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K 6253-5

:2012

(1)

目  次

ページ

序文 

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義 

2

4

  校正及び検証を行うための計測要求項目 

2

4.1

  環境条件 

2

4.2

  計測要求項目 

2

5

  校正及び検証方法

9

5.1

  校正及び検証に用いる測定器

9

5.2

  硬さ試験機の校正方法及び検証方法の概要

9

6

  校正証明書及び検証証明書 

15

附属書 JA(参考)JIS と対応国際規格との対比表 

16


K 6253-5

:2012

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本ゴム工業会(JRMA)及び財団法人日本

規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準

調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

これによって,JIS K 6253:2006 は廃止され,その一部を分割して制定したこの規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

JIS K 6253

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS K 6253-1

  第 1 部:通則

JIS K 6253-2

  第 2 部:国際ゴム硬さ(10 IRHD〜100 IRHD)

JIS K 6253-3

  第 3 部:デュロメータ硬さ

JIS K 6253-4

  第 4 部:IRHD ポケット硬さ

JIS K 6253-5

  第 5 部:硬さ試験機の校正及び検証


日本工業規格     

JIS

 K

6253-5

:2012

加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−硬さの求め方−

第 5 部:硬さ試験機の校正及び検証

Rubber, vulcanized or thermoplastic-Determination of hardness-

Part 5: Calibration and verification of hardness testers

序文 

この規格は,2006 年に第 1 版として発行された ISO 18898 を基に,技術的内容を変更して作成した日本

工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。

適用範囲 

この規格は,加硫ゴム及び熱可塑性のゴム硬さの求め方に用いる国際ゴム硬さ(IRHD)試験機(JIS K 

6253-2

,デュロメータ(JIS K 6253-3)及び IRHD ポケット硬さ試験機(JIS K 6253-4)の校正及び検証に

ついて規定する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 18898:2006

,Rubber−Calibration and verification of hardness testers(MOD)

なお,対応の程度を表す記号

MOD は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき, 修正している

ことを示す。

警告  この規格の利用者は,通常の実験室での作業に精通している者とする。この規格は,その使用

に関して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。この規格の利用者は,

各自の責任において安全に対する適切な措置をとらなければならない。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS K 6200

  ゴム−用語

JIS K 6253-1

  加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−硬さの求め方−第 1 部:通則

JIS K 6253-2

  加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−硬さの求め方−第 2 部:国際ゴム硬さ(10 IRHD〜100

IRHD)

注記  対応国際規格:ISO 48,Rubber, vulcanized or thermoplastic−Determination of hardness (hardness

between 10 IRHD and 100 IRHD)(MOD)

JIS K 6253-3

  加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−硬さの求め方−第 3 部:デュロメータ硬さ

注記  対応国際規格:ISO 7619-1,Rubber, vulcanized or thermoplastic−Determination of indentation


2

K 6253-5

:2012

hardness−Part 1: Durometer method (Shore hardness)(MOD)

JIS K 6253-4

  加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−硬さの求め方−第 4 部:IRHD ポケット硬さ

注記  対応国際規格:ISO 7619-2,Rubber, vulcanized or thermoplastic−Determination of indentation

hardness−Part 2: IRHD pocket meter method(MOD)

JIS Q 17025

  試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項

注記  対応国際規格:ISO/IEC 17025,General requirements for the competence of testing and calibration

laboratories(IDT)

ISO 18899

,Rubber−Guide to the calibration of test equipment

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 6200JIS K 6253-1 及び ISO 18899 による。

校正及び検証を行うための計測要求項目 

4.1 

環境条件 

校正及び検証を行う試験室の標準条件は,18〜25  ℃とする。

4.2 

計測要求項目 

試験機の押針及び加圧板を,

図 1〜図 に示す。試験機の要求項目は,表 1〜表 による。これらの条件

を満たすことを検証する。


3

K 6253-5

:2012

1

押針

2

加圧板

図 1−タイプ デュロメータの押針及び加圧板

表 1−タイプ デュロメータ

測定項目

単位

範囲及び許容差

校正及び検証方法

押針の直径

d

2

 mm

1.25±0.15

5.2.1.2 

円すい(錐)台形の先端直径

d

3

 mm

0.79±0.01

5.2.1.2 

押針の円すい(錐)角度

α

° 35.00±0.25

5.2.1.2 

加圧板の位置

中心

加圧板の寸法

D mm スタンドを用いる場合:

