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日本工業規格

JIS

 K

2231

 - 1993

流動パラフィン

Liquid paraffin

1.

適用範囲  この規格は,工業用の流動パラフィンについて規定する。

備考1.  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS K 2001

  工業用潤滑油−ISO 粘度分類

JIS K 2251

  原油及び石油製品−試料採取方法

JIS K 2252

  石油製品反応試験方法

JIS K 2265

  原油及び石油製品引火点試験方法

JIS K 2269

  原油及び石油製品の流動点並びに石油製品曇り点試験方法

JIS K 2283

  原油及び石油製品−動粘度試験方法及び粘度指数算出方法

JIS K 2513

  石油製品−銅板腐食試験方法

JIS K 2580

  石油製品色試験方法

JIS K 8102

  エタノール (95) [エチルアルコール (95)]

(試薬)

JIS K 8129

  塩化コバルト (II) 六水和物(試薬)

JIS K 8142

  塩化第二鉄(試薬)

JIS K 8180

  塩酸(試薬)

JIS K 8951

  硫酸(試薬)

JIS K 8983

  硫酸銅 (II) 五水和物(試薬)

JIS R 3503

  化学分析用ガラス器具

2.

この規格の中で{  }を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって規

格値である。

なお,これらの従来単位及び数値は,平成 7 年 4 月 1 日以降参考とする。

2.

種類  流動パラフィンの種類は,JIS K 2001 に規定する粘度分類によって分け,表 に示す 5 種類と

する。

3.

品質  流動パラフィンは,無色透明で蛍光のない石油製品で,水及び沈殿物を含まず,4.によって試

験を行い,

表 の規定に適合しなければならない。


2

K 2231 - 1993

表 1

種類

試験項目

ISO VG 10

ISO VG 15

ISO VG 32

ISO VG 68  ISO VG 100

反応

中性

引火点℃ 140 以上

150

以上

180

以上

200

以上 200 以上

動粘度 mm

2

/s {cSt}(

1

)(40

℃) 9.00 以上

13.5

以上

28.8

以上

61.2

以上 90.0 以上

 11.0

以下

16.5

以下

35.2

以下

74.8

以下 110 以下

流動点℃

−5 以下

−10 以下

腐食試験 (100℃,3h) 1 以下

色(セーボルト)

+30 以上

硫酸呈色試験

標準色溶液と同等又はこれより淡色

ニトロナフタリン試験

黄色の結晶(ニトロナフタリン)が残らないもの

(

1

) 1mm

2

/s

=1cSt

4.

試験方法

4.1

試料採取方法  流動パラフィンの試料は,JIS K 2251 によって採取する。

4.2

反応  JIS K 2252 による。

4.3

引火点  JIS K 2265 に規定するクリーブランド開放式引火点試験方法による。

4.4

動粘度  JIS K 2283 に規定する動粘度試験方法による。

4.5

流動点  JIS K 2269 に規定する流動点試験方法による。

4.6

腐食試験  JIS K 2513 による。

4.7

色  JIS K 2580 に規定するセーボルト色試験方法による。

4.8

硫酸呈色試験  試料約 25ml を試験管(

2

)

にとり,これに JIS K 8951 に規定する硫酸から調製した 85

∼86 質量%の硫酸約 25ml を加え,この試験管内の液面が沸騰水浴中の水面以下になるように浸して 10 分

間保ち,その間 2∼3 回適当なガラス製かき混ぜ器で上下に激しくかき混ぜる。

試験管を浴からとり出し,1 分間以内に硫酸層の色を,同形・同大の試験管にとった 25ml の標準色溶液

(

3

)

と比較する。

(

2

)  JIS R 3503

に規定する試験管30mm を用いると便利である。

(

3

)

標準色溶液の作り方  塩化コバルト液  :  JIS K 8129 に規定する塩化コバルト 59.59g を JIS K 

8180

に規定する塩酸から調製した(以下同様)1%塩酸 1に溶解する。

塩化第二鉄液:JIS K 8142 に規定する塩化第二鉄 45.05g を 1%塩酸 1に溶解する。

硫酸銅液:JIS K 8983 に規定する硫酸銅 62.43g を 1%塩酸 1に溶解する。

各液を容量で 3 : 6 : 1 の割合で混ぜ,これを 4 倍量の蒸留水で希釈して標準色溶液とする。

この標準色溶液は,2 年経過したものは使用してはならない。

4.9

ニトロナフタリン試験  試料 3ml を試験管にとり,JIS K 8102 に規定するエタノール 15ml を加え,

1

分間振り混ぜ,ろ過して得たエタノール液を蒸発させる。

5.

製品の呼び方  規格名称及び種類による。

例  流動パラフィン  ISO VG 10

6.

