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K 5101-11-2

:2004 (ISO 787-23:1979)

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本無機薬品協会(JICIA)/財団法人日本規

格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会

の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 787-23:1979,General methods of test

for pigments and extenders

―Part 23:Determination of density (using a centrifuge to remove entrained air)を基礎と

して用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS K 5101

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS K 5101-1-1

第 1 部:分散性評価のための分散方法―第 1 節:通則

JIS K 5101-1-2

第 1 部:分散性評価のための分散方法―第 2 節:ペイントコンディショナ形振とう機

JIS K 5101-1-3

第 1 部:分散性評価のための分散方法―第 3 節:高速インペラミル

JIS K 5101-1-4

第 1 部:分散性評価のための分散方法―第 4 節:ビーズミル

JIS K 5101-1-5

第 1 部:分散性評価のための分散方法―第 5 節:フーバーマラー

JIS K 5101-1-6

第 1 部:分散性評価のための分散方法―第 6 節:3 本ロールミル

JIS K 5101-2-1

第 2 部:色の比較―第 1 節:目視法

JIS K 5101-2-2

第 2 部:色の比較―第 2 節:測色計法

JIS K 5101-3-1

第 3 部:着色力―第 1 節:有色顔料の相対着色力及び淡色の測定(目視比較法)

JIS K 5101-3-2

第 3 部:着色力―第 2 節:白色顔料の相対着色力(目視比較法)

JIS K 5101-3-3

第 3 部:着色力―第 3 節:有色顔料の相対着色力及び白色顔料の相対散乱能の測定(光

度計法)

JIS K 5101-3-4

第 3 部:着色力―第 4 節:着色剤の相対着色力及び残留色差の測定(重み付き K/S 

法)

JIS K 5101-4

第 4 部:隠ぺい力―隠ぺい率試験紙法

JIS K 5101-5-1

第 5 部:分散性の評価方法―第 1 節:有色顔料の着色力の変化による評価

JIS K 5101-5-2

第 5 部:分散性の評価方法―第 2 節:分散度の変化による評価

JIS K 5101-5-3

第 5 部:分散性の評価方法―第 3 節:光沢の変化による評価

JIS K 5101-6-1

第 6 部:流動性―第 1 節:スプレッドメータ法

JIS K 5101-6-2

第 6 部:流動性―第 2 節:回転粘度計法

JIS K 5101-7

第 7 部:耐ブリード性

JIS K 5101-8

第 8 部:耐薬品性

JIS K 5101-9

第 9 部:耐光性

JIS K 5101-10

第 10 部:焼付塗装用バインダーによる熱安定性


K 5101-11-2

:2004 (ISO 787-23:1979)

(2)

JIS K 5101-11-1

第 11 部:密度―第 1 節:ピクノメータ法

JIS K 5101-11-2

第 11 部:密度―第 2 節:遠心脱気法

JIS K 5101-12-1

第 12 部:見掛け密度又は見掛け比容―第 1 節:静置法

JIS K 5101-12-2

第 12 部:見掛け密度又は見掛け比容―第 2 節:タンプ法

JIS K 5101-13-1

第 13 部:吸油量―第 1 節:精製あまに油法

JIS K 5101-13-2

第 13 部:吸油量―第 2 節:煮あまに油法

JIS K 5101-14-1

第 14 部:ふるい残分―第 1 節:湿式法(手動法)

JIS K 5101-14-2

第 14 部:ふるい残分―第 2 節:湿式法(メカニカルフラッシング法)

JIS K 5101-15-1

第 15 部:加熱減量―第 1 節:105  ℃揮発性物質

JIS K 5101-15-2

第 15 部:加熱減量―第 2 節:強熱残分

JIS K 5101-16-1

第 16 部:水溶分―第 1 節:煮沸抽出法

JIS K 5101-16-2

第 16 部:水溶分―第 2 節:常温抽出法

JIS K 5101-17-1

第 17 部:pH 値―第 1 節:煮沸抽出法

JIS K 5101-17-2

第 17 部:pH 値―第 2 節:常温抽出法

JIS K 5101-18

第 18 部:電気抵抗率


K 5101-11-2

:2004 (ISO 787-23:1979)

(3)

目  次

ページ

序文

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  予備事項

2

3.1

  密度既知の置換液体

2

3.2

  測定温度

2

4.

