>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

K 6915-2

:2006

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条 1 項の規定に基づいて,日本プラスチック工業連盟(JPIF)/合成樹脂

工業協会(JTPIA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきと

の申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。これに

よって,JIS K 6915:1993 は改正されると共に一部分割され,JIS K 6915-1JIS K 6915-2 及び JIS K 6915 

三部構成となった。

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 14526-2:1999,Plastics−Phenolic

powder moulding compounds(PF-PMCs)

−Part 2: Preparation of test specimens and determination of properties を

基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS K 6915-2

には,次に示す附属書がある。

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS K 6915

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS K 6915-1

第 1 部:呼び方のシステム及び仕様表記の基礎

JIS K 6915-2

第 2 部:試験片の作り方及び諸性質の求め方

JIS K 6915 

フェノール樹脂成形材料


K 6915-2

:2006

(2)

目  次

ページ

序文 

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  定義

4

4.

  試験片の作り方 

4

4.1

  一般

4

4.2

  成形前の材料の取扱い 

4

4.3

  射出成形 

4

4.4

  圧縮成形 

5

4.5

  トランスファ成形

6

5.

  試験片の状態調節

6

6.

  諸性質の求め方 

6

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

10


日本工業規格

JIS

 K

6915-2

:2006

プラスチック−フェノール樹脂成形材料−

第 2 部:試験片の作り方及び諸性質の求め方

Plastics

Phenolic moulding compounds

Part 2: Preparation of test specimens and determination of properties

序文  この規格は,1999 年に第 1 版として発行された ISO 14526-2,Plastics−Phenolic powder moulding

compounds

(PF-PMCs)−Part 2: Preparation of test specimens and determination of properties を翻訳し,技術的内

容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変更の一覧

表をその説明を付けて,

附属書に示す。

1. 

適用範囲  この規格は,フェノール樹脂成形材料の試験片の作り方及び諸性質の求め方について規定

する。この規格では,試験材料の取扱い,成形前の試験材料及び試験前の試験片の状態調節について規定

する。

この規格は,試験片を作る手順,条件及び成形された試験片を用いて,その材料の諸性質を測定する手

順を示す。フェノール樹脂成形材料の特徴を知るための適切,かつ,必要な諸性質の試験方法を

表 及び

表 に示す。

諸性質は,JIS K 7140-1 に規定する一般試験方法から選んだ。フェノール樹脂成形材料に対して広範囲

に使われている試験方法及び特殊で重要な他の試験方法,

並びに JIS K 6915-1 に規定する区分用の性質も,

この規格に含む。

再現性があり,他と比較できる試験結果を得るためには,ここに規定する試験片の作り方,状態調節方

法,試験片寸法及び試験手順を採用する。

寸法の異なる試験片及び異なった手順で得られた試験結果は,必ずしも一致するとは限らない。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 14526-2:1999

,Plastics−Phenolic powder moulding compounds(PF-PMCs)−Part 2: Preparation of

test specimens and determination of properties (MOD)

2. 

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構

成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その

最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS C 2101

  電気絶縁油試験方法


2

K 6915-2

:2006

備考 IEC 

60296:1982

  Specification for unused mineral insulating oils for transformers and switchgear か

らの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS C 2110

  固体電気絶縁材料の絶縁耐力の試験方法

備考 IEC 

60243-1:1998,

  Electrical strength of insulating materials−Test method−Part1:Tests at power

frequencies

からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS C 2134

  湿潤状態での固体電気絶縁材料の比較トラッキング指数及び保証トラッキング指数を決

定する試験方法

備考 IEC 

60112:1979,

  Method for determining the comparative and the proof tracking indices of solid

insulating materials under moist condition

が,この規格と一致している。

JIS K 6900

  プラスチック−用語

備考 ISO 

472:1999,

  Plastics−Vocabulary  が,この規格と一致している。

JIS K 6911

  熱硬化性プラスチック一般試験方法

JIS K 6915-1

  プラスチック−フェノール樹脂成形材料−第 1 部:呼び方のシステム及び仕様表記の基

備考 ISO 14526-1:1999   Plastics − Phenolic powder moulding compounds(PF-PMCs) − Part

