)∼2)は,いずれも一般用途の試薬としては軽微な技術的差異であり,この差が取引上の障害になる可能性はほと
んどない。ISO 規格,JIS とも品質項目の設定・品質水準の設定は,市場での長い使用実績・経験を踏まえたものである。ISO 規格と JIS との質量分率 ppm∼質
量分率 ppt レベルの不純物のごくわずかの差異は,経験上,一般用途の試薬としては実用上差し支えないものと考えられる。

なお,不純物のごくわずかの差異がどのような影響を及ぼすか,あらゆる用途を想定して検証することは現実的ではない。  (Ⅳ)の 1)∼2)の品質項目及び品質水

準が不満足な場合は,通常,JIS 試薬,ISO 規格試薬とも対応できない。この場合,対応策としては,目的にあった高純度試薬など特殊用途の試薬を使用するこ
とになる。

(

2

) ISO

試薬規格の状況:ISO 規格の試薬は,規格の維持管理が行われていない(規格制定後約 20 年経過)

。このため,ISO 規格の内容が現在の市場の要求にこたえ

ているかどうかの検討が行われていない(JIS との差)

。また,ISO 規格の試薬は,我が国だけではなく,国際市場でも商取引がほとんどなく国際規格としての

存在意義が乏しい。

(

3

今後の対策:(

1

)

及び(

2

)

の理由から,当面,対策を考慮しない。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  IDT………………  技術的差異がない。

    ―  MOD/追加………  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    ―  MOD/変更………  国際規格の規定内容を変更している。

2.

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  MOD……………  国際規格を修正している。

10

K 8085


2006

10

K 8085


2005