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K 5101-6-2

:2004

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本無機薬品協会(JICIA)/財団法人日本規

格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会

の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS K 5101

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS K 5101-1-1

  第 1 部:分散性評価のための分散方法−第 1 節:通則

JIS K 5101-1-2

  第 1 部:分散性評価のための分散方法−第 2 節:ペイントコンディショナ形振とう機

JIS K 5101-1-3

  第 1 部:分散性評価のための分散方法−第 3 節:高速インペラミル

JIS K 5101-1-4

  第 1 部:分散性評価のための分散方法−第 4 節:ビーズミル

JIS K 5101-1-5

  第 1 部:分散性評価のための分散方法−第 5 節:フーバーマラー

JIS K 5101-1-6

  第 1 部:分散性評価のための分散方法−第 6 節:3 本ロールミル

JIS K 5101-2-1

  第 2 部:色の比較−第 1 節:目視法

JIS K 5101-2-2

  第 2 部:色の比較−第 2 節:測色計法

JIS K 5101-3-1

  第 3 部:着色力−第 1 節:有色顔料の相対着色力及び淡色の測定(目視比較法)

JIS K 5101-3-2

  第 3 部:着色力−第 2 節:白色顔料の相対着色力(目視比較法)

JIS K 5101-3-3

  第 3 部:着色力−第 3 節:有色顔料の相対着色力及び白色顔料の相対散乱能の測定

  (光度計法)

JIS K 5101-3-4

  第 3 部:着色力−第 4 節:着色剤の相対着色力及び残留色差の測定(重み付き K/S 

法)

JIS K 5101-4

  第 4 部:隠ぺい力−隠ぺい率試験紙法

JIS K 5101-5-1

  第 5 部:分散性の評価方法−第 1 節:有色顔料の着色力の変化による評価

JIS K 5101-5-2

  第 5 部:分散性の評価方法−第 2 節:分散度の変化による評価

JIS K 5101-5-3

  第 5 部:分散性の評価方法−第 3 節:光沢の変化による評価

JIS K 5101-6-1

  第 6 部:流動性−第 1 節:スプレッドメータ法

JIS K 5101-6-2

  第 6 部:流動性−第 2 節:回転粘度計法

JIS K 5101-7

  第 7 部:耐ブリード性

JIS K 5101-8

  第 8 部:耐薬品性

JIS K 5101-9

  第 9 部:耐光性

JIS K 5101-10

  第 10 部:焼付塗装用バインダーによる熱安定性

JIS K 5101-11-1

  第 11 部:密度−第 1 節:ピクノメータ法

JIS K 5101-11-2

  第 11 部:密度−第 2 節:遠心脱気法

JIS K 5101-12-1

  第 12 部:見掛け密度又は見掛け比容−第 1 節:静置法

JIS K 5101-12-2

  第 12 部:見掛け密度又は見掛け比容−第 2 節:タンプ法


K 5101-6-2

:2004

JIS K 5101-13-1

  第 13 部:吸油量−第 1 節:精製あまに油法

JIS K 5101-13-2

  第 13 部:吸油量−第 2 節:煮あまに油法

JIS K 5101-14-1

  第 14 部:ふるい残分−第 1 節:湿式法(手動法)

JIS K 5101-14-2

  第 14 部:ふるい残分−第 2 節:湿式法(メカニカルフラッシング法)

JIS K 5101-15-1

  第 15 部:加熱減量−第 1 節:105  ℃揮発性物質

JIS K 5101-15-2

  第 15 部:加熱減量−第 2 節:強熱残分

JIS K 5101-16-1

  第 16 部:水溶分−第 1 節:煮沸抽出法

JIS K 5101-16-2

  第 16 部:水溶分−第 2 節:常温抽出法

JIS K 5101-17-1

  第 17 部:pH 値−第 1 節:煮沸抽出法

JIS K 5101-17-2

  第 17 部:pH 値−第 2 節:常温抽出法

JIS K 5101-18

  第 18 部:電気抵抗率


K 5101-6-2

:2004

目  次

ページ

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  装置及び器具

1

3.1

  回転粘度計

1

3.2

  容器

4

3.3

  温度計

4

4.