1:Designation system and basis for specifications

からの引用事項は,この規格の該当事項と同等

である。

JIS K 6915

  フェノール樹脂成形材料

備考 ISO 14526-3:1999,   Plastics − Phenolic powder moulding compounds (PF-PMCs) − Part

3:Requirements for selected moulding compounds

からの引用事項は,この規格の該当事項と同

等である。

JIS K 7100

  プラスチック−状態調節及び試験のための標準雰囲気

備考 ISO 

291:1997,

  Plastics−Standard atmospheres for conditioning and testing からの引用事項は,

この規格の該当事項と同等である。

JIS K 7111

  プラスチック−シャルピー衝撃強さの試験方法

備考 ISO 

179:1993,

  Plastics−Determination of Charpy impact properties からの引用事項は,この規

格の該当事項と同等である。

JIS K 7112

  プラスチック−非発泡プラスチックの密度及び比重の測定方法

備考 ISO 

1183:1987,

  Plastics−Methods for determining the density and relative density of non-cellular

plastics

からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS K 7115

  プラスチック−クリープ特性の試験方法−第 1 部:引張クリープ

備考 ISO 

899-1:1993,

  Plastics−Determination of creep behaviour−Part 1:Tensile creep  からの引用事

項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS K 7139

  プラスチック−多目的試験片

備考 ISO 

3167:1993,

  Plastics−Multipurpose test specimens が,この規格と一致している。

JIS K 7140-1

  プラスチック−比較可能なシングルポイントデータの取得と掲示−第 1 部:成形材料

備考 ISO 

10350-1:1998,

  Plastics−Acquisition and presentation of comparable single-point data−Part

1: Moulding materials

が,この規格と一致している。

JIS K 7144

  プラスチック−機械加工による試験片の調製

備考 ISO 

2818:1994,

  Plastics−Preparation of test specimens by machining が,この規格と一致してい


3

K 6915-2

:2006

る。

JIS K 7145

  プラスチック−アミノ樹脂成形材料−揮発分の求め方

備考 ISO 

3671:1976,

  Plastics−Aminoplastic moulding materials−Determination of volatile matter か

らの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS K 7154-1

  プラスチック−熱硬化性樹脂成形材料の射出成形試験片−第 1 部:通則及び多目的試験

片の成形

備考 ISO 

10724-1:1998,

  Plastics− Injection moulding of test specimens of thermosetting powder

moulding compounds (PMCs)

− Part 1:General principles and moulding of multipurpose test

specimens

が,この規格と一致している。

JIS K 7154-2

  プラスチック−熱硬化性樹脂成形材料の射出成形試験片−第 2 部:小形角板

備考 ISO 

10724-2:1998,

  Plastics− Injection moulding of test specimens of thermosetting powder

moulding compounds (PMCs)

−Part 2:Small plates が,この規格と一致している。

JIS K 7160

  プラスチック−引張衝撃強さの試験方法

備考 ISO 8256:1990,  Plastics−Determination of tensile-impact strength が,この規格と一致している。

JIS K 7161:1994

  プラスチック−引張特性の試験方法  第 1 部:通則

備考 ISO 

527-1:1993,

  Plastics−Determination of tensile properties−Part 1:General principles が,この

規格と一致している。

JIS K 7162

  プラスチック−引張特性の試験方法  第 2 部:型成形,押出成形及び注型プラスチックの

試験条件

備考 ISO 527-2:1993,   Plastics − Determination of tensile properties − Part 2:Test conditions for

moulding and extrusion plastics

が,この規格と一致している。

JIS K 7171

  プラスチック−曲げ特性の試験方法

備考 ISO 

178:1993,

  Plastics−Determination of flexural properties が,この規格と一致している。

JIS K 7191-2

  プラスチック−荷重たわみ温度の試験方法−第 2 部:プラスチック及びエボナイト

備考 ISO 

75-2:1993,

  Plastics−Determination of temperature of deflection under load−Part 2:Plastics

and ebonite

が,この規格と一致している。

JIS K 7201-2

  プラスチック−酸素指数による燃焼性の試験方法−第 2 部:室温における試験

備考 ISO 4589-2:1996,   Plastics − Determination of burning behaviour by oxygen index − Part

2:Ambient-temperature test.

