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H 5302

:2006

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本ダイ

カスト協会(JDCA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきと

の申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。これに

よって JIS H 5302:2000 は改正され,この規格に置き換えられる。

改正に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO/FDIS 3522:2006,Aluminium and

aluminium alloys

−Castings−Chemical composition and mechanical properties を基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。

JIS H 5302

には,次に示す附属書がある。

附属書 1(参考)使用部品例

附属書 2(参考)JIS と対応する国際規格との対比表


目  次

ページ

序文 

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  種類及び記号 

2

4.

  材料

3

5.

  品質

3

6.

  形状,寸法 

5

7.

  試験

5

7.1

  分析試験 

5

7.2

  機械試験 

5

8.

  検査

5

9.

  表示

5

10.

  報告

5

附属書 1(参考)使用部品例 

6

附属書 2(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

9


日本工業規格

JIS

H 5302

:2006

アルミニウム合金ダイカスト

Aluminium alloy die castings

序文  この規格は,2006 年に発行された ISO/FDIS 3522,Aluminium and aluminium alloys−Castings−

Chemical composition and mechanical properties

を翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格であ

る。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変

更の一覧表をその説明を付けて,

附属書 2(参考)に示す。

1. 

適用範囲  この規格は,アルミニウム合金を使用したダイカスト(以下,ダイカストという。)につ

いて規定する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO/FDIS 3522:2006

,Aluminium and aluminium alloys −Castings−Chemical composition and

mechanical properties (MOD)

2. 

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 0403

  鋳造品−寸法公差方式及び削り代方式

JIS H 0321

  非鉄金属材料の検査通則

JIS H 1305

  アルミニウム及びアルミニウム合金の発光分光分析方法

JIS H 1306

  アルミニウム及びアルミニウム合金の原子吸光分析方法

JIS H 1307

  アルミニウム及びアルミニウム合金の誘導結合プラズマ発光分光分析方法

JIS H 1352

  アルミニウム及びアルミニウム合金中のけい素定量方法

JIS H 1353

  アルミニウム及びアルミニウム合金中の鉄定量方法

JIS H 1354

  アルミニウム及びアルミニウム合金中の銅定量方法

JIS H 1355

  アルミニウム及びアルミニウム合金中のマンガン定量方法

JIS H 1356

  アルミニウム及びアルミニウム合金中の亜鉛定量方法

JIS H 1357

  アルミニウム及びアルミニウム合金中のマグネシウム定量方法

JIS H 1358

  アルミニウム及びアルミニウム合金中のクロム定量方法

JIS H 1359

  アルミニウム及びアルミニウム合金中のチタン定量方法

JIS H 1360

  アルミニウム及びアルミニウム合金中のニッケル定量方法

JIS H 1361

  アルミニウム及びアルミニウム合金中のすず定量方法


2

H 5302

:2006

JIS H 1366

  アルミニウム及びアルミニウム合金中の鉛定量方法

JIS H 2118

  ダイカスト用アルミニウム合金地金

JIS H 2211

  鋳物用アルミニウム合金地金

3. 

