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K 6922-2

:2010

(1)

目  次

ページ

序文 

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

2

3

  試験片の作製 

4

3.1

  一般

4

3.2

  材料の成形前処理

4

3.3

  射出成形 

4

3.4

  圧縮成形 

4

4

  試験片の状態調節

5

5

  特性の求め方 

5

附属書 A(参考)密度の試験機関間精度:ISO 1183-1(浸せき法) 

9

附属書 JA(参考)JIS と対応国際規格との対比表 

10


K 6922-2

:2010

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,石油化学工業協会

(JPCA)

,日本プラスチック工業連盟(JPIF)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具

して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正

した日本工業規格である。これによって,JIS K 6922-2:2005 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS K 6922

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS K 6922-1

  第 1 部:呼び方のシステム及び仕様表記の基礎

JIS K 6922-2

  第 2 部:試験片の作製方法及び特性の求め方


日本工業規格

JIS

 K

6922-2

:2010

プラスチック−ポリエチレン(PE)

成形用及び押出用材料−

第 2 部:試験片の作製方法及び特性の求め方

Plastics-Polyethylene (PE) moulding and extrusion materials-

Part 2: Preparation of test specimens and determination of properties

序文 

この規格は,2007 年に第 3 版として発行された ISO 1872-2 を基に,技術的内容を変更して作成した日

本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一

覧表にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。

適用範囲 

この規格は,成形用及び押出用のポリエチレン材料(以下,PE という。

)の試験片の作製方法及び特性

の求め方について規定する。また,この規格は,成形前の材料及び試験前の試験片の取扱い及び状態調節

条件についても規定する。

注記 1  −  この規格では,試験片の作製方法及び条件並びにこれらの試験片を用いて材料の特性を

測定する手順を示しているが,特性及びその試験方法は,PE を特徴づけるために必要,

かつ,適切なものである。また,この規格には,JIS K 6922-1 に規定する区分のための

特性も含んでいる。

−  この規格に示す特性は,JIS K 7140-1 

表 2(シングルポイントデータの提示のための試

験条件及びフォーマット)から選定したものである。

−  再現性があり,かつ,ほかに得た特性と比較できる試験結果を得るためには,この規格

に規定する試験片の作製方法,状態調節方法,試験片寸法及び試験方法を用いる必要が

ある。寸法の異なる試験片又は異なる手順によって得られた試験結果は,必ずしも一致

するとは限らない。

注記 2  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 1872-2:2007

, Plastics − Polyethylene (PE) moulding and extrusion materials − Part 2:

Preparation of test specimens and determination of properties

(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。


2

K 6922-2

:2010

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む)

は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS C 60695-11-10

  耐火性試験−電気・電子−第 11-10 部:試験炎−50 W 試験炎による水平及び垂直

燃焼試験方法

注記  対応国際規格:IEC 60695-11-10,Fire hazard testing−Part 11-10: Test flames−50 W horizontal

and vertical flame test methods

(IDT)

JIS K 6922-1

  プラスチック−ポリエチレン(PE)成形用及び押出用材料−第 1 部:呼び方のシステ

ム及び仕様表記の基礎

注記  対応国際規格:ISO 1872-1,Plastics−Polyethylene (PE) moulding and extrusion materials−Part 1:

Designation system and basis for specifications

(MOD)

JIS K 7111-1

  プラスチック−シャルピー衝撃特性の求め方−第 1 部:非計装化衝撃試験

注記  対 応 国 際 規 格 : ISO 179-1 , Plastics − Determination of Charpy impact properties− Part 1:

Non-instrumented impact test

(MOD)

JIS K 7111-2

  プラスチック−シャルピー衝撃特性の求め方−第 2 部:計装化衝撃試験

注記  対 応 国 際 規 格 : ISO 179-2 , Plastics − Determination of Charpy impact properties− Part 2:

Instrumented impact test

(IDT)

JIS K 7139

  プラスチック−試験片

JIS K 7140-1

  プラスチック−比較可能なシングルポイントデータの取得及び提示−第 1 部:成形材

注記  対応国際規格:ISO 10350-1,Plastics−Acquisition and presentation of comparable single-point data

−Part 1: Moulding materials(IDT)

JIS K 7144

  プラスチック−機械加工による試験片の調製

注記  対応国際規格:ISO 2818,Plastics−Preparation of test specimens by machining(IDT)

