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K 0128 : 2000K 0128 : 2000K 0128 : 2000

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本工業

用水協会 (JIWA)/財団法人日本規格協会 (JSA) から工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきと

の申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日本工業規格である。これに

よって JIS K 0128 : 1994 は改正され,この規格に置き換えられる。


K 0128 : 2000

(1) 

目次

ページ

序文

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  共通事項

1

4.

  試料

2

4.1

  試料の採取

3

4.2

  試料の取扱い

3

5.

  結果の表示

3

6.

  試料の前処理

3

6.1

  溶媒抽出法

3

6.2

  固相抽出法

5

6.3

  クロマトグラフ分離

6

7.

  多成分同時測定法

10

7.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

10

7.2

  ガスクロマトグラフ法

16

7.2.1

  熱イオン化検出器 (FTD) を用いたガスクロマトグラフ法

17

7.2.2

  炎光光度検出器 (FPD) を用いたガスクロマトグラフ法

20

7.2.3

  電子捕獲検出器 (ECD) を用いたガスクロマトグラフ法

23

7.3

  高速液体クロマトグラフ法

25

8.

  1, 3-ジクロロプロペン

29

9.

  EPN

29

9.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

29

9.2

  ガスクロマトグラフ法

30

10.

  アシュラム

32

10.1

  ガスクロマトグラフ法

32

10.2

  高速液体クロマトグラフ法

36

11.

  アセフェート

38

11.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

38

11.2

  ガスクロマトグラ

40

12.

  イソキサチオン

41

12.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

41

12.2

  ガスクロマトグラフ法

43

13.

  イソフェンホス

45

13.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

45

13.2

  ガスクロマトグラフ法

47


K 0128 : 2000K 0128 : 2000

目次

(2) 

ページ

14.

  イソプロチオラン

49

14.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

49

14.2

  ガスクロマトグラフ法

50

15.

  イプロジオン

52

15.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

52

15.2

  ガスクロマトグラフ法

53

16.

  イプロベンホス [IBP]

54

16.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

55

16.2

  ガスクロマトグラフ法

56

17.

  イミダクロプリド

57

17.1

  高速液体クロマトグラフ法

57

18.

  エスプロカルブ

60

18.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

60

18.2

  ガスクロマトグラフ法

62

19.

  エジフェンホス [EDDP]

63

19.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

63

19.2

  ガスクロマトグラフ法

64

20.

  エトフェンプロックス

66

20.1

  高速液体クロマトグラフ法

66

21.

  エトリジアゾール[エクロメゾール]

68

21.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

68

21.2

  ガスクロマトグラフ法

69

22.

  オキシン銅[有機銅]

72

22.1

  高速液体クロマトグラフ法

72

22.1.1

  紫外吸光光度法

72

22.1.2

  蛍光光度法

75

23.

  カルバリル [NAC]

77

23.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

77

23.2

  ガスクロマトグラフ法

79

24.

  キャプタン

80

24.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

80

24.2

  ガスクロマトグラフ法

81

25.

  クロルニトロフェン [CNP]

83

25.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

83

25.2

  ガスクロマトグラフ法

84

26.

  クロルピリホス

86

26.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

86

26.2

  ガスクロマトグラフ法

87

27.

  クロロタロニル [TPN]

89


K 0128 : 2000 K 0128 : 2000

目次

(3) 

ページ

27.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

89

27.2

  ガスクロマトグラフ法

90

28.

  クロロネブ

92

28.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

92

28.2

  ガスクロマトグラフ法

93

29.

  ジクロフェンチオン [ECP]

95

29.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

95

29.2

  ガスクロマトグラフ法

97

30.

  ジクロルボス [DDVP]

99

30.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

99

30.2

  ガスクロマトグラフ法

100

31.

  ジチオピル

102

31.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

102

31.2

  ガスクロマトグラフ法

103

32.

  シマジン [CAT]

106

32.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

106

32.2

  ガスクロマトグラフ法

107

33.

  シメトリン

109

33.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

109

33.2

  ガスクロマトグラフ法

111

34.

  ダイアジノン

113

34.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

113

34.2

  ガスクロマトグラフ法

115

35.

  チウラム

116

35.1

  高速液体クロマトグラフ法

116

36.

  チオベンカルブ[ベンチオカーブ]

119

36.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

119

36.2

  ガスクロマトグラフ法

120

37.

  テルブカルブ [MBPMC]

122

37.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

122

37.2

  ガスクロマトグラフ法

123

38.

  トリクロピル

124

38.1

  高速液体クロマトグラフ法

124

38.2

  ガスクロマトグラフ質量分析法

128

39.

  トリクロルホン [DEP]

130

39.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

130

39.2

  ガスクロマトグラフ法

132

40.

  トリシクラゾール

134

40.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

134


K 0128 : 2000K 0128 : 2000

目次

(4) 

ページ

40.2

  ガスクロマトグラフ法

137

41.

  トルクロホスメチル

138

41.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

138

41.2

  ガスクロマトグラフ法

140

42.

  ナプロパミド

141

42.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

141

42.2

  ガスクロマトグラフ法

143

43.

  ピリダフェンチオン

144

43.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

144

43.2

  ガスクロマトグラフ法

147

44.

  ピリブチカルブ

148

44.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

148

44.2

  ガスクロマトグラフ法

151

45.

  フェニトロチオン [MEP]

152

45.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

152

45.2

  ガスクロマトグラフ法

153

46.

  フェノブカルブ [BPMC]

155

46.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

155

46.2

  ガスクロマトグラフ法

157

47.

  フサライド

158

47.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

158

47.2

  ガスクロマトグラフ法

160

48.

  ブタミホス

161

48.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

161

48.2

  ガスクロマトグラフ法

163

49.

  ブプロフェジン

164

49.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

164

49.2

  ガスクロマトグラフ法

166

50.

  フルトラニル

168

50.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

168

50.2

  ガスクロマトグラフ法

170

51.

  プレチラクロール

171

51.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

172

51.2

  ガスクロマトグラフ法

173

52.

  プロピザミド

175

52.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

175

52.2

  ガスクロマトグラフ法

176

53.

  プロベナゾール

178

53.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

178


K 0128 : 2000 K 0128 : 2000

目次

(5) 

ページ

53.2

  ガスクロマトグラフ法

179

54.

  ブロモブチド[ブロモチド]

180

54.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

180

54.2

  ガスクロマトグラフ法

183

55.

  ペンシクロン

184

55.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

184

55.2

  ガスクロマトグラフ法

187

56.

  ベンスリド [SAP]

189

56.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

189

56.2

  ガスクロマトグラフ法

190

57.

  ペンジメタリン

192

57.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

192

57.2

  ガスクロマトグラフ法

193

58.

  ベンフルラリン[ベスロジン]

195

58.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

195

58.2

  ガスクロマトグラフ法

196

59.

  マラチオン  (マラソン)

197

59.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

197

59.2

  ガスクロマトグラフ法

199

60.

  メコプロップ [MCPP]

201

60.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

201

60.2

  ガスクロマトグラフ法

203

61.

  メタラキシル

206

61.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

206

61.2

  ガスクロマトグラフ法

208

62.

  メチルダイムロン

209

62.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

209

62.2

  ガスクロマトグラフ法

210

63.

  メフェナセツト

212

63.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

212

63.2

  ガスクロマトグラフ法

213

64.

  メプロニル

214

64.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

215

64.2

  ガスクロマトグラフ法

216

65.

  モリネート

217

65.1

  ガスクロマトグラフ質量分析法

217

65.2

  ガスクロマトグラフ法

219


K 0128 : 2000K 0128 : 2000

目次

(6) 

ページ

付表 1  農薬の名称

221

付表 2  試験方法概要一覧

228

付表 3  対象農薬の構造式,分子式及び分子量

231

付表 4  引用規格

237


日本工業規格

JIS

 K

0128

 : 2000

用水・排水中の農薬試験方法

Testing methods for pesticides in industrial water and waste water

序文  この規格は,工業用水及び工場排水中の農薬類について 1994 年に制定されたものであるが,その後

の分析技術の進歩,社会情勢の変化などに伴う社会的要請を勘案して改正したものである。

1.

適用範囲  この規格は,工業用水及び工場排水中の農薬類のうち,付表 に示す農薬の試験方法につ

いて規定する。

備考1.  この規格の試験方法の概要一覧を,付表2に示す。

2.

付表 に示す農薬の構造式などを,付表 に示す。

2.

引用規格  付表 に示す規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成

する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

3.

共通事項  共通事項は,次による。

a)

通則  化学分析に共通する一般事項は,JIS K 0050 による・

b)

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS K 0101JIS K 0102JIS K 0211 及び JIS K 0215 

よる。

c)

ガスクロマトグラフ法  ガスクロマトグラフ法に共通する一般事項は,JIS K 0114 による。

d)

ガスクロマトグラフ質量分析法  ガスクロマトグラフ質量分析法に共通する一般事項は,JIS K 0123

による。

e)

高速液体クロマトグラフ法  高速液体クロマトグラフ法に共通する一般事項は,JIS K 0124 による。

f)

項目の名称  項目の名称は,国内だけの登録農薬名である EPN を除いて,ISO 登録農薬名を片仮名で

表示したもので,

付表 の国内通称名を用いて表現している。ただし,一部に商標登録名と一致する

ものもある。また,化合物名は通称名を用いたものもある。

なお,各項目における国内通称名の化合物名は,“Chemical Abstracts Index Guide 9th, 10th”  で使用さ

れている化合物を,国内通称名に続いて括弧内に併記した。

g)

定量範囲  それぞれの試験方法に示してある定量範囲は,各試験方法に用いられている装置に注入す

る溶媒中の対象農薬の質量 (ng) で示す。

h)

繰返し分析精度  繰返し分析精度は,それぞれの試験方法の定量範囲内において繰返し試験で求めた

変動係数 (%) で示す(

1

)

(

1

)

100

(%)

×

=

x

σ

変動係数

ここに,

σ:  標準偏差


2

K 0128 : 2000

x

:  平均値

i)

水  この規格で用いる水は,JIS K 0557 に規定する A1A4 の水とする。試薬の調製,空試験などに

用いる水は,A4(又は A3)の水とするが,使用前に各試験方法で空試験を行い,使用の適否を確認

する。

j)

試薬

1)

試薬は,品目指定されている場合には,JIS に規定するものを用いる。JIS に規定されるものがない

場合には,試験に支障のないものを用いる。

2)

試薬類の溶液の濃度は,一般に質量濃度は g/L 又は mg/L(化合物の場合は無水物としての質量を用

いる。

)で,モル濃度は mol/L 又は mmol/L で示す。

標準液の濃度は,1ml 中の質量(mg/ml,

µg/ml 又は ng/ml)で表す。

3)

液体試薬の濃度は,水(又は別の液体試薬)との混合比[試薬 (a+b)]で表す。この表し方は,試

薬 aml と水(又は別の液体試薬)bml とを混合したことを示す。ただし,JIS K 0050 

表 の液体

試薬を薄めないで用いる場合は,その試薬名だけで示す。

4)

試薬類の溶液名称の後に括弧で示されている濃度は,標準液以外は概略の濃度であることを意味す

る。例えば,水酸化ナトリウム溶液 (0.1mol/L) は約 0.1mol/L の水酸化ナトリウム溶液であること

を示す。

また,溶液名の前に示す濃度は,正確な濃度を意味する。ただし,一般には,端数のない数値で

示し,別にファクターを求めておく。

5)

試薬類の名称は,国際純正及び応用化学連合 (IUPAC) の無機化学命名法及び有機化学命名法を基

にして,社団法人日本化学会が定めた化合物命名法及び JIS 試薬の名称にできるだけ整合させた。

6)

標準液の調製に使用する農薬は,純度既知のものを用いるが,この規格では,それを標準品と記述

してある。それらには類似した化合物が不純物として含まれることが多いので,試験に支障のない

ものを使用する。

7)

試薬類及び廃液などの取扱いについては,関係法令規則などに従い十分に注意する。

k)

ガラス器具類  ガラス器具類は,特に断らない限り JIS R 3503 及び JIS R 3505 に規定するものを使用

する。ただし,特殊な器具を必要とする場合には,それぞれの項目に,その一例を図示又は説明する。

また,加熱操作を伴う場合には,JIS R 3503 に規定するほうけい酸ガラス-1 を用いる。

デシケーターに用いる乾燥剤は,特に断らない限りシリカゲル(

2

)

とする。

試験に用いるガラス器具類は,使用前にあらかじめ水で洗浄した後,更にアセトン(JIS K 8040 

規定する

濃縮 300 以上の品質のもの。)で洗浄しておく。

(

2

)

  JIS Z 0701

に規定する包装用シリカゲル乾燥剤 A 形1種を用いる。

l)

検量線(ガスクロマトグラフ法,ガスクロマトグラフ質量分析法,高速液体クロマトグラフ法)  検

量線の作成に当たっては,試験方法に示される定量範囲内を 4∼6 段階に分け,これに一致するように

標準液をとり,定量範囲内について作成する。

検量線は,試験に際して新たに作成したものを用い,同一項目を多数の試料について連続して試験

する場合には,試験の途中において,適宜,標準液を用いて指示値の確認を行う。

m)

注及び備考  注及び備考番号は,各項目ごとに一連番号を付けてある。

備考  注番号については,本文中では(

1

)

,備考の中では(

*1

)

として区別してある。

4.

試料


3

K 0128 : 2000

4.1

試料の採取  試料の採取は,次による。

a)

試薬  試薬は,次のものを用いる。

1)

塩酸  JIS K 8180 に規定するもの。

2)

水酸化ナトリウム溶液 (100g/L)   JIS K 8576 に規定する水酸化ナトリウムを用いて調製する。

3)

アセトン  JIS K 8040 に規定する濃縮 300 以上の品質のもの(

1

)

(

1

)

使用前に試験に支障のないことを確認する。開封後は汚染のない場所に保管しておく。

b)

器具  器具は,次による。

1)

試料容器  共栓付きガラス瓶 200∼1 000ml をあらかじめ水で洗浄した後,更にアセトンで洗浄して

乾燥したもの。

c)

採取操作  採取操作は,次のとおり行う。

1)

表層水の採取  試料を JIS K 0094 の 4.1.1(試料容器による採取)又は 4.1.2(バケツ類による採取)

に従って採取し,試料容器に移し入れ,満たして密栓する。

2)

各深度の水の採取  試料を JIS K 0094 の 4.1.4(バンドーン採水器による採取)に従って採取し,試

料容器に移し入れ,満たして密栓する。

3)

配管装置からの採取  試料を JIS K 0094 の 4.3(採取弁を用いる採取)に従って採取し,試料容器

に移し入れ,満たして密栓する。

備考  残留塩素が存在する場合には,共栓付きガラス瓶に泡立てないように静かに採取し,残留塩素

1mg

当たり L (+) -アスコルビン酸溶液 (40g/L) (JIS K 9502 に規定するもので調製する。

)を

0.1ml

の割合で添加した後,気泡が残らないように満たして密栓する。

4.2

試料の取扱い  農薬の中には分解しやすいものがあるので,試験は試料採取後直ちに行う。直ちに

行えない場合には,0∼10℃の暗所に保存し,できるだけ早く試験する。

5.

結果の表示  結果の表示には,用いた試験方法を明記する。

6.

試料の前処理  各項目で試験操作を行う前の準備操作は,農薬の種類に関係なく共通するものがほと

んどであるため,多くの農薬に共通して適用できる操作を一括して次に規定する。ただし,項目ごとに規

定してある場合は,それによる。

6.1

溶媒抽出法  試料を塩化ナトリウムの共存下でジクロロメタンで抽出した後,脱水,濃縮して一定

量とする。

なお,揮発性有機化合物を試験している試験室では,ジクロロメタンによる室内の汚染に注意が必要で

ある。また,ジクロロメタンは有害な物質であるから,その取扱いに気を付ける。

a)

試薬  試薬は,次のものを用いる。

1)

塩化ナトリウム  JIS K 8150 に規定する塩化ナトリウム(600℃で約 1 時間加熱し,デシケーター中

で放冷したもの。

2)

硫酸ナトリウム  JIS K 8987 に規定するもの。

3)

ジクロロメタン  JIS K 8117 に規定する濃縮 300 以上の品質のもの(

1

)

4)

ヘキサン  JIS K 8825 に規定する濃縮 300 以上の品質のもの(

1

)

(

1

)

  4.

(

1

)

による。

b)

器具  器具は,次による。

1)

分液漏斗  200∼1 000ml


4

K 0128 : 2000

2)

なす形フラスコ  100∼500ml の共通すり合わせで濃縮器に接続できるもの。

3)

三角フラスコ  300∼500ml の適切な容量

4)

振とう器

5)

濃縮器(

2

)

  ロータリーエバポレーター又はクデルナー-ダニッシュ形濃縮器

(

2

)

濃縮時に試料溶液と接触する部分は,あらかじめ水及びアセトンで洗浄する。

c)

操作  操作は,次のとおり行う。

1)

4.1c)

で採取した試料(

3

)

の適量 (100∼1 000ml) を分液漏斗にとり,液量 100ml について塩化ナトリ

ウム 5g とジクロロメタン 10ml(

4

)

とを加え,振とう器を用いて約 10 分間振り混ぜ,放置する。

2)

水層を別の分液漏斗に移し入れる。ジクロロメタンを三角フラスコに移し入れ,分液漏斗を少量の

ジクロロメタンで洗い,洗液は先の三角フラスコに合わせる。分液漏斗の水層に液量 100ml につい

てジクロロメタン 10 ml を加え,再び振とう器を用いて約 10 分間振り混ぜ,放置する。ジクロロメ

タン層を先の三角フラスコに合わせる。

3)

ジクロロメタン溶液 20ml について硫酸ナトリウム約 3g(

5

)

を加え,軽く振り混ぜ,約 10 分間放置し

た後(

6

)

,ろ紙 5 種 A(又は 5 種 B)(

7

)

を用いてろ過し,ろ液をなす形フラスコ(

8

)

に受ける。少量の

ジクロロメタンを用いて三角フラスコを 2,3 回洗浄し,更にその洗液で先のろ紙上の硫酸ナトリウ

ムも洗浄し,洗液をジクロロメタン溶液に合わせる。

4)

濃縮器(

9

)

を用いて,約 40℃(

9

)

の水浴上でジクロロメタン溶液が約 5ml になるまで濃縮する。

5)

この濃縮液にヘキサン約 50ml を加え,4)の操作を行い,5ml の一定量にする(

10

)

6)

空試験として試料と同量の水を分液漏斗にとり,液量 100ml について塩化ナトリウム 5g とジクロ

ロメタン 10ml とを加え,振とう器を用いて約 10 分間振り混ぜ,放置する。続いて 2)5)の操作を

行う。

(

3

)

試料の酸性又はアルカリ性が強い場合には,水酸化ナトリウム溶液 (40g/L) (JIS K 8576に規

定する水酸化ナトリウムを用いて調製する。

)又は塩酸 (1+11)  (JIS K 8180に規定する塩酸を

用いて調製する。

)を用いて中性にする。

(

4

)

エマルションが生じて分離が困難な場合は,ジクロロメタンの量を増加する。

(

5

)

溶媒量が 200ml の場合,硫酸ナトリウムは約 30g でよいが,エマルションが生じた場合には,

更に過剰に加える必要がある。

(

6

)

クデルナー-ダニッシュ形濃縮器による濃縮のとき,脱水が不十分な場合には,突沸することが

ある。十分な脱水を行うには 2 時間以上を要することもある。

脱水の方法には,このほかに,抽出溶媒を−20℃の暗所に保存し,水分を凍結させる方法も

ある。この方法は,4)の濃縮操作を引き続き行わないときに用いるとよい。

(

7

)

ろ紙は,使用時に抽出に用いる溶媒で洗浄しておく。

(

8

)

クデルナー-ダニッシュ形濃縮器を用いる場合は,なす形フラスコに代え,濃縮管付きの濃縮フ

ラスコ 500ml を用いる。

(

9

)

クデルナー-ダニッシュ形濃縮器を用いる場合は,減圧方式ではなく,大気圧で 75℃以下で加熱

して濃縮する。濃縮終了後,スニーダーカラムを濃縮部につけたまま装置からとりはずし,ス

ニーダーカラムの上部から少量のヘキサンを加え洗浄し,スニーダーカラムを付けたまま冷却

する。

(

10

)

引き続いて測定操作を行わない場合には,この濃縮液を 0∼10℃の暗所に保管する。


5

K 0128 : 2000

6.2

固相抽出法  試料中の農薬をシリカゲル系又はポリマーゲル系の基材を充てんした固相カラム又は

固相ディスクに加圧法又は減圧法を用いて吸着させ,アセトンで共栓付き試験管に溶出し,

一定量とする。

カラムクロマトグラフ分離を行う場合には,一定量としたアセトン溶液にヘキサンを加え,濃縮後,一定

量とする。

a)

試薬  試薬は,次のものを用いる。

1)

アセトン  4.1a)3)による(

1

)

2)

窒素  JIS K 1107 に規定する高純度窒素 2 級。

b)

器具  器具は,次による。

1)

共栓付き試験管  5∼20ml の適切な容量のもの。

2)

固相カラム  内径 5∼10mm,長さ 30∼l00mm のカートリッジで,カラム充てん剤にはスチレンジ

ビニルベンゼン共重合体(ポリスチレン系ゲル)又はシリカゲルにオクタデシル基を化学結合させ

たもの,若しくはこれと同じ性能をもつもの。使用前にアセトン約 10ml 及び水約 10ml で洗浄して

おく。

備考1.  農薬分析用の固相は,市販品でディスク形のものもあり,これを用いてもよい。この際の通

水の速度及び溶出溶媒についてはあらかじめ確認しておく。

参考1.  固相カラム又は固相ディスクには,次のようなものがある。

Sep-Pak PS-2

,Oasis

TM

HLB

カートリッジ,エムポアディスク SDB-RPS など。

c)

操作  操作は,次のとおり行う。

1)

4.1c)

で採取した試料(

11

)

の適量(通常は,200ml)を固相カラム(

12

)(

13

)

に加圧法(

14

)

又は減圧法(

15

)

によ

って流量 10∼20ml/min(

16

)

で通水する。

2)

固相カラムに水 10ml(

17

)

を流し,洗浄した後,約 30 分間吸引などで水分を除去する(

18

)

3)

固相カラムの上端からアセトン約 3ml(

17

)

を緩やかに通し(

19

)

,対象農薬を溶出させる。溶出液の受器

には,共栓付き試験管を用いる。

4)

溶出液に窒素を緩やかに吹き付け,1ml の一定量にする(

10

)(

20

)(

21

)

5)

空試験として水 200ml について,固相カラム(

12

)(

13

)

に加圧法(

14

)

又は減圧法(

15

)

によって流量 10∼

20ml/min(

16

)

で通水する。続いて 2)4)の操作を行う。

6)

6.3

のクロマトグラフ分離を行う場合には,4)の操作に引き続き,ヘキサン約 50ml を加え,濃縮器

(

8

)(

9

)

を用いて,6∼7ml になるまで濃縮し,濃縮液に窒素を緩やかに吹き付け,1ml の一定量にする

(

21

)

この場合の空試験は,水 200ml について,2)4)の操作を行い,引き続きヘキサン約 50ml を加え,

濃縮器(

8

)(

9

)

を用いて,6∼7ml になるまで濃縮し,濃縮液に窒素を緩やかに吹き付け,1ml の一定量

にする(

10

)(

21

)

(

11

)

懸濁物の多い試料は,ガラス繊維ろ紙(孔径1

µm 以下のもの)を用いてろ過する。ろ紙上の懸

濁物に吸着している対象農薬をアセトン又はアセトニトリル[JIS K 8039に規定する

濃縮300

上の品質のもの。

(

1

)

による。

]で溶出する。この溶出液は,3)の溶出液に合わせる。

使用するガラス繊維ろ紙は,あらかじめ一連の操作を行って試験に影響のないことを確認し

ておく。

(

12

)

固相カラムの調製の手順,回収率などをあらかじめ確認して使用する。

(

13

)

対象農薬又は充てん剤によっては固相への保持率に,pH 依存性のあるものがある。

例えば,オキシン銅の場合,充てん剤にスチレンジビニルベンゼン共重合体を用いるときは


6

K 0128 : 2000

pH

を 3.5 にする。充てん剤にオクタデシル基 (ODS) を化学結合したシリカゲルを用いる場合

は,pH 調節の必要はない。ポリスチレン系ゲル及びポリメタクリレートのポリマーゲルを用い

る場合は,製品によって pH を 3.5 に調節する必要があるものもある。

pH

の調節には JIS K 8180 に規定する塩酸を適切な濃度に薄めたものを用いるが,充てん剤

によっては JIS K 8541 に規定する硝酸を適切な濃度に薄めたものを用いた方がよい場合もある。

(

14

)

固相カラムに対して試料を加圧状態で送り込む方法をいう。

装置は,調節部及びポンプ部から成り,調節部は,通水時間及び通水速度を制御する。ポン

プ部は,シリンジを用いる方式とペリスタルティックポンプを用いる方式がある。

シリンジの場合は,チューブは四ふっ化エチレン樹脂製のものを使用する。ペリスタルティ

ックポンプの場合は,使用する溶媒に適したポンプ用チューブを用いなければならない。

(

15

)

固相カラムの底部側を減圧状態として試料を送り込む方法をいう。

装置は,吸引用配管群と真空ポンプから成る。

減圧法は固相の通液抵抗のばらつき及び試料中の懸濁物などによって流量を一定に制御する

ことが困難であるが,簡易な装置で一度に多数の試料を処理できるなど有効な場合もある。

(

16

)

通水量が多すぎると対象農薬によっては,保持率が低下するものがある。通水量は,20ml/min

以上にはしない。固相カラムへの吸着のバンド幅は,通水量 1ml/min 程度で最小となるが,農

薬の場合は吸着速度が非常に速いため,10∼20ml/min でも十分な再現性と回収率が得られ,処

理時間の短縮といった利点もある。しかし,有機物の濃度が高い試料の場合,通水量を小さく

すると(5ml/min 以下)

,再現性と回収率の向上につながる。また,通水量は一定に保つ。

(

17

)

吸着後の洗浄及び溶出に使用する量は,あらかじめ対象農薬を溶出するために適切な量である

ことを確認しておく。

(

18

)

溶出液の濃縮を容易にするため及びキャピラリーガスクロマトグラフに注入する溶液への水分

の混入を少なくするための操作である。試料を固相カラムに通水後,アスピレーターなどによ

る吸引を行い,できるだけ水分を除去する。

(

19

)

流量は,カラムからの溶出液の液滴が連続しない程度とする。

(

20

)

ディスク形を用いた場合は,4)の操作に引き続き,ヘキサン約 50ml を加え,脱水した後,濃縮

器を用いて濃縮し,濃縮液に窒素を緩やかに吹き付け,1ml の一定量とする。

(

21

)

窒素を吹き付ける操作では,濃縮液の表面が動いているのがようやく見える程度に窒素の流量

を調節し,濃縮液が飛散しないように注意する。また,乾固させると窒素の吹き付けで対象農

薬が揮散することもあるので注意する。

6.3

クロマトグラフ分離  6.1 又は 6.2 を行った後,カラムの充てん剤に活性けい酸マグネシウムを用い

たカラムクロマトグラフ分離操作を行う。

妨害物質がないときは,この操作を省略してもよい。

カラムクロマトグラフの選択は妨害物質の内容による。

a)

試薬  試薬は,次のものを用いる。

1)

アセトン  4.1a)3)による。

2)

ジエチルエーテル  JIS K 8357 に規定する濃縮 300 以上の品質のもの(

1

)

3)

ヘキサン  6.1a)4)による。

4)

ジエチルエーテル-ヘキサン溶離液 (713)    2)のジエチルエーテルと 3)のヘキサンで調製する。

5)

窒素  6.2a)2)による。


7

K 0128 : 2000

b)

器具  器具は,次による。

1)

なす形フラスコ  6.1b)2)による。

2)

クロマトグラフ管  次に掲げる条件を満たすもの。一例を図 に示す。

2.1)

カラム用管  内径約 1cm,長さ約 30cm のコック付きガラス管。

2.2)

カラム充てん剤  カラムクロマトグラフ用の活性けい酸マグネシウム(

22

)

(粒径 75∼150

µm,130℃

で約 16 時間加熱した後,デシケーター中で放冷したもの。

。対象農薬の保持時間にピークを生じな

いもの。

参考2.  活性けい酸マグネシウムは,フロリジルなどの名称で市販されている。

2.3)

クロマトグラフ管の作り方  カラム充てん剤約 8g をヘキサンでスラリー状にして気泡が入らない

ようにカラム用管に流し込み(

23

)

,その上部に硫酸ナトリウム[6.1a)2)による。

]約 5g を積層する。

図 1  クロマトグラフ管の一例

3)

濃縮器  6.1b)5)による。

(

22

ジクロルボスの測定には,この充てん剤を用いたカラムクロマトグラフ分離は適用できない。

この場合は,

備考2.の残留農薬用のシリカゲルを用いる。

(

23

)

カラム用管にカラム充てん剤を均一に充てんするには,流し込んだ後,カラム用管に縦横の振

動を与えるとよい。

備考2.  カラム充てん剤として残留農薬用のシリカゲル[(粒径150∼250

µm,130℃で約16時間加熱し

た後,デシケーター中で放冷したもの。

。対象農薬の保持時間にピークを生じないもの。

]を

用いることができる。

c)

操作  操作は,それぞれ次のとおり行う。

1)

6.1c)5)

で一定量 (5ml) にしたへキサン溶液から 1ml,又は 6.2c)6)で一定量にしたヘキサン溶液の全

量,それぞれをクロマトグラフ管に流し込む。

2)

クロマトグラフ管の上部から,ヘキサン 100ml を流下させ,ヘキサン流出液は捨てる。

3)

引き続きクロマトグラフ管の上部から,ジエチルエーテル-ヘキサン溶離液 (7+13) (

24

)

100ml

を流量


8

K 0128 : 2000

約 1ml/min で流下して対象農薬を溶出させ(

25

)

,溶出液をなす形フラスコ(

8

)

に受ける。

4)

さらに,アセトン 100ml をクロマトグラフ管の上部から流量約 1ml/min で流下して,対象農薬を溶

出させ(

25

)

,溶出液をなす形フラスコ 100∼200ml(

8

)

に受ける。

5)

これらの溶出液を,濃縮器(

9

)

を用いて,約 40℃(

9

)

の水浴上で溶出液を約 10ml になるまで濃縮し,

引き続きそれぞれのなす形フラスコにヘキサン約 100ml を加えた後,再び濃縮器(

9

)

を用いて有機溶

媒層を 2∼5ml になるまで濃縮し,受器を取り外し,窒素を緩やかに吹き付け,1ml の一定量にする

(

10

)(

21

)

6)

空試験として,6.1c)6)で一定量 (5ml) にしたへキサン溶液から 1ml,又は 6.2c)6)で一定量にしたヘ

キサン溶液全量,それぞれをクロマトグラフ管に流し込み,続いて 2)3)5)又は 2)4)5)の操作

を行う。

(

24

)

ジエチルエーテル-ヘキサン溶離液 (7+13)  の代わりに,アセトン-ヘキサン溶離液 (1+19)  を

用いることができる。この場合の操作は,

備考4.による。

(

25

)

あらかじめ目的成分(対象農薬)が溶出してくる画分を確認しておく。

備考3.  備考2.の残留農薬用のシリカゲルをカラム充てん剤として用いる場合は,次による。

カラム充てん剤にシリカゲルを用いた場合 

1)

6.1c)5)

で一定量 (5ml) にしたへキサン溶液から 1ml 又は 6.2c)6)で一定量にしたヘキサン溶液

全量をクロマトグラフ管に流し込む。

2)

クロマトグラフ管の上部から,ヘキサン 80ml を流下させ,ヘキサン流出液は捨てる。

3)

c)3)

5)の操作を行う。

4)

空試験として,c)6)の操作を行う。

備考4.  アセトン-ヘキサン溶離液 (1+19)  を用いた場合の操作は,次による。

1)

6.1

の c)1)3)の操作を行う。

2)

濃縮器(

*1

)

を用いて,約 40℃(

*1

)

の水浴上でジクロロメタン溶液を 1∼2ml になるまで濃縮し,

受器を取り外し,窒素を緩やかに吹き付け,ジクロロメタンを揮散させる(

*2

)(

*3

)

3)

受器の内容物を少量のヘキサンで溶かした後,全量フラスコ 10ml に移し入れ,更に受器を

ヘキサン 2∼3ml で 2,3 回よく洗浄し,洗液も全量フラスコ 10ml に移し入れ,ヘキサンを

標線まで加える。

4)

全量フラスコ 10ml の内容物全量をクロマトグラフ管(

*4

)

の上部から流し込む。更に全量フラ

スコ 10 ml をヘキサン 2∼3ml で 2,3 回よく洗浄し,洗液もクロマトグラフ管に流し込む。

5)

引き続き,アセトン-ヘキサン溶離液 (1+19)  [6.2a)1)のアセトンと 6.1a)4)のヘキサンを用

いて調製する。

]50ml を流下して対象農薬を溶出させ(

*5

)

,溶出液をなす形フラスコ(

*6

)

に受け

る。

6)

これを,濃縮器(

*1

)

を用いて約 40℃の水浴上で 1∼2ml になるまで濃縮し,受器を取り外し,

窒素を緩やかに吹き付け,溶出液を揮散させ,アセトン 1ml を正しく加える(

*7

)

7)

空試験として試料と同量の水を分液漏斗にとり,1)6)の操作を行う。

(

*1

)

(

9

)

による。

(

*2

ジクロロメタンが残留していると,クロマトグラフ分離に影響するのでジクロロメタンを

揮散させる。ただし,ジクロロメタンが揮散した後も窒素を吹き付けると対象農薬が揮散

することもあるので注意する。

(

*3

)

(

21

)

による。


9

K 0128 : 2000

(

*4

)

  6.3

の b)2)による。

(

*5

)

(

25

)

による。

(

*6

)

(

8

)

による。

(

*7

)

(

10

)

による。

5.

