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K 0170-6:2019  

(1) 

目 次 

ページ 

1 適用範囲 1 

2 引用規格 1 

3 用語及び定義  2 

4 共通事項 2 

4.1 一般  2 

4.2 水  2 

4.3 試薬  2 

4.4 ガラス器具  2 

5 試料 2 

5.1 試料の採取  2 

5.2 試料の取扱い  2 

6 測定 2 

6.1 原理  2 

6.2 妨害物質  3 

6.3 測定方法の種類並びに試薬及び装置 3 

6.4 測定操作  8 

6.5 濃度の計算  9 

7 結果の表記  9 

8 試験報告書  10 

 

 


 

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(2) 

まえがき 

この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本

工業規格である。 

これによって,JIS K 0170-6:2011は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

JIS K 0170の規格群には,次に示す部編成がある。 

JIS K 0170-1 第1部:アンモニア体窒素 

JIS K 0170-2 第2部:亜硝酸体窒素及び硝酸体窒素 

JIS K 0170-3 第3部:全窒素 

JIS K 0170-4 第4部:りん酸イオン及び全りん 

JIS K 0170-5 第5部:フェノール類 

JIS K 0170-6 第6部:ふっ素化合物 

JIS K 0170-7 第7部:クロム(VI) 

JIS K 0170-8 第8部:陰イオン界面活性剤 

JIS K 0170-9 第9部:シアン化合物 

 

 


 

  

日本工業規格          JIS 

 

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流れ分析法による水質試験方法− 

第6部:ふっ素化合物 

Testing methods for water quality by flow analysis-Part 6: Fluoride 

 

適用範囲 

この規格は,工業用水,工場排水などに含まれるふっ素化合物をふっ化物イオンとして蒸留分離後,こ

れをランタン-アリザリンコンプレキソン吸光光度法による流れ分析法を用いて定量するための方法につ

いて規定する。表層水,地下水,浸出水などにも適用できる。 

警告 試薬の取扱いは,関係法令,規則などに従い,十分注意する。 

 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS K 0050 化学分析方法通則 

JIS K 0094 工業用水・工場排水の試料採取方法 

JIS K 0101 工業用水試験方法 

JIS K 0102 工場排水試験方法 

JIS K 0115 吸光光度分析通則 

JIS K 0126 流れ分析通則 

JIS K 0211 分析化学用語(基礎部門) 

JIS K 0215 分析化学用語(分析機器部門) 

JIS K 0557 用水・排水の試験に用いる水 

JIS K 8005 容量分析用標準物質 

JIS K 8034 アセトン(試薬) 

JIS K 8069 アルミニウム(試薬) 

JIS K 8085 アンモニア水(試薬) 

JIS K 8102 エタノール(95)(試薬) 

JIS K 8180 塩酸(試薬) 

JIS K 8355 酢酸(試薬) 

JIS K 8359 酢酸アンモニウム(試薬) 

JIS K 8371 酢酸ナトリウム三水和物(試薬) 

JIS K 8951 硫酸(試薬) 

JIS K 9005 りん酸(試薬) 

JIS R 3503 化学分析用ガラス器具 


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JIS R 3505 ガラス製体積計 

 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 0101,JIS K 0102,JIS K 0115,JIS K 0126,JIS K 0211

及びJIS K 0215によるほか,次による。 

3.1 

ふっ素化合物 

ふっ化物イオン,金属ふっ化物などの総称。 

 

共通事項 

4.1 

一般 

化学分析に共通する一般事項は,JIS K 0050による。流れ分析に関わる一般要求事項は,JIS K 0126に

よる。 

4.2 

水 

この規格で用いる水は,JIS K 0557に規定するA3又はA4の水とする。 

4.3 

試薬 

試薬は,日本工業規格に規定されているもので,試験に支障のないものを用いる。日本工業規格に規定

されていない試薬を用いる場合は,試験に支障のないものを用いる。試薬ブランクは,定期的に確認する。 

注記 試薬類の溶液名称の後ろに括弧で示す濃度は,標準液以外は,概略の濃度である。 

4.4 

ガラス器具 

ガラス器具類は,特に指定しない場合,JIS R 3503及びJIS R 3505に規定するものを用いる。 

 