JIS K 7151

  プラスチック−熱可塑性プラスチック材料の圧縮成形試験片

注記  対応国際規格:ISO 293,Plastics−Compression moulding of test specimens of thermoplastic

materials

(IDT)

JIS K 7152-3

  プラスチック−熱可塑性プラスチック材料の射出成形試験片−第 3 部:小形角板

注記  対応国際規格:ISO 294-3,Plastics−Injection moulding of test specimens of thermoplastic materials

−Part 3: Small plates(IDT)

JIS K 7152-4

  プラスチック−熱可塑性プラスチック材料の射出成形試験片−第 4 部:成形収縮率の

求め方

注記  対応国際規格:ISO 294-4,Plastics−Injection moulding of test specimens of thermoplastic materials

−Part 4: Determination of moulding shrinkage(IDT)

JIS K 7162

  プラスチック−引張特性の試験方法  第 2 部:型成形,押出成形及び注型プラスチック

の試験条件

注記  対応国際規格:ISO 527-2,Plastics−Determination of tensile properties−Part 2: Test conditions for

moulding and extrusion plastics

(IDT)

JIS K 7171

  プラスチック−曲げ特性の求め方


3

K 6922-2

:2010

注記  対応国際規格:ISO 178,Plastics−Determination of flexural properties(IDT)

JIS K 7191-2

  プラスチック−荷重たわみ温度の求め方−第 2 部:プラスチック及びエボナイト

注記  対応国際規格:ISO 75-2,Plastics−Determination of temperature of deflection under load−Part 2:

Plastics and ebonite

(IDT)

JIS K 7201-2

  プラスチック−酸素指数による燃焼性の試験方法−第 2 部:室温における試験

注記  対応国際規格:ISO 4589-2,Plastics−Determination of burning behaviour by oxygen index−Part 2:

Ambient-temperature test

(IDT)

JIS K 7211-2

  プラスチック−硬質プラスチックのパンクチャー衝撃試験方法−第 2 部:計装化衝撃試

注記  対応国際規格:ISO 6603-2,Plastics−Determination of puncture impact behaviour of rigid plastics

−Part 2: Instrumented impact testing(IDT)

ISO 62

,Plastics−Determination of water absorption

ISO 294-1

,Plastics−Injection moulding of test specimens of thermoplastic materials−Part 1: General

principles, and moulding of multipurpose and bar test specimens

ISO 899-1

,Plastics−Determination of creep behaviour−Part 1: Tensile creep

ISO 1133:2005

,Plastics−Determination of the melt mass-flow rate (MFR) and the melt volume-flow rate

(MVR) of thermoplastics

ISO 1183-1

,Plastics−Methods for determining the density of non-cellular plastics−Part 1: Immersion method,

liquid pyknometer method and titration method

ISO 1183-2

,Plastics−Methods for determining the density of non-cellular plastics−Part 2: Density gradient

column method

ISO 1183-3

,Plastics−Methods for determining the density of non-cellular plastics−Part 3: Gas pyknometer

method

ISO 1628-3

,Plastics−Determination of the viscosity of polymers in dilute solution using capillary viscometers

−Part 3: Polyethylenes and polypropylenes

ISO 8256

,Plastics−Determination of tensile-impact strength

ISO 11357-2

,Plastics−Differential scanning calorimetry (DSC)−Part 2: Determination of glass transition

temperature

ISO 11357-3

,Plastics−Differential scanning calorimetry (DSC)−Part 3: Determination of temperature and

enthalpy of melting and crystallization

ISO 11359-2

,Plastics−Thermomechanical analysis (TMA)−Part 2: Determination of coefficient of linear

thermal expansion and glass transition temperature

ISO 16770

,Plastics−Determination of environmental stress cracking (ESC) of polyethylene−Full-notch creep

test (FNCT)

IEC 60093

,Methods of test for volume resistivity and surface resistivity of solid electrical insulating materials

IEC 60112

,Method for the determination of the proof and the comparative tracking indices of solid insulating

materials

IEC 60243-1

,Electrical strength of insulating materials−Test methods−Part 1: Tests at power frequencies

IEC 60250

,Recommended methods for the determination of the permittivity and dielectric dissipation factor of

electrical insulating materials at power, audio and radio frequencies including metre wavelengths


