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K 0804

:2014

(1)

目  次

ページ

序文

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義

1

4

  種類

2

4.1

  ガス採取器の種類

2

4.2

  検知管の種類

3

5

  品質及び性能

4

5.1

  ガス採取器の品質及び性能

4

5.2

  検知管の品質及び性能

4

6

  構造

5

6.1

  ガス採取器

5

6.2

  検知管及び前処理管

5

7

  試験方法

5

7.1

  検査方式

5

7.2

  試験場所の標準状態

6

7.3

  外観

6

7.4

  性能

6

8

  表示

8

8.1

  ガス採取器

8

8.2

  直読式検知管,濃度表式検知管の濃度表及び検知管収納箱の表示

9

9

  取扱説明書

9

9.1

  ガス採取器

9

9.2

  検知管

9

附属書 A(参考)測定対象ガス,試験用標準ガスの一例及び概略の測定濃度範囲

11

附属書 B(規定)試験用ガス

17

参考文献

20


K 0804

:2014

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,公益社団法人日本

保安用品協会(JSAA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格

を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格

である。

これによって,JIS K 0804:1998 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 K

0804

:2014

検知管式ガス測定器(測長形)

Gas detector tube measurement system (Length-of-stain type)

序文

この規格は,1985 年に制定され,その後 3 回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は 1998 年に

行われたが,その後の技術的変化に対応するために改正した。

なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。

1

適用範囲

この規格は,十数分間以内の濃度測定を目的とする短時間用の測長形検知管式ガス測定器(以下,測定

器という。

)について規定する。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 7516

  金属製直尺

JIS K 0055

  ガス分析装置校正方法通則

JIS Z 8703

  試験場所の標準状態

3

用語及び定義

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。

3.1

検知管式ガス測定器

検知管及び検知管用ガス採取器(以下,ガス採取器という。

)からなるガス測定器。

3.2

測長形検知管

試験用ガス中の測定成分と速やかに反応して,反応部分と未反応部分とが区別できる境界を形成する試

薬を充塡し,反応した変色部分の長さでガス濃度を測定する検知管。

3.3

前処理管

除湿剤又は分解反応剤など試料ガスの前処理剤を充塡した管で検知管に接続して用いるもの。

3.4

ガス採取器の)内容積

ガス採取器の一回の通気操作で吸引される試料の体積。


2

K 0804

:2014

3.5

ガス採取器の)気密性

ガス採取器内部を加圧又は減圧にして放置した場合の空気の漏れ量。

3.6

有効年月

8.2

に記載した表示による方法に従い保存した場合において,5.2 に規定する品質及び性能を満足する期

限を示す年月。

4

種類

4.1

ガス採取器の種類

ガス採取器の種類を,

表 に示す。

表 1−ガス採取器の種類

種類

ガス採取方式

参照

シリンダー形

真空方式

検知管を接続したガス採取器のシリンダー内部

をピストンによって減圧状態にし,試料ガスを検
知管を通して吸引する方式。

図 

送入方式

ガス採取器のシリンダー内部に,一旦試料ガスを

採取してから,ピストンによって試料ガスを検知

管を通して排出する方式。

図 

蛇腹形

蛇腹を圧縮し,内部ばねなどの応力によって蛇腹

内を減圧状態にし,試料ガスを検知管を通して吸
引する方式。

図 

図 1−真空方式ガス採取器の例

図 2−送入方式ガス採取器の例


3

K 0804

:2014

図 3−蛇腹形ガス採取器の例

4.2

検知管の種類

4.2.1

読取方式による種類

読取方式による種類は,

表 のとおりとする。

表 2−読取方式による検知管の種類

種類

読取方式

注記

直読式

検知管の表面に濃度目盛が印刷してあり,変色の境界面の目盛を

直読して,測定対象ガスの濃度を求める方式。

図 

濃度表式

添付の濃度表

a)

と検知剤の変色長さとを比較して,測定対象ガス

の濃度を求める方式。

図 5 
図 

a)

ガラス管内径のばらつきによる変色長さを補正するための濃度目盛が付けてあるもの。

図 4−直読式検知管の一例

図 5−濃度表式検知管の一例


4

K 0804

:2014

図 6−濃度表の一例及び使用方法

4.2.2

測定対象ガスによる種類

測定対象ガスの名称をそれぞれ付けて表す(

附属書 参照)。

5

品質及び性能

5.1

ガス採取器の品質及び性能

ガス採取器の品質及び性能は,

表 による。

表 3−ガス採取器の品質及び性能

項目

品質及び性能

試験

外観

検知管取付口のゴムの亀裂,変形などがない。

7.3 

内容積

9.1 a)

の表示値に対する許容値              ±5 %

7.4.1 a) 

気密性

真空方式

実測内容積の値に対する漏れ量の割合      3 %  以内

7.4.1 b) 1) 

送入方式

実測内容積の値に対する漏れ量の割合      3 %  以内

7.4.1 b) 2) 

蛇腹形

実測内容積の値に対する漏れ量の割合      3 %  以内

7.4.1 b) 1) 

通気速度

吸引速度調節部を内蔵したガス採取器については,9.1 c)

に明示された通気量に対する差            ±10 %

7.4.1 c) 

耐久性

通気操作を 1 000 回繰り返した後,内容積,気密性及び
通気速度の品質・性能を満足する。

7.4.1 d) 