種類及び記号  種類及び記号は,表 による。

なお,ダイカストの使用例は,

附属書 1(参考)に示す。

  1  種類及び記号

参考

種類

記号

合金系

合金の特色

アルミニウム合金ダイカスト 1 種 ADC1

Al-Si

耐食性,鋳造性がよい。耐力が幾分低い。

アルミニウム合金ダイカスト 3 種 ADC3

Al-Si-Mg

衝撃値及び耐力が高く,耐食性も ADC1 と

ほぼ同等で,鋳造性が ADC1 より若干劣る。

アルミニウム合金ダイカスト 5 種 ADC5

Al-Mg

耐食性が最もよく,伸び,衝撃値が高いが,

鋳造性が悪い。

アルミニウム合金ダイカスト 6 種 ADC6

Al-Mg-Mn

耐食性は ADC5 に次いでよく,鋳造性は

ADC5

より若干よい。

アルミニウム合金ダイカスト 10 種 ADC10

Al-Si-Cu

機械的性質,被削性,鋳造性がよい。

アルミニウム合金ダイカスト 10 種 Z ADC10Z

Al-Si-Cu

系 ADC10 より耐鋳造割れ及び耐食性が劣る。

アルミニウム合金ダイカスト 12 種 ADC12

Al-Si-Cu

機械的性質,被削性,鋳造性がよい。

アルミニウム合金ダイカスト 12 種 Z ADC12Z

Al-Si-Cu

系 ADC12 より耐鋳造割れ及び耐食性が劣る。

アルミニウム合金ダイカスト 14 種 ADC14

Al-Si-Cu-Mg

系 耐摩耗性がよく,湯流れ性がよく,耐力が

高く,伸びが劣る。

アルミニウム合金ダイカスト

                  Si9 種

Al Si9

Al-Si

耐食性がよく,伸び,衝撃値も幾分よいが,

耐力が幾分低く,湯流れ性が劣る。

アルミニウム合金ダイカスト

                  Si12Fe 種

Al Si12(Fe)

Al-Si

耐食性,鋳造性がよい。耐力が幾分低い。

アルミニウム合金ダイカスト

                  Si10MgFe 種

Al Si10Mg(Fe)

Al-Si-Mg

衝撃値及び耐力が高く,耐食性も ADC1 と

ほぼ同等で,鋳造性が ADC1 より若干劣る。

アルミニウム合金ダイカスト 
                  Si8Cu3 種

Al Si8Cu3

Al-Si-Cu

系 ADC10 より耐鋳造割れ及び耐食性が劣る。

アルミニウム合金ダイカスト 
                  Si9Cu3Fe 種

Al Si9Cu3(Fe)

Al-Si-Cu

系 ADC10 より耐鋳造割れ及び耐食性が劣る。

アルミニウム合金ダイカスト 
                  Si9Cu3FeZn 種

Al Si9Cu3(Fe)(Zn) Al-Si-Cu

系 ADC10 より耐鋳造割れ及び耐食性が劣る。

アルミニウム合金ダイカスト 
                  Si11Cu2Fe 種

Al Si11Cu2(Fe)

Al-Si-Cu

機械的性質,被削性,鋳造性がよい。

アルミニウム合金ダイカスト 
                  Si11Cu3Fe 種

Al Si11Cu3(Fe)

Al-Si-Cu

機械的性質,被削性,鋳造性がよい。

アルミニウム合金ダイカスト 
                  Si12Cu1Fe 種

Al Si12Cu1(Fe)

Al-Si-Cu

系 ADC12 より伸びは幾分よいが,耐力はやや

劣る。

アルミニウム合金ダイカスト 
                  Si17Cu4Mg 種

Al Si17Cu4Mg

Al-Si-Cu-Mg

系 耐摩耗性がよく,湯流れ性がよく,耐力が

高く,伸びが劣る。

アルミニウム合金ダイカスト 
                  Mg9 種

Al Mg9

Al-Mg

系 ADC5 と同様に耐食性はよいが,鋳造性が

悪く,応力腐食割れ及び経時変化に注意が

必要。


3

H 5302

:2006

4. 

材料  材料は,JIS H 2118 の規定による。受渡当事者間の協定によって,JIS H 2211 の規定による鋳

物用アルミニウム合金地金も用いることができる。

5. 

