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K 7139

:2009

(1)

目  次

ページ

序文

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  試験片の作製

2

3.1

  一般

2

3.2

  試験片の射出成形

3

3.3

  試験片の圧縮成形

3

3.4

  機械加工による試験片の作製

3

4

  試験片のタイプ及び寸法

3

4.1

  試験片のタイプ

3

4.2

  ダンベル形引張試験片(タイプ A

5

4.3

  短冊形試験片(タイプ B

6

4.4

  小形引張試験片(タイプ C

7

4.5

  小形角板(タイプ D

8

5

  試験片作製報告書

8

附属書 A(参考)試験片タイプと試験方法規格との対比リスト

9

附属書 B(規定)試験片タイプを示す記号の説明

10

附属書 JA(参考)試験片タイプ表示対比

13

参考文献

14

附属書 JB(参考)JIS と対応国際規格との対比表

16

  

 


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(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本プラスチック

工業連盟 (JPIF) 及び財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべ

きとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS K 7139 : 2007 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責

任はもたない。


日本工業規格

JIS

 K

7139

:2009

プラスチック−試験片

Plastics-Test specimens

序文

この規格は,2008 年に第 1 版として発行された ISO 20753 を基に,技術的内容を変更して作成した日本

工業規格である。

なお,この規格で点線の下線及び側線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

1

適用範囲

この規格は,プラスチック材料を成形することによって直接作製する試験片,及びシート又は成形品か

ら機械加工によって作製する試験片の形状,寸法及び表示方法について規定する。

この規格に規定しない試験片も,その使用を排除するものではない。

注記 1  この規格は,プラスチックの各材料規格で規定する性能を求めるために用いる多目的試験片

4.2.1 参照)及びよく用いる試験片についての表示方法,形状及び寸法をまとめたものであ

る。

注記 2  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 20753 : 2008

,Plastics−Test specimens (MOD)

なお,対応の程度を表す記号 “MOD” は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS K 7140-1

  プラスチック−比較可能なシングルポイントデータの取得及び提示−第 1 部:成形材

注記  対応国際規格:ISO 10350-1,Plastics−Acquisition and presentation of comparable single-point data

−Part 1 : Moulding materials (IDT)

JIS K 7140-2

  プラスチック−比較可能なシングルポイントデータの取得及び提示−第 2 部:長繊維

強化プラスチック

注記  対応国際規格:ISO 10350-2,Plastics−Acquisition and presentation of comparable single-point data

−Part 2 : Long-fibre-reinforced plastics (IDT)

JIS K 7141-1

  プラスチック−比較可能なマルチポイントデータの取得及び提示−第 1 部:機械的特

注記  対応国際規格:ISO 11403-1,Plastics−Acquisition and presentation of comparable multipoint data


2

K 7139

:2009

−Part 1 : Mechanical properties (IDT)

JIS K 7141-2

  プラスチック−比較可能なマルチポイントデータの取得及び提示−第 2 部:熱特性及

び加工特性

注記  対応国際規格:ISO 11403-2,Plastics−Acquisition and presentation of comparable multipoint data

−Part 2 : Thermal and processing properties (IDT)

JIS K 7141-3

  プラスチック−比較可能なマルチポイントデータの取得と提示−第 3 部:特性への環

境影響

注記  対応国際規格:ISO 11403-3,Plastics−Acquisition and presentation of comparable multipoint data

−Part 3 : Environmental influences on properties (IDT)

JIS K 7144

  プラスチック−機械加工による試験片の調製

注記  対応国際規格:ISO 2818,Plastics−Preparation of test specimens by machining (IDT)

JIS K 7151

  プラスチック−熱可塑性プラスチック材料の圧縮成形試験片

注記  対応国際規格:ISO 293,Plastics−Compression moulding of test specimens of thermoplastic

materials (IDT)

JIS K 7152-1

  プラスチック−熱可塑性プラスチック材料の射出成形試験片−第 1 部:通則並びに多

目的試験片及び短冊形試験片の成形

注記  対応国際規格:ISO 294-1,Plastics−Injection moulding of test specimens of thermoplastic materials

−Part 1 : General principles, and moulding of multipurpose and bar test specimens (IDT)

