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H 5202

:2010

(1)

目  次

ページ

序文 

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  種類及び種類の記号

2

4

  品質

3

4.1

  鋳物の品質 

3

4.2

  化学成分 

3

4.3

  機械的性質 

7

5

  形状及び寸法 

12

6

  試験

12

6.1

  分析試験 

12

6.2

  引張試験 

12

6.3

  硬さ試験 

13

7

  検査

13

8

  鋳物の補修 

13

9

  受渡しの一般事項

13

10

  表示

13

附属書 JA(参考)JIS に近似する国際規格アルミニウム合金鋳物

19

附属書 JB(参考)JIS と対応国際規格との対比表 

20


H 5202

:2010

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本アル

ミニウム協会(JAA)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正

すべきとの申出があり,

日本工業標準調査会の審議を経て,

経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS H 5202:1999 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責

任はもたない。


日本工業規格

JIS

 H

5202

:2010

アルミニウム合金鋳物

Aluminium alloy castings

序文 

この規格はアルミニウム合金鋳物を対象として,2007 年に第 4 版として発行された ISO 3522 を基に,

対応する部分については技術的内容を変更することなく対応国際規格に整合させるとともに,従来から普

及している JIS H 5202 をもこれに整合化させて作成した日本工業規格である。

なお,

この規格では,

従来の JIS H 5202 に規定されたアルミニウム合金鋳物をすべて規定するとともに,

ISO 3522

に規定された種類のうちダイカストを除くアルミニウム合金鋳物をすべて規定し,その種類は記

号によって区別されている。また,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を

変更している事項である。変更の一覧表にその説明を付けて,

附属書 JB に示す。

適用範囲 

この規格は,金型鋳物,砂型鋳物などのアルミニウム合金鋳物(以下,鋳物という。

)について規定する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 3522:2007

,Aluminium and aluminium alloys−Castings−Chemical composition and mechanical

properties

(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 0403

  鋳造品−寸法公差方式及び削り代方式

JIS H 0001

  アルミニウム,マグネシウム及びそれらの合金−質別記号

JIS H 0321

  非鉄金属材料の検査通則

JIS H 1305

  アルミニウム及びアルミニウム合金の発光分光分析方法

JIS H 1306

  アルミニウム及びアルミニウム合金の原子吸光分析方法

JIS H 1307

  アルミニウム及びアルミニウム合金の誘導結合プラズマ発光分光分析方法