4

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IEC 60296

,Fluids for electrotechnical applications−Unused mineral insulating oils for transformers and

switchgear

ASTM D 638

,Standard Test Method for Tensile Properties of Plastics

ASTM D 1693

,Standard Test Method for Environmental Stress-Cracking of Ethylene Plastics

試験片の作製 

3.1 

一般 

試験片は,常に,同じ成形条件を用い,同じ成形方法(射出成形又は圧縮成形)で作製する。

各試験に用いる成形方法は,次の記号によって

表 及び表 に示す。

−  M:射出成形

−  Q:圧縮成形

3.2 

材料の成形前処理 

材料の成形前処理は,通常,必要ない。

3.3 

射出成形 

ISO 1133:2005

に規定するメルトマスフローレイト(MFR)が 1 g/10 min 以上の PE は,射出成形で試験

片を作製する。MFR の測定条件は,温度 190  ℃,質量 2.16 kg とする。

射出成形試験片は,ISO 294-1 又は JIS K 7152-3 の規定によって,

表 に示す成形条件を用いて作製す

る。短冊試験片は,射出成形によって直接作製するタイプ B1 試験片に比較して,タイプ A1 試験片の中央

部から切り出して作製するタイプ B2 試験片の方が得られる結果の精度がよく,タイプ B2 試験片を用いる

ことが望ましい。タイプ A1 試験片,タイプ B1 試験片及びタイプ B2 試験片は,JIS K 7139 による。

保圧は,成形品にひけ,ボイドなどの外観不良がなくなるよう,ISO 294-1 の 5.2.3 に規定する方法によ

って設定する。

表 1−試験片の射出成形条件 

材料

溶融樹脂温度

金型温度

平均射出速度

mm/s

保圧時間

s

冷却時間

s

全サイクル時間

s

MFR

≧1 g/10 min

210

40

100

±20 25 35±5 40±5

3.4 

圧縮成形 

温度 190  ℃,質量 2.16 kg の条件での ISO 1133:2005 に規定するメルトマスフローレイト(MFR)が 1 g/10

min

未満の PE は,圧縮成形で試験片を作製する。厚さが 2 mm 以下の試験片並びに

表 及び表 に明記し

てある場合は,MFR の値にかかわらず圧縮成形によって試験片を作製する。

圧縮成形シートは,JIS K 7151 の規定によって,

表 に示す成形条件を用いて作製する。特性を求める

試験片は,JIS K 7144 による機械加工又は打ち抜きで作製する。

注記  打ち抜きによって作製する厚さ 4 mm 以下の試験片は,フライス盤,帯のこ盤などの,のこぎ

り刃による切断で作製した試験片と比較し,残留応力及び変形が少ない。


5

K 6922-2

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表 2−試験片の圧縮成形条件 

材料

成形温度

平均冷却速度

℃/min

成形品取出温度

全圧力

a)

MPa

加圧時間

min

予熱圧力

予熱時間

min

全銘柄 180

15

≦40 5 又は 10 5±1

接触

5

∼15

注記 1  冷却速度の変動は,試験片の結晶化度及び測定する特性を変化させる。したがって,一定の冷却速度をも

つ成形機を用いている。

注記 2  タイプ 1 金型の場合,圧力が金型の枠にすべてかかるため,材料の十分な均一性が得られず,各ペレット

間の境界が残存することがある。

a)

タイプ 1 金型(平押し金型)では 5 MPa,タイプ 2 金型(押込み金型)では 10 MPa を用いる。

タイプ 1 金型を用いる場合は,樹脂の金型からのはみ出し及びひけを防止するために,全圧力を付加し

た状態で冷却を開始する必要がある。

厚さ 4 mm 程度の厚いシートの場合は,タイプ 2 金型を用いるのがよい。予熱時間は,金型の種類及び

熱源(蒸気,電気)による。タイプ 1 金型では,通常,5 分で十分であるが,タイプ 2 金型では,その体

積が大きいので,より長い予熱時間が必要で,特に熱源に電気を用いる場合は,15 分程度の予熱時間が必

要となる。

試験片の状態調節 

試験片は,温度 23  ℃±2  ℃で 16 時間以上状態調節する。充てん材又は吸湿性の添加剤を添加した PE

による試験片の場合は,温度 23  ℃±2  ℃及び相対湿度(50±10)%で 16 時間以上状態調節をする。

特性の求め方 

特性の求め方及びデータの表示方法は,JIS K 7140-1 による。試験は,

表 及び表 に明記がなければ,

温度 23  ℃±2  ℃の雰囲気で,充てん材又は吸湿性の添加剤を添加した PE による試験片の場合は,温度

23

℃±2  ℃及び相対湿度(50±10)%の雰囲気で行う。

表 には,JIS K 7140-1 に規定する特性のうち PE に適切な特性を示している。これらの特性は,他の熱

可塑性樹脂の特性データと比較するのに有用なものである。

表 には,JIS K 7140-1 に規定していない特性で,PE を特徴づけるために重要な特性又は一般に広く用

いられている特性を示す。


6

K 6922-2

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表 3−一般的特性及び試験条件(JIS K 7140-1 から選択) 