が,この規格と一致している。

JIS K 7209

  プラスチック−吸水率の求め方

備考 ISO 

62:1999,

  Plastics−Determination of water absorption  が,この規格と一致している。

JIS K 7230

  プラスチック−フェノール樹脂成形品−遊離アンモニア及びアンモニウム化合物の求め

方(インドフェノール法)

備考 ISO 

14859:1999,

  Plastics-Phenol formaldehyde mouldings-Determination of free ammonia and

ammonium compounds (Indophenol method)

が,この規格と一致している。

JIS K 7247

  試験炎−500W 試験炎による燃焼試験方法

備考 IEC 

60695-11-20:1999,

  Fire hazard testing−Part 11-20: Test flames−500 W flame test methods

が,この規格と一致している。

JIS K 7365

  プラスチック−規定漏斗から注ぐことができる材料の見掛け密度の求め方

備考 ISO 

60:1977,

  Plastics−Determination of apparent density of material that can be poured from a


4

K 6915-2

:2006

specified funnel

が,この規格と一致している。

JIS Z 2391

  試験炎−50W 試験炎による水平及び垂直燃焼試験方法

備考 IEC 

60695-11-10:1999,

  Fire hazard testing−Part 11-10: Test flames−50 W horizontal and vertical

flame test methods

が,この規格と一致している。

ISO 120:1977,

  Plastics−Phenol-formaldehyde mouldings−Determination of free ammonia and ammonium

compounds – colorimetric comparison method

ISO 171:1980,

  Plastics−Determination of bulk factor of moulding materials

ISO 295

  Plastics−Compression moulding of test specimens of thermosetting materials

ISO 2039-1:1933,

  Plastics−Determination of hardness−Part1:Ball indentation method

ISO 2577:1984,

  Plastics−Thermosetting moulding materials−Determination of shrinkage

ISO 4614:1977,

  Plastics−Melamine-formaldehyde mouldings−Determination of extractable formaldehyde

ISO 6603-2:2000,

  Plastics − Determination of puncture impact behaviour of rigid plastics − Part

2:Instrumented impact testing

ISO 7808:1992,

  Plastics−Thermosetting moulding materials−Determination of transfer flow

ISO 11359-2:1999,

  Plastics−Thermomechanical analysis (TMA)−Part 2:Determination of coefficient of

linear thermal expansion and glass transition temperature

IEC 60093:1980,

  Methods of test for volume resistivity and surface resistivity of solid electrical insulating

materials

IEC 60167:1964,

  Methods of test for the determination of the insulation resistance of solid insulating

materials

IEC 60250:1969,

  Recommended methods for the determination of the permittivity and dielectric dissipation

factor of electrical insulating materials at power

,  audio and radio frequencies including metre

wavelengths

3. 

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS K 6900 及び JIS K 6915-1 によるほか,次による。

3.1 

サーマルフロー(thermal flow)  可塑化した熱硬化性樹脂成形材料が金型キャビティに充てんする

ときの流れ挙動を示すパラメータ。

4. 

試験片の作り方

4.1 

一般  試験片は,常に同じ成形条件,同じ加工方法(射出成形,圧縮成形及びトランスファ成形)

で作るのが重要である。試験片の作製は,射出成形,圧縮成形又はトランスファ成形のいずれかを選択で

きる。

それぞれの試験方法に対して用いる試験片の成形方法を,

表 及び表 に示す(M:射出成形,Q:圧

縮成形,T:トランスファ成形)

材料は,使用する直前まで,防湿容器に保管する。

充てん材又は強化材が入った材料の水分量は,成形材料に対する全質量当たりの質量分率で表す。

4.2 

成形前の材料の取扱い  射出成形前の材料の前処理は,通常,必要としない。前処理が必要な場合

には,製造業者の推奨条件による。

圧縮成形前の,材料の前処理は,ISO 295 の 5(成形前の材料調整)

7.2(乾燥)

7.3(高周波予熱)

,又

は 7.4(予備可塑化)による。


5

K 6915-2

:2006

4.3 

射出成形  射出成形試験片は,JIS K 7154-1 及び/又は JIS K 7154-2 によって,表 に規定した条

件で作る。

  1  試験片の射出成形条件

フェノール樹脂

成形材料の種類

溶融温度

TM

金型温度

TC

平均射出速度

v

1

mm/s

硬化時間

tCR

s

射出成形用

95

∼115

165

∼175

50

∼150

(

本文参照)