JIS H 1352

  アルミニウム及びアルミニウム合金中のけい素定量方法

JIS H 1353

  アルミニウム及びアルミニウム合金中の鉄定量方法

JIS H 1354

  アルミニウム及びアルミニウム合金中の銅定量方法

JIS H 1355

  アルミニウム及びアルミニウム合金中のマンガン定量方法

JIS H 1356

  アルミニウム及びアルミニウム合金中の亜鉛定量方法


2

H 5202

:2010

JIS H 1357

  アルミニウム及びアルミニウム合金中のマグネシウム定量方法

JIS H 1358

  アルミニウム及びアルミニウム合金中のクロム定量方法

JIS H 1359

  アルミニウム及びアルミニウム合金中のチタン定量方法

JIS H 1360

  アルミニウム及びアルミニウム合金中のニッケル定量方法

JIS H 1361

  アルミニウム及びアルミニウム合金中のすず定量方法

JIS H 1362

  アルミニウム及びアルミニウム合金中のバナジウム定量方法

JIS H 1363

  アルミニウム合金中のジルコニウム定量方法

JIS H 1364

  アルミニウム及びアルミニウム合金中のビスマス定量方法

JIS H 1365

  アルミニウム及びアルミニウム合金中のほう素定量方法

JIS H 1366

  アルミニウム及びアルミニウム合金中の鉛定量方法

JIS Z 2201

  金属材料引張試験片

JIS Z 2241

  金属材料引張試験方法

JIS Z 2243

  ブリネル硬さ試験−試験方法

種類及び種類の記号 

種類及び種類の記号は,

表 及び表 による。

なお,

表 に示した種類は従来から日本工業規格で規定されている合金鋳物,表 に示した種類は対応

国際規格に規定されている合金鋳物を示す。

表 1−種類の記号 

種類の記号

適用

種類の記号

適用

AC1B

砂型鋳物・金型鋳物

AC4D

砂型鋳物・金型鋳物

AC2A

砂型鋳物・金型鋳物

AC5A

砂型鋳物・金型鋳物

AC2B

砂型鋳物・金型鋳物

AC7A

砂型鋳物・金型鋳物

AC3A

砂型鋳物・金型鋳物

AC8A

金型鋳物

AC4A

砂型鋳物・金型鋳物

AC8B

金型鋳物

AC4B

砂型鋳物・金型鋳物

AC8C

金型鋳物

AC4C

砂型鋳物・金型鋳物

AC9A

金型鋳物

AC4CH

砂型鋳物・金型鋳物

AC9B

金型鋳物

表 2−種類の記号(ISO 3522:2007 に規定の種類)

種類の記号

適用

種類の記号

適用

種類の記号

適用

Al Cu4Ti

砂型鋳物・金型鋳物 Al

Si9Mg

砂型鋳物・金型鋳物

Al Si8Cu3

砂型鋳物・金型鋳物

Al Cu4MgTi

砂型・金型・LW 型鋳物 Al Si10Mg

砂型鋳物・金型鋳物

Al Si9Cu1Mg

砂型鋳物・金型鋳物

Al Cu5MgAg

砂型鋳物・金型鋳物 Al

Si10Mg(Cu)

砂型鋳物・金型鋳物

Al Si12(Cu)

砂型鋳物・金型鋳物

Al Si11

砂型鋳物・金型鋳物 Al

Si5Cu1Mg

砂型鋳物・金型鋳物

Al Si12CuMgNi

金型鋳物

Al Si12(a)

砂型鋳物・金型鋳物 Al

Si5Cu3

金型鋳物 Al

Si17Cu4Mg  LW

型鋳物

Al Si12(b)

砂型・金型・LW 型鋳物 Al Si5Cu3Mg

金型鋳物 Al

Mg3

砂型鋳物・金型鋳物

Al Si2MgTi

砂型鋳物・金型鋳物 Al

Si5Cu3Mn

砂型・金型・LW 型鋳物 Al Mg5

砂型・金型・LW 型鋳物

Al Si7Mg

砂型・金型・LW 型鋳物 Al Si6Cu4

砂型鋳物・金型鋳物

Al Mg5(Si)