特性

記号

試験方法

規格

試験片のタイ

プ及び寸法

mm

試験片
の作製

方法

a)

単位

試験条件及び補足説明

レオロジー的特性 

1.1 

メルトマス

フ ロ ー レ イ

MFR g/10

min

JIS K 6922-1

の規定による。

1.2 

メ ル ト ボ リ
ュ ー ム フ ロ
ーレイト

MVR

ISO 1133:2005

cm

3

/10 min

JIS K 6922-1

の規定による。

非充てん材料の MFR を算出する
ときに用いる溶融密度は,763.6

kg/m

3

とする

b)

1.3 

S

Mp

平行

1.4 

成形収縮率

S

Mn

JIS K 7152-4 

60

×60×2

JIS K 7152-3

タイプ D2

M %

直角

射出成形金型内の流動方

向に平行及び直角の数値

機械的特性 

2.1 

引張弾性率

E

t

試験速度 1 mm/min

2.2 

引 張 降 伏 応

σ

y

MPa

2.3 

引張降伏 
ひずみ

ε

y

2.4 

引張破壊時 
呼びひずみ

ε

tB

%

降伏を伴う破壊: 
試験速度 50 mm/min

2.5 

50 %

ひずみ

時引張応力

σ

50

2.6 

引 張 破 壊 応

σ

B

MPa

2.7 

引張破壊時

ひずみ

ε

B

JIS K 7162 

%

降伏を伴わない破壊:

ε

B

≦10 %:試験速度 5 mm/min

ε

B

>10 %:試験速度 50 mm/min

2.8 

E

tc

1 1

h

2.9 

引 張 ク リ ー

プ弾性率

E

tc

10

3

ISO 899-1 

JIS K 7139 

タイプ A1 又

は A3

MPa

1 000 h

ひずみ≦0.5 %

2.10 

曲げ弾性率

E

f

JIS K 7171 

80

×10×4 MPa

試験速度 2 mm/min

2.11 

シャルピー 
衝撃強さ

ノッチ付き

a

cA

JIS K 7111-1

又は

JIS K 7111-2 

80

×10×4

機械加工によ

る V-ノッチ,

r=0.25

kJ/m

2

エッジワイズ衝撃,1eA 法 
破壊のタイプを記録する。

2.12 

引 張 衝 撃 強
さ 
ノッチ付き

a

tN

ISO 8256 

80

×10×4

機械加工によ

るダブル V-

ノッチ,r=1

kJ/m

2

シャルピー試験ノッチ付きで破壊
しなかった場合だけ行う。

2.13 

パ ン ク チ ャ
ー衝撃試験

エネルギー

W

P

c)

 J

2.14 

パ ン ク チ ャ

ー衝撃試験 
最大応力

F

M

JIS K 7211-2 

60

×60×2

M

又は

Q

N

ストライカ速度 4.4 m/s 
ストライカ直径 20 mm

支持リング径 40 mm 
ストライカに潤滑剤を塗布する。
試験片が外側にずれないように,

クランプで十分固定する。


7

K 6922-2

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表 3−一般的特性及び試験条件(JIS K 7140-1 から選択)(続き) 

特性

記号

試験方法

規格

試験片のタイ

プ及び寸法

mm

試験片
の作製

方法

a)

単位

試験条件及び補足説明

熱的特性 

3.1 

融解温度

T

m

ISO 11357-3 

融解ピーク温度を記録,

加熱冷却速度 10  ℃/min

3.2 

ガラス転移

温度

T

g

ISO 11357-2 

中 間 点 温 度 を 記 録 , 加 熱 速 度

10

℃/min

3.3 

T

f

1.8 1.8

3.4 

荷重たわみ

温度

T

f

0.45

JIS K 7191-2 

80

×10×4

最大表面

応力(MPa)  0.45

フラットワ

イズ

3.5 

α

p

平行

3.6 

線膨張係数

α

n

ISO 11359-2  JIS K 7139

タイプ A1 又
は A3 から作

1

直角

温度範囲 23∼55  ℃のセカ

ント値を記録する。

3.7 

B50/1.5 125

×13×1.5

3.8 

燃焼性

B50/h

JIS C 60695 

-11-10 

厚さ:h>1.5

クラス V-0,V-1,V-2,HB40 又は

HB75

の一つを記録する。

3.9 

酸素指数

JIS K 7201-2 

80

×10×4

M

又は

Q

%

手順 A(上面着火)を用いる。

電気的特性

d)