φ18.0±0.5

スタンドを用いない場合:

加圧板の外端から押針の中心まで 6.0 以上

5.2.2 

加圧板の穴の直径

d

1

 mm

3.0±0.1

5.2.2 

加圧面に加える質量

a)

m kg

1

.

0
0

0

.

1

5.2.4.1 

押込み深さ

l mm

0.000〜2.500

許容差:∆l=±0.020

5.2.3.1 

押針のスプリング力

b)

F mN

F=550+75×H

A

許容差:∆F=±37.5

b)

H

A

:タイプ A デュロメータの硬さ

5.2.5.1 

測定時間

t s

3 又は 15

5.2.7 

a)

  加圧面に加える質量とは,スタンドの分銅の質量とデュロメータの質量との合計をいう。

b)

  スタンドを用いない場合には,スプリング力の許容差は,この値の 2 倍が許される。


4

K 6253-5

:2012

1

押針

2

加圧板

図 2−タイプ デュロメータの押針及び加圧板

表 2−タイプ デュロメータ

測定項目

単位

範囲及び許容差

校正及び検証方法

押針の直径

d

2

 mm

1.25±0.15

5.2.1.2 

押針先端の半径

r mm

0.10±0.01

5.2.1.2 

押針の円すい(錐)角度

α

° 30.00±0.25

5.2.1.2 

加圧板の位置

中心

加圧板の寸法

D mm スタンドを用いる場合:

φ18.0±0.5

スタンドを用いない場合:

加圧板の外端から押針の中心まで 6.0 以上

5.2.2 

加圧板の穴の直径

d

1

 mm

3.0±0.1

5.2.2 

加圧面に加える質量

a)

m kg

5

.

0

0

0

.

5

5.2.4.1 

押込み深さ

l mm

0.000〜2.500

許容差:∆l=±0.020

5.2.3.2 

押針のスプリング力

b)

F mN

F=445.0×H

D

許容差:∆F=±222.5

b)

H

D

:タイプ D デュロメータの硬さ

5.2.5.2 

測定時間

t s

3 又は 15

5.2.7 

a)

  加圧面に加える質量とは,スタンドの分銅の質量とデュロメータの質量との合計をいう。

b)

  スタンドを用いない場合には,スプリング力の許容差は,この値の 2 倍が許される。


5

K 6253-5

:2012

1

押針

2

加圧板

図 3−タイプ デュロメータの押針及び加圧板

表 3−タイプ デュロメータ

測定項目

単位

範囲及び許容差

校正及び検証方法

押針の先端球の半径

R mm

2.50±0.02

5.2.1.2 

加圧板の位置

中心

mm

2

スタンドを用いる場合:>500

加圧板の面積又は寸法

A

mm

スタンドを用いない場合:

加圧板の外端から押針の中心まで 7.0 以上 

5.2.2 

加圧板の穴の直径

d

1

 mm

5.4±0.2

5.2.2 

加圧面に加える質量

a)

m kg

1

.

0
0

0

.

1

5.2.4.1 

押込み深さ

l mm

0.000〜2.500

許容差:∆l=±0.020

5.2.3.3 

押針のスプリング力

b)

F mN

F=550.0+75.0×H

E

許容差:∆F=±37.5

b)

H

E

:タイプ E デュロメータの硬さ

5.2.5.3 

測定時間

t s

3 又は 15

5.2.7 

a)

  加圧面に加える質量とは,スタンドの分銅の質量とデュロメータの質量との合計をいう。

b)

  スタンドを用いない場合には,スプリング力の許容差は,この値の 2 倍が許される。


6

K 6253-5

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1

押針

2

加圧板

図 4−タイプ AM デュロメータの押針及び加圧板

表 4−タイプ AM デュロメータ

測定項目

単位

範囲及び許容差

校正及び検証方法

押針の直径

d

2

 mm

0.79±0.025

5.2.1.2 

押針先端の半径

r mm

0.10±0.01

5.2.1.2 

押針の円すい(錐)角度

α

° 30.00±0.25

5.2.1.2 

加圧板の位置

中心

加圧板の直径

D mm

9.0±0.3

5.2.2 

加圧板の穴の直径

d

1

 mm

1.19±0.03

5.2.2 

加圧面に加える質量

a)

m kg

05

.