JIS K 7154-1

  プラスチック−熱硬化性樹脂成形材料の射出成形試験片−第 1 部:通則及び多目的試

験片の成形

注記  対応国際規格:ISO 10724-1,Plastics−Injection moulding of test specimens of thermosetting

powder moulding compounds (PMCs)−Part 1 : General principles and moulding of multipurpose test

specimens (IDT)

ISO 295

,Plastics−Compression moulding of test specimens of thermosetting materials

3

試験片の作製

3.1

一般

試験片は,該当する材料規格の規定によって作製する。規定がない場合は,JIS K 7151JIS K 7152-1

JIS K 7144

又は ISO 295 の規定によって材料から圧縮成形又は射出成形のどちらかで直接作製するか若し

くは圧縮成形,射出成形,押出成形,モノマーを型内で重合する,などで得るシートを,JIS K 7144 の規

定によって機械加工にて作製する。

すべての試験片の作製条件は,一連の試験片において,同一条件になるよう厳密に管理する。

試験片の全表面には,目に見えるひび割れ,引っかききず又は他の欠陥があってはならない。成形品に

存在するばり (flash) を完全に取り除く。その場合,成形品表面は,損傷を受けないように注意する。

射出成形による試験片の場合,金型のキャビティ側又は固定側の面が識別できるように印を付ける(JIS 

K 7152-1

又は JIS K 7154-1 を参照)

。圧縮成形及び機械加工による試験片の場合,成形方法に起因する非

対称性が分かるように印を付ける。

射出成形試験片の場合,

突き出しピンの圧こん及び抜きこう配によって表面又は裏面の識別ができるが,

圧縮成形及び機械加工による試験片では,そのような面の識別ができないため,試験片の肩部に印を付け

る。多目的試験片の中央部から得る短冊形試験片の場合は,曲げ試験の力が付加される中央部の 64 mm の


3

K 7139

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範囲外に印を付ける。また,試験片タイプと試験方法規格との対比リストを

附属書 に示す。

注記  厚さ方向の非対称性は,荷重たわみ温度を含む曲げ特性に影響を与える可能性があるため,こ

れらの印が必要となる。

3.2

試験片の射出成形

試験片の射出成形は,JIS K 7152-1 又は JIS K 7154-1 の規定によって行う。試験する材料に関する規格

がある場合は,その規定による条件下で行う。材料に関する規格がない場合は,材料製造者の推奨条件又

は受渡当事者間の協定による。

3.3

試験片の圧縮成形

試験片の圧縮成形は,JIS K 7151 又は ISO 295 の規定による。該当する材料規格に規定がある場合は,

そこで規定する条件下で行う。材料規格がない場合は,材料製造者の推奨条件又は受渡当事者間の協定に

よる。

3.4

機械加工による試験片の作製

3.4.1

機械加工による試験片の作製は,射出成形試験片,圧縮成形シート又は成形製品を用いて JIS K 

7144

の規定又は受渡当事者間の協定によって行う。

3.4.2

幅 10 mm の短冊形試験片は,多目的試験片であるタイプ A1,タイプ A2 又はタイプ A3 試験片の

平行部から切り出す。試験片の平行部の表面は,成形状態のままとする。

−  機械加工する断面の幅は,もとの試験片の中央部の幅より小さくなく,0.2 mm を超えない範囲で,大

きくてもよい。

−  機械加工を行うときは,試験片平行部の表面に損傷を与えないようにする。

タイプ A1 試験片から 80 mm より長い又はタイプ A2 試験片から 60 mm より長い短冊形試験片を作製す

る場合は,各試験片の幅広部(タブ部)を,中央の平行部の幅に機械加工する。

履歴の不明なシート又は板から試験片に機械加工する場合は,適切と思われる部分又は受渡当事者間の

協定によった部分から試験片を得る。この場合,試験片作製報告書にこれらの情報を記録する。

4

試験片のタイプ及び寸法

4.1

試験片のタイプ

JIS K 7140-1

JIS K 7140-2JIS K 7141-1JIS K 7141-2 又は JIS K 7141-3 に規定する他と比較できる

データを得るのに用いる試験片のタイプを

表 に示す。試験には,タイプ A1 試験片及びタイプ A1 試験片

の中央の平行部から得る短冊形試験片(タイプ B2 試験片)を用いることが望ましい。

附属書 に,試験片のタイプを表示する記号を規定する。また,附属書 JA にこの規格の表示方法によ

るものと他の規格での表示方法との対比を示した。

注記  用いる材料によっては,直接成形による寸法 80 mm×10 mm×4 mm(4.3 参照)の短冊形試験

片を用いる場合と多目的試験片の平行部から切り出した短冊形試験片を用いる場合との試験結

果が異なる場合がある。このことから,JIS K 7140-1 では,多目的試験片から切り出した試験

片を用いることを推奨している。


4

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表 1−他と比較できるデータを得るための試験片のタイプ

形状

詳細

タイプを示す
記号

記号の説明

ダ ン ベ ル 形 引 張
試験片

多目的試験片 
4.2.1 参照)