品質  ダイカストの品質は,次による。

a)

ダイカストの外観は,表面が平滑で,有害な割れ,鋳巣などの欠陥があってはならない。

b)

ダイカストは,埋め金,溶接などによって補修してはならない。ただし,欠陥部分が小さくて注文者

が使用上差し支えないと認めたときは,補修することができる。

なお,注文者の承認を得て漏れ止めの処理を行うことができる。

c)

化学成分は,

表 による。表 に規定していない化学成分については,受渡当事者間の協定による。

JIS H 2211

に規定された材料を使用する場合は,受渡当事者間の協定による。

d)

機械的性質は,受渡当事者間の協定による。


  2  化学成分

化学成分  (質量%)

記  号

Cu  Si

Mg Zn

Fe Mn Cr Ni Sn Pb Ti

Al

ADC1

1.0

以下 11.0∼13.0

0.3

以下 0.5 以下

1.3

以下

0.3

以下

− 0.5 以下

0.1

以下

0.20

以下

0.30

以下 残部

ADC3

0.6

以下 9.0∼11.0 0.4∼0.6 0.5 以下

1.3

以下

0.3

以下

− 0.5 以下

0.1

以下

0.15

以下

0.30

以下 残部

ADC5

0.2

以下 0.3 以下 4.0∼8.5 0.1 以下

1.8

以下

0.3

以下

− 0.1 以下

0.1

以下

0.10

以下

0.20

以下 残部

ADC6

0.1

以下 1.0 以下 2.5∼4.0 0.4 以下

0.8

以下

0.4

∼0.6

− 0.1 以下

0.1

以下

0.10

以下

0.20

以下 残部

ADC10

2.0

∼4.0 7.5∼9.5 0.3 以下 1.0 以下

1.3

以下

0.5

以下

− 0.5 以下

0.2

以下

0.2

以下

0.30

以下 残部

ADC10Z

2.0

∼4.0 7.5∼9.5 0.3 以下 3.0 以下

1.3

以下

0.5

以下

− 0.5 以下

0.2

以下

0.2

以下

0.30

以下 残部

ADC12

1.5

∼3.5 9.6∼12.0 0.3 以下 1.0 以下

1.3

以下

0.5

以下

− 0.5 以下

0.2

以下

0.2

以下

0.30

以下 残部

ADC12Z

1.5

∼3.5 9.6∼12.0 0.3 以下 3.0 以下

1.3

以下

0.5

以下

− 0.5 以下

0.2

以下

0.2

以下

0.30

以下 残部

ADC14

4.0

∼5.0 16.0∼18.0

0.45

∼0.65 1.5 以下

1.3

以下

0.5

以下

− 0.3 以下

0.3

以下

0.2

以下

0.30

以下 残部

Al Si9(

1

)

0.10

以下 8.0∼11.0 0.10 以下 0.15 以下 0.65 以下

0.50

以下

− 0.05 以下

0.05

以下

0.05

以下

0.15

以下 残部

Al Si12(Fe) (

2

)

0.10

以下 10.5∼13.5

0.10

以下 0.15 以下

1.0

以下

0.55

以下

− 0.15 以下 残部

Al Si10Mg(Fe) (

1

)

0.10

以下 9.0∼11.0 0.20∼0.50 0.15 以下

1.0

以下

0.55

以下

− 0.15 以下

0.05

以下

0.15

以下

0.20

以下 残部

Al Si8Cu3(

2

)

2.0

∼3.5 7.5∼9.5 0.05∼0.55 1.2 以下

0.8

以下

0.15

∼0.65

− 0.35 以下

0.15

以下

0.25

以下

0.25

以下 残部

Al Si9Cu3(Fe) (

2

)

2.0

∼4.0 8.0∼11.0 0.05∼0.55 1.2 以下

1.3

以下

0.55

以下 0.15 以下

0.55

以下

0.25

以下

0.35

以下

0.25

以下 残部

Al Si9Cu3(Fe)(Zn) (

2

)

2.0

∼4.0 8.0∼11.0 0.05∼0.55 3.0 以下

1.3

以下

0.55

以下 0.15 以下

0.55

以下

0.25

以下

0.35

以下

0.25

以下 残部

Al Si11Cu2(Fe) (

2

)

1.5

∼2.5 10.0∼12.0

0.30

以下 1.7 以下

1.1

以下

0.55

以下 0.15 以下

0.45

以下

0.25

以下

0.25

以下

0.25

以下 残部

Al Si11Cu3(Fe)