0

0

25

.

0

5.2.4.1 

押込み深さ

l mm

0.000〜1.250

許容差:∆l=±0.010

5.2.3.4 

押針のスプリング力

F mN

F=324.0+4.4×H

AM

許容差:∆F=±8.8

H

AM

:タイプ AM デュロメータの硬さ

5.2.5.4 

測定時間

t s

3 又は 15

5.2.7 

a)

  加圧面に加える質量とは,スタンドの分銅の質量とデュロメータの質量との合計をいう。


7

K 6253-5

:2012

1

プランジャ

2

加圧板

図 5−国際ゴム硬さ(IRHD)のプランジャ及び加圧板

表 5−国際ゴム硬さ(IRHD

測定項目

単位

範囲及び許容差

校正及び検証方法

プランジャの先端球の直径

d

2

 mm

2.50±0.01

5.2.1.3 

加圧板の直径

D mm

20±1

5.2.2 

加圧板の穴の直径

d

1

 mm

6±1

5.2.2 

加圧面に加える力

F

f

 N

8.3±1.5

5.2.4.2 

押込み深さ

l mm

lf[国際ゴム硬さ(IRHD)]

表 12

許容差:∆l=±0.010

5.2.3.5 

プランジャの接触力

F

c

 N

0.30±0.02

5.2.6.1 

プランジャに加わる力の合計

F

t

 N

5.70±0.03

5.2.6.1 

プランジャの接触力を加える時間 
t

c

)及び測定時間(t

t

t

s

t

c

=5 及び t

t

=30

5.2.7 

注記  加圧板の中心は,プランジャの中心と一致している。

表 6−国際ゴム硬さ(IRHD

測定項目

単位

範囲及び許容差

校正及び検証方法

プランジャの先端球の直径

d

2

 mm

1.00±0.01

5.2.1.3 

加圧板の直径

D mm

20±1

5.2.2 

加圧板の穴の直径

d

1

 mm

6±1

5.2.2 

加圧面に加える力

F

f

 N

8.3±1.5

5.2.4.2 

押込み深さ

l mm

lf[国際ゴム硬さ(IRHD)]

表 13

許容差:∆l=±0.010

5.2.3.6 

プランジャの接触力

F

c

 N

0.30±0.02

5.2.6.1 

プランジャに加わる力の合計

F

t

 N

5.70±0.03

5.2.6.1 

プランジャの接触力を加える時間 
t

c

)及び測定時間(t

t

t

s

t

c

=5 及び t

t

=30

5.2.7 

注記  加圧板の中心は,プランジャの中心と一致している。


8

K 6253-5

:2012

表 7−国際ゴム硬さ(IRHD

測定項目

単位

範囲及び許容差

校正及び検証方法

プランジャの先端球の直径

d

2

 mm

5.00±0.01

5.2.1.3 

加圧板の直径

D mm

22±1

5.2.2 

加圧板の穴の直径

d

1

 mm

10±1

5.2.2 

加圧面に加える力

F

f

 N

8.3±1.5

5.2.4.2 

押込み深さ

l mm

lf[国際ゴム硬さ(IRHD)]