タイプ A1

射出成形による多目的試験片。

短冊形試験片

4.3

参照

タイプ B2

タイプ A1 試験片の平行部から切り出した短冊状試験片。

小形引張試験片

4.4

参照

タイプ CW13

射出成形による中央部に平行部のない厚さ 3 mm の試験片。

小形角板

4.5

参照

タイプ D12

射出成形による厚さ 2 mm の角板。

  表 にその他の試験片のタイプを要約する。

表 2−その他の試験片のタイプ

形状

詳細

タ イ プ を 示 す 記

記号の説明

タイプ A2

シート又は成形品から機械加工した多目的試験片。

多目的試験片 
4.2.1 参照)

タイプ A3

タイプ A2 と同じ寸法の試験片で,直接圧縮成形で作製
したもの又は圧縮成形板から打ち抜いたもの。

タイプ A12,A22

タイプ A1 又はタイプ A2 の縮尺 1:2 の試験片。

タイプ A13,A23

タイプ A1 又はタイプ A2 の縮尺 1:3 の試験片。

タイプ A14,A24

タイプ A1 又はタイプ A2 の全長以外を縮尺 1:4 とした

試験片。

タイプ A15,A25

タイプ A1 又はタイプ A2 の縮尺 1:5 の試験片。

ダンベル形引張
試験片

縮尺試験片 
4.2.2 参照)

タイプ A18,A28

タイプ A1 又はタイプ A2 の全長以外を縮尺 1:8 とした
試験片。

短冊形試験片

4.3

参照

タイプ B1 
タイプ B3

B1:射出成形した短冊試験片 
B3:種々の方法で作製するシートから機械加工する又
は圧縮成形した短冊形試験片。

タイプ CW21, 
タイプ CW22

タイプ D1 又はタイプ D2 の板から機械加工によって得
る中央部に平行部のない小形引張試験片。

小形引張試験片

4.4

参照

タイプ CP1z

タイプ CP2z

射出成形又は機械加工によって得る中央部に平行部の

ある厚さが z mm の試験片。

小形角板

4.5

参照

タイプ D1y,D2y

射出成形又は機械加工によって得る厚さが y mm の試験
片。


5

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4.2

ダンベル形引張試験片(タイプ A

4.2.1

多目的試験片(タイプ A1,タイプ A2 及びタイプ A3

多目的試験片の一般的形状を

図 に示す。表 に多目的試験片であるタイプ A1,タイプ A2 及びタイプ

A3 試験片の寸法及び許容差を示す。

図 1−多目的試験片の形状

表 3−タイプ A1,タイプ A2 及びタイプ A3 試験片の寸法

単位  mm

寸法

タイプ A1

(射出成形)

タイプ A2 及びタイプ A3

(機械加工及び圧縮成形)

l

3

全長

  a)

≧170

≧150

l

2

タブ部間距離

  b)

 109.3±3.2 108±1.6

l

1

平行部の長さ 80±2 60±0.5

r

肩部の半径 24±1 60±0.5

b

2

端部の幅

20±0.2

b

1

中央の平行部の幅

10±0.2

h

厚さ(標準)

    4±0.2

つかみ具間距離 115±1

a)

  全長は,JIS K 7152-1 及び JIS K 7154-1 に規定するタイプ A1 試験片の

170 mm が望ましい。

b)

l

1

rb

1

及び b

2

から求められる寸法値である。

4.2.2

縮尺試験片

縮尺試験片の一般的形状は,

図 による。縮尺試験片の表示は,タイプ Axy とし,各々の表示の内容は,

次による。

A  :試験片のタイプ

x

:作製方法  (射出成形の場合 1 又は機械加工の場合 2 とする。

y

:縮尺

表 に,縮尺試験片の寸法及び許容差を示す。


6

K 7139

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表 4−縮尺試験片の寸法

単位  mm

A12 A13 A14 A15 A18

試験片の表示

A22 A23 A24 A25 A28

縮尺 
( 最 下 段 の 説 明

を参照)

