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K 6899-4 : 2000 (ISO 1043-4 : 1998)

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本プラスチック工業連盟  (JPIF)  /財団法

人日本規格協会  (JSA)  から工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきと申出があり,日本工業標準

調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日本工業規格である。

今回の制定は,日本工業規格を国際規格に整合させるため,ISO 1043-4 : 1998, Plastics-Symbols and

abbreviated terms

−Part 4 : Flame retardants を基礎として用いた。


日本工業規格

JIS

 K

6899-4

 : 2000

(ISO

1043-4

 : 1998

)

プラスチック−記号及び略語−

第 4 部:難燃剤

Plastics

−Symbols and abbreviated terms−

Part 4 : Flame retardants

序文  この規格は,1998 年に第 1 版として発行された ISO 1043-4, Plastics−Symbols and abbreviated terms

−Part 4 : Flame retardants を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規

格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にはない事項である。

1.

適用範囲  この規格は,プラスチック材料に添加する難燃剤に対して,一定の方式による記号の付け

方について規定する。記号は,略語 FR とその後に 5.に示すような一つ以上のコード番号を追加して表す。

これらの記号は,プラスチック材料の表記並びにプラスチック製品の識別及び表示のために,プラスチッ

ク材料に関する記号に追加して用いる。

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格のうちで,発効年(又は発行年)を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの

規格の規定を構成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。

JIS K 6899-1 : 2000

  プラスチック−記号及び略語−第 1 部:基本重合体(ポリマー)及びその特性

備考  ISO-1043-1  : 1997, Plastics−Symbols and abbreviated terms−Part 1 : Basic polymers and their

special characteristics

が,この規格と一致している。

JIS K 6899-2 : 1996

  プラスチック−記号−第 2 部:充てん材及び強化材

備考  ISO-1043-2 : 1988, Plastics−Symbols−Part 2 : Fillers and reinforcing materials が,この規格と一

致している。

ISO 1043-3 : 1996, Plastics

−Symbols and abbreviated terms−Part 3 : Plasticizers

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,次による。

3.1

難燃剤 (fIame retardant)   火炎の伝ぱ(播)を著しく遅延する物質。

備考  プレポリマーに組み込まれている難燃剤も含む。


2

K 6899-4 : 2000 (ISO 1043-4 : 1998)

4.

記号の用法  記号は,大文字の略語 FR の後に,括弧に入れた 2 けたのコード番号をスペースを入れ

ずに書く。コード番号は,5.に示すリストから適切なものを選ぶ。1% (m/m) 以上含まれる難燃剤だけを

表示すればよい。それらの記号は,JIS K 6899-1JIS K 6899-2 及び ISO 1043-3 に由来するプラスチック

材料の記号に追加して用いる。

1. 

2. 

5.

難燃剤のコード番号  コード番号は,難燃剤の化学組成によって分類する。

備考  新しく追加される材料は,必要に応じてコード番号を付け,修正事項としてこの規格に加える。

ハロゲン化合物:

コード

難燃剤の成分

(参考)

10

脂肪族/脂環式塩素化化合物

aliphatic/alicyclic chlorinated compounds

11

脂肪族/脂環式塩素化化合物とアンチモン化

合物の組合せ

aliphatic/alicyclic chlorinated compounds in

combination with antimony compounds

12

芳香族塩素化化合物

aromatic chlorinated compounds

13

芳香族塩素化化合物とアンチモン化合物の組

合せ

aromatic chlorinated compounds in combination

with antimony compounds

14

脂肪族/脂環式臭素化化合物 aliphatic/alicyclic

brominated

compounds

15

脂肪族/脂環式臭素化化合物とアンチモン化

合物の組合せ

aliphatic/alicyclic brominated compounds in

combination with antimony compounds

16

芳香族臭素化化合物(臭素化ジフェニルエーテ

ル及びビフェニルを除く)

aromatic brominated compounds (excluding

brominated diphenyl ether and biphenyls)

17

芳香族臭素化化合物(臭素化ジフェニルエーテ

ル及びビフェニルを除く)とアンチモン化合物

の組合せ

aromatic brominated compounds (excluding

brominated diphenyl ether and biphenyls) in

combination with antimony compounds

18

ポリブロモジフェニルエーテル

(ポリ臭素化ジ

フェニルエーテル)

polybrominated diphenyl ether

19

ポリブロモジフェニルエーテル

(ポリ臭素化ジ

フェニルエーテル)とアンチモン化合物の組合

polybrominated diphenyl ether in combination

with antimony compounds


3

K 6899-4 : 2000 (ISO 1043-4 : 1998)