対象農薬によっては,酢酸エチル-ヘキサン混合の有機溶媒を用いる抽出法を用いてもよい。

抽出操作などは次による。

混合有機溶媒を用いる溶媒抽出法  試料を塩化ナトリウム共存の下で酢酸エチル-ヘキサン

混合溶液で抽出した後,脱水,濃縮して一定量とする。

a)

試薬  試薬は,次のものを用いる。

1)

塩化ナトリウム  6.1a)1)による。

2)

硫酸ナトリウム  6.1a)2)による。

3)

アセトン  4.1a)3)による。

4)

酢酸エチル  JIS K 8110 に規定する濃縮 300 以上の品質のもの(

*1

)

5)

ヘキサン  6.1a)4)による。

6)

アセトン-ヘキサン溶離液 (119)    備考 4.の 5)による。

7)

酢酸エチル-ヘキサン混合溶液 (11)    4)の酢酸エチルと 5)のヘキサンで調製する。

8)

窒素  6.2a)2)による。

(

*1

)

(

1

)

による。

b)

器具  器具は,次による。

1)

分液漏斗  6.1b)1)による。

2)

なす形フラスコ  6.1b)2)による。

3)

三角フラスコ  6.1b)3)による。

4)

クロマトグラフ管  次に掲げる条件を満たすもの。

4.1)

カラム用管  内径約 1.5cm,長さ約 30cm のコック付きガラス管。

4.2)

カラム充てん剤  6.3b)2.2)による。

4.3)

クロマトグラフ管の作り方  カラム充てん剤約 5g をヘキサンでスラリー状にして気泡が

入らないようにカラム用管に流し込み(

*2

)

,その上部に硫酸ナトリウム約 4g を積層する。

5)

振とう器

6)

濃縮器  6.1b)5)による。

(

*2

)

(

23

)

による。

c)

操作  操作は,次のとおり行う。

1)

4.1c)

で採取した試料(

*3

)

の適量 (200∼400ml)  を分液漏斗にとり,液量 100ml について塩化

ナトリウム 5g と酢酸エチル-ヘキサン混合溶液 (1+1) 10ml(

*4

)

とを加え,振とう器を用い

て約 10 分間振り混ぜ,放置する。

2)

水層を別の分液漏斗に移す。有機溶媒を三角フラスコに移し入れ,分液漏斗を少量の酢酸

エチル-ヘキサン混合溶液 (1+1)  で洗い,洗液は先の三角フラスコに合わせる。分液漏斗

の水層に液量 100ml について酢酸エチル-ヘキサン混合溶液 (1+1) 10ml を加え,再び振と

う器を用いて約 10 分間振り混ぜ,放置する。有機溶媒層を先の三角フラスコに合わせる。

3)

有機溶媒 20ml について硫酸ナトリウム約 5g(

*5

)

を加え,軽く振り混ぜ,約 10 分間放置し

た後(

*6

)

,ろ紙 5 種 A(又は 5 種 B)(

*7

)

を用いてろ過し,ろ液をなす形フラスコ(

*8

)

に受け


10

K 0128 : 2000

る。少量の酢酸エチル-ヘキサン混合溶液 (1+1)  を用いて三角フラスコを 2,3 回洗浄し,

更にその洗液で先のろ紙上の硫酸ナトリウムも洗浄し,洗液を有機溶媒に合わせる。

4)

濃縮器(

*9

)

を用いて,約 40℃(

*9

)

の水浴上で有機溶媒を 1∼2ml になるまで濃縮し,受器を取

り外し,窒素を緩やかに吹き付け,有機溶媒を揮散させる(

*10

)(

*11

)

5)

内容物を少量のヘキサンで溶かした後,全量フラスコ 10ml に移し入れ,更に受器をヘキサ

ン 2∼3ml で 2,3 回よく洗浄し,洗液も全量フラスコ 10ml に移し入れ,ヘキサンを標線

まで加える(

*12

)

6)

このヘキサン溶液 10ml から,その 5ml をクロマトグラフ管に流し込む。

7)

クロマトグラフ管の上部から,アセトン-ヘキサン溶離液 (1+19) 50ml を流量約 1ml/min

で流下して対象農薬を溶出させ(

*13

)

,溶出液をなす形フラスコ(

*8

)

に受ける。

8)

濃縮器(

*9

)

を用いて,約 40℃(

*9

)

の水浴上で溶出液を 1∼2ml になるまで濃縮し,受器を取り

外し,窒素を緩やかに吹き付け,溶出液を揮散させ,アセトン 4ml を正しく加える(

*10

)(

*11

)

9)

空試験として試料と同量の水を分液漏斗にとり,液量 100ml について塩化ナトリウム 5g

と酢酸エチル-ヘキサン混合溶液 (1+1) 10ml(

*4

)

とを加え,振とう器を用いて約 10 分間振

り混ぜ,放置する。続いて 2)8)の操作を行う。

(

*3

)

(

3

)

による。

(

*4

)

(

4

)

による。

(

*5

)

(

5

)

による。

(

*6

)

(

6

)

による。

(

*7

)

(

7

)

による。

(

*8

(

8

)

による。

(

*9

(

9

)

による。

(

*10

)

有機溶媒が揮散した後も,窒素を吹き付けると対象農薬が揮散することもあるので注意す

る。

(

*11

)

(

21

)

による。

(

*12

(

10

)

による。

(

*13

)

(

25

)

による。

7.

多成分同時測定法  試料中の多成分の農薬類を同時に測定する方法で,ガスクロマトグラフ質量分析

法,ガスクロマトグラフ法及び高速液体クロマトグラフ法を適用する。

備考1.  この試験方法は,試料に色及び濁りがなく,かつ,この試験の妨害となる成分を含まない場

合で,6.3の操作を省略できる試料に適用する。

7.1

ガスクロマトグラフ質量分析法  試料中の農薬を,前処理に 6.1 又は 6.2 を適用して濃縮した後,そ

の一定量を,ガスクロマトグラフ質量分析計に注入し,対象農薬の検出法に選択イオン検出法 (SIM) 又は

マスクロマトグラフ法 (MC) を用いて定量する。対象農薬とその定量範囲及び繰返し分析精度(変動係数

で)は,

表 のとおりである(いずれも装置,測定条件によって異なる。)。


11

K 0128 : 2000

表 1  対象農薬とその定量範囲及び繰返し分析精度

定量範囲 (ng)

繰返し分析精度 (%)

対象農薬

溶媒抽出法

固相抽出法

溶媒抽出法

固相抽出法

1 EPN

(C

14

H

14

NO

4

PS) 0.1

∼2 0.1

∼2 10∼20 10∼20

2

イソキサチオン (C

13

H

16

NO

4

PS) 0.1

∼2 0.1

∼2 10∼20 10∼20

3

イソフェンホス (C

15

H

24

NO

4

PS) 0.1

∼2 0.1

∼2 10∼20 10∼20

4

イソプロチオラン (C

12

H

18

O

4

S

2

) 0.1

∼2 0.1

∼2 20∼30 20∼30

5

イプロジオン (C

13

H

13

Cl

2

N

3

O

3

) 0.2

∼4 0.2

∼4 20∼30 20∼30

6

イプロベンホス [IBP] (C

13

H

21

O

3

PS) 0.1

∼2 0.1

∼2 10∼20 10∼20

7

エスプロカルブ (C

15

H

23

NOS) 0.4

∼8 0.4

∼8 10∼20 10∼20

8

エジフェンホス [EDDP] (C

14

H

15

O

2

PS

2

) 0.4

∼8 0.4

∼8 10∼20 10∼20

9

エトリジアゾール[エクロメゾール] (C

5

H

5

Cl

3

N

2

OS)

0.3

∼6 0.3

∼6 10∼20 10∼20

10

カルバリル [NAC] (C

12

H

11

NO

2

) 0.4

∼8 0.4

∼8 10∼20 10∼20

11

キャプタン (C

9

H

8

Cl

3

NO

2

S) 0.1

∼2 0.1

∼2 20∼30 20∼30

12

クロルニトロフェン [CNP] (C

12

H

6

Cl

3

NO

3

) 0.1

∼2 0.1

∼2 10∼20 10∼20

13

クロルピリホス (C

9

H

11

Cl

3

NO

3

PS) 0.1

∼2 0.1

∼2 10∼20 10∼20

14

クロロタロニル [TPN] (C

8

Cl

4

N

2

) 0.1

∼2 0.1

∼2 20∼30 20∼30

15

クロロネブ (C

8

H

8

Cl

2

O

2

) 0.1

∼2 0.1

∼2 10∼20 10∼20

16

ジクロフェンチオン [ECP] (C

10

H

13

Cl

2

O

3

PS) 0.1

∼2 0.1

∼2 10∼20 10∼20

17

ジクロルボス [DDVP] (C

4

H

7

Cl

2

O

4

P) 0.1

∼2 0.1

∼2 10∼20 10∼20

18

ジチオピル (C

15

H

16

F

5

NO

2

S

2

) 0.4

∼8 0.4

∼8 10∼20 10∼20

19

シマジン [CAT] (C

7

H

12

ClN

5

) 0.1

∼2 0.1

∼2 10∼20 10∼20

20

シメトリン (C

8

H

15

N

5

S) 0.05

∼1 0.05

∼1 10∼20 10∼20

21

ダイアジノン (C

12

H

21

N

2

O

3

PS) 0.1

∼2 0.1

∼2 10∼20 10∼20

22

チオベンカルブ[ベンチオカーブ] (C

12

H

16

ClNOS) 0.05

∼1 0.05

∼1 10∼20 10∼20

23

テルブカルブ [MBPMC] (C

17

H

27

NO

2

) 0.1

∼2 0.1

∼2 10∼20 10∼20

24

トリクロピルブトキシエチル (C

13

H

16

Cl

3

NO

4

(

1

) 0.4

∼8 0.4

∼8 10∼20 10∼20

25

トリクロルホン [DEP] (C

4

H

8

Cl

3

O

4

P) 0.5

∼10 0.5

∼10 20∼30 20∼30

26

トリシクラゾール (C

9

H

7

N

3

S) 0.1

∼2 0.1

∼2 10∼20 10∼20

27

トルクロホスメチル (C

9

H

11

Cl

2

O

3

PS) 0.1

∼2 0.1

∼2 10∼20 10∼20

28

ナプロパミド (C

17

H

21

NO

2

) 0.1

∼2 0.1

∼2 10∼20 10∼20

29

ピリダフェンチオン (C

14

H

17

N

2

O

4

PS) 0.2

∼4 0.2

∼4 20∼30 20∼30

30

ピリブチカルブ (C

18

H

22

N

2

O

2

S) 0.1

∼2 0.1

∼2 10∼20 10∼20

31

フェニトロチオン [MEP] (C

9

H

12

NO

5

PS) 0.1

∼2 0.1

∼2 10∼20 10∼20

32

フェノブカルブ [BPMC] (C

12

H

17

NO

2

) 0.1

∼2 0.1

∼2 10∼20 10∼20

33

フサライド (C

8

H

2

Cl

4

O

2

) 0.1

∼2 0.1

∼2 10∼20 10∼20

34

ブタミホス (C

13

H

21

N

2

O

4

PS) 0.1

∼2 0.1

∼2 20∼30 20∼30

35

ブプロフェジン (C

16

H

23

N

3

OS) 0.1

∼2 0.1

∼2 10∼20 10∼20

36

フルトラニル (C

17

H

16

F

3

NO

2

) 0.1

∼2 0.1

∼2 20∼30 20∼30

37

プレチラクロール (C

17

H

26

ClNO

2

) 0.1

∼2 0.1

∼2 10∼20 10∼20

38

プロピザミド (C

12

H

11

Cl

2

NO) 0.1

∼2 0.1

∼2 10∼20 10∼20

39

プロベナゾール (C

10

H

9

NO

3

S) 0.4

∼8 0.4

∼8 10∼20 10∼20

40

ブロモブチド[ブロモチド] (C

15

H

22

BrNO) (

2

) 0.1

∼2 0.1

∼2 10∼20 10∼20

41

ペンシクロン (C

19

H

21

ClN

2

O) 0.1

∼2 0.1

∼2 10∼20 10∼20

42

ベンスリド [SAP] (C

14

H

24

NO

4

PS

3

) 0.5

∼10 0.5

∼10 10∼20 10∼20

43

ペンジメタリン (C

13

H

19

N

3

O

4

) 0.1

∼2 0.1

∼2 10∼20 10∼20

44

ベンフルラリン[ベスロジン] (C

13

H

16

F

3

N

3

O

4

) 0.1

∼2 0.1

∼2 10∼20 10∼20

45

マラチオン(マラソン) (C

10

H

19

O

6

PS

2

) 0.1

∼2 0.1

∼2 10∼20 10∼20

46

メタラキシル (C

15

H

21

NO

4

) 0.4

∼8 0.4

∼8 10∼20 10∼20


12

K 0128 : 2000

定量範囲 (ng)

繰返し分析精度 (%)

対象農薬

溶媒抽出法

固相抽出法

溶媒抽出法

固相抽出法

47

メチルダイムロン (C

17

H

20

N

2

O) 0.1

∼2 0.1

∼2 10∼20 10∼20

48

メフェナセット (C

16

H

14

N

2

O

2

S) 0.4

∼8 0.4

∼8 10∼20 10∼20

49

メプロニル (C

17

H

19

NO

2

) 0.1

∼2 0.1

∼2 10∼20 10∼20

50

モリネート (C

9

H

17

NOS) 0.4

∼8 0.4

∼8 10∼20 10∼20

(

1

)

トリクロピルの定量は,ガスクロマトグラフ質量分析法又は38.1でトリクロピルブトキシエチルを定量し,

これに係数0.719 2を乗じた値と,別に,トリクロピル(遊離)を7.3又は38.1によって定量し,両者の合量を
求めてトリクロピルとする。

(

2

)

ブロモブチドの定量は,ガスクロマトグラフ質量分析法を用いて,ブロモブチドの量 (ng) とブロモブチド

脱臭素体の量 (ng) に係数 1.338 を乗じてブロモブチドに換算したものとを合計して,d)4)の式によって濃度
を算出して求める。

a)

試薬  試薬は,次のものを用いる。

1)

塩化ナトリウム  6.1a)1)による。

2)

硫酸ナトリウム  6.1a)2)による。

3)

アセトン  4.1a)3)による。

4)

ジクロロメタン  6.1a)3)による。

5)

ヘキサン  6.1a)4)による。

6)

対象農薬標準液 (0.25mg/ml)    対象農薬の標準液の調製に用いる標準品の採取量及び溶解に使

用する溶媒を

表 に示す(

3

)

。これら対象農薬の標準液の調製は,次による。

対象農薬の標準品の一定量[採取量は

表 の表中の濃度 (A) に示す。]を,対象農薬別に少量の

アセトン又はヘキサンに溶かし,全量フラスコ 100ml にそれぞれ移し入れ,アセトン又はヘキサン

をそれぞれ標線まで加える(

4

)

7)

混合標準液 (550

µg/ml)    6)で個別に調製した対象農薬標準液 (0.2∼5mg/ml)  の一定量(採取量は,

表 の表中の混合標準液に示す。)を全量フラスコ 100ml にとり,ヘキサンを標線まで加える(

5

)

。保

存する場合は,−20℃の暗所におく。

8)

混合標準液 (0.55

µg/ml)    7)で調製した混合標準液 (5∼50µg/ml) 1ml を全量フラスコ 10ml にと

り,ヘキサンを標線まで加える(

5

)

。使用時に調製する。

9)

窒素  6.2a)2)による。

(

3

)

イソキサチオン,クロルニトロフェン,クロロタロニル,ジクロルボス,フェノブカルブ及び

プロピザミドについては,それぞれの標準品の一定量を少量のアセトンに溶かし,全量フラス

コ100ml に移し入れ,ヘキサンを標線まで加える。

(

4

)

標準液を長期間保存する場合は,調製した標準液を直ちにアンプルに入れ,溶封し,−20℃の

暗所におく。

(

5

)

  6.2

の前処理操作を行った場合の混合標準液の調製には,ヘキサンに代えアセトンを用いる。

b)

器具及び装置  器具及び装置は,次による。

1)

分液漏斗  6.1b)1)による。

2)

なす形フラスコ  6.1b)2)による。

3)

三角フラスコ  6.1b)3)による。

4)

共栓付き試験管  6.2b)1)による。

5)

固相カラム  6.2b)2)による。

6)

マイクロシリンジ  1∼10

µl の適切なもの。又は自動注入装置を用いてもよい。


13

K 0128 : 2000

7)

ガスクロマトグラフ質量分析計  次に掲げる条件を満たすもの(

6

)

7.1)

キャピラリーカラム用管  内径 0.2∼0.7mm,長さ 10∼60m のステンレス鋼,石英ガラス又はほう

けい酸ガラス製のもの。又は同等のもの。

7.2)

キャピラリーカラム  キャピラリーカラム用管の内壁にメチルシリコーン系固定相液体(

7

)

0.1

1.0

µm の厚さで被覆したもの。又は同等の分離性能をもつもの。

参考1.  この試験に用いるキャピラリーカラムには,メチルシリコーン系固定相液体として100%メチ

ルシリコーンを用いている DB-1,CBP-1,CP-SIL-5CB,NB-1,SPB-1,Ultra-1などがある。

7.3)

検出器  選択イオン検出法 (SIM) 又はマスクロマトグラフ法 (MC) が行えるもの。

7.4)

キャリヤーガス  ヘリウム(99.999 9vol%以上),線速度は 20∼40cm/s の範囲に調節して用いる。

7.5)

試料導入方法及び試料導入部温度  試料導入方法は,スプリットレス注入法(非分割導入方式)又

はコールドオンカラム注入法(全量導入方式)による。試料導入部温度は,スプリットレス注入法

の場合は 220∼280℃,コールドオンカラム注入法の場合は 50∼100℃

7.6)

GC/MS

接続部(

8

)

温度  200∼280℃

7.7)

イオン源温度  200∼250℃

7.8)

電子加速電圧  20∼70V

7.9)

昇温プログラム  50∼280℃(2∼30℃/min の昇温)

8)

振とう器

9)

濃縮器  6.1b)5)による。

(

6

)

これらの条件は,装置,測定条件によって異なる。

(

7

)

メチルシリコーン系固定相液体としては,100%メチルシリコーン,5%フェニル−95%メチルシ

リコーン及び 50%フェニル−50%メチルシリコーンなど,又はこれと同等の分離性能をもつも

のを用いる。

(

8

)

装置によっては,セパレーター部という場合もある。

備考1.  ガスクロマトグラフ質量分析計の感度として,混合標準液 (0.05∼0.5

µg/ml)  [a)8)の混合標

準液 (0.5∼5

µg/ml) 1ml を10ml に薄めたもの。]1µl をガスクロマトグラフ質量分析計に注入

し,対象農薬の量 (0.05∼0.5ng)  が確認できるように検出器の感度を調節する。

表 2  対象農薬標準液及び混合標準液

濃度 (A)

0.2

∼5mg/ml

混合標準液

標準品採取量

採取量

濃度

対象農薬

使用溶媒

(g/100ml) (ml/100ml) (

µg/ml)

1 EPN

(C

14

H

14

NO

4

PS)

ヘキサン 0.100

1

10

2

イソキサチオン (C

13

H

16

NO

4

PS)

(

3

) 0.100  1  10

3

イソフェンホス (C

15

H

24

NO

4

PS)

アセトン 0.100

1

10

4

イソプロチオラン (C

12

H

18

O

4

S

2

)

ヘキサン 0.100

1

10

5

イプロジオン (C

13

H

13

Cl

2

N

3

O

3

)

アセトン 0.200

1

20

6

イプロベンホス [IBP] (C

13

H

21

O

3

PS)

ヘキサン 0.100

1

10

7

エスプロカルブ (C

15

H

23

NOS)

アセトン 0.400

1

40

8

エジフェンホス [EDDP] (C

14

H

15

O

2

PS

2

)

アセトン 0.400

1

40

9

エトリジアゾール[エクロメゾール] (C

5

H

5

Cl

3

N

2

OS)

アセトン 0.300

1

30

10

カルバリル [NAC] (C

12

H

11

NO

2

)

アセトン 0.400

1

40

11

キャプタン (C

9

H

8

Cl

3

NO

2

S)

アセトン 0.100

1

10

12

クロルニトロフェン [CNP] (C

12

H

6

Cl

3

NO

3

)

(

3

) 0.100  1  10


14

K 0128 : 2000

濃度 (A)

0.2

∼5mg/ml

混合標準液

標準品採取量

採取量

濃度

対象農薬

使用溶媒

(g/100ml) (ml/100ml) (

µg/ml)

13

クロルピリホス (C

9

H

11

Cl

3

NO

3

PS)

アセトン 0.100

1

10

14

クロロタロニル [TPN] (C

8

Cl

4

N

2

)

(

3

) 0.100  1  10

15

クロロネブ (C

8

H

8

Cl

2

O

2

)

アセトン 0.100

1

10

16

ジクロフェンチオン [ECP] (C

10

H

13

Cl

2

O

3

PS)

アセトン 0.100

1

10

17

ジクロルボス [DDVP] (C

4

H

7

Cl

2

O

4

P)

(

3

) 0.100  1  10

18

ジチオピル (C

15

H

16

F

5

NO

2

S

2

)

アセトン 0.400

1

10

19

シマジン [CAT] (C

7

H

12

ClN

5

)

アセトン 0.020

2.5

5

20

シメトリン (C

8

H

15

N

5

S)

アセトン 0.100

1

10

21

ダイアジノン (C

12

H

21

N

2

O

3

PS)

ヘキサン 0.100

1

10

22

チオベンカルブ[ベンチオカーブ] (C

12

H

16

ClNOS)

ヘキサン 0.050

1

5

23

テルブカルブ [MBPMC] (C

17

H

27

NO

2

)

アセトン 0.100

1

10

24

トリクロピルブトキシエチル (C

13

H

16

Cl

3

NO

4

)

アセトン 0.400

1

40

25

トリクロルホン [DEP] (C

4

H

8

Cl

3

O

4

P)

アセトン 0.500

1

50

26

トリシクラゾール (C

9

H

7

N

3

S)

アセトン 0.100

1

10

27

トルクロホスメチル (C

9

H

11

Cl

2

O

3

PS)

アセトン 0.100

1

10

28

ナプロパミド (C

17

H

21

NO

2

)

アセトン 0.100

1

10

29

ピリダフェンチオン (C

14

H

17

N

2

O

4

PS)

アセトン 0.200

1

20

30

ピリブチカルブ (C

18

H

22

N

2

O

2

S)

アセトン 0.100

1

10

31

フェニトロチオン [MEP] (C

9

H

12

NO

5

PS)

ヘキサン 0.100

1

10

32

フェノブカルブ [BPMC] (C

12

H

17

NO

2

)

(

3

) 0.100  1  10

33

フサライド (C

8

H

2

Cl

4

O

2

)

アセトン 0.100

1

10

34

ブタミホス (C

13

H

21

N

2

O

4

PS)

アセトン 0.100

1

10

35

ブプロフェジン (C

16

H

23

N

3

OS)

アセトン 0.100

1

10

36

フルトラニル (C

17

H

16

F

3

NO

2

)

アセトン 0.100

1

10

37

プレチラクロール (C

17

H

26

ClNO

2

)

アセトン 0.100

1

10

38

プロピザミド  C

12

H

11

Cl

2

NO)

(

3

) 0.100  1  10

39

プロベナゾール (C

10

H

9

NO

3

S)

アセトン 0.400

1

40

ブロモブチド[ブロモチド] (C

15

H

22

BrNO)

アセトン 0.050

1

5

40

ブロモブチド脱臭素体 (C

15

H

23

NO)

アセトン 0.050

1

5

41

ペンシクロン (C

19

H

21

ClN

2

O)

アセトン 0.100

1

10

42

ベンスリド [SAP] (C

14

H

24

NO

4

PS

3

)

アセトン 0.500

1

50

43

ペンジメタリン (C

13

H

19

N

3

O

4

)

アセトン 0.100

1

10

44

ベンフルラリン[ベスロジン] (C

13

H

16

F

3

N

3

O

4

)

アセトン 0.100

1

10

45

マラチオン(マラソン) (C

10

H

19

O

6

PS

2

)

アセトン 0.100

1

10

46

メタラキシル (C

15

H

21

NO

4

)

アセトン 0.400

1

40

47

メチルダイムロン (C

17

H

20

N

2

O)

アセトン 0.100

1

10

48

メフェナセット (C

16

H

14

N

2

O

2

S)

アセトン 0.400

1

40

49

メプロニル (C

17

H

19

NO

2

)

アセトン 0.100

1

10

50

モリネート (C

9

H

17

NOS)

アセトン 0.400

1

40

c)

準備操作  準備操作は,次のとおり行う。

1)

6.1

又は 6.2 の操作を行う。

d)

操作  操作は,次のとおり行う。

1)

a)8)

の混合標準液 (0.5∼5

µg/ml) 1µl をマイクロシリンジ(

9

)

でとり,スプリットレス注入法又はコー

ルドオンカラム注入法によってガスクロマトグラフに注入し,対象農薬特有のフラグメントイオン


15

K 0128 : 2000

(m/z)

を設定し(

10

)

,選択イオン検出法又はマスクロマトグラフ法によって測定してそのマスフラグ

メントグラムを記録し,対象農薬の保持時間に相当するピークの位置を確認しておく。

2)

c)

で得た濃縮液 1

µl をマイクロシリンジ(

9

)

でとり,1)の操作を行ってマスフラグメントグラムを記録

し,1)の保持時間と一致していることを確認し,保持時間に相当する位置のピークについて,指示

(

11

)

を読み取る。

3)

空試験として,c)で得た空試験の濃縮液について 1)及び 2)の操作を行い,対象農薬の保持時間に相

当する位置にピークが検出され,その指示値(

11

)

が定量下限値の指示値の

3

1

以上である場合には,準

備操作から再度操作し直す。

4)

検量線から対象農薬の量を求め,次の式によって試料中の対象農薬の濃度  (

µg/L)  を算出する。

V

C

a

N

000

1

10

10

3

1

3

×

×

×

×

=

υ

ここに,

N

対象農薬の濃度  (

µg/L)

a

検量線から求めた対象農薬の量 (ng)

C

注入量  (

µl)

V

試料 (ml)

υ

1

6.1c)5)

のヘキサンの量又は 6.2c)4)のアセトンの量 (ml)

10

3

ng

µg に,µl を ml に換算する係数

検量線  a)7)の混合標準液 (5∼50

µg/ml) 0.1∼2ml を全量フラスコ 10ml に段階的にとり,ヘキ

サン(

5

)

を標線まで加える。これらの溶液の一定量[試料と同量(例えば,1

µl)]をマイクロ

シリンジでとり,1)及び 2)の操作を行って対象農薬の量 (ng) と指示値(

11

)

との関係線を作成

する。検量線の作成は,試料測定時に行う。

(

9

)

検量線作成時と同じものを用いる。

(

10

)

特有のフラグメントイオンを設定するには

表 を参考にするとよい。

(

11

)

ピーク高さ又はピーク面積

備考2.  分析した農薬の確認が必要な場合には,試料を濃縮し,対象農薬のマススペクトルをとる。

試料中の対象農薬の濃度が低く,マススペクトルが得られない場合は,複数のフラグメント

イオンを設定し,測定して得られたクロマトグラムのイオン強度比を求める。対象農薬の標

準品をこれと同様に測定して得られたマススペクトル又はピーク強度比とを比較して判断す

る。

3.

ナフタレン-d

8

 (m/z 136)

,フェナントレン-d

10

 (m/z 188)

,フルオランテン-d

10

 (m/z 212)

,クリ

セン-d

10

 (m/z 240)

などの内標準物質を用いた方法によって定量を行ってもよい。

表 3  選択イオン検出法におけるフラグメントイオンの一例

対象農薬

フラグメントイオン (m/z)

(

12

)(

13

)

1 EPN

(C

14

H

14

NO

4

PS) 157

169

185

141

2

イソキサチオン (C

13

H

16

NO

4

PS)

105 177

77 313

3

イソフェンホス (C

15

H

24

NO

4

PS)

213 121  255 185

4

イソプロチオラン (C

12

H

18

O

4

S

2

)

118 162  189 290  204

5

イプロジオン (C

13

H

13

Cl

2

N

3

O

3

)

314 316  187 189

6

イプロベンホス [IBP] (C

13

H

21

O

3

PS) 91

204

123

7

エスプロカルブ (C

15

H

23

NOS)

91 222

71 162

8

エジフェンホス [EDDP] (C

14

H

15

O

2

PS

2

)

109 173  310 201

9

エトリジアゾール[エクロメゾール] (C

5

H

5

Cl

3

N

2

OS)

211 183  213 185  140


16

K 0128 : 2000

対象農薬

フラグメントイオン (m/z)

(

12

)(

13

)

10

カルバリル [NAC] (C

12

H

11

NO

2

) 144

115

11

キャプタン (C

9

H

8

Cl

3

NO

2

S) 79

149

264

12

クロルニトロフェン [CNP] (C

12

H

6

Cl

3

NO

3

)

317 319  236 287  289

13

クロルピリホス (C

9

H

11

Cl

3

NO

3

PS)

197 199  314 316  258

14

クロロタロニル [TPN] (C

8

Cl

4

N

2

) 266

264

268

15

クロロネブ (C

8

H

8

Cl

2

O

2

)

191 193  206 208  141

16

ジクロフェンチオン [ECP] (C

10

H

13

Cl

2

O

3

PS)

279 223

97 251  162

17

ジクロルボス [DDVP] (C

4

H

7

Cl

2

O

4

P) 109

185

79

18

ジチオピル (C

15

H

16

F

5

NO

2

S

2

) 354

306

19

シマジン [CAT] (C

7

H

12

ClN

5

)

201 186  173 158

20

シメトリン (C

8

H

15

N

5

S) 213

170

155

21

ダイアジノン (C

12

H

21

N

2

O

3

PS)

179 137  304 152  199

22

チオベンカルブ[ベンチオカーブ] (C

12

H

16

ClNOS) 100  72  125 257

23

テルブカルブ [MBPMC] (C

17

H

27

NO

2

) 205

220

145

24

トリプロピルブトキシエチル (C

13

H

16

Cl

3

NO

4

) 57

85

210

212

182

25

トリクロルホン [DEP] (C

4

H

8

Cl

3

O

4

P) 109

79

145

139

26

トリシクラゾール (C

9

H

7

N

3

S) 189

162

161

27

トルクロホスメチル (C

9

H

11

Cl

2

O

3

PS) 265

267

125

28

ナプロパミド (C

17

H

21

NO

2

)

72 128  271 100  115

29

ピリダフェンチオン (C

14

H

17

N

2

O

4

PS) 340

199

188

97

77

30

ピリブチカルブ (C

18

H

22

N

2

O

2

S) 165

108

181

31

フェニトロチオン [MEP] (C

9

H

12

NO

5

PS)

277 125  109 260

79

32

フェノブカルブ [BPMC] (C

12

H

17

NO

2

) 121

150

91

33

フサライド (C

8

H

2

Cl

4

O

2

)

243 241  245 272  270

34

ブタミホス (C

13

H

21

N

2

O

4

PS)

286 200  232 202  258

35

ブプロフェジン (C

16

H

23

N

3

OS)

105 172  106 175  305

36

フルトラニル (C

17

H

16

F

3

NO

2

) 173

281

145

37

プレチラクロール (C

17

H

26

ClNO

2

)

162 238  176 202  262

38

プロピザミド (C

12

H

11

Cl

2

NO)

173 175  255 145  254

39

プロベナゾール (C

10

H

9

NO

3

S)

130 103  159 104  132

ブロモブチド[ブロモチド] (C

15

H

22

BrNO)

119 120  118 232

91

40

ブロモブチド脱臭素体 (C

15

H

23

NO) 119

233

177

41

ペンシクロン (C

19

H

21

ClN

2

O)

125 180  127 209  182

42

ベンスリド [SAP] (C

14

H

24

NO

4

PS

3

) 77

131

141

43

ペンジメタリン (C

13

H

19

N

3

O

4

) 252

281

162

44

ベンフルラリン[ベスロジン] (C

13

H

16

F

3

N

3

O

4

) 292

264

276

45

マラチオン(マラソン) (C

10

H

19

O

6

PS

2

) 173

125

127

93

158

46

メタラキシル (C

15

H

21

NO

4

)

206 249  220 234

47

メチルダイムロン (C

17

H

20

N

2

O) 107

119

91

48

メフェナセット (C

16

H

14

N

2

O

2

S) 192

120

136

49

メプロニル (C

17

H

19

NO

2

) 119

269

91

50

モリネート (C

9

H

17

NOS) 126

55

187

(

12

)

フラグメントイオン強度の大きいものから順次表示した。

(

13

)

試料の測定において妨害するフラグメントイオンは避ける。また,フラグメントイオン 100 以下の使

用は避けることが望ましい。

7.2

ガスクロマトグラフ法  熱イオン化検出器 (FTD),炎光光度検出器 (FPD) 及び電子捕獲検出器

(ECD)