1:2

≈ 1:3

厚さ及び l

1

は除

1:4

l

3

は除く

1:5

厚さは除く

1:8

l

3

は除く

l

3

≧75

≧60

≧45

≧30

≧23.8

l

2

58±2 35±1 27.5±1 23±2 13.8±0.5

l

1

30.0±0.5

24±0.5 20.0±0.5 12.0±0.5 10.0±0.5

b

1

 5.0±0.5 3.5±0.2 2.5±0.1

2.0±0.2 1.25±0.05

b

2

10.0±0.5 7.2±0.2

5.0±0.2

4.0±0.2 2.5±0.1

r

≧30

≧8.8 6.3±0.2

≧12 3.2±0.2

h

≧2.0±0.1

1.00 又は

2.00±0.05

1.0±0.1

≧2.0±0.1 0.5±0.1

作製方法

機械加工

(又は射出成形)

板(タイプ D1 又
はタイプ D2)か
ら機械加工

(又は射出成形)

射出成形

(又は機械加工)

機械加工

(又は射出成形)

射出成形

(又は機械加工)

説明

l

1

だ け を ほ か よ

り小さくすると,
タ ブ 部 が 長 く な
り,グリップが容

易となる。

l

3

だ け を ほ か よ

り大きくすると,
タ ブ 部 が 長 く な
り,グリップが容

易となる。

l

3

だ け を ほ か よ

り大きくすると,
タ ブ 部 が 長 く な
り,グリップが容

易となる。

4.3

短冊形試験片(タイプ B

短冊形試験片の寸法は,次による(

図 参照)。

長さ l

1

:(80±2) mm

幅 b

1

:(10±0.2) mm

厚さ 

:(4±0.2) mm

短冊形試験片の表示は,タイプ Bとし,各々の表示の内容は,次による。

B

:試験片のタイプ

x  

:作製方法

表示の例を次に示す。

タイプ B1  :射出成形したもの。

タイプ B2  :タイプ A1 試験片(

図 参照)の中央部から機械加工したもの。

タイプ B3  :シート又は成形製品から機械加工したもの若しくは規定寸法に圧縮成形したもの。

図 2−短冊形試験片の形状


7

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4.4

小形引張試験片(タイプ C

小形引張試験片の寸法は,

表 による(図 参照)。

表 5−タイプ 試験片の寸法

単位  mm

寸法

タイプ CW

タイプ CP

l

3

60±1 60±1

b

2

10.0±0.2 10.0±0.2

b

1

3.0±0.1 3.0±0.1

h

 a)

3.0±0.1 3.0±0.1

15±1 10±1

l

1

− 10.0±0.2

l

2

− 30.0±0.5

a)

他の厚さ:1 mm,2 mm

小形引張試験片の表示は,タイプ Cxyz とし,各々の表示の内容は,次による。

C  :試験片タイプ

x

:W(中央部に平行部のない試験片)又は P(中央部に平行部のある試験片)

y

:作製方法(1=射出成形,2=機械加工)

z

:1,2 又は 3=厚さを示す数値 (mm)

試験片の機械加工は,シート又はタイプ D 試験片から行う(4.5 参照)

表示の例を示す。

CW11 CW21  CP11  CP21 
CW12 CW22  CP12  CP22 
CW13 CW23  CP13  CP23

この表示方法は,射出成形による一般的試験片の厚さを基にしている

(小形引張試験片及び板形試験片)

成形製品又は最終製品からの機械加工による試験片は,種々の厚さとなることが考えられる。この場合,

試験片の形状(CW2 又は CP2)を表示し,実際の厚さを試験報告書に記載する。例えば,CP2(厚さ 2 mm)

のように記載する。


8

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a)

  タイプ CW 

b)

