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K 5101-10

:2004

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本無機薬品協会(JICIA)/財団法人日本規

格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会

の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 787-21:1979,General methods of test

for pigments and extenders

―Part 21:Comparison of heat stability of pigments using a stoving medium を基礎とし

て用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS K 5101-10

には,次に示す附属書がある。

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS K 5101

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS K 5101-1-1

第 1 部:分散性評価のための分散方法―第 1 節:通則

JIS K 5101-1-2

第 1 部:分散性評価のための分散方法―第 2 節:ペイントコンディショナ形振とう機

JIS K 5101-1-3

第 1 部:分散性評価のための分散方法―第 3 節:高速インペラミル

JIS K 5101-1-4

第 1 部:分散性評価のための分散方法―第 4 節:ビーズミル

JIS K 5101-1-5

第 1 部:分散性評価のための分散方法―第 5 節:フーバーマラー

JIS K 5101-1-6

第 1 部:分散性評価のための分散方法―第 6 節:3 本ロールミル

JIS K 5101-2-1

第 2 部:色の比較―第 1 節:目視法

JIS K 5101-2-2

第 2 部:色の比較―第 2 節:測色計法

JIS K 5101-3-1

第 3 部:着色力―第 1 節:有色顔料の相対着色力及び淡色の測定(目視比較法)

JIS K 5101-3-2

第 3 部:着色力―第 2 節:白色顔料の相対着色力(目視比較法)

JIS K 5101-3-3

第 3 部:着色力―第 3 節:有色顔料の相対着色力及び白色顔料の相対散乱能の測定(光

度計法)

JIS K 5101-3-4

第 3 部:着色力―第 4 節:着色剤の相対着色力及び残留色差の測定(重み付き K/S 

法)

JIS K 5101-4

第 4 部:隠ぺい力―隠ぺい率試験紙法

JIS K 5101-5-1

第 5 部:分散性の評価方法―第 1 節:有色顔料の着色力の変化による評価

JIS K 5101-5-2

第 5 部:分散性の評価方法―第 2 節:分散度の変化による評価

JIS K 5101-5-3

第 5 部:分散性の評価方法―第 3 節:光沢の変化による評価

JIS K 5101-6-1

第 6 部:流動性―第 1 節:スプレッドメータ法

JIS K 5101-6-2

第 6 部:流動性―第 2 節:回転粘度計法

JIS K 5101-7

第 7 部:耐ブリード性

JIS K 5101-8

第 8 部:耐薬品性


K 5101-10

:2004

(2)

JIS K 5101-9

第 9 部:耐光性

JIS K 5101-10

第 10 部:焼付塗装用バインダーによる熱安定性

JIS K 5101-11-1

第 11 部:密度―第 1 節:ピクノメータ法

JIS K 5101-11-2

第 11 部:密度―第 2 節:遠心脱気法

JIS K 5101-12-1

第 12 部:見掛け密度又は見掛け比容―第 1 節:静置法

JIS K 5101-12-2

第 12 部:見掛け密度又は見掛け比容―第 2 節:タンプ法

JIS K 5101-13-1

第 13 部:吸油量―第 1 節:精製あまに油法

JIS K 5101-13-2

第 13 部:吸油量―第 2 節:煮あまに油法

JIS K 5101-14-1

第 14 部:ふるい残分―第 1 節:湿式法(手動法)

JIS K 5101-14-2

第 14 部:ふるい残分―第 2 節:湿式法(メカニカルフラッシング法)

JIS K 5101-15-1

第 15 部:加熱減量―第 1 節:105  ℃揮発性物質

JIS K 5101-15-2

第 15 部:加熱減量―第 2 節:強熱残分

JIS K 5101-16-1

第 16 部:水溶分―第 1 節:煮沸抽出法

JIS K 5101-16-2

第 16 部:水溶分―第 2 節:常温抽出法

JIS K 5101-17-1

第 17 部:pH 値―第 1 節:煮沸抽出法

JIS K 5101-17-2

第 17 部:pH 値―第 2 節:常温抽出法

JIS K 5101-18

第 18 部:電気抵抗率


K 5101-10

:2004

(3)

目  次

ページ

序文

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  装置及び器具

2

3.1

  試験板

2

3.2

  焼付塗装用バインダー

2

3.3

  乾燥器

2

4.