1.5

∼3.5 9.6∼12.0 0.35 以下 1.7 以下

1.3

以下

0.60

以下

− 0.45 以下

0.25

以下

0.25

以下

0.25

以下 残部

Al Si12Cu1(Fe) (

2

)

0.7

∼1.2 10.5∼13.5

0.35

以下 0.55 以下

1.3

以下

0.55

以下 0.10 以下

0.30

以下

0.10

以下

0.20

以下

0.20

以下 残部

Al Si17Cu4Mg

4.0

∼5.0 16.0∼18.0

0.45

∼0.65 1.5 以下

1.3

以下

0.50

以下

− 0.3 以下

0.3

以下

残部

Al Mg9(

1

)

0.10

以下 2.5 以下 8.0∼10.5 0.25 以下

1.0

以下

0.55

以下

− 0.10 以下

0.10

以下

0.10

以下

0.20

以下 残部

(

1

)

その他の化学成分は,表中で“−”で示し成分値を規定していない化学成分も含み,個々の成分が 0.05  %以下,合計で 0.15  %以下とする。

(

2

)

その他の化学成分は,表中で“−”で示し成分値を規定していない化学成分も含み,個々の成分が 0.05  %以下,合計で 0.25  %以下とする。

4

H

 5302


20
0

6


5

H 5302

:2006

6. 

形状,寸法

a)

ダイカストの形状は,図面又は模型による。

b)

ダイカストの寸法は,図面による。寸法許容差は,注文者の指定による。特に指定がない場合には,

寸法許容差は,JIS B 0403 の規定を適用する。

7. 

試験

7.1 

分析試験  化学成分の分析試験は,次による。

a)

化学成分の分析方法は,次による。

JIS H 1305

JIS H 1306JIS H 1307JIS H 1352JIS H 1353JIS H l354JIS H 1355JIS H 1356

JIS H 1357

JIS H 1358JIS H 1359JIS H 1360JIS H 1361JIS H 1366

b)

表 に規定していない化学成分の分析方法は,受渡当事者間の協定による。

c)

分析試料は,JIS H 0321 に従い採取する。

7.2 

機械試験  機械試験は,受渡当事者間の協定による。

8. 

検査  検査は,次による。

a)

一般事項は,JIS H 0321 による。

b)

外観,形状及び寸法の検査をするとともに,7.によって試験を行い,5.及び 6.の規定に適合しなければ

ならない。

9. 

表示  ダイカスト又はそのこん包容器には,貼付ラベルなど適切な方法によって次の事項を表示する。

a)

規格番号及び種類又はその記号

b)

製造番号

c)

製造業者名又はその略号

10. 

報告  製造業者は,注文者の要求がある場合,化学分析試験の試験成績書を提出する。


6

H 5302

:2006

附属書 1(参考)使用部品例

この附属書は,アルミニウム合金ダイカストの使用部品例を示すものであり,規定の一部ではない。

附属書   1  使用部品例

ADC10

ADC10ZADC12ADC12Z

用途

部品例

自動車

ウォータポンプカバー,ウォータアウトレットパイプ,ウォータインレットハウジング,ウォータアウ
トレットハウジング,エンジンマウントブラケット,AC ジェネレータハウジング,エアフローメータ
ハウジング,オイルパン,オイルポンプ本体,オイルシールリテーナ,オイルポンプブラケット,カム

シャフトベアリングキャップ,キャブレタ,シリンダブロック,シリンダヘッドカバー,スーパーチャ
ージャ(ハウジング,ロータ),チェンカバー,ディストリビュータハウジング,バルブロッカーアー
ム,ファンカップリング,フュエルデリバリーパイプ,インテークマニホールド,トランスミッション

ケース,エクステンションハウジング,エアーブレーキ用ピストン,エアコンプレッサハウジング,オ
ートマチックトランスミッションバルブボディ,カークーラーシリンダブロック,クラッチハウジング,
コンバータハウジング,ステアリングギヤハウジング,スタータモータハウジング,トラック・ステッ