  タイプ CP 

図 3−タイプ CW 及びタイプ CP 試験片の一般的形状

4.5

小形角板(タイプ D

小形角板の寸法は,次による。

l

1

:(60±2) mm

b

1

:(60±2) mm

:タイプ D1 では (1±0.1) mm 又はタイプ D2 では (2±0.1) mm

この試験片は,射出成形,圧縮成形又は適切な厚さのシートからの機械加工によって作製する。表示方

法は,タイプ Dxy とし,各々の表示の内容は,次による。

D  :試験片のタイプ

x

:作製方法

y

:厚さ (mm)

5

試験片作製報告書

試験片作製報告書には,次の事項を記載する。

a)

この規格の番号  (JIS K 7139)

b)

試験片のタイプ

c)

用いた材料の種類,製造業者名,銘柄名,形状,履歴などの詳細事項

d)

成形方法及び条件

e)

機械加工の方法及び条件

f)

規定の厚さと異なる場合は,試験片の厚さ

g)

作製した試験片の数

h)

作製年月日


9

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附属書 A

参考)

試験片タイプと試験方法規格との対比リスト

多目的試験片又はそれから切り出した試験片を用いることが望ましい試験方法規格を次の表に示す。

試験

試験方法規格

a)

試験片タイプ及び/
又は寸法 (mm)

引張特性

JIS K 7162 

A

引張クリープ特性

ISO 899-1 

A

曲げ特性

JIS K 7171 

B

曲げクリープ特性

ISO 899-2 

B

圧縮特性

ISO 604 

(10 又は 50)×10×4

シャルピー衝撃強さ

JIS K 7111-1

JIS K 7111-2 B

アイゾット衝撃強さ

ISO 180 

B

引張衝撃強さ

ISO 8256 

B

荷重たわみ温度

JIS K 7191-2 

B

ビカット軟化温度

ISO 306 

(≧10)×10×4

ボール圧こん(痕)法によ
る硬さ

ISO 2039-1 

(≧20)×20×4

ロックウェル硬さ

JIS K 7202-2 

(≧20)×20×4

ショア硬さ

ISO 868 

(≧20)×20×4

環境応力き裂

ISO 22088-1

ISO 22088-2ISO 22088-3

ISO 22088-4

ISO 22088-5ISO 22088-6

A 又は B

密度

ISO 1183-1

ISO 1183-2ISO 1183-3 B

(≧10)×10×4

酸素指数

JIS K 7201-2

JIS K 7201-3 B

耐トラッキング性 (CTI)

IEC 60112 

20×20×4

電解腐食性

IEC 60426 

30×10×4

線膨張係数

ISO 11359-2 

(≧10)×10×4

a)

  箇条 又は参考文献参照


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K 7139

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附属書 B

規定)

試験片タイプを示す記号の説明

表 B.1−試験片タイプを示す記号

位置 1

試験片タイプ

A

ダンベル形引張試験片,多目的又は縮尺試験片

B

短冊形試験片

C

小形引張試験片

D

小形角板

位置 1a(タイプ C だけ)

試験片の形状

W

中央部に平行部がないもの

P

中央部に平行部があるもの

位置 2

作製方法

1

射出成形

2

機械加工

3

 a)

圧縮成形,圧縮成形板などからの機械加工

a)

  短冊形試験片(タイプ B)の場合,この成形方法はまれで,通常,タイプ

A1 試験片の平行部を機械加工して得たもの(タイプ B2)を用いる。

位置 3

(縮尺試験片タイプ A 用)

縮尺

1

原寸法

2 1/2 
3 1/3 
4 1/4 
5 1/5 
8 1/8

位置 3

(タイプ C 及び D 用)

厚さ

1 1

mm

2 2

mm

3 3

mm

  これら記号の組合せによる試験片タイプを

図 B.1 及び表 B.2 に示す。


11

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図 B.1−試験片形状と成形方法の組合せによる記号の説明


12

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表 B.2−可能な組合せ

タイプ A 試験片

作製方法

縮尺率

射出成形  (=1)

機械加工  (=2)

圧縮成形  (=3)

1 A1  A2  A3

2 A12  A22

3 A13  A23

4 A14  A24

5 A15  A25

8 A18  A28

タイプ B 試験片

作製方法

射出成形  (=1)

タイプ A1 から

機械加工

機械加工又は圧縮成形

 B1

B2  B3

タイプ C 試験片

中央部に平行部がないもの:W

中央部に平行部のあるもの:P

作製方法

作製方法

厚さ

射出成形  (=1)

機械加工  (=2)

射出成形  (=1)

