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K 5659

:2008

(1)

目  次

ページ

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義

2

4

  種類及び等級

2

5

  品質

2

6

  見本品

3

7

  試験方法

3

7.1

  サンプリング

4

7.2

  試験用試料の検分及び調整

4

7.3

  試験の一般条件

4

7.4

  容器の中の状態

4

7.5

  表面乾燥性

4

7.6

  塗膜の外観

5

7.7

  ポットライフ

5

7.8

  隠ぺい率

5

7.9

  鏡面光沢度(60 度)

6

7.10

  上塗り適合性

6

7.11

  耐屈曲性

6

7.12

  耐おもり落下性

6

7.13

  層間付着性 I(下塗り塗料と中塗り塗料との間)

7

7.14

  層間付着性 II(中塗り塗料と上塗り塗料との間)

8

7.15

  耐アルカリ性

8

7.16

  耐酸性

9

7.17

  耐湿潤冷熱繰返し性

9

7.18

  混合塗料中の加熱残分

10

7.19

  促進耐候性

10

7.20

  屋外暴露耐候性

11

8

  検査

11

9

  表示

11

附属書 A(規定)屋外暴露耐候性

12

附属書 B(参考)鋼構造物用耐候性塗料の試験手順

14


K 5659

:2008

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本塗料

工業会(JPMA)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきと

の申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。これに

よって JIS K 5659:2002 は改正され,また,JIS K 5657:2002 は廃止・統合され,この規格に置き換えられ

た。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。


日本工業規格

JIS

 K

5659

:2008

鋼構造物用耐候性塗料

Long durable paints for steel structures

1

適用範囲

この規格は,主に鋼構造物の美装仕上げ塗りに用い,長期の耐候性をもつ塗料について規定する。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS G 3141

  冷間圧延鋼板及び鋼帯

JIS K 5500

  塗料用語

JIS K 5551

  構造物用さび止めペイント

JIS K 5600-1-1

  塗料一般試験方法−第 1 部:通則−第 1 節:試験一般(条件及び方法)

JIS K 5600-1-2

  塗料一般試験方法−第 1 部:通則−第 2 節:サンプリング

JIS K 5600-1-3

  塗料一般試験方法−第 1 部:通則−第 3 節:試験用試料の検分及び調整

JIS K 5600-1-4

  塗料一般試験方法−第 1 部:通則−第 4 節:試験用標準試験板

JIS K 5600-1-6

  塗料一般試験方法−第 1 部:通則−第 6 節:養生並びに試験の温度及び湿度

JIS K 5600-1-7

  塗料一般試験方法−第 1 部:通則−第 7 節:膜厚

JIS K 5600-1-8

  塗料一般試験方法−第 1 部:通則−第 8 節:見本品

JIS K 5600-2-6

  塗料一般試験方法−第 2 部:塗料の性状・安定性−第 6 節:ポットライフ

JIS K 5600-3-2

  塗料一般試験方法−第 3 部:塗膜の形成機能−第 2 節:表面乾燥性(バロチニ法)

JIS K 5600-4-1

  塗料一般試験方法−第 4 部:塗膜の視覚特性−第 1 節:隠ぺい力(淡彩色塗料用)

JIS K 5600-4-3

  塗料一般試験方法−第 4 部:塗膜の視覚特性−第 3 節:色の目視比較

JIS K 5600-4-6

  塗料一般試験方法−第 4 部:塗膜の視覚特性−第 6 節:測色(色差の計算)

JIS K 5600-4-7

  塗料一般試験方法−第 4 部:塗膜の視覚特性−第 7 節:鏡面光沢度

JIS K 5600-5-1

  塗料一般試験方法−第 5 部:塗膜の機械的性質−第 1 節:耐屈曲性(円筒形マンドレ

ル法)

JIS K 5600-5-3

  塗料一般試験方法−第 5 部:塗膜の機械的性質−第 3 節:耐おもり落下性

JIS K 5600-5-6

  塗料一般試験方法−第 5 部:塗膜の機械的性質−第 6 節:付着性(クロスカット法)

JIS K 5600-6-1

  塗料一般試験方法−第 6 部:塗膜の化学的性質−第 1 節:耐液体性(一般的方法)

JIS K 5600-7-2

  塗料一般試験方法−第 7 部:塗膜の長期耐久性−第 2 節:耐湿性(連続結露法)

JIS K 5600-7-4

  塗料一般試験方法−第 7 部:塗膜の長期耐久性−第 4 節:耐湿潤冷熱繰返し性

JIS K 5600-7-6

  塗料一般試験方法−第 7 部:塗膜の長期耐久性−第 6 節:屋外暴露耐候性


2

K 5659

:2008

JIS K 5600-7-7

  塗料一般試験方法−第 7 部:塗膜の長期耐久性−第 7 節:促進耐候性(キセノ

ンランプ法)