成形条件は 4.1 の規定によることを条件として,

表 に示された範囲内から選ぶ。また,特定の場合に

は,一定の値(範囲ではなく)が規定される。

−  溶融温度  T

M

−  金型温度  T

C

−  硬化時間  t

CR

硬化時間 t

CR

は,硬化特性及び成形材料の前処理を考慮して決定されるが,同一の成形材料で,同一厚

さで作られるすべての試験片については同一であること,及び試験結果とともに付記することが条件であ

る。

選ばれた硬化時間は,すべての試験片が可能な限り完全,かつ,均一に硬化することを保証するもので

なければならない。

備考  サーマルフローの劣るフェノール樹脂成形材料は,次の状態が起こり得る。

規定の品質をもった成形物は射出成形できるが,試験片(例えば,JIS K 7139 に規定する A

形又は JIS K 7154-2 に規定する D1,D2 小形角板)の射出成形はできない。この場合に限り,

ISO 295

によって,圧縮成形で成形されたもの,又は JIS K 7144  によって機械加工し,ISO 295

によって圧縮成形した E 形プレート(120 mm

×120 mm×厚さ)から作製した試験片が推奨され

る。

4.4 

圧縮成形  圧縮成形試験片は,ISO 295  に従って表 の条件で作る。

  2  試験片の圧縮成形条件

フェノール樹脂

成形材料の種類

金型温度

TC

成形圧力

PM

MPa

硬化時間

tCR

s

細かい充てん材を使用した 
圧縮成形用

165

∼ 175

20

∼40

厚さ 1 mm 当たり

粗い充てん材を使用した

圧縮成形用

165

∼ 175

20

∼60

20

∼60

成形条件は 4.1 の規定によることを条件として,

表 に示す範囲内から選ぶ。また,特定の場合には,

一定の値(範囲ではなく)が規定される。


6

K 6915-2

:2006

−  金型温度  T

C

−  成形圧力  P

M

−  硬化時間  t

CR

硬化時間 t

CR

は,硬化特性及び成形材料のを考慮して決定されるが,同一の成形材料で,同一厚さで作

られるすべての試験片については同一であること,及び試験結果とともに付記することが条件である。

選ばれた硬化時間は,すべての試験片が可能な限り完全,かつ,均一に硬化することを保証するもので

なければならない。

性質の決定に要求される試験片は,JIS K 7144 によって成形した小板から切削加工するか,又は ISO 295

によって成形した JIS K 7139 の多目的試験片 A 形を使用する。

4.5 

トランスファ成形  トランスファ成形試験片は,受渡当事者間の取決めによって,条件設定し作製

する。

5. 

試験片の状態調節  試験片は,表 及び表 の性質を求める前に,特に規定がなければ次の状態調節

を行う。

方法 1  試験片は,JIS K 7100 によって 23±2  ℃,(50±5)  %相対湿度の条件下で,少なくとも 16 時間

状態調節を行う。

これは,一般的な試験方法であり,方法 2 の使用を規定していないすべての場合において適用する。方

法 1 は,

表 及び表 には規定していない。

方法 2  試験片を常温の蒸留水に 24 時間入れ,その後 JIS K 7100 によって 23±2  ℃,(50±5)  %相対湿

度の条件下で,2 時間状態調節を行う。

6. 

諸性質の求め方  諸性質の求め方及びデータの提示は,JIS K 7140-1 の規格,補足説明及び備考によ

る。

すベての試験は,次の

表 及び表 に特に規定がなければ,23±2  ℃,(50±5)  %相対湿度の標準状態

で行う。

表 には,JIS K 7140-1 に規定するものの中から,圧縮成形,射出成形用及びトランスファ成形用フェ

ノール樹脂成形材料に適切な性質を記載した。これらの性質は,他の熱硬化及び熱可塑性プラスチックの

データと比較するのに有用である。

表 には,表 に規定していない性質で,フェノール樹脂成形材料を特徴づけるのに重要な特性又は一

般に広く用いられている性質を記載する。

この性質を用いて異なる材料間の比較をする場合は,同じ種類の熱硬化性樹脂に限定した方がよい。

なお,次に示す  a)e)の特性については,それぞれいずれかを選択できる。

a)