5.2

検知管の品質及び性能

検知管の品質及び性能は,

表 による。


5

K 0804

:2014

表 4−検知管の品質及び性能

項目

品質及び性能

試験

外観

ピンホール,亀裂,きずなどがなく,直読式の場合の目盛は鮮明でなけれ

ばならない。

7.3 

指示精度

目盛範囲の 1/3 以上の試験用ガス濃度に対する差の割合 
    検知管の指示値                                                                    25 %  以内

    指示値の平均値                                                                    15 %  以内

7.4.2 a)

目盛範囲の 1/3 以下の試験用ガス濃度に対する差の割合

    検知管の指示値                                                                    35 %  以内

    指示値の平均値                                                                    25 %  以内

酸素濃度 18 %∼21 %を測定するものの試験用ガス濃度に対する差の割合 
    検知管の指示値                                                                     8 % 以内

    指示値の平均値                                                                     5 % 以内

温度による影響

温度 10  ℃±2  ℃及び 30  ℃±2  ℃において,指示精度を満足する。

7.4.2 b)

変色先端面の傾斜

図 に示す

Δ

L/の値                            20 %  以内

7.4.2 c)

ガス入口側検知剤端
面の傾斜

図 10 に示す

Δ

の値                              2 mm  以内

7.4.2 d)

6

構造

6.1

ガス採取器

ガス採取器は,

内部を加圧状態又は減圧状態にして,

検知管に一定量の試料ガスを通気する機能をもつ。

吸引速度調節機能をもつ採取器にあっては,検知管取付口の内部に取り付けたオリフィスなどによって,

試料ガスを検知管に通気する速度の調節を行う。

6.2

検知管及び前処理管

検知管及び前処理管は,内径が均一で全長がそろったガラス管などの透明な管に一定量の検知剤又は前

処理剤を詰め,これが緩まないように栓などを当て,さらに管の両端を密閉する。直読式検知管の目盛は,

容易に消えてはならない。

7

試験方法

7.1

検査方式

採取器,検知管共に製造ロットごとに,

表 の検査方式に従って試験を行う。

ガス採取器の耐久性試験の抜取試験の試料の個数は 1 個とし,検知管の指示精度試験及び温度による影

響試験の抜取試験の試料の個数は,各ガス濃度に対してそれぞれ 10 本とする。

なお,抜取試験における試料は,無作為に抽出する。

ただし,変色先端面の傾斜試験及びガス入口側検知剤端面の傾斜試験は,指示精度試験及び温度による

影響試験を行った検知管について行う。


6

K 0804

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表 5−検査方式

試験項目

全数試験

抜取試験

ガス



外観

内容積

気密性

通気速度

耐久性

検知管

外観

指示精度

温度による影響

変色先端面の傾斜

ガス入口側検知剤端面の傾斜

表中の○印は,試験を行うものを示す。

7.2

試験場所の標準状態

試験場所の標準状態は,JIS Z 8703 に基づき,気温 20  ℃±2  ℃,相対湿度(65±20)%及び気圧 1 013 hPa

±30 hPa とする。

なお,検知管,ガス採取器が試験場所の温度と異なる温度下に保管されていた場合には,試験の前に 20

分程度放置して試験場所の温度になじませる。

7.3

外観

ガス採取器については,検知管取付口のゴムの亀裂,変形などを,検知管については,ピンホール,亀

裂,きずなどを目視及び手触りによって調べる。直読式検知管の場合には,目盛数字,目盛線を目視によ

って調べる。

7.4

性能

7.4.1

ガス採取器

ガス採取器は,大気中で次の事項について試験を行う。

a)

内容積  ガス採取器の検知管取付口に,検知管代替の通気抵抗体(500 mL/min のときの圧力損失が 140

hPa

±10 hPa 又は 100 mL/min のときの圧力損失が 430 hPa±30 hPa とする。

)を接続し,通気抵抗体の

他端にトレーサビリティが明確な石けん膜流量計,又はトレーサビリティが明確なガラス製体積計を

用いて目盛を校正したガラス注射筒を連結して,通気操作を行い,ガス採取器の内容積を測定する。

石けん膜流量計を用いる方法及びガラス注射筒を用いる方法は,次による。

ここで通気操作とは,真空方式採取器及び蛇腹形ガス採取器にあっては吸引操作,送入方式採取器

にあっては送入操作とする。

1)

石けん膜流量計を用いる方法  石けん膜流量計の標線のゼロ位置に石けん膜を作り,ガス採取器の

通気操作による空気の流れで膜を上昇させ,膜の停止した位置から体積を求める(

図 参照)。


7

K 0804

:2014

図 7−石けん膜流量計を用いる方法

2)

ガラス注射筒を用いる方法  目盛を校正したガラス注射筒のピストンを,真空方式及び蛇腹形のガ

ス採取器の場合には,9.1 a)  によって明示する内容積の 1.1 倍の目盛位置に,送入方式のガス採取

器の場合には,ガラス注射筒のゼロ位置に合わせ,ガス採取器の通気操作による空気の流れでピス

トンを移動させ,停止した位置から体積を求める(

図 参照)。

図 8−ガラス注射筒を用いる方法

b)

気密性

1)

真空方式及び蛇腹形のガス採取器の場合には,ガス採取器の検知管取付口に閉止弁と a)  に示す内

容積測定装置とを直列に接続し,弁を閉じて密閉し,通気操作を行い,9.1 b)  によって記載する時

間後に弁を開いて a)  に示す方法で内容積を求める。この内容積と a)  で求めた実測内容積との差か

ら漏れ量を求め,実測内容積に対する漏れ量の割合を求める。

2)