プ,トルクコンバータステータ,ホイルキャップ,オルタネータブラケット,ミッションシフトフォー
ク,ルームミラー,アダプタケース,エアーアウトレット・インレット,エクステンションリヤー,オ
イルポンプケース,オートマチックトランスミッションケース,カムブラケット,サイドミラー,シー

トフレーム,スロットルボディ,ディファレンシャルカバー・ケース,トランスミッションカバー,ハ
ウジングコンバーター,パワーステアリングポンプ,ラダフレーム,ロッカーカバー,ピストン,噴射
装置コンピュータケース

二輪車

ショックアブソーバ・ケース,サイドカバー,クランクケース,クランクケースカバー,シリンダボデ
ィ,ヘッドシリンダ,ハウジングシャフトドライブ,プレートブレーキシュー,プレートプレッシャ,

ハウジングチェン,アッパーケース,オイルパン,シリンダバレル,シリンダヘッドカバー,ダイナモ
カバー,チェンケース,ブラケット,フレーム,フロントパネル,ホイールハブ,ライトカバー・ケー
ス,レフトカバー・ケース,ロアーケース

雪上車

クランクケース,シリンダ,シリンダヘッド,アッパーケース,フレーム,ライト・レフトカバー,ラ
イトケース,リアーパネル,ロアーケース

は ん 用 エ ン ジ

シリンダバレル,ミッションケース,コンロッド,クランクケースカバー,シリンダブロック・ヘッド

ブルドーザ

ベース,オイルフィルタ

船外機

ケーシングロア,ケーシングアップ,エクステンション,ボトムカップリング,オイルパン,クランク
ケース,エンジン用シリンダ,ミッションケース,ブラケット,クランクケースカバー,コンロッド,
シリンダーバレル・ブロック・ヘッドカバー


7

H 5302

:2006

附属書   1  使用部品例(続き)

用途

部品例

農業機械 
(バインダ)

(トラクタ)

(ハーベスタ) 
(田植え機)

(テータ,管理
機,耕うん機) 
(歩行モーア)

(コンバイン)

結束ケース,ひも掛ガイドプレート,トランスミッションケース,搬送駆動ケース,引越しギヤケース

動力取出しケース,トランスミッションケース,デフギヤケース,クラッチハウジング,推進軸ケース,
オイルパン,ステアリングギヤボックス,チェンケース,デフレンシャルカバー,ドアヒンジ,ドアロ
ック,トランスファーケース,トランスミッションカバー,バルブボディ,フロントケース,マニュア

ルトランスミッションケース,ロッカーカバー 
パッカーアーム,トランスミッション,結束ケース,搬送フレーム 
植付けアーム,フィードケース,植付けケース,ステアリングギヤケース,後車軸ケース

トランスミッションケース,ロータリーケース,副チェンケース,シリンダブロック,フロントケース,
マニュアルトランスミッションケース, 
カッタハウジング,トランスミッションケース