試料 

5.1 

試料の採取 

試料の採取は,JIS K 0094による。ただし,試料容器は,共栓ポリエチレン瓶を用いる。共栓ポリプロ

ピレン瓶,共栓ポリスチレン瓶又は共栓ポリカーボネート瓶を用いてもよい。 

5.2 

試料の取扱い 

試験は,試料採取後,直ちに行う。試験を直ちに行えない場合は,JIS K 0102の3.3(試料の保存処理)

によって保存処理をし,できるだけ早く試験する。 

 

測定 

6.1 

原理 

フローインジェクション分析(以下,FIAという。)では,細管中を連続して流れているキャリヤー液中

に,JIS K 0102の34.1.1 c)(蒸留操作)で蒸留前処理した試料を注入し,ランタン-アリザリンコンプレキ

ソン溶液と流れの中で混合し,反応させる。 

連続流れ分析(以下,CFAという。)では,細管中を連続して流れている空気で分節された蒸留試薬溶

液と別の細管を流れる試料又は水とを細管中で混合し,これを蒸留コイル中で蒸留する。留出液と捕集液

とを流れの中で混合し,この流れを空気で再分節後,ランタン-アリザリンコンプレキソン溶液と流れの中

で混合し,反応させる。 

いずれの方法においても,反応によって生成する青色の化合物の620 nm付近の吸光度を測定し,ふっ


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化物イオンを定量し,ふっ素化合物とする。 

定量範囲 F−:0.08〜10 mg/L 

注記 装置及び測定条件によって異なるが,繰返し性は,相対標準偏差(%)で表し10 %以下である。 

6.2 

妨害物質 

ランタン-アリザリンコンプレキソン吸光光度法は,アルミニウム,カドミウム,コバルト,鉄,ニッケ

ル,ベリリウム,鉛などが妨害する。これらの妨害は,蒸留操作によって取り除くことができる。 

6.3 

測定方法の種類並びに試薬及び装置 

6.3.1 

測定方法の種類 

測定方法の種類は,表1による。ただし,ランタン-アリザリンコンプレキソン発色FIA法は,JIS K 0102

の34.1(ランタン-アリザリンコンプレキソン吸光光度法)で蒸留した留出液に適用する。 

 

表1−測定方法の種類 

測定方法の種類 

箇条 

試薬及び
試薬溶液

の調製 

装置 

測定操作 

濃度の 

計算 

結果の 

表記 

試験 

報告書 

ランタン-アリザリン
コンプレキソン発色
FIA法 

6.3.2.1 

6.3.2.2 

6.4.1 

6.5 

蒸留・ランタン-アリ
ザリンコンプレキソ
ン発色CFA法 

6.3.3.1 

6.3.3.2 

6.4.2 

 

6.3.2 

ランタン-アリザリンコンプレキソン発色FIA法 

6.3.2.1 

試薬及び試薬溶液の調製 

6.3.2.1.1 

試薬 

試薬は,次による。 

a) 1,2-ジヒドロキシアントラキノン-3-イルメチルアミン-N,N-二酢酸二水和物(アリザリンコンプレキソ

ン) 

b) アンモニア水 JIS K 8085に規定するもの。 

c) 塩酸 JIS K 8180に規定する特級のもの。 

d) 酢酸アンモニウム JIS K 8359に規定するもの。 

e) 酢酸ナトリウム三水和物 JIS K 8371に規定するもの。 

f) 

酢酸 JIS K 8355に規定するもの。 

g) 酸化ランタン(III) 

h) アセトン JIS K 8034に規定するもの。 

i) 

ふっ化ナトリウム JIS K 8005に規定するもの。 

6.3.2.1.2 

試薬溶液の調製 

試薬溶液の調製は,次による。調製した溶液は,必要に応じて脱気を行う。 

a) キャリヤー液 水を用いる。シュリーレン効果によってゴーストピークが現れる場合には,水に塩化

ナトリウムを添加して,試料溶液の塩濃度と同程度になるように調製する。 


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注記1 キャリヤー液と試料溶液とで,定量目的成分以外の成分(塩類など)の濃度差が大きい場