4.1 

ε

r

100 100 Hz

4.2 

比誘電率

ε

r

1M 1

MHz

4.3 

tan

δ

100 100 Hz

4.4 

誘電正接

tan

δ

1M

IEC 60250 

1 MHz

電極のエッジの影響を

補正する。

4.5 

体積抵抗率

ρ

e

Ω・m 1 分後の値

4.6 

表面抵抗率

σ

e

IEC 60093 

≧60×≧60×

2

Ω

電圧

500 V

IEC 60093

に規定する

電極から選択して用い
る。

4.7 

耐電圧

E

B

1

IEC 60243-1 

≧60×≧60×

1

kV/mm

直径 20 mm の球形電極を用いる。

IEC 60296

の変圧器油に浸せきす

る。

電圧速度 2 kV/s を用いる。

4.8 

耐 ト ラ ッ キ
ング性

CTI-A

IEC 60112 

≧20×≧20×

4

Q

溶液 A を用いる。

その他の特性 

5.1 

W

w

 23

℃の水中での飽和値

5.2 

吸水率

W

H

ISO 62 

60

×60×1 M 又は

Q

%

23

℃,相対湿度 50 %における平

衡時の値

5.3 

密度

ρ

 

ISO 1183-1,

ISO 1183-2

又は

ISO 1183-3 

− Q

kg/m

3

材料間の比較に用いる。JIS K 

6922-1

の 3.3.1(密度)には適用

しない。

a)

  M

:射出成形  Q:圧縮成形

b)

参照:P. Zoller, Journal of Applied Polymer Science,23, 1979. pp. 1051-1061

c)

  JIS K 7211-2

では,パンクチャー衝撃試験  エネルギーの記号は,E

P

と規定している。

d)

電気的特性は,通常,相対湿度に影響されるので,その測定は,温度 23  ℃±2  ℃及び相対湿度(50±10)%の
標準雰囲気下で行う。


8

K 6922-2

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表 4−成形用及び押出用 PE 材料に特有な特性及び試験方法 

特性

記号

試験方法

規格

試験片のタ
イプ及び寸

mm

試験片の
作製方法

a)

単位

試験条件及び補足説明

機械的特性 

1.1 

引 張 降 伏 応

σ

y

 MPa

1.2 

引張降伏 
ひずみ

ε

y

 %

1.3 

引 張 破 壊 応

σ

tB

 MPa

1.4 

引張破壊時 
ひずみ

ε

tB

ASTM D 638

b)

タイプ IV Q

%

厚さ 1 mm 又は 2 mm 
試験速度 50 mm/min

その他の特性 

2.1 

還元粘度

ISO 1628-3 

− ml/g

2.2 

F

50

ASTM D 1693 

38

×13×h 50

%

破壊確率を求める。

条件 A,ρ≦0.925(h:3.00∼3.30)
条件 B,ρ>0.925(h:1.84∼1.97)

2.3 

環境応力 
き裂

c)

t

f

ISO 16770 

ISO 16770 

から選定

Q h

条件は,

材料の用途によって ISO 

16770

から選定する。

2.4 

密度

ρ

 

ISO 1183-1

ISO 1183-2

又は

ISO 1183-3 

押出物

ISO 1133:

2005

の規

定による

kg/m

3

JIS K 6922-1

の 3.3.1(密度)

表示用の値とする。

a)

  Q

:圧縮成形

b)

多目的試験片では,破壊伸びが大きすぎて測定できない場合に,小形引張試験片を用いる。

多目的試験片(JIS K 7139 のタイプ A1 又は A3)を用いた場合,通常の引張試験機ではストロークが短く,

破断するまでに至らないグレードがあり,引張破壊応力及び引張破壊(呼び)時ひずみが測定できない場合が

ある。また,小形試験片(多目的試験片の 1/2)を用いることで破断しない問題は解決できるが,ひずみが肩の
部分まで及び測定値として採用できない。JIS K 7127:1999 に規定されている試験片タイプ 5 を用いれば,引張
破壊(呼び)時ひずみを得られることが,経験によって分かっている。ただし,同規格の適用範囲に“厚さ 1 mm