砂型鋳物・金型鋳物

Al Si7Mg0.3

砂型・金型・LW 型鋳物 Al Si7Cu2

砂型鋳物・金型鋳物

Al Zn5Mg

砂型鋳物・金型鋳物

Al Si7Mg0.6

砂型・金型・LW 型鋳物 Al Si7Cu3Mg

金型鋳物 Al

Zn10Si8Mg

砂型鋳物・金型鋳物

注記  “LW”は,ロストワックス鋳造を示す。 


3

H 5202

:2010

品質 

4.1 

鋳物の品質 

鋳物には,使用上問題となるきず,鋳巣,介在物などがあってはならない。ただし,注文者と協議の上,

具体的な規定を設けることができる。

4.2 

化学成分 

化学成分は,

表 及び表 による。


表 3−化学成分

単位  %

種類の

化学成分

記号

Cu Si Mg  Zn  Fe Mn  Ni  Ti  Pb Sn  Cr

Al

AC1B 4.2

∼5.0 0.30 以下 0.15∼0.35

0.10

以下

0.35

以下

0.10

以下

0.05

以下

0.05

∼0.35

0.05

以下

0.05

以下

0.05

以下

残部

AC2A 3.0

∼4.5 4.0∼6.0 0.25 以下

0.55

以下

0.8

以下 0.55 以下

0.30

以下

0.20

以下

0.15

以下

0.05

以下

0.15

以下

残部

AC2B 2.0

∼4.0 5.0∼7.0 0.50 以下

1.0

以下 1.0 以下 0.50 以下

0.35

以下

0.20

以下

0.20

以下

0.10

以下

0.20

以下

残部

AC3A 0.25

以下 10.0∼13.0 0.15 以下

0.30

以下

0.8

以下 0.35 以下

0.10

以下

0.20

以下

0.10

以下

0.10

以下

0.15

以下

残部

AC4A 0.25

以下 8.0∼10.0 0.30∼0.6

0.25

以下

0.55

以下

0.30

∼0.6

0.10

以下

0.20

以下

0.10

以下

0.05

以下

0.15

以下

残部

AC4B 2.0

∼4.0 7.0∼10.0 0.50 以下

1.0

以下 1.0 以下 0.50 以下

0.35

以下

0.20

以下

0.20

以下

0.10

以下

0.20

以下

残部

AC4C 0.20

以下 6.5∼7.5 0.20∼0.4

0.3

以下 0.5 以下 0.6 以下

0.05

以下

0.20

以下

0.05

以下

0.05

以下

0.05

以下

残部

AC4CH

a)

0.10

以下 6.5∼7.5 0.25∼0.45

0.10

以下

0.20

以下

0.10

以下

0.05

以下

0.20

以下

0.05

以下

0.05

以下

0.05

以下

残部

AC4D 1.0

∼1.5 4.5∼5.5 0.4∼0.6 0.5 以下 0.6 以下 0.5 以下

0.3

以下 0.2 以下 0.1 以下

0.1

以下

0.05

以下

残部

AC5A 3.5

∼4.5 0.7 以下 1.2∼1.8 0.1 以下 0.7 以下 0.6 以下

1.7

∼2.3 0.2 以下 0.05 以下

0.05

以下

0.2

以下

残部

AC7A 0.10

以下 0.20 以下 3.5∼5.5 0.15 以下

0.30

以下

0.6

以下

0.05

以下

0.20

以下

0.05

以下

0.05

以下

0.15

以下

残部

AC8A 0.8

∼1.3 11.0∼13.0 0.7∼1.3 0.15 以下

0.8

以下 0.15 以下

0.8

∼1.5 0.20 以下

0.05

以下

0.05

以下

0.10

以下

残部

AC8B 2.0

∼4.0 8.5∼10.5 0.50∼1.5

0.50

以下

1.0

以下 0.50 以下

0.10

∼1.0

0.20

以下

0.10

以下

0.10

以下

0.10

以下

残部

AC8C 2.0

∼4.0 8.5∼10.5 0.50∼1.5

0.50

以下

1.0

以下 0.50 以下

0.50

以下

0.20

以下

0.10

以下

0.10

以下

0.10

以下

残部

AC9A 0.50

∼1.5 22∼24 0.50∼1.5

0.20

以下

0.8

以下 0.50 以下

0.50

∼1.5

0.20

以下

0.10

以下

0.10

以下

0.10

以下

残部

AC9B 0.50

∼1.5 18∼20 0.50∼1.5

0.20

以下

0.8

以下 0.50 以下

0.50

∼1.5

0.20

以下

0.10

以下

0.10

以下

0.10

以下

残部

この表に記載されていない元素の化学成分は,注文者の要求があった場合に限り分析を行う。

注記  改良処理及び微細化処理に用いる元素には,例えば,Na,Sr,Sb,P などがある。 

a)

この表にない元素の化学成分については,個々の成分 0.05 %以下,合計 0.15 %以下とする。ただし,改良処理及び微細化処理に用いる元素には,適

用しない。

4

H

 5202


2010


表 4−化学成分(ISO 3522:2007 に規定の種類) 