表示  包装及び容器の見やすいところに,容易に消えない方法で次の事項を表示する。

(1)

規格名称及び種類


3

K 2231 - 1993

(2)

正味容量又は質量

(3)

製造業者名又はその略号

(4)

製造年月又はその略号

資源エネルギー部会  パラフィン・ワックス専門委員会  構成表(昭和 55 年 3 月 1 日改正のとき)

氏名

所属

(委員会長)

竹  田  政  民

東京理科大学

加  藤  昭  六

資源エネルギー庁石油部

大  高  英  男

通商産業省基礎産業局

野  口  昌  吾

通商産業省産業政策局

田  村  忠  男

工業技術院標準部

阿  部  敏  次

工業技術院公害資源研究所

根  来  一  夫

社団法人石油学会

五十嵐  清  一

株式会社レンゴー中央研究所

大  山  松  二

精工化学株式会社

石  原  昌  具

東鑵興業株式会社

野  口  勝  一

日本専売公社中央技術研究所

青  木  哲  也

東洋曹達工業株式会社東京研究所

堤      恭  男

日本石油株式会社商品技術部

鎗  田  幸  雄

東洋ペトロライト株式会社千葉工場

高  松  義  房

日本ワックス工業会

露  木  重  彦

東亜燃料工業株式会社製品開発部

府瀬川  健  蔵

日本精蝋株式会社企画調査部

(関係者)

菊  地  習  作

日本流動パラフィン工業会(株式会社松村石油)

(事務局)

黒  河  亀千代

工業技術院標準部材料規格課

小  沢  祥  浩

工業技術院標準部材料規格課

(事務局)

時  山  聖  司

工業技術院標準部材料規格課(昭和 58 年 3 月 1 日改正のとき)

宮  崎  正  治

工業技術院標準部材料規格課(昭和 58 年 3 月 1 日改正のとき)

(事務局)

宮  本  幸  夫

工業技術院標準部材料規格課(平成 5 年 6 月 1 日改正のとき)

小  嶋      誠

工業技術院標準部材料規格課(平成 5 年 6 月 1 日改正のとき)


4

K 2231 - 1993

解説表 1  石油規格体系調査委員会

氏名

所属

桜  井  俊  男

東海大学

田  村  忠  男

工業技術院標準部材料規格課

蕨  岡  達  慈

工業技術院標準部繊維化学規格課

清  滝  昌三郎

資源エネルギー庁石油部精製課

坂  部      孜

工業技術院公害資源研究所

岡  本  純  三

工業技術院機械技術研究所

高  木  茂  男

日本海事検定協会

根  来  一  夫

社団法人石油学会

田  尻  勝  紀

社団法人日本防錆技術協会

富  永  博  夫

東京大学

岡  部  平八郎

東京工業大学

藤  堂  尚  之

工業技術院化学技術研究所

黒  岩      清

大蔵省関税局輸入課

藤  村  敏  之

防衛庁燃料研究室

芝      祐  邦

日本国有鉄道鉄道技術研究所

沢  田  誠  一

社団法人日本工作機械工業会

青  木  道  一

日本自動車工業会

竹  下  動  三

社団法人日本鉄鋼連盟

八  島  信  雄

日本舶用工業会

佐  治  信  雄

社団法人日本油圧工業会

川  村  敏  雄

社団法人日本建設機械化協会

中  野  誠一郎

電気事業連合会

深  井  千  吉

社団法人日本産業車両協会

高  橋  保  明

全国石油商業共同組合連合会

木  藤      将

日本 LP ガス連合会

津田野      敏

日本 LP ガス協会

真  柴  和  昌

社団法人日本アスファルト協会

吉  田  留五郎

日本科学機器団体連合会

影  山  八  郎

日本グリース協会

府瀬川  健  蔵

日本ワックス工業会

野  上  周  二

全国石油工業組合

清  水  信  一

石油連盟

藤  沼      茂

石油連盟

高  木      正

社団法人日本ガス協会

中  村  益  也

全国工作油剤工業組合

◎委員長  ○分科会委員長


5

K 2231 - 1993

解説表 2  石油規格体系調査委員会ワックス分科会

氏名

区分

所属

(分科会長)

広瀬川  健  蔵

(生産者)

日本精蝋株式会社

竹  田  政  民

(中  立)

東京理科大学

黒  河  亀千代

(中  立)

工業技術院標準部材料規格課

寺  沢      徹

(中  立)

工業技術院標準部繊維化学規格課

根  来  一  夫

(中  立)

社団法人石油学会

仁  木  信  高

(生産者)

谷口石油精製株式会社

江  本  正  彦

(生産者)

東亜燃料工業株式会社

鎗  田  幸  雄

(生産者)

東洋ペトロライト株式会社

浅  野  直  正

(生産者)

日本石油株式会社

松  井      吾

(使用者)

亀山ローソク株式会社

相  原  長五郎

(使用者)

東京防湿加工株式会社

解説表 3  流動パラフィン JIS 改正原案作成委員会

氏名

区分

所属

(主査)

長  尾  哲  哉

生  産  者

出光興産株式会社潤滑油部

松  本  雅  義

生  産  者

エッソスタンダード石油株式会社製品研究技術部

谷  口  健  彦

生  産  者

シェル石油株式会社  潤滑油部

菊  間      蕉

生  産  者

島貿易株式会社営業第 1 部

小  島  芳  雄

生  産  者

中央化成株式会社開発部

峰  元  満  徳

生  産  者

日本石油株式会社商品技術部

菊  地  習  作

生  産  者

株式会社松村石油研究所東京支店

比留間  崇  夫

生  産  者

モービル石油株式会社化学品販売部

黒  河  亀千代

中    立

工業技術院標準部材料規格課