  装置及び器具

2

4.1

  遠心管

2

4.2

  かご(cradle)及び輪

2

4.3

  ガラスかくはん棒

2

4.4

  遠心分離機

2

4.5

  ふるい

2

4.6

  化学はかり

2

5.

  サンプリング

2

6.

  手順

2

6.1

  試験試料

2

6.2

  測定

2

7.

  結果の表し方

3

8.

  精度

3

8.1

  繰返し精度(r)

3

8.2

  再現精度(R)

3

9.

  試験報告書

3


日本工業規格

JIS

 K

5101-11-2

:2004

(ISO 787-23

:1979

)

顔料試験方法−

第 11 部:密度−第 2 節:遠心脱気法

Test methods for pigments

Part 11

:Density―Section 2:Centrifugal degassing method

序文  この規格は,1979 年に第 1 版として発行された ISO 787-23,General methods of test for pigments and

extenders

―Part 23:Determination of density (using a centrifuge to remove entrained air)を翻訳し,技術的内容及

び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。

1.

適用範囲

1.1

この規格は,顔料及び体質顔料の密度を包含された空気の脱気に遠心分離機を用いて,求めるため

の試験方法について規定する。

備考1.  この試験方法をある顔料に適用するとき,その顔料の個別規格にこの規格を単に参照すれば

よい。また,当該顔料の特別な性質によってこの規格の試験方法を修正した場合はその詳細

を示す。この規格で規定している試験方法が適用できない特殊な顔料の場合だけ,密度を測

定するために別の方法を規定してもよい。

2.

この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 787-23:1979

,General methods of test for pigments and extenders―Part 23:Determination of

density (using a centrifuge to remove entrained air) (IDT)

1.2

ピクノメータを用いて,顔料及び体質顔料の密度を測定する試験方法を JIS K 5101-11-1 で,規定す

る。

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構

成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その

最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS K 5101-11-1

  顔料試験方法―第 11 部:密度―第 1 節:ピクノメータ法

備考  ISO 787-10:1993,General methods of test for pigments and extenders―Part 10:Determination of

density

―Pyknometer method からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS K 5600-1-2

  塗料一般試験方法―第 1 部:通則―第 2 節:サンプリング

備考  ISO 15528:2000,Paints,varnishes and raw materials for paints and varnishes―Sampling が,こ


2

K 5101-11-2

:2004 (ISO 787-23:1979)

の規格と一致している。

参考  この規格の原国際規格である ISO 787-23 では ISO 842 を引用しているが,ISO 842 は ISO 

15528 : 2000

に統合され廃止されているため,

ISO 15528 : 2000

と一致している JIS K 5600-1-2

を引用した。

3.

予備事項

3.1

密度既知の置換液体  試験試料が不溶で,しかも湿潤性がよく減圧下で蒸発率が低い液体を選択す

る。

備考  沸点が 170  ℃以上の芳香族炭化水素又は脂肪族炭化水素系溶剤が適している。カーボンブラッ

ク又は有機顔料を試験するときは,特に液体の選択に注意する。

3.2

測定温度  測定温度 は,用いる置換液体の密度に著しく影響を及ぼすが,試験試料の密度にはほと

んど影響しない。したがって,ひょう量は,すべて一定の温度で行う。

一定温度の部屋又は場所を使用することが望ましいが,それが不可能な場合は,ひょう量ごとに温度を

記録し置換液体の密度を補正する。

4.