送入方式のガス採取器の場合には,コックを操作してシリンダーを密閉し,ハンドルを引いて保持

し,9.1 b)  によって記載する時間後,ハンドルを放してピストンが戻った位置で固定する。次にガ

ス採取器と a)  に示す内容積測定装置とを直列に接続し,a)  に示す方法でガス採取器のハンドルを

一杯に押し込んで,内容積測定装置の目盛から漏れ量を求め,実測内容積に対する漏れ量の割合を

求める。

c)

通気速度  ガス採取器の検知管取付口に,a)  に規定する石けん膜流量計又はガラス注射筒を連結して,

通気操作を行い,9.1 c)  によって記載する一定時間経過後の通気量を測定する。

d)

耐久性  ガス採取器の検知管取付口に,a)  に規定する通気抵抗体を接続し,通気操作を 1 000 回繰り

返した後,a),b)  及び c)  に規定する試験を行う。

ただし,1 000 回の通気操作の途中で,9.1 d)  に記載した使用前点検及び保守を行ってもよい。


8

K 0804

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7.4.2

検知管

検知管は,

附属書 に規定する試験用ガスを用い,3 段階の濃度について,次の試験を行う。ただし,3

段階の濃度は,検知管の目盛範囲を 3 等分した 3 区間の中間付近とする。

a)

指示精度  測定器に添付の取扱説明書によって明示された方法によって,濃度ごとに,検知管に試験

用ガスを通気し,検知管の指示値を求め,試験ガス濃度に対する差の割合を求める。

b)

温度による影響  10  ℃±2  ℃及び 30  ℃±2  ℃で a)  に規定する試験を行う。

c)

変色先端面の傾斜  a)  及び b)  の試験を行った検知管の変色先端面の最低指示濃度(L

1

)及び最高指

示濃度(L

2

)から

ΔL/を求める(図 参照)。

20

.

0

M

L

Δ

ここに,M:指示濃度値の平均値

L

1

:最低指示濃度

L

2

:最高指示濃度

1

2

L

L

ΔL

=

2

2

1

L

L

M

+

=

図 9

変色先端面の傾斜

d

)

ガス入口側検知剤端面の傾斜

JIS B 7516

に規定する金属製直尺を用いて測る。ただし,濃度表式検

知管については,検知剤層の両端面について適用する(

図 10

参照)

図 10

ガス入口側検知剤端面の傾斜

8

表示

8.1

ガス採取器

ガス採取器には,容易に消えない方法で,次の事項を表示しなければならない。ただし,

a

)

については,

ガス採取器の収納箱の表示でもよい。

a

)

ガス採取器の名前又はその型式

b

)

製造業者名又はその略号


9

K 0804

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c

)

製造年月又はその略号

d

)

製造番号又はロット番号

8.2

直読式検知管

濃度表式検知管の濃度表及び検知管収納箱の表示

直読式検知管,濃度表式検知管の濃度表及び検知管収納箱には,容易に消えない方法で,

表 6

によって

表示をする。

表 6

直読式検知管,濃度表式検知管の濃度表及び検知管収納箱の表示

表示事項

直読式検知管

濃度表式検知管の濃度表

検知管収納箱

測定対象ガス及びその化学式

a)

濃度目盛

製造業者名又はその略号

製造番号

b)

有効年月

検知管の保管方法

測定濃度範囲

a)

直読式検知管の測定対象ガス名及び化学式の表示は,いずれか一方でよい。

b)

製造番号の表示は,検知管又は検知管収納箱のいずれかでよい。

9

取扱説明書

9.1

ガス採取器

ガス採取器には,次の事項について記載した取扱説明書を添付しなければならない。

a

)

ガス採取器内容積

b

)

ガス採取器の気密試験  使用に先立って行う気密試験の方法及び気密を確認するために必要な時間。

c

)

ガス採取器の通気速度試験  吸引速度調節部を内蔵したガス採取器について行う通気速度試験の方法

及び通気速度を確認するために必要な時間及び通気量。

d

)

ガス採取器の使用前点検方法及び保守方法

9.2

検知管

検知管には,次の事項について記載した取扱説明書を添付しなければならない。

a

)

測定

1

)

検知管の両端を開封した後,ガス採取器の検知管取付口に取り付ける正しい方向及び方法

2

)

ガス採取器を操作して,試料ガスを検知管に通気するときの通気量又は操作回数

3

)

一回の通気操作に要する時間

4

)

試料ガス吸引後,変色層先端から濃度目盛を読み取る方法,必要であれば,先端が斜めに変色した

場合の読取方法

b

)

指示値の補正

1

)

温度又は湿度による補正が必要な場合には,その補正の方法

2

)

測定場所の気圧が大気圧と異なる場合の測定方法,及びその補正の方法

3

)

通気回数による補正が必要な場合は,その補正の方法

c

)

その他の注意事項

1

)

検知剤の色及び測定対象ガスによる変色

2

)

他のガスによる影響。測定対象ガスの測定環境下において,一般的に存在する可能性の高い他のガ


10

K 0804

:2014

スが単独で又は測定対象ガスと共存した場合に,影響を及ぼすことが考えられるガスの情報。

この情報については,他のガスの影響を受ける濃度,

プラス側の影響か又はマイナス側の影響か,

また,変色の状態も含め影響の程度など。

3

)

検知管の廃棄方法

4

)

その他必要な事項


11

K 0804

:2014

附属書 A

参考)

測定対象ガス,試験用標準ガスの一例及び概略の測定濃度範囲

表 A.1

測定対象ガス,試験用標準ガスの一例及び概略の測定濃度範囲

No.