成形収縮率又は成形収縮率 A

b)

絶縁抵抗又は絶縁抵抗 A

c)

遊離アンモニア又は遊離アンモニア A

d)

密度又は比重

e)

抽出ホルムアルデヒド又は抽出ホルムアルデヒド A


7

K 6915-2

:2006

  3  一般的性質及びその試験条件

1 2 

3 4 

性質

記号

規格

試験片のタイ

プ及び寸法

mm

試験片
の作り

方  (

1

)

単位

試験条件及び補足説明

 
 

1.

レオロジー的性質

1.1

成形収縮率

S

Mo

ISO 2577 

120

×120×2

ISO 295

タイプ

E2

Q

互いに直交する 2 方向の平均値

 

1.2

S

Mp

−(

2

) 60

×60×2 M/T

流れ方向に平行

1.3

S

Mn

JIS K 7154-2

イプ D2

流れ方向に直角

1.4

成形収縮率 A

JIS K 6911

φ90×11 Q/M/T

2.

機械的性質

2.1

引張弾性率

E

t

JIS K 7161

JIS K 7139

試験

試験速度 1 mm/min

2.2

破壊応力

σ

B

JIS K 7162

片 A 形

MPa

試験速度 5 mm/min

2.3

破壊ひずみ

ε

B

 Q/M/T

2.4

引張クリープ弾性率

E

tc

1

JIS K 7115

ISO 295 

 MPa

1

時間

2.5

E

tc

10

3

タイプ E から切

出し可

1

000

時間

ひずみ≦0.5  %

2.6

曲げ弾性率

Ef

JIS K 7171

80

×10×4 Q/M/T

試験速度 2 mm/min

2.7

曲げ強さ

σ

fM

MPa

2.8

シャルピー衝撃強さ

a

cU

JIS K 7111

80

×10×4

kJ/m

2

2.9

シャルピー衝撃強さ 
(ノッチ付き)

a

cA

80

×10×4

V-

ノッチ =0.25

エッジワイズ衝撃

2.10

引張衝撃強さ 
(ノッチ付き)

a

t1

 

JIS K 7160

80

×10×4

ダブル

V-

ノッチ =1

ノッチ付きシャルピー試験で破壊しなか
った場合だけ適用する。

F

M

N

最大値

2.11

2.12

多軸衝撃性質 
−応力 
−エネルギー

W

P

ISO 6603-2

60

×60×2

JIS K7154-2

タイ

プ D2 より切出し

Q/M/T

J

最 大 応 力 の

50%

の打撃エ

ネルギー

打 撃 速 度 4.4 m/s 直 径

20mm

で滑らかに打撃す

る。試験片は,外側にず

れないように十分にクラ
ンプで掴む。

 
 

3.

熱的性質

3.1

荷重たわみ温度

T

f

1.8

JIS K 7191-2

80

×10×4 Q/M/T

゚ C 1.80

3.2

T

f

8.0

8.00

最大表面 
応力

(MPa)

フ ラ ッ ト ワ イ ズ の
方 向 に 荷 重 を か け

る。

3.3

線膨張係数

α

o

ISO 11359-2

60

×10×2,

120

×120×2 ISO 

295

タイプ E2 か

ら切出し可

Q

23

∼55  ℃の温度範

囲 で の セ カ ン ト 値
を記録する。


8

K 6915-2

:2006

3.4

α

P

60

×10×4

JIS K 7139

タイ

プ A  から切出し

゚ C

-1

流れ方向に平行

3.5

α

P

60

×10×2

60

×60×2

JIS K 7154-2 

M/T

流れ方向に平行

3.6

α

n

タイプ D2 から切

出し可

流れ方向に直角

(

1

)  Q:

  圧縮成形    M:  射出成形    T:トランスファ成形

(

2

国際規格は作成中


9

K 6915-2

:2006

  3  一般的性質及びその試験条件(続き)

1 2 

 
 

性質

記号

規格

試験片のタイプ

及び寸法

mm

試験片
の作り

方  (

1

)