単位  %

種類の

化学成分

記号  Cu  Si Mg Zn  Fe Mn Ni  Ti  Pb  Sn  Cr

Al

Al Cu4Ti

4.2

∼5.2 0.18 以下

− 0.07 以下

0.19

以下

0.55

以下

− 0.15∼0.30

残部

Al Cu4MgTi

4.2

∼5.0 0.20 以下

0.15

∼0.35

0.10

以下

0.35

以下

0.10

以下

0.05

以下

0.15

∼0.30

0.05

以下

0.05

以下

残部

Al Cu5MgAg

a)

 4.0

∼5.0 0.05 以下

0.15

∼0.35

0.05

以下

0.10

以下

0.20

∼0.40

− 0.15∼0.35

残部

Al Si11

0.05

以下 10.0∼11.8

0.45

以下

0.07

以下

0.19

以下

0.10

以下

− 0.15 以下

残部

Al Si12(a)

0.05

以下 10.5∼13.5

− 0.10 以下

0.55

以下

0.35

以下

− 0.15 以下

残部

Al Si12(b)

0.15

以下 10.5∼13.5

0.10

以下

0.15

以下

0.65

以下

0.55

以下

0.10

以下

0.20

以下

0.10

以下

残部

Al Si2MgTi

0.10

以下 1.6∼2.4

0.45

∼0.65

0.10

以下

0.60

以下

0.30

∼0.50

0.05

以下

0.05

∼0.20

0.05

以下

0.05

以下

残部

Al Si7Mg

0.20

以下 6.5∼7.5

0.20

∼0.65

0.15

以下

0.55

以下

0.35

以下

0.15

以下

0.05

∼0.25

0.15

以下

0.05

以下

残部

Al Si7Mg0.3

0.05

以下 6.5∼7.5

0.25

∼0.45

0.07

以下

0.19

以下

0.10

以下

− 0.08∼0.25

残部

Al Si7Mg0.6

0.05

以下 6.5∼7.5

0.45

∼0.70

0.07

以下

0.19

以下

0.10

以下

− 0.08∼0.25

残部

Al Si9Mg

0.05

以下 9.0∼10.0

0.25

∼0.45

0.07

以下

0.19

以下

0.10

以下

− 0.15 以下

残部

Al Si10Mg

0.10

以下 9.0∼11.0

0.20

∼0.45

0.10

以下

0.55

以下

0.45

以下

0.05

以下

0.15

以下

0.05

以下

0.05

以下

残部

Al Si10Mg(Cu)