測定対象ガス

概 略 の 測 定 濃 度 範 囲

(vol)

b)

試験用標準ガス及びそれに用いる

調製用液体又は固体試薬の一例

名称

a)

化学式

1

アクリルアルデヒド

[アクロレイン]

CH

2

=CHCHO 0.1

ppm

∼1.8 %

2

アクリル酸エチル CH

2

=CHCO

2

CH

2

CH

3

 5

ppm

∼60 ppm

3

アクリル酸メチル CH

2

=CHCO

2

CH

3

 2

ppm

∼60 ppm

4

アクリロニトリル CH

2

=CHCN 0.1

ppm

∼500 ppm

0.1 %

∼3.5 %

JCSS

  アクリロニトリル標準ガス

5

アセチレン HC≡CH 25

ppm

∼4 %

6

アセトアルデヒド CH

3

CHO 0.5

ppm

∼1.0 %

JCSS

  アセトアルデヒド標準ガス

7

アセトン CH

3

COCH

3

 20

ppm

∼5 %

JIS K 8034

  アセトン(試薬)

8

アニリン

C

6

H

5

NH

2

 0.5

ppm

∼60 ppm

JIS K 8042

  アニリン(試薬)

9

アルシン AsH

3

 0.04

ppm

∼160 ppm

JCSS

  アルシン標準ガス

10

アンモニア NH

3

 0.05

ppm

∼32 %

JCSS

  アンモニア標準ガス

11

イソブタン (CH

3

)

3

CH 50

ppm

∼1 200 ppm

12

一酸化炭素 CO

0.5

ppm

∼50 %

JCSS

  一酸化炭素標準ガス

13

一酸化窒素 NO

0.5

ppm

∼5 000 ppm

JCSS

  一酸化窒素標準ガス

14

エタノール 
[ エ チ ル ア ル コ ー

ル]

CH

3

CH

2

OH 15

ppm

∼7.5 %

JCSS

  エタノール標準ガス

JIS K 8101

  エタノール(99.5)

(試

薬)

15

エタンチオール 
[エチルメルカプタ

ン]

C

2

H

5

SH 0.1

ppm

∼1 000 ppm

16

エチルベンゼン

C

6

H

5

C

2

H

5

 5

ppm

∼600 ppm

JCSS

  エチルベンゼン標準ガス

17

エチレン CH

2

=CH

2

 0.01

ppm

∼1.2 %

18

エチレンオキシド

(酸化エチレン)

C

2

H

4

O 0.1

ppm

∼4 %

19

エチレングリコール HOCH

2

CH

2

OH 3

mg/m

3

∼250 mg/m

3

JIS K 8105

  エチレングリコール

(試薬)

20

塩化水素 HCl

0.1

ppm

∼5 000 ppm

21

塩化ビニル CH

2

=CHCl 0.1

ppm

∼2 %

JCSS

  塩化ビニル標準ガス

22

塩素 Cl

2

 0.02

ppm

∼10 %

23

オゾン

O

3

 0.025

ppm

∼1 000 ppm

24

過酸化水素

H

2

O

2

 0.1

ppm

∼20 ppm

25

ガソリン CnHm

30

ppm

∼1.2 %

26

ぎ酸 HCO

2

H 1

ppm

∼80 ppm

27

キシレン

C

6

H

4

(CH

3

)

2

 2

ppm

∼1 800 ppm

JCSS

  o-キシレン標準ガス

JCSS

  m-キシレン標準ガス

28

クレゾール

C

6

H

4

(CH

3

)(OH) 0.5

ppm

∼25 ppm

29

クロロシアン

[シアン化塩素]

CNCl 0.5

ppm

∼50 ppm

30

クロロピクリン Cl

3

CNO

2

 0.05

ppm

∼16 ppm


12

K 0804

:2014

表 A.1

測定対象ガス,試験用標準ガスの一例及び概略の測定濃度範囲

続き

No.

測定対象ガス

概 略 の 測 定 濃 度 範 囲

(vol)

b)

試験用標準ガス及びそれに用いる
調製用液体又は固体試薬の一例

名称

a)

化学式

31 2-

クロロ 1,3-ブタジエ

ン[クロロプレン]

CH

2

=CClCH=CH

2

 0.5

ppm

∼90 ppm

32

クロロメチルオキシラ

ン[エピクロロヒドリ

ン]

CH

2

-CHCH

2

Cl

O

5 ppm

∼80 ppm

33

クロロベンゼン

[クロルベンゼン]

C

6

H

5

Cl 0.5

ppm

∼500 ppm

34

クロロホルム CHCl

3

 23

ppm

∼500 ppm

JCSS

  クロロホルム標準ガス

JIS K 8322

  クロロホルム(試薬)

35

酢酸 CH

3

CO

2

H 0.125

ppm

∼330 ppm

JIS K 8355

  酢酸(試薬)

36

酢酸イソブチル CH

3

CO

2

CH

2

CH(CH

3

)

2

10 ppm

∼1.4 %

37

酢酸イソプロピル CH

3

CO

2

CH(CH

3

)

2

 10

ppm

∼1.2 %

38

酢酸イソペンチル 
[酢酸イソアミル]

CH

3

CO

2

CH

2

CH

2

CH

(CH

3

)

2

10 ppm

∼1 000 ppm

39

酢酸エチル CH

3

CO

2

C

2

H

5

 10

ppm

∼5 %

JIS K 8361

  酢酸エチル(試薬)

40

酢酸ビニル CH

3

CO

2

CH

=CH

2

 5

ppm

∼250 ppm

41

酢酸ブチル CH

3

CO

2

(CH

2

)

3

CH

3

 10

ppm

∼1 %

JIS K 8377

  酢酸ブチル(試薬)