単位

試験条件及び  補足説明

125

×13×3

3.7

B

50/3.0

3.8

B

50/x

JIS Z 2391 

さらに任意の厚さ(x

の試験片

Q

分類ごとに記録する:V-0;V-1;HB40  又
は HB75(V-2 は熱硬化では適用されな

い。)

3.9

B

500/3.0

≧150×≧150×3

3.10

耐燃性

B

500/x

 

JIS K 7247 

さらに任意の厚さ(x

の試験片

Q

分類ごとに記録する:5VA;5VB 又は N

 
 
 
 

3.11

耐燃性

JIS K 6911 

127

×12.7×≧0.8 Q/M/T

3.12

酸素指数 O/23

JIS K 

7201-2 

80

×10×4 Q/M/T

手順 A の使用:上面着火

4.

電気的性質

100 Hz

4.1

4.2

比誘電率

ε

r

100

ε

r

1M

 1 MHz

4.3

100 Hz

4.4

誘電正接 tan

δ

100

tan

δ

1M

IEC 60250

≧60×≧60×1

又は

≧60×≧60×2

Q/M/T

 1 MHz

電極のエッジの 
影響を補償する。

1

分後評価

4.5

体積抵抗率

ρ

e

Ω・cm  1 分後評価

4.6

表面抵抗率

σ

e

IEC 60093

≧60×≧60×1

又は

≧60×≧60×2

Q/M/T

Ω

電圧

500 V

1

∼2 mm の厚さの試

験片を 50 mm の長
さで 5 mm 離して接
触した電極を使う。

1

分後

評価

 

4.7

E

S

1

≧60×≧60×1

4.8

絶縁破壊の強さ

E

S

2 

JIS C 2110

≧60×≧60×2

Q/M/T

MV/m

直径 20 mm の球状電極。

JIS C 2101 

の変圧器油に

浸せきする。 
昇圧速度 2 kV/s を使用する。

 
 

4.9

保証トラッキン
グ指数

PTI

JIS C 2134

≧15×≧15×4

120

×120×4

ISO 295

タイプ E4 又は

JIS K 7139

タイプ A か

ら切出し可

Q/M/T

溶液 A を使用する。

 
 

5.

その他の性質

5.1

W

W

24 mg

 
 

5.2

吸水率

W

W

24

JIS K 7209

60

×60×1

120

×120×1 ISO 295

タイプ E1  から切出し

可,又は

60

×60×1

JIS K 7154-2

タイプ D1

Q/M/T

質量  %

23

℃の水に 24 時間浸せきする。

5.3

密度

JIS K 7112 

≧10×≧10×4

ρ

m

 
 
 

≧120×≧120×4 ISO 

295

タイプ E4,

又は JIS 

K 7139

タイプ A の中央

部から切出し可

Q/M/T

g/cm

3

JIS K 7112

に規定されている四つの方

法は,この規格の目的に対して同等と
みなされる。

5.4

比重

JIS K 6911  

Q/M/T

水中置換法

 
 
 

(

1

)  Q:

  圧縮成形    M:  射出成形    T:トランスファ成形


10

K 6915-2

:2006

  4  追加の諸性質及び試験条件

1 2 

3  4 5 

性質

記号

規格

試験片のタイ

プ及び寸法

mm

試験片
の作り

方  (

1

)

単位

試験条件及び補足説明

 1.

レオロジー的性質

1.1

みかけ密度

ρ

u

JIS K 7365

g/cm

3

1.2

かさばり係数

γ

 

ISO 171

かさばり係数γ=ρ

m

/

ρ

u

(

ρ

m

表 3,  5.3 項参照)

1.3

トランスファーフロ

Ftr

ISO 7808

成形材料

%

  2.  機械的性質

2.1

ボール押込み硬さ

H

961/30

ISO 2039-1

≧20×≧20×4 Q/M/T

MPa

荷重 961N,  時間 30 秒

 3.

熱的性質

 4.

電気的性質

4.1

R

25

d

常態,方法 1

4.2

絶縁抵抗

R

25

w

IEC 60167

≧50×≧75×4

Q

Ω 500

V

の電圧で

1

分後

煮沸後,方法 2

4.3

常態

4.4

絶縁抵抗 A

JIS K 6911

20

×40×10 Q/M/T

Ω 500

V

の電圧で

1

分後

煮沸後

 5.