0.35

以下 9.0∼11.0

0.20

∼0.45

0.35

以下

0.65

以下

0.55

以下

0.15

以下

0.20

以下

0.10

以下

残部

Al Si5Cu1Mg

1.0

∼1.5 4.5∼5.5

0.35

∼0.65

0.15

以下

0.65

以下

0.55

以下

0.25

以下

0.05

∼0.25

0.15

以下

0.05

以下

残部

Al Si5Cu3

2.6

∼3.6 4.5∼6.0

0.05

以下

0.20

以下

0.60

以下

0.55

以下

0.10

以下

0.25

以下

0.10

以下

0.05

以下

残部

Al Si5Cu3Mg

2.6

∼3.6 4.5∼6.0

0.15

∼0.45

0.20

以下

0.60

以下

0.55

以下

0.10

以下

0.25

以下

0.10

以下

0.05

以下

残部

Al Si5Cu3Mn

2.5

∼4.0 4.5∼6.0

0.40

以下

0.55

以下

0.8

以下

0.20

∼0.55

0.30

以下

0.20

以下

0.20

以下

0.10

以下

残部

Al Si6Cu4

3.0

∼5.0 5.0∼7.0

0.55

以下

2.0

以下

1.0

以下

0.20

∼0.65

0.45

以下

0.25

以下

0.30

以下

0.15

以下

0.15

以下

残部

Al Si7Cu2

1.5

∼2.5 6.0∼8.0

0.35

以下

1.0

以下

0.8

以下

0.15

∼0.65

0.35

以下

0.25

以下

0.25

以下

0.15

以下

残部

Al Si7Cu3Mg

3.0

∼4.0 6.5∼8.0

0.30

∼0.60

0.65

以下

0.8

以下

0.20

∼0.65

0.30

以下

0.25

以下

0.15

以下

0.10

以下

残部

Al Si8Cu3

2.0

∼3.5 7.5∼9.5

0.05

∼0.55

1.2

以下

0.8

以下

0.15

∼0.65

0.35

以下

0.25

以下

0.25

以下

0.15

以下

残部

Al Si9Cu1Mg

0.8

∼1.3 8.3∼9.7

0.25

∼0.65

0.8

以下

0.8

以下

0.15

∼0.55

0.20

以下

0.10

∼0.20

0.10

以下

0.10

以下

残部

Al Si12(Cu)

1.0

以下 10.5∼13.5

0.35

以下

0.55

以下

0.8

以下

0.05

∼0.55

0.30

以下

0.20

以下

0.20

以下

0.10

以下

0.10

以下

残部

Al Si12CuMgNi

0.8

∼1.5 10.5∼13.5

0.8

∼1.5

0.35

以下

0.7

以下

0.35

以下

0.7

∼1.3

0.25

以下

残部

Al Si17Cu4Mg

4.0

∼5.0 16.0∼18.0 0.45∼0.65

1.5

以下

1.3

以下

0.50

以下

0.3

以下

− 0.3 以下

残部

Al Mg3

0.10

以下 0.55 以下

2.5

∼3.5

0.10

以下

0.55

以下

0.45

以下

− 0.20 以下

残部

Al Mg5

0.10

以下 0.55 以下

4.5

∼6.5

0.10

以下

0.55

以下

0.45

以下

− 0.20 以下

残部

Al Mg5(Si)

0.05

以下 1.5 以下

4.5

∼6.5

0.10

以下

0.55

以下

0.45

以下

− 0.20 以下

残部

Al Zn5Mg

0.15

∼0.35 0.30 以下

0.40

∼0.70 4.50∼6.00

0.80

以下

0.40

以下

0.05

以下

0.10

∼0.25

0.05

以下

0.05

以下

0.15

∼0.60

残部

5

H

 520

2


20
1

0


表 4−化学成分(ISO 3522:2007 に規定の種類)(続き) 

単位  %

種類の

化学成分

記号  Cu  Si Mg Zn  Fe Mn Ni  Ti  Pb  Sn  Cr

Al

Al Zn10Si8Mg

0.10

以下 7.5∼9.0

0.2

∼0.4

9.0

∼10.5

0.30

以下

0.15

以下

− 0.15 以下

残部

この表に記載されていない元素の化学成分(ISO 3522 の Others)は,ISO 3522 の規定に従い,注文者の要求があった場合に限り分析を行う。 
この表に規定されていない“−”の化学成分は,ISO 3522 の Each の規定に従う。

a)

 Ag

含有率は,0.4∼1.0 %とする。

6

H

 520

2


2

010


7

H 5202

:2010

4.3 

機械的性質 

機械的性質は,次による。

a)

特に指定のない限り 6.2 による金型試験片,砂型試験片又はロストワックス鋳造型試験片によって代

表する。

b)  6.2

の引張試験及び 6.3 の硬さ試験を行った場合の試験片の機械的性質は,

金型の場合は

表 及び表 6

砂型の場合は

表 及び表 8,ロストワックス鋳造型の場合は表 による。ただし,鋳物全体から切り

出した試験片で引張試験を行う指定があった場合は,受渡当事者間の協定による。

なお,各表中の“質別”は,JIS H 0001 による。また,

表 6,表 及び表 中の単位(MPa)につ

いては,MPa=N/mm

2

として扱う。

注記  鋳物全体から切り出した試験片で引張試験を行う指定があった場合,金型鋳物は表 5,砂型

鋳物は

表 の値に対して引張強さで 75 %以上(ただし,AC7A,AC9A 及び AC9B について

は 65 %以上)

,伸びで 25 %以上であることが望ましい。


8

H 5202

:2010

表 5−金型試験片の機械的性質

引張試験

参考

a)