装置及び器具

4.1

遠心管  ガラス,ポリプロピレン又はステンレス鋼のような材質のもの。

4.2

かご(cradle)及び輪  化学はかりに遠心管をつるすための,直径 0.12 mm 以下のプラチナ又はニッ

ケル−クロム線のもの。

4.3

ガラスかくはん棒  遠心管(4.1)より少し長いもの。

4.4

遠心分離機  試験室用のもの。

4.5

ふるい  目開き  500 µm のもの。

4.6

化学はかり  精度 1 mg 以内のもの。

5.

サンプリング  試験する製品から JIS K 5600-1-2 に従って,代表サンプルを採取する。

6.

手順

6.1

試験試料  遠心管(4.1)の容量をほぼ満たす量の試験試料をよく混合し,ふるい(4.5)を通す。

105

±2  ℃で 2 時間加熱乾燥後,デシケーターに入れ室温まで放冷する。

6.2

測定  遠心管及びかくはん棒(4.3)を洗浄し,完全に乾燥させる。それをかご及び輪(4.2)を用い

て化学はかり(4.6)につるし,空気中でひょう量する。

遠心管及びかくはん棒を 250 ml のビーカーに入れた置換液体に完全に浸し,全体が一定温度の部屋又は

場所の温度になるまで,部屋又は場所で十分な時間放置する(1 時間以上必要)

遠心管及びかくはん棒をつるし,ひょう量する。

遠心管及びかくはん棒を置換液体から取り出し,きれいにふいて乾燥させる。乾燥した試料を遠心管の

体積の約 1/2 相当量入れ,ひょう量する(これに必要な量は,密度によるが 1∼10 g である。

遠心管中の試料に置換液体を少しずつ,注意してかくはんしながら,その試料がぬれて完全に覆いその

上に透明な液層ができるまで加える。さらに,遠心管の最上部から約 13 mm 程度まで置換液体を加える。

適切なバランスを取って遠心管及びかくはん棒を一体にして,遠心分離機(4.4)に入れ,包含された空

気が脱気され,体積が減少し固形物が密に充てんされた塊になるまで回転させる(4 500 rpm で運転してい


3

K 5101-11-2

:2004 (ISO 787-23:1979)

る遠心分離機で 15 分間)

。遠心管を遠心分離機から取り出し,置換液体を満たす。遠心管及びかくはん棒

を,置換液体の入った 250 ml のビーカーの中に注意して入れ,全体が一定の温度の部屋又は場所の温度に

なるまで,部屋又は場所で放置する。

遠心管及びかくはん棒を,かご及び輪でつるしてひょう量する。

7.

結果の表し方  試験試料の密度ρ

m

(g/cm

3

)を,次の式で算出する。

)

(

1

3

2

2

1

m

m

m

m

m

ρ

ρ

×

ここに,

m

1

置換液体中のかご(

4.2

,遠心管(

4.1

)及びかくはん棒(

4.3

の質量(g)

m

2

空気中の試料の質量(g)

m

3

置換液体中のかご,遠心管,かくはん棒及び試料の質量(g)

ρ

1

温度 における置換液体の密度(g/cm

3

8.

精度

8.1

繰返し精度

(

r

)

  同一測定者が,同一の試験室で同一の装置を用いて,標準試験方法によって,短時

間の間隔で得られた,同一試料の 2 回の単独試験結果の差の絶対値は,95  %の確率で 0.03 g/cm

3

以下とす

る。

8.2

再現精度

(

R

)

  異なった試験室の測定者が,標準試験方法によって同一試料についてそれぞれ繰り返

した測定の平均値の二つの試験結果の差の絶対値は,95  %の確率で 0.05 g/cm

3

以下とする。

9.

試験報告書

  試験報告書には,少なくとも次の事項を記載する。

a

)

試験した顔料の種類及びその詳細

b

)

この規格又は対応する規格の引用

c

)

使用した置換液体の詳細及び測定温度

d

)

この規格で規定する試験手順との相違点

e

)

7.

の試験結果

f

)

試験年月日


5

K 5101-11-2

:2004 (ISO 787-23:1979)