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K 4820

:2006

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本火薬工業会/

財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本

工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS K 4820:1995 は改正され,この規格に置き換えられる。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。


K 4820

:2006

(2)

目  次

ページ

序文 

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  定義

1

4.

  種類

1

5.

  品質

1

6.

  サンプリング方法

1

7.

  試験方法

1

8.

  記録

5

9.

  包装

5

10.

  表示

5

11.

  安全取扱い上の注意事項 

5

解  説 

6


日本工業規格

JIS

 K

4820

:2006

導爆線

Detonating cords

序文  この規格は,今回,JIS K 4820 の線径及び包装を改正した規格である。

なお,対応国際規格は,現時点で制定されていない。

1. 

適用範囲  この規格は,導爆線について規定する。

2. 

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS K 4800

  火薬用語

JIS K 4806

  工業雷管及び電気雷管

JIS K 4810

  火薬類性能試験方法

3. 

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS K 4800 によるほか,次による。

a)  25

グレイン導爆線  心薬量 4.0∼6.0 g/m,線径 3.5∼4.2 mm の導爆線。主として導火管(導火管シス

テムを構成する製品)の起爆に用いる。

b)  50

グレイン導爆線  心薬量 9.5∼11.5 g/m,線径 4.5∼5.5 mm の導爆線。爆薬の起爆及び爆速の測定な

どに用いる。

4. 

種類  導爆線は,次の 2 種類とする。

25

グレイン導爆線

50

グレイン導爆線

5. 

品質  導爆線は,7.によって試験したとき,次の品質に適合しなければならない。

a)

爆速  5 500∼7 000 m/s とする。

b) 

耐水性  JIS K 4806 に規定する電気雷管で起爆することができ,かつ,導爆線で起爆できなければな

らない。

6. 

サンプリング方法  品質が同一とみなすことができる 1 ロットの製品から,代表的な試料を採取する。

なお,ロットサイズの設定,サンプリングの時期及び場所については,必要に応じて,受渡当事者間の

協定によってもよい。

7. 

試験方法  試験方法は,次による。


2

K 4820

:2006

a)

爆速  爆速の試験は,次による。

1)

装置及び器具  装置及び器具は,図 及び次による。

1.1)

爆速試験装置  JIS K 4810 の 5.5.2(光ファイバ法)に規定する光ファイバ,光検知装置及び記録

装置。ただし,記録装置は,計時最小単位が 10

-7

秒以下の機能をもつタイムカウンターなどを使

用する。

1.2) 

雷管  JIS K 4806 に規定する電気雷管。

2)

操作  常温の試料の 2 点間の距離を約 100 cm とし,先端の端面を黒色塗料で塗布又はアルミニウム

はくで覆いをした光ファイバを試料内に挿入する(

図 1)。次に,試料の一端に雷管をテープなどで

固定する。雷管管底と光ファイバとの間隔は 30 cm 以上離す(

図 1)。雷管を起爆して,爆ごう波が

光ファイバ間を通過する時間を測定する。

3)

爆速の計算  爆速は,次の式によって算出し,十の位を四捨五入し,100 m/s 刻みで表示する。

t

a

D

=

ここに,

D

爆速  (m/s)

a

光ファイバ間の距離  (m)

t

爆ごう波が光ファイバ間を通過する時間  (s)


3

K 4820

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  1  爆速試験装置

b)

耐水性  耐水性の試験は,次による。

1)

雷管  JIS K 4806 に規定する電気雷管。

2)

操作  約 1.5 m の導爆線を水圧 29.4 kPa の水中に 3 時間以上浸した後,これを取り出し,中央から

切断したものを試料(2本)とする。1 本の試料については,

図 2 a)のとおり切断した切口(a)に雷

管を取り付けて起爆できるかどうかを調べる。他の 1 本の試料については,

図 2 b)のとおり装着し,

雷管によって起爆した導爆線で起爆できるかどうかを調べる。

c)

判定  7.a)及び b)の試験結果が,5.に適合する場合は“適合”,適合しない場合は“不適合”とする。

単位  cm


4

K 4820

:2006

a)

  1 本の試料の場合

b)

  他の 1 本の試料の場合

  2  耐水性試験の試料の形状

単位  cm


5

K 4820

:2006

8. 

記録  試験方法(規格番号),試験実施日,試験実施者,試験環境,試験結果,その他必要な事項を記

録する。

9. 

包装  導爆線の包装は,次によるほか,法令の定めるところによる。

ボール紙,ベニヤ板,合成樹脂などの巻しん(芯)に導爆線を巻く。25 グレイン導爆線は 305 m 巻き

品 2 個又は 500 m 巻き品 1 個を,50 グレイン導爆線は 250 m 巻き品 2 個又は 305 m 巻き品 2 個を,1

箱に収納する。

参考  平成 10 年通商産業省告示第 149 号(火薬類の容器包装の基準を定める告示)で,火薬類の種類

ごとに,容器包装の技術上の基準が定められている。

10. 

表示  導爆線の外装の表示は,次による。

a)

種類

b)

数量(薬量)

c)

製造所名

d)

製造年月日

11. 

安全取扱い上の注意事項  導爆線には,火気,衝撃,摩擦などを与えないほか,取扱いについては関

連法令による。

参考  関連法令には,火薬類取締法,鉱山保安法,労働安全衛生法などがある。