種類の

記号

質別

引張強さ

N/mm

2

伸び

%

ブリネル硬さ

HBW

b)

AC1B T4 330

以上

8

以上

約 95

F 180

以上

2

以上

約 75

AC2A

T6 270

以上

1

以上

約 90

F 150

以上

1

以上

約 70

AC2B

T6 240

以上

1

以上

約 90

AC3A F 170

以上

5

以上

約 50

F 170

以上

3

以上

約 60

AC4A

T6 240

以上

2

以上

約 90

F 170

以上

約 80

AC4B

T6 240

以上

約 100

F 150

以上

3

以上

約 55

T5 170

以上

3

以上

約 65

AC4C

T6 230

以上

2

以上

約 85

F 160

以上

3

以上

約 55

T5 180

以上

3

以上

約 65

AC4CH

T6 250

以上

5

以上

約 80

F 160

以上

約 70

T5 190

以上

約 75

AC4D

T6 290

以上

約 95

O 180

以上

約 65

AC5A

T6 260

以上

約 100

AC7A F 210

以上

12

以上

約 60

F 170

以上

約 85

T5 190

以上

約 90

AC8A

T6 270

以上

約 110

F 170

以上

約 85

T5 190

以上

約 90

AC8B

T6 270

以上

約 110

F 170

以上

約 85

T5 180

以上

約 90

AC8C

T6 270

以上

約 110

T5 150

以上

約 90

T6 190

以上

約 125

AC9A

T7 170

以上

約 95

T5 170

以上

約 85

T6 270

以上

約 120

AC9B

T7 200

以上

約 90

注記 AC7A,AC9A 及び AC9B については,図 の鋳型

から採取した試験片の機械的性質を示す。

a)

表示された硬さは参考値であり,規定値ではない。

b)

  JIS H 5202:1999

の HBS10/500 値を転用した。


9

H 5202

:2010

表 6−金型試験片の機械的性質(ISO 3522:2007 に規定の種類)

引張試験

硬さ試験

種類の

記号

質別

引張強さ

MPa

0.2 %

耐力

MPa

伸び

%

ブリネル硬さ

HBW

Al Cu4Ti

T6

330

以上

220

以上

7

以上 95 以上

 T64

320

以上

180

以上

8

以上 90 以上

Al Cu4MgTi

T4

320

以上

200

以上

8

以上 95 以上

Al Cu5MgAg

T6

480

以上

430

以上

3

以上 115 以上

Al Si11

F

170

以上

80

以上

7

以上 45 以上

Al Si12(a)

F

170

以上

80

以上

6

以上 55 以上

Al Si12(b)

F

170

以上

80

以上

5

以上 55 以上

Al Si2MgTi

F

170

以上

70

以上

5

以上 50 以上

 T6

260

以上

180

以上

5

以上 85 以上

Al Si7Mg

F

170

以上

90

以上 2.5 以上 55 以上

 T6

260

以上

220

以上

1

以上 90 以上

 T64

240

以上

200

以上

2

以上 80 以上

Al Si7Mg0.3

T6

290

以上

210

以上

4

以上 90 以上

 T64

250

以上

180

以上

8

以上 80 以上

Al Si7Mg0.6

T6

320

以上

240

以上

3

以上 100 以上

 T64

290

以上

210

以上

6

以上 90 以上

Al Si9Mg

T6

290

以上

210

以上

4

以上 90 以上

 T64

250

以上

180

以上

6

以上 80 以上

Al Si10Mg

F

180

以上

90

以上 2.5 以上 55 以上

 T6

260

以上

220

以上

1

以上 90 以上

 T64

240

以上

200

以上

2

以上 80 以上

Al Si10Mg(Cu)