JIS K 5600-8-1

  塗料一般試験方法−第 8 部:塗膜劣化の評価−第 1 節:一般的な原則と等級

JIS K 5600-8-2

  塗料一般試験方法−第 8 部:塗膜劣化の評価−第 2 節:膨れの等級

JIS K 5600-8-4

  塗料一般試験方法−第 8 部:塗膜劣化の評価−第 4 節:割れの等級

JIS K 5600-8-5

  塗料一般試験方法−第 8 部:塗膜劣化の評価−第 5 節:はがれの等級

JIS K 5600-8-6

  塗料一般試験方法−第 8 部:塗膜劣化の評価−第 6 節:白亜化の等級

JIS K 5601-1-2

  塗料成分試験方法−第 1 部:通則−第 2 節:加熱残分

JIS K 5960

  家庭用屋内壁塗料

JIS K 8575

  水酸化カルシウム(試薬)

JIS K 8951

  硫酸(試薬)

JIS P 3801

  ろ紙(化学分析用)

JIS R 3202

  フロート板ガラス及び磨き板ガラス

JIS R 6253

  耐水研磨紙

JIS S 6050

  プラスチック字消し

JIS Z 1522

  セロハン粘着テープ

JIS Z 8401

  数値の丸め方

JIS Z 8721

  色の表示方法−三属性による表示

JIS Z 8722

  色の測定方法−反射及び透過物体色

3

用語及び定義

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 5500 による。

4

種類及び等級

種類は,上塗り塗料及び中塗り塗料に区分し,更に等級によって

表 のとおりとする。

表 1−種類及び等級

種類

等級

1

2

上塗り塗料

3

中塗り塗料

上塗り塗料の原料は,ふっ素系樹脂,シリ

コン系樹脂又はポリウレタン系樹脂とする。

塗料は,上塗り塗料と中塗り塗料とを組み

合わせて用いる。上塗り塗料及び中塗り塗料

のいずれも,主剤と硬化剤を混合し硬化させ
て用いる。

5

品質

品質は,箇条 によって試験したとき,

表 を満足しなければならない。


3

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表 2−品質

上塗り塗料

項目

1

2

3

中塗り塗料

試験 
項目 
番号

容器の中の状態

かき混ぜたとき,堅い塊がなくて一様になる。

7.4 

表面乾燥性

表面乾燥する。

7.5 

塗膜の外観

正常である。

7.6 

ポットライフ

規定時間後,使用できる。

7.7 

隠ぺい率          %

白・淡彩

a)

は 90 以上,鮮明な赤及び黄は 50 以上,その他の色は 80 以上  7.8 

鏡面光沢度(60 度) 70 以上

b)

7.9 

上塗り適合性

b)

支障がない。

7.10 

耐屈曲性

折曲げに耐える。

7.11 

耐おもり落下性(デュポン
式)

塗膜に割れ及びはがれが生じない。

7.12 

b)

異常がない。

7.13 

層間付着性

異常がない。

7.14 

耐アルカリ性

異常がない。

7.15 

耐酸性

異常がない。

7.16 

耐湿潤冷熱繰返し性

湿潤冷熱繰返しに耐える。

7.17 

混合塗料中の加熱残分  %

白・淡彩

a)

は 50 以上,その他の色は 40 以上

白・淡彩

a)

は 60

以上,その他の
色は 50 以上

7.18 

促進耐候性

照射時間 2 000 時

間の促進耐候性
試験に耐える。

照射時間 1 000 時

間の促進耐候性
試験に耐える。

照射時間 500 時

間の促進耐候性
試験に耐える。

b)

7.19

屋外暴露耐候性

光沢保持率が

60

%以上で白亜

化の等級が

1

又は 0

光沢保持率が

40

%以上で白亜

化の等級が

2

,1 又は 0

光沢保持率が

30

%以上で白亜

化の等級が

3

,2,1 又は 0

b)

7.20 

a)

淡彩とは,白エナメルを主成分として作った塗料の塗膜に現れる,灰色,桃色,クリーム色,うすい緑色,
水色などのようなうすい色で,JIS Z 8721 による明度 が 6 以上 9 未満のものとする。

b)

表 のダッシュ(−)は,規定項目の試験をしないことを示す。 

6

見本品

見本品は,JIS K 5600-1-8 の 4.1.2 a)  に規定する見本品の区分による。

7

試験方法

この規格の試験方法が JIS K 5600 規格群(塗料一般試験方法)と異なる場合は,この規格の規定を優先

する。


4

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注記  この規格の品質の規定に示した項目の試験に必要な試験板の材質,寸法及び枚数並びに試験日

数を,

附属書 に示す。また,この試験には,試料が約 1 L 必要である。

7.1

サンプリング

サンプリングは,JIS K 5600-1-2 による。

7.2

試験用試料の検分及び調整

試験用試料の検分及び調整は,JIS K 5600-1-3 による。

7.3

試験の一般条件

試験の一般条件は,次による。

a)