20

ポリブロモジフェニル(ポリ臭素化ジフェニ

ル)

polybrominated diphenyl

21

ポリブロモジフェニル(ポリ臭素化ジフェニ

ル)とアンチモン化合物の組合せ

polybrominated diphenyl in combination with

antimony compounds

22

脂肪族/脂環式塩素化及び臭素化化合物

aliphatic/alicyclic chlorinated and brominated

compounds

23

,24  該当なし no allocated

25

脂肪族ふっ素化化合物 aliphatic

fluorinated

compounds

26

∼29  該当なし no allocated

窒素化合物:

コード

難燃剤の成分

(参考)

30

窒素化合物

(メラミン,メラミンシアヌレート,

尿素に限定)

nitrogen compounds (confined to melamine,

melamine cyanurate, urea)

31

∼39  該当なし no allocated

有機りん化合物:

コード

難燃剤の成分

(参考)

40

ハロゲンを含まない有機りん化合物

halogen-free organic phosphorus compounds

41

塩素化有機りん化合物

chlorinated organic phosphorus compounds

42

臭素化有機りん化合物

brominated organic phosphorus compounds

43

∼49  該当なし no allocated

無機りん化合物:

コード

難燃剤の成分

(参考)

50

オルトりん酸アンモニウム ammonium

orthophosphates

51

ポリりん酸アンモニウム ammonium

polyphosphates

52

赤りん red

phosphorus

53

∼59  該当なし no allocated

金属酸化物,金属水酸化物,金属塩:

コード

難燃剤の成分

(参考)

60

水酸化アルミニウム aluminium

hydroxide

61

水酸化マグネシウム magnesium

hydroxide

62

酸化アンチモン

antimony (III) oxide

63

アルカリ金属アンチモネート alkali-metal

antimonate

64

炭酸マグネシウム/炭酸カルシウム水和物

magnesium/calcium carbonate hydrate

65

∼69  該当なし no allocated

ほう素,亜鉛化合物:

コード

難燃剤の成分

(参考)

70

無機ほう素化合物

inorganic boron compounds

71

有機ほう素化合物

organic boron compounds

72

ほう酸亜鉛 zinc borate


4

K 6899-4 : 2000 (ISO 1043-4 : 1998)

73

有機亜鉛化合物

inorganic zinc compounds

74

該当なし no allocated

シリカ化合物:

コード

難燃剤の成分

(参考)

75

無機シリカ化合物

inorganic silica compounds

76

有機シリカ化合物

organic silica compounds

77

∼79  該当なし no allocated

コード

難燃剤の成分

(参考)

80

黒鉛,石墨 graphite

81

∼89  該当なし no allocated

コード

難燃剤の成分

(参考)

90

∼99  該当なし no allocated

原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

三  田      達

東京大学(名誉教授)

(委員)

小  野  昌  孝

実践女子大学生活科学部

奥  田  謙  介

奥田技研

中  村  茂  夫

神奈川大学工学部

宮  入  裕  夫

東京医科歯科大学医用器材研究所

森          隆

森技術事務所

岩  崎  和  男

岩崎技術事務所

大  嶋  清  治

通商産業省工業技術院標準部

橋  本      進

財団法人日本規格協会

横  山      昭

株式会社サン分析センター材料物性研究部

森  田  修  司

宇部興産株式会社化学・樹脂事業本部開発部

田  中  征  夫

社団法人強化プラスチック協会

木  庭  道  夫

工業用熱可塑性樹脂技術連絡会

鹿  島      武

日本ビニル工業会

吉  木      健

日本プラスチック工業連盟

鈴  木  照  彦

東燃化学株式会社千鳥工場

濱  野  信  之

日野自動車工業株式会社技術研究所

恒  本  志  郎

不二プラスチック株式会社・社団法人東日本プラスチック成型
工業協会

塚  野      隆

財団法人化学技術戦略推進機構  高分子試験・評価センター

(事務局)

三  宅  孝  治

日本プラスチック工業連盟

文責  木庭道夫