42

酢酸プロピル CH

3

CO

2

CH

2

CH

2

CH

3

 20

ppm

∼1.4 %

43

酢酸ペンチル CH

3

CO

2

(CH

2

)

4

CH

3

 10

ppm

∼200 ppm

44

酢酸メチル CH

3

CO

2

CH

3

 200

ppm

∼3 %

JIS K 8382

  酢酸メチル(試薬)

45

酸化硫化炭素

[硫化カルボニル]

COS 5

ppm

∼200 ppm

46

酸素

O

2

 1.5

%

∼24 %

JCSS

  酸素標準ガス

47

シアン化水素 HCN

0.2

ppm

∼3 %

48

ジエチルアミン (C

2

H

5

)

2

NH 1

ppm

∼60 ppm

49

ジエチルエーテル

(エチルエーテル)

(C

2

H

5

)

2

O 10

ppm

∼1.4 %

JIS K 8103

  ジエチルエーテル(試

薬)

50

四塩化炭素 CCl

4

 0.1

ppm

∼60 ppm

51 1,4-

ジオキサン

C

4

H

8

O

2

 20

ppm

∼2.5 %

JIS K 8461

  1,4-ジオキサン(試薬)

52

シクロヘキサノール

C

6

H

11

OH 5

ppm

∼500 ppm

JIS K 8462

  シクロヘキサノール

(試薬)

53

シクロヘキサノン

C

6

H

10

O 2

ppm

∼100 ppm

JIS K 8463

  シクロヘキサノン(試

薬)

54

シクロヘキサン

C

6

H

12

 0.01

%

∼0.6 %

JIS K 8464

  シクロヘキサン(試

薬)

55 1,1-

ジクロロエタン CH

3

CHCl

2

 10

ppm

∼160 ppm

56 1,2-

ジクロロエタン

(1,2-ジクロルエタン)

ClCH

2

CH

2

Cl 5

ppm

∼50 ppm

JCSS

  1,2-ジクロロエタン標準ガ

JIS K 8465

  1,2-ジクロロエタン

(試薬)

57 1,1-

ジクロロエチレン

[塩化ビニリデン]

CH

2

=CCl

2

 0.38

ppm

∼40.6 ppm

58 1,2-

ジクロロエチレン

(1,2-ジクロルエチレ

ン)

ClCH

=CHCl 4.2

ppm

∼840 ppm


13

K 0804

:2014

表 A.1

測定対象ガス,試験用標準ガスの一例及び概略の測定濃度範囲

続き

No.

測定対象ガス

概 略 の 測 定 濃 度 範 囲

(vol)

b)

試験用標準ガス及びそれに用いる
調製用液体又は固体試薬の一例

名称

a)

化学式

59

ジクロロメタン CH

2

Cl

2

 1

ppm

∼1 000 ppm

JCSS

  ジクロロメタン標準ガス

JIS K 8161

  ジクロロメタン(試薬)

60 1,3-

ジクロロプロパン ClCH

2

CH

2

CH

2

Cl 10

ppm

∼500 ppm

61

o-ジクロロベンゼン 
(オルト−ジクロルベ
ンゼン)

C

6

H

4

Cl

2

 2.5

ppm

∼300 ppm

62

p-ジクロロベンゼン 
( パ ラ − ジ ク ロ ル ベ ン
ゼン)

C

6

H

4

Cl

2

 10

ppm

∼150 ppm

63 1,2-

ジブロモエタン

[二臭化エチレン]

BrCH

2

CH

2

Br 1

ppm

∼50 ppm

64

ジボラン

B

2

H

6

 0.02

ppm

∼5 ppm

65

N,  N-ジメチルアセトア
ミド

CH

3

CON(CH

3

)

2

 1.5

ppm

∼240 ppm

66

N,  N-ジメチルホルムア
ミド

(CH

3

)

2

NCHO 0.8

ppm

∼90 ppm

67

臭化メチル CH

3

Br 0.1

ppm

∼600 ppm

68

臭素 Br

2

 1

ppm

∼20 ppm

JIS K 8529

  臭素(試薬)

69

硝酸 HNO

3

 0.1

ppm

∼50 ppm

70

シラン SiH

4

 0.5

ppm

∼50 ppm

71

水銀 Hg

0.05

mg/m

3

∼13.2 mg/m

3

JIS K 8572

  水銀(試薬)

72

水素

H

2

 0.05

%

∼3 %

73

スチレン

C

6

H

5

 CH

=CH

2

 1

ppm

∼1 500 ppm

74

セレン化水素

H

2

Se 1

ppm

∼600 ppm

75

窒素酸化物 NO+NO

2

 0.04

ppm

∼2 500 ppm

76

テトラエトキシシラン

Si (OC

2

H

5

)

4

 5

ppm

∼200 ppm

77

テトラクロロエチレン

(テトラクロルエチレ

ン)

Cl

2

C

=CCl

2

 0.1

ppm

∼2 %

JCSS

  テトラクロロエチレン標準

ガス

78

テトラヒドロチオフェ

C

4

H

8

S 1

ppm

∼200 ppm

79

テトラヒドロフラン

C

4

H

8

O 5

ppm

∼800 ppm

JIS K 9705

  テトラヒドロフラン

(試薬)

80

トリエチルアミン (C

2

H

5

)

3

N 0.25

ppm

∼60 ppm

81 1,1,1-

トリクロロエタン

(1,1,1-トリクロルエタ
ン)

CH

3

CCl

3

 10

ppm

∼2 000 ppm

82 1,1,2-

トリクロロエタン

(1,1,2-トリクロルエタ
ン)

Cl

2

CHCH

2

Cl 10

ppm

∼100 ppm

83

トリクロロエチレン

( ト リ ク ロ ル エ チ レ
ン)

Cl

2

C

=CHCl 0.1

ppm

∼2.5 %

JCSS

  トリクロロエチレン標準ガ

JIS K 8666

  トリクロロエチレン

(試薬)


14

K 0804

:2014

表 A.1

測定対象ガス,試験用標準ガスの一例及び概略の測定濃度範囲

続き

No.