試験の場所  試験の場所は,次による。

1)

養生及び試験を行う場所は,JIS K 5600-1-6 の 4.1(標準条件)

[温度 23±2  ℃,相対湿度(50±5)%]

で,直射日光を受けず,養生及び試験にガス,蒸気,ほこりなどによる影響がなく,通風の少ない

室内とする。ただし 7.57.137.147.157.167.177.187.19 及び 7.20 では,試験の場所が他

の条件の場所を使用する場合があるため,この規格に従う。

2)

観察のときの光源は,

JIS K 5600-4-3

の 5.2

(自然昼光照明)

の拡散昼光による。

ただし,

JIS K 5600-4-3

の 5.3(色観察ブースの人工照明)に規定する色観察ブースを用いてもよい。

b)

試験片の作製  試験片の作製は,次による。

1)

試験板  試験板は,JIS G 3141 に規定する SPCC−SB の鋼板とし,JIS K 5600-1-4 の 5.1.5(研磨に

よる調整)を行った鋼板を用いる。研磨による調整に用いる研磨紙は,JIS R 6253 に規定する耐水

研磨紙 P280 を用いる。ただし,7.57.8 及び 7.9 では,他の材質の試験板を用いる場合があるため,

この規格に従う。

2)

試料の混合と薄め方  主剤と硬化剤との混合は,その製品の製造業者が指定する方法による。必要

があれば,その製品の製造業者が指定する,うすめ液を用いて,混合物の 30  %(質量)以下で薄

めてもよい。混合した試料は,毎回よくかくはんした後直ちに塗る。混合したときから 5 時間を過

ぎたものは,試験に用いてはならない。

3)

試料の塗り方  試料の塗り方は,JIS K 5600-1-1 の 3.3.7(吹付け塗り)のエアスプレー塗りとし,

乾燥膜厚の厚さは 7 日間乾燥して測定した場合,中塗りのときは 25

µm∼35  µm,上塗りのときは

20

µm∼30 µm になるようにする。乾燥膜厚の測定方法は,JIS K 5600-1-7 の方法 No.6 又は No.7 に

よる。ただし 7.57.8 及び 7.9 では,他の塗装方法を用いるため,この規格に従う。

4)

乾燥方法  乾燥方法は,JIS K 5600-1-1 の 3.3.8(自然乾燥の場合)による。試験までの乾燥時間は,

ほかに規定がない場合は,7 日間とする。また,塗り終わってからの試験片の保持は,JIS K 5600-1-1

表 1(塗るときの環境条件・塗り方と試験板の固定・保持)による。ただし,7.57.13 及び 7.14

では,他の条件で乾燥する場合があるため,この規格に従う。

7.4

容器の中の状態

容器の中の状態の試験は,JIS K 5600-1-1 の 4.1.2 a)(液状塗料の場合)による。ただし,主剤及び硬化

剤については別々に試験を行う。

7.5

表面乾燥性

表面乾燥性の試験は,次による。

a)

試験板  試験板は,溶剤洗浄によって調整した,大きさ 200 mm×100 mm×2 mm のガラス板を用いる。

ガラス板は,JIS R 3202 に規定する板ガラスとする。

b)

試験片の作製  試験板の片面に,すき間 150

µm のフィルムアプリケータを用いて,うすめ液を加え


5

K 5659

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ない試料を塗ったものを試験片とする。フィルムアプリケータの形状は,JIS K 5960 

附属書 2(ア

プリケータ塗装)による。

c)

試験方法  表面乾燥性の試験方法は,JIS K 5600-3-2 による。ただし乾燥方法は,次による。

乾燥は,JIS K 5600-1-1 の 4.3.4 a)(常温乾燥)及び 4.3.4 b)(低温乾燥)とし,常温乾燥では標準状

態で 8 時間後に試験を行う。低温乾燥の場合は 5±1  ℃で 16 時間後に取り出して標準状態で 20 分間

放置した後に,試験を行い,表面乾燥状態を目視によって観察する。

d)

評価及び判定  表面乾燥状態の観察によって評価し,塗膜が表面乾燥しているとき,それぞれ“表面

乾燥する。

”とする。

7.6

塗膜の外観

塗膜の外観の試験は,次による。

a)

試験板  試験板は,大きさ 200 mm×150 mm×0.8 mm の鋼板を用いる。

b)

試験片の作製  試験板に,7.3 b)の方法によって塗り付けて,48 時間塗面を水平に置いたものを試験

片とする。

c)

試験方法  塗膜の外観の試験方法は,JIS K 5600-1-1 の 4.4(塗膜の外観)による。見本品は,箇条 6

による塗膜見本,社内見本品及び中心見本品とする。

d)

評価及び判定  試験片を目視による観察によって評価し,割れ・はがれ・膨れを認めず,色・つや,

平らさ,流れ,つぶ,しわ,むら及び穴の程度が見本品に比べて差異が大きくないとき,

“正常である。

とする。

7.7

ポットライフ

ポットライフの試験は,次による。

a)

試験板  試験板は,大きさ 150 mm×70 mm×0.8 mm の鋼板とする。

b)

試験方法  操作は,JIS K 5600-2-6 による。ただし,JIS K 5600-2-6 の 6.1(容器),8.(手順)及び 9.