その他の性質

 

≧120×≧120×4

ISO 295 

タイプ E4

5.1  遊離アンモニア

m

E

AM

ISO 120

JIS K 7139

タイプ A

Q/M/T

.2

遊離アンモニア A

JIS K 7230

成形品 Q/M/T

質量  % 成形品を粉にした代表サンプルを分析

する。

5.3

揮発分

m

V

JIS K 7145

成形材料

質量  %

5.4

5.5

5.6

抽出ホルムアルデヒ

ド 
−水 
−酢酸

−エタノール

m

E/W

F

m

E/AA

F

m

E/AL

F

ISO 4614

5.7

抽出ホルムアルデヒ

ド A 
−水

食品衛生法

(

昭和 22 年

12

月 24 日

法律第 233

号)

成形品 Q/M/T

µg/cm

2

or

µg/ml

試料表面積の平方センチ当たり又は抽

出液のミリリットル(ml)当たり

(

1

)  Q:

  圧縮成形    M:  射出成形    T:トランスファ成形


11

K 6915-2

:2006

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS K 6915-2

:2006  プラスチック−フェノール樹脂成形材料−第 2 部:試験片の作り方

及び諸性質の求め方

ISO 14526-2

:1999,Plastics−Phenolic powder moulding compounds(PF-PMCs)

−Part 2: Preparation of test specimens and determination of properties

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異

の項目ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体 
  表示方法:側線及び点線の下線

項目 
番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目 
番号

内容

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

1.

適用範囲

フ ェ ノ ー ル 樹 脂 粒 状成 形
材 料 の 試 験 片 の 作 り方 及

び 諸 性 質 の 求 め 方 につ い
て規定。

ISO

14526-2

1

JIS

と同じ。

IDT

2.

引用規格

JIS C 2101

,その他。

2

ISO 60

,その他。

MOD/

追加

MOD/

削除

JIS K 6911

, JIS K 

7230

を追加。

ISO 15062 

は“ISO 

ア チ エ 会 議 ( 2000

年)

”で廃止されたた

め 削 除 し た 。 IEC 

60707

は第 2 版におい

て BH 法が取り下げ
られたため削除。

試験方法の追加による。

3.

定義

用語の定義を規定。

3

IDT

4 MOD/

追加

試験片の作り方にト
ランスファ成形を追

加。

4.

試 験

片の作り

成 形 前 材 料 の 取 扱 い及 び
成 形 法 ご と の 試 験 片作 成

条件を規定。

4.3

JIS

とほぼ同じ。

MOD/

変更

規定温度を日本の現
状に合わせた。

日本の市場要求による。

ISO

規格への追加提案を検討する。

5.

試 験

片の状態

調節

試験前の,試験片の処理方
法について規定。

 5 JIS

と同じ。

IDT

2

K 6915-2


2006

2

K 6915-2


2006


12

K 6915-2

:2006

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異

の項目ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体 
  表示方法:側線及び点線の下線

項目 
番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目 
番号

内容

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

MOD/

選択

JIS

は,成形収縮率,

絶縁抵抗,遊離アンモ
ニア,抽出ホルムアル

デヒド A については,
試験方法(ISO/IEC 
は JIS 又は食品衛生

法)が選択可能。

MOD/

追加

耐燃性,比重,トラン

スファ成形を追加。

日本及びアジア地区でこの特性及び成
形方法が要求されており,試験項目及
び成形法を追加。実験を積んで IEC 

格及び ISO 規格に提案することを含め
て次期改正に見直し検討する。 

6.

諸 性

質の求め

一 般 的 性 質 及 び 追 加の 諸
性 質 並 び に 試 験 条 件に つ
いて規定。

 6 JIS

とほぼ同じ。

JIS と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

2

K 6915-2


2006

2

K 6915-2


2006


13

K 6915-2

:2006

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  IDT………………  技術的差異がない。 
    ―  MOD/削除………  国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
    ―  MOD/追加………  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

    ―  MOD/変更………  国際規格の規定項目又は規定内容変更している。 
    ―  MOD/選択………  国際規格の規定内容と別の選択肢がある。

2.

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  MOD……………  国際規格を修正している。

2

K 6915-2


2006

2

K 6915-2


2006