  試験顔料及び受渡当事者間で協定した比較顔料の分散体

4

5.

  手順

4

6.

  計算

5

6.1

  粘度

5

6.2

  TI 

5

7.

  結果の表し方

5

8.

  試験報告書

5

 


日本工業規格

JIS

 K

5101-6-2

:2004

顔料試験方法−第 6 部:流動性−

第 2 節:回転粘度計法

Test methods for pigments

−Part 6:Fluidity−

Section 2:Rotational viscometer method

1.

適用範囲  この規格は,ペイントコンディショナ形振とう機,高速インペラミル又はビーズミルで得

られた試験顔料及び受渡当事者間で協定した比較顔料の分散体について,回転粘度計を用いて粘度を測定

する方法について規定する。

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS K 5101-1-2

  顔料試験方法−第 1 部:分散性評価のための分散方法−第 2 節:ペイントコンディシ

ョナ形振とう機

JIS K 5101-1-3

  顔料試験方法−第 1 部:分散性評価のための分散方法−第 3 節:高速インペラミル

JIS K 5101-1-4

  顔料試験方法−第 1 部:分散性評価のための分散方法−第 4 節:ビーズミル

JIS K 7117-1

  プラスチック−液状,乳濁状又は分散状の樹脂−ブルックフィールド形回転粘度計によ

る見掛け粘度の測定方法

JIS Z 8809

  粘度計校正用標準液

3.

装置及び器具

3.1

回転粘度計  電動機によってスピンドル(別名ローター)を試料中で一定回転数で回転させ,その

粘性抵抗によるトルクをスプリングバランスによって測定するブルックフィールド形単一円筒回転粘度計

で,JIS K 7117-1 

附属書 及び附属書 に記載・規定する SB 形又は A 形。一例を図 に示す。スピン

ドル及びガードの形状・寸法を

図 及び図 に,スピンドル番号及び回転数と換算乗数との関係を表 

表 に示す。

参考  例として B 形粘度計,ブルックフィールド粘度計,ビスメトロン粘度計などがある。


2

K 5101-6-2

:2004

  1  回転粘度計の一例

単位  mm

  2  SB 形粘度計のスピンドル及びガードの形状・寸法


3

K 5101-6-2

:2004

  1  SB 形粘度計のスピンドル番号及び回転数と換算乗数との関係

単位  mPa・s

スピンドル番号

スピンドル

回転数(min

-1

    SB1 号

    SB2 号

    SB3 号

    SB4 号

60

30

12

 6

 3

    1.5

    0.6

    0.3

    1

    2

    5

 10

 20

 40

100

200

      5

    10

    25

    50

 100

 200

 500

1 000

    20

    40

 100

 200

 400

 800

2 000

4 000

  100

  200

  500

 1 000

 2 000

 4 000

10 000

20 000

単位  mm

  3  粘度計 形のスピンドル及びガードの形状・寸法


4

K 5101-6-2

:2004

  2  粘度計 形のスピンドル番号及び回転数と換算乗数との関係

単位  mPa・s

スピンドル番号

スピンドル

回転数(min

-1

)

    No.1

    No.2

    No.3

    No.4

    No.5

    No.6

    No.7

            100 
              50 
              20 
              10 
                5 
                4 
                2.5 
                2 
                1.0 
                0.5



5

10 
20 
25 
40 
50

100 
200

4
8

20
40
80

100
160
200
400
800

10
20
50

100
200
250
400
500

1 000
2 000

20
40

100
200
400
500
800

1 000
2 000
4 000

40
80

200
400
800

1 000
1 600
2 000
4 000
8 000

100 
200 
500

1 000 
2 000 
2 500 
4 000 
5 000

10 000 
20 000

400
800

2 000
4 000
8 000

10 000
16 000
20 000
40 000
80 000

3.2

容器  直径 90 mm∼92 mm,高さ 115 mm∼160 mm のビーカー500 ml 又はこれと同じ形状・寸法の

もの(

1

)

注(

1

)

これと異なる容器を用いる場合には,JIS Z 8809 による粘度計校正用標準液で校正する。補正

係数の知られている容器,例えば,トールビーカー300 ml などについては,補正係数を乗じて

換算乗数を補正して試験してもよい。

3.3

温度計  0.1  ℃のけたまで温度を測定できるもの。

4.

