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K 6339 : 1999

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日

本工業規格である。これによって JIS K 6339 : 1995 は改正され,この規格に置き換えられる。

今回の改正では,従来規定されていた種類のうち,1 種(ゴム)を削除し,一部寸法及び性能も見直し

た。


日本工業規格

JIS

 K

6339

: 1999

農業用噴霧機樹脂ホース

Spray thermoplastic hoses for agricultural use

1.

適用範囲  この規格は,農業用噴霧機に使用する農業用噴霧機樹脂ホース(以下,ホースという。)に

ついて規定する。この場合,ホースの内面層及び外面層に使用する材料は,ポリ塩化ビニル又はその用途

に適合する熱可塑性樹脂とする。

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これら引用規格は,その最新版を適用する。

JIS K 6251

  加硫ゴムの引張試験方法

備考  ISO 37 : 1994, Rubber, vulcanized of thermoplastic−Determination of tensile stress-strain properties

からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS K 6257

  加硫ゴムの老化試験方法

備考  ISO 188 : 1982, Rubber, vulcanized−Accelerated ageing or heat-resistance tests からの引用事項は,

この規格の該当事項と同等である。

JIS K 6330-1

  ゴム及び樹脂ホース試験方法−第 1 部:寸法測定

備考  ISO 4671 : 1984, Rubber and plastics hose and hose assemblies−Methods of measurement of

dimensions

からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS K 6330-2

  ゴム及び樹脂ホース試験方法−第 2 部:耐圧性試験

備考  ISO 1402 : 1994, Rubber and plastics hoses and hose assemblies−Hydrostatic testing からの引用事

項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS K 6330-6

  ゴム及び樹脂ホース試験方法−第 6 部:接着試験

備考  ISO 8033 : 1991, Rubber and plastics hose−Determination of adhesion between components からの

引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS K 6330-7

  ゴム及び樹脂ホース試験方法−第 7 部:静的オゾン劣化試験

備考  ISO 7326 : 1991, Rubber and plastics hoses−Assessment of ozone resistance under static conditions

からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

3.

種類  ホースの種類は,最高使用圧力によって区分し,次のとおりとする。

タイプ 1:すべての呼び径について,最高使用圧力を 3.5MPa とする。

タイプ 2:すべての呼び径について,最高使用圧力を 5.0MPa とする。


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K 6339 : 1999

4.

構造  ホースの構造は,その用途に適合するものであって,内面層,補強層及び外面層からなる。ホ

ースは,内径,肉厚ともに均整で,たわみ性に富み,使用上支障となるきず,気泡,き裂その他の欠点が

あってはならない。ホースの外表面は平滑又は筋入りとする。

5.

寸法  ホースの寸法は,JIS K 6330-1 の 5.(内径)及び 8.(肉厚)に規定する方法で測定し,表 

適合しなければならない。

表 1  呼び径(内径),許容差及び肉厚

単位 mm

呼び径(内径)

許容差

肉厚

 7.5

±0.6 2.0 以上

 8.5

10.0

±0.7 2.2 以上

11.5

13.0

16.5

±0.9 3.0 以上

17.5

19.0

6.

内面層及び外面層の物理的性質

6.1

引張強さ及び切断時伸び  内面層及び外面層は,JIS K 6251 に規定する方法で試験を行い,表 

適合しなければならない。

表 2  引張強さ及び切断時伸び

ホースの種類

引張強さ

MPa

切断時伸び

%

タイプ 1 及び
タイプ 2

10

以上 160 以上

6.2

老化試験  内面層及び外面層の老化試験は管状の試験片を採り,JIS K 6257 に規定する方法で温度

70

℃±1℃の恒温槽に入れ 48

0

1

時間加熱老化させた後,室温まで放冷する。次に 6.1 と同じ方法でダンベ

ル状 3 号形試験片を 1 個ずつ作製した後,試験を行い,JIS K 6251 の 6.(計算)によって引張強さ変化率

を算出し,その値が±20%を超えてはならない。

7.

ホース要求性能

7.1

耐圧性試験  ホースの耐圧性試験は,JIS K 6330-2 に規定する方法で行い,表 に適合しなければ

ならない。この場合,破裂に要する時間は 1 分以上とする。

表 3  耐圧性能

単位 MPa

ホースの種類

最高使用圧力

耐圧試験圧力

最小破裂試験圧力

タイプ 1 3.5

7  10

以上

タイプ 2 5.0

10  15

以上

7.2

接着試験  各層間の接着試験は,JIS K 6330-6 に規定する方法による。試験片はタイプ 8 とし,各

層間のはく離強さは,1.2kN/m 以上でなければならない。


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K 6339 : 1999

まえがき

7.3

静的オゾン劣化試験  ホースの静的オゾン劣化試験は,JIS K 6330-7 の 7.4(D 法)に規定する方法

で行い,ホース外面層にき裂の発生があってはならない。この場合,試験条件は,JIS K 6330-7 の 6.(試

験条件)によるオゾン濃度 50pphm±5pphm,試験温度 40℃±2℃,試験時間は 72

0

2

時間とする。

8.

表示  ホースには,次の内容を 1 本ごとに表示しなければならない。

a)

製品名又は略号(例えば,SPRAY)

b)

種類又は最高使用圧力

c)

製造業者名又はその略号

d)

製造年又はその略号


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K 6339 : 1999

溶断・農業用ゴムホース原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

山  口      惇

横浜国立大学工学部

西  出  徹  雄

通商産業省基礎産業局化学課

大  嶋  清  治

通商産業省工業技術院標準部材料規格課

橋  本  繁  晴

財団法人日本規格協会

神  代      啓

社団法人日本化学工業協会

廣  庭      正

財団法人化学品検査協会

鈴  木      守

社団法人日本ゴム協会

松  木  稔  久

高圧ガス保安協会

有  光  幸  郎

社団法人日本農業機械工業会

成  田  久  悦

社団法人日本農業機械工業会

北  野  辰  治

ヤマト産業株式会社

小  宮  雅  夫

株式会社田中製作所

高  田  宏  則

小池酸素工業株式会社

池  本  哲  夫

株式会社千代田精機

松  田  武  幸

株式会社ブリヂストン

渋  谷  政  典

株式会社十川ゴム

指  出  和  男

横浜ゴム株式会社

石  井  裕  志

東北ゴム株式会社

竹  林  忠  昭

弘進ゴム株式会社

塚  本  茂  之

クラレプラスチックス株式会社

服  部  和  洋

東海ゴム工業株式会社

庭  田  正  久

日本ゴムホース工業会

(事務局)

三  須      武

社団法人日本化学工業協会

解説文責  渋谷  政典  株式会社十川ゴム