表 14

許容差:∆l=±0.010

5.2.3.7 

プランジャの接触力

F

c

 N

0.30±0.02

5.2.6.1 

プランジャに加わる力の合計

F

t

 N

5.70±0.03

5.2.6.1 

プランジャの接触力を加える時間 
t

c

)及び測定時間(t

t

t

s

t

c

=5 及び t

t

=30

5.2.7 

注記  加圧板の中心は,プランジャの中心と一致している。

表 8−国際ゴム硬さ(IRHD

測定項目

単位

範囲及び許容差

校正及び検証方法

プランジャの先端球の直径

d

2

 mm

0.395±0.005

5.2.1.3 

加圧板の直径

D mm

3.35±0.15

5.2.2 

加圧板の穴の直径

d

1

 mm

1.00±0.15

5.2.2 

加圧面に加える力

F

f

 mN

235±30

5.2.4.2 

押込み深さ

l mm

lf[国際ゴム硬さ(IRHD)]

表 15

許容差:∆l=±0.002

5.2.3.8 

プランジャの接触力

F

c

 mN

8.3±0.5

5.2.6.2 

プランジャに加わる力の合計

F

t

 mN

153.3±1.0

5.2.6.2 

プランジャの接触力を加える時間

t

c

)及び測定時間(t

t

t

s

t

c

=5 及び t

t

=30

5.2.7 

注記  加圧板の中心は,プランジャの中心と一致している。


9

K 6253-5

:2012

1

押針

2

加圧板

図 6IRHD ポケット硬さ試験機の押針・加圧板

表 9IRHD ポケット硬さ試験機

測定項目

単位

範囲及び許容差

校正及び検証方法

押針の先端球の直径

d

2

 mm

1.575±0.025

5.2.1.4 

加圧板の位置

中心

加圧板の大きさ

S mm

□20.0±2.5 又はφ22.5±2.5

5.2.2 

加圧板の穴の直径

d

1

 mm

2.5±0.5

5.2.2 

押込み深さ

l mm

lf[国際ゴム硬さ(IRHD)]