をそれぞれ用いたガスクロマトグラフ法を適用する。


17

K 0128 : 2000

7.2.1

熱イオン化検出器 (FTD) を用いたガスクロマトグラフ法  試料中の農薬を,前処理に 6.1 又は 6.2

を適用して濃縮した後,その一定量を,熱イオン化検出器を用いた方法で定量する。対象農薬とその定量

範囲及び繰返し分析精度(変動係数で)は,

表 のとおりである(いずれも装置,測定条件によって異な

る。

表 4  対象農薬とその定量範囲及び繰返し分析精度 (FTD)

定量範囲 (ng)

繰返し分析精度 (%)

対象農薬

溶媒抽出法

固相抽出法

溶媒抽出法

固相抽出法

1 EPN

(C

14

H

14

NO

4

PS) 0.1

∼ 2

0.1

∼ 2

10

∼20 10∼20

2

イソキサチオン (C

13

H

16

NO

4

PS) 0.1

∼ 2

0.1

∼ 2

10

∼20 10∼20

3

イソフェンホス (C

15

H

24

NO

4

PS) 0.1

∼ 2

0.1

∼ 2

10

∼20 10∼20

5

イプロジオン (C

13

H

13

Cl

2

N

3

O

3

) 0.2

∼ 4

0.2

∼ 4

20

∼30 20∼30

6

イプロベンホス [IBP] (C

13

H

21

O

3

PS) 0.1

∼ 2

0.1

∼ 2

10

∼20 10∼20

13

クロルピリホス (C

9

H

11

Cl

3

NO

3

PS) 0.1

∼ 2

0.1

∼ 2

10

∼20 10∼20

14

クロロタロニル [TPN] (C

8

Cl

4

N

2

) 0.1

∼ 2

0.1

∼ 2

10

∼20 10∼20

17

ジクロルボス [DDVP] (C

4

H

7

Cl

2

O

4

P) 0.1

∼ 2

0.1

∼ 2

10

∼20 10∼20

19

シマジン [CAT] (C

7

H

12

ClN

5

) 0.05

∼ 1

0.05

∼ 1

10

∼20 10∼20

21

ダイアジノン (C

12

H

21

N

2

O

3

PS) 0.1

∼ 2

0.1

∼ 2

10

∼20 10∼20

22

チオベンカルブ[ベンチオカーブ] (C

12

H

16

ClNOS) 0.1

∼ 2

0.1

∼ 2

10

∼20 10∼20

23

テルブカルブ [MBPMC] (C

17

H

27

NO

2

) 0.4

∼ 8

0.4

∼ 8

10

∼20 10∼20

27

トルクロホスメチル (C

9

H

11

Cl

2

O

3

PS) 0.1

∼ 2

0.1

∼ 2

10

∼20 10∼20

28

ナプロパミド (C

17

H

21

NO

2

) 0.4

∼ 8

0.4

∼ 8

10

∼20 10∼20

29

ピリダフェンチオン (C

14

H

17

N

2

O

4

PS) 0.2

∼ 4

0.2

∼ 4

10

∼20 10∼20

30

ピリブチカルブ (C

18

H

22

N

2

O

2

S) 0.05

∼ 1

0.05

∼ 1

10

∼20 10∼20

31

フェニトロチオン [MEP] (C

9

H

12

NO

5

PS) 0.1

∼ 2

0.1

∼ 2

10

∼20 10∼20

32

フェノブカルブ [BPMC] (C

12

H

17

NO

2

) 0.6

∼ 12

0.6

∼ 12

10

∼20 10∼20

34

ブタミホス (C

13

H

21

N

2

O

4

PS) 0.1

∼ 2

0.1

∼ 2

10

∼20 10∼20

36

フルトラニル (C

17

H

16

F

3

NO

2

) 0.2

∼ 4

0.2

∼ 4

10

∼20 10∼20

38

プロピザミド (C

12

H

11

Cl

2

NO) 0.1

∼ 2

0.1

∼ 2

10

∼20 10∼20

41

ペンシクロン (C

19

H

21

ClN

2

O) 0.4

∼ 8

0.4

∼ 8

10

∼20 10∼20

42

ベンスリド [SAP] (C

14

H

24

NO

4

PS

3

) 0.5

∼ 10

0.5

∼ 10

10

∼20 10∼20

43

ペンジメタリン (C

13

H

19

N

3

O

4

) 0.1

∼ 2

0.1

∼ 2

10

∼20 10∼20

47

メチルダイムロン (C

17

H

20

N

2

O) 1.0

∼ 20

1.0

∼ 20

10

∼20 10∼20

49

メプロニル (C

17

H

19

NO

2

) 1.0

∼ 20

1.0

∼ 20

10

∼20 10∼20

a)

試薬  試薬は,次のものを用いる。

1)

塩化ナトリウム  6.1a)1)による。

2)

硫酸ナトリウム  6.1a)2)による。

3)

アセトン  4.1a)3)による。

4)

ジクロロメタン  6.1a)3)による。

5)

ヘキサン  6.1a)4)による。

6)

対象農薬標準液 (0.56mg/ml)    対象農薬の標準液の調製に使用する標準品の採取量及び溶解に

使用する溶媒を

表 に示す(

14

)

。これら対象農薬標準液の調製は,次による。

対象農薬標準品の一定量[採取量は

表 の表中の濃度 (A) に示す。]を対象農薬別に少量のアセ

トン又はヘキサンに溶かし,全量フラスコ 100ml にそれぞれ移し入れ,アセトン又はヘキサンをそ

れぞれ標線まで加える(

4

)

7)

混合標準液 (5100

µg/ml)    6)で個別に調製した対象農薬標準液 (0.5∼6mg/ml)  について,それぞ


18

K 0128 : 2000

れの一定量(採取量は

表 の表中の混合標準液に示す。)を量フラスコ 100ml にとり,ヘキサンを

標線まで加える(

5

)

。保存する場合は,−20℃の暗所におく。

8)

混合標準液 (0.510

µg/ml)    7)で調製した混合標準液 (5∼100µg/ml) 1ml を全量フラスコ 10ml に

とり,ヘキサンを標線まで加える(

5

)

。使用時に調製する。

9)

窒素  6.2a)2)による。

(

14

)

イソキサチオン,クロロタロニル,ジクロルボス,フェノブカルブ及びプロピザミドについて

は,

(3)による。

表 5  対象農薬標準液及び混合標準液 (FTD)

濃度 (A)

0.5

∼6mg/ml

混合標準液

標準品採取量

採取量

濃度

対象農薬

使用溶媒

(g/100ml) (ml/100ml) (

µg/ml)

1 EPN

(C

14

H

14

NO

4

PS)

ヘキサン 0.100

1

10

2

イソキサチオン (C

13

H

16

NO

4

PS)

(

14

) 0.100  1

10

3

イソフェンホス (C

15

H

24

NO

4

PS)

アセトン 0.100

1

10

5

イプロジオン (C

13

H

13

Cl

2

N

3

O

3

)

アセトン 0.200

1

20

6

イプロベンホス [IBP] (C

13

H

21

O

3

PS)

ヘキサン 0.100

1

10

13

クロルピリホス (C

9

H

11

Cl

3

NO

3

PS)

アセトン 0.100

1

10

14

クロロタロニル [TPN] (C

8

Cl

4

N

2

)

(

14

) 0.100  1

10

17

ジクロルボス [DDVP] (C

4

H

7

Cl

2

O

4

P)

(

14

) 0.100  1

10

19

シマジン [CAT] (C

7

H

12

ClN

5

)

アセトン 0.020

2.5

5

21

ダイアジノン  C

12

H

21

N

2

O

3

PS)

ヘキサン 0.100

1

10

22

チオベンカルブ[ベンチオカーブ] (C

12

H

16

ClNOS)

ヘキサン 0.100

1

10

23

テルブカルブ [MBPMC] (C

17

H

27

NO

2

)

アセトン 0.400

1

40

27

トルクロホスメチル (C

9

H

11

Cl

2

O

3

PS)

アセトン 0.100

1

10

28

ナプロパミド (C

17

H

21

NO

2

)

アセトン 0.400

1

40

29

ピリダフェンチオン (C

14

H

17

N

2

O

4

PS)

アセトン 0.200

1

20

30

ピリブチカルブ (C

18

H

22

N

2

O

2

S)

アセトン 0.050

1

5

31

フェニトロチオン [MEP] (C

9

H

12

NO

5

PS)

ヘキサン 0.100

1

10

32

フェノブカルブ [BPMC] (C

12

H

17

NO

2

)

(

14

) 0.600  1

60

34

ブタミホス (C

13

H

21

N

2

O

4

PS)

アセトン 0.100

1

10

36

フルトラニル (C

17

H

16

F

3

NO

2

)

アセトン 0.200

1

20

38

プロピザミド (C

12

H

11

Cl

2

NO)

(

14

) 0.100  1

10

41

ペンシクロン (C

19

H

21

ClN

2

O)

アセトン 0.400

1

40

42

ベンスリド [SAP] (C

14

H

24

NO

4

PS

3

)

アセトン 0.500

1

50

43

ペンジメタリン (C

13

H

19

N

3

O

4

)

アセトン 0.100

1

10

47

メチルダイムロン (C

17

H

20

N

2

O)

アセトン 0.200

5

100

49

メプロニル (C

17

H

19

NO

2

)

アセトン 0.200

5

100

b)

器具及び装置  器具及び装置は,次による。

1)

分液漏斗  6.1b)1)による。

2)

なす形フラスコ  6.1b)2)による。

3)

三角フラスコ  6.1b)3)による。

4)

共栓付き試験管  6.2b)1)による。

5)

固相カラム  6.2b)2)による。

6)

マイクロシリンジ  7.1b)6)による。


19

K 0128 : 2000

7)

ガスクロマトグラフ  次に掲げる条件を満たすもの。

7.1)

キャピラリーカラム用管  7.1b)7.1)による。

7.2)

キャピラリーカラム  7.1b)7.2)による。

7.3)

検出器  熱イオン化検出器(

15

)

7.4)

キャリヤーガス  ヘリウム(99.999 9vol%以上)を用い,線速度は 20∼40cm/s の範囲に調節して用

いる。カラム出口には付加ガス(

16

)

としてキャリヤーガスと同じガスを接続し,流量は 30∼60ml/min

に調節して用いる。

7.5)

試料導入方法及び試料導入部温度  7.1b)7.5)による。

7.6)

燃料ガス及び助燃ガス  燃料ガスには JIS K 0512 に規定する水素 4 級,助燃ガスには精製した空気

を用いる。流量は,燃料ガスは 2∼10ml/min,助燃ガスは 100∼180ml/min に設定する。

7.7)

カラム槽温度  50∼60℃で 2 分間保ち,50(又は 60)∼260℃の範囲で,2∼20℃/min の昇温を行う

(

17

)

7.8)

検出器槽温度  250∼280℃

8)

振とう器

9)

濃縮器  6.1b)5)による。

(

15

)

窒素及びりんに対して高感度に検出できる高感度窒素りん検出器 (NPD) を用いてもよい。

(

16

)

内径 0.53mm 以上の充てんキャピラリーカラムを用いた場合には,付加ガスを用いなくてもよ

い。

(

17

)

最終溶媒にヘキサンを用いた場合のカラム槽温度である。最終溶媒にアセトンを用いる場合の

カラム槽の温度調節は,次による。

最終溶媒にアセトンを用いた場合  40∼50℃で 2 分間保ち,40(又は 50)∼280℃の範囲で,2

∼20℃/min の昇温を行う。

備考4.  ガスクロマトグラフの感度として,混合標準液 (0.05∼1

µg/ml)  [a)8)の混合標準液 (0.5∼

10

µg/ml) 1ml を10ml に薄めたもの。]1µl をガスクロマトグラフに注入し,対象農薬の量 (0.05

∼1ng)  が確認できるように検出器の感度を調節する。

5.

c)

の準備操作に引き続き,6.3 の操作を行った場合は,ガスクロマトグラフの分離カラムとし

て充てんカラムを用いることができる。この場合のガスクロマトグラフの条件は,次のとお

りである。

ガスクロマトグラフ  次に掲げる条件を満たすもの。

1)

カラム用管  内径 2∼3mm,長さ 1 000∼1 500mm のガラス管。

2)

カラム充てん剤  耐火れんが(

*1

)

(粒径 150∼250

µm のもの)を塩酸 (6mol/L) (JIS K 8180

に規定する塩酸を用いて調製したもの。

)で約 2 時間加熱・還流して洗い,水で洗液が中性に

なるまで洗った後,乾燥する。次に,メチルシラザン処理した後,シリコーン系固定相液体

約 5%を含浸させたもの。

3)

検出器  熱イオン化検出器(

*2

)

4)

キャリヤーガス  ヘリウム(99.999 9vol%以上)を用い,流量は 40∼50ml/min に調節して用

いる。

5)

燃料ガス及び助燃ガス  b)7.6)による。

6)

試料気化室温度  250∼300℃

7)

カラム槽温度(

*3

)

  180∼220℃


20

K 0128 : 2000

8)

検出器槽温度  250∼280℃

(

*1

)

けい藻土を主成分とした耐火度1 100℃のれんが。

(

*2

)

(

15

)

による。

(

*3

)

農薬によってカラム槽温度が異なることがあるので,対象農薬によってカラム槽温度を設

定する。

参考2.  カラム充てん剤の市販品には,耐火れんがとしてクロモゾルブ W,クロモゾルム G 又はこれ

と同等の性能をもつものを担体とし,これにシリコーン系固定相液体として DC-200,OV-1,

V-17

などを含浸させたものがある。

c)

準備操作  準備操作は,次のとおり行う。

1)

6.1

又は 6.2 の操作を行う。

d)

操作  操作は,次のとおり行う。

1)

a)8)

の混合標準液 (0.5∼10

µg/ml) 1µl をマイクロシリンジ(

9

)

でとり,スプリットレス注入法又はコー

ルドオンカラム注入法によってガスクロマトグラフに注入し,対象農薬特有の保持時間に相当する

ピークの位置を確認しておく。

2)

c)

で得た濃縮液 1

µl をマイクロシリンジ(

9

)

でとり,1)の操作を行ってガスクロマトグラムを記録し,

保持時間が 1)の保持時間と一致していることを確認し,

保持時間に相当する位置のピークについて,

指示値(

11

)

を読み取る。

3)

空試験として,c)で得た空試験の濃縮液について 1)及び 2)の操作を行って,対象農薬の保持時間に

相当する位置にピークが検出され,その指示値(

11

)

が定量下限値の指示値の

3

1

以上である場合には,

準備操作から再度操作し直す。

4)

検量線から対象農薬の量を求め,7.1d)4)の式によって試料中の対象農薬の濃度  (

µg/L)  を算出する。

検量線  a)7)の混合標準液 (5∼100

µg/ml) 0.1∼2ml を全量フラスコ 10ml に段階的にとり,ヘキサン

(

5

)

を標線まで加える。これらの溶液の一定量[試料と同量(例えば,1

µl)]をマイクロシリンジ

でとり,1)及び 2)の操作を行って対象農薬の量 (ng) と指示値(

11

)

との関係線を作成する。検量線

の作成は,試料測定時に行う。

備考6.  備考2.による。

7.2.2

炎光光度検出器 (FPD) を用いたガスクロマトグラフ法  試料中の農薬を,前処理に 6.1 又は 6.2

を適用して濃縮した後,その一定量を,炎光光度検出器を用いた方法で定量する。対象農薬とその定量範

囲及び繰返し分析精度(変動係数で)は,

表 のとおりである(いずれも装置,測定条件によって異なる。)。


21

K 0128 : 2000

表 6  対象農薬とその定量範囲及び繰返し分析精度 (FPD)

定量範囲 (ng)

繰返し分析精度 (%)

対象農薬

溶媒抽出法

固相抽出法

溶媒抽出法

固相抽出法

1 EPN

(C

14

H

14

NO

4

PS) 0.1

∼ 2

0.1

∼ 2

10

∼20 10∼20

2

イソキサチオン (C

13

H

16

NO

4

PS) 0.1

∼ 2

0.1

∼ 2

10

∼20 10∼20

3

イソフェンホス (C

15

H

24

NO

4

PS) 0.05

∼ 1

0.05

∼ 1

10

∼20 10∼20

6

イプロベンホス [IBP] (C

13

H

21

O

3

PS) 0.1

∼ 2

0.1

∼ 2

10

∼20 10∼20

13

クロルピリホス (C

9

H

11

Cl

3

NO

3

PS) 0.05

∼ 1

0.05

∼ 1

10

∼20 10∼20

17

ジクロルボス [DDVP] (C

4

H

7

Cl

2

O

4

P) 0.1

∼ 2

0.1

∼ 2

10

∼20 10∼20

21

ダイアジノン (C

12

H

21

N

2

O

3

PS) 0.05

∼ 1

0.05

∼ 1

10

∼20 10∼20

25

トリクロルホン [DEP] (C

4

H

8

Cl

3

O

4

P) 1.0

∼20 1.0

∼20 10∼20 10∼20

27

トルクロホスメチル (C

9

H

11

Cl

2

O

3

PS) 0.1

∼ 2

0.1

∼ 2

10

∼20 10∼20

29

ピリダフェンチオン (C

14

H

17

N

2

O

4

PS) 0.2

∼ 4

0.2

∼ 4

10

∼20 10∼20

31

フェニトロチオン [MEP] (C

9

H

12

NO

5

PS) 0.1

∼ 2

0.1

∼ 2

10

∼20 10∼20

34

ブタミホス (C

13

H

21

N

2

O

4

PS) 0.1

∼ 2

0.1

∼ 2

10

∼20 10∼20

a)

試薬  試薬は,次のものを用いる。

1)

塩化ナトリウム  6.1a)1)による。

2)

硫酸ナトリウム  6.1a)2)による。

3)

アセトン  4.1a)3)による。

4)

ジクロロメタン  6.1a)3)による。

5)

ヘキサン  6.1a)4)による。

6)

対象農薬標準液 (0.52mg/ml)    対象農薬の標準液の調製に使用する標準品の採取量及び溶解に

使用する溶媒を

表 に示す(

18

)

。これら対象農薬標準液の調製は,次による。

対象農薬標準品の一定量[採取量は

表 の表中の濃度 (A) に示す。]を対象農薬別に少量のアセ

トン又はヘキサンに溶かし,全量フラスコ 100ml にそれぞれ移し入れ,アセトン又はヘキサンをそ

れぞれ標線まで加える(

4

)

7)

混合標準液 (5100

µg/ml)    6)で個別に調製した対象農薬標準液 (1∼2mg/ml)  について,それぞれ

の一定量(採取量は

表 の表中の混合標準液に示す。)を全量フラスコ 100ml にとり,ヘキサンを

標線まで加える(

5

)

保存する場合は,−20℃の暗所におく。

8)

混合標準液 (0.510

µg/ml)    7)で調製した混合標準液 (5∼100µg/ml) 1ml を全量フラスコ 10ml に

とり,ヘキサンを標線まで加える(

5

)

。使用時に調製する。

9)

窒素  6.2a)2)による。

(

18

)

イソキサチオン及びジクロルボスについては,

(

3

)

による。


22

K 0128 : 2000

表 7  対象農薬標準液及び混合標準液 (FPD)

濃度 (A)

0.5

∼2mg/ml

混合標準液

標準品採取量

採取量

濃度

対象農薬

使用溶媒

(g/100ml) (ml/100ml) (

µg/ml)

1 EPN

(C

14

H

14

NO

4

PS)

ヘキサン 0.100

1

10

2

イソキサチオン (C

13

H

16

NO

4

PS)

(

18

) 0.100  1  10

3

イソフェンホス (C

15

H

24

NO

4

PS)

アセトン 0.050

1

5

6

イプロベンホス [IBP] (C

13

H

21

O

3

PS)

ヘキサン 0.100

1

10

13

クロルピリホス (C

9

H

11

Cl

3

NO

3

PS)

アセトン 0.050

1

5

17

ジクロルボス [DDVP] (C

4

H

7

Cl

2

O

4

P)

(

18

) 0.100  1  10

21

ダイアジノン (C

12

H

21

N

2

O

3

PS)

ヘキサン 0.050

1

5

25

トリクロルホン [DEP] (C

4

H

8

Cl

3

O

4

P)

アセトン 0.200

5

100

27

トルクロホスメチル (C

9

H

11

Cl

2

O

3

PS)

アセトン 0.100

1

10

29

ピリダフェンチオン (C

14

H

17

N

2

O

4

PS)

アセトン 0.200

1

20

31

フェニトロチオン [MEP] (C

9

H

12

NO

5

PS)

ヘキサン 0.100

1

10

34

ブタミホス (C

13

H

21

N

2

O

4

PS)

アセトン 0.100

1

10

b)

器具及び装置  器具及び装置は,次による。

1)

分液漏斗  6.1b)1)による。

2)

なす形フラスコ  6.1b)2)による。

3)

三角フラスコ  6.1b)3)による。

4)

共栓付き試験管  6.2b)1)による。

5)

固相カラム  6.2b)2)による。

6)

マイクロシリンジ  7.1b)6)による。

7)

ガスクロマトグラフ  次に掲げる条件を満たすもの。

7.1)

キャピラリーカラム用管  7.1b)7.1)による。

7.2)

キャピラリーカラム  7.1b)7.2)による。

7.3)

検出器  炎光光度検出器。干渉フィルターとしてりんフィルターを用い,測定波長は 526nm とする。

7.4)

キャリヤーガス  7.2.1b)7.4)による。

7.5)

試料導入方法及び試料導入部温度  7.1b)7.5)による。

7.6)

燃料ガス及び助燃ガス  7.2.1b)7.6)による。ただし,燃料ガスは 50∼100ml/min,助燃ガスは 80∼

150ml/min

の流量に設定する。

7.7)

カラム槽温度  7.2.1b)7.7)による。

7.8)

検出器槽温度  7.2.1b)7.8)による。

8)

振とう器

9)

濃縮器  6.1b)5)による。

備考7.  備考4.による。

8.

c)

の準備操作に引き続き,6.3 のカラムクロマトグラフ分離を行った場合は,ガスクロマトグ

ラフの分離カラムとして充てんカラムを用いることができる。この場合のガスクロマトグラ

フの条件は,

備考 5.によるが,検出器,燃料ガス及び助燃ガスの条件は,次による。

1)

検出器  b)7.3)による。

2)

燃料ガス及び助燃ガス  b)7.6)による。


23

K 0128 : 2000

c)

準備操作  準備操作は,次のとおり行う。

1)

6.1

又は 6.2 の操作を行う。

d)

操作  操作は,次のとおり行う。

1)

a)8)

の混合標準液 (0.5∼10

µg/ml) 1µl をマイクロシリンジ(

9

)

でとり,スプリットレス注入法又はコー

ルドオンカラム注入法によってガスクロマトグラフに注入し,対象農薬特有の保持時間に相当する

ピークの位置を確認しておく。

2)

c)

で得た濃縮液 1

µl をマイクロシリンジ(

9

)

でとり,7.2.1d)2)の操作を行う。

3)

空試験として,c)で得た空試験の濃縮液について 7.2.1d)3)の操作を行う。

4)

検量線から対象農薬の量を求め,7.1d)4)の式によって試料中の対象農薬の濃度 (mg/L) を算出する。

検量線  a)7)の混合標準液 (5∼100

µg/ml) 0.1∼2ml を全量フラスコ 10ml に段階的にとり,ヘキサン

(

5

)

を標線まで加える。これらの溶液の一定量[試料と同量(例えば,1

µl)]をマイクロシリンジ

でとり,1)及び 2)の操作を行って対象農薬の量 (ng) と指示値(

11

)

との関係線を作成する。検量線

の作成は,試料測定時に行う。

備考9.  備考2.による。

7.2.3

電子捕獲検出器 (ECD) を用いたガスクロマトグラフ法  試料中の農薬を,前処理に 6.1 又は 6.2

を適用して濃縮した後,その一定量を,電子捕獲検出器を用いた方法で定量する。対象農薬とその定量範

囲及び繰返し分析精度(変動係数で)は,

表 のとおりである(いずれも装置,測定条件によって異なる。)。

表 8  対象農薬とその定量範囲及び繰返し分析精度 (ECD)

定量範囲 (ng)

繰返し分析精度 (%)

対象農薬

溶媒抽出法

固相抽出法

溶媒抽出法

固相抽出法

1 EPN

(C

14

H

14

NO

4

PS) 0.02

∼0.4 0.02

∼0.4 10∼20 10∼20

2

イソキサチオン (C

13

H

16

NO

4

PS) 0.05

∼1 0.05

∼1 10∼20 10∼20

4

イソプロチオラン (C

12

H

18

O

4

S

2

) 0.02

∼0.4 0.02

∼0.4 10∼20 10∼20

9

エトリジアゾール[エクロメゾール] (C

5

H

5

Cl

3

N

2

OS)

0.02

∼0.4 0.02

∼0.4 20∼30 20∼30

11

キャプタン (C

9

H

8

Cl

3

NO

2

S) 0.05

∼1 0.05

∼1 10∼20 10∼20

12

クロルニトロフェン [CNP] (C

12

H

6

Cl

3

NO

3

) 0.02

∼0.4 0.02

∼0.4 10∼20 10∼20

14

クロロタロニル [TPN] (C

8

Cl

4

N

2

) 0.02

∼0.4 0.02

∼0.4 20∼30 20∼30

15

クロロネブ (C

8

H

8

Cl

2

O

2

) 0.1

∼2 0.05

∼1 10∼20 10∼20

17

ジクロルボス [DDVP] (C

4

H

7

Cl

2

O

4

P) 0.02

∼0.4 0.02

∼0.4 10∼20 10∼20

21

ダイアジノン (C

12

H

21

N

2

O

3

PS) 0.02

∼0.4 0.02

∼0.4 10∼20 10∼20

22

チオベンカルブ[ベンチオカーブ] (C

12

H

16

ClNOS) 0.1

∼2 0.05

∼1 10∼20 10∼20

31

フェニトロチオン [MEP] (C

9

H

12

NO

5

PS) 0.02

∼0.4 0.02

∼0.4 10∼20 10∼20

38

プロピザミド (C

12

H

11

Cl

2

NO) 0.1

∼2 0.1

∼2 10∼20 10∼20

44

ベンフルラリン[ベスロジン] (C

13

H

16

F

3

N

3

O

4

) 0.02

∼0.4 0.02

∼0.4 10∼20 10∼20

a)

試薬  試薬は,次のものを用いる。

1)

塩化ナトリウム  6.1a)1)による。

2)

硫酸ナトリウム  6.1a)2)による。

3)

アセトン  4.1a)3)による。

4)

ジクロロメタン  6.1a)3)による。

5)

ヘキサン  6.1a)4)による。

6)

対象農薬標準液 (0.21mg/ml)    対象農薬の標準液の調製に使用する標準品の採取量及び溶解に

使用する溶媒を

表 に示す(

19

)

。これら対象農薬標準液の調製は,次による。

対象農薬標準品の一定量[採取量は

表 の表中の濃度 (A) に示す。]を対象農薬別に少量のアセ


24

K 0128 : 2000

トン又はヘキサンに溶かし,全量フラスコ 100ml にそれぞれ移し入れ,アセトン又はヘキサンをそ

れぞれ標線まで加える(

4

)

7)

混合標準液 (210

µg/ml)    6)で個別に調製した対象農薬の標準液 (0.2∼1µg/ml)  について,それぞ

れの一定量(採取量は

表 の表中の混合標準液に示す。)を全量フラスコ 100ml にとり,ヘキサン

を標線まで加える(

5

)

。保存する場合は,−20℃の暗所におく。

8)

混合標準液 (0.21

µg/ml)    7)で調製した混合標準液 (2∼10µg/ml) 1ml を全量フラスコ 10ml にと

り,ヘキサンを標線まで加える(

5

)

。使用時に調製する。

9)

窒素  6.2a)2)による。

(

19

)

イソキサチオン,クロルニトロフェン,クロロタロニル,ジクロルボス及びプロピザミドにつ

いては,

(

3

)

による。

表 9  対象農薬標準液及び混合標準液 (ECD)

濃度 (A)

0.2

∼1

µg/ml

混合標準液

標準品採取量

採取量

濃度

対象農薬

使用溶媒

(g/100ml) (ml/100ml) (

µg/ml)

1 EPN

(C

14

H

14

NO

4

PS)

ヘキサン 0.020

1

2

2

イソキサチオン (C

13

H

16

NO

4

PS)

(

19

) 0.050  1

5

4

イソプロチオラン (C

12

H

18

O

4

S

2

)

ヘキサン 0.020

1

2

9

エトリジアゾール[エクロメゾール] (C

5

H

5

Cl

3

N

2

OS)

アセトン 0.020

1

2

11

キャプタン (C

9

H

8

Cl

3

NO

2

S)

アセトン 0.050

1

5

12

クロルニトロフェン [CNP] (C

12

H

6

Cl

3

NO

3

)

(

19

0.020 1  2

14

クロロタロニル [TPN] (C

8

Cl

4

N

2

)

(

19

) 0.020  1

2

15

クロロネブ (C

8

H

8

Cl

2

O

2

)

アセトン 0.100

1

10

17

ジクロルボス [DDVP] (C

4

H

7

Cl

2

O

4

P)

(

19

) 0.020  1

2

21

ダイアジノン (C

12

H

21

N

2

O

3

PS)

ヘキサン 0.020

1

2

22

チオベンカルブ[ベンチオカーブ] (C

12

H

16

ClNOS)

アセトン 0.100

1

10

31

フェニトロチオン [MEP] (C

9

H

12

NO

5

PS)

ヘキサン 0.020

1

2

38

プロピザミド (C

12

H

11

Cl

2

NO)

(

19

) 0.100  1  10

44

ベンフルラリン[ベスロジン] (C

13

H

16

F

3

N

3

O

4

)

アセトン 0.020

1

2

b)

器具及び装置  器具及び装置は,次による。

1)

分液漏斗  6.1b)1)による。

2)

なす形フラスコ  6.1b)2)による。

3)

三角フラスコ  6.1b)3)による。

4)

共栓付き試験管  6.2b)1)による。

5)

固相カラム  6.2b)2)による。

6)

マイクロシリンジ  7.1b)6)による。

7)

ガスクロマトグラフ  次に掲げる条件を満たすもの。

7.1)

キャピラリーカラム用管  7.1b)7.1)による。

7.2)

キャピラリーカラム  7.1b)7.2)による。

7.3)

検出器  電子捕獲検出器

7.4)

キャリヤーガス  7.2.1b)7.4)による。ただし,カラム出口には付加ガス(

20

)

として JIS K 1107 に規定

する高純度窒素 1 級を接続し,流量は 30∼60ml/min に調節して用いる。

7.5)

試料導入方法及び試料導入部温度  7.1b)7.5)による。


25

K 0128 : 2000

7.6)

カラム槽温度  7.2.1b)7.7)による。

7.7)

検出器槽温度  7.2.1b)7.8)による。

8)

振とう器

9)

濃縮器  6.1b)5)による。

(

20

)

(

16

)

による。

なお,付加ガスにはメタン 5vol%を含むアルゴン混合ガスを用いてもよい。

備考10.  ガスクロマトグラフの感度として,混合標準液 (0.02∼0.1

µg/ml)  [a)8)の混合標準液 (0.2∼

1

µg/ml) 1ml を10ml に薄めたもの。]1µl をガスクロマトグラフに注入し,対象農薬の量 (0.02

∼0.1ng)  が確認できるように検出器の感度を調節する。

11.

  c)

の準備操作に引き続き,6.3 のカラムクロマトグラフ分離を行った場合は,ガスクロマトグ

ラフの分離カラムとして充てんカラムを用いることができる。この場合のガスクロマトグラ

フの条件は,

備考 5.によるが,検出器,キャリヤーガスの条件は,次による。

1)

検出器  b)7.3)による。

2)

キャリヤーガス  b)7.4)による。

3)

試料気化室温度  250∼300℃

4)

カラム槽温度  200∼240℃

5)

検出器槽温度  250∼300℃

c)

準備操作  準備操作は,次のとおり行う。

1)

6.1

又は 6.2 の操作を行う。

d)

操作  操作は,次のとおり行う。

1)

a)8)

の混合標準液 (0.2∼1

µg/ml) 1µl をマイクロシリンジ(

9

)

でとり,スプリットレス注入法又はコー

ルドオンカラム注入法によってガスクロマトグラフに注入し,対象農薬特有の保持時間に相当する

ピークの位置を確認しておく。

2)

c)

で得た濃縮液 1

µl をマイクロシリンジ(

9

)

でとり,7.2.1d)2)の操作を行う。

3)

空試験として,c)で得た空試験の濃縮液について 7.2.1d)3)の操作を行う。

4)

検量線から対象農薬の量を求め,7.1d)4)の式によって試料中の対象農薬の濃度  (

µg/L)  を算出する。

検量線  a)7)の混合標準液 (2∼10

µg/ml) 0.1∼2ml を全量フラスコ 10ml に段階的にとり,ヘキサン(

5

)

を標線まで加える。これらの溶液の一定量[試料と同量(例えば,1

µl)]をマイクロシリンジで

とり,1)及び 2)の操作を行って対象農薬の量 (ng) と指示値(

11

)

との関係線を作成する。検量線の

作成は,試料測定時に行う。

備考12.  備考2.による。

7.3

高速液体クロマトグラフ法  試料に塩酸を加えて,pH を 3.5 に調節し,スチレンビニルベンゼン共

重合体を充てんした固相カラムに流し入れ,アセトニトリルで展開し,溶出液に 2, 2'-オキシビスエタノー

ル(ジエチレングリコール)溶液を加えて,濃縮後,アセトニトリル-水混液 (7+13)  を加えて一定量とす

る。その一定量を高速液体クロマトグラフ (HPLC) に注入し,吸光光度検出器を用いて吸光度を測定して

定量する。対象農薬とその定量範囲及び繰返し分析精度(変動係数で)は,

表 10 のとおりである(いずれ

も装置,測定条件によって異なる。


26

K 0128 : 2000

表 10  対象農薬とその定量範囲及び繰返し分析精度 (HPLC)

対象農薬

定量範囲 (ng)

繰返し分析精度 (%)

1

アシュラム (C

8

H

10

N

2

O

4

S)

4

∼ 80

10

∼20

2

オキシン銅 (C

18

H

12

CuN

2

O

2

)

20

∼200 10∼20

3

チウラム (C

6

H

12

N

2

S

4

)

2

∼ 40

10

∼20

4

メコプロップ [MCPP] (C

10

H

11

ClO

3

)

20

∼200 10∼20

5

トリクロピル(遊離) (C

7

H

4

Cl

3

NO

3

(

21

)

5

∼100 10∼20

(

21

)  7.1.1

のトリクロピルの定量のために測定する。

a)

試薬  試薬は,次のものを用いる。

1)

塩酸 (2mol/L)   JIS K 8180 に規定する塩酸を用いて調製する。

2)

アセトニトリル  JIS K 8039 に規定する濃縮 300 以上の品質のもの(

22

)

3)

アセトン  4.1a)3)による。

4)

クロロホルム  JIS K 8322 に規定する濃縮 300 以上の品質のもの(

22

)

5)

2, 2'-

オキシビスエタノール(ジエチレングリコール)  (

22

)(

23

)

6)

ヘキサン  6.1a)4)による。

7)

2, 2'-

オキシビスエタノール-アセトン溶液 (149)    5)の 2, 2'-オキシビスエタノールと 3)のアセト

ンを用いて調製する。

8)

アセトニトリル-水混液 (713)    2)のアセトニトリルと水を用いて調製する。

9)

対象農薬標準液 (0.21

µg/ml)    対象農薬の標準液の調製に使用する標準品の採取量及び溶解に使

用する溶媒を

表 11 に示す。これら対象農薬標準液の調製は,次による。

対象農薬標準品の一定量[採取量は

表 11 の表中の濃度 (A) に示す。]を対象農薬別に少量のアセ

トニトリル又はクロロホルムに溶かし,全量フラスコ 100ml にそれぞれ移し入れ,アセトニトリル

又はクロロホルムをそれぞれ標線まで加える(

4

)

10)

混合標準液 (550

µg/ml)    9)で個別に調製した対象農薬標準液 (0.2∼1µg/ml)  について,それぞれ

の一定量(採取量は

表 11 の表中の混合標準液に示す。)を全量フラスコ 100ml にとり,アセトニト

リルを標線まで加える。保存する場合は,−20℃の暗所におく。

11)

混合標準液 (0.55

µg/ml)    10)の混合標準液 (5∼50µg/ml) 1ml を全量フラスコ 10ml にとり,アセ

トニトリルを標線まで加える。使用時に調製する。

(

22

)

  4.

