>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

K 6722

:2004

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,塩化ビニリデン衛

生協議会(HAVDC)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきと

の申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。これに

よって,JIS K 6722:1995 は改正され,この規格に置き換えられる。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。


K 6722

:2004

(2)

目  次

ページ

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  揮発分

1

3.1

  原理

1

3.2

  装置

1

3.3

  操作

1

3.4

  結果の表示 

2

3.5

  試験報告書 

2

4.

  見掛け密度 

2

4.1

  装置

2

4.2

  操作

2

4.3

  結果の表示 

2

4.4

  試験報告書 

3

 


日本工業規格

JIS

 K

6722

:2004

ポリ塩化ビニリデン試験方法

Testing methods for polyvinylidene chloride

1. 

適用範囲  この規格は,塩化ビニリデンを質量分率で 50  %以上含むポリ塩化ビニリデンの揮発分(水

分を含む。

)及び見掛け密度の試験方法について規定する。

2. 

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS K 7365

  プラスチック−規定漏斗から注ぐことができる材料の見掛け密度の求め方

3. 

揮発分

3.1 

原理  規定の寸法のひょう量皿に広げた試料を,110±2  ℃で一定質量になるまで加熱する。

3.2 

装置  装置は次による。

a) 

恒温槽  温度 110±2  ℃に制御可能で,多少の自然換気のあるものが望ましい。

b) 

ひょう量皿  浅いもの。直径約 80 mm,高さ約 30 mm でガラス製,アルミニウム製又は望ましくはス

テンレス製で,ふたの付いたもの。

c) 

はかり  精度 0.000 1 g のけたまでひょう量出来るもの。

d) 

デシケータ  適切な乾燥剤を入れたもの。

3.3 

操作  ひょう量皿をふたとともに 110±2  ℃の恒温槽の中で 1 時間加熱し,デシケータの中で室温ま

で放冷した後,0.000 5 g まで正確にその質量をひょう量する。これを風袋質量とする。

このひょう量皿の底部に試料約 5g を入れ,均一に広げてふたをし,0.000 5 g まで正確にひょう量し,風

袋質量を差し引いて試料の加熱前の質量  m

0

を求める。次に,試料を入れたひょう量皿を 110±2  ℃の恒温

槽内に置く。このときふたは取って恒温槽内に置き恒温槽の扉を閉める。1 時間後,ひょう量皿及びふた

を取り出し,デシケータ内に入れ室温まで放冷した後,0.000 5 g まで正確にひょう量する。一定の測定値

が得られるまで,すなわち,連続する 2 回の測定結果の差が 0.000 5 g を超えなくなるまで,30 分間の加熱

を繰り返す(ひょう量皿は,移動とひょう量との間,ふたをしておく。

。この操作で試料の加熱後の質量

m

1

を求める。ただし,3 時間後のひょう量と 2 時間半後のひょう量との差が 0.000 5 g を超える場合は,3

時間目の測定値から試料の加熱後の質量  m

1

を求める。測定は 2 回行う。

3.4

に示す計算式によって揮発分を算出する。2 回の測定によって算出した二つの質量百分率の差が,絶

対値で 0.10  %未満である場合には,これらを測定値とする。そうでない場合には,この条件を満たす 2

個の値が得られるまで更に測定を行う。

ただし,

得られた 2 個の値がそれぞれ 0.30  %未満である場合には,

それらの差の大小にかかわらず新たに測定をしない。


2

K 6722

:2004

3.4 

結果の表示  各々の測定に対して,揮発分の質量百分率を,次の計算式によって小数点以下第 2 位

まで算出する。

0

0

1

0

= 

×

m

m

m

W

ここに,

W

揮発分(質量変化率%)

m

0

試料の加熱前の質量(g)

m

1

試料の加熱後の質量(g)

最終的に得られた 2 個の値の平均値を小数点以下第 2 位まで算出する(0.05 で丸める)

。試験報告では揮

発分の質量百分率を平均値で表示する。

3.5 

試験報告書  試験報告書には,次の事項を記載する。

a) 

この規格の名称及び番号

b) 

試験材料を特定できる詳細情報

c) 

個別データ及び平均値

d) 

結果に影響を与えたかも知れない環境条件

4. 

見掛け密度

  参考  以下は JIS  K7365 の引用である。

4.1 

装置  装置は,次による。

a) 

はかり  精度 0.1g のけたまでひょう量出来るもの。

b) 

シリンダ(受器)  体積 100±0.5 cm

3

,内径 45±5 mm で内面を滑らかに仕上げたもの。金属製が望

ましい。

c) 

漏斗  図 に示す形状及び寸法で,下部開口部にダンパ(例えば,金属製の板)を付けたもの。

3

0

1

1

5

3 3

3

2

5 6

  1  漏斗


3

K 6722

:2004

4.2 

操作  漏斗を,下部開口部がシリンダ(受器)の上 20∼30 mm になるように,かつ,漏斗とシリン

ダの軸が一致するように,鉛直に保持する。試験に先立って試料をよく混合する。漏斗の下部開口部のダ

ンパを閉じ,その中に試料 110∼120 cm

3

を入れる。速やかにダンパを引き抜き,試料を受器の中に流下さ

せる。静電気のために試料が流下しない場合には,帯電防止剤として少量のガンマ・アルミナ,カーボンブ

ラック,又はエタノールなどを添加して,試験をやり直すのがよい。受器が一杯になったら,受器から盛

り上がった試料を直線状の板ですり落とす。はかりを用いて,受器の内容物の質量を 0.1 g のけたまでひょ

う量する。

測定は 2 回行う。

4.3 

結果の表示  試験した試料の見掛け密度(単位:g/cm

3

)は,次の式で計算する。

ρ=mV

ここに,  ρ:  見掛け密度(g/cm

3

m

:  受器の内容物の質量(g)

V

  受器の体積(cm

3

2

回の測定結果の算術平均値を結果とする。

4.4 

試験報告書  試験報告書には,次の事項を記載する。

a) 

この規格の名称及び番号

b) 

試験材料を特定できる詳細情報

c) 

個別データ及び平均値

d) 

帯電防止剤を使用した場合には,その種類及び添加量

関連規格  JIS K 7382  プラスチック−塩化ビニルホモポリマー及びコポリマー−揮発分(水分を含む)

の求め方