(試験結果の表現)の規定は,次による。

1)

主剤と硬化剤とをそれぞれよくかくはんした後,その製品の製造業者が指定した方法によって,よ

く混合し試料とし,容量約 500 ml の容器に入れ,ふたをする。容器を保持装置に入れ養生する。

  なお,試料は,7.3 b) 2)によって薄め液で薄めた試料を用いてもよい。

2)

装置の中に 5 時間標準条件で静置する。5 時間後に取り出し試験に供する。試料をかくはん棒でよ

くかくはんし,容器の中での状態を観察する。

3)

試料を 7.3 b)によって試験片を作製する。試験片を立て掛けて 48 時間保持した後,塗膜の外観を観

察する。試験片の保持は,JIS K 5600-1-1 の 3.3.9(試験片の周辺塗り包み及び保持)の b)による。

c)

評価及び判定  容器の中での状態が容易に一様になり,塗装作業性に支障がなく,塗膜の外観が正常

であるときは,

“規定時間後,使用できる。

”とする。

7.8

隠ぺい率

隠ぺい率の試験は,次による。

a)

試験片の作製  JIS K 5600-4-1 の 4.1.2 に規定する,隠ぺい率試験紙を平らなガラス板の上に水平に固

定し,7.5 b)と同様にすき間 150

µm のフィルムアプリケータによって塗り付け,72 時間塗面を水平に

置いたものを試験片とする。試験片は 2 枚作製する。フィルムアプリケータの形状は,JIS K 5960 

附属書 2(アプリケータ塗装)による。

b)

試験方法  隠ぺい率の試験方法は,JIS K 5600-4-1 の方法 B(隠ぺい率試験紙)による。試験片の白

地部分と黒地部分の塗膜の各 4 か所について,JIS Z 8722 による三刺激値 を測定し,それぞれの平


6

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均値 Y

W

(白地上)及び Y

B

(黒地上)を求める。

c)

評価及び判定  評価は,4 か所の平均値 Y

W

及び Y

B

から,2 枚の試験片の隠ぺい率 Y

B

/Y

W

を百分率で計

算後,2 枚の平均値を算出し,JIS Z 8401 によって整数 2 けたに丸めた数字を隠ぺい率とする。隠ぺ

い率は,白・淡彩は 90  %以上,鮮明な赤及び黄は 50  %以上,その他の色は 80  %以上とする。

7.9

鏡面光沢度(60 度)

鏡面光沢度の試験は,次による。

a)

試験板  試験板は,溶剤洗浄によって調整した,大きさ 200 mm×100 mm×2 mm のガラス板を用いる。

ガラス板は,JIS R 3202 に規定する板ガラスとする。

b)

試験片の作製  試験板に 7.5 b)と同様にすき間 150

µm のフィルムアプリケータによって塗り付け,標

準状態で 72 時間塗面を水平に置いたものを試験片とする。

フィルムアプリケータの形状は,

JIS K 5960

附属書 2(アプリケータ塗装)による。

c)

試験方法  鏡面光沢度の試験方法は,JIS K 5600-4-7 によって,幾何条件 60

の反射率計を用いて鏡

面光沢度を測定する。

d)

評価及び判定  評価は,JIS K 5600-4-7 による測定の平均値を評価する。鏡面光沢度は,70  %以上と

する。

7.10

上塗り適合性

表 の中塗り塗料の上塗り適合性の試験は,次による。

a)

試験片の作製  7.6 の評価に適合した表 の中塗り塗料の試験片に,直ちに,表 の上塗り塗料を 7.3 b)

によって塗り重ねる。別に,鋼板 1 枚の片面に同じ上塗り塗料を同じ方法で塗装したものを原状試験

片とする。

b)

試験方法  上塗り適合性は,上塗り時に塗装作業性を観察し,塗装後 48 時間静置した後,外観を観察

することによって行う。

c)

評価及び判定  上塗り時の塗装作業の観察で,塗装作業に支障がなく,目視による外観の観察による

評価によって,上塗り塗膜に,はじき・割れ・穴・膨れ・はがれを認めず,原状試験片に比べて,つ

や・粘着・しわの程度の差異が大きくないときは,

表 の中塗り塗料が“支障がない。”とする。

7.11

耐屈曲性

耐屈曲性の試験は,次による。

a)

試験板  試験板は,大きさ 150 mm×50 mm×0.3 mm の鋼板 3 枚とする。

b)

試験片の作製  試料を試験板の片面に 7.3 b)によって作製する。

c)

