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日本工業規格

JIS

 K

0510

-1983

高純度ドデカン

High Purity Dodecane

1.

適用範囲  この規格は,ガスクロマトグラフ分析,質量分析などの機器分析に用いられる含量 99.5%

以上の高純度ドデカンについて規定する。

引用規格: 

JIS K 0062

  化学製品の屈折率測定方法

JIS K 0114

  ガスクロマトグラフ分析のための通則

JIS K 0517

  高純度炭化水素の屈折率測定方法

JIS K 0519

  高純度炭化水素の密度試験方法(ビンガム形比重びん法)

JIS K 2249

  原油及び石油製品の比重試験方法並びに比重・質量・容積換算表

JIS Z 8401

  数値の丸め方

2.

一般事項  この規格について共通する一般事項は,JIS K 0062(化学製品の屈折率測定方法),JIS K 

0114

(ガスクロマトグラフ分析のための通則)

JIS K 0517(高純度炭化水素の屈折率測定方法)

JIS K 0519

[高純度炭化水素の密度試験方法(ビンガム形比重びん法)

JIS K 2249(原油及び石油製品の比重試験

方法並びに比重・質量・容積換算表)及び JIS Z 8401(数値の丸め方)による。

3.

品位  高純度ドデカンは無色透明の液体で,4.試験方法で試験を行ったとき,表の規定に適合しなけ

ればならない。

表  品位

密度 (20℃) g/ml

0.7488

±0.0010

屈折率

20
D

n

 1.4217

±0.0010

含量

v

v

% 99.5

以上

4.

試験方法

4.1

密度  JIS K 0519 又は JIS K 2249 に規定する 4.3 のいずれかによる。

4.2

屈折率  JIS K 0062 又は JIS K 0517 のいずれかによる。

4.3

含量  ガスクロマトグラフ分析によって,含量を求める。定量は,面積百分率法による。

(1)

ガスクロマトグラフ  ガスクロマトグラフの主な仕様は,次のとおりとする。

(a)

カラム  内径 0.5mm 以下,長さ 20m 以上のステンレス鋼,ガラス又は石英製の毛管の内壁にメチ

ルシリコーン油を塗布したもの。

(b)

検出器  水素炎イオン化検出器

(c)

データ処理装置  主成分のピーク面積を 6 けた以上積算できるもの。


2

K 0510-1983

(2)

分析条件  分析条件は,機器によって異なるので,各機器について最適条件に設定しなければならな

い。

(3)

定量  データ処理装置で得られた各成分のピーク面積値を用い,JIS K 0114 に規定する 8.5 面積百分

率法によって含量を求め,JIS Z 8401 によって,小数点以下 1 けたに丸める。ただし,99.90%以上の

場合は小数点以下 2 けた目を切り捨てる。

5.

容器  容器は,品質に影響を及ぼさない硬質ガラス製アンプルとする。

6.

取扱い上の注意事項  高純度ドデカンの取扱いについては,次の事項に注意しなければならない。

(1)

揮発性があり,引火性であるため,火気に注意すること。

(2)

冷暗所に保存すること。

(3)

開封したものは,速やかに使用すること。

7.

表示  容器には,容易に消えない方法で,次の事項を表示しなければならない。

(1)

名称

(2)

内容量

(3)

含量(4.3 で求めた分析値)

(4)

製造業者名(又はその略号)

(5)

製造年月日(又はその略号)


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K 0510-1983

参考

ガスクロマトグラフの分析条件及びその条件におけるクロマトグラム 

分析条件 

カラム

:溶融石英製中空毛管  内径 0.2mm,長さ 50m

固定相液体

:メチルシリコーン油  膜厚 0.17

µm

キャリヤーガス

:ヘリウム,流量 0.8ml/min

検出器

:水素炎イオン化検出器  水素流量 50ml/min  空気流量 800ml/min

カラム温度

:175℃

検出器温度

:260℃

試料気化室温度

:260℃

試料量

:0.2

µl

分割比

400

1

300

1

高純度ドデカンのクロマトグラムの一例 


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K 0510-1983

化学分析部会  高純度炭化水素専門委員会  構成表

氏名

所属

(委員会長)

荒  木      峻

東京都立大学名誉教授

内  藤  正  久

通商産業省基礎産業局

吉  枝  正  明

工業技術院標準部

並  木      昭

通商産業省工業品検査所

小  島  益  生

工業技術院化学技術研究所

松  本      巌

工業技術院公害資源研究所

福  地  俊  典

財団法人化学品検査協会

笠  原  晃  明

社団法人日本ガス協会

竹  下  正  三

社団法人日本芳香族工業会

藤  沼      茂

石油連盟

木  村      弘

社団法人日本分析機器工業会

藤  本  正  弘

社団法人日本電気計測器工業会

奥  村  陽  一

日本化学工業協会

奈  良  正  孝

石油化学工業協会

丹  羽  利  明

関東高圧化学株式会社

植  山  京  汎

和光純薬工業株式会社

山  田  和  男

関東化学株式会社

高  田  勝太郎

東京化成工業株式会社

江  上      廣

高干穂化学工業株式会社

大  津      毅

標準物質協議会

(関係者)

冨  田      弘

工業技術院化学技術研究所

(事務局)

黒  河  亀千代

工業技術院標準部繊維化学規格課

恒  吉      洋

工業技術院標準部繊維化学規格課