合には,濃度差による屈折率の違いから正及び負一対のピークが出現して定量を妨害する

ことがある。この現象がシュリーレン効果である。 

b) アンモニア水(1+10) アンモニア水10 mLと水100 mLとを混合する。 

c) 酢酸アンモニウム溶液(200 g/L) 酢酸アンモニウム200 gを水約800 mLに溶かし,水を加えて1 000 

mLとする。 

d) 酢酸ナトリウム溶液 酢酸ナトリウム三水和物41 gを水400 mLに溶かし,酢酸24 mLを加える(全

量は約425 mL)。 

e) 酢酸溶液(2 mol/L) 酢酸114 mLに水を加えて1 000 mLとする。 

f) 

塩酸(1+5) 塩酸20 mLと水100 mLとを混合する。 

g) ランタン(III)溶液 酸化ランタン(III)0.163 gを塩酸(1+5)10 mLに加え,加熱して溶かす。 

h) ランタン-アリザリンコンプレキソン溶液(A液) ランタン-アリザリンコンプレキソン溶液(A液)

は,次による。 

1) アリザリンコンプレキソン(1,2-ジヒドロキシアントラキノン-3-イルメチルアミン-N,N-二酢酸二水

和物)0.192 gをアンモニア水(1+10)4 mLと酢酸アンモニウム溶液(200 g/L)4 mLに溶かす。 

2) これをd)の酢酸ナトリウム溶液425 mL中にかき混ぜながら加え,更にアセトン400 mLを徐々に加

える。 

3) この溶液にランタン(III)溶液10 mLを加えてかき混ぜる。放冷後,酢酸又はアンモニア水でpH

を4.7に調節した後,水を加えて1 000 mLとする。 

注記2 ランタン-アリザリンコンプレキソン溶液(A液)は,アルフッソン(商品名)を用いて

次のいずれかの手順で調製してもよい。 

なお,この情報は,この規格の利用者の便宜を図って記載するもので,この製品を推

奨するものではない。 

− アルフッソン1.2 gを少量の水に溶かした後,アセトン90 mLを加え混合し,更に

酢酸溶液(2 mol/L)を加えてpHを約4.7に調節した後,水を加えて300 mLとする

(アルフッソン溶液A)。 

− アルフッソン0.6 gを水に溶解し,ふっ化物イオン標準液(F−:10 mg/L)6 mLを加

え,酢酸溶液(2 mol/L)を加えてpHを約4.7に調節した後,水で100 mLとする(ア

ルフッソン溶液B)。 

i) 

ふっ化物イオン標準液(F−:100 mg/L) ふっ化ナトリウムを白金皿にとり,500 ℃で約1時間加熱

し,デシケーター中で放冷する。NaF 100 %に対してその0.221 gを水に溶かし,全量フラスコ1 000 mL

に移し入れ,水を標線まで加える。 

j) 

ふっ化物イオン標準液(F−:10 mg/L) 全量フラスコ100 mLにふっ化物イオン標準液(F−:100 mg/L)

10 mLをとり,水を標線まで加える。 

k) ふっ化物イオン標準液(F−:1 mg/L) 全量フラスコ100 mLにふっ化物イオン標準液(F−:10 mg/L)

10 mLをとり,水を標線まで加える。 

注記3 トレーサビリティが確保されたJCSS(計量法トレーサビリティ制度)マークが付いたものを

用いて,ふっ化物イオン標準液を調製することができる。 

6.3.2.2 

装置 

装置の基本構成は,次による(図1参照)。 


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なお,別の条件でも同等の試験結果が得られることを確認した場合には,その条件を用いてもよい。 

a) 送液部 脈流の小さいポンプを用いる。 

b) 試料導入部 通常,試料用ループを接続した6方切替えバルブを用いる。試料注入量は,試料用ルー

プの長さを変えて適切な量を選択する。必要に応じて自動試料導入装置を用いることができる。 

c) 反応部 内径0.5〜0.8 mmの四ふっ化エチレン樹脂などのふっ素樹脂製の管,化学的に不活性でデッ

ドボリュームのできるだけ小さな合成樹脂製のジョイント,及び60〜70 ℃の温度に加熱保持できる

恒温槽から構成する。 

d) 検出部 波長620 nm付近での測定が可能な吸光光度検出器を用いる。 

e) 記録部 検出器からの信号を記録できるものを用いる。 

 