表 16

許容差:∆l=±0.020

5.2.3.9 

押針のスプリング力

F N

2.65±0.15

5.2.5.5 

測定時間

t s

3 又は 15

5.2.7 

校正及び検証方法 

5.1 

校正及び検証に用いる測定器  校正及び検証に用いる測定器は,公差の精度が確認できる測定器を

用いる。 

5.2 

硬さ試験機の校正方法及び検証方法の概要 

5.2.1 

押針又はプランジャ 

5.2.1.1

一般  押針又はプランジャの形状測定には,座標測定装置(例えば,読取り顕微鏡),拡大投影

機などを用いることが適している。

5.2.1.2

デュロメータ硬さ  タイプ A デュロメータについては,図 及び表 に記載されている項目を検

証する。同様にタイプ D デュロメータについては,

図 及び表 に,タイプ E デュロメータについては,

図 及び表 に,タイプ AM デュロメータについては,図 及び表 に記載されている項目を検証する。

5.2.1.3

国際ゴム硬さ(IRHD法,法,法及び 法  国際ゴム硬さ(IRHD)N 法については,図

5

及び

表 に記載されているプランジャの直径を検証する。同様に H 法については,図 及び表 に,L

法については,

図 及び表 に,M 法については,図 及び表 に記載されているプランジャの直径を検

証する。

5.2.1.4

IRHD

ポケット硬さ試験機  IRHD ポケット硬さ試験機については,図 及び表 に記載されて

いる押針の直径を検証する。


10

K 6253-5

:2012

5.2.2

加圧板  加圧板の直径及び長さの測定には,ノギスが適している。一方,加圧板の穴の直径の測定

には,校正されたピンゲージを用いることが適している。これらについては,

図 1〜図 及び表 1〜表 9

に記載されている項目を検証する。ただし,孔の縁が面取りされているならば,面取り部分は,測定範囲

に含まない。

5.2.3 

押込み深さ 

5.2.3.1

タイプ デュロメータ  硬さ試験機を押込み深さ 0.000〜2.500 mm の測定範囲をもつ長さ測定器

と変位装置とから成り立っている押込み深さ測定装置に装着する。長さ測定系には,マイクロメータを用

いるのが望ましい。長さ測定器(マイクロメータのスピンドル先端)が押針と垂直同軸上で接触するよう

に固定し,スピンドルを移動させて押針に変位を与える。硬さ試験機の押針を 100 から 0 まで,各表示に

従って変位させるか,又は既知の押込み深さ値に対する硬さ試験機の指示値を検証する。押込み深さの検

証は,指示値 100 及び 0 を含む少なくとも 4 か所で実施する。指示値,押込み深さ値及び許容差は,

表 10

に示す。

5.2.3.2

タイプ デュロメータ  測定方法は,5.2.3.1 と同様とする。硬さ試験機の押針を 100 から 0 まで,

各表示に従って変位させるか,又は既知の押込み深さ値に対する硬さ試験機の指示値を検証する。押込み

深さの検証は,指示値 100 及び 0 を含む少なくとも 4 か所で実施する。指示値,押込み深さ値及び許容差

は,

表 10 に示す。

5.2.3.3

タイプ デュロメータ  測定方法は,5.2.3.1 と同様とする。硬さ試験機の押針を 100 から 0 まで,

各表示に従って変位させるか,又は既知の押込み深さ値に対する硬さ試験機の指示値を検証する。押込み

深さの検証は,指示値 100 及び 0 を含む少なくとも 4 か所で実施する。指示値,押込み深さ値及び許容差

は,

表 10 に示す。

5.2.3.4

タイプ AM デュロメータ  測定方法は,押込み深さの範囲が 0.000〜1.250 mm であること以外は,

5.2.3.1

と同様とする。硬さ試験機の押針を 100 から 0 まで,各表示に従って変位させるか,又は既知の押

込み深さ値に対する硬さ試験機の指示値を検証する。押込み深さの検証は,指示値 100 及び 0 を含む少な

くとも 4 か所で実施する。指示値,押込み深さ値及び許容差は,

表 11 に示す。

表 10−タイプ A,タイプ 又はタイプ デュロメータの押込み深さ

単位  mm

指示値

押込み深さ値 l

(∆l=±0.020)

0 2.500

10 2.250 
20 2.000 
30 1.750 
40 1.500 
50 1.250 
60 1.000 
70 0.750 
80 0.500 
90 0.250

100 0.000


11

K 6253-5

:2012

表 11−タイプ AM デュロメータの押込み深さ

単位  mm

指示値

押込み深さ値 l

(∆l=±0.010)

0 1.250

10 1.125 
20 1.000 
30 0.875 
40 0.750 
50 0.625 
60 0.500 
70 0.375 
80 0.250 
90 0.125

100 0.000

5.2.3.5

国際ゴム硬さ(IRHD法  測定方法は,押込み深さの範囲が 0.000〜1.800 mm であること以

外は,5.2.3.1 と同様とする。硬さ試験機の押針を指示値 100 から 30 まで各表示に従って変位させるか,

又は既知の押込み深さ値に対する硬さ試験機の指示値を検証する。押込み深さの検証は,指示値 100 を含

む少なくとも 4 か所で実施する。指示値,押込み深さ値及び許容差は,

表 12 に示す。

表 12−国際ゴム硬さ(IRHD法の押込み深さ

単位  mm

指示値

押込み深さ値 l

(∆l=±0.01)

100.0 0.000

80.2 0.350 
70.4 0.510 
60.1 0.710 
50.2 0.960 
40.1 1.300 
30.0 1.800

5.2.3.6

国際ゴム硬さ(IRHD法  測定方法は,押込み深さの範囲が 0.000〜0.440 mm であること以

外は,5.2.3.1 と同様とする。硬さ試験機のプランジャを各表示に従って変位させるか,又は既知の押込み

深さ値に対する硬さ試験機の指示値を検証する。指示値,押込み深さ値及び許容差は,

表 13 に示す。

表 13−国際ゴム硬さ(IRHD法の押込み深さ

単位  mm

指示値

押込み深さ値 l

(∆l=±0.010)