パッカーギヤケース,扱胴ベベルケース,排こう(藁)ギヤケース,処理胴ギヤケース,トランスミッ
ションケース

AV

機器 VTR フレーム,VTR シリンダベース,VTR カメラ,鏡体,ステレオターンテーブル,CD ピックアッ

プ,DVD ピックアップ,PDP フレーム

コ ン ピ ュ ー タ

関連

床板,ディスクドライブフレーム,光ヘッド,プリンタプラテンロール,複写機,ドラムフランジ

通信機器

無線電話フレーム,衛星放送アンテナ導波管,ケーブルジョイント

ちゅう房機器  電熱器ヒータベース,ガス機器コック,ファンヒータ気化筒

コンプレッサ  コンロッド,ヘッド,ケース,ピストン

モータ

ハウジング,ブラケット,軸受け

リール

ボディ,ドラム

カメラ

本体,前板ミラーボックス

顕微鏡

アームベース,双眼鏡筒,プリズムホルダ,プリズムシート

ミシン

アーム,ベッド,ベース,面板,天板,モータカバー

電動工具

カバー,ケース

シネカメラ

本体,レンズホルダ,接眼鏡筒,プリズムホルダ

ガス器具

上下ケース,カバー,分配室,コック本体,閉子

空圧バルブ

ボディ,ベース,カバー

スプレーガン  ボディ,エアガンボディ

エスカレータ  クリート,ライザ,ローラーボス

くぎ打機

ボディ本体,カバー

測量機

カバー本体

産業用機械

フロントカバー,サイドカバー

油圧ポンプ

ブラケット

パイプマシン  主軸台,ベース

信号機

カバー,ケース


8

H 5302

:2006

附属書   2  使用部品例

ADC1

ADC 3ADC 5ADC 6ADC 14

用途

部品例

ADC1

自動車

メインフレーム,フロントパネル

ホームベーカリ用  内がま(釜)

建築材料

エスカレータ部品

ADC3

自動車

ホイルキャップ,エンジンマウントブラケット

二輪車

ブラケットマフラ,クランクケース(アッパ,ロア),ブラケット,ホイール,フレーム

自転車

ホイール

船外機

ケース

ADC5

船外機

プロペラ,シリンダ,インペラ

農機具

振動アーム,つめ押え板,植付けアーム

釣具

ベールアームレバー,クリック,スプール

ADC6

二輪車

バンドレバー,ウインカホルダ,ウインカベース,フットレスト,ハウジングクラッチ,

ブラケットマフラ,ピストン,クランクケース,シグナルランプ,ブレーキレバー, 
クラッチレバー

船外機

プロペラ,ケースウォータポンプ,プロテクタバーエンド

電算機

磁気ディスク装置,キャリッジ

ゴルフ用品

メタルヘッド,ソールカバー

ADC14

自動車

オートマチックトランスミッション用オイルポンプボディ,ハウジング,カークーラコンプレッサハ

ウジング,カークーラシリンダブロック,ミッションシフトフォーク

二輪車

インサート,ハウジングクラッチ


9

H 5302

:2006

附属書 2(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS H 5302

:2006  アルミニウム合金ダイカスト

ISO/FDIS 3522:2006

,アルミニウム及びアルミニウム合金−鋳物−化学成分

及び機械的性質

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅱ)  国際

規格番号

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異

の項目ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:側線又は点線の下線

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

項目

番号

内容

項目

番号

内容

項 目 ご と

の評価

技術的差異の内容

1.

適 用 範

アルミニウム合金ダイカス
トについて規定。

ISO 3522 1

ダ イ カ ス ト を 含 め た 
アルミニウム鋳物全体

について,化学成分を
規定するとともに,鋳
物については,別鋳込

み試験片の機械的性質
を規定。

MOD/

削除

JIS

は,アルミニウム

合金鋳物の中で,ダイ

カストに限定して規
定。

我が国では,使用者の利便性を考慮し,

JIS H 5202

(アルミニウム合金鋳物)及

び JIS H 5302(アルミニウム合金ダイカ
スト)の 2 規格に分けて規定。

JIS H 5302

は,化学成分,外観,形状寸

法,試験,検査,表示などを規定。 
今後,強度などの性能面も順次規定に加
える予定。

2.

引 用 規

2

ISO 2378

ISO 2379

ISO 6506-1

ISO 6892 

MOD/

削除

JIS

は,主として規定困難な機械的性質

の試験に関する規格を削除。

JIS B 0403

JIS H 0321 

か,合計 18 規格。 

− MOD/追加

 

主として,ISO 規格にない化学成分の試
験に関する規格を追加。 

3

用語の定義を規定。 MOD/削除

JIS

は,この規格での用語定義は不要。

3.