試験方法  耐屈曲性の試験方法は,JIS K 5600-5-1 による。試験装置は,JIS K 5600-5-1 のタイプ 1 を

用い,試験片を直径 10 mm のマンドレルの周りに沿って折曲げ,塗膜の割れ及び素地からのはがれを

目視によって調べる。

d)

評価及び判定  試験片 3 枚について,目視によって評価し,塗膜に割れ・はがれを認めないときは,

“折曲げに耐える。

”とする。

7.12

耐おもり落下性

耐おもり落下性の試験は,次による。

a)

試験板  試験板は,大きさ 200 mm×100 mm×0.8 mm の鋼板 2 枚とする。

b)

試験片の作製  試験板は,7.3 b)  によって作製する。

c)

試験方法  耐おもり落下性試験は,JIS K 5600-5-3 の 6.(デュポン式)による。ただし,おもりの質

量は,300 g±1 g,おもりを落とす高さは,500 mm とする。


7

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d)

評価及び判定  試験片 2 枚について,目視によって塗膜を観察し評価する。試験片 2 枚に衝撃的変形

による塗膜の割れ・はがれを認めないときは,

“塗膜に割れ及びはがれが生じない。

”とする。

7.13

層間付着性 I(下塗り塗料と中塗り塗料との間)

層間付着性Ⅰ(下塗り塗料と中塗り塗料との間)の試験は,次による。

a)

試験板  試験板は,大きさ 150 mm×70 mm×0.8 mm の鋼板 2 枚とする。

b)

試験片の作製  試験板の両面に JIS K 5551 の B 種又は C 種を,下塗り塗料として乾燥膜厚が 55

µm

∼65

µm になるように吹付け塗りで 1 回塗装し,室内に 1 日放置する。その後,JIS K 5600-7-7 に規定

する促進耐候性試験機を用いて,運転条件を,JIS K 5600-7-7 

表 1(方法 1)及び表 3(湿潤サイク

ル試験)のサイクル A によって 20 時間照射した後,取り出して 24 時間放置する。次に,

表 に規定

する中塗り塗料を試験片の片面(キセノンランプ光が照射された面)に 7.3 b)によって 1 回塗る。

1

日後に,試験板の周辺を製造業者の指定するさび止めペイントで,試験に影響がないように塗り

包み,塗面を上向き,水平に 6 日間置いたものを試験片とする。

c)

試験方法  層間付着性Ⅰの試験方法は,次による。

1)

試験片を,JIS K 5600-7-2 の 5.(回転式)に規定する 50±1  ℃,相対湿度 95  %以上に保った耐湿

試験機につり具を用いてつり下げる。

2) 24

時間後取り出して,直ちに JIS P 3801 に規定するろ紙を軽く当てて塗面の水分を取り除き,2 時

間おく。

3)

JIS K 5600-5-6

の 4.1(切込み工具)に規定するカッタナイフの刃先で,

図 によって,試験片の中

央部に試験片の短辺と平行に,15 mm の間隔で長さ約 40 mm の切りきず 2 本を,試験片の生地に達

するように付ける。

4)

切りきずの幅のほぼ中央に,2 本の切りきずを横切って直角に JIS Z 1522 に規定するセロハン粘着

テープをはり付ける。

5)

セロハン粘着テープは,全長約 75 mm で幅 24 mm のものを用い,2 本の切りきずの外側が約 10 mm

はみ出してはり付け,一方の端 20 mm を折り返しておく。セロハン粘着テーブの表面を JIS S 6050

に規定するプラスチック字消しで強くこすり付け,塗面にテープを完全に付着する。

6) 1

∼2 分後に,テープの折返し部を塗面に直角に,素早く引きはがした後,塗面を調べる。


8

K 5659

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単位  mm

図 1−切りきずの入れ方及びセロハン粘着テープのはり方

d)

評価及び判定  試験片 2 枚について,塗面を目視によって観察し評価する。下塗り塗膜と中塗り塗膜

との層間にはがれがないか又はあっても切りきずから直角な方向に長さ約 2 mm 以下のときは,

“異

常がない。

”とする。

7.14

層間付着性 II(中塗り塗料と上塗り塗料との間)

層間付着性Ⅱ(中塗り塗料と上塗り塗料との間)の試験は,次による。

a)

試験板  試験板は,大きさ 150 mm×70 mm×0.8 mm の鋼板 2 枚とする。

b)

試験片の作製  試験板の両面に JIS K 5551 の B 種又は C 種を乾燥膜厚が 55

µm∼65 µm になるように

吹付け塗りで 1 回塗装し,室内に 1 日放置後,

表 に規定する中塗り塗料を 7.3 b)の方法によって 1

回塗り,1 日放置する。JIS K 5600-7-7 に規定する促進耐候性試験機を用いて,運転条件を,JIS K 

5600-7-7

表 1(方法 1)及び表 3(湿潤サイクル試験)のサイクル A によって 20 時間照射した後,

取り出して 24 時間放置する。次に,

表 に規定する上塗り塗料を試験片の片面(キセノンランプ光が

照射された面)に 7.3 b)の方法で 1 回塗る。1 日後,試験片の周辺を製造業者の指定するさび止めペイ

ントで試験に影響がないように塗り包み,塗面を上向き,水平に 6 日間置いたものを試験片とする。

c)