 

 C:キャリヤー液(水) 

R1:ランタン-アリザリンコンプレキソン溶液(A液) 
S:試料 
1:ポンプ 
2:試料導入器(試料注入量10〜250 μL) 

アルフッソン溶液Aの使用 

試料注入量10〜20 μL   試料濃度F:0.08〜10 mg/L 
試料注入量150〜250 μL  試料濃度F:0.08〜2 mg/L 

アルフッソン溶液Bの使用 

試料注入量10〜20 μL   試料濃度F:0.2〜10 mg/L 
試料注入量150〜250 μL  試料濃度F:0.08〜1.5 mg/L 

3:恒温槽(60〜70 ℃) 
4:反応コイル(内径0.5 mm,長さ10 m) 
5:検出器(吸収セル 光路長1 cm,波長620 nm) 
6:廃液 
 注記 装置によってはエア混入防止のため,検出器の後に背圧コイルを設置する場合もある。 

図1−ランタン-アリザリンコンプレキソン発色FIA法のシステム例 

 

6.3.3 

蒸留・ランタン-アリザリンコンプレキソン発色CFA法 

6.3.3.1 

試薬及び試薬溶液の調製 

6.3.3.1.1 

試薬 

試薬は,次による。 

a) 1,2-ジヒドロキシアントラキノン-3-イルメチルアミン-N,N-二酢酸二水和物(アリザリンコンプレキソ

ン) 6.3.2.1.1 a)による。 

b) アンモニア水 6.3.2.1.1 b)による。 

c) 塩酸 6.3.2.1.1 c)による。 

d) 酢酸アンモニウム 6.3.2.1.1 d)による。 


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e) 酢酸ナトリウム三水和物 6.3.2.1.1 e)による。 

f) 

酢酸 6.3.2.1.1 f)による。 

g) 酸化ランタン(III) 6.3.2.1.1 g)による。 

h) アセトン 6.3.2.1.1 h)による。 

i) 

ふっ化ナトリウム 6.3.2.1.1 i)による。 

j) 

エタノール(95) JIS K 8102に規定するもの。 

k) 硫酸 JIS K 8951に規定するもの。 

l) 

イミダゾール 

m) ポリオキシエチレン(10)オクチルフェニルエーテル 

n) りん酸 JIS K 9005に規定するもの。 

o) アルミニウム JIS K 8069に規定するもの。 

6.3.3.1.2 

試薬溶液の調製 

試薬溶液の調製は,次による。 

a) ポリオキシエチレン(10)オクチルフェニルエーテル-エタノール溶液 ポリオキシエチレン(10)オクチ

ルフェニルエーテル50 gをエタノール(95)に溶かし,100 mLとする。 

b) ランタン-アリザリンコンプレキソン溶液(A液) 6.3.2.1.2 h)による。 

c) ランタン-アリザリンコンプレキソン溶液(B液) 水約200 mLにイミダゾール10 gを溶かし,酢酸

40 mL,アセトン45 mL及びふっ化物イオン標準液(F−:100 mg/L)0.5 mLを加え水で300 mLとす

る。この溶液にランタン-アリザリンコンプレキソン溶液(A液)200 mL及びポリオキシエチレン(10)