100.0 0.000

98.8 0.100 
95.4 0.200 
91.1 0.300 
84.8 0.440

5.2.3.7

国際ゴム硬さ(IRHD法  測定方法は,押込み深さの範囲が 0.000〜3.200 mm であること以外


12

K 6253-5

:2012

は,5.2.3.1 と同様とする。硬さ試験機のプランジャを各表示に従って変位させるか,又は既知の押込み深

さ値に対する硬さ試験機の指示値を検証する。指示値,押込み深さ値及び許容差は,

表 14 に示す。

表 14−国際ゴム硬さ(IRHD法の押込み深さ

単位  mm

指示値

押込み深さ値 l

(∆l=±0.010)

34.9 1.100 
21.3 1.800 
14.1 2.500

9.9 3.180

5.2.3.8

国際ゴム硬さ(IRHD法  測定方法は,押込み深さの範囲が 0.000〜0.300 mm であること以

外は,5.2.3.1 と同様とする。硬さ試験機の押針を指示値 100 から 30 まで各表示に従って変位させるか,

又は既知の押込み深さ値に対する硬さ試験機の指示値を検証する。押込み深さの検証は,指示値 100 を含

む少なくとも 4 か所で実施する。指示値,押込み深さ値及び許容差は,

表 15 に示す。

表 15−国際ゴム硬さ(IRHD法の押込み深さ

単位  mm

指示値

押込み深さ値 l

(∆l=±0.002)

100.0 0.000

80.2 0.058 
70.4 0.085 
60.1 0.118 
50.2 0.160 
40.1 0.217 
30.0 0.300

5.2.3.9

IRHD

ポケット硬さ試験機  測定方法は,押込み深さの範囲が 0.000〜1.650 mm であること以外

は,5.2.3.1 と同様とする。硬さ試験機の押針を指示値 100 から 30 まで各表示に従って変位させるか,又

は既知の押込み深さ値に対する硬さ試験機の指示値を検証する。押込み深さの検証は,指示値 30 及び 100

を含む少なくとも 4 か所で実施する。指示値,押込み深さ値及び許容差は,

表 16 に示す。

表 16IRHD ポケット硬さ試験機の押込み深さ

単位  mm

指示値

押込み深さ値 l

(∆l=±0.020)

100 0.000

90 0.191 
80 0.323 
70 0.473 
60 0.653 
50 0.884 
40 1.195 
30 1.650


13

K 6253-5

:2012

5.2.4 

加圧面にかかる力 

5.2.4.1

デュロメータ  デュロメータをスタンドに取り付けて用いる場合の加圧面にかかる力は,デュロ

メータ本体と負荷質量との合計質量を,適切な質量計で測定して検証するものとする。

5.2.4.2

国際ゴム硬さ(IRHD)試験機  試験機に最大 10 N がかけられる力の測定装置を装着し,加圧面

にかかる力を測定する。ただし,M 法での最大の力は,300 mN である。力の測定装置と試験機の測定軸

とは,鉛直になるようにしなければならない。

5.2.5 

スプリングにかかる力 

5.2.5.1

タイプ デュロメータ  硬さ試験機を 0〜9 N の測定範囲をもつ力測定装置及び変位装置からな

るスプリング校正装置に装着する。力変換器又は質量測定器が力測定装置として用いるのに適している。

質量測定器を使用する場合には,用いる分銅の質量 とスプリングにかかる力 との関係は,Fgm であ

る。ここに,は,重力加速度である。通常は,g

n

=9.806 65 m/s

2

(重力加速度の標準値)の値を用いるこ

とができる。測定場所の重力加速度が,標準値から 1×10

3

 m/s

2

以上外れているが,どの程度外れている

か判断できない場合には,次の近似式によって算出することができる。

g=9.780 327(1+0.005 302 4 sin

2

φ−0.000 005 8 sin

2

2φ)  単位:m/s

2

ここに,

φ: 緯度

測定方法は,硬さ試験機の押針を指示値 0 から 100 まで 10 ごとに変位して,指示値に対するスプリング

にかかる力を検証する。10 か所で行うのが望ましいが,3 か所で十分な検証が可能であれば,3 か所での

結果でもよい。指示値,スプリングにかかる力及び許容差を,

表 17 に示す。

表 17−デュロメータのスプリングにかかる力

単位  mN

スプリングの力

目盛

タイプ A 及び E

タイプ D

タイプ AM

0 550

− 324

10 1 300

4

450

368

20 2 050

8

900

412

30 2 800

13

350

456

40 3 550

17

800

500

50 4 300

22

250

544

60 5 050

26

700

588

70 5 800

31

150

632

80 6 550

35

600

676

90 7 300

40

050

720

100 8 050

44

500

764

許容差

a)