  サンプリング

2

5.

  手順

2

6.

  試験報告書

2

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

4


日本工業規格

JIS

 K

5101-10

:2004

顔料試験方法−

第 10 部:焼付塗装用バインダーによる熱安定性

Test methods for pigments

―Part 10:Heat stability using a stoving medium

序文  この規格は,1979 年に第 1 版として発行された ISO 787-21,General methods of test for pigments and

extenders

―Part 21:Comparison of heat stability of pigments using a stoving medium を元に対応する部分につい

ては対応国際規格を変更することなく作成した日本工業規格であるが,対応国際規格には規定されていな

い規定内容を日本工業規格として追加している。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変更の一覧

表をその説明を付けて,

附属書(参考)に示す。

この規格で規定する方法は,加熱温度及び加熱時間を規定して顔料間の熱安定性を比較するために用い

るが,単一顔料の耐熱性を測定する方法として使用してもよい。

1.

適用範囲  この規格は,顔料及び体質顔料の熱安定性を試験顔料と受渡当事者間で協定した比較顔料

とを比較することによって求める一般試験方法について規定する。

備考1.  この試験方法をある顔料に適用するとき,その顔料の個別規格にこの規格を引用する。当該

顔料の特別な性質によってこの試験方法を修正した場合はその詳細を示す。この規格で規定

している試験方法が適用できない特殊な顔料の場合は,熱安定性を比較するために別の方法

を規定してもよい。

2.

この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 787-21:1979

,General methods of test for pigments and extenders―Part 21:Comparison of heat

stability of pigments using a stoving medium (MOD)

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構

成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その

最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS K 5600-1-2

  塗料一般試験方法―第 1 節:通則―第 2 節:サンプリング

備考  ISO 15528:2000,Paints,varnishes and raw materials for paints and varnishes―Sampling が,こ

の規格と一致している。

参考  この規格の原国際規格である ISO 787-21 では ISO 842 を引用しているが,ISO 842 は ISO 

15528

:2000 に統合され廃止されているため,ISO 15528:2000 と一致している JIS K 5600-1-2


2

K 5101-10

:2004

を引用した。

JIS K 5600-4-3

  塗料一般試験方法―第 4 部:塗膜の視覚特性―第 3 節:色の目視比較

備考  ISO/FDIS 3668:1998,Paints and varnishes―Visual comparison of the colour of paints が,この

規格と一致している。

3.

装置及び器具

3.1

試験板  適切な軽量金属の試験板。例えば,光沢のあるぶりき板又はアルミニウム板で,大きさ 150

×100 mm のもの。その表面を洗浄し,軽く研磨したもの。又は受渡当事者間で協定したその他の適切な

試験板。

3.2

焼付塗装用バインダー  受渡当事者間で協定したもの。

3.3

乾燥器  よく換気でき,受渡当事者間で協定した温度を維持できるもの。

4.

サンプリング  試験する製品から JIS K 5600-1-2 に従って,代表サンプルを採取する。

5.

手順  受渡当事者間で協定した方法によって,受渡当事者間で協定した焼付塗装用バインダーを用い

て試験顔料の分散体(単独又は受渡当事者間で協定した色に希釈したもの)を調製する。分散体を更に受

渡当事者間で協定したバインダー又は溶剤で希釈し,適切な粘度に調整する。

同じ方法,同じバインダーを用いて受渡当事者間で協定した比較顔料の分散体を調製する。

受渡当事者間で協定した方法で試験顔料の分散体を試験板の全面に塗布し,膜厚 75∼120 µm のぬれ塗

膜を作製する。別の試験板の全面に,同じ方法で受渡当事者間で協定した比較顔料の分散体を塗布する。

塗装した試験板を,温度 23±2  ℃及び相対湿度(50±5)  %で 30 分間保持し,次に各試験板を試験に必要

な適切な数の小板に切断する。小板の幅は 30 mm 以上とし,それぞれにラベルを付ける。

各試験板の小板の一枚を,塗膜が完全に硬化する最低の温度で適切な時間焼き付ける。

備考1.  これらの試験板(小板)は,他の試験板と比較する際の標準とする。

2.