オクチルフェニルエーテル-エタノール溶液5 mLを加えて混合する。 

注記1 ランタン-アリザリンコンプレキソン溶液(B液)は,アルフッソン(商品名)を用いて次

の手順で調製してもよい。 

なお,この情報は,この規格の利用者の便宜を図って記載するもので,この商品を推奨

するものではない。 

− アルフッソン2.5 gを水約300 mLに溶かし,酢酸40 mL,イミダゾール10 g,アセト

ン125 mL,及びふっ化物イオン標準液(F−:100 mg/L)2.5 mLを加えて混合する。 

水を加えて500 mLとした後,ポリオキシエチレン(10)オクチルフェニルエーテル-

エタノール溶液5 mLを加えて混合する。 

d) 蒸留試薬溶液 水約800 mLに硫酸50 mLとりん酸10 mLとを加え,水で1 000 mLとする。 

注記2 妨害物質として,ハロゲン化合物,ハロゲン化水素などが多量に含まれる試料では,ふっ

化物イオン濃度として0.2 mg/L以下の低濃度での回収率が著しく低下することがある。そ

の場合は,水約200 mLにりん酸40 mLとグリセリン250 mLとを加え,水で1 000 mLと

したものか,又は水約200 mLに硫酸10 mL,りん酸60 mL,塩化ナトリウム10 g,及びグ

リセリン250 mLを加え,水で1 000 mLとしたものを用いるとよい。 

e) 捕集液 水100 mLにポリオキシエチレン(10)オクチルフェニルエーテル-エタノール溶液1 mLを加え

混合する。 

f) 

塩酸(1+1) 塩酸50 mLと水50 mLとを混合する。 

g) アルミニウム原液 塩酸(1+1)60 mLにアルミニウム1 gを加えて加熱して溶解させ,水で1 000 mL

とする。 

h) アルミニウム溶液 水約50 mLに酢酸10 mLとアルミニウム原液5 mLとを加え,水で100 mLとす


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る。 

i) 

ふっ化物イオン標準液(F−:100 mg/L) 6.3.2.1.2 i)による。 

j) 

ふっ化物イオン標準液(F−:10 mg/L) 6.3.2.1.2 j)による。 

k) ふっ化物イオン標準液(F−:1 mg/L) 6.3.2.1.2 k)による。 

6.3.3.2 

装置 

装置の基本構成は,次による(図2参照)。 

なお,別の条件でも同等の試験結果が得られることを確認した場合には,その条件を用いてもよい。 

a) 送液部 6.3.2.2 a)による。 

b) 試料導入部 試料を吸引していないときは,水を吸引する機構をもつもの。 

c) 蒸留器 145 ℃に加熱可能な加熱器で構成する。 

d) 反応部 化学的に不活性な内径約0.5〜2.0 mmの管及びデッドボリュームのできるだけ小さなガラス

製又は合成樹脂製の部品で構成する。 

e) 検出部 6.3.2.2 d)による。 

f) 

記録部 6.3.2.2 e)による。 

 

 

図2−蒸留・ランタン-アリザリンコンプレキソン発色CFA法のシステム例 

 

 

 

 


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R1:蒸留試薬溶液 
R2:捕集液 
R3:ランタン-アリザリンコンプレキソン溶液(B液) 
S1,S2:水又は試料[試料濃度F:0.08〜2 mg/Lの場合(S1試料,S2水),試料濃度F:0.4〜10 mg/Lの場合(S1

水,S2試料)] 

1:ポンプ 
2:セグメントガス(空気) 
3:反応コイル(内径1 mm,長さ50 cm) 
4:蒸留器(145 ℃,内径2 mm,長さ152 cm) 
5:留出液 
6:反応コイル(内径1 mm,長さ300 cm) 
7:検出器(吸収セル 光路長3 cm,波長620 nm) 
8:空気泡 
9:廃液 

注記 アルフッソンを用いて調製するランタン-アリザリンコンプレキソン溶液(B液)を用いる場合は,6の反応コ

イル3個の後に流量0.08 mL/minのアルミニウム溶液,又は水のラインを追加してもよい。その場合は検出器に
至る前に,反応コイルを追加してアルミニウム溶液,又は水と試薬とを混合させるようにするとよい。 

 

図2−蒸留・ランタン-アリザリンコンプレキソン発色CFA法のシステム例(続き) 

 

6.4 

測定操作 

6.4.1 

FIA 

6.4.1.1 

測定の準備 

測定の準備は,次による。 

a) 分析装置及び検出器を作動できる状態にし,各種溶液をポンプで送液し,ベースラインが安定するの

を待つ。 

b) ベースラインのドリフトなどが測定の結果に支障を与えないことを確認する。 

c) 十分なSN比が得られることを確認する。 

6.4.1.2 

感度調節 

試料中のふっ化物イオンによる応答が適切になるように,検出器の感度を調節するか,又は試料注入量

を変えることで感度を調節する。 

6.4.1.3 

繰返し性の確認 

使用する検量線の中間濃度の検量線用標準液を繰り返し5回以上測定し,繰返し性(相対標準偏差,%)