(

1

)

による。

(

23

)

 300ml

を約 1ml に濃縮し,その 40

µl について d)において対象農薬に相当する保持時間にピーク

を生じないもの。


27

K 0128 : 2000

表 11  対象農薬の標準液及び混合標準液 (HPLC)

濃度 (A)

0.2

∼1

µg/ml

混合標準液

標準品採取量

採取量

濃度

対象農薬

使用溶媒

(g/100ml) (ml/100ml) (

µg/ml)

1

アシュラム (C

8

H

10

N

2

O

4

S)

アセトニトリル 0.100

1

10

2

オキシン銅 (C

18

H

12

CuN

2

O

2

)

クロロホルム 0.020 25  50

3

チウラム (C

6

H

12

N

2

S

4

)

クロロホルム 0.100  0.5  5

4

メコプロップ [MCPP] (C

10

H

11

ClO

3

)

アセトニトリル 0.100

5

50

5

トリクロピル(遊離) (C

7

H

4

Cl

3

NO

3

)

アセトニトリル 0.050

2.5  12.5

b)

器具及び装置  器具及び装置は,次による。

1)

なす形フラスコ  100ml の共通すり合わせで,濃縮器に接続できるもの。

2)

三角フラスコ  6.1b)3)による。

3)

共栓付き試験管  6.2b)1)による。

4)

固相カラム  6.2b)2)による。

5)

マイクロシリンジ  100

µl 以下の適切なもの。又は自動注入装置を用いてもよい。

6)

高速液体クロマトグラフ  次に掲げる条件を満たすもの。

6.1)

分離管  内径 2∼6mm,長さ 15∼30cm のステンレス鋼製のもの。

6.2)

充てん剤  ポリウレタン系中極性ゲル又はシリカゲルにオクタデシル基 (ODS) を化学的に結合さ

せたもの。若しくはこれと同等の分離性能をもつもの。

6.3)

溶離液  溶離液の調製は,次による。

6.3.1)

りん酸塩緩衝液 (pH3.3)   りん酸 (1mol/L) (JIS K 9005 に規定するりん酸 69ml を水に溶かして

1L

にする。

)10ml に水約 950ml を加えた後,水酸化ナトリウム溶液 (10mol/L) (JIS K 8576 に規定

する水酸化ナトリウムを用いて調製したもの。

)を加えて pH を 3.3 に調節し,水を加えて 1L とす

る。

6.3.2)

溶離液  a)2)のアセトニトリルとりん酸塩緩衝液 (pH3.3) を体積比 7 : 13 で混合する。

6.4)

流量  約 1ml/min

6.5)

検出器  吸光光度検出器で 230∼280nm が測定できるもの。対象農薬別の測定波長は,次による。

アシュラムは 279nm,

オキシン銅は 240nm,

チウラム,

メコプロップ及びトリクロピル酸は 230nm。

6.6)

カラム槽温度  40∼45℃

7)

振とう器

8)

濃縮器  6.1b)5)による。

備考13.  高速液体クロマトグラフの感度として,混合標準液 (0.05∼0.5

µg/ml)  [a)11)の混合標準液

(0.5

∼5

µg/ml) 1ml を10ml に薄めたもの。]40µl を高速液体クロマトグラフに注入し,対象農

薬の量 (2∼20ng)  が確認できるように検出器の感度を調節する。

14.

  6.

備考 1.による。

c)

準備操作  準備操作は,次のとおり行う。

1)

4.1c)

で採取した試料(

24

)

250ml

を三角フラスコにとり,

塩酸 (2mol/L) を加えて pH を 3.5 に調節する。

2)

この溶液を固相カラムに加圧法(

25

)

又は減圧法(

26

)

によって,流量 10∼20ml/min(

27

)

で通水する。

3)

固相カラムに水 10ml(

28

)

を流し,カラムを洗浄した後,約 10 分間吸引を続け,水分を分離除去する

(

29

)


28

K 0128 : 2000

4)

固相カラムの上端からアセトニトリル約 5ml(

28

)

を緩やかに通して(

30

)

,対象農薬を溶出させる。溶出

液をなす形フラスコに受ける。

5)

このなす形フラスコに 2, 2'-オキシビスエタノール-アセトン溶液 (1+49) 0.5ml を加える。

6)

濃縮器(

31

)

を用いて,40℃以下で溶媒を留去する。

7)

残留物にアセトニトリル-水混液 (7+13)  を滴加して溶かし,アセトニトリル-水混液 (7+13)  で

2ml

の一定量とする(

32

)

8)

空試験として水 250ml について,2)7)の操作を行う。

(

24

)

  6.

(

11

)

による。

(

25

)

  6.

(

14

)

による。

(

26

)

  6.

(

15

)

による。

(

27

)

  6.

(

16

)

による。

(

28

)

  6.

(

17

)

による。

(

29

)

  6.

(

18

)

による。

(

30

)

  6.

(

19

)

による。

(

31

)

  6.

(

9

)

による。

(

32

)

  6.

(

10

)

による。

d)

操作  操作は,次のとおり行う。

1)

a)11)

の混合標準液 (0.5∼5

µg/ml) 40µl をマイクロシリンジ(

9

)

でとり,高速液体クロマトグラフに注

入し,対象農薬の保持時間に相当するピークの位置を確認しておく。

2)

c)7)

で得たアセトニトリル-水混液 (7+13) 40

µl をマイクロシリンジ(

9

)

でとり,1)の操作を行ってク

ロマトグラムを記録し,1)の保持時間と一致していることを確認し,保持時間に相当する位置のピ

ークについて,指示値(

11

)

を読み取る。

3)

空試験として,c)8)で得たアセトニトリル-水混液 (7+13)  について 2)の操作を行って,対象農薬の

保持時間に相当する位置にピークが検出され,その指示値(

11

)

が定量下限値の指示値の

3

1

以上である

場合には,準備操作から再度操作し直す。

4)

検量線から対象農薬の量を求め,次の式によって試料中の対象農薬の濃度  (

µg/L)  を算出する。

V

C

a

N

000

1

10

10

3

1

3

×

×

×

×

=

υ

ここに,

N

対象農薬の濃度

  (

µg/L)

a

検量線から求めた対象農薬の量

 (ng)

C

注入量

  (

µl)

V

試料

 (ml)

υ

1

c)6)

のアセトニトリル

-

水混液

 (7

13)

の量

 (ml)

10

3

ng

µg

に,

µl

ml

に換算する係数

検量線  a)10)の混合標準液

 (5

50

µg/ml) 0.1

2ml

を全量フラスコ

10ml

に段階的にとり,アセトニ

トリル

-

水混液

 (7

13)

を標線まで加える。これらの溶液の一定量[試料と同量(例えば,

40

µl

をマイクロシリンジでとり,1)及び 2)の操作を行って対象農薬の量

 (ng)

と指示値(

11

)

との関係線

を作成する。検量線の作成は,試料測定時に行う。

備考15.

備考2.による。ガスクロマトグラフ質量分析法によっても判断が困難な場合には,高速液体

クロマトグラフ質量分析法を用いるとよい。


29

K 0128 : 2000

8.

1, 3-

ジクロロプロペン (C

3

H

4

Cl

2

  JIS K 0125 による。

9.

EPN (C

14

H

14

NO

4

PS) 

EPN

[フェニルホスホノチオ酸

O-

エチル

O-

4-

ニトロフェニル)エステル]

の定量には,ガスクロマトグラフ質量分析法及びガスクロマトグラフ法を適用する。

9.1

ガスクロマトグラフ質量分析法  試料を 6.1 又は 6.2 による抽出操作を行い,引き続き 6.3 の操作を

行って濃縮する。その一定量を,ガスクロマトグラフ質量分析計に注入し,対象農薬の検出法に選択イオ

ン検出法又はマスクロマトグラフ法を用いて定量する。

定量範囲:

C

14

H

14

NO

4

PS 0.1

2ng

  繰返し分析精度:変動係数で

10

20%

(装置,測定条件によって

異なる。

a)

試薬  試薬は,次のものを用いる。

1)

塩化ナトリウム  6.1a)1)による。

2)

硫酸ナトリウム  6.1a)2)による。

3)

アセトン  4.1a)3)による。

4)

ジクロロメタン  6.1a)3)による。

5)

ヘキサン  6.1a)4)による。

6)

ジエチルエーテル-ヘキサン溶離液 (713)    6.3a)4)による。

7)

EPN

標準液 (1mgC

14

H

14

NO

4

PS/ml) 

EPN

の標準品

0.100g

をとり,少量のヘキサンに溶かし,全量

フラスコ

100ml

に移し入れ,ヘキサンを標線まで加える(

1

)

8)

EPN

標準液 (10

µ

gC

14

H

14

NO

4

PS/ml) 

EPN

標準液

 (1mgC

14

H

14

NO

4

PS/ml) 1ml

を全量フラスコ

100ml

にとり,ヘキサン(

2

)

を標線まで加える。保存する場合は,−

20

℃の暗所におく。

9)

EPN

標準液 (1

µ

gC

14

H

14

NO

4

PS/ml) 

EPN

標準液

 (10

µgC

14

H

14

NO

4

PS/ml) 1ml

を全量フラスコ

10ml

にとり,ヘキサン(

2

)

を標線まで加える。使用時に調製する。

10)

窒素  6.2a)2)による。

(

1

)

7.

(

4

)

による。

(

2

)

c)

の準備操作において,6.2 を用い,6.3 の操作を省略する場合の混合標準液の調製には,ヘキ

サンに代えてアセトンを用いる。

b)

器具及び装置  器具及び装置は,次による。

1)

分液漏斗  6.1b)1)による。

2)

なす形フラスコ  6.1b)2)による。

3)

三角フラスコ  6.1b)3)による。

4)

共栓付き試験管  6.2b)1)による。

5)

固相カラム  6.2b)2)による。

6)

クロマトグラフ管  6.3b)2)による。

7)

マイクロシリンジ  7.1b)6)による。

8)

ガスクロマトグラフ質量分析計  7.1b)7)による。

9)

振とう器

10)

濃縮器  6.1b)5)による。

備考1.

ガスクロマトグラフ質量分析計は,

EPN

標準液

 (0.1

µgC

14

H

14

NO

4

PS/ml)

a)9)

EPN

標準液

(1

µgC

14

H

14

NO

4

PS/ml) 1ml

10ml

に薄めたもの。

1

µl

をガスクロマトグラフ質量分析計に注

入し,対象農薬の量

 (0.1ng)

が確認できるように検出器の感度を調節する。


30

K 0128 : 2000

c)

準備操作  準備操作は,次のとおり行う。

1)

6.1

又は 6.2 の操作に引き続き,6.3 の操作を行う(

3

)(

4

)

(

3

)

試料に色及び濁りがなく,かつ,この試験の妨害となる成分を含まない場合は,6.3の操作を省

略できる。

(

4

)

 EPN

だけの定量を行うので,6.3 の c)4)の操作は省略してよい。

備考2.

6.3

のカラムクロマトグラフによる分離操作において,カラム充てん剤に6.

備考2.による残

留農薬用のシリカゲルを用いた場合は,6.

備考3.の操作を行う。

d)

操作  操作は,次のとおり行う。

1)

a)9)

EPN

標準液

 (1

µgC

14

H

14

NO

4

PS/ml) 1

µl

をマイクロシリンジ(

5

)

でとり,スプリットレス注入法

又はコールドオンカラム注入法によってガスクロマトグラフに注入し,

EPN

のフラグメントイオン

m/z157

169

185

など)を設定し(

6

)

,選択イオン検出法又はマスクロマトグラフ法によって測定

してそのマスフラグメントグラムを記録し,

EPN

の保持時間に相当するピークの位置を確認してお

く。

2)

c)

で得た濃縮液

1

µl

をマイクロシリンジ(

5

)

でとり,7.1d)2)の操作を行う。

3)

空試験として,c)で得た空試験の濃縮液について 7.1d)3)の操作を行う。

4)

検量線から

EPN

の量を求め,次の式によって試料中の

EPN

の濃度

  (

µg/L)

を算出する。

V

C

a

N

1000

10

10

3

3

2

1

3

×

×

×

×

×

=

υ

υ

υ

ここに,

N

対象農薬の濃度  (

µg/L)

a

検量線から求めた対象農薬の量 (ng)

C

注入量  (

µl)

V

試料 (ml)

υ

1

6.1c)5)

6.2c)4)

又は 6)のいずれかにおける有機溶媒の量 (ml)

υ

2

6.3c)1)

6.

備考 3.1)のいずれかにおける有機溶媒の量 (ml)

υ

3

6.3c)5)

6.

備考 3.3)のいずれかにおける有機溶媒の量 (ml)

10

3

ng

µg に,µl を ml に換算する係数

検量線  a)8)の EPN 標準液 (10

µgC

14

H

14

NO

4

PS/ml) 0.1

∼2ml を全量フラスコ 10ml に段階的にとり,

ヘキサン(

2

)

を標線まで加える。これらの溶液の一定量[試料と同量(例えば,1

µl)]をマイクロ

シリンジでとり,1)及び 2)の操作を行って EPN の量 (ng) と指示値(

7

)

との関係線を作成する。検

量線の作成は,試料測定時に行う。

(

5

)

  7.

(

9

)

による。

(

6

)

  7.

(

10

)

による。

(

7

)

  7.

(

11

)

による。

備考3.  7.の備考2.による。

4.

7.

備考 3.による。

9.2

ガスクロマトグラフ法  試料について 9.1c)の操作を行う。濃縮液の一定量を,ガスクロマトグラフ

に注入し,電子捕獲検出器,熱イオン化検出器又は炎光光度検出器をそれぞれ用いた方法で定量する。

定量範囲:C

14

H

14

NO

4

PS 0.02

∼0.4ng(

8

)

  繰返し分析精度:変動係数で 10∼20%(装置,測定条件によ

って異なる。

(

8

)

熱イオン化検出器又は炎光光度検出器を用いた場合は,0.1∼2ng

a)

試薬  試薬は,次のものを用いる。


31

K 0128 : 2000

1)

塩化ナトリウム  6.1a)1)による。

2)

硫酸ナトリウム  6.1a)2)による。

3)

アセトン  4.1a)3)による。

4)

ジクロロメタン  6.1a)3)による。

5)

ヘキサン  6.1a)4)による。

6)

ジエチルエーテル-ヘキサン溶離液 (713)    6.3a)4)による。

7)

EPN

標準液 (10

µgC

14

H

14

NO

4

PS/ml) 

  9.1a)8)による。

8)

EPN

標準液 (2

µgC

14

H

14

NO

4

PS/ml) 

  EPN 標準液 (10

µgC

14

H

14

NO

4

PS/ml) 2ml

を全量フラスコ 10ml

にとり,ヘキサン(

2

)

を標線まで加える。保存する場合は,−20℃の暗所におく。

9)

EPN

標準液 (0.2

µgC

14

H

14

NO

4

PS/ml) 

  EPN 標準液 (2

µgC

14

H

14

NO

4

PS/ml) 1ml

を全量フラスコ 10ml

にとり,ヘキサン(

2

)

を標線まで加える。使用時に調製する。

10)

窒素  6.2a)2)による。

b)

器具及び装置  器具及び装置は,次による。

1)

分液漏斗  6.1b)1)による。

2)

なす形フラスコ  6.1b)2)による。

3)

三角フラスコ  6.1b)3)による。

4)

共栓付き試験管  6.2b)1)による。

5)

固相カラム  6.2b)2)による。

6)

クロマトグラフ管  6.3b)2)による。

7)

マイクロシリンジ  7.1b)6)による。

8)

ガスクロマトグラフ  次に掲げる条件を満たすもの。

8.1)

キャピラリーカラム用管  7.1b)7.1)による。

8.2)

キャピラリーカラム  7.1b)7.2)による。

8.3)

検出器  熱イオン化検出器を用いる場合は,7.2.1b)7.3)による。炎光光度検出器を用いる場合は,

7.2.2b)7.3)

による。電子捕獲検出器を用いる場合は,7.2.3b)7.3)による。

8.4)

キャリヤーガス  7.2.1b)7.4)による。ただし,電子捕獲検出器を用いる場合は,カラム出口には付加

ガス(

9

)

として JIS K 1107 に規定する高純度窒素 1 級を接続し,流量は 30∼60ml/min に調節して用

いる。

8.5)

試料導入方法及び試料導入部温度  7.1b)7.5)による。

8.6)

燃料ガス及び助燃ガス  熱イオン化検出器を用いる場合は,7.2.1b)7.6)による。炎光光度検出器を用

いる場合は,7.2.2b)7.6)による。電子捕獲検出器では用いない。

8.7)

カラム槽温度  7.2.1b) 7.7)による。

8.8)

検出器槽温度  7.2.1b)7.8)による。

9)

振とう器

10)

濃縮器  6.1b)5)による。

(

9

)

  7.

(

20

)

による。

備考5.  ガスクロマトグラフの感度として,EPN 標準液 (20ngC

14

H

14

NO

4

PS/ml)

a)9)の EPN 標準液

(0.2

µgC

14

H

14

NO

4

PS/ml) 1ml

を10ml に薄めたもの。

]1

µl をガスクロマトグラフに注入して EPN

の量 (0.02ng) が十分に確認できるように検出器の感度を調節する。

6.

c)

準備操作においてカラムクロマトグラフ分離を行った場合は,充てんカラムを用いること


32

K 0128 : 2000

ができる。この場合のガスクロマトグラフの条件などは,7.

備考 5.7.の備考 8.又は 7.の備

考 11.による。

c)

準備操作  準備操作は,9.1c)による(

3

)(

4

)

備考7.  備考2.による。

d)

操作  操作は,次のとおり行う。

1)

a)9)

の EPN 標準液 (0.2

µgC

14

H

14

NO

4

PS/ml) 1

µl をマイクロシリンジ(

5

)

でとり,スプリットレス注入法

又はコールドオンカラム注入法によってガスクロマトグラフに注入し,EPN の保持時間に相当する

ピークの位置を確認しておく。

2)

c)

で得た濃縮液 1pl をマイクロシリンジ(

5

)

でとり,7.2.1d)2)の操作を行う。

3)

空試験として,c)で得た空試験の濃縮液について 7.2.1d)3)の操作を行う。

4)

検量線から EPN の量を求め,9.1d)4)の式によって試料中の EPN の濃度  (

µg/L)  を算出する。

検量線  a)8)の EPN 標準液 (2

µgC

14

H

14

NO

4

PS/ml) 0.1

∼2ml を全量フラスコ 10ml に段階的にとり,

ヘキサン(

2

)

を標線まで加える。これらの溶液の一定量[試料と同量(例えば,1

µl)]をマイクロ

シリンジでとり,1)及び 2)の操作を行って EPN の量 (ng) と指示値(

7

)

との関係線を作成する。検

量線の作成は,試料測定時に行う。

備考8.  備考3.による。

10.

アシュラム (C

8

H

10

N

2

O

4

S) 

  アシュラム〔

(4-アミノフェニル)スルホニル]カルバミン酸メチルエ

ステル〕の定量にはガスクロマトグラフ法及び高速液体クロマトグラフ法を適用する。

10.1

ガスクロマトグラフ法  試料中のアシュラムを塩酸で pH を 2∼3 とし,酢酸エチルで抽出した後,

脱水,濃縮し,残留物にジアゾメタン-アセトン溶液を加えてアシュラムをメチル化する。引き続きその溶

液をカラムクロマトグラフ分離・濃縮する。その一定量を,ガスクロマトグラフに注入し,熱イオン化検

出器を用いた方法で定量する。

定量範囲:C

8

H

10

N

2

O

4

S 0.2

∼4ng,繰返し分析精度:変動係数で 20∼30%(装置,測定条件によって異

なる。

a)

試薬  試薬は,次のものを用いる。

1)

塩酸 (2mol/L)   7.3a)1)による。

2)

塩化ナトリウム  6.1a)1)による。

3)

硫酸ナトリウム  6.1a)2)による。

4)

アセトン  4.1a)3)による。

5)

酢酸エチル  6.備考 5.の a)4)による(

1

)

6)

メタノール  JIS K 8891 に規定するもの(

1

)

7)

ヘキサン  6.1a)4)による。

8)

アセトン-ヘキサン溶離液 (37)    4)のアセトンと 7)のヘキサンで調製する。

9)

アセトン-ヘキサン溶離液 (317)    4)のアセトンと 7)のヘキサンで調製する。

10)

  1, 2-

エタンジオール-アセトン混合液 (149)    JIS K 8105 に規定するエチレングリコール(1, 2-エ

タンジオール)と 4)のアセトンで調製する。

11)

ジアゾメタン-アセトン溶液  図 のジアゾメタン発生装置の容器 (A

1

)

にジエチルエーテル

JIS K 

8357

に規定する

濃縮 300 以上のもの(

1

)

]50ml を入れ,容器 (A

2

)

には 2-(2-エトキシエトキシ)-

エタノール(

2

)

6ml

,水酸化カリウム溶液 (560g/L) (JIS K 8574 に規定する水酸化カリウムで調製し


33

K 0128 : 2000

たもの。

)3ml 及び

N

, 4-

ジメチル-

N

-

ニトロソベンゼンスルホンアミドのジエチルエーテル溶液(

3

)

(20g/L) 10ml

を加える。また,容器 (A

3

)

に 4)のアセトン 50ml を加える。

次に,容器 (A

1

)

,容器 (A

2

)

及び容器 (A

3

)

図 のように接続した後,容器 (A

1

)

の方から窒素

を通気し,容器 (A

3

)

のアセトンに生成したジアゾメタンを捕集する。このときアセトン溶液の色

が濃い黄色になるまで窒素を通気する。この溶液は,使用時に調製する。

12)

アシュラム標準液 (1mgC

8

H

10

N

2

O

4

S/ml) 

  アシュラムの標準品 0.100g をとり,少量のメタノールに

溶かし,全量フラスコ 100ml に移し入れ,メタノールを標線まで加える(

4

)

13)

アシュラム標準液 (10

µgC

8

H

10

N

2

O

4

S/ml) (

5

)

  アシュラム標準液 (1mgC

8

H

10

N

2

O

4

S/ml) 1ml

をなす形

フラスコ 200ml にとり,窒素を緩やかに吹き付けメタノールを揮散させ,ジアゾメタン-アセトン溶

液 20ml を加えて,c)の 5)及び 6)の操作を行ってメチル化を行う。次に残留物を少量のメタノールで

溶かし,全量フラスコ 100ml に移し入れ,更にこのなす形フラスコを少量のメタノールで数回よく

洗浄し,洗液も全量フラスコ 100ml に合わせ,メタノールを標線まで加える。使用時に調製する。

14)

アシュラム標準液 (2

µgC

8

H

10

N

2

O

4

S/ml) (

5

)

  アシュラム標準液 (10

µgC

8

H

10

N

2

O

4

S/ml)  (

5

)

2ml

を全量

フラスコ 10ml にとり,メタノールを標線まで加える。使用時に調製する。

15)

窒素  6.2a)2)による。

(

1

)

  4.

(

1

)

による。

(

2

)

慣用名は,ジエチレングリコールモノエチルエーテル又はカルビトール

(

3

)

N

, 4-

ジメチル-

N

-

ニトロソベンゼンスルホンアミド-ジエチルエーテル溶液 (20g/L) の調製は,

次による。

N

, 4-

ジメチル-

N

-

ニトロソベンゼンスルホンアミド(

p

-

トルエンスルホニル-

N

-

メチルニトロソ

アミド)1g をジエチルエーテル[JIS K 8357 に規定する

濃縮 300 以上の品質のもの(

1

)

]50ml

に溶かす。使用時に調製する。

(

4

)

  7.

(

4

)

による。

(

5

)

ここでいうアシュラム標準液は,メチル化したものである。

b)

器具及び装置  器具及び装置は,次による。

1)

分液漏斗  6.1b)1)による。

2)

なす形フラスコ  6.1b)2)による。

3)

三角フラスコ  6.1b)3)による。

4)

マイクロシリンジ  7.1b)6)による。

5)

ジアゾメタン発生装置  図 にジアゾメタン発生装置の一例を示す。

図 2  ジアゾメタン発生装置の一例

6)

クロマトグラフ管  次に掲げる条件を満たすもの。

6.1)

カラム用管  6.3b)2.1)による。


34

K 0128 : 2000

6.2)

カラム充てん剤  活性酸化アルミニウム(酸性)[粒径 63∼212(又は 180)

µm]約 50g に水 2ml

を加え振り混ぜた後,16 時間放置したもの。

参考  市販品には,クロマトグラフ用アルミナ(酸性)がある。

6.3)

クロマトグラフ管の作り方  カラム充てん剤約 5g をヘキサンでスラリー状にしてカラム用管に流

し込み,上部に硫酸ナトリウム約 4g を積層する。

7)

ガスクロマトグラフ  次に掲げる条件を満たすもの。

7.1)

キャピラリーカラム用管  7.1b)7.1)による。

7.2)

キャピラリーカラム  7.1b)7.2)による。

7.3)

検出器  7.2.1b)7.3)による。

7.4)

キャリヤーガス  7.2.1b)7.4)による。

7.5)

試料導入方法及び試料導入部温度  7.1b)7.5)による。

7.6)

燃料ガス及び助燃ガス  7.2.1b)7.6)による。

7.7)

カラム槽温度  7.2.1b)7.7)による。

7.8)

検出器槽温度  7.2.1b)7.8)による。

8)

振とう器

9)

濃縮器  6.1b)5)による。

備考1.  ガスクロマトグラフの感度として,アシュラム標準液 (0.2

µgC

8

H

10

N

2

O

4

S/ml) (

5

)

a)14)のアシ

ュラム標準液 (2

µgC

8

H

10

N

2

O

4

S/ml) (

5

)

1ml

を10ml に薄めたもの。

1

µl をガスクロマトグラフに

注入してアシュラムの量 (0.2ng) が十分に確認できるように検出器の感度を調節する。

c)

準備操作  準備操作は,次のとおり行う。

1)

4.1c)

で採取した試料の適量 (100∼1 000ml) を分液漏斗にとり,試料 100ml について塩化ナトリウ

ム 5g を加えて溶かし,塩酸 (2mol/L) を加えて pH を 2∼3 に調節し,酢酸エチル 10ml(

6

)

を加え,

振とう器を用いて約 5 分間振り混ぜ,放置する。

2)

水層を別の分液漏斗に移し入れる。酢酸エチルを三角フラスコに移し入れ,分液漏斗を少量の酢酸

エチルで洗い,洗液は先の三角フラスコに合わせる。分液漏斗の水層に酢酸エチル 10ml を加え,

振とう器を用いて約 5 分間振り混ぜ,放置する。水層を別の分液漏斗に移し入れる。酢酸エチル層

を先の三角フラスコに合わせる。分液漏斗の水層に酢酸エチル 10ml を加え,この抽出操作をもう

一度繰り返し,酢酸エチル層を先の三角フラスコに合わせる。

3)

酢酸エチル溶液 30ml について硫酸ナトリウム約 1g(

7

)

を加え,軽く振り混ぜて,約 10 分間放置した

(

8

)

,ろ紙 5 種 A(又は 5 種 B)(

9

)

を用いてろ過し,ろ液をなす形フラスコ(

10

)

に受ける。少量の酢

酸エチルを用いて三角フラスコを 2,3 回洗浄し,更にその洗液で先のろ紙上の硫酸ナトリウムを洗

浄し,この洗液も酢酸エチル溶液に合わせる。この溶液に 1, 2-エタンジオール-アセトン混合液 (1

+49)  数滴を加える。

4)

濃縮器(

11

)

を用いて約 40℃(

11

)

の水浴で,酢酸エチル溶液を約 1ml になるまで濃縮し,受器を取り外

し,窒素を緩やかに吹き付け,酢酸エチルを揮散させる(

12

)(

13

)

5)

この受器にジアゾメタン-アセトン溶液 20ml を加え密栓して,ときどき軽く振り混ぜて,室温で約

1

時間放置する。

6)

濃縮器(

11

)

を用いて約 40℃(

11

)

の水浴で,ジアゾメタン-アセトン溶液を 1∼2ml になるまで濃縮し,

受器を取り外し,窒素を緩やかに吹き付け,ジアゾメタン-アセトン溶液を揮散させる(

12

)(

13

)

7)

受器の内容物を少量のアセトン-ヘキサン溶離液 (3+17)  で溶かした後,全量フラスコ 20ml に移し


35

K 0128 : 2000

入れ,更に 2∼3ml のアセトン-ヘキサン溶離液 (3+17)  で 2,3 回洗い,洗液も全量フラスコ 20ml

に合わせ,アセトン-ヘキサン溶離液 (3+17)  を標線まで加える。

8)

活性酸化アルミニウム(酸性)を充てんしたクロマトグラフ管の上部から,7)の全量フラスコ 20ml

の内容物全量を注ぎ,流下させる。

9)

次に,アセトン-ヘキサン溶離液 (3+17) 40ml,更にアセトン-ヘキサン溶離液 (3+7) 50ml を流下し

て初めの流出液約 40ml は捨て,次の溶出液 50ml をなす形フラスコに受ける(

14

)

10)

これを,濃縮器(

11

)

を用いて約 40℃(

11

)

の水浴で約 1ml になるまで濃縮し,受器を取り外し,窒素を

緩やかに吹き付け,溶出液を揮散させた後,メタノール 1ml を正しく加える(

12

)(

13

)(

15

)

11)

空試験として試料と同量の水を分液漏斗にとり,溶液 100ml について塩化ナトリウム 5g を加えて

溶かし,塩酸 (2mol/L) を加えて pH を 2∼3 に調節し,酢酸エチル 10ml(

6

)

を加え,振とう器を用い

て約 5 分間振り混ぜ,放置する。続いて 2)10)の操作を行う。

(

6

)

  6.

(

4

)

による。ただし,酢酸エチルの量を増加する。

(

7

)

  6.

(

5

)

による。

(

8

)

  6.

(

6

)

による。

(

9

)

  6.

(

7

)

による。

(

10

)

  6.

(

8

)

による。

(

ll

)

  6.

(

9

)

による。

(

12

)

  6.

(

21

)

による。

(

13

)

  6.

備考 5.の注(

*10

)

による。

(

14

)

  6.

(

25

)

による。

(

15

)

  6.