±37.5

±222.5

±8.8

a)

  タイプ A,D 及び E でのスタンドを用いない場合の許容差は,

この許容差の 2 倍が許される。

なお,スプリング校正装置の例を,

図 に示す。デュロメータの押針先端を化学天びんの皿の上に,化

学天びんと加圧面とが干渉しないよう,スペーサを介して鉛直に保持する。スペーサ質量と同じ質量の風

袋を,前もって分銅を載せる化学天びんの皿に載せておく。適正な目盛を指示するよう分銅を載せ,その

ときの力(mN)が,規定の力の許容差内に入っていることを確認する。適切な目盛間隔で前述の校正を行

う。荷重検定器などと呼ばれる専用スタンドと分銅とを用いて,倒立させたデュロメータの押針に力を直

接加える方法でもよい。ただし,デュロメータ内部部品の自重に対する補正を考慮し,

図 による方法と


14

K 6253-5

:2012

の差がないようにする。

1

デュロメータ保持台

2

スペーサ

3

デュロメータ

4

目盛

5

分銅

6

化学天びん

図 7−スプリング校正装置の例

5.2.5.2

タイプ デュロメータ  測定方法は,力測定装置の範囲が 0〜45 N ということを除いて,5.2.5.1

と同様とする。硬さ試験機の押針を指示値 0 から 100 まで 10 ごとに変位して,指示値に対するスプリング

にかかる力を検証する。10 か所を行うのが望ましいが,3 か所で十分な検証が可能であれば,3 か所での

結果でもよい。指示値とスプリングにかかる力及び許容差とを

表 17 に示す。

5.2.5.3

タイプ デュロメータ  測定方法は,力測定装置の範囲が 0〜9 N ということを除いて,5.2.5.1

と同様とする。硬さ試験機の押針を指示値 0 から 100 まで 10 ごとに変位して,指示値に対するスプリング

にかかる力を検証する。10 か所を行うのが望ましいが,3 か所で十分な検証が可能であれば,3 か所での

結果でもよい。指示値とスプリングにかかる力及び許容差とを

表 17 に示す。

5.2.5.4

タイプ AM デュロメータ  測定方法は,力測定装置の範囲が 0〜0.8 N ということを除いて,5.2.5.1

と同様とする。硬さ試験機の押針を指示値 0 から 100 まで 10 ごとに変位して,指示値に対するスプリング

にかかる力を検証する。10 か所を行うのが望ましいが,7 か所で十分な検証が可能であれば,7 か所での

結果でもよい。指示値とスプリングにかかる力及び許容差とを

表 17 に示す。

5.2.5.5

IRHD

ポケット硬さ試験機  測定方法は,力測定装置の範囲が 0〜3 N ということを除いて,5.2.5.1

と同様とする。硬さ試験機の押針を指示値 30 から 100 まで 10 ごとに変位して,指示値に対するスプリン

グの力を検証する。指示値が 30〜100 の範囲で,

(2.65±0.15)N に入ることを検証する。8 か所を行うの

が望ましいが,3 か所で十分な検証が可能であれば,3 か所での結果でもよい。

5.2.6 

国際ゴム硬さ(IRHD)のプランジャの先端にかかる接触力,押込み力及び合計の力 

5.2.6.1

N

法,法及び 法  測定方法は,力測定装置の範囲が 0〜6 N ということを除いて,5.2.5.1 

同様とする。プランジャの接触力 F

c

を測定後,押込み力 F

i

,すなわちプランジャの先端にかかる力の合計

F

t

を測定し,検証する。押込み力は,F

i

F

t

F

c

で示される。接触力,押込み力及びプランジャの先端に

加わる力の合計,並びに許容差を

表 18 に示す。


15

K 6253-5

:2012

表 18−国際ゴム硬さ(IRHD法,法及び 

単位  N

計測対象項目

接触力

F

c

 0.3±0.02

押込み力

F

i

 5.4±0.01

プランジャの先端に加わる力の合計

F

t

 5.7±0.03

5.2.6.2

M

法  測定方法は,力測定装置の範囲が 0〜160 mN ということを除いて,5.2.5.1 と同様とする。

測定の際に,硬さ試験機に加わる力は,測定装置から垂直に力を与えられていることを確認する。プラン

ジャの接触力 F

c

を測定後,押込み力 F

i

,すなわちプランジャの先端に加わる力の合計 F

t

を測定し,検証

する。押込み力は,F

i

F

t

F

c

で示される。接触力,押込み力及びプランジャの先端に加わる力の合計,

