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K 6397

:2005

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本ゴム工業会

(JRMA)

/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出が

あり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS K 6397:1997 は改正され,この規格に置き換えられる。

改正に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 1629:1995,Rubbers and latices−

Nomenclature

を基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS K 6397

には,次に示す附属書がある。

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表


K 6397

:2005

(2) 

目  次

ページ

序文 

1

1.

  適用範囲

1

2.

  分類及び略号 

1

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

4

 


     

日本工業規格

JIS

 K

6397

:2005

原料ゴム及びラテックスの略号

  Rubbers and latices

Nomenclature

序文  この規格は,1995 年に第 3 版として発行された ISO 1629,Rubbers and latices−Nomenclature を翻訳

し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変更の一覧

表をその説明を付けて,

附属書(参考)に示す。

1.

適用範囲  この規格は,原料ゴム及びラテックスの略号(以下,略号という。)について規定する。略

号は,通常の単量体の化学名による英語表示の頭文字並びに原料ゴム及びラテックスの化学構造による。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 1629:1995

,Rubbers and latices−Nomenclature (MOD)

2. 

分類及び略号  分類,略号,化学名及び慣用名を,表 に示す。

備考  表 のゴムの名称を,ラテックスと置き換えてもよい。

  1  分類,略号,化学名及び慣用名

分類

略号

化学名及び慣用名

ACM

アクリル酸エチル又は他のアクリル酸エステル類と加硫を可能にする少量の単量体
とのゴム状共重合体(アクリルゴム)

AEM

アクリル酸エチル又は他のアクリル酸エステル類とエチレンとのゴム状共重合体

ANM

アクリル酸エチル又は他のアクリル酸エステル類とアクリロニトリルとのゴム状共

重合体

CM

塩素化ポリエチレン(

1

)

CSM

クロロスルホン化ポリエチレン

EBM

エチレンとブテンとのゴム状共重合体

EOM

エチレンとオクテンとのゴム状共重合体

EPDM

エチレンとプロピレンとジエンとのゴム状共重合体

EPM

エチレンとプロピレンとのゴム状共重合体

EVM

エチレンと酢酸ビニルとのゴム状共重合体(

2

)

FEPM

四ふっ化エチレンとプロピレンとのゴム状共重合体

FFKM

すべての側鎖がフルオロ及びパーフルオロアルキル又はパーフルオロアルコキシ基
であるゴム状共重合体

M

グループ

ポリメチレンタイ

プの飽和主鎖をも
つゴム

FKM

フルオロ及びパーフルオロアルキル又はパーフルオロアルコキシ基を側鎖にもつゴ
ム状共重合体


2

K 6397

:2005

     

  1  分類,略号,化学名及び慣用名(続き)

分類

略号

化学名及び慣用名

IM

ポリイソブテン(

3

)

NBM

主鎖が完全水素化されたアクリロニトリルとブタジエンとのゴム状共重合体 
(R グループ HNBR 参照)

SEBM

スチレンとエチレンとブテンとのゴム状共重合体

M

グループ

ポリメチレンタイ
プの飽和主鎖をも
つゴム

SEPM

スチレンとエチレンとプロピレンとのゴム状共重合体

CO

ポリクロロメチルオキシラン(エピクロロヒドリンゴム)

ECO

エチレンオキシドとエピクロロヒドリンとのゴム状共重合体

GCO

エピクロロヒドリンとアリルグリシジルエーテルとのゴム状共重合体

GECO

エチレンオキシドとエピクロロヒドリンとアリルグリシジルエーテルとのゴム状共

重合体

O

グループ

主鎖に炭素及び酸
素をもつゴム

GPO

プロピレンオキシドとアリルグリシジルエーテルとのゴム状共重合体

FMQ

ポリマー鎖にメチル置換基とフルオロ置換基とをもつシリコーンゴム

FVMQ

ポリマー鎖にメチル置換基とビニル置換基とフルオロ置換基とをもつシリコーンゴ

MQ

ポリマー鎖にメチル置換基をもつシリコーンゴム(ポリジメチルシロキサン)

PMQ

ポリマー鎖にメチル置換基とフェニル置換基とをもつシリコーンゴム

PVMQ

ポリマー鎖にメチル置換基とビニル置換基とフェニル置換基とをもつシリコーンゴム

Q

グループ

主鎖にけい素及び
酸素をもつゴム

VMQ

ポリマー鎖にメチル置換基とビニル置換基とをもつシリコーンゴム

ABR

アクリレートブタジエンゴム

BR

ブタジエンゴム

CR

クロロプレンゴム

ENR

エポキシ化天然ゴム

HNBR

水素化されたアクリロニトリルとブタジエンとのゴム状共重合体 
(不飽和結合を含む。M グループ NBM 参照)