(

10

)

による。

備考2.  試料に濁りがなく,かつ,この試験に妨害となる成分を含まない場合には,c)7)10)の操作

を省略してもよい。この場合は,c)6)の操作に引き続きメタノール1ml を正しく加える。また,

この場合の対象農薬の濃度は d)4)の式によって算出する。

d)

操作  操作は,次のとおり行う。

1)

a)14)

のアシュラム標準液 (2

µgC

8

H

10

N

2

O

4

S/ml) 1

µl をマイクロシリンジ(

16

)

でとり,スプリットレス注

入法又はコールドオンカラム注入法によってガスクロマトグラフに注入し,アシュラムの保持時間

に相当するピークの位置を確認しておく。

2)

c)10)

で得たメタノール溶液 1

µl をマイクロシリンジ(

16

)

でとり,7.2.1d)2)の操作を行う。

3)

空試験として,c)11)で得たメタノール溶液について 7.2.1d)3)の操作を行う。

4)

検量線からアシュラムの量を求め,次の式によって試料中のアシュラムの濃度  (

µg/L)  を算出する。

V

C

a

N

000

1

10

10

3

1

3

×

×

×

×

=

υ

ここに,

N

対象農薬の濃度  (

µg/L)

a

検量線から求めた対象農薬の量 (ng)

C

注入量  (

µl)

V

試料 (ml)

υ

1

c)10)

のメタノールの量 (ml)

10

3

ng

µg に,µl を ml に換算する係数

検量線  a)13)のアシュラム標準液 (10

µgC

8

H

10

N

2

O

4

S/ml) 0.2

∼4ml を全量フラスコ 10ml に段階的に

とり,メタノールを標線まで加える。これらの溶液の一定量[試料と同量(例えば,1

µl)]をマ


36

K 0128 : 2000

イクロシリンジでとり,1)及び 2)の操作を行ってアシュラムの量 (ng) と指示値(

17

)

との関係線を

作成する。検量線の作成は,試料測定時に行う。

(

16

)

  7.

(

9

)

による。

(

17

)

  7.

(

11

)

による。

備考3.  7.の備考2.による。

4.

試料中の対象農薬の濃度が高い場合は,c)7)のアセトン-ヘキサン溶離液 (3+17)  の適量をと

り,c)8)のクロマトグラフ管の上部から流下させる。この場合の対象農薬の濃度は,次の式

によって算出する。

V

C

a

N

000

1

10

10

3

3

2

1

3

×

×

×

×

×

=

υ

υ

υ

ここに,

N

対象農薬の濃度  (

µg/L)

a

検量線から求めたアシュラムの量 (ng)

C

注入量  (

µl)

V

試料 (ml)

υ

1

c)7)

のアセトン-ヘキサン溶離液 (3+17)  の量 (ml)

υ

2

c)8)

のアセトン-ヘキサン溶離液 (3+17)  の量 (ml)

υ

3

c)10)

で用いたメタノールの量 (ml)

10

3

ng

µg に,µl を ml に換算する係数

10.2

高速液体クロマトグラフ法  試料中のアシュラムを,塩化ナトリウムの共存のもとで塩酸で pH を 2

∼3 とし,酢酸エチルで抽出した後,脱水及び濃縮する。その一定量を高速液体クロマトグラフに注入し,

吸光光度検出器で波長 270nm の吸光度を測定して定量する。

定量範囲:C

8

H

10

N

2

O

4

S 4

∼80ng,繰返し分析精度:変動係数で 20∼30%(装置,測定条件によって異

なる。

a)

試薬  試薬は,次のものを用いる。

1)

塩酸 (15)    10.1a)1)による。

2)

塩化ナトリウム  6.1a)1)による。

3)

硫酸ナトリウム  6.1a)2)による。

4)

酢酸エチル  6.備考 5.の a)4)による(

18

)

5)

メタノール  10.1a)6)による(

18

)

6)

アシュラム標準液 (1mgC

8

H

10

N

2

O

4

S/ml) 

  10.1a)12)による。

7)

アシュラム標準液 (10

µgC

8

H

10

N

2

O

4

S/ml) 

  アシュラム標準液 (1mgC

8

H

10

N

2

O

4

S/ml) 1ml

を全量フラ

スコ 100ml にとり,メタノールを標線まで加える。使用時に調製する。

8)

アシュラム標準液 (2

µgC

8

H

10

N

2

O

4

S/ml) 

  アシュラム標準液 (10

µgC

8

H

10

N

2

O

4

S/ml) 2ml

を全量フラ

スコ 10ml にとり,メタノールを標線まで加える。使用時に調製する。

9)

窒素  6.2a)2)による。

(

18

)

  7.

(

23

)

による。ただし,高速液体クロマトグラフに注入する量は20

µl とする。

b)

器具及び装置  器具及び装置は,次による。

1)

三角フラスコ  6.1b)3)による。

2)

共栓付き試験管  6.2b)1)による。

3)

マイクロシリンジ  50

µl 以下の適切なもの。又は自動注入装置を用いてもよい。

4)

高速液体クロマトグラフ  次に掲げる条件を満たすもの。


37

K 0128 : 2000

4.1)

分離管  7.3b)6.1)による。

4.2)

充てん剤  7.3b)6.2)による。

4.3)

溶離液  水と 5)のメタノールと JIS K 8355 に規定する酢酸をそれぞれ体積比 18 : 1 : 1 で混合したも

の。

4.4)

流量  約 1ml/min

4.5)

検出器  吸光光度検出器  波長 270nm で測定できるもの。

4.6)

カラム槽温度  40∼45℃

5)

振とう器

6)

濃縮器  6.1b)5)による。

備考5.  高速液体クロマトグラフの感度として,アシュラム標準液 (0.2

µgC

8

H

10

N

2

O

4

S/ml)

a)8)のア

シュラム標準液 (2

µgC

8

H

10

N

2

O

4

S/ml) 1ml

を10ml に薄めたもの。

]20

µl を高速液体クロマトグ

ラフに注入してアシュラムの量 (4ng) が十分に確認できるように検出器の感度を調節する。

c)

準備操作  準備操作は,次のとおり行う。

1)

10.1c)1)

及び 2)の操作を行う。

2)

酢酸エチル溶液 30ml について硫酸ナトリウム約 1g(

7

)

を加え,軽く振り混ぜ,約 10 分間放置した後

(

8

)

,ろ紙 5 種 A(又は 5 種 B)(

9

)

を用いてろ過し,ろ液をなす形フラスコ(

10

)

に受ける。少量の酢酸

エチルを用いて三角フラスコを 2,3 回洗浄し,更にその洗液で先のろ紙上の硫酸ナトリウムを洗浄

し,この洗液も酢酸エチル溶液に合わせる。

3)

濃縮器(

19

)

を用い,酢酸エチル溶液を約 1ml まで濃縮し,さらに窒素を緩やかに吹き付け,酢酸エチ

ルを完全に揮散させた後,メタノール 1ml を正しく加える(

12

)(

13

)(

15

)

4)

空試験として試料と同量の水を分液漏斗にとり,1)3)の操作を行う。

(

19

)

  6.

(

9

)

による。ただし,大気圧で95℃以下で加熱する。濃縮後,スニーダーカラムを少量の

酢酸エチルで洗い,スニーダーカラムを付けたまま冷却する。

d)

操作  操作は,次のとおり行う。

1)

a)8)

のアシュラム標準液 (2

µgC

8

H

10

N

2

O

4

S/ml) 20

µl をマイクロシリンジ(

16

)

でとり,高速液体クロマト

グラフに注入し,アシュラムの保持時間に相当するピークの位置を確認しておく。

2)

c)3)

で得たメタノール溶液 20

µl をマイクロシリンジ(

16

)

でとり,1)の操作を行ってクロマトグラムを

記録し,保持時間が 1)の保持時間と一致していることを確認し,保持時間に相当する位置のピーク

について指示値(

17

)

を読み取る。

3)

空試験として,c)4)で得たメタノール溶液について 2)の操作を行って,1)の保持時間に相当する位置

のピークが検出され,その指示値(

17

)

が定量下限値の指示値の

3

1

以上の場合には,準備操作から再度

操作をやり直す。

4)

検量線からアシュラムの量を求め,次の式によって試料中のアシュラムの濃度  (

µg/L)  を算出する。

V

C

a

N

000

1

10

10

3

1

3

×

×

×

×

=

υ

ここに,

N

対象農薬の濃度  (

µg/L)

a

検量線から求めた対象農薬の量 (ng)

C

注入量  (

µl)

V

試料 (ml)

υ

1

c)3)

のメタノールの量 (ml)

10

3

ng

µg に,µl を ml に換算する係数


38

K 0128 : 2000

検量線  a)7)のアシュラム標準液 (10

µgC

8

H

10

N

2

O

4

S/ml) 0.4

∼8ml を全量フラスコ 10ml に段階的にと

り,メタノールを標線まで加える。これらの溶液の一定量[試料と同量(例えば,20

µl)]をマイ

クロシリンジでとり,1)及び 2)の操作を行ってアシュラムの量 (ng) と指示値(

17

)

との関係線を作

成する。検量線の作成は,試料測定時に行う。

備考6.  7.の備考15.による。

11.

アセフェート (C

4

H

10

NO

3

PS) 

  アセフェート(アセチルホスホロアミドチオ酸

O

,

S

-

ジメチルエステ

ル)の定量にはガスクロマトグラフ質量分析法及びガスクロマトグラフ法を適用する。

定量に当たっては,これらの試験方法によって,アセフェート及びメタミドホス[ホスホロアミドチオ

O

,

S

-

ジメチルエステル, (C

2

H

8

NO

2

PS)

]の量 (ng) を求め,メタミドホスの量に係数 1.298 を乗じてア

セフェートの量 (ng) に換算したものの合量 (ng) をもとに算出する。

11.1

ガスクロマトグラフ質量分析法  試料を濃縮器を用いて 50℃以下で 20ml まで濃縮する。続いて塩

化ナトリウムを加え,クロマトグラフ管に移し,15 分間放置する。これを酢酸エチルで展開し,溶出液を

40

℃以下で再び濃縮する。その一定量をガスクロマトグラフ質量分析計に注入し,対象農薬の検出法に選

択イオン検出法又はマスクロマトグラフ法を用いて定量する。

定量範囲:C

4

H

10

NO

3

PS 0.2

∼4ng,繰返し分析精度:変動係数で 10∼20%(装置,測定条件によって異

なる。

a)

試薬  試薬は,次のものを用いる。

1)

塩化ナトリウム  6.1a)1)による。

2)

アセトン  4.1a)3)による。

3)

酢酸エチル  6.備考 5.の a)4)による。

4)

アセフェート標準液 (2mgC

4

H

10

NO

3

PS/ml) 

  アセフェートの標準品 0.200g をとり,少量のアセト

ンに溶かし,全量フラスコ 100ml に移し入れ,アセトンを標線まで加える(

1

)

5)

メタミドホス標準液 (2mgC

2

H

8

NO

2

PS/ml) 

  メタミドホスの標準品 0.200g をとり,少量のアセトン

に溶かし,全量フラスコ 100ml に移し入れ,アセトンを標線まで加える(

1

)

6)

混合標準液 [(20

µgC

4

H

10

NO

3

PS, 20

µgC

2

H

8

NO

2

PS) /ml] 

  アセフェート標準液 (2mgC

4

H

10

NO

3

PS/ml)

及びメタミドホス標準液 (2mgC

2

H

8

NO

2

PS/ml)

それぞれ 1ml を全量フラスコ 100ml にとり,アセト

ンを標線まで加える。使用時に調製する。

7)

混 合 標 準 液  [(2

µgC

4

H

10

NO

3

PS, 2

µgC

2

H

8

NO

2

PS) /ml] 

  混 合 標 準 液  [(20

µgC

4

H

10

NO

3

PS,

20

µgC

2

H

8

NO

2

PS) /ml] 1ml

を全量フラスコ 10ml にとり,アセトンを標線まで加える。使用時に調製

する。

8)

窒素  6.2a)2)による。

(

1

)

  7.

(

4

)

による。

b)

器具及び装置  器具及び装置は,次による。

1)

なす形フラスコ  6.1b)2)による。

2)

マイクロシリンジ  7.1b)6)による。

3)

クロマトグラフ管  次に掲げる条件を満たすもの(図 を参照。)。

3.1)

カラム用管  内径約 2cm,長さ約 15cm のガラス管。

3.2)

カラム充てん剤  カラムクロマトグラフ用の粒状多孔性けい藻土(粒径 70∼150

µm,130℃で約 16

時間加熱した後,デシケーター中で放冷したもの。

。対象農薬の保持時間にピークを生じないもの


39

K 0128 : 2000

又は同等の性能をもつもの。

3.3)

クロマトグラフ管の作り方  カラム充てん剤約 20ml を気泡が入らないようにカラム用管に流し込

(

2

)

4)

ガスクロマトグラフ質量分析計  7.1b)7)による。

5)

濃縮器  6.1b)5)のロータリーエバポレーター

(

2

)

  6.

(

23

)

による。

備考1.  ガ ス ク ロ マ ト グ ラ フ 質 量 分 析 計 の 感 度 と し て , 混 合 標 準 液  [(0.2

µgC

4

H

10

NO

3

PS,

0.2

µgC

2

H

8

NO

2

PS) /ml]

a)7)の混合標準液 [(2

µgC

4

H

10

NO

3

PS, 2

µgC

2

H

8

NO

2

PS) /ml] 1ml

を10ml

に薄めたもの。

〕1

µl をガスクロマトグラフ質量分析計に注入してアセフェート及びメタミド

ホスの量 (0.2ng) が十分に確認できるように検出器の感度を調節する。

c)

準備操作  準備操作は,次のとおり行う。

1)

4.1c)

で採取した試料(

3

)

の適量(20∼250ml の一定量)をなす形フラスコ(

4

)

にとり,濃縮器(

5

)

を用い

て,50℃以下の水浴上で約 20ml になるまで濃縮する。

2)

この濃縮液に塩化ナトリウム 5g を加えて溶かす。

3)

この溶液をクロマトグラフ管の上部から流し入れ,約 15 分間室温で放置する。

4)

クロマトグラフ管の上部から,酢酸エチル 200ml を流量約 1ml/min で流下して対象農薬を溶出させ

(

6

)

,溶出液をなす形フラスコ(

4

)

に受ける。

5)

濃縮器(

5

)

を用いて,40℃(

5

)

以下の水浴上で溶出液を 2∼5ml になるまで濃縮し,受器を取り外し,

窒素を緩やかに吹き付け,溶出液を揮散させる(

7

)(

8

)

6)

残留物にアセトン 1ml を正しく加える(

9

)

7)

空試験として試料と同量の水をとり,濃縮器を用いて,50℃以下の水浴上で約 20ml になるまで濃

縮する。続いて 2)6)の操作を行う。

(

3

)

  6.

(

3

)

による。

(

4

)

  6.

(

8

)

による。

(

5

)

  6.

(

9

)

による。ただし,スニーダーカラムの洗浄には,少量の酢酸エチルを用いる。

(

6

)

  6.

(

25

)

による。

(

7

)

  6.

(

21

)

による。

(

8

)

  6.

備考 5.の注(

*10

)

による。

(

9

)

  6.

(

10

)

による。

d)

操作  操作は,次のとおり行う。

1)

a)7)

の混合標準液 [(2

µgC

4

H

10

NO

3

PS, 2

µgC

2

H

8

NO

2

PS) /ml] 1

µl をマイクロシリンジ(

10

)

でとり,スプリ

ットレス注入法又はコールドオンカラム注入法によってガスクロマトグラフに注入し,アセフェー

ト及びメタミドホス特有のフラグメントイオン (m/z) を設定し(

11

)

,選択イオン検出法又はマスクロ

マトグラフ法によって測定してそのマスフラグメントグラムを記録し,アセフェート及びメタミド

ホスの保持時間に相当するピークの位置を確認しておく。

2)

c)6)

で得たアセトン溶液 1

µl をマイクロシリンジ(

10

)

でとり,7.1d)2)の操作を行う。

3)

空試験として,c)7)で得たアセトン溶液について 7.1d)3)の操作を行う。

4)

検量線からアセフェート及びメタミドホスの量をそれぞれ求め,次の式によって試料中のアセフェ

ートの濃度  (

µg/L)  を算出する。


40

K 0128 : 2000

V

C

b

a

N

000

1

10

10

)]

298

.

1

(

[

3

1

3

×

×

×

×

×

+

=

υ

ここに,

N

対象農薬の濃度  (

µg/L)

a

検量線から求めたアセフェートの量 (ng)

b

検量線から求めたメタミドホスの量 (ng)

C

注入量  (

µl)

V

試料 (ml)

υ

1

c)6)

のアセトンの量 (ml)

1.298

アセフェートの量 (ng) に換算する係数

10

3

ng

µg に,µl を ml に換算する係数

検量線  a)6)の混合標準液 [(20

µgC

4

H

10

NO

3

PS, 20

µgC

2

H

8

NO

2

PS) /ml] 0.1

∼2ml を全量フラスコ 10ml

に段階的にとり,アセトンを標線まで加える。これらの溶液の一定量[試料と同量(例えば,1

µl)]

をマイクロシリンジでとり,

1)

及び 2)の操作を行ってアセフェート及びメタミドホスの量 (ng) と

指示値(

12

)

との関係線をそれぞれ作成する。検量線の作成は,試料測定時に行う。

(

10

)

  7.

(

9

)

による。

(

11

)

それぞれのフラグメントイオンは,次を参考(イオン強度の大きいものから順に表示してある。

とするとよい。

アセフェート 136,94,125,183

メタミドホス 94,95,141

(

12

)

  7.

(

11

)

による。

備考2.  7.の備考2.による。

3.

7.

備考 3.による。

11.2

ガスクロマトグラフ法  試料について 11.1c)の操作を行う。濃縮液の一定量を,ガスクロマトグラフ

に注入し,炎光光度検出器を用いた方法で定量する。

定量範囲:C

4

H

10

NO

3

PS 0.2

∼4ng  繰返し分析精度:変動係数で 10∼20%(装置,測定条件によって異

なる。

a)

試薬  試薬は,次のものを用いる。

1)

塩化ナトリウム  6.1a)1)による。

2)

アセトン  4.1a)3)による。

3)

酢酸エチル  6.備考 5.の a)4)による。

4)

混合標準液 [(20

µgC

4

H

10

NO

3

PS, 20

µgC

2

H

8

NO

2

PS) /ml] 

  11.1a)6)による。

5)

混合標準液 [(2

µgC

4

H

10

NO

3

PS, 2

µgC

2

H

8

NO

2

PS) /ml] 

  11.1a)7)による。

6)

窒素  6.2a)2)による。

b)

器具及び装置  器具及び装置は,次による。

1)

なす形フラスコ  6.1b)2)による。

2)

マイクロシリンジ  7.1b)1)による。

3)

クロマトグラフ管  11.1b)3)による。

4)

ガスクロマトグラフ  次に掲げる条件を満たすもの。

4.1)

キャピラリーカラム用管  7.1b)7.1)による。

4.2)

キャピラリーカラム  7.1b)7.2)による。

4.3)

検出器  7.2.2b)7.3)による。


41

K 0128 : 2000

4.4)

キャリヤーガス  7.2.1b)7.4)による。

4.5)

試料導入方法及び試料導入部温度  7.1b)7.5)による。

4.6)

燃料ガス及び助燃ガス  7.2.2b)7.6)による。

4.7)

カラム槽温度  7.2.1b)7.7)による。

4.8)

検出器槽温度  260∼300℃

5)

濃縮器  6.1b)5)による。

備考4.  ガスクロマトグラフの感度として,混合標準液 [(0.2

µgC

4

H

10

NO

3

PS, 0.2

µgC

2

H

8

NO

2

PS) /ml]

a)5)の混合標準液 [(2

µgC

4

H

10

NO

3

PS, 2

µgC

2

H

8

NO

2

PS) /ml] 1ml

を10ml に薄めたもの。

〕1

µl

をガスクロマトグラフに注入してアセフェート及びメタミドホスの量 (0.2ng) が十分に確認

できるように検出器の感度を調節する。

5.

7.

備考 5.による。

c)

準備操作  準備操作は,11.1c)による。

d)

操作  操作は,次のとおり行う。

1)

a)5)

の混合標準液 [(2

µgC

4

H

10

NO

3

PS, 2

µgC

2

H

8

NO

2

PS) /ml] 1

µl をマイクロシリンジ(

10

)

でとり,スプリ

ットレス注入法又はコールドオンカラム注入法によってガスクロマトグラフに注入し,アセフェー

ト及びメタミドホスの保持時間に相当するピークの位置を確認しておく。

2)

c)

で得たアセトン溶液 1

µl をマイクロシリンジ(

10

)

でとり,7.2.1d)2)の操作を行う。

3)

空試験として,c)で得た空試験のアセトン溶液について 7.2.1d)3)の操作を行う。

4)

検量線からアセフェート及びメタミドホスの量をそれぞれ求め,11.1d)の式によって試料中のアセ

フェートの濃度  (

µg/L)  を算出する。

検量線  a)4)の混合標準液 [(20

µgC

4

H

10

NO

3

PS

,20

µgC

2

H

8

NO

2

PS) /ml] 0.1

∼2ml を全量フラスコ 10ml

に段階的にとり,アセトンを標線まで加える。これらの溶液の一定量[試料と同量(例えば,1

µl)]

をマイクロシリンジでとり,

1)

及び 2)の操作を行ってアセフェート及びメタミドホスの量 (ng) と

指示値(

12

)

との関係線をそれぞれ作成する。検量線の作成は,試料測定時に行う。

備考6.  備考2.による。

12.

イソキサチオン (C

13

H

16

NO

4

PS) 

  イソキサチオン[ホスホロチオ酸

O

,

O

-

ジエチル

O

-

(5-フェニル-3-

イソキサゾリル)エステル]の定量には,ガスクロマトグラフ質量分析法及びガスクロマトグラフ法を適

用する。

12.1

ガスクロマトグラフ質量分析法  試料について 9.1c)の操作を行う。濃縮液の一定量を,ガスクロマ

トグラフ質量分析計に注入し,対象農薬の検出法に選択イオン検出法又はマスクロマトグラフ法を用いて

定量する。

定量範囲:C

13

H

16

NO

4

PS 0.1

∼2ng  繰返し分析精度:変動係数で 10∼20%(装置,測定条件によって

異なる。

a)

試薬  試薬は,次のものを用いる。

1)

塩化ナトリウム  6.1a)1)による。

2)

硫酸ナトリウム  6.1a)2)による。

3)

アセトン  4.1a)3)による。

4)

ジクロロメタン  6.1a)3)による。

5)

ヘキサン  6.1a)4)による。


42

K 0128 : 2000

6)

ジエチルエーテル-ヘキサン溶離液 (713)    6.3a)4)による。

7)

イソキサチオン標準液 (1mgC

13

H

16

NO

4

PS/ml) 

  イソキサチオンの標準品 0.100g をとり,少量のア

セトンに溶かし,全量フラスコ 100ml に移し入れ,ヘキサンを標線まで加える(

1

)

8)

イソキサチオン標準液 (10

µgC

13

H

16

NO

4

PS/ml) 

  イソキサチオン標準液 (1mgC

13

H

16

NO

4

PS/ml) 1ml

を全量フラスコ 100ml にとり,ヘキサン(

2

)

を標線まで加える。保存する場合は,−20℃の暗所にお

く。

9)

イソキサチオン標準液 (1

µgC

13

H

16

NO

4

PS/ml) 

  イソキサチオン標準液 (10

µgC

13

H

16

NO

4

PS/ml) 1ml

を全量フラスコ 10ml にとり,ヘキサン(

2

)

を標線まで加える。使用時に調製する。

10)

窒素  6.2a)2)による。

(

1

)

  7.

(

4

)

による。

(

2

)

  9.

(

2

)

による。

b)

器具及び装置  器具及び装置は,次による。

1)

分液漏斗  6.1b)1)による。

2)

なす形フラスコ  6.1b)2)による。

3)

三角フラスコ  6.1b)3)による。

4)

共栓付き試験管  6.2b)1)による。

5)

固相カラム  6.2b)2)による。

6)

クロマトグラフ管  6.3b)2)による。

7)

マイクロシリンジ  7.1b)6)による。

8)

ガスクロマトグラフ質量分析計  7.1b)7)による。

9)

振とう器

10)

濃縮器  6.b)5)による。

備考1.  ガスクロマトグラフ質量分析計の感度として,イソキサチオン標準液 (0.1

µgC

13

H

16

NO

4

PS/ml)

a)9)のイソキサチオン標準液 (1

µgC

13

H

16

NO

4

PS/ml) 1ml

を10ml に薄めたもの。

]1

µl をガス

クロマトグラフ質量分析計に注入してイソキサチオンの量 (0.1ng) が十分に確認できるよう

に検出器の感度を調節する。

c)

準備操作  準備操作は,9.1c)による(

3

)(

4

)

(

3

)

  9.

(

3

)

による。

(

4

)

イソキサチオンだけの定量を行うので,6.3 の c)4)の操作は省略してよい。

備考2.  9.の備考2.による。

3.

6.3

の操作において,ジエチルエーテル-ヘキサン溶離液 (7+13)  に代えて,アセトン-ヘキサ

ン溶離液 (1+19)  を用いることができる。この場合の準備操作は,6.

備考 4.による。この

操作を行った場合は,検量線の作成に用いる標準液の調製にはアセトンを用いる。

d)

操作  操作は,次のとおり行う。

1)

a)9)

のイソキサチオン標準液 (1

µgC

13

H

16

NO

4

PS/ml) 1

µl をマイクロシリンジ(

5

)

でとり,スプリットレ

ス注入法又はコールドオンカラム注入法によってガスクロマトグラフに注入し,イソキサチオンの

フラグメントイオン(m/z 105,177,77 など)を設定し(

6

)

,選択イオン検出法又はマスクロマトグ

ラフ法によって測定してそのマスフラグメントグラムを記録し,イソキサチオンの保持時間に相当

するピークの位置を確認しておく。

2)

c)

で得た濃縮液 1

µl をマイクロシリンジ(

5

)

でとり,7.1d)2)の操作を行う。


43

K 0128 : 2000

3)

空試験として,c)で得た空試験の濃縮液について 7.1d)3)の操作を行う。

4)

検量線からイソキサチオンの量を求め,次の式によって試料中のイソキサチオンの濃度  (

µg/L)  を

算出する。

V

C

a

N

000

1

10

10

3

3

2

1

3

×

×

×

×

×

=

υ

υ

υ

ここに,

N

対象農薬の濃度  (

µg/L)

a

検量線から求めた対象農薬の量 (ng)

C

注入量  (

µl)

V

試料 (ml)

υ

1

6.1c)5)

6.2c)4)又は 6)6.

備考 4.の 3)のいずれかにおける有

機溶媒の量 (ml)

υ

2

6.3c)1)

6.

備考 3.の 1)6.備考 4.の 4)のいずれかにおける有

機溶媒の量 (ml)

υ

3

6.3c)5)

6.

備考 3.の 3)6.備考 4.の 6)のいずれかにおける有

機溶媒の量 (ml)

10

3

ng

µg に,µl を ml に換算する係数

検量線  a)8)のイソキサチオン標準液 (10

µgC

13

H

16

NO

4

PS/ml) 0.1

∼2ml を全量フラスコ 10ml に段階

的にとり,ヘキサン(

2

)

を標線まで加える。これらの溶液の一定量[試料と同量(例えば,1

µl)]

をマイクロシリンジでとり,1)及び 2)の操作を行ってイソキサチオンの量 (ng) と指示値(

7

)

との

関係線を作成する。検量線の作成は,試料測定時に行う。

(

5

)

  7.

(

9

)

による。

(

6

)

  7.

(

10

)

による。

(

7

)

  7.

(

11

)

による。

備考4.  7.の備考2.による。

5.

7.

備考 3.による。

12.2

ガスクロマトグラフ法  試料について 9.1c)の操作を行う。濃縮液の一定量を,ガスクロマトグラフ

に注入し,電子捕獲検出器,熱イオン化検出器又は炎光光度検出器をそれぞれ用いた方法で定量する。

定量範囲:C

13

H

16

NO

4

PS 0.05

∼1ng(

8

)

  繰返し分析精度:変動係数で 10∼20%(装置,測定条件によっ

て異なる。

(

8

)

  9.

(

8

)

による。

a)

試薬  試薬は,次のものを用いる。

1)

塩化ナトリウム  6.1a)1)による。

2)

硫酸ナトリウム  6.1a)2)による。

3)

アセトン  4.1a)3)による。

4)

ジクロロメタン  6.1a)3)による。

5)

ヘキサン  6.1a)4)による。

6)

ジエチルエーテル-ヘキサン溶離液 (713)    6.3a)4)による。

7)

イソキサチオン標準液 (10

µgC

13

H

16

NO

4

PS/ml) 

  12.1a)8)による。

8)

イソキサチオン標準液 (5

µgC

13

H

16

NO

4

PS/ml) 

  イソキサチオン標準液 (10

µgC

13

H

16

NO

4

PS/ml) 5ml

を全量フラスコ 10ml にとり,ヘキサン(

2

)

を標線まで加える。使用時に調製する。

9)

イソキサチオン標準液 (0.5

µgC

13

H

16

NO

4

PS/ml) 

  イソキサチオン標準液 (5

µgC

13

H

16

NO

4

PS/ml) 1ml

を全量フラスコ 10ml にとり,ヘキサン(

2

)

を標線まで加える。使用時に調製する。


44

K 0128 : 2000

10)

窒素  6.2a)2)による。

b)

器具及び装置  器具及び装置は,次による。

1)

分液漏斗  6.1b)1)による。

2)

なす形フラスコ  6.1b)2)による。

3)

三角フラスコ  6.1b)3)による。

4)

共栓付き試験管  6.2b)1)による。

5)

固相カラム  6.2b)2)による。

6)

クロマトグラフ管  6.3b)2)による。

7)

マイクロシリンジ  7.1b)6)による。

8)

ガスクロマトグラフ  次に掲げる条件を満たすもの。

8.1)

キャピラリーカラム用管  7.1b)7.1)による。

8.2)

キャピラリーカラム  7.1b)7.2)による。

8.3)

検出器  熱イオン化検出器を用いる場合は,7.2.1b)7.3)による。炎光光度検出器を用いる場合は,

7.2.2b)7.3)

による。電子捕獲検出器を用いる場合は,7.2.3b)7.3)による。

8.4)

キャリヤーガス  7.2.1b)7.4)による。ただし,電子捕獲検出器を用いる場合は,カラム出口には付加

ガス(

9

)

として JIS K 1107 に規定する高純度窒素 1 級を接続し,流量は 30∼60ml/min に調節して用

いる。

8.5)

試料導入方法及び試料導入部温度  7.1b)7.5)による。

8.6)

燃料ガス及び助燃ガス  熱イオン化検出器を用いる場合は,7.2.1b)7.6)による。炎光光度検出器を用

いる場合は,7.2.2b)7.6)による。ただし,電子捕獲検出器では用いない。

8.7)

カラム槽温度  7.2.1b)7.7)による。

8.8)

検出器槽温度  7.2.1b)7.8)による。

9)

振とう器

10)

濃縮器  6.1b)5)による。

注  (

9

)

  7.

注  (

20

)

による。

備考6.  ガスクロマトグラフの感度として,イソキサチオン標準液 (50ngC

13

H

16

NO

4

PS/ml)

a)9)のイ

ンキサチオン標準液 (0.5

µgC

13

H

16

NO

4

PS/ml) 1ml

を10ml に薄めたもの。

]1

µl をガスクロマト

グラフに注入してイソキサチオンの量 (0.05ng) が十分に確認できるように検出器の感度を

調節する。

7.

c)

準備操作においてカラムクロマトグラフ分離を行った場合は,充てんカラムを用いること

ができる。この場合のガスクロマトグラフの条件などは 7.

備考 5.7.の備考 8.又は 7.の備

考 11.による。

c)

準備操作  準備操作は,9.1c)による(

3

)(

4

)

備考8.  備考2.による。

9.

備考 3.による。

10.

ジクロロメタンに代えて混合有機溶媒を用いてもよい。この場合の抽出操作は 6.

備考 5.

よる。

d)

操作  操作は,次のとおり行う。

1)

a)9)

のイソキサチオン標準液 (0.5

µgC

13

H

16

NO

4

PS/ml) 1

µl をマイクロシリンジ(

5

)

でとり,スプリット

レス注入法又はコールドオンカラム注入法によってガスクロマトグラフに注入し,イソキサチオン


45

K 0128 : 2000

の保持時間に相当するピークの位置を確認しておく。

2)

c)

で得た濃縮液 1

µl をマイクロシリンジ(

5

)

でとり,7.2.1d)2)の操作を行う。

3)

空試験として,c)で得た空試験の濃縮液について 7.2.1d)3)の操作を行う。

4)

検量線からイソキサチオンの量を求め,次の式によって試料中のイソキサチオンの濃度  (

µg/L)  を

算出する。

V

C

a

N

000

1

10

10

3

3

2

1

3

×

×

×

×

×

=

υ

υ

υ

ここに,

N

対象農薬の濃度  (

µg/L)

a

検量線から求めた対象農薬の量 (ng)

C

注入量  (

µl)

V

試料 (ml)

υ

1

6.1c)5)

6.2c)4)又は 6)6.

備考 4.の 3)6.備考 5.の c)5)

いずれかにおける有機溶媒の量 (ml)

υ

2

6.3c)1)

6.

備考 3.の 1)6.備考 4.の 4)6.備考 5.の c)6)のい

ずれかにおける有機溶媒の量 (ml)

υ

3

6.3c)5)

6.

備考 3.の 3)6.備考 4.の 6)6.備考 5.の c)8)のい

ずれかにおける有機溶媒の量 (ml)

10

3

ng

µg に,µl を ml に換算する係数

検量線  a)8)のイソキサチオン標準液 (5

µgC

13

H

16

NO

4

PS/ml) 0.1

∼2ml を全量フラスコ 10ml に段階的

にとり,ヘキサン(

2

)

を標線まで加える。これらの溶液の一定量[試料と同量(例えば,1

µl)]を

マイクロシリンジでとり,1)及び 2)の操作を行ってイソキサチオンの量 (ng) と指示値(

7

)

との関

係線を作成する。検量線の作成は,試料測定時に行う。

備考11.  備考4.による。

13.