種 類 及

び記号

従来の JIS 合金と ISO 規格

のダイカスト合金の両方の
種類を規定。

 4

分類:ダイカストを含

めたアルミニウム合金
鋳物全体の命名法を規
定。

4.1

合金記号

4.2

質別記号

4.3

鋳造方法の表示記号

MOD/

削除

MOD/

追加

JIS

は,ISO 規格のダ

イカスト以外の種類
を削除し,従来 JIS 
ダイカストの種類を

追加。

JIS

は,従来からの商習慣尊重のため,

既存 JIS 合金ダイカストの大幅な変更
は行わない。ただし,環境対応,品質・
規格対応などの必要な変更には積極的

に対応するとともに,必要に応じて ISO
規格への JIS 合金導入努力も継続する。

9

H

 5302


2006


10

H 5302

:2006

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅱ)  国際

規格番号

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異

の項目ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:側線又は点線の下線

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

項目 
番号

内容

項目 
番号

内容

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

4.

材料

JIS H 2118

又は JIS H 2211

による地金を規定。

− MOD/追加

JIS

としての必要項目追加。ISO 規格で

も追加される予定。

5.

品質

a)

表面状態を規定,

b)

補修について規定。

− MOD/追加

JIS

としての必要項目追加。ISO 規格へ

の追加を提案する。

 c)

化学成分を規定   5.1

ダイカストを含めたア
ルミニウム合金鋳物全
体の化学成分を規定。

MOD/

削除

JIS

は,ISO 規格のダ

イカスト以外の規定
を削除し,従来 JIS 

規定を追加。

3.

の(Ⅴ)参照。

 d)

機械的性質を規定

受 渡 当 事 者 間 の 協 定 に よ

る。

 6

6.1

機械的特性 
ダイカストを含めたア

ルミニウム合金鋳物全
体 の 機 械 的 性 質 を 規
定。ただし,ダイカス

トは,規定でなく指針
を記載。

MOD/

削除

MOD/

変更

JIS

は,ISO 規格の規

定を削除。

ISO

規格のダイカストの機械的性質の

指針値は,極めて良質な別鋳込み試験片

によるものであり,製品から切り出し試
験片に適用することができない。今後,

JIS

として規定値を検討する。 

6.

形 状 ,

寸法

形状,寸法について規定。

− MOD/追加

JIS

として必要な項目を追加。ISO 規格

への追加の提案を検討する。

7.

試験

化学成分の試験方法及び分

析試料の採取方法を規定。

 5.2

分析試料の採取及び試

験方法は,各国の規格
の使用を推奨すること
を規定。

MOD/

追加

JIS

として必要な項目を追加。 

機械試験は,受渡当事者間
の協定による。

 6

6.2

6.3

6.4

機械的特性 
引張試験方法を規定。

試 験 片 の 採 取 法 を 規
定。 
硬さ試験方法を規定。

MOD/

変更

ISO

規格では,ダイカスト以外は,機械

的性質を規定しているので,試験方法の

規定が必要。JIS は,受渡当事者間の協
定による,としているため,試験方法も
受渡当事者で決める,としている。 

10

H

 5302


2006


11

H 5302

:2006

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅱ)  国際

規格番号

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異

の項目ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:側線又は点線の下線

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

項目 
番号

内容

項目 
番号

内容

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

8.

検査

外観,寸法等の検査につい
て規定。

− MOD/追加

JIS

として必要な項目を追加。ISO 規格

への追加の提案を検討する。

9.

表示

ダイカスト又はこん包容器
への表示事項を規定。

− MOD/追加

JIS

として必要な項目を追加。ISO 規格

への追加の提案を検討する。

10.

報告

注文者の要求による化学成
分試験成績書提出を規定。

  MOD/

追加

JIS

として必要な項目を追加。ISO 規格

への追加の提案を検討する。 

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  IDT………………  技術的差異がない。

    ―  MOD/削除………  国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
    ―  MOD/追加………  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    ―  MOD/変更………  国際規格の規定内容を変更している。

2.

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  MOD……………  国際規格を修正している。

11

H

 5302


2006