IIR

イソブテンとイソプレンとのゴム状共重合体(ブチルゴム)

IR

イソプレンゴム(合成天然ゴム)

MSBR

α

−メチルスチレンとブタジエンとのゴム状共重合体

NBIR

アクリロニトリルとブタジエンとイソプレンとのゴム状共重合体

NBR

アクリロニトリルとブタジエンとのゴム状共重合体(ニトリルゴム)

NIR

アクリロニトリルとイソプレンとのゴム状共重合体

NR

天然ゴム

NOR

ノルボルネンゴム

PBR

ビニルピリジンとブタジエンとのゴム状共重合体

PSBR

ビニルピリジンとスチレンとブタジエンとのゴム状共重合体

SBR

スチレンとブタジエンとのゴム状共重合体

E-SBR

乳化重合で合成されたスチレンとブタジエンとのゴム状共重合体

S-SBR

溶液重合で合成されたスチレンとブタジエンとのゴム状共重合体

一般的な
ゴム

SIBR

スチレンとイソプレンとブタジエンとのゴム状共重合体

XBR

カルボキシル化されたブタジエンゴム

XCR

カルボキシル化されたクロロプレンゴム

XNBR

カルボキシル化されたアクリロニトリルとブタジエンとのゴム状共重合体

カルボキ
シル化さ

れたゴム

XSBR

カルボキシル化されたスチレンとブタジエンとのゴム状共重合体

BIIR

臭素化されたイソブテンとイソプレンとのゴム状共重合体(臭素化ブチルゴム)

R

グル

ープ

主 鎖 に
不 飽 和

炭 素 結
合 を も
つゴム

ハロゲン
化された

ゴム

CIIR

塩素化されたイソブテンとイソプレンとのゴム状共重合体(塩素化ブチルゴム)


3

K 6397

:2005

     

  1  分類,略号,化学名及び慣用名(続き)

分類

略号

化学名及び慣用名

OT

ポリマー鎖のポリスルフィド結合の間に-CH

2

-CH

2

-O-CH

2

-O-CH

2

-CH

2

-

基か又は R 基

(R は脂肪族炭化水素)のいずれかをもち,通常-CH

2

-CH

2

-

基をもたないゴム

T

グループ

主鎖に炭素,酸素

及び硫黄をもつゴ

EOT

ポリマー鎖のポリスルフィド結合の間に-CH

2

-CH

2

-O-CH

2

-O-CH

2

-CH

2

-

基及び通常

-CH

2

-CH

2

-

基(場合によっては他の脂肪族基)をもつゴム

AFMU

四ふっ化エチレンと三ふっ化ニトロソメタンとニトロソパーフルオロ酪酸とのゴム
状共重合体

AU

ポリエステルウレタン

U

グループ

主鎖に炭素,酸素
及び窒素をもつゴ

EU

ポリエーテルウレタン

FZ -P

=N-鎖をもち連鎖中のりん原子に結合したフルオロアルコキシ基をもつゴム

Z

グループ

主鎖にりん及び窒
素をもつゴム

PZ -P

=N-鎖をもち連鎖中のりん原子に結合したアリロキシ(フェノキシ及び置換フェノ

キシ)をもつゴム

(

1

塩素化ポリエチレンは,プラスチックの記号では CPE である。

(

2

エチレンと酢酸ビニルとの共重合体は,プラスチックの記号では E/VAC である。

(

3

ポリイソブテンは,プラスチックの記号では PIB である。


4

K 6397

:2005

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS K6397: 2005

原料ゴム及びラテックスの略号

ISO1629:1995

原料ゴム及びラテックスの略号 

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ) JIS と国際規格との技術的差異の

項目ごとの評価及びその内容

  表示箇所:本体 
  表示方法:点線の下線

項目番号

内容

(

Ⅱ)

国際規格

番号

項目番号

内容

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ) JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

1.

適 用 範

原料ゴム及びラテックス

の略号を規定

ISO 1629

1

JIS

に同じ IDT

2

.分類及

び略号

分野ごとの略号,その化学
名及び慣用名を規定

2

JIS

に同じ MOD/追加

EBM

,EOM,

SEBM

,SEPM,

GCO

,NBIR,

及び NOR の 7 略号を追
加。

現在,国内外で広く使用されているた
め,略号に追加。ISO に提案する。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  IDT………………  技術的差異がない。

    ―  MOD/追加………  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

2.  JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  MOD……………  国際規格を修正している。