並びに許容差を

表 19 に示す。

表 19−国際ゴム硬さ(IRHD

単位  mN

計測対象項目

接触力

F

c

 8.3±0.5

押込み力

F

i

 145.0±0.5

プランジャの先端に加わる力の合計

F

t

 153.3±1.0

5.2.7

測定時間  自動タイマ装置をスタンドと併用する場合においては,時間の校正が必要となる。測定

時間は,ISO 18899 に規定する校正を行い,その公差の±0.3 秒であることを検証する。

校正証明書及び検証証明書 

校正証明書及び検証証明書は,JIS Q 17025 による。


16

K 6253-5

:2012

附属書 JA

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS K 6253-5:2012

  加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−硬さの求め方−第 5 部:硬さ試

験機の校正及び検証

ISO 18898:2006

  Rubber−Calibration and verification of hardness testers 

(I)JIS の規定 

(III)国際規格の規定 

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ごとの
評価及びその内容 

箇条番号 
及び題名

内容

(II) 
国際

規格
番号 

箇条
番号 

内容

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容

(V)JIS と国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策 

3  用語及び
定義

3

  追加

JIS K 6200

及び JIS K 6253-1 を追加

JIS

として必要なため

4.2  計測要求項目  表 1
〜表 4

 4.2

追加

表 1〜表 3 でスタンドを使用しないデ
ュロメータの場合 
1)  加圧板の寸法を追加した。 
2)  スプリング力の許容差を 2 倍にし

てもよいことを注に記載した。

3)  表 1〜表 4 で加圧面を質量につい

て説明を加えた。

 
 
1)  JIS として必要なため 
2)  ISO に提案中である。 
 
3)  分かりやすくするための

追加で技術的差異はない。

4  校正及び
検証を行う
ための計測

要求項目

表 3

変更

タイプ E は,対応国際規格では,タイ
プ AO と称している。

名称の変更であるので,技術
的な差異はない。

5.1  校 正 及 び 検 証 に 用
いる測定器

 5.1

変更

公差許容差の 0.2 倍以下の不確かさ

を検定した測定器を用いる を 公差

の精度を確認できる測定器を用いる
に変更した。

当該 ISO 規格の規定に従うこ
とは,実用的ではないので,

ISO

規格の次回改正時に変更

を提案する。

5.2.5.1  タイプ A デュロ
メータ

 5.2.5.1

追加

スプリング校正装置の例を追加した。 分かりやすくするための追加

で技術的差異はない。 

変更

十分に検証できる場合のポイントを 3

か所に変更した。

ISO

に提案中である。

5.2.5.2  タイプ D デュロ
メータ

 5.2.5.2

変更

十分に検証できる場合のポイントを 3
か所に変更した。

ISO

に提案中である。

5  校正及び
検証方法

5.2.5.3  タイプ E デュロ
メータ

 5.2.5.3

変更

十分に検証できる場合のポイントを 3
か所に変更した。

ISO

に提案中である。

16

K 625

3-

5


2

012


17

K 6253-5

:2012

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 18898:2006,MOD 

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

−  追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

−  変更 国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

−  MOD  国際規格を修正している。 

17

K 625

3

-5


2

012