機械加工  (=2)

1 mm

CW11

CW21

CP11

CP21

2 mm

CW12

CW22

CP12

CP22

3 mm

CW13

CW23

CP13

CP23

タイプ D 試験片

作製方法

厚さ

射出成形  (=1)

機械加工  (=2)

1 mm

D11

D21

2 mm

D12

D22

3 mm

D13

D23


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K 7139

:2009

附属書 JA

参考)

試験片タイプ表示対比

表 JA.1−試験片タイプの表示方法比較

形状

詳細

この規格の表示

他規格表示との対応

タイプ A1

JIS K 7162 : 1994

に規定の射出成形によるタイプ 1A 及

び ISO 3167 : 2002 に規定のタイプ A と同じものである。

多目的試験片

4.2.1 参照)

タイプ A2 
タイプ A3

種々の方法によって得たシートから機械加工によって
作製した JIS K 7162 : 1994 に規定のタイプ 1B 及び ISO 

3167 : 2002

に規定のタイプ B と同じものである。

タイプ A12, 
タイプ A22

射出成形又は機械加工による JIS K 7162 : 1994 に規定の
タイプ 1BA と同じものである。

引張試験片 
(ダンベル状)

縮尺試験片

4.2.2 参照)

タイプ A15, 
タイプ A25

射出成形又は機械加工した JIS K 7162 : 1994 に規定のタ
イプ 1BB と同じものである。

タイプ CW21, 
タイプ CW22

タイプ D1 又はタイプ D2 の板から機械加工によって得
る ISO 8256 : 2004 に規定のタイプ 4 及び ASTM D 

1822-06

に規定のタイプ S と同じものである。

小形引張試験片

4.4

参照

タイプ CP1z, 
タイプ CP2z

射出成形又は機械加工によって得る ISO 8256 : 2004 に
規定のタイプ 2 と同じで,厚さが z mm のものである。

小形角板

4.5

参照

タイプ D11, 
タイプ D12

JIS K 7152-3 : 2006

に規定のタイプ D1 及びタイプ D2 と

同じものである。


14

K 7139

:2009

参考文献

[1]

 JIS K 7111-1  プラスチック−シャルピー衝撃特性の求め方−第 1 部:非計装化衝撃試験

[2]

 JIS K 7111-2  プラスチック−シャルピー衝撃特性の求め方−第 2 部:計装化衝撃試験

[3]

 JIS K 7152-3  プラスチック−熱可塑性プラスチック材料の射出成形試験片−第 3 部:小形角板

[4]  JIS K 7162  プラスチック−引張特性の試験方法  第 2 部:型成形,押出成形及び注型プラスチック

の試験条件

[5]

 JIS K 7171  プラスチック−曲げ特性の求め方

[6]

 JIS K 7191-2  プラスチック−荷重たわみ温度の求め方−第 2 部:プラスチック及びエボナイト

[7]

 JIS K 7201-2  プラスチック−酸素指数による燃焼性の試験方法−第 2 部:室温における試験

[8]

 JIS K 7201-3  プラスチック−酸素指数による燃焼性の求め方−第 3 部:高温における試験

[9]

 JIS K 7202-2  プラスチック−硬さの求め方−第 2 部:ロックウェル硬さ

[10]    ISO 180,Plastics−Determination of Izod impact strength

[11]    ISO 306,Plastics−Thermoplastic materials−Determination of Vicat softening temperature (VST)

[12]    ISO 604,Plastics−Determination of compressive properties

[13]   ISO 868,Plastics and ebonite−Determination of indentation hardness by means of a durometer (Shore

hardness)

[14]   ISO 899-1,Plastics−Determination of creep behaviour−Part 1 : Tensile creep

[15]   ISO 899-2,Plastics−Determination of creep behaviour−Part 2 : Flexural creep by three-point loading  

[16]   ISO 1183-1,Plastics−Methods for determining the density of non-cellular plastics−Part 1 : Immersion

method, liquid pyknometer method and titration method

[17]   ISO 1183-2,Plastics−Methods for determining the density of non-cellular plastics−Part 2 : Density gradient

column method

[18]   ISO 1183-3,Plastics−Methods for determining the density of non-cellular plastics−Part 3 : Gas pyknometer

method

[19]   ISO 2039-1,Plastics−Determination of hardness−Part 1 : Ball indentation method