測定対象ガス

概略の測定濃度範囲

(vol)

b)

試験用標準ガス及びそれに用いる
調製用液体又は固体試薬の一例

名称

a)

化学式

84 1,2,4-

トリメチルベンゼ

C

6

H

3

(CH

3

)

3

 10

ppm

∼250 ppm

85

トルエン

C

6

H

5

CH

3

 1

ppm

∼3 000 ppm

JCSS

  トルエン標準ガス

JIS K 8680

  トルエン(試薬)

86

ナフタレン 
[ナフタリン]

C

10

H

8

 10

ppm

∼100 ppm

87

二酸化硫黄

[亜硫酸ガス]

SO

2

 0.05

ppm

∼8 %

JCSS

  二酸化硫黄標準ガス

88

二酸化塩素 ClO

2

 0.025

ppm

∼20 ppm

89

二酸化炭素

(炭酸ガス)

CO

2

 100

ppm

∼60 %

JCSS

  二酸化炭素標準ガス

90

二酸化窒素 NO

2

 0.1

ppm

∼2 000 ppm

91

ニッケルカルボニル Ni

(CO)

4

 20

ppm

∼700 ppm

92

二硫化炭素 CS

2

 0.1

ppm

∼4 000 ppm

JIS K 8732

  二硫化炭素(試薬)

93

ヒドラジン

N

2

H

4

 0.01

ppm

∼10 ppm

94

ピリジン

C

5

H

5

N 0.2

ppm

∼35 ppm

JIS K 8777

  ピリジン(試薬)

95

フェノール

C

6

H

5

OH 0.5

ppm

∼25 ppm

JIS K 8798

  フェノール(試薬)

96 1,3-

ブタジエン CH

2

=CHCH=CH

2

 0.1

ppm

∼2.6 %

JCSS

  1,3-ブタジエン標準ガス

97 1-

ブタノール CH

3

CH

2

CH

2

CH

2

OH 5

ppm

∼5 000 ppm

JIS K 8810

  1-ブタノール(試薬)

98 2-

ブタノール CH

3

CH

2

CH(OH)CH

3

 4

ppm

∼300 ppm

JIS K 8812

  2-ブタノール(試薬)

99 2-

ブタノン

(メチルエチルケトン)

CH

3

COC

2

H

5

 10

ppm

∼5 %

JIS K 8900

  2-ブタノン(試薬)

100

ブタン

C

4

H

10

 25

ppm

∼1 400 ppm

101

ふっ化水素(弗化水素) HF

0.17

ppm

∼30 ppm

102

ふっ素

F

2

 0.1

ppm

∼2 ppm

103

フラン

C

4

H

4

O 0.01

%

∼2 %

104

フルフリルアルコール

C

4

H

3

OCH

2

OH 5

ppm

∼25 ppm

105 2-

プロパノール(イソプ

ロピルアルコール)

CH

3

CH(OH)CH

3

 15

ppm

∼4 000 ppm

JIS K 8839

  2-プロパノール(試

薬)

106

プロパン CH

3

CH

2

CH

3

 0.02

%

∼5.0 %

JCSS

  プロパン標準ガス

107 2-

プロパンチオール

[イソプロピルメルカ
プタン]

(CH

3

)

2

CHSH 0.1

ppm

∼100 ppm

108

プロピレンオキシド

(酸化プロピレン)

CH

3

-CHCH

2

O

0.05 %

∼5.0 %

109

プロペン

[プロピレン]

CH

3

CH

=CH

2

 50

ppm

∼1 000 ppm

110

ヘキサン 
(ノルマルヘキサン)

CH

3

(CH

2

)

4

CH

3

 5

ppm

∼1.32 %

111

ヘプタン

[ノルマルヘプタン]

CH

3

(CH

2

)

5

CH

3

 7

ppm

∼1.68 %

112

ベンゼン

C

6

H

6

 0.1

ppm

∼312 ppm

JCSS

  ベンゼン標準ガス

JIS K 8858

  ベンゼン(試薬)


15

K 0804

:2014

表 A.1

測定対象ガス,試験用標準ガスの一例及び概略の測定濃度範囲

続き

No.

測定対象ガス

概略の測定濃度範囲

(vol)

b)

試験用標準ガス及びそれに用いる
調製用液体又は固体試薬の一例

名称

a)

化学式

113

ペンタン

[ノルマルペンタン]

CH

3

(CH

2

)

3

CH

3

 50

ppm

∼1 500 ppm

114 2-

ペンテンニトリル CH

3

CH

2

CH:CHCN 0.5

ppm

∼15 ppm

115

ホスゲン COCl

2

 0.02

ppm

∼25 ppm

116

ホスフィン PH

3

 0.01

ppm

∼10 000 ppm JCSS  ホスフィン標準ガス

117

ホルムアルデヒド HCHO

0.05

ppm

∼6 400 ppm

118

H

2

O 0.05

mg/L

∼40 mg/L

119

メタクリル酸メチル CH

2

=C(CH

3

)CO

2

CH

3

10 ppm

∼160 ppm

120

メタクリロニトリル CH

2

=C(CH

3

)CN 0.2

ppm

∼32 ppm

121

メタノール CH

3

OH 2

ppm

∼6 %

JIS K 8891

  メタノール(試薬)