塗装した試験板の保持条件として上記の条件が行えない場合は,温度及び相対湿度を測定し,

その測定結果を 6. d)に規定の試験手順からの相違点として記載する。

試験顔料及び受渡当事者間で協定した比較顔料のそれぞれを塗装した試験板の残りの小板を,受渡当事

者間で協定した温度及び時間で焼き付ける。その後,試験板を室温まで冷却する。

JIS K 5600-4-3

に従って,試験顔料及び受渡当事者間で協定した比較顔料を高温で焼き付けた試験板と,

それぞれ対応する最低温度で焼き付けた標準試験板とを拡散昼光下で比較する。昼光が得られない場合は,

人工昼光下で比較を行う。

必要であれば,48 時間後に再び比較を行う。

試験顔料の色の変化の程度が,受渡当事者間で協定した比較顔料の色の変化よりも小さいか,同等か,

又は大きいかを記録する。個々の試験板の焼付け時間及び温度を明示する。

備考  受渡当事者間で協定した場合には,適切な測色計を用いて色差を測定してもよい。その場合は,

切断した小板が曲がらないように,十分な大きさの試験板を用いる。

6.

試験報告書  試験報告書には,少なくとも次の事項を記載する。

a)

試験した顔料の種類及びその詳細

b)

この規格の引用


3

K 5101-10

:2004

c)

受渡当事者間で協定した項目の詳細(顔料濃度,使用した比較顔料,使用したバインダー,塗装方法

及び試験塗膜の硬化条件を含む)

d)

この規格で規定する試験手順との相違点

e)

比較を自然昼光下又は人工昼光下のいずれで行ったか

f)

試験結果[

(色変化によって評価した)

熱安定性が,

受渡当事者間で協定した比較顔料よりも小さいか,

同等か,又は大きいか]

g)

試験年月日


4

K 5101-10

:2004

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS K 5101-10

:2004  顔料試験方法―第 10 部:焼付塗装

用バインダーによる熱安定性

ISO 787-21

:1979  顔料及び体質顔料の一般試験方法―

第 21 部:焼付塗装用バインダーを使用する顔料の熱安定
性の比較

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の

規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技

術的差異の項目ごとの評価

及びその内容 
表示箇所:本体 
表示方法:点線の下線

項 目 番

内容

(

Ⅱ)

国際

規格
番号

項 目 番

内容

項目ごとの

評価

技 術 的 差 異

の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術

的差異の理由及び今後の対策

1.

適用範

 1.

IDT

2.

引用規

 2.

IDT

3.

器具及

び材料

 3.

IDT

4.

サンプ

リング

 4.

IDT

5.

手順

5.

MOD

/追加

ISO

が規定

す る 塗 装 し
た 試 験 板 の

保 持 条 件 が
実 施 で き な
い 場 合 の 手

順を備考 2.
と し て 追 加
した。

相対湿度が高い日本では,

ISO

が規定する焼付塗装の

保持条件を実施するのが困

難な場合がある。ISO 規定
の範囲外でも実際のライン
塗装では問題を生じないこ

とが一般的にはよく知られ
ているが,現在のところ裏
付けデータはない。次回改

訂までに,条件範囲を明確
にするように検討する。

6.

試験報

告書 

ISO 

787-21 

6.   IDT 

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  IDT………………  技術的差異がない。 
    ―  MOD/追加………  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

2.  JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  MOD……………  国際規格を修正している。


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K 5101-10

:2004