試験方法  層間付着性Ⅱの試験方法は,7.13 c)と同じ操作を行う。セロハン粘着テープを引きはがし

た塗面を調べる。

d)

評価及び判定  試験片 2 枚について,塗面を目視によって観察し評価する。中塗り塗膜と上塗り塗膜

の層間にはがれがないか又はあっても切りきずから直角な方向に長さ約 2 mm 以下のときは,

“異常

がない。

”とする。

7.15

耐アルカリ性

耐アルカリ性の試験は,次による。

a)

試験板  試験板は大きさ 150 mm×70 mm×0.8 mm の鋼板 3 枚とする。

b)

試験片の作製  試験板の片面に JIS K 5551 の B 種又は C 種を,乾燥膜厚が 55

µm∼65 µm になるよう

に吹付け塗りで 1 回塗装し,室内に 1 日放置後,

表 に規定する中塗り塗料を 7.3 b)の方法で 1 回塗

り,更に 1 日放置後,

表 に規定する上塗り塗料を 7.3 b)の方法で 1 回塗り重ねる。1 日後に試験片の

裏面及び周辺を製造業者の指定するさび止めペイントで試験に影響がないように塗り包み,6 日間置


9

K 5659

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いたものを試験片とする。試験片 3 枚のうち,1 枚は原状試験片とする。

c)

試験方法  耐アルカリ性の試験方法は,JIS K 5600-6-1 の 7.[方法 1(浸せき法)]による。ただし,

試験液の薬液,浸せき(漬)方法及び観察方法は,次による。

1)

試験液の薬液  試験液の薬液は,JIS K 8575 に規定する水酸化カルシウムを脱イオン水で調整した

飽和溶液を用いる。

2)

浸せき(漬)方法  試験片 2 枚を薬液に完全に浸せき(漬)する。浸せき(漬)方法は,JIS K 5600-6-1

の 7.4 手順 A(単一の液相を使用)とし,浸せき温度は 23±1  ℃,浸せき時間は 168 時間とする。

3)

観察方法  水で塗膜表面を軽く洗い流し,2 時間放置後,目視によって塗膜を観察する。

d)

評価及び判定  試験片 2 枚について,目視によって評価する。塗膜に膨れ・割れ・はがれ・穴を認め

ず,色の変化の程度が原状試験片と比べ大きくないときは,

“異常がない。

”とする。

7.16

耐酸性

耐酸性の試験は,次による。

a)

試験片の作製  試験片の作製は,7.15 と同様の方法で作製する。

b)

試験方法  耐酸性の試験方法は,JIS K 5600-6-1 の 7.[方法 1(浸せき法)]による。ただし,試験液

の薬液,浸せき(漬)方法及び観察方法は,次による。

1)

試験液の薬液  試験液の薬液は,JIS K 8951 に規定する硫酸(試薬)を脱イオン水で,5 g/L に調整

したものを用いる。

2)

浸せき(漬)方法  浸せき(漬)方法は,JIS K 5600-6-1 の 7.4 手順 A(単一の液相を使用)とし,

浸せき温度は 23±1  ℃,浸せき時間は 168 時間とする。

3)

観察方法  試験片 2 枚をそれぞれ薬液に完全に浸せき(漬)し,168 時間後引き上げて,水で塗膜

表面を軽く洗い流し,2 時間放置後,目視によって塗膜を観察する。

c)

評価及び判定  試験片 2 枚について,酸性溶液に浸された部分を,目視によって観察し評価する。

試験片の塗膜に膨れ・割れ・はがれ・穴を認めず,原状試験片と比べ色の変化の程度が大きくない

ときは,

“異常がない。

”とする。

7.17

耐湿潤冷熱繰返し性

耐湿潤冷熱繰返し性の試験は,次による。

a)

試験片の作製  試験片の作製は,7.15 と同様の方法で作製する。

b)

試験方法  耐湿潤冷熱繰り返し性の試験方法は,JIS K 5600-7-4 による。ただし,JIS K 5600-7-4 

6.