[20]   ISO 3167,Plastics−Multipurpose test specimens

[21]   ISO 8256,Plastics−Determination of tensile-impact strength

[22]   ISO 11359-2,Plastics−Thermomechanical analysis (TMA)−Part 2 : Determination of coefficient of linear

thermal expansion and glass transition temperature

[23]   ISO 22088-1,Plastics−Determination of resistance to environmental stress cracking (ESC)−Part 1 : General

guidance

[24]   ISO 22088-2,Plastics−Determination of resistance to environmental stress cracking (ESC)−Part 2 : Constant

tensile load method

[25]   ISO 22088-3,Plastics−Determination of resistance to environmental stress cracking (ESC)−Part 3 : Bent

strip method

[26]   ISO 22088-4,Plastics−Determination of resistance to environmental stress cracking (ESC)−Part 4 : Ball or

pin impression method


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K 7139

:2009

[27]   ISO 22088-5,Plastics−Determination of resistance to environmental stress cracking (ESC)−Part 5 : Constant

tensile deformation method

[28]   ISO 22088-6,Plastics−Determination of resistance to environmental stress cracking (ESC)−Part 6 : Slow

strain rate method

[29]   IEC 60112,Method for the determination of the proof and the comparative tracking indices of solid insulating

materials

[30]   IEC 60426,Electrical insulating materials−Determination of electrolytic corrosion caused by insulating

materials−Test methods

[31]   ASTM D 1822-06,Standard Test Method for Tensile-Impact Energy to Break Plastics and Electrical Insulating

Materials


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K 7139

:2009

附属書 JB

参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS K 7139 : 2009

  プラスチック−試験片

ISO 20753 : 2008

  Plastics−Test specimens

(Ⅰ) JIS の規定

(Ⅲ) 国際規格の規定

(Ⅳ) JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号
及び題名

内容

(Ⅱ) 
国際規格
番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ) JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

1  適 用 範

適用範囲だけ

1  適用範囲に加え,各試験

片の規定内容説明

変更

技術的差異はないが,試験片の

規定内容説明を削除した。

試験片の規定内容説明は,別に重

複して記載されているため削除し
た。

3

3.1 
多目的試験片 

削除

技術的差異はないが,用語の箇
条を削除した。

後の箇条で説明してある事項であ
り,規定が重複するため削除した。

4  試 験 片
の タ イ プ

及び寸法

表 1,表 2  5

表 1,表 2

変更

対応国際規格の表 1,表 2 の
Comments 欄には,表示記号の
説明と,他の規格での表示の対
応とが混在しており,この規格
では,表示記号の説明だけと

し,他の規格表示との対応は附
属書 JA(参考)に移した。ま
た,表 2 にタイプ A3 を追加し

た。

技術的差異はないが,使用者の利
便性及び規定と参考とを明確化す

るため変更した。 
 
タイプ A3 の追加は次による。

この規格は,エンプラを中心に記
載されているため,射出成形によ
る A タイプ試験片だけとなってい

るが,ポリオレフィンでは,圧縮
成形及び圧縮成形から機械加工に
よるものがよく用いられているた

め,タイプ A3 を追加した。 
<対応>ISO に提案する。

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2

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K 7139

:2009

(Ⅰ) JIS の規定

(Ⅲ) 国際規格の規定

(Ⅳ) JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号
及び題名

内容

(Ⅱ) 
国際規格
番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ) JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

附属書 B

(規定)

表 B.1−表示方法 
 
 
図 B.1

附属書 B
 
 

表 B.1−表示方法 
 
 

変更 
 
 
追加

位置 2 の 3 を“圧縮成形,圧縮

成形板などから機械加工”とし
た。 
使用者の利便性を考慮し,試験

片タイプの記号を分かりやす
くするため,図 B.1 を追加し
た。

対応国際規格では,位置 2 の 2 の

機械加工と同 3 の機械加工の区別
がつかない。技術的差異はない。 
<対応>ISO に提案する。

附属書 JA
(参考)

追加

この規格の試験片タイプ表示
方法と他規格との対応を示す

ため追加した。

技術的差異はないが,使用者の利
便性を考慮した。

<対応>ISO に提案する。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 20753 : 2008,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    −  変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。 
    −  削除……………… 国際規格の規定内容を削除している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD……………  国際規格を修正している。

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