以下”との規定があるため成形材料・押出材料には適用できない。したがって,試験片タイプ 5 とほぼ同じ形
状の ASTM 試験片による引張試験を追加している。

c)

環境応力き裂試験は,特に押出用 PE において,相対比較する値が得られ,特殊な用途でこの試験が必要となる。

ある用途において,この試験は,よい指標とはなるが,材料の用途に対する適正判断は,その材料の性能試験
における全評価において行う必要がある。


9

K 6922-2

:2010

附属書 A

(参考)

密度の試験機関間精度:ISO 1183-1(浸せき法)

フィンランドは,密度のラウンドロビンテストを行った。その結果,試験機関間での再現精度に大きな

ばらつきが見られた。2005 年にフィンランドは,この不良因子を探るべく小規模での試験を行った。この

試験では,各試験機関は,はかりの製造業者によって推奨を受けた修正ファクタを用いた。その結果は,

良好で許容レベルであった。このときに注目した事項を,次に示す。

a)

試験片は,圧縮成形によって作製し,金型内又は沸騰水中で 100  ℃×30 分間放置する。

b) 23

℃で 1 時間状態調節した後,測定する。

c)

試験片の切断には,切れ味の良い切断具を用い,表面にくぼみがないことを確認する(少なくとも高

密度 PE には重要である。

d)

浸せき液には,灯油を基にした液体又はエタノールを用いる。

e)

浸せき浴の温度は,23  ℃±2  ℃に保つ。

f)

液体密度の測定は,密度の測定前にガラスフロートで行う(浸せき液にエタノールを用いる場合には

重要である。

g)

質量の測定は,浸せき 2 分後に行う。


附属書 JA

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS K 6922-2:2010

  プラスチック−ポリエチレン(PE)成形用及び押出用材料−

第 2 部:試験片の作製方法及び特性の求め方

ISO 1872-2:2007

  Plastics−Polyethylene (PE) moulding and extrusion materials−Part

2: Preparation of test specimens and determination of properties

(I)JIS の規定

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ご
との評価及びその内容

箇条番号 
及び題名

内容

(II) 
国際

規格
番号

箇条
番号

内容

箇条ごと 
の評価

技術的差異の内容

(V)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

3.3

射 出 成

3.3

変更

①試験片のタイプ名を JIS K 7139
の規定によるものに変更した。 
②保圧の設定方法を明確化した。

③表 1 に保圧時間の規定を追加し
た。

JIS K 7139 の改正によって試験
片のタイプ名が変更された。 
②対応国際規格の規定では,保圧

の設定方法が不明確であった。 
③国内では,保圧時間を明確にし
ており,これを追加した。

<対応>ISO には,提案済みであ
るが,業界動向の違いによって否
認された。再度提案する。

10

K 692

2-

2


2

010


(I)JIS の規定

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ご
との評価及びその内容

箇条番号

及び題名

内容

(II) 
国際
規格

番号

箇条

番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

(V)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

5

特性の求

め方

表 3

5

表 3

変更

①試験片のタイプ名を JIS K 7139

の規定によるものに変更した。 
②1.3 及び 1.4(成形収縮率)の“試
験条件及び補足説明”の欄に補足

説明を追加した。 
③2.13(パンクチャー衝撃試験  エ
ネルギー)の記号に注

c)

を追加し

た。 
④4.6(表面抵抗率)の測定に用い
る電極を,IEC 60093 に規定する

もの から 選 択す るこ と に変 更し
た。

JIS K 7139 の改正によって試験

片のタイプ名が変更された。 
②対応国際規格の記載では,平行
及び直角の意味が不明確なため使

用者 の利 便 性を 考慮 し て追 加し
た。 
③同記号は,JIS K 7140-1 と JIS K 

7211-2

とで異なっているため,使

用者 の利 便 性を 考慮 し て追 加し
た。

④対応国際規格に規定の電極は国
内ではほとんど用いられていない
ため,規定を変更した。

<対応>技術的に差異のある④に
ついて ISO に提案する。

表 4  注

b)

5

表 4  注

b)

変更

表 4 の注

b)

に旧規格の備考にある

ASTM

法を採用した理由を追記し

た。

技術的差異なし。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 1872-2:2007,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

−  変更 国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

−  MOD  国際規格を修正している。 

11

K 692

2

-2


2

010