>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

日本工業規格

JIS

 K

8069

-1994

アルミニウム(試薬)

Aluminium

Al

AW : 26.981 539

1.

適用範囲  この規格は,試薬として用いるアルミニウムについて規定する。

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS K 8001

  試薬試験方法通則

2.

共通事項  この規格に共通する事項は,JIS K 8001 による。

3.

種類  特級

4.

性質  アルミニウムは,次の性質を示す。

(1)

性状  アルミニウムは,銀白の光沢がある金属で,削ったもの,粒状,板状,線状又は薄板状で,

強熱すると白光を放って燃焼する。塩酸及び水酸化アルカリ溶液に水素を発生しながら溶ける。

(2)

定性方法  試料 0.5g に塩酸 (2+1) 20ml を加え加熱して溶かし,水で 20ml とする。その 2ml に水

8ml

とアルミノン溶液 1ml を加え加熱すると,紅色が現れる。

5.

品質  品質は,6.によって試験し,表 に適合しなければならない。

表 1  品質

項目

規格値

塩酸不溶分 0.05%以下

窒素化合物(N として) 0.001%以下 
銅 (Cu)

0.01%

以下

けい素 (Si)

0.03%

以下

鉄 (Fe)

0.02%

以下

6.

試験方法  試験方法は,次のとおりとする。

(1)

塩酸不溶分  0.05%以下

試料 5.0g+塩酸 (1+1) 200ml→加熱して溶かす→JIS K 8001 の 5.3

(不溶分)

(3)

による……残分 2.5mg

以下。

(2)

窒素化合物(として)  0.001%以下

試料側溶液:試料 1.5g→蒸留フラスコ 500ml にとる+水  (→140ml)。

標準側溶液:試料 0.5g→蒸留フラスコ 500ml にとる+窒素標準液 (0.01mgN/ml) 1.0ml+水  (→140 ml)。


2

K 8069-1994

空試験溶液:水 140ml→蒸留フラスコ 500ml にとる。

操作:JIS K 8001 の 5.12(4)(蒸留−インドフェノール青法)(e)による。ただし,水酸化ナトリウム溶

液 (300g/l)  は 30ml とする。

また,蒸留装置に連結後,弱く加熱してアルミニウムを溶かした後に蒸留する。

(3)

 (Cu)   0.01 %以下

試料側溶液:試料 2.0g+塩酸 (1+1) 80ml→加熱して溶かす→冷却+水  (→100ml)  (A 液)。

A

液 25ml(試料量 0.5g)+水  (→100ml)  (X 液)

標準側溶液:A 液 25ml+銅標準液 (0.01mgCu/ml) 5.0ml+鉄標準液 (0.01mgFe/ml) 10ml+水  (→100ml)

(Y 液)

空試験溶液:塩酸 (1+1) 20ml+水  (→100ml)  (Z 液)。

[X 液,Y 液及び Z 液は(5)の試験にも用いる。

操作:JIS K 8001 の 5.31(原子吸光法)(1)(直接噴霧法)(d)による。測定波長 324.7nm。

(4)

けい素  (Si)    0.03%以下

試料側溶液:試料 0.5g+水 10ml+水酸化ナトリウム溶液 (300g/l) 10ml→ポリエチレンビーカー200ml

に入れる→水浴上で加熱して溶かす→冷却+水  (→100ml)  (B 液)

B

液 20ml(試料量 0.1g)→ポリエチレンビーカー200ml に入れる+水  (→70ml)。

標準側溶液:けい素標準液 (0.01mgSi/ml) 3.0ml→ポリエチレンビーカー200ml に入れる+水  (→70ml)。

操作:JIS K 8001 の 5.14[けい酸塩(SiO

2

として)

(2)(抽出比色法)による。

(5)

 (Fe)  0.02%以下

試料側溶液:(3)の X 液。

標準側溶液:(3)の Y 液。

空試験溶液:(3)の Z 液。

操作:JIS K 8001 の 5.31(1)(d)による。測定波長 248.3nm。

7.

容器  気密容器とする。

8.

表示  容器には,次の事項を表示しなければならない。

(1)

名称  “アルミニウム”及び“試薬”の文字

(2)

種類

(3)

元素記号,原子量

(4)

内容量

(5)

製造番号

(6)

製造業者名又はその略号


3

K 8069-1994

原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

久保田  正  明

物質工学工業技術研究所計測化学部

細  川  幹  夫

通商産業省基礎産業局生物化学産業課

津  田      博

通商産業省機械情報産業局計量行政室

地  崎      修

工業技術院標準部繊維化学規格課

喜多川      忍

通商産業検査所化学部化学標準課

野々村      誠

都立工業技術センター無機化学部

加  山  英  男

財団法人日本規格協会

石  橋  無味男

厚生省国立衛生試験所

川  瀬      晃

社団法人日本分析化学会

柳  瀬  斉  彦

社団法人日本化学工業協会

藤  貫      正

社団法人日本分析化学会

並  木      昭

財団法人化学品検査協会

鶴  田  利  行

硫酸協会

中  村      靖

日本鉱業協会

大  槻      孝

社団法人日本鉄鋼協会

日  暮  喜八郎

第一化学薬品株式会社

北  田  佳  伸

和光純薬工業株式会社

高  野  虞美子

東京化成工業株式会社

中  村      穣

森田化学工業株式会社

山  岡      宏

片山化学工業株式会社

飯  岡  寛  一

柳島製薬株式会社

山  田  和  夫

関東化学株式会社

(事務局)

平  井  信  次

日本試薬連合会