サイトトップへこのカテゴリの一覧へ

H 6309 : 1999 (ISO 9202 : 1996) 

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本ジュエリー協会 (JJA) /財団

法人日本規格協会 (JSA) から工業標準案を具して日本工業規格を制定すべきと申出があり,日本工業標準

調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日本工業規格である。

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

H 6309 : 1999 

(ISO 9202 : 1996) 

ジュエリー用貴金属合金の 

純度(品位) 

Jewellery−Fineness of precious metal alloys 

序文 この規格は,1996年に第2版として発行されたIS0 9202, Jewellery−Fineness of precious metal alloys

を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格である。なお,この規

格で点線の下線を施してある参考は,原国際規格にない事項である。 

1. 適用範囲 この規格は,ジュエリー用貴金属合金の純度(品位)(ろうを除く。)の範囲について規定

する。 

備考1. この規格の対応国際規格を,次に示す。 

ISO 9202 : 1996 Jewellery−Fineness of precious metal alloys 

2. 完成品の名称,マーク及びスタンプに使う各国の強制法規は,すべて考慮されなければなら

ない。 

2. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。 

2.1 

純度(品位) 貴金属合金中の該当する貴金属の最低含有率。貴金属合金中の質量00

0で示す。 

3. 純度(品位) 純度(品位)の最低含有率を,表1に示す。負の許容差は,認めない。 

4. 定量方法 純度の定量には,一般に認められた定量方法を用いる。 

参考 定量方法には,JIS H 6310(ジュエリー用金合金中の金定量方法),JIS H 6311(ジュエリー用

銀合金中の銀定量方法),JIS H 6312(ジュエリー用白金合金中の白金定量方法)及びJIS H 6313

(ジュエリー用パラジウム合金−パラジウム定量方法−ジメチルグリオキシム重量法)がある。 

background image

H 6309 : 1999 (ISO 9202 : 1996) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表1 純度(品位) 

単位 質量00

貴金属合金 

純度(品位)最低値 

金合金 

375 
585 
750 
916 

白金(プラチナ)合金 

850 
900 
950 

パラジウム合金 

500 
950 

銀合金 

800 

(835) 

925 

備考 括弧のない数値を選ぶことが望ましい。 

ジュエリー用貴金属合金の純度JIS原案作成委員会 構成表 

氏名 

所属 

(委員長) 

中 村   靖 

(元)株式会社ジャパンエナジー分析センター 

清 水   進 

田中貴金属工業株式会社技術センター 

崎 田 猛 城 

石福金属興業株式会社草加工場 

武 井 和 彦 

住友金属鉱山株式会社金属事業部事業室 

上 田 耕 造 

上田銀器工芸株式会社 

桑 山 征 洋 

株式会社桑山貴金属 

延   祐 次 

大蔵省造幣局東京支局 

窪 寺 康 郎 

合資会社勝巳堂 

(事務局) 

宮 下 春 男 

社団法人日本ジュエリー協会