が10 %以下であることを確認する。 

6.4.1.4 

検量線の作成 

検量線の作成は,次による。 

a) 試料中のふっ化物イオンの濃度に応じて検量線の濃度範囲を決定する。 

b) 6.3.2.1.2 j)又は6.3.2.1.2 k)のふっ化物イオン標準液を選択し,水で希釈して5段階以上の濃度の検量線

用標準液を調製し,測定に用いる分析条件で各々の検量線用標準液を測定する。 

c) 検量線用標準液の濃度と吸光度又はその比例値のピーク面積若しくはピーク高さとの関係線を作成す

る。 

d) 検量線の作成は,試料測定時に行い,試料測定の分析条件と同じでなければならない。 

6.4.1.5 

試料の測定 

試料の測定は,次による。 


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a) 検量線の作成と同じ分析条件で試料を測定する。 

b) 測定値が検量線の範囲を超過した場合は,試料を希釈するか,又は試料の採取量を少なくする。 

c) 塩化物イオンなどを多量に含む試料を蒸留前処理した場合は,留出する塩化水素のために試料が酸性

になっていることがあるので,中和してから行う。 

d) 試料測定時には,測定の妥当性を確認するために,10〜20試料の測定ごとに検量線の作成に用いた最

低濃度及び最高濃度の検量線用標準液を測定し,検量線の作成時の検量線用標準液の応答と比較して

測定の結果に支障を与えないことを確認する。 

e) 測定時,各試料のピーク形状に異常がなく,ベースラインの変動が測定の結果に支障を与えないこと

を確認する。 

f) 

測定終了後は,水などで各流路を洗浄する。 

6.4.2 

CFA 

6.4.2.1 

測定の準備 

測定の準備は,次による。 

a) 分析装置及び検出器を作動できる状態にする。 

b) 全ての流路に水を流し,蒸留器の温度が145 ℃で安定した後,各流路を水から各種試薬溶液に切り替

え,ベースラインが安定するのを待つ。この間,流れの気泡の間隔が乱れていないことを確認する。 

c) ベースラインのドリフトなどが測定の結果に支障を与えないことを確認する。 

d) 試料及び水の適切な吸引時間を検討し,十分なSN比が得られることを確認する。 

6.4.2.2 

感度調節 

試料中のふっ化物イオンによる応答が適切になるように,検出器の感度を調節する。 

6.4.2.3 

繰返し性の確認 

6.4.1.3による。 

6.4.2.4 

検量線の作成 

6.4.1.4による。ただし,吸光度の比例値としては,ピーク高さを用いる。 

6.4.2.5 

試料の測定 

6.4.1.5によるほか,次による。 

a) 検量線の作成と同じ分析条件で試料を測定する。 

b) 試料中に含まれるF−の濃度が0.08〜2 mg/Lの場合は,図2のS1に試料,S2に水を吸引させる。 

c) 試料中に含まれるF−の濃度が0.4〜10 mg/Lの場合は,図2のS1に水,S2に試料を吸引させる。 

d) 測定値が検量線の範囲を超過した場合は,試料を希釈する。 

e) 懸濁物によって流路内細管が詰まるおそれがある場合は,ホモジナイズをして懸濁物を細かく砕き均

一にした試料を用いる。 

f) 

吸光度の比例値としては,ピーク高さを用いる。 

6.5 

濃度の計算 

濃度の計算は,6.4.1.4又は6.4.2.4で作成した検量線を用いる。検量線は,外挿して用いてはならない。 

 

結果の表記 

6.5で求めた濃度を,ふっ化物イオンとしてmg/Lで表す。 

 


10 

K 0170-6:2019  

  

試験報告書 

試験報告書には,次の項目を記載する。 

a) この規格番号(JIS K 0170-6) 

b) 試料名 

c) 使用した方法の概要 

d) 使用した測定方法及び測定条件 

e) 試料の前処理及び保存方法 

f) 

使用した装置(装置の製造業者及び形式) 

g) 分析結果 

h) 結果に影響を及ぼす可能性のある,この規格又は環境(条件など)の変更事項