イソフェンホス (C

15

H

24

NO

4

PS) 

  イソフェンホス〔2-{<エトキシ[

(1-メチルエチル)アミノ]ホ

スフィノチオイル>オキシ}安息香酸 1-メチルエチルエステル〕の定量には,ガスクロマトグラフ質量分

析法及びガスクロマトグラフ法を適用する。

13.1

ガスクロマトグラフ質量分析法  試料を 6.の備考 4.による抽出・分離・濃縮を行う。その一定量を,

ガスクロマトグラフ質量分析計に注入し,対象農薬の検出法に選択イオン検出法又はマスクロマトグラフ

法を用いて定量する。

定量範囲:C

15

H

24

NO

4

PS 0.1

∼2ng,繰返し分析精度:変動係数で 10∼20%(装置,測定条件によって

異なる。

a)

試薬  試薬は,次のものを用いる。

1)

塩化ナトリウム  6.1a)1)による。

2)

硫酸ナトリウム  6.1a)2)による。

3)

アセトン  4.1a)3)による。

4)

ジクロロメタン  6.1a)3)による。

5)

ヘキサン  6.1a)4)による。

6)

アセトン-ヘキサン溶離液 (317)    10.1a)9)による。

7)

イソフェンホス標準液 (1mgC

15

H

24

NO

4

PS/ml) 

  イソフェンホスの標準品 0.100g をとり,少量のア

セトンに溶かし,全量フラスコ 100ml に移し入れ,アセトンを標線まで加える(

1

)

8)

イソフェンホス標準液 (10

µgC

15

H

24

NO

4

PS/ml) 

  イソフェンホス標準液 (1mgC

15

H

24

NO

4

PS/ml) 1ml


46

K 0128 : 2000

を全量フラスコ l00ml にとり,アセトンを標線まで加える。保存する場合は,−20℃の暗所におく。

9)

イソフェンホス標準液 (1

µgC

15

H

24

NO

4

PS/ml) 

  イソフェンホス標準液 (10

µgC

15

H

24

NO

4

PS/ml) 1ml

を全量フラスコ 10ml にとり,アセトンを標線まで加える。使用時に調製する。

10)

窒素  6.2a)2)による。

(

1

)

  7.

(

4

)

による。 

b)

器具及び装置  器具及び装置は,次による。

1)

分液漏斗  6.1b)1)による。

2)

なす形フラスコ  6.1b)2)による。

3)

三角フラスコ  6.1b)3)による。

4)

クロマトグラフ管  6.3b)2)による。

5)

マイクロシリンジ  7.1b)6)による。

6)

ガスクロマトグラフ質量分析計  7.1b)7)による。

7)

振とう器

8)

濃縮器  6.1b)5)による。

備考1.  ガスクロマトグラフ質量分析計の感度として,イソフェンホス標準液 (0.1

µgC

15

H

24

NO

4

PS/ml)

a)9)のイソフェンホス標準液 (1

µgC

15

H

24

NO

4

PS/ml) 1ml

を10ml に薄めたもの。

]1

µl をガス

クロマトグラフ質量分析計に注入してイソフェンホスの量 (0.1ng) が十分に確認できるよう

に検出器の感度を調節する。

c)

準備操作  準備操作は,次のとおり行う。

1)

6.

備考 4.の 1)4)の操作を行う(

2

)

2)

次に,アセトン-ヘキサン溶離液 (3+17) 50ml を流下してイソフェンホスを溶出させ(

3

)

,溶出液を

なす形フラスコ(

4

)

に受ける。

3)

これを,濃縮器(

5

)

を用いて約 40℃(

5

)

の水浴上で 1∼2ml になるまで濃縮し,受器を取り外し,窒素

を緩やかに吹き付け,溶出液を完全に揮散させた後,アセトン 1ml を正しく加える(

6

)(

7

)(

8

)

4)

空試験として試料と同量の水を分液漏斗にとり,1)3)の操作を行う。

(

2

)

試料に色及び濁りがなく,かつ,この試験の妨害となる成分を含まない場合は,6.

備考4.1)

2)の操作までを行い,ジクロロメタンを揮散させた後,アセトン1ml を正しく加える。

(

3

)

  6.

(

25

)

による。

(

4

)

  6.

(

8

)

による。

(

5

)

  6.

(

9

)

による。

(

6

)

  6.

(

21

)

による。

(

7

)

  6.

備考 5.の注(

*10

)

による。

(

8

)

  6.

(

10

)

による。

d)

操作  操作は,次のとおり行う。

1)

a)9)

のイソフェンホス標準液 (1

µgC

15

H

24

NO

4

PS/ml) 1

µl をマイクロシリンジ(

9

)

でとり,スプリットレ

ス注入法又はコールドオンカラム注入法によってガスクロマトグラフに注入し,イソフェンホスの

フラグメントイオン(m/z 213,121,255 など)を設定し(

10

)

,選択イオン検出法又はマスクロマト

グラフ法によって測定してそのマスフラグメントグラムを記録し,イソフェンホスの保持時間に相

当するピークの位置を確認しておく。

2)

c)3)

で得たアセトン溶液 1

µl をマイクロシリンジ(

9

)

でとり,7.1d)2)の操作を行う。


47

K 0128 : 2000

3)

空試験として,c)4)で得たアセトン溶液について 7.1d)3)の操作を行う。

4)

検量線からイソフェンホスの量を求め,次の式によって試料中のイソフェンホスの濃度  (

µg/L)  を

算出する。

V

C

a

N

000

1

10

10

3

3

2

1

3

×

×

×

×

×

=

υ

υ

υ

ここに,

N

対象農薬の濃度  (

µg/L)

a

検量線から求めた対象農薬の量 (ng)

C

注入量  (

µl)

V

試料 (ml)

υ

1

6.

備考 4.の 3)の有機溶媒の量 (ml)

υ

2

6.

備考 4.の 4)の有機溶媒の量 (ml)

υ

3

c)3)

の有機溶媒の量 (ml)

10

3

ng

µg に,µl を ml に換算する係数

検量線  a)8)のイソフェンホス標準液 (10

µgC

15

H

24

NO

4

PS/ml) 0.1

∼2ml を全量フラスコ 10ml に段階

的にとり,アセトンを標線まで加える。これらの溶液の一定量[試料と同量(例えば,1

µl)]を

マイクロシリンジでとり,1)及び 2)の操作を行ってイソフェンホスの量 (ng) と指示値(

11

)

との関

係線を作成する。検量線の作成は,試料測定時に行う。

(

9

)

  7.

(

9

)

による。

(

10

)

  7.

(

10

)

による。

(

11

)

  7.

(

11

)

による。

備考2.  7.の備考2.による。

3.

7.

備考 3.による。

13.2

ガスクロマトグラフ法  試料について 13.1c)の操作を行う。濃縮液の一定量を,ガスクロマトグラフ

に注入し,炎光光度検出器又は熱イオン化検出器をそれぞれ用いた方法で定量する。

定量範囲:C

15

H

24

NO

4

PO 0.05

∼1ng(

12

)

  繰返し分析精度:変動係数で 10∼20%  (装置,測定条件に

よって異なる。

(

12

)

熱イオン化検出器を用いた場合の定量範囲は,0.1∼2ng である。

a)

試薬  試薬は,次のものを用いる。

1)

塩化ナトリウム  6.1a)1)による。

2)

硫酸ナトリウム  6.1a)2)による。

3)

アセトン  4.1a)3)による。

4)

ジクロロメタン  6.1a)3)による。

5)

ヘキサン  6.1a)4)による。

6)

アセトン-ヘキサン溶離液 (317)    10.1a)9)による。

7)

イソフェンホス標準液 (10

µgC

15

H

24

NO

4

PS/ml) 

  13.1a)8)による。

8)

イソフェンホス標準液 (5

µgC

15

H

24

NO

4

PS/ml) 

  イソフェンホス標準液 (10

µgC

15

H

24

NO

4

PS/ml) 5ml

を全量フラスコ 10ml にとり,アセトンを標線まで加える。使用時に調製する。

9)

イソフェンホス標準液 (0.5

µgC

15

H

24

NO

4

PS/ml) 

  イソフェンホス標準液 (5

µgC

15

H

24

NO

4

PS/ml) 1ml

を全量フラスコ 10ml にとり,アセトンを標線まで加える。使用時に調製する。

10)

窒素  6.2a)2)による。

b)

器具及び装置  器具及び装置は,次による。


48

K 0128 : 2000

1)

分液漏斗  6.1b)1)による。

2)

なす形フラスコ  6.1b)2)による。

3)

三角フラスコ  6.1b)3)による。

4)

クロマトグラフ管  6.3b)2)による。

5)

マイクロシリンジ  7.1b)6)による。

6)

ガスクロマトグラフ  次に掲げる条件を満たすもの。

6.1)

キャピラリーカラム用管  7.1b)7.1)による。

6.2)

キャピラリーカラム  7.1b)7.2)による。

6.3)

検出器  熱イオン化検出器を用いる場合は,7.2.1b)7.3)による。炎光光度検出器を用いる場合は,

7.2.2b)7.3)

による。

6.4)

キャリヤーガス  7.2.1b)7.4)による。

6.5)

試料導入方法及び試料導入部温度  7.1b)7.5)による。

6.6)

燃料ガス及び助燃ガス  熱イオン化検出器を用いる場合は,7.2.1b)7.6)による。炎光光度検出器を用

いる場合は,7.2.2b)7.6)による。

6.7)

カラム槽温度  7.2.1b)7.7)による。

6.8)

検出器槽温度  7.2.1b)7.8)による。

7)

振とう器

8)

濃縮器  6.1b)5)による。

備考4.  ガスクロマトグラフの感度として,イソフェンホス標準液 (50ngC

15

H

24

NO

4

PS/ml)

a)9)のイ

ソフェンホス標準液 (0.5

µgC

15

H

24

NO

4

PS/ml) 1ml

を10ml に薄めたもの。

]1

µl をガスクロマト

グラフに注入してイソフェンホスの量 (0.05ng) が十分に確認できるように検出器の感度を

調節する。

5.

c)

準備操作においてカラムクロマトグラフ分離を行った場合は,充てんカラムを用いること

ができる。この場合のガスクロマトグラフ条件などは 7.

備考 5.又は 7.の備考 8.による。

c)

準備操作  準備操作は,13.1c)による(

2

)

備考6.  ジクロロメタンに代えて混合有機溶媒を用いてもよい。この場合の抽出操作は6.備考5.の c)1)

3)及び8)の操作を行う。

d)

操作  操作は,次のとおり行う。

1)

a)9)

のイソフェンホス標準液 (0.5

µgC

15

H

24

NO

4

PS/ml) 1

µl をマイクロシリンジ(

9

)

でとり,スプリット

レス注入法又はコールドオンカラム注入法によってガスクロマトグラフに注入し,イソフェンホス

の保持時間に相当するピークの位置を確認しておく。

2)

c)

で得たアセトン溶液 1

µl をマイクロシリンジ(

9

)

でとり,7.2.1d)2)の操作を行う。

3)

空試験として,c)で得た空試験のアセトン溶液について 7.2.1d)3)の操作を行う。

4)

検量線からイソフェンホスの量を求め,13.1d)4)の式によって試料中のイソフェンホスの濃度

(

µg/L)  を算出する。

検量線  a)8)のイソフェンホス標準液 (5

µgC

15

H

24

NO

4

PS/ml) 0.1

∼2ml を全量フラスコ 10ml に段階的

にとり,アセトンを標線まで加える。これらの溶液の一定量[試料と同量(例えば,1

µl)]をマ

イクロシリンジでとり,1)及び 2)の操作を行ってイソフェンホスの量 (ng) と指示値(

11

)

との関係

線を作成する。検量線の作成は,試料測定時に行う。

備考7.  備考2.による。


49

K 0128 : 2000

14.

イソプロチオラン (C

12

H

18

O

4

S

2

  イソプロチオラン[1, 3-ジチオラン-2-イリデンプロパン二酸ビス

(1-メチルエチル)エステル]の定量には,ガスクロマトグラフ質量分析法及びガスクロマトグラフ法を

適用する。

14.1

ガスクロマトグラフ質量分析法  試料について 9.1c)の操作を行う。濃縮液の一定量を,ガスクロマ

トグラフ質量分析計に注入し,対象農薬の検出法に選択イオン検出法又はマスクロマトグラフ法を用いて

定量する。

定量範囲:C

12

H

18

O

4

S

2

 0.1

∼2ng  繰返し分析精度:変動係数で 10∼20%(装置,測定条件によって異

なる。

a)

試薬  試薬は,次のものを用いる。

1)

塩化ナトリウム  6.1a)1)による。

2)

硫酸ナトリウム  6.1a)2)による。

3)

アセトン  4.1a)3)による。

4)

ジクロロメタン  6.1a)4)による。

5)

ヘキサン  6.1a)5)による。

6)

ジエチルエーテル-ヘキサン溶離液 (713)    6.3a)4)による。

7)

イソプロチオラン標準液 (1mgC

12

H

18

O

4

S

2

/ml) 

  イソプロチオランの標準品 0.100g をとり,少量の

ヘキサンに溶かし,全量フラスコ 100ml に移し入れ,ヘキサンを標線まで加える(

1

)

8)

イソプロチオラン標準液 (10

µgC

12

H

18

O

4

S

2

/ml) 

  イソプロチオラン標準液 (1mgC

12

H

18

O

4

S

2

/ml) 1ml

を全量フラスコ 100ml にとり,ヘキサン(

2

)

を標線まで加える。保存する場合は,−20℃の暗所にお

く。

9)

イソプロチオラン標準液 (1

µgC

12

H

18

O

4

S

2

/ml) 

  イソプロチオラン標準液 (10

µgC

12

H

18

O

4

S

2

/ml) 1ml

を全量フラスコ 10ml にとり,ヘキサン(

2

)

を標線まで加える。使用時に調製する。

10)

窒素  6.2a)7)による。

(

1

)

  7.

(

4

)

による。

(

2

)

  9.

(

2

)

による。

b)

器具及び装置  器具及び装置は,次による。

1)

分液漏斗  6.1b)1)による。

2)

なす形フラスコ  6.1b)2)による。

3)

三角フラスコ  6.1b)3)による。

4)

共栓付き試験管  6.2b)1)による。

5)

固相カラム  6.2b)2)による。

6)

クロマトグラフ管  6.3b)2)による。

7)

マイクロシリンジ  7.1b)6)による。

8)

ガスクロマトグラフ質量分析計  7.1b)7)による。

9)

振とう器

10)

濃縮器  6.1b)5)による。

備考1.  ガスクロマトグラフ質量分析計の感度として,イソプロチオラン標準液 (0.1

µgC

12

H

18

O

4

S

2

/ml)

a)9)のイソプロチオラン標準液 (1

µgC

12

H

18

O

4

S

2

/ml) 1ml

を10ml に薄めたもの。

]1

µl をガス

クロマトグラフ質量分析計に注入してイソプロチオランの量 (0.1ng) が十分に確認できるよ


50

K 0128 : 2000

うに検出器の感度を調節する。

c)

準備操作  準備操作は,9.1c)による(

3

)

(

3

)

  9.

(

3

)

による。

備考2.  9.の備考2.による。

3.

6.3

の操作において,ジエチルエーテル-ヘキサン溶離液 (7+13)  に代えて,アセトン-ヘキサ

ン溶離液 (3+17)  を用いることができる。この場合の準備操作は,13.1c)による。この操作

を行った場合は,検量線の作成に用いる標準液の調製にはアセトンを用いる。

d)

操作  操作は,次のとおり行う。

1)

a)9)

のイソプロチオラン標準液 (1

µgC

12

H

18

O

4

S

2

/ml) 1

µl をマイクロシリンジ(

4

)

でとり,スプリットレ

ス注入法又はコールドオンカラム注入法によってガスクロマトグラフに注入し,イソプロチオラン

のフラグメントイオン(m/z 118,162,189 など)を設定し(

5

)

,選択イオン検出法又はマスクロマト

グラフ法によって測定してそのマスフラグメントグラムを記録し,イソプロチオランの保持時間に

相当するピークの位置を確認しておく。

2)

c)

で得た濃縮液 1

µl をマイクロシリンジ(

4

)

でとり,7.1d)2)の操作を行う。

3)

空試験として,c)で得た空試験の濃縮液について 7.1d)3)の操作を行う。

4)

検量線からイソプロチオランの量を求め,12.1d)4)の式によって試料中のイソプロチオランの濃度

(

µg/L)  を算出する。

検量線  a)8)のイソプロチオラン標準液 (10

µgC

12

H

18

O

4

S

2

/ml) 0.1

∼2ml を全量フラスコ 10ml に段階

的にとり,ヘキサン(

2

)

を標線まで加える。これらの溶液の一定量[試料と同量(例えば,1

µl)]

をマイクロシリンジでとり,1)及び 2)の操作を行ってイソプロチオランの量 (ng) と指示値(

6

)

の関係線を作成する。検量線の作成は,試料測定時に行う。

(

4

)

  7.

(

9

)

による。

(

5

)

  7.

(

10

)

による。

(

6

)

  7.

(

11

)

による。

備考4.  7.の備考2.による。

5.

7.

備考 3.による。

14.2

ガスクロマトグラフ法  試料について 9.1c)の操作を行う。濃縮液の一定量を,ガスクロマトグラフ

に注入し,電子捕獲検出器を用いた方法で定量する。

定量範囲:C

12

H

18

O

4

S

2

 0.05

∼1ng  繰返し分析精度:変動係数で 10∼20%(装置,測定条件によって異

なる。

a)

試薬  試薬は,次のものを用いる。

1)

塩化ナトリウム  6.1a)1)による。

2)

硫酸ナトリウム  6.1a)2)による。

3)

アセトン  4.1a)3)による。

4)

ジクロロメタン  6.1a)3)による。

5)

ヘキサン  6.1a)4)による。

6)

ジエチルエーテル-ヘキサン溶離液 (713)    6.3a)4)による。

7)

イソプロチオラン標準液 (10

µgC

12

H

18

O

4

S

2

/ml) 

  14.1a)8)による。

8)

イソプロチオラン標準液 (5

µgC

12

H

18

O

4

S

2

/ml) 

  イソプロチオラン標準液 (10

µgC

12

H

18

O

4

S

2

/ml) 5ml

を全量フラスコ 10ml にとり,ヘキサンを標線まで加える。保存する場合は,−20℃の暗所におく。


51

K 0128 : 2000

9)

イソプロチオラン標準液 (0.5

µgC

12

H

18

O

4

S

2

/ml) 

  イソプロチオラン標準液 (5

µgC

12

H

18

O

4

S

2

/ml) 1ml

を全量フラスコ 10ml にとり,ヘキサンを標線まで加える。使用時に調製する。

10)

窒素  6.2a)2)による。

b)

器具及び装置  器具及び装置は,次による。

1)

分液漏斗  6.1b)1)による。

2)

なす形フラスコ  6.1b)2)による。

3)

三角フラスコ  6.1b)3)による。

4)

共栓付き試験管  6.2b)1)による。

5)

固相カラム  6.2b)2)による。

6)

クロマトグラフ管  6.3b)2)による。

7)

マイクロシリンジ  7.1b)6)による。

8)

ガスクロマトグラフ  次に掲げる条件を満たすもの。

8.1)

キャピラリーカラム用管  7.1b)7.1)による。

8.2)

キャピラリーカラム  7.1b)7.2)による。

8.3)

検出器  7.2.3b)7.3)による。

8.4)

キャリヤーガス  7.2.3b)7.4)による。

8.5)

試料導入方法及び試料導入部温度  7.1b)7.5)による。

8.6)

カラム槽温度  7.2.1b)7.7)による。

8.7)

検出器槽温度  7.2.1b)7.8)による。

9)

振とう器

10)

濃縮器  6.1b)5)による。

備考6.  ガスクロマトグラフの感度として,イソプロチオラン標準液 (50ngC

12

H

18

O

4

S

2

/ml)

a)9)のイ

ソプロチオラン標準液 (0.5

µgC

12

H

18

O

4

S

2

/ml) 1ml

を10ml に薄めたもの。

]1

µl をガスクロマト

グラフに注入してイソプロチオランの量 (0.05ng) が十分に確認できるように検出器の感度

を調節する。

7.

c)

準備操作においてカラムクロマトグラフ分離を行った場合は,充てんカラムを用いること

ができる。この場合のガスクロマトグラフの条件などは 7.

備考 11.による。

c)

準備操作  準備操作は,9.1c)による(

3

)

備考8.  備考2.による。

9.

12.

備考 3.による。

10.

ジクロロメタンに代えて混合有機溶媒を用いてもよい。この場合の抽出操作などは 6.

備考 5.

の c)1)5)の操作に引き続き,ヘキサン溶液全量を用いて,13.1c)の 2)及び 3)の操作を行う。

ただし,これらの操作を行った場合の最終溶媒量はヘキサン 20ml とする。

d)

操作  操作は,次のとおり行う。

1)

a)9)

のイソプロチオラン標準液 (0.5

µgC

12

H

18

O

4

S

2

/ml) 1

µl をマイクロシリンジ(

4

)

でとり,スプリット

レス注入法又はコールドオンカラム注入法によってガスクロマトグラフに注入し,イソプロチオラ

ンの保持時間に相当するピークの位置を確認しておく。

2)

c)

で得たヘキサン溶液 1

µl をマイクロシリンジ(

4

)

でとり,7.2.1d)2)の操作を行う。

3)

空試験として,c)で得た空試験のヘキサン溶液について 7.2.1d)3)の操作を行う。

4)

検量線からイソプロチオランの量を求め,12.2d)4)の式によって試料中のイソプロチオランの濃度


52

K 0128 : 2000

(

µg/L)  を算出する。

検量線  a)8)のイソプロチオラン標準液 (5

µgC

12

H

18

O

4

S

2

/ml) 0.1

∼2ml を全量フラスコ 10ml に段階的

にとり,ヘキサンを標線まで加える。これらの溶液の一定量[試料と同量(例えば,1

µl)]をマ

イクロシリンジでとり,1)及び 2)の操作を行ってイソプロチオランの量 (ng) と指示値(

6

)

との関

係線を作成する。検量線の作成は,試料測定時に行う。

備考9.  備考4.による。

15.

イプロジオン (C

13

H

13

Cl

2

N

3

O

3

  イプロジオン[3-(3, 5-ジクロロフェニル)-

N

-

(1-メチルエチル)

-2, 4-

ジオキソ-1-イミダゾリジンカルボキサミド]の定量には,ガスクロマトグラフ質量分析法及びガスク

ロマトグラフ法を適用する。

15.1

ガスクロマトグラフ質量分析法  試料について 13.1c)の操作を行う。濃縮液の一定量を,ガスクロマ

トグラフ質量分析計に注入し,対象農薬の検出法に選択イオン検出法又はマスクロマトグラフ法を用いて

定量する。

定量範囲:C

13

H

13

Cl

2

N

3

O

3

 0.2

∼4ng  繰返し分析精度:変動係数で 30∼40%(装置,測定条件によって

異なる。

a)

試薬  試薬は,次のものを用いる。

1)

塩化ナトリウム  6.1a)1)による。

2)

硫酸ナトリウム  6.1a)2)による。

3)

アセトン  4.1a)3)による。

4)

ジクロロメタン  6.1a)3)による。

5)

ヘキサン  6.1a)4)による。

6)

アセトン-ヘキサン溶離液(317)    10.1a)9)による。

7)

イプロジオン標準液 (2mgC

13

H

13

Cl

2

N

3

O

3

/ml) 

  イプロジオンの標準品 0.200g をとり,少量のアセト

ンに溶かし,全量フラスコ 100ml に移し入れ,アセトンを標線まで加える(

1

)

8)

イプロジオン標準液 (20

µgC

13

H

13

Cl

2

N

3

O

3

/ml) 

  イプロジオン標準液 (2mgC

13

H

13

Cl

2

N

3

O

3

/ml) 1ml

全量フラスコ 100ml にとり,アセトンを標線まで加える。保存する場合は,−20℃の暗所におく。

9)

イプロジオン標準液 (2

µgC

13

H

13

Cl

2

N

3

O

3

/ml) 

  イプロジオン標準液 (20

µgC

13

H

13

Cl

2

N

3

O

3

/ml) 1ml

全量フラスコ 10ml にとり,アセトンを標線まで加える。使用時に調製する。

10)

窒素  6.2a)2)による。

(

1

)

  7.

(

4

)

による。

b)

器具及び装置  器具及び装置は,次による。

1)

分液漏斗  6.1b)1)による。

2)

なす形フラスコ  6.1b)2)による。

3)

三角フラスコ  6.1b)3)による。

4)

クロマトグラフ管  6.3b)2)による。

5)

マイクロシリンジ  7.1b)6)による。

6)

ガスクロマトグラフ質量分析計  7.1b)7)による。

7)

振とう器

8)

濃縮器  6.1b)5)による。

備考1.  ガスクロマトグラフ質量分析計の感度として,イプロジオン標準液 (0.2

µgC

13

H

13

Cl

2

N

3

O

3

/ml)


53

K 0128 : 2000

a)9)のイプロジオン標準液 (2

µgC

13

H

13

Cl

2

N

3

O

3

/ml) 1ml

を10ml に薄めたもの。

]1

µl をガスク

ロマトグラフ質量分析計に注入してイプロジオンの量 (0.2ng) が十分に確認できるように検

出器の感度を調節する。

c)

準備操作  準備操作は,13.1c)による(

2

)

(

2

)

  13.

(

2

)

による。

d)

操作  操作は,次のとおり行う。

1)

a)9)

のイプロジオン標準液 (2

µgC

13

H

13

Cl

2

N

3

O

3

/ml) 1

µl をマイクロシリンジ(

3

)

でとり,スプリットレ

ス注入法又はコールドオンカラム注入法によってガスクロマトグラフに注入し,イプロジオンのフ

ラグメントイオン(m/z 314,316,187 など)を設定し(

4

)

,選択イオン検出法又はマスクロマトグラ

フ法によって測定してそのマスフラグメントグラムを記録し,イプロジオンの保持時間に相当する

ピークの位置を確認しておく。

2)

c)

で得たアセトン溶液 1

µl をマイクロシリンジ(

3

)

でとり,7.1d)2)の操作を行う。

3)

空試験として,c)で得た空試験のアセトン溶液について 7.1d)3)の操作を行う。

4)

検量線からイプロジオンの量を求め,13.1d)4)の式によって試料中のイプロジオンの濃度  (

µg/L)  を

算出する。

検量線  a)8)のイプロジオン標準液 (20

µgC

13

H

13

Cl

2

N

3

O

3

/ml) 0.1

∼2ml を全量フラスコ 10ml に段階的

にとり,アセトンを標線まで加える。これらの溶液の一定量[試料と同量(例えば,1

µl)]をマ

イクロシリンジでとり,1)及び 2)の操作を行ってイプロジオンの量 (ng) と指示値(

5

)

との関係線

を作成する。検量線の作成は,試料測定時に行う。

(

3

)

  7.

(

9

)

による。

(

4

)

  7.

(

10

)

による。

(

5

)

  7.

(

11

)

による。

備考2.  7.の備考2.による。

3.

7.

備考 3.による。

15.2

ガスクロマトグラフ法  試料について 13.1c)の操作を行う。濃縮液の一定量を,ガスクロマトグラフ

に注入し,熱イオン化検出器を用いた方法で定量する。

定量範囲:C

13

H

13

Cl

2

N

3

O

3

 0.2

∼4ng  繰返し分析精度:変動係数で 20∼30%(装置,測定条件によって

異なる。

a)

試薬  試薬は,次のものを用いる。

1)

塩化ナトリウム  6.1a)1)による。

2)

硫酸ナトリウム  6.1a)2)による。

3)

アセトン  4.1a)3)による。

4)

ジクロロメタン  6.1a)3)による。

5)

ヘキサン  6.1a)4)による。

6)

アセトン-ヘキサン溶離液(317)    10.1a)9)による。

7)

イプロジオン標準液 (20

µgC

13

H

13

Cl

2

N

3

O

3

/ml) 

  15.1a)8)による。

8)

イプロジオン標準液 (2

µgC

13

H

13

Cl

2

N

3

O

3

/ml) 

  15.1a)9)による。

9)

窒素  6.2a)2)による。

b)

器具及び装置  器具及び装置は,次による。

1)

分液漏斗  6.1b)1)による。


54

K 0128 : 2000

2)

なす形フラスコ  6.1b)2)による。

3)

三角フラスコ  6.1b)3)による。

4)

クロマトグラフ管  6.3b)2)による。

5)

マイクロシリンジ  7.1b)6)による。

6)

ガスクロマトグラフ  次に掲げる条件を満たすもの。

6.1)

キャピラリーカラム用管  7.1b)7.1)による。

6.2)

キャピラリーカラム  7.1b)7.2)による。

6.3)

検出器  7.2.1b)7.3)による。

6.4)

キャリヤーガス  7.2.1b)7.4)による。

6.5)

試料導入方法及び試料導入部温度  7.1b)7.5)による。

6.6)

燃料ガス及び助燃ガス  7.2.1b)7.6)による。

6.7)

カラム槽温度  7.2.1b)7.7)による。

6.8)

検出器槽温度  7.2.1b)7.8)による。

7)

振とう器

8)

濃縮器  6.1b)5)による。

備考4.  ガスクロマトグラフの感度として,イプロジオン標準液 (0.2

µgC

13

H

13

Cl

2

N

3

O

3

3/ml)

a)8)のイ

プロジオン標準液 (2

µgC

13

H

13

Cl

2

N

3

O

3

/ml) 1ml

を10ml に薄めたもの。

]1

µl をガスクロマトグ

ラフに注入してイプロジオンの量 (0.2ng) が十分に確認できるように検出器の感度を調節す

る。

5.

c)

準備操作においてカラムクロマトグラフ分離を行った場合は,充てんカラムを用いること

ができる。この場合のガスクロマトグラフ条件などは 7.

備考 5.又は 7.の備考 8.による。

c)

準備操作  準備操作は,13.1c)による(

2

)

備考6.  14.の備考10.による。ただし,最終溶媒量はアセトン4ml とする。

d)

操作  操作は,次のとおり行う。

1)

a)8)

のイプロジオン標準液 (2

µgC

13

H

13

Cl

2

N

3

O

3

/ml) 1

µl をマイクロシリンジ(

3

)

でとり,スプリットレ

ス注入法又はコールドオンカラム注入法によってガスクロマトグラフに注入し,イプロジオンの保

持時間に相当するピークの位置を確認しておく。

2)

c)2)

で得たアセトン溶液 1

µl をマイクロシリンジ(

3

)

でとり,7.2.1d)2)の操作を行う。

3)

空試験として,c)3)で得たアセトン溶液について 7.2.1d)3)の操作を行う。

4)

検量線からイプロジオンの量を求め,13.1d)4)の式によって試料中のイプロジオンの濃度  (

µg/L)  を

算出する。

検量線  a)7)のイプロジオン標準液 (20

µgC

13

H

13

Cl

2

N

3

O

3

/ml) 0.1

∼2ml を全量フラスコ 10ml に段階的

にとり,アセトンを標線まで加える。これらの溶液の一定量[試料と同量(例えば,1

µl)]をマ

イクロシリンジでとり,1)及び 2)の操作を行ってイプロジオンの量 (ng) と指示値(

5

)

との関係線

を作成する。検量線の作成は,試料測定時に行う。

備考7.  備考2.による。

16.

イプロベンホス [IBP] (C

13

H

21

O

3

PS) 

  イプロベンホス [IBP] [ホスホルチオ酸

O

,

O

-

ビス(1-メチル

エチル)-

S

-

(フェニルメチル)エステル]の定量には,ガスクロマトグラフ質量分析法及びガスクロマト

グラフ法を適用する。


55

K 0128 : 2000

16.1

ガスクロマトグラフ質量分析法  試料について 9.1c)の操作を行う。濃縮液の一定量を,ガスクロマ

トグラフ質量分析計に注入し,対象農薬の検出法に選択イオン検出法又はマスクロマトグラフ法を用いて

定量する。

定量範囲:C

13

H

21

O

3

PS 0.1

∼2ng  繰返し分析精度:変動係数で 10∼20%(装置,測定条件によって異

なる。

a)

試薬  試薬は,次のものを用いる。

1)

塩化ナトリウム  6.1a)1)による。

2)

硫酸ナトリウム  6.1a)2)による。

3)

アセトン  4.1a)3)による。

4)

ジクロロメタン  6.1a)3)による。

5)

ヘキサン  6.1a)4)による。

6)

ジエチルエーテル-ヘキサン溶離液 (713)    6.3a)4)による。

7)

イプロベンホス標準液 (1mgC

13

H

21

O

3

PS/ml) 

  イプロベンホスの標準品 0.100g をとり,少量のヘキ

サンに溶かし,全量フラスコ 100ml に移し入れ,ヘキサンを標線まで加える(

1

)

8)

イプロベンホス標準液 (10

µgC

13

H

21

O

3

PS/ml) 

  イプロベンホス標準液 (1mgC

13

H

21

O

3

PS/ml) 1ml

全量フラスコ 100ml にとり,ヘキサン(

2

)

を標線まで加える。保存する場合は,−20℃の暗所におく。

9)

イプロベンホス標準液 (1

µgC

13

H

21

O

3

PS/ml) 

  イプロベンホス標準液 (10

µgC

13

H

21

O

3

PS/ml) 1ml

全量フラスコ 10ml にとり,ヘキサン(

2

)

を標線まで加える。使用時に調製する。

10)

窒素  6.2a)2)による。

(

1

)

  7.