試験顔料及び受渡当事者間で協定した比較顔料の分散体  JIS K5101-1-2JIS K5101-1-3 又は JIS 

K5101-1-4

によって調製したもの。

5.

手順  手順は,次による。

a)

試験顔料の分散体を容器に取り(

2

)

,規定する温度に調節する。

注(

2

)

必要に応じ分散体調製から粘度測定までの保存方法,測定前のかき混ぜの有無及びかき混ぜの

方法については,顔料の規格で規定する。

b)

スピンドル(

3

)

が容器の中央にくるように,スピンドルに気泡が付着しないように注意しながら浸液マ

ークまで浸し約 2 分間保った後,液温を確認する。

注(

3

)

スピンドルは,目盛盤上指針が 20  %∼95  %の範囲に入るように番号を選定する。

二つの非ニュートン性分散体の流動性を比較する場合は,いずれか一方の回転数がこの範囲

を外れることがあっても,一つのスピンドルで測定する。

c)

回転数を設定する。

d)

クランプレバーで指針を押さえて電源スイッチを入れ,スピンドルを回転しクランプレバーを外す。

目盛板上で指針が安定したとき,指示値を読み取る(

4

)

注(

4

)

指示値が安定しないで徐々に変化するときは,チキソトロピー性であることが多い。このよう

な場合,指示値の読取り条件を測定値に付記する。

e)

TI

値(

5

)

を求める場合は,同じ操作によって回転数比 1:10 の二種の回転数で測定する。測定は,低い

回転数から行う。

注(

5

)  TI

値は,Thixotropy Index の略語で,非ニュートン性物質に対し二種の異なる回転数における見

掛け粘度の比で表す。回転数の組合せの例を次に示す。


5

K 5101-6-2

:2004

例 6

r/min

と 60 min,5 r/min と 50 r/min

TI

値を測定するとき,低い回転数での指針が,

注(

3

)

の範囲を外れても一つのスピンドルで測定

する。

f)

受渡当事者間で協定した比較顔料の分散体について,  a)∼e)  の手順を行う。

備考  分散体の調製方法及び温度については,顔料の規格に規定する。

6.

計算

6.1

粘度  粘度は次の式によって算出し,有効数字 3 けたに丸める。

θ

η

×

K

ここに,

η

粘度  (mPa・s)

K

換算乗数

θ

粘度計指示値

参考  粘度は,非ニュートン性を示す場合,求められる粘度は見掛け粘度である。

6.2

TI

値  TI 値は,次の式によって算出し,有効数字 3 けたに丸める。

2

1

/

η

η

=

TI

ここに,

TI

TI

1

η

低い回転数における見掛け粘度  (mPa・s)

2

η

:  高い回転数における見掛け粘度  (mPa・s)

7.

結果の表し方  試験顔料の流動性は,粘度又は粘度及び TI 値を受渡当事者間で協定した比較顔料の測

定値と併記して記録する。 

8.

試験報告書  試験報告書には,少なくとも次の事項を記載する。

a)

試験した顔料の種類及びその明細

b)

この規格の引用

c)

顔料分散体に使用したバインダーの種類

d)

顔料分散時の顔料とバインダーの量及び分散時間

e)

測定の温度

f)

粘度計の形式

g)

用いたスピンドルの番号

h)

回転数

i)

この規格で規定する試験手順との相違点

j)

試験年月日