122

メタンチオール

[メチルメルカプタン]

CH

3

SH 0.1

ppm

∼2 700 ppm

123

メチルアミン CH

3

NH

2

 0.5

ppm

∼100 ppm

124

メチルイソチオシアネ
ート

CH

3

NCS 10

ppm

∼10 000 ppm

125

メチルエーテル CH

3

OCH

3

 0.01

%

∼1.2 %

126

メチルシクロヘキサノ
ール

CH

3

C

6

H

10

OH 5

ppm

∼200 ppm

127

メチルシクロヘキサノ

C

7

H

12

O 2

ppm

∼100 ppm

128

α-メチルスチレン

C

6

H

5

C(CH

3

)

=CH

2

 10

ppm

∼500 ppm

129 3-

メチル-1-ブタノール

(イソペンチルアルコ
ール)

(CH

3

)

2

CHCH

2

CH

2

OH 5

ppm

∼300 ppm

JIS K 8051

  3-メチル-1-ブタノー

ル(試薬)

130 2-

メチル-1-プロパノー

ル(イソブチルアルコ
ール)

(CH

3

)

2

CHCH

2

OH 5

ppm

∼150 ppm

JIS K 8811

  2-メチル-1-プロパノ

ール(試薬)

131 2-

メチル-2-プロパンチ

オール 
t-ブチルメルカプタ

ン]

(CH

3

)

2

CSH 0.5

mg/m

3

∼150 mg/m

3

132 4-

メチル-2-ペンタノン

(メチルイソブチルケ

トン)

(CH

3

)

2

CHCH

2

 COCH

3

 2.5

ppm

∼0.6 %

JIS K 8903

  4-メチル-2-ペンタノ

ン(試薬)

133 4-

メチル-3-ペンテン-2-

オン[酸化メシチル]

(CH

3

)

2

C

=CHCOCH

3

 5

ppm

∼100 ppm

134

モノエタノールアミン

H

2

NCH

2

CH

2

OH 0.5

ppm

∼50 ppm

JIS K 8109

  2-アミノエタノール

(試薬)

135

よう化メチル

[沃化メチル]

CH

3

I 0.4

ppm

∼34 800 ppm

JIS K 8919

  ヨードメタン(試薬)

136

硫化水素

H

2

S 0.1

ppm

∼40 %

137

硫酸(硫酸ミスト)

H

2

SO

4

 0.5

mg/m

3

∼5 mg/m

3


16

K 0804

:2014

表 A.1

測定対象ガス,試験用標準ガスの一例及び概略の測定濃度範囲

続き

a)

名称は主として IUPAC(International Union of Pure and Applied Chemistry)の名称(容認慣用名含む。

)による。

(  )内には労働安全衛生法の名称を,また[  ]内には別名を示した。

b)

測定濃度範囲は,国内で入手可能な製品の概略の最低測定濃度及び最高濃度を示したもので,必ずしも 1 本

の検知管で測定可能な範囲を示すものではない。測定濃度範囲欄の ppm は体積百万分率を,%は体積百分率
を意味する。

なお,労働安全衛生法に基づく作業環境測定評価基準(厚生労働省告示)においても,管理濃度の単位と

して ppm を使用している。


17

K 0804

:2014

附属書 B

規定)

試験用ガス

B.1

一般

この附属書は,各検知管の指示精度,温度による影響及び変色先端面の傾斜を試験するために用いる試

験用ガスについて規定する。

B.2

標準ガス又は校正用ガスによる試験用ガス

標準ガスは,国家計量標準(計量法第 134 条)に規定するトレーサビリティが確保されたもの又はそれ

をトレーサビリティが明確な流量計を用いて一定濃度にうすめたもの,若しくは

JIS K 0055

4. b

)

(校

正用ガス調製装置による校正用ガス)によって調製した校正用ガスを用いる。

注記

トレーサビリティが確保された標準ガスとしては,JCSS マークを付けた高圧ガス容器詰めのも

のがある。

B.3

その他の試験用ガス

B.3.1

高純度物質又は既知濃度のガスが得られる場合

試験用ガスは,高純度物質又は既知濃度のガスと清浄な空気又は清浄な窒素などとの希釈ガスを,質量

比混合法,体積比混合法又は質量体積比混合法によって調製し,濃度値を体積百分率又は体積百万分率と

して確定し,必要に応じて各種の分析法で濃度を確認したガスを用いる。

なお,清浄な空気とは,測定値に影響を与える成分を含まない空気をいう。必要に応じて精製活性炭層,

精製シリカゲル層を通して精製する。また,清浄な窒素とは,測定値に影響を与える成分を含まない窒素

をいう。

JIS K 1107

がある。

これらの試験用ガスは,次の方法によって調製したものを用いる。

a

)

高圧ガス容器詰法による試験用ガス

  高純度物質又は既知濃度のガスと清浄な空気又は窒素などとの

希釈ガスを質量比混合法によって高圧ガス容器に調製し,濃度値を確定し,その安定性が確認された

ガス。

注記

代表的な質量比混合法の規格に,

ISO 6142

がある。

b

)