(

4

)

による。

(

2

)

  9.

(

2

)

による。

b)

器具及び装置  器具及び装置は,次による。

1)

分液漏斗  6.1b)1)による。

2)

なす形フラスコ  6.1b)2)による。

3)

三角フラスコ  6.1b)3)による。

4)

共栓付き試験管  6.2b)1)による。

5)

固相カラム  6.2b)2)による。

6)

クロマトグラフ管  6.3b)2)による。

7)

マイクロシリンジ  7.1b)6)による。

8)

ガスクロマトグラフ質量分析計  7.1b)7)による。

9)

振とう器

10)

濃縮器  6.1b)5)による。

備考1.  ガスクロマトグラフ質量分析計の感度として,イプロベンホス標準液 (0.1

µgC

13

H

21

O

3

PS/ml)

a)9)のイプロベンホス標準液 (1

µgC

13

H

21

O

3

PS/ml) 1ml

を10ml に薄めたもの。

]1

µl をガスク

ロマトグラフ質量分析計に注入してイプロベンホスの量 (0.1ng) が十分に確認できるように

検出器の感度を調節する。

c)

準備操作  準備操作は,9.1c)による(

3

)

(

3

)

  9.

(

3

)

による。

備考2.  9.の備考2.による。

d)

操作  操作は,次のとおり行う。


56

K 0128 : 2000

1)

a)9)

のイプロベンホス標準液 (1

µgC

13

H

21

O

3

PS/ml) 1

µl をマイクロシリンジ(

4

)

でとり,スプリットレス

注入法又はコールドオンカラム注入法によってガスクロマトグラフに注入し,イプロベンホスのフ

ラグメントイオン(m/z 91,204,123 など)を設定し(

5

)

,選択イオン検出法又はマスクロマトグラ

フ法によって測定してそのマスフラグメントグラムを記録し,イプロベンホスの保持時間に相当す

るピークの位置を確認しておく。

2)

c)

で得た濃縮液 1pl をマイクロシリンジ(

4

)

でとり,7.1d)2)の操作を行う。

3)

空試験として,c)で得た空試験の濃縮液について 7.1d)3)の操作を行う。

4)

検量線からイプロベンホスの量を求め,9.1d)4)の式によって試料中のイプロベンホスの濃度  (

µg/L)

を算出する。

検量線  a)8)のイプロベンホス標準液 (10

µgC

13

H

21

O

3

PS/ml) 0.1

∼2ml を全量フラスコ 10ml に段階的

にとり,ヘキサン(

2

)

を標線まで加える。これらの溶液の一定量[試料と同量(例えば,1

µl)]を

マイクロシリンジでとり,1)及び 2)の操作を行ってイプロベンホスの量 (ng) と指示値(

6

)

との関

係線を作成する。検量線の作成は,試料測定時に行う。

(

4

)

  7.

(

9

)

による。

(

5

)

  7.

(

10

)

による。

(

6

)

  7.

(

11

)

による。

備考3.  7.の備考2.による。

4.

7.

備考 3.による。

16.2

ガスクロマトグラフ法  試料について 9.1c)の操作を行う。濃縮液の一定量を,ガスクロマトグラフ

に注入し,熱イオン化検出器又は炎光光度検出器をそれぞれ用いた方法で定量する。

定量範囲:C

13

H

21

O

3

PS 0.1

∼2ng  繰返し分析精度:変動係数で 10∼20%(装置,測定条件によって異

なる。

a)

試薬  試薬は,次のものを用いる。

1)

塩化ナトリウム  6.1a)1)による。

2)

硫酸ナトリウム  6.1a)2)による。

3)

アセトン  4.1a)3)による。

4)

ジクロロメタン  6.1a)3)による。

5)

ヘキサン  6.1a)4)による。

6)

ジエチルエーテル-ヘキサン溶離液 (713)    6.3a)4)による。

7)

イプロベンホス標準液 (10

µgC

13

H

21

O

3

PS/ml) 

  16.1a)8)による。

8)

イプロベンホス標準液 (1

µgC

13

H

21

O

3

PS/ml) 

  16.1a)9)による。

9)

窒素  6.2a)2)による。

b)

器具及び装置  器具及び装置は,次による。

1)

分液漏斗  6.1b)1)による。

2)

なす形フラスコ  6.1b)2)による。

3)

三角フラスコ  6.1b)3)による。

4)

共栓付き試験管  6.2b)1)による。

5)

固相カラム  6.2b)2)による。

6)

クロマトグラフ管  6.3b)2)による。

7)

マイクロシリンジ  7.1b)6)による。


57

K 0128 : 2000

8)

ガスクロマトグラフ  次に掲げる条件を満たすもの。

8.1)

キャピラリーカラム用管  7.1b)7.1)による。

8.2)

キャピラリーカラム  7.1b)7.2)による。

8.3)

検出器  熱イオン化検出器を用いる場合は,7.2.1b)7.3)による。炎光光度検出器を用いる場合は,

7.2.2b)7.3)

による。

8.4)

キャリヤーガス  7.2.1b)7.4)による。

8.5)

試料導入方法及び試料導入部温度  7.1b)7.5)による。

8.6)

燃料ガス及び助燃ガス  熱イオン化検出器を用いる場合は,7.2.1b)7.6)による。炎光光度検出器を用

いる場合は,7.2.2b)7.6)による。

8.7)

カラム槽温度  7.2.1b)7.7)による。

8.8)

検出器槽温度  7.2.1b)7.8)による。

9)

振とう器

10)

濃縮器  6.1b)5)による。

備考5.  ガスクロマトグラフの感度として,イプロベンホス標準液 (0.1

µgC

13

H

21

O

3

PS/ml)

a)8)のイ

プロベンホス標準液 (1

µgC

13

H

21

O

3

PS/ml) 1ml

を10ml に薄めたもの。

]1

µl をガスクロマトグラ

フに注入してイプロベンホスの量 (0.1ng) が十分に確認できるように検出器の感度を調節す

る。

6.

c)

準備操作においてカラムクロマトグラフ分離を行った場合は,充てんカラムを用いること

ができる。この場合のガスクロマトグラフの条件などは 7.

備考 5.又は 7.の備考 8.による。

c)

準備操作  準備操作は,9.1c)による(

3

)

備考7.  備考2.による。

d)

操作  操作は,次のとおり行う。

1)

a)8)

のイプロベンホス標準液 (1

µgC

13

H

21

O

3

PS/ml) 1

µl をマイクロシリンジ(

4

)

でとり,スプリットレス

注入法又はコールドオンカラム注入法によってガスクロマトグラフに注入し,イプロベンホスの保

持時間に相当するピークの位置を確認しておく。

2)

c)

で得た濃縮液 1

µl をマイクロシリンジ(

4

)

でとり,7.2.1d)2)の操作を行う。

3)

空試験として,c)で得た空試験の濃縮液について 7.2.1d)3)の操作を行う。

4)

検量線からイプロベンホスの量を求め,9.1d)4)の式によって試料中のイプロベンホスの濃度  (

µg/L)

を算出する。

検量線  a)7)のイプロベンホス標準液 (10

µgC

13

H

21

O

3

PS/ml) 0.1

∼2ml を全量フラスコ 10ml に段階的

にとり,ヘキサン(

2

)

を標線まで加える。これらの溶液の一定量[試料と同量(例えば,1

µl)]を

マイクロシリンジでとり,1)及び 2)の操作を行ってイプロベンホスの量 (ng) と指示値(

6

)

との関

係線を作成する。検量線の作成は,試料測定時に行う。

備考8.  備考3.による。

17.

イミダクロプリド (C

9

H

10

ClN

5

O

2

  イミダクロプリド〔1-[-(6-クロロ-3-ピリジニル)メチル]-4, 5-

ジヒドロ-

N

-

ニトロ-1

H

-

イミダゾール-2-アミン〕の定量には,高速液体クロマトグラフ法を適用する。

17.1

高速液体クロマトグラフ法  試料中のイミダクロプリドを塩化ナトリウムの共存下で,ジクロロメ

タン抽出を行い,濃縮,脱水後,アセトニトリル-水混液で溶かし一定量とする。その一定量を高速液体ク

ロマトグラフ (HPLC) に注入し,吸光光度検出器を用いて波長 270nm の吸光度を測定して定量する。


58

K 0128 : 2000

定量範囲:C

9

H

10

ClN

5

O

2

 1

∼20ng  繰返し分析精度:変動係数で 20∼30%(装置,測定条件によって異

なる。

a)

試薬  試薬は,次のものを用いる。

1)

塩化ナトリウム  6.1a)1)による。

2)

硫酸ナトリウム  6.1a)2)による。

3)

アセトニトリル  7.3a)2)による。

4)

ジクロロメタン  6.1a)3)による。

5)

アセトニトリル-水混液 (13)    3)のアセトニトリルと水で調製する。

6)

イミダクロプリド標準液 (0.5mgC

9

H

10

ClN

5

O

2

/ml) 

  イミダクロプリドの標準品 0.05g をとり,少量

のアセトニトリルに溶かし,

全量フラスコ 100ml に移し入れ,

アセトニトリルを標線まで加える(

1

)

7)

イ ミ ダ ク ロ プ リ ド 標 準 液  (10

µgC

9

H

10

ClN

5

O

2

/ml) 

  イ ミ ダ ク ロ プ リ ド 標 準 液

(0.5mgC

9

H

10

ClN

5

O

2

/ml) 2ml

を全量フラスコ 100ml にとり,アセトニトリル-水混液 (1+3)  を標線ま

で加える。保存する場合は,−20℃の暗所におく。

8)

イミダクロプリド標準液 (1

µgC

9

H

10

ClN

5

O

2

/ml) 

  イミダクロプリド標準液 (10

µgC

9

H

10

ClN

5

O

2

/ml)

1ml

を全量フラスコ 10ml にとり,アセトニトリル-水混液 (1+3)  を標線まで加える。使用時に調製

する。

9)

窒素  6.2a)2)による。

(

1

)

  7.

(

4

)

による。

b)

器具及び装置  器具及び装置は,次による。

1)

分液漏斗  200∼500ml の適切な容量

2)

なす形フラスコ  6.1b)2)による。

3)

三角フラスコ  6.1b)3)による。

4)

マイクロシリンジ  50

µl 以下の適切なもの。又は自動注入装置を用いてもよい。

5)

高速液体クロマトグラフ  次に掲げる条件を満たすもの。

5.1)

分離管  7.3b)6.1)による。

5.2)

充てん剤  7.3b)6.2)による。

5.3)

溶離液  a)5)アセトニトリル-水混液 (1+3)  を用いる。

5.4)

流量  約 1ml/min

5.5)

検出器  吸光光度検出器  波長 270nm で測定できるもの。

5.6)

カラム槽温度  40∼45℃

6)

振とう器

7)

濃縮器  6.1b)5)による。

備考1.  高速液体クロマトグラフの感度として,イミダクロプリド標準液 (0.1

µgC

9

H

10

ClN

5

O

2

/ml)

a)8)のイミダクロプリド標準液 (1

µgC

9

H

10

ClN

5

O

2

/ml) 1ml

を10ml に薄めたもの。

]10

µl を高

速液体クロマトグラフに注入してイミダクロプリドの量 (1ng) が十分に確認できるように

検出器の感度を調節する。

c)

準備操作  準備操作は,次のとおり行う。

1)

4.1c)

で採取した試料(

2

)

の適量(200ml 以下の一定量)を分液漏斗にとり,液量 100ml について塩化

ナトリウム 5g とジクロロメタン 50ml(

3

)

を加え,振とう器を用いて約 5 分間振り混ぜ,放置する。

2)

水層を別の分液漏斗に移し入れる。ジクロロメタンを三角フラスコに移し入れ,分液漏斗を少量の


59

K 0128 : 2000

ジクロロメタンで洗い,洗液は先の三角フラスコに合わせる。分液漏斗の水層に液量 100ml につい

てジクロロメタン 50ml を加え,振とう器を用いて約 5 分間振り混ぜ,放置する。ジクロロメタン

層を先の三角フラスコに合わせる。

3)

ジクロロメタン溶液 50ml について硫酸ナトリウム約 10g(

4

)

を加え,軽く振り混ぜて,約 30 分間放

置した後(

5

)

,ろ紙 5 種 A(又は 5 種 B)(

6

)

を用いてろ過し,ろ液をなす形フラスコ(

7

)

に受ける。少

量のジクロロメタンを用いて三角フラスコを 2,3 回洗浄し,更にその洗液で先のろ紙上の硫酸ナト

リウムを洗浄し,この洗液もジクロロメタン溶液に合わせる。

4)

濃縮器(

8

)

を用いて約 40℃(

8

)

の水浴で,ジクロロメタン溶液を約 1ml になるまで濃縮し,受器を取り

外し,窒素を緩やかに吹き付け,ジクロロメタンを完全に揮散させる(

9

)(

10

)

5)

残留物にアセトニトリル-水混液 (1+3) 2ml を正しく加える(

11

)

6)

空試験として試料と同量の水を分液漏斗にとり,

液量 100ml について塩化ナトリウム 5g を溶かし,

ジクロロメタン 50ml を加え,振とう器を用いて約 5 分間振り混ぜ,放置する。続いて 2)5)の操作

を行う。

(

2

)

  6.

(

3

)

による。

(

3

)

  6.

(

4

)

による。

(

4

)

  6.

(

5

)

による。

(

5

)

  6.

(

6

)

による。

(

6

)

  6.

(

7

)

による。

(

7

)

  6.

(

8

)

による。

(

8

)

  6.

(

9

)

による。ただし,大気圧で 95℃以下で加熱する。

(

9

)

  6.

(

21

)

による。

(

10

)

  6.

備考 5.の注(

*10

)

による。

(

11

)

  6.

(

10

)

による。

d)

操作  操作は,次のとおり行う。

1)

a)8)

のイミダクロプリド標準液 (1

µgC

9

H

10

ClN

5

O

2

/ml) 10

µl をマイクロシリンジ(

12

)

でとり,高速液体

クロマトグラフに注入し,イミダクロプリドの保持時間に相当するピークの位置を確認しておく。

2)

c)5)

で得たアセトニトリル-水混液 (1+3) 10

µl をマイクロシリンジ(

12

)

でとり,1)の操作を行ってク

ロマトグラムを記録し,保持時間が 1)の保持時間と一致していることを確認し,保持時間に相当す

る位置のピークについて指示値(

13

)

を読み取る。

3)

空試験として,c)6)で得たアセトニトリル-水混液 (1+3)  について 2)の操作を行って 1)の保持時間

に相当する位置のピークが検出され,その指示値(

13

)

が定量下限値の指示値の

3

1

以上の場合には,準

備操作から再度操作をやり直す。

4)

検量線からイミダクロプリドの量を求め,次の式によって試料中のイミダクロプリドの濃度  (

µg/L)

を算出する。

V

C

a

N

000

1

10

10

3

1

3

×

×

×

×

=

υ

ここに,

N

対象農薬の濃度  (

µg/L)

a

検量線から求めた対象農薬の量 (ng)

C

注入量  (

µl)

V

試料 (ml)

υ

1

c)5)

のアセトニトリル-水混液 (1+3)  の量 (ml)


60

K 0128 : 2000

10

3

ng

µg に,µl を ml に換算する係数

検量線  a)7)のイミダクロプリド標準液 (10

µgC

9

H

10

ClN

5

O

2

/ml) 0.1

∼2ml を全量フラスコ 10ml に段

階的にとり,アセトニトリル-水混液 (1+3)  を標線まで加える。これらの溶液の一定量[試料と

同量(例えば,10

µl)]をマイクロシリンジでとり,1)及び 2)の操作を行ってイミダクロプリドの

量 (ng) と指示値(

13

)

との関係線を作成する。検量線の作成は,試料測定時に行う。

(

12

)

  7.

(

9

)

による。

(

13

)

  7.

(

11

)

による。

備考2.  7.の備考15.による。

18.

エスプロカルブ (C

15

H

23

NOS) 

  エスプロカルブ[

S

-

ベンジル-

N

-

(1, 2-ジメチルプロピル)-

N

-

エチル

カーバーマート]の定量には,ガスクロマトグラフ質量分析法及びガスクロマトグラフ法を適用する。

18.1

ガスクロマトグラフ質量分析法  試料中のエスプロカルブを塩化ナトリウムの共存下で,ジクロロ

メタン抽出を行い濃縮する。その一定量を,ガスクロマトグラフ質量分析計に注入し,対象農薬の検出法

に選択イオン検出法又はマスクロマトグラフ法を用いて定量する。

定量範囲:C

15

H

23

NOS 0.4

∼8ng  繰返し分析精度:変動係数で 10∼20%(装置,測定条件によって異

なる。

a)

試薬  試薬は,次のものを用いる。

1)

塩化ナトリウム  6.1a)1)による。

2)

硫酸ナトリウム  6.1a)2)による。

3)

アセトン  4.1a)3)による。

4)

ジクロロメタン  6.1a)3)による。

5)

エスプロカルブ標準液 (2mgC

15

H

23

NOS/ml) 

  エスプロカルブの標準品 0.200g をとり,少量のアセ

トンに溶かし,全量フラスコ 100ml に移し入れ,アセトンを標線まで加える(

1

)

6)

エスプロカルブ標準液 (20

µgC

15

H

23

NOS/ml) 

  エスプロカルブ標準液 (2mgC

15

H

23

NOS/ml) 1ml

を全

量フラスコ 100ml にとり,アセトンを標線まで加える。保存する場合は,−20℃の暗所におく。

7)

エスプロカルブ標準液 (2

µgC

15

H

23

NOS/ml) 

  エスプロカルブ標準液 (20

µgC

15

H

23

NOS/ml) 1ml

を全

量フラスコ 10ml にとり,アセトンを標線まで加える。使用時に調製する。

8)

窒素  6.2a)2)による。

(

1

)

  7.

(

4

)

による。

b)

器具及び装置  器具及び装置は,次による。

1)

分液漏斗  17.1b)1)による。

2)

なす形フラスコ  6.1b)2)による。

3)

三角フラスコ  6.1b)3)による。

4)

マイクロシリンジ  7.1b)6)による。

5)

ガスクロマトグラフ質量分析計  7.1b)7)による。

6)

振とう器

7)

濃縮器  6.1b)5)による。

備考1.  ガスクロマトグラフ質量分析計の感度として,エスプロカルブ標準液 (0.2

µgC

15

H

23

NOS/ml)

a)7)のエスプロカルブ標準液 (2

µgC

15

H

23

NOS/ml) 1ml

を10ml に薄めたもの。

]2

µl をガスク

ロマトグラフ質量分析計に注入してエスプロカルブの量 (0.4ng) が十分に確認できるように


61

K 0128 : 2000

検出器の感度を調節する。

c)

準備操作  準備操作は,次のとおり行う。

1)

4.1c)

で採取した試料(

2

)

の適量(200ml 以下の一定量)を分液漏斗にとり,液量 100ml について塩化

ナトリウム 5g とジクロロメタン 25ml(

3

)

とを加え,

振とう器を用いて約 10 分間振り混ぜ,

放置する。

2)

水層を別の分液漏斗に移し入れる。ジクロロメタンを三角フラスコに移し入れ,分液漏斗を少量の

ジクロロメタンで洗い,洗液は先の三角フラスコに合せる。分液漏斗の水層に液量 100ml について

ジクロロメタン 25ml を加え,再び振とう器を用いて約 10 分間振り混ぜ,放置する。ジクロロメタ

ン層を先の三角フラスコに合わせる。

3)

ジクロロメタン溶液 25ml について硫酸ナトリウム約 10g(

4

)

を加え,軽く振り混ぜ,約 30 分間放置

した後(

5

)

,ろ紙 5 種 A(又は 5 種 B)(

6

)

を用いてろ過し,ろ液をなす形フラスコ(

7

)

に受ける。少量

のジクロロメタンを用いて三角フラスコを 2,3 回洗浄し,更にその洗液で先のろ紙上の硫酸ナトリ

ウムも洗浄し,洗液をジクロロメタン溶液に合わせる。

4)

濃縮器(

8

)

を用いて,約 40℃(

8

)

の水浴上でジクロロメタン溶液を約 1ml になるまで濃縮する。受器を

取り外し,窒素を緩やかに吹き付け,ジクロロメタンを揮散させる(

9

)

5)

残留物にアセトン 1ml を正しく加える(

10

)

6)

空試験として試料と同量の水を分液漏斗にとり,液量 100ml について塩化ナトリウム 5g とジクロ

ロメタン 25ml とを加え,振とう器を用いて約 10 分間振り混ぜ,放置する。続いて 2)5)の操作を

行う。

(

2

)

  6.

(

3

)

による。

(

3

)

  6.

(

4

)

による。

(

4

)

  6.

(

5

)

による。

(

5

)

  6.

(

6

)

による。

(

6

)

  6.

(

7

)

による。

(

7

)

  6.

(

8

)

による。

(

8

)

  6.

(

9

)

による。

(

9

)

  6.

(

21

)

による。

(

10

)

  6.

(

10

)

による。

d)

操作  操作は,次のとおり行う。

1)

a)7)

のエスプロカルブ標準液 (2

µgC

15

H

23

NOS/ml) 2

µl をマイクロシリンジ(

11

)

でとり,スプリットレ

ス注入法又はコールドオンカラム注入法によってガスクロマトグラフに注入し,エスプロカルブの

フラグメントイオン(m/z 91,222,71 など)を設定し(

12

)

,選択イオン検出法又はマスクロマトグ

ラフ法によって測定してそのマスフラグメントグラムを記録し,エスプロカルブの保持時間に相当

するピークの位置を確認しておく。

2)

c)5)

で得たアセトン溶液 2

µl をマイクロシリンジ(

11

)

でとり,7.1d)2)の操作を行う。

3)

空試験として,c)6)で得たアセトン溶液について 7.1d)3)の操作を行う。

4)

検量線からエスプロカルブの量を求め,次の式によって試料中のエスプロカルブの濃度  (

µg/L)  を

算出する。

V

C

a

N

000

1

10

10

3

1

3

×

×

×

×

=

υ

ここに,

N

対象農薬の濃度  (

µg/L)


62

K 0128 : 2000

a

検量線から求めた対象農薬の量 (ng)

C

注入量  (

µl)

V

試料 (ml)

υ

1

c)5)

のアセトンの量 (ml)

10

3

ng

µg に,µl を ml に換算する係数

検量線  a)6)のエスプロカルブ標準液 (20

µgC

15

H

23

NOS/ml) 0.1

∼2ml を全量フラスコ 10ml に段階的

にとり,アセトンを標線まで加える。これらの溶液の一定量[試料と同量(例えば,2

µl)]をマ

イクロシリンジでとり,1)及び 2)の操作を行ってエスプロカルブの量 (ng) と指示値(

13

)

との関係

線を作成する。検量線の作成は,試料測定時に行う。

(

11

)

  7.

(

9

)

による。

(

12

)

  7.

(

10

)

による。

(

13

)

  7.

(

11

)

による。

備考2.  7.の備考2.による。

3.

7.

備考 3.による。

18.2

ガスクロマトグラフ法  試料について 18.1c)の操作を行う。濃縮液の一定量を,ガスクロマトグラフ

に注入し,熱イオン化検出器を用いた方法で定量する。

定量範囲:C

15

H

23

NOS 0.4

∼8ng  繰返し分析精度:変動係数で 10∼20%(装置,測定条件によって異な

る。

a)

試薬  試薬は,次のものを用いる。

1)

塩化ナトリウム  6.1a)1)による。

2)

硫酸ナトリウム  6.1a)2)による。

3)

アセトン  4.1a)3)による。

4)

ジクロロメタン  6.1a)3)による。

5)

エスプロカルブ標準液 (20

µgC

15

H

23

NOS/ml) 

  18.1a)6)による。

6)

エスプロカルブ標準液 (2

µgC

15

H

23

NOS/ml) 

  18.1a)7)による。

7)

窒素  6.2a)2)による。

b)

器具及び装置  器具及び装置は,次による。

1)

分液漏斗  17.1b)1)による。

2)

なす形フラスコ  6.1b)2)による。

3)

三角フラスコ  6.1b)3)による。

4)

マイクロシリンジ  7.1b)6)による。

5)

ガスクロマトグラフ  次に掲げる条件を満たすもの。

5.1)

キャピラリーカラム用管  7.1b)7.1)による。

5.2)

キャピラリーカラム  7.1b)7.2)による。

5.3)

検出器  7.2.1b)7.3)による。

5.4)

キャリヤーガス  7.2.1b)7.4)による。

5.5)

試料導入方法及び試料導入部温度  7.1b)7.5)による。

5.6)

燃料ガス及び助燃ガス  7.2.1b)7.6)による。

5.7)

カラム槽温度  7.2.1b)7.7)による。

5.8)

検出器槽温度  7.2.1b)7.8)による。

6)

振とう器


63

K 0128 : 2000

7)

濃縮器  6.1b)5)による。

備考4.  ガスクロマトグラフの感度として,エスプロカルブ標準液 (0.2

µgC

15

H

23

NOS/ml)

a)6)のエ

スプロカルブ標準液 (2

µgC

15

H

23

NOS/ml) 1ml

を10ml に薄めたもの。

]2

µl をガスクロマトグラ

フに注入してエスプロカルブの量 (0.4ng) が十分に確認できるように検出器の感度を調節す

る。

c)

準備操作  準備操作は,18.1c)による。

d)

操作  操作は,次のとおり行う。

1)

a)6)

のエスプロカルブ標準液 (2

µgC

15

H

23

NOS/ml) 2

µl をマイクロシリンジ(

11

)

でとり,スプリットレ

ス注入法又はコールドオンカラム注入法によってガスクロマトグラフに注入し,エスプロカルブの

保持時間に相当するピークの位置を確認しておく。

2)

c)

で得たアセトン溶液 2

µl をマイクロシリンジ(

11

)

でとり,7.2.1d)2)の操作を行う。

3)

空試験として,c)で得た空試験のアセトン溶液について 7.2.1d)3)の操作を行う。

4)

検量線からエスプロカルブの量を求め,18.1d)4)の式によって試料中のエスプロカルブの濃度

(

µg/L)  を算出する。

検量線  a)5)のエスプロカルブ標準液 (20

µgC

15

H

23

NOS/ml) 0.1

∼2ml を全量フラスコ 10ml に段階的

にとり,アセトンを標線まで加える。これらの溶液の一定量[試料と同量(例えば,2

µl)]をマ

イクロシリンジでとり,1)及び 2)の操作を行ってエスプロカルブの量 (ng) と指示値(

13

)

との関係

線を作成する。検量線の作成は,試料測定時に行う。

備考5.  備考2.による。

19.

エジフェンホス [EDDP] (C

14

H

15

O

2

PS

2

  エジフェンホス [EDDP] [ホスホロジチオ酸

O

-

エチル

S

,

S

-

ジフェニルエステル]

の定量には,

ガスクロマトグラフ質量分析法及びガスクロマトグラフ法を適用する。

19.1

ガスクロマトグラフ質量分析法  試料中のエジフェンホスを塩化ナトリウムの共存下で,ジクロロ

メタン抽出を行い濃縮する。その一定量を,ガスクロマトグラフ質量分析計に注入し,対象農薬の検出法

に選択イオン検出法又はマスクロマトグラフ法を用いて定量する。

定量範囲:C

14

H

15

O

2

PS

2

 0.4

∼8ng  繰返し分析精度:変動係数で 10∼20%(装置,測定条件によって異

なる。

a)

試薬  試薬は,次のものを用いる。

1)

塩化ナトリウム  6.1a)1)による。

2)

硫酸ナトリウム  6.1a)2)による。

3)

アセトン  4.1a)3)による。

4)

ジクロロメタン  6.1a)3)による。

5)

エジフェンホス標準液 (2mgC

14

H

15

O

2

PS

2

/ml) 

  エジフェンホスの標準品 0.200g をとり,少量のア

セトンに溶かし,全量フラスコ 100ml に移し入れ,アセトンを標線まで加える(

1

)

6)

エジフェンホス標準液 (20

µgC

14

H

15

O

2

PS

2

/ml) 

  エジフェンホス標準液 (2mgC

14

H

15

O

2

PS

2

/ml) 1ml

全量フラスコ 100ml にとり,アセトンを標線まで加える。保存する場合は,−20℃の暗所におく。

7)

エジフェンホス標準液 (2

µgC

14

H

15

O

2

PS

2

/ml) 

  エジフェンホス標準液 (20

µgC

14

H

15

O

2

PS

2

/ml) 1ml

全量フラスコ 10ml にとり,アセトンを標線まで加える。使用時に調製する。

8)

窒素  6.2a)2)による。

(

1

)

  7.

(

4

)

による。


64

K 0128 : 2000

b)

器具及び装置  器具及び装置は,次による。

1)

分液漏斗  17.1b)1)による。

2)

なす形フラスコ  6.1b)2)による。

3)

三角フラスコ  6.1b)3)による。

4)

マイクロシリンジ  7.1b)6)による。

5)

ガスクロマトグラフ質量分析計  7.1b)7)による。

6)

振とう器

7)

濃縮器  6.1b)5)による。

備考1.  ガスクロマトグラフ質量分析計の感度として,エジフェンホス標準液 (0.2

µgC

14

H

15

O

2

PS

2

/ml)

a)7)のエジフェンホス標準液 (2

µgC

14

H

15

O

2

PS

2

/ml) 1ml

を10ml に薄めたもの。

]2

µl をガスク

ロマトグラフ質量分析計に注入してエジフェンホスの量 (0.4ng) が十分に確認できるように

検出器の感度を調節する。

c)

準備操作  準備操作は,次のとおり行う。

1)

4.1c)

で採取した試料(

2

)

の適量(400ml 以下の一定量)を分液漏斗にとり,液量 100ml について塩化

ナトリウム 5g とジクロロメタン 10ml(

3

)

とを加え,

振とう器を用いて約 10 分間振り混ぜ,

放置する。

2)

18.1c)2)

5)の操作を行う。ただし,ジクロロメタンは液量 100ml について 10ml を加える。

3)

空試験として試料と同量の水を分液漏斗にとり,1)及び 2)の操作を行う。

(

2

)

  6.

(

3

)

による。

(

3

)

  6.

(

4

)

による。

d)

操作  操作は,次のとおり行う。

1)

a)7)

のエジフェンホス標準液 (2

µgC

14

H

15

O

2

PS

2

/ml) 2

µl をマイクロシリンジ(

4

)

でとり,スプリットレ

ス注入法又はコールドオンカラム注入法によってガスクロマトグラフに注入し,エジフェンホスの

フラグメントイオン(m/z 109,173,310 など)を設定し(

5

)

,選択イオン検出法又はマスクロマトグ

ラフ法によって測定してそのマスフラグメントグラムを記録し,エジフェンホスの保持時間に相当

するピークの位置を確認しておく。

2)

c)2)

で得たアセトン溶液 2

µl をマイクロシリンジ(

4

)

でとり,7.1d)2)の操作を行う。

3)

空試験として,c)3)で得たアセトン溶液について 7.1d)3)の操作を行う。

4)

検量線からエジフェンホスの量を求め,18.1d)4)の式によって試料中のエジフェンホスの濃度

(

µg/L)  を算出する。

検量線  a)6)のエジフェンホス標準液 (20

µgC

14

H

15

O

2

PS

2

/ml) 0.1

∼2ml を全量フラスコ 10ml に段階的

にとり,アセトンを標線まで加える。これらの溶液の一定量[試料と同量(例えば,2

µl)]をマ

イクロシリンジでとり,1)及び 2)の操作を行ってエジフェンホスの量 (ng) と指示値(

6

)

との関係

線を作成する。検量線の作成は,試料測定時に行う。

(

4

)

  7.

(

9

)

による。

(

5

)

  7.

(

10

)

による。

(

6

)

  7.

(

11

)

による。

備考2.  7.の備考2.による。

3.

7.