(評価)は,次に置き換える。

1)

試験片 2 枚を 23±1  ℃の水中に 18 時間浸した後,直ちに−20±3  ℃に保った恒温槽で 3 時間冷却

し,次に,50±3  ℃に保った別の恒温槽で 3 時間加温する。この操作を 10 回繰返す。

なお,繰返し操作の途中で試験を中断する場合は,50±3  ℃で 3 時間加温した後とし,試験期間

は 4 週間を超えてはならない。

2)

試験終了後,標準状態に約 1 時間置いて,鏡面光沢度(60 度)を測定し,更に塗膜表面の状態を目

視によって観察する。

c)

計算  鏡面光沢度の測定は 7.9 によって行い,光沢保持率は,次の式によって算出し,JIS Z 8401 

よって整数に丸める。

100

0

1

×

=

G

G

GR

ここに,

GR

光沢保持率(%)


10

K 5659

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G

1

試験片の鏡面光沢度(

60

度)

G

0

原状試験片の鏡面光沢度(

60

度)

d

)

判定  試験片

2

枚について,目視によって観察し,塗膜に膨れ・割れ・はがれを認めず,光沢保持率

80

%以上あるときは,

“湿潤冷熱繰返しに耐える。

”とする。

7.18

混合塗料中の加熱残分

加熱残分の試験は,JIS K 5601-1-2 による。ただし,試験条件は,加熱温度

105

±

2

℃,加熱時間

3

時間

とする。

7.19

促進耐候性

促進耐候性の試験は,次による。

a

)

試験板  試験板は,大きさ

150 mm

×

70 mm

×

0.8 mm

の鋼板

4

枚とする。

b

)

試験片の作製  試験片の作製は,7.15 と同様の方法で作製する。試験片は,試料・見本品とも

2

枚ず

つとし,試験は,

2

枚のうち

1

枚を行い,残りの

1

枚は原状試験片とする。見本品は箇条 による塗

料見本,社内見本品及び限度見本とする。

c

)

試験方法  促進耐候性試験の試験方法は,JIS K 5600-7-7 による。ただし,照射時間及び試験条件は,

次による。

1

)

照射時間は,次による。

1.1

)

7.20

の試験結果が得られる前に行う場合には,

表 に規定する上塗り塗料について

1

2 000

間,

2

1 000

時間,

3

500

時間とする。

1.2

)

7.20

の試験結果が得られた後に行う場合には,

1

500

時間,

2

及び

3

300

時間とする。

2

)

試験条件は,JIS K 5600-7-7 

表 1(方法

1

)及び

表 3(湿潤サイクル試験)のサイクル

A

による。

ただし,サイクル

A

の乾燥期間中の相対湿度は

40 %

60 %

とする。規定の照射時間を経過した後,

取り出して室内に

1

時間放置し,目視によって塗面を観察する。割れ・はがれ・膨れ・色の変化の

程度・光沢保持率・白亜化の等級を調べる。

d

)

評価  評価は,次による。

1

)

割れ・はがれ・膨れの有無は,

表 に規定する上塗り塗料の促進耐候性を試験した試験片と見本品

の促進耐候性を試験した試験片とを目視によって比較し,評価する。

2

)

色の変化の程度を,

表 に規定する上塗り塗料の促進耐候試験片と原状試験片とを目視によって比

較し,促進耐候試験によって生じた色の変化を調べる。次に見本品について同様に比べ,更に,試

料と見本品との変化の大小を比べる。

3

)

表 に規定する上塗り塗料の促進耐候性試験を実施した試験板の,鏡面光沢度の測定を 7.9 によっ

て行い,光沢保持率は 7.17 c

)

によって求める。

4

)

表 に規定する上塗り塗料の促進耐候性試験を実施した試験板の,白亜化の等級を,JIS K 5600-8-6

によって評価する。

e

)

判定  判定は,7.19 d

)

の評価結果に基づいて,塗膜に,割れ・はがれ・膨れがなく,色の変化の程度

が見本品と比べて大きくなく,更に白亜化の等級が

1

又は

0

であって,かつ,各等級によって光沢保

持率が次の条件を満たしたときとし,

1

級は,

“照射時間

2 000

時間の促進耐候性試験に耐える。

2

級は,

“照射時間

1 000

時間の促進耐候性試験に耐える。

3

級は,

“照射時間

500

時間の促進耐候性試

験に耐える。

”とする。

1

級は

,光沢保持率は,

80

%以上。ただし,屋外暴露耐候性の結果が得られた後は,照射時間

500

時間として

90

%以上。


11

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2

級は,光沢保持率は,

80

%以上。ただし,屋外暴露耐候性の結果が得られた後は,照射時間

300

時間として

90

%以上。

3

級は,光沢保持率は,

70

%以上。ただし,屋外暴露耐候性の結果が得られた後は,照射時間

300

時間として

80

%以上。

7.20

屋外暴露耐候性

屋外暴露耐候性の試験は,

附属書 による。

8

検査

検査は,箇条 によって試験し,

表 に適合しなければならない。形式検査は,表 の全項目とし,受

渡検査の項目は,受渡当事者間の協定とする。ただし,屋外暴露耐候性は,形式検査だけとし,過去に生

産された製品について,JIS K 5600-7-6 

附属書 によって品質の長期管理が行われ,その耐候性試験の

成績が合格であるときは,現在の製品が適合するものとする。

9

表示

鋼構造物用耐候性塗料の容器には,容易に消えない方法で,次の事項を表示しなければならない。

a

)