体積比混合法による試験用ガス

図 B.1

に示すように,シリコーンゴム栓などにガラス製コックを付

けた 20 L 以上の内容積既知のガラス製容器内を減圧にした後にコックを通して,ガスの場合は,目盛

を校正したガラス注射筒で高純度ガス又は既知濃度のガスの一定量を入れた後,液体及び固体の場合

は,高純度液体又は固体試薬の質量を測定して入れ,気化させた後,清浄な空気又は窒素などで大気

圧にし,混合したガス。

ガス濃度は,成分ガスと希釈ガスとの体積比から確定する。


18

K 0804

:2014

図 B.1

体積比混合用ガラス製容器の一例

注記

代表的な体積比混合法の規格に,

ISO 6144

がある。

c

)

パーミエーションチューブ法による試験用ガス

  パーミエーションチューブは,一定品質のふっ素樹

脂管に高純度の液化ガス,液体などを封入したもので,これを恒温低湿に保持すると,単位時間に管

壁を拡散するガス量が一定となる。そこに一定流量の希釈ガスを通して混合し,調製したガス。

ガス濃度は,パーミエーションチューブの質量の減少量を一定間隔で測定し,単位時間に管壁を拡

散するガス量を求め,この値と希釈ガス量とから確定する。

図 B.2

に調製装置の一例を示す。

A

:ニードル弁

B

:流量計

C

:恒温槽

D

:パーミエーションチューブ

E

:混合器

F

:サンプリングポート

図 B.2

パーミエーションチューブ法の調製装置の一例

注記

代表的なパーミエーションチューブ法の規格に,

ISO 6145-10

がある。

d

)

ガス拡散管法による試験用ガス

  ガス拡散管に高純度の液体又は固体を入れ,恒温に保持すると,液

体又は固体が蒸発拡散する量が一定となる。そこに一定流量の希釈ガスを通して混合し,調製したガ

ス。

ガス濃度は,ガス拡散管の質量の減少量を一定間隔で測定し,単位時間に拡散管から拡散するガス

量を求め,この値と希釈ガス量とから確定する。

図 B.3

に調製装置の一例を示す。


19

K 0804

:2014

A

:ニードル弁

B

:流量計

C

:恒温槽

D

:ガス拡散管

E

:混合器

F

:サンプリングポート

図 B.3

ガス拡散管法の調製装置の一例

注記

代表的なガス拡散管法の規格に,

ISO 6145-8

がある。

e

)

流量比混合法による試験用ガス

  既知濃度のガス及び清浄な空気又は窒素などの流量をそれぞれ計測

制御して混合し,調製したガス。

ガス濃度は,流量の比から確定する。

注記

代表的な流量比混合法の規格に,

ISO 6145-7

がある。

B.3.2

高純度物質又は既知濃度のガスが得られない場合

日本工業規格に規定された分析方法又は各種の分析法を併用するなどして,十分に信頼性のある値付け

がなされたガスを用いる。

注記

代表的な混合ガスの濃度を確認する方法の規格に,

ISO 6143

がある。


20

K 0804

:2014

参考文献

JIS K 1107

  窒素

JIS K 8034

  アセトン(試薬)

JIS K 8042

  アニリン(試薬)

JIS K 8051

  3-メチル-1-ブタノール(試薬)

JIS K 8101

  エタノール(99.5)

(試薬)

JIS K 8103

  ジエチルエーテル(試薬)

JIS K 8105

  エチレングリコール(試薬)

JIS K 8109

  2-アミノエタノール(試薬)

JIS K 8161

  ジクロロメタン(試薬)

JIS K 8322

  クロロホルム(試薬)

JIS K 8355

  酢酸(試薬)

JIS K 8361

  酢酸エチル(試薬)

JIS K 8377

  酢酸ブチル(試薬)

JIS K 8382

  酢酸メチル(試薬)

JIS K 8461

  1,4-ジオキサン(試薬)

JIS K 8462

  シクロヘキサノール(試薬)

JIS K 8463

  シクロヘキサノン(試薬)

JIS K 8464

  シクロヘキサン(試薬)

JIS K 8465

  1,2-ジクロロエタン(試薬)

JIS K 8529

  臭素(試薬)

JIS K 8572

  水銀(試薬)

JIS K 8666

  トリクロロエチレン(試薬)

JIS K 8680

  トルエン(試薬)

JIS K 8732

  二硫化炭素(試薬)

JIS K 8777

  ピリジン(試薬)

JIS K 8798

  フェノール(試薬)

JIS K 8810

  1-ブタノール(試薬)

JIS K 8811

  2-メチル-1-プロパノール(試薬)

JIS K 8812

  2-ブタノール(試薬)

JIS K 8839

  2-プロパノール(試薬)

JIS K 8858

  ベンゼン(試薬)

JIS K 8891

  メタノール(試薬)

JIS K 8900

  2-ブタノン(試薬)

JIS K 8903

  4-メチル-2-ペンタノン(試薬)

JIS K 8919

  ヨードメタン(試薬)

JIS K 9705

  テトラヒドロフラン(試薬)

ISO 6142

:2001

,Gas analysis−Preparation of calibration gas mixtures−Gravimetric method


21

K 0804

:2014

ISO 6143

:2001

,Gas analysis−Comparison methods for determining and checking the composition of calibration

gas mixtures

ISO 6144

:2003

,Gas analysis−Preparation of calibration gas mixtures−Static volumetric method

ISO 6145-7

:2009

,Gas analysis−Preparation of calibration gas mixtures using dynamic volumetric methods−

Part 7: Thermal mass-flow controllers

ISO 6145-8

:2005

,Gas analysis−Preparation of calibration gas mixtures using dynamic volumetric methods−

Part 8: Diffusion method

ISO 6145-10

:2002

,Gas analysis−Preparation of calibration gas mixtures using dynamic volumetric methods−

Part 10: Permeation method