備考 3.による。

19.2

ガスクロマトグラフ法  試料について 19.1c)の操作を行う。濃縮液の一定量を,ガスクロマトグラフ

に注入し,熱イオン化検出器又は炎光光度検出器を用いた方法で定量する。


65

K 0128 : 2000

定量範囲:C

14

H

15

O

2

PS

2

 0.4

∼8ng  繰返し分析精度:変動係数で 10∼20%(装置,測定条件によって異

なる。

a)

試薬  試薬は,次のものを用いる。

1)

塩化ナトリウム  6.1a)1)による。

2)

硫酸ナトリウム  6.1a)2)による。

3)

アセトン  4.1a)3)による。

4)

ジクロロメタン  6.1a)3)による。

5)

エジフェンホス標準液 (20

µgC

14

H

15

O

2

PS

2

/ml) 

  19.1a)6)による。

6)

エジフェンホス標準液 (2

µgC

14

H

15

O

2

PS

2

/ml) 

  19.1a)7)による。

7)

窒素  6.2a)2)による。

b)

器具及び装置  器具及び装置は,次による。

1)

分液漏斗  17.1b)1)による。

2)

なす形フラスコ  6.1b)2)による。

3)

三角フラスコ  6.1b)3)による。

4)

マイクロシリンジ  7.1b)6)による。

5)

ガスクロマトグラフ  次に掲げる条件を満たすもの。

5.1)

キャピラリーカラム用管  7.1b)7.1)による。

5.2)

キャピラリーカラム  7.1b)7.2)による。

5.3)

検出器  熱イオン化検出器を用いる場合は,7.2.1b)7.3)による。炎光光度検出器を用いる場合は,

7.2.2b)7.3)

による。

5.4)

キャリヤーガス  7.2.1b)7.4)による。

5.5)

試料導入方法及び試料導入部温度  7.1b)7.5)による。

5.6)

燃料ガス及び助燃ガス  熱イオン化検出器を用いる場合は,7.2.1b)7.6)による。炎光光度検出器を用

いる場合は,7.2.2b)7.6)による。

5.7)

カラム槽温度  7.2.1b)7.7)による。

5.8)

検出器槽温度  7.2.1b)7.8)による。

6)

振とう器

7)

濃縮器  6.1b)5)による。

備考4.  ガスクロマトグラフの感度として,エジフェンホス標準液 (0.2

µgC

14

H

15

O

2

PS

2

/ml)

a)6)のエ

ジフェンホス標準液 (2

µgC

14

H

15

O

2

PS

2

/ml) 1ml

を10ml に薄めたもの。

]2

µl をガスクロマトグ

ラフに注入してエジフェンホスの量 (0.4ng) が十分に確認できるように検出器の感度を調節

する。

c)

準備操作  準備操作は,19.1c)による。

d)

操作  操作は,次のとおり行う。

1)

a)6)

のエジフェンホス標準液 (2

µgC

14

H

15

O

2

PS

2

/ml) 2

µl をマイクロシリンジ(

4

)

でとり,スプリットレ

ス注入法又はコールドオンカラム注入法によってガスクロマトグラフに注入し,エジフェンホスの

保持時間に相当するピークの位置を確認しておく。

2)

c)

で得たアセトン溶液 2

µl をマイクロシリンジ(

4

)

でとり,7.2.1d)2)の操作を行う。

3)

空試験として,c)で得た空試験のアセトン溶液について 7.2.1d)3)の操作を行う。

4)

検量線からエジフェンホスの量を求め,18.1d)4)の式によって試料中のエジフェンホスの濃度


66

K 0128 : 2000

(

µg/L)  を算出する。

検量線  a)5)のエジフェンホス標準液 (20

µgC

14

H

15

O

2

PS

2

/ml) 0.1

∼2ml を全量フラスコ 10ml に段階的

にとり,アセトンを標線まで加える。これらの溶液の一定量[試料と同量(例えば,2

µl)]をマ

イクロシリンジでとり,1)及び 2)の操作を行ってエジフェンホスの量 (ng) と指示値(

6

)

との関係

線を作成する。検量線の作成は,試料測定時に行う。

備考5.  備考2.による。

20.

エトフェンプロックス (C

25

H

28

O

3

  エトフェンプロックス[2-(4-エトキシフェニル)-2-メチルプロ

ピル-3-フェノキシベンジルエーテル]の定量には,高速液体クロマトグラフ法を適用する。

20.1

高速液体クロマトグラフ法  試料中のエトフェンプロックスを塩化ナトリウムの共存下で,ジクロ

ロメタン抽出を行い,濃縮,脱水後,メタノール-水混液で溶かし一定量とする。その一定量を高速液体ク

ロマトグラフ (HPLC) に注入し,吸光光度検出器を用いて波長 225nm の吸光度を測定して定量する。

定量範囲:C

25

H

28

O

3

  1

∼20ng  繰返し分析精度:変動係数で 20∼30%(装置,測定条件によって異な

る。

a)

試薬  試薬は,次のものを用いる。

1)

塩化ナトリウム  6.1a)1)による。

2)

硫酸ナトリウム  6.1a)2)による。

3)

メタノール  10.1)6)による。

4)

ジクロロメタン  6.1a)3)による。

5)

メタノール-水混液 (91)    メタノールと水で調製する。

6)

エトフェンプロックス標準液 (0.5mgC

25

H

28

O

3

/ml) 

  エトフェンプロックスの標準品 0.05g をとり,

少量のメタノールに溶かし,全量フラスコ 100ml に移し入れ,メタノールを標線まで加える(

1

)

7)

エ ト フ ェ ン プ ロ ッ ク ス 標 準 液  (10

µgC

25

H

28

O

3

/ml) 

  エ ト フ ェ ン プ ロ ッ ク ス 標 準 液

(0.5mgC

25

H

28

O

3

/ml) 2ml

を全量フラスコ 100ml にとり,

メタノール-水混液 (9+1)  を標線まで加える。

保存する場合は,−20℃の暗所におく。

8)

エトフェンプロックス標準液 (1

µgC

25

H

28

O

3

/ml) 

  エトフェンプロックス標準液 (10

µgC

25

H

28

O

3

/ml)

1ml

を全量フラスコ 10ml にとり,

メタノール-水混液 (9+1)  を標線まで加える。

使用時に調製する。

9)

窒素  6.2a)2)による。

(

1

)

  7.

(

4

)

による。

b)

器具及び装置  器具及び装置は,次による。

1)

分液漏斗  17.1b)1)による。

2)

なす形フラスコ  6.1b)2)による。

3)

三角フラスコ  6.1b)3)による。

4)

マイクロシリンジ  17.1b)4)による。

5)

高速液体クロマトグラフ  次に掲げる条件を満たすもの。

5.1)

分離管  7.3b)6.1)による。

5.2)

充てん剤  7.3b)6.2)による。

5.3)

溶離液  a)5)のメタノール-水混液 (9+1)  を用いる。

5.4)

流量  約 1ml/min

5.5)

検出器  吸光光度検出器  波長 225nm で測定できるもの。


67

K 0128 : 2000

5.6)

カラム槽温度  40∼45℃

6)

振とう器

7)

濃縮器  6.1b)5)による。

備考1.  高速液体クロマトグラフの感度として,エトフェンプロックス標準液 (0.1

µgC

25

H

28

O

3

/ml)

a)8)のエトフェンプロックス標準液 (1

µgC

25

H

28

O

3

/ml) 1ml

を10ml に薄めたもの。

]10

µl を高

速液体クロマトグラフに注入してエトフェンプロックスの量 (1ng) が十分に確認できるよ

うに検出器の感度を調節する。

c)

準備操作  準備操作は,次のとおり行う。

1)

17.1c)1)

4)の操作を行う。

2)

残留物にメタノール-水混液 (9+1) 2ml を正しく加える(

2

)

3)

空試験として試料と同量の水を分液漏斗にとり,

液量 100ml について塩化ナトリウム 5g を溶かし,

ジクロロメタン 50ml を加え,振とう器を用いて約 5 分間振り混ぜ,放置する。続いて 2)の操作を

行う。

(

2

)

  6.

(

10

)

による。

d)

操作  操作は,次のとおり行う。

1)

a)8)

のエトフェンプロックス標準液 (1

µgC

25

H

28

O

3

/ml) 10

µl をマイクロシリンジ(

3

)

でとり,高速液体

クロマトグラフに注入し,エトフェンプロックスの保持時間に相当するピークの位置を確認してお

く。

2)

c)2)

で得たメタノール-水混液 (9+1) 10

µl をマイクロシリンジ(

3

)

でとり,1)の操作を行ってクロマト

グラムを記録し,保持時間が 1)の保持時間と一致していることを確認し,保持時間に相当する位置

のピークについて指示値(

4

)

を読み取る。

3)

空試験として,c)3)で得たメタノール-水混液 (9+1)  について 2)の操作を行って 1)の保持時間に相

当する位置のピークが検出され,その指示値(

4

)

が定量下限値の指示値の

3

1

以上の場合には,準備操

作から再度操作をやり直す。

4)

検量線からエトフェンプロックスの量を求め,次の式によって試料中のエトフェンプロックスの濃

度  (

µg/L)  を算出する。

V

C

a

N

000

1

10

10

3

1

3

×

×

×

×

=

υ

ここに,

N

対象農薬の濃度  (

µg/L)

a

検量線から求めた対象農薬の量 (ng)

C

注入量  (

µl)

V

試料 (ml)

υ

1

c)3)

のメタノール-水混液 (9+1)  の量 (ml)

10

3

ng

µg に,µl を ml に換算する係数

検量線  a)7)のエトフェンプロックス標準液 (10

µgC

25

H

28

O

3

/ml) 0.1

∼2ml を全量フラスコ 10ml に段

階的にとり,メタノール-水混液 (9+1)  を標線まで加える。これらの溶液の一定量[試料と同量

(例えば,10

µl)]をマイクロシリンジでとり,1)及び 2)の操作を行ってエトフェンプロックスの

量 (ng) と指示値(

4

)

との関係線を作成する。検量線の作成は,試料測定時に行う。

(

3

)

  7.

(

9

)

による。

(

4

)

  7.

(

11

)

による。

備考2.  7.の備考15.による。


68

K 0128 : 2000

21.

エトリジアゾール[エクロメゾール] (C

5

H

5

Cl

3

N

2

OS) 

  エトリジアゾール[エクロメゾール][5-エ

トキシ-3-(トリクロロメチル)-1, 2, 4-チアジアゾール]の定量には,ガスクロマトグラフ質量分析法及び

ガスクロマトグラフ法を適用する。

21.1

ガスクロマトグラフ質量分析法  試料を 6.の備考 4.による抽出を行い,続いて分離・濃縮を行う。

その一定量を,ガスクロマトグラフ質量分析計に注入し,対象農薬の検出法に選択イオン検出法又はマス

クロマトグラフ法を用いて定量する。

定量範囲:C

5

H

5

Cl

3

N

2

OS 0.3

∼6ng,繰返し分析精度:変動係数で 20∼30%(装置,測定条件によって

異なる。

a)

試薬  試薬は,次のものを用いる。

1)

塩化ナトリウム  6.1a)1)による。

2)

硫酸ナトリウム  6.1a)2)による。

3)

アセトン  4.1a)3)による。

4)

ジエチルエーテル  6.3a)2)による。

5)

ジクロロメタン  6.1a)3)による。

6)

ヘキサン  6.1a)4)による。

7)

ジエチルエーテル-ヘキサン溶離液 (19)    4)のジエチルエーテルと 6)のヘキサンで調製する。

8)

エトリジアゾール標準液 (3mgC

5

H

5

Cl

3

N

2

OS/ml) 

  エトリジアゾールの標準品 0.300g をとり,少量

のアセトンに溶かし,全量フラスコ 100ml に移し入れ,アセトンを標線まで加える(

1

)

9)

エトリジアゾール標準液 (30

µgC

5

H

5

Cl

3

N

2

OS/ml) 

  エトリジアゾール標準液 (3mgC

5

H

5

Cl

3

N

2

OS/ml)

1ml

を全量フラスコ 100ml にとり,アセトンを標線まで加える。保存する場合は,−20℃の暗所に

おく。

10)

エトリジアゾール標準液 (3

µgC

5

H

5

Cl

3

N

2

OS/ml) 

  エトリジアゾール標準液 (30

µgC

5

H

5

Cl

3

N

2

OS/ml)

1ml

を全量フラスコ 10ml にとり,アセトンを標線まで加える。使用時に調製する。

11)

窒素  6.2a)2)による。

(

1

)

  7.

(

4

)

による。

b)

器具及び装置  器具及び装置は,次による。

1)

分液漏斗  6.1b)1)による。

2)

なす形フラスコ  6.1b)2)による。

3)

三角フラスコ  6.1b)3)による。

4)

クロマトグラフ管  6.3b)2)による。

5)

マイクロシリンジ  7.1b)6)による。

6)

ガスクロマトグラフ質量分析計  7.1b)7)による。

7)

振とう器

8)

濃縮器  6.1b)5)による。

備考1.  ガ ス ク ロ マ ト グ ラ フ 質 量 分 析 計 の 感 度 と し て , エ ト リ ジ ア ゾ ー ル 標 準 液

(0.3

µgC

5

H

5

Cl

3

N

2

OS/ml)

a)10)のエトリジアゾール標準液 (3

µgC

5

H

5

Cl

3

N

2

OS/ml) 1ml

を10ml

に薄めたもの。]1

µl をガスクロマトグラフ質量分析計に注入してエトリジアゾールの量

(0.3ng)

が十分に確認できるように検出器の感度を調節する。

c)

準備操作  準備操作は,次のとおり行う。


69

K 0128 : 2000

1)

6.

備考 4.の 1)4)の操作を行う(

2

)

2)

次に,クロマトグラフ管の上部から,ジエチルエーテル-ヘキサン溶離液 (1+9) 50ml を流下してエ

トリジアゾールを溶出させ(

3

)

,溶出液をなす形フラスコ(

4

)

に受ける。

3)

これを,濃縮器(

5

)

を用いて約 40℃(

5

)

の水浴上で 1∼2ml になるまで濃縮し,受器を取り外し,窒素

を緩やかに吹き付け,溶出液を完全に揮散させた後,アセトン 1ml を正しく加える(

6

)(

7

)(

8

)

4)

空試験として試料と同量の水を分液漏斗にとり,1)3)の操作を行う。

(

2

)

  13.

(

2

)

による。

(

3

)

  6.

(

25

)

による。

(

4

)

  6.

(

8

)

による。

(

5

)

  6.

(

9

)

による。

(

6

)

  6.

(

21

)

による。

(

7

)

  6.

備考 5.の注(

*10

)

による。

(

8

)

  6.

(

10

)

による。

d)

操作  操作は,次のとおり行う。

1)

a)10)

のエトリジアゾール標準液 (3

µgC

5

H

5

Cl

3

N

2

OS/ml) 1

µl をマイクロシリンジ(

9

)

でとり,スプリッ

トレス注入法又はコールドオンカラム注入法によってガスクロマトグラフに注入し,エトリジアゾ

ールのフラグメントイオン(m/z 211,183,213 など)を設定し(

10

)

,選択イオン検出法又はマスク

ロマトグラフ法によって測定してそのマスフラグメントグラムを記録し,エトリジアゾールの保持

時間に相当するピークの位置を確認しておく。

2)

c)3)

で得たアセトン溶液 1

µl をマイクロシリンジ(

9

)

でとり,7.1d)2)の操作を行う。

3)

空試験として,c)4)で得たアセトン溶液について 7.1d)3)の操作を行う。

4)

検量線からエトリジアゾールの量を求め,13.1d)4)の式によって試料中のエトリジアゾールの濃度

(

µg/L)  を算出する。

検量線  a)9)のエトリジアゾール標準液 (30

µgC

5

H

5

Cl

3

N

2

OS/ml) 0.1

∼2ml を全量フラスコ 10ml に段

階的にとり,アセトンを標線まで加える。これらの溶液の一定量[試料と同量(例えば,1

µl)]

をマイクロシリンジでとり,1)及び 2)の操作を行ってエトリジアゾールの量 (ng) と指示値(

11

)

の関係線を作成する。検量線の作成は,試料測定時に行う。

(

9

)

  7.

(

9

)

による。

(

10

)

  7.

(

10

)

による。

(

11

)

  7.

(

11

)

による。

備考2.  7.の備考2.による。

3.

7.

備考 3.による。

21.2

ガスクロマトグラフ法  試料について 21.1c)の操作を行う。濃縮液の一定量を,ガスクロマトグラフ

に注入し,電子捕獲検出器を用いた方法で定量する。

定量範囲:C

5

H

5

Cl

3

N

2

OS 0.02

∼0.4ng,繰返し分析精度:変動係数で 20∼30%(装置,測定条件によっ

て異なる。

a)

試薬  試薬は,次のものを用いる。

1)

塩化ナトリウム  6.1a)1)による。

2)

硫酸ナトリウム  6.1a)2)による。

3)

アセトン  4.1a)3)による。


70

K 0128 : 2000

4)

ジクロロメタン  6.1a)3)による。

5)

ヘキサン  6.1a)4)による。

6)

ジエチルエーテル-ヘキサン溶離液 (19)    21.1a)7)による。

7)

エトリジアゾール標準液 (2mgC

5

H

5

Cl

3

N

2

OS/ml) 

  エトリジアゾールの標準品 0.200g をとり,少量

のアセトンに溶かし,全量フラスコ 100ml に移し入れ,アセトンを標線まで加える(

1

)

8)

エトリジアゾール標準液 (20

µgC

5

H

5

Cl

3

N

2

OS/ml) 

  エトリジアゾール標準液 (2mgC

5

H

5

Cl

3

N

2

OS/ml)

1ml

を全量フラスコ 100ml にとり,アセトンを標線まで加える。保存する場合は,−20℃の暗所に

おく。

9)

エトリジアゾール標準液 (2

µgC

5

H

5

Cl

3

N

2

OS/ml) 

  エトリジアゾール標準液 (20

µgC

5

H

5

Cl

3

N

2

OS/ml)

1ml

を全量フラスコ 10ml にとり,ヘキサンを標線まで加える。使用時に調製する。

10)

エトリジアゾール標準液 (0.2

µgC

5

H

5

Cl

3

N

2

OS/ml) 

  エトリジアゾール標準液 (2

µgC

5

H

5

Cl

3

N

2

OS/ml)

1ml

を全量フラスコ 10ml にとり,ヘキサンを標線まで加える。使用時に調製する。

11)

窒素  6.2a)2)による。

b)

器具及び装置  器具及び装置は,次による。

1)

分液漏斗  6.1b)1)による。

2)

なす形フラスコ  6.1b)2)による。

3)

三角フラスコ  6.1b)3)による。

4)

クロマトグラフ管  6.3b)2)による。

5)

マイクロシリンジ  7.1b)6)による。

6)

ガスクロマトグラフ  次に掲げる条件を満たすもの。

6.1)

キャピラリーカラム用管  7.1b)7.1)による。

6.2)

キャピラリーカラム  7.1b)7.2)による。

6.3)

検出器  7.2.3b)7.3)による。

6.4)

キャリヤーガス  7.2.3b)7.4)による。

6.5)

試料導入方法及び試料導入部温度  7.1b)7.5)による。

6.6)

カラム槽温度  7.2.1b)7.7)による。

6.7)

検出器槽温度  7.2.1b)7.8)による。

7)

振とう器

8)

濃縮器  6.1b)5)による。

備考4.  ガスクロマトグラフの感度として,エトリジアゾール標準液 (20ngC

5

H

5

Cl

3

N

2

OS/ml)

a)10)

のエトリジアゾール標準液 (0.2

µgC

5

H

5

Cl

3

N

2

OS/ml) 1ml

を10ml に薄めたもの。

]1

µl をガスク

ロマトグラフに注入してエトリジアゾールの量 (0.02ng) が十分に確認できるように検出器

の感度を調節する。

5.

c)

準備操作においてカラムクロマトグラフ分離を行った場合は,充てんカラムを用いること

ができる。この場合のガスクロマトグラフ条件などは 7.

備考 11.による。

c)

準備操作  準備操作は,21.1c)による(

12

)

。ただし,溶出液を揮散させた後,ヘキサンを正しく加える

(

13

)

(

12

)

抽出溶媒をジクロロメタンに代えて酢酸エチルを用いてもよい。この場合の準備操作などは

6.による。

(

13

)

  6.

(

10

)

による。


71

K 0128 : 2000

備考6.  c)準備操作において,抽出溶媒に酢酸エチルを用いた場合の準備操作は,次による。

1)

4.1c)

で採取した試料(

*1

)

の適量(400ml 以下の一定量)を分液漏斗にとり,液量 100ml につい

て塩化ナトリウム 5g を加えて溶かし,酢酸エチル[6.

備考 5.の a)4)による。]10ml(

*2

)

を加え,

振とう器を用いて約 5 分間振り混ぜ,放置する。

2)

水層を別の分液漏斗に移し入れる。酢酸エチルを三角フラスコに移し入れ,分液漏斗を少量

の酢酸エチルで洗い,洗液は先の三角フラスコに合わせる。分液漏斗の液量 100ml について

酢酸エチル 10ml を加え,振とう器を用いて約 5 分間振り混ぜ,放置する。酢酸エチル層を

先の三角フラスコに合わせる。

3)

酢酸エチル溶液 20ml について硫酸ナトリウム約 10g(

*3

)

を加え,軽く振り混ぜて,約 30 分間

放置した後(

*4

)

,ろ紙 5 種 A(又は 5 種 B)(

*5

)

を用いてろ過し,ろ液をなす形フラスコ(

*6

)

受ける。少量の酢酸エチルを用いて三角フラスコを 2,3 回洗浄し,更にその洗液で先のろ紙

上の硫酸ナトリウムを洗浄し,この洗液も酢酸エチル溶液に合わせる。

4)

濃縮器(

*7

)

を用いて約 40℃(

*7

)

の水浴で,酢酸エチル溶液が約 1ml になるまで濃縮し,受器を

取り外し,窒素を緩やかに吹き付け,酢酸エチルを揮散させる(

*8

)(

*9

)

5)

残留物にヘキサン 10ml を正しく加える(

*10

)

6)

このヘキサン溶液 5ml をクロマトグラフ管の上部から流し込む。

7)

クロマトグラフ管(

*11

)

の上部から,アセトン-ヘキサン溶離液 (1+19) [6.

備考 4.の 5)による。]

50ml

を流下して対象農薬を溶出させ(

*12

)

,溶出液をなす形フラスコ(

*7

)

に受ける。

8)

4)

の操作を行い,残留物にヘキサン 20ml を正しく加える(

*10

)

9)

空試験として試料と同量の水を分液漏斗にとり,液量 100ml について塩化ナトリウム 5g を

加えて溶かし,酢酸エチル 10ml を加え,振とう器を用いて約 5 分間振り混ぜ,放置する。

引き続き,2)

8)の操作を行う。

(

*1

)

  6.

(

3

)

による。

(

*2

)

  6.

(

4

)

による。ただし,酢酸エチルの量を増加する。

(

*3

)

  6.

(

5

)

による。

(

*4

)

  6.

(

6

)

による。

(

*5

)

  6.

(

7

)

による。

(

*6

)

  6.

(

8

)

による。

(

*7

)

  6.

(

9

)

による。

(

*8

)

  6.

(

21

)

による。

(

*9

) 6.

備考 5.の注(

*10

)

による。

(

*10

) 6.

(

10

)

による。

(

*11

)

 6.

備考 5.b)4)による。

(

*12

)

 6.

(

25

)

による。

d)

操作  操作は,次のとおり行う。

1)

a)10)

のエトリジアゾール標準液 (0.2

µgC

5

H

5

Cl

3

N

2

OS/ml) 1

µl をマイクロシリンジ(

9

)

でとり,スプリッ

トレス注入法又はコールドオンカラム注入法によってガスクロマトグラフに注入し,エトリジアゾ

ールの保持時間に相当するピークの位置を確認しておく。

2)

c)

で得たヘキサン溶液 1

µl をマイクロシリンジ(

9

)

でとり,7.2.1d)2)の操作を行う。

3)

空試験として,c)3)で得た空試験のヘキサン溶液について 7.2.1d)3)の操作を行う。


72

K 0128 : 2000

4)

検量線からエトリジアゾールの量を求め,13.1d)4)の式によって試料中のエトリジアゾールの濃度

(

µg/L)  を算出する。

検量線  a)9)のエトリジアゾール標準液 (2

µgC

5

H

5

Cl

3

N

2

OS/ml) 0.1

∼2ml を全量フラスコ 10ml に段階

的にとり,ヘキサンを標線まで加える。これらの溶液の一定量[試料と同量(例えば,1

µl)]を

マイクロシリンジでとり,1)及び 2)の操作を行ってエトリジアゾールの量 (ng) と指示値(

11

)

との

関係線を作成する。検量線の作成は,試料測定時に行う。

備考7.  備考2.による。

22.

オキシン銅[有機銅] (C

18

H

12

CuN

2

O

2

  オキシン銅[有機銅][ビス(8-キノリノラト-

N

1

O

8

)銅]

の定量には高速液体クロマトグラフ法を適用する。

22.1

高速液体クロマトグラフ法  紫外吸光光度法及び蛍光光度法を適用する。

22.1.1

紫外吸光光度法  試料の pH を 2 以下にし,8-キノリノールと銅を解離させ,水溶性とし,妨害物

質をジクロロメタンで抽出,除去する。水層を水酸化ナトリウム溶液で中和し,ジクロロメタンでオキシ

ン銅を抽出する。脱水・濃縮後,アセトニトリルで一定量とする。又は試料の pH を 3.5 とした後,6.2 

よる固相抽出した後,脱水し,アセトニトリルを用いて対象農薬を溶出し,濃縮後,一定量とする。これ

らアセトニトリル溶液の一定量を高速液体クロマトグラフに注入し,吸光光度検出器で波長 240nm の吸光

度を測定してオキシン銅を定量する。

定量範囲:C

18

H

12

CuN

2

O

2

 20

∼200ng  繰返し分析精度:変動係数で 5∼10%(装置,測定条件によって

異なる。

a)

試薬  試薬は,次のものを用いる。

1)

塩酸 (2mol/L)   7.1a)1)による。

2)

水酸化ナトリウム溶液 (2mol/L)   JIS K 8576 に規定する水酸化ナトリウム 80g を水に溶かして 1L

とする。

3)

四ほう酸ナトリウム溶液 (50mmol/L)   JIS K 8866 に規定する四ほう酸ナトリウム十水和物 19.1g

を水に溶かして 1L とする。

4)

塩化ナトリウム  6.1a)1)による。

5)

硫酸ナトリウム  6.1a)2)による。

6)

アセトニトリル  7.3a)2)による。

7)

ジクロロメタン  6.1a)3)による(

1

)

8)

オキシン銅標準液 (0.5mgC

18

H

12

CuN

2

O

2

/ml) 

  オキシン銅の標準品 0.050g をとり,少量のアセトニ

トリルに溶かし,全量フラスコ 100ml に移し入れ,アセトニトリルを標線まで加える(

2

)

9)

オキシン銅標準液 (50

µgC

18

H

12

CuN

2

O

2

/ml) 

  オキシン銅標準液 (0.5mgC

18

H

12

CuN

2

O

2

/ml) 1ml

を全

量フラスコ 10ml にとり,アセトニトリルを標線まで加える。保存する場合は,−20℃の暗所にお

く。

10)

オキシン銅標準液 (10

µgC

18

H

12

CuN

2

O

2

/ml) 

  オキシン銅標準液 (50

µgC

18

H

12

CuN

2

O

2

/ml) 2ml

を全量

フラスコ 10ml にとり,アセトニトリルを標線まで加える。使用時に調製する。

11)

オキシン銅標準液 (1

µgC

18

H

12

CuN

2

O

2

/ml) 

  オキシン銅標準液 (10

µgC

18

H

12

CuN

2

O

2

/ml) 1ml

を全量

フラスコ 10ml にとり,アセトニトリルを標線まで加える。使用時に調製する。

12)

窒素  6.2a)2)による。

(

1

)

  7.

(

23

)

による。ただし,高速液体クロマトグラフへ注入する量は20

µl とする。


73

K 0128 : 2000

(

2

)

  7.

(

4

)

による。

b)

器具及び装置  器具及び装置は,次による。

1)

分液漏斗  6.1b)1)による。

2)

なす形フラスコ  6.1b)2)による。

3)

三角フラスコ  6.1b)3)による。

4)

共栓付き試験管  6.2b)1)による。

5)

固相カラム  6.2b)2)による。ただし,充てん剤にはスチレンジビニルベンゼン重合体(ポリスチレ

ン系ゲル)又はこれと同等の性能をもつもの。

6)

マイクロシリンジ  7.1b)6)による。

7)

高速液体クロマトグラフ  次に掲げる条件を満たすもの。

7.1)

分離管  7.3b)6.1)による。

7.2)

充てん剤  7.3b)6.2)による。

7.3)

溶離液  溶離液の調製は,次による。

7.3.1)

  EDTA-

りん酸塩緩衝液 (pH3.5)   JIS K 9007 に規定するりん酸二水素カリウム 6.8g を水約 900ml

に溶かし,これに JIS K 8107 に規定するエチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物 2g

を加え,JIS K 9005 に規定するりん酸を加えて pH を 3.5 に調節し,水を加えて 1L とする。

7.3.2)

溶離液  a)6)のアセトニトリルと EDTA-りん酸塩緩衝液 (pH3.5) をそれぞれ体積比 2 : 3 で混合した

もの。

7.4)

流量  約 1ml/min

7.5)

検出器  吸光光度検出器。波長 240nm で測定できるもの。

7.6)

カラム槽温度  40∼45℃

8)

振とう器

9)

濃縮器  6.1b)5)による。

備考1.  高速液体クロマトグラフの感度として,a)11)のオキシン銅標準液 (1

µgC

18

H

12

CuN

2

O

2

/ml) 20

µl

を高速液体クロマトグラフに注入してオキシン銅の量 (20ng) が十分に確認できるように検

出器の感度を調節する。

c)

準備操作  準備操作は,ジクロロメタン抽出法又は固相抽出法を適用する。

c.1)

ジクロロメタン抽出法  ジクロロメタン抽出法の操作は,次のとおり行う。

1)

4.1c)

で採取した試料の適量(例えば,1 000ml)を分液漏斗にとり,塩酸 (2mol/L) を用いて,pH を

2

以下(

3

)

に調節し,液量 100ml(

4

)

についてジクロロメタン 10ml を加えて振とう器を用いて約 5 分間

振り混ぜ,放置する。

2)

分離したジクロロメタン層は捨てる。

分液漏斗の液量 100ml についてジクロロメタン 10ml を加え,

再び振とう器を用いて約 5 分間振り混ぜ,放置後,ジクロロメタン層は捨てる。

3)

分液漏斗の水層に水酸化ナトリウム溶液 (2mol/L) を加え中和した後,液量 100ml について四ほう

酸ナトリウム溶液 (50mmol/L) 2ml,ジクロロメタン 10ml 及び塩化ナトリウム 5g とを加え,約 5 分

間振とう器を用いて振り混ぜる。放置後,ジクロロメタン層を三角フラスコに移す。分液漏斗の液

量 100ml についてジクロロメタン 10ml を加え,再び振とう器を用いて約 5 分間振り混ぜ,放置後,

ジクロロメタン層を先の三角フラスコに合わせる。

4)

ジクロロメタン溶液 10ml について硫酸ナトリウム 2g(

5

)

を加え,軽く振り混ぜ,約 10 分間放置した

(

6

)

,ろ紙 5 種 A(又は 5 種 B)(

7

)

を用いてろ過し,ろ液をなす形フラスコ(

8

)

に受ける。少量のジ


74

K 0128 : 2000

クロロメタンを用いて三角フラスコを 2,3 回洗浄し,さらにその洗液で先のろ紙上の硫酸ナトリウ

ムも洗浄し,洗液をジクロロメタン溶液に合わせる。

5)

濃縮器(

9

)

を用いて,ジクロロメタン溶液を約 7ml まで濃縮し,受器を取り外し,なす形フラスコに

アセトニトリル(

10

)

約 50ml を加える。

6)

再び濃縮器(

9

)

を用いて,約 1∼2ml まで濃縮し,窒素を緩やかに吹き付け,アセトニトリル溶液と

して 1ml まで正しく濃縮する(

11

)(

12

)

7)

空試験として試料と同量の水を分液漏斗にとり,1)6)の操作を行う。

(

3

)

 pH

を2以下に調節しない場合は,オキシン銅の一部がジクロロメタン層に移行し,回収率が低

下する。

(

4

)

  6.

(

4

)

による。

(

5

)

  6.

(

5

)

による。

(

6

)

  6.

(

6

)

による。

(

7

)

  6.

(

7

)

による。

(

8

)

  6.

(

8

)

による。

(

9

)

  6.

(

9

)

による。ただし,大気圧で 95℃以下で加熱する。

(

10

)

メタノールを用いてもよい。その場合の準備操作は,

備考 2.による。

(

11

)

  6.

(

21

)

による。

(

12

)

  6.

(

10

)

による。

備考2.  アセトニトリルに代えて,メタノールを用いてもよい。この場合の準備操作は,次による。

a)

試薬  試薬は,次のもの以外は a)と同じものを用いる。

1)

メタノール  10.1a)6)による(

*1

)(

*2

)

(

*1

)

  4.

(

1

)

による。

(

*2

)

(

1

)

による。

b)

準備操作  準備操作は,次のとおり行う。

1)

c.1)1)

4)の操作を行う。

2)

濃縮器(

*3

)

を用いて,約 40℃(

*3

)

の水浴上で約 1∼2ml まで濃縮し,受器を取り外し窒素を緩

やかに吹き付け,ジクロロメタンを完全に揮散させた後,メタノール 1ml を正しく加える

(

*4

)(

*5

)

3)

空試験として試料と同量の水を分液漏斗にとり,1)及び 2)の操作を行う。

(

*3

)

  6.

(

9

)

による。ただし,大気圧で95℃以下で加熱する。

(

*4

)

  6.

(

21

)

による。

(

*5

) 6.

(

10

)

による。

c.2)

固相抽出法  固相抽出法の操作は,次のとおり行う。

1)

4.1c)

で採取した試料(

13

)

を塩酸 (2mol/L) を用いて,pH を 3.5 に調節し,その適量(通常は,500ml)

を固相カラム(

14

)(

15

)

に加圧法(

16

)

又は減圧法(

17

)

によって,流量 10∼20ml/min(

18

)

で通水する。

2)

固相カラムに水 10ml(

19

)

を流し,洗浄した後,約 30 分間吸引などで水分を分離除去する(

20

)

3)

固相カラムの上端からアセトニトリル約 3ml(

19

)

を緩やかに通し(

21

)

,対象農薬を溶出させる。溶出液

の受器には,共栓付き試験管を用いる。

4)

溶出液に窒素を緩やかに吹き付け,1ml の一定量にする(

11

)(

12

)(

22

)

5)

空試験としてあらかじめ,塩酸 (2mol/L) を用いて,pH を 3.5 に調節した水 500ml について固相カ


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K 0128 : 2000

ラム(

14

)(

15

)