この規格の番号及び規格の名称

b

)

種類及び等級

c

)

正味質量又は正味容量

d

)

製造業者名又はその略号

e

)

製造年月又はその略号

f

)

製造番号又はロット番号


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附属書 A

規定)

屋外暴露耐候性

屋外暴露耐候性の試験は,少なくとも

3

年間に

1

回は実施する。観察の時期は,試験の開始後

12

か月及

24

か月とする。屋外暴露耐候性試験の管理は,JIS K 5600-7-6 

附属書 1(耐候試験の実施及び管理)

による。

A.1

試験片の作製

a

)

試験板  試験板は,研磨によって調整した大きさ

300 mm

×

150 mm

×

1 mm

の鋼板

6

枚を用いる。鋼板

の種類及び調整に用いる研磨紙は,7.3 b

)

 1

)

による。試験板

6

枚のうち

3

枚を試料用,残りの

3

枚を見

本品用とする。見本品は,箇条 による塗料見本,社内見本品及び限度見本品を用いる。

b

)

試験片の作製  試験板

6

枚に,JIS K 5551 に規定する

B

種又は

C

種を,乾燥膜厚が

55

µm

65

µm

なるように吹付け塗りで

1

回塗装し,室内に

1

日放置後,

表 に規定する中塗り塗料を吹付け塗りで

乾燥膜厚が

25

µm

35

µm

になるよう

1

回塗りする。さらに

1

日放置後,

3

枚に,試料の

表 に規定す

る上塗り塗料を,吹付け塗りで乾燥膜厚が

20

µm

30

µm

になるように

1

回塗りする。別の

3

枚に,

見本品を試料と同じ条件で

1

回塗り重ねる。

24

時間乾燥させた後,試験片の裏面及び周辺を下塗りに

用いたさび止めペイントで試験に影響がないように塗り包み,

6

日間おいたものを試験片とする。試

験片は,試料・見本品とも

3

枚のうち

2

枚を屋外暴露耐候性試験に用い,残りの

1

枚は原状試験片と

する。

c

)

操作  操作は,次による。

1

)

試験の期間は,

24

か月とする。

2

)

試験の開始時期は,毎年

4

月又は

10

月とする。この時期以外に試験を開始する必要が生じた場合

には,

4

月,

10

月以外にも試験を開始することができる。

3

)

観察項目は,割れ・はがれ・膨れ・光沢保持率・色の変化の程度・白亜化の等級とする。

A.2

評価

観察時期に達したとき,観察によって評価を行う。膨れ,割れ,はがれ,白亜化及び色の変化の程度に

ついての評価は,JIS K 5600-8-1JIS K 5600-8-2JIS K 5600-8-4JIS K 5600-8-5 及び JIS K 5600-8-6 

各規定を用いて評価する。

a

)

割れ・はがれ・膨れの評価は,白亜化の等級の試験後,試験片を清浄

にして乾燥し,試料の原状試験

片と耐候性試験片について割れ・はがれ・膨れを目視によって調べる。

b

)

光沢保持率は,7.17 c

)

による。

c

)

色及びつやの変化の程度は,耐候性試験片と原状試験片とを目視によって調べ,耐候性試験によって

生じた色の変化を調べ,次に見本品について同様に比べ,更に,試料と見本品とにおける変化の大小

を比べる。

A.3

判定

判定は,試験開始後

24

か月たったときの評価によって,塗膜に,膨れ・はがれ・割れがなく,色の変化


13

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の程度は,見本品と比べて大きくなく,かつ各等級によって白亜化の等級及び光沢保持率が以下の条件を

満たしたときとする。

1

級は,光沢保持率は

60

%以上で,色の変化の程度が見本品に比べて大きくなく,白亜化の等級が

1

又は

0

である。

2

級は,光沢保持率は

40

%以上で,色の変化の程度が見本品に比べて大きくなく,白亜化の等級が

2,1

又は

0

である。

3

級は,光沢保持率は

30

%以上で,色の変化の程度が見本品に比べて大きくなく,白亜化の等級が

3,2,1

又は

0

である。

A.4

記録の保存期間

記録の保存期間は,

5

年間とする。記録の保管は,JIS K 5600-7-6 

附属書 による。ただし,塗料製造

業者による試験の実施及び公的試験機関への試験の委託は,製品の過去における成績及び使用実績に基づ

いて適切な時期を選んで行う。

A.5

判定を終了した試験片の色差測定と記録

色差の測定は,清浄にして乾燥した試料試験片と原状試験片を,JIS K 5600-4-6 によって測定する。測

定値の記録は,屋外暴露耐候性の判定には用いない。


14

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附属書 B

参考)

鋼構造物用耐候性塗料の試験手順

表 B.1−鋼構造物用耐候性塗料の試験手順

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59

20
08