F

180

以上

90

以上

1

以上 55 以上

 T6

240

以上

200

以上

1

以上 80 以上

Al Si5Cu1Mg

T4

230

以上

140

以上

3

以上 85 以上

 T6

280

以上

210

以上

− 110 以上

Al Si5Cu3

T4

230

以上

110

以上

6

以上 75 以上

Al Si5Cu3Mg

T4

270

以上

180

以上

2.5

以上 85 以上

 T6

320

以上

280

以上

− 110 以上

Al Si5Cu3Mn

F

160

以上

80

以上

1

以上 70 以上

 T6

280

以上

230

以上

− 90 以上

Al Si6Cu4

F

170

以上

100

以上

1

以上 75 以上

Al Si7Cu2

F

170

以上

100

以上

1

以上 75 以上

Al Si7Cu3Mg

F

180

以上

100

以上

1

以上 80 以上

Al Si8Cu3

F

170

以上

100

以上

1

以上 75 以上

Al Si9Cu1Mg

F

170

以上

100

以上

1

以上 75 以上

 T6

275

以上

235

以上

1.5

以上 105 以上

Al Si12(Cu)

F

170

以上

90

以上

2

以上 55 以上

Al Si12CuMgNi

T5

200

以上

185

以上

− 90 以上

 T6

280

以上

240

以上

− 100 以上

Al Mg3

F

150

以上

70

以上

5

以上 50 以上

Al Mg5

F

180

以上

100

以上

4

以上 60 以上

Al Mg5(Si)

F

180

以上

110

以上

3

以上 65 以上

Al Zn5Mg

T1

210

以上

130

以上

4

以上 65 以上

Al Zn10Si8Mg

T1

280

以上

210

以上

2

以上 105 以上


10

H 5202

:2010

表 7−砂型試験片の機械的性質

引張試験

参考

a)

種類の

記号

質別

引張強さ

N/mm

2

伸び

%

ブリネル硬さ

HBW

b)

AC1B T4 290

以上

4

以上

約 90

AC2A F 150

以上

約 70

 T6

230

以上

約 90

AC2B F 130

以上

約 60

 T6

190

以上

約 80

AC3A F 140

以上

2

以上

約 45

AC4A F 130

以上

約 45

 T6

220

以上

約 80

AC4B F 140

以上

約 80

 T6

210

以上

約 100

AC4C F 140

以上

2

以上

約 55

 T5

150

以上

約 60

 T6

210

以上

1

以上

約 75

AC4CH F  140

以上

2

以上

約 50

 T5

150

以上

2

以上

約 60

 T6

230

以上

2

以上

約 75

AC4D F 130

以上

約 60

 T5

170

以上

約 65

 T6

220

以上

1

以上

約 80

AC5A O 150

以上

約 65

 T6

220

以上

約 90

AC7A F 140

以上

6

以上

約 50

a)

表示された硬さは参考値であり,規定値ではない。

b)

  JIS H 5202:1999

の HBS10/500 値を転用した。


11

H 5202

:2010

表 8−砂型試験片の機械的性質(ISO 3522:2007 に規定の種類)

引張試験

硬さ試験

種類の

記号

質別

引張強さ

MPa

0.2 %

耐力

MPa

伸び

%

ブリネル硬さ

HBW

Al Cu4Ti

T6

300

以上 200 以上

3

以上 95 以上

 T64

280

以上 180 以上

5

以上 85 以上

Al Cu4MgTi

T4

300

以上 200 以上

5

以上 90 以上

Al Cu5MgAg

T6

480

以上 430 以上

3

以上 115 以上

Al Si11

F

150

以上 70 以上

6

以上 45 以上

Al Si12(a)

F

150

以上 70 以上

5

以上 50 以上

Al Si12(b)

F

150

以上 70 以上

4

以上 50 以上

Al Si2MgTi

F

140

以上 70 以上

3

以上 50 以上

 T6

240

以上 180 以上

3

以上 85 以上

Al Si7Mg

F

140

以上 80 以上

2

以上 50 以上

 T6

220

以上 180 以上

1

以上 75 以上

Al Si7Mg0.3

T6

230

以上 190 以上

2

以上 75 以上

Al Si7Mg0.6

T6

250

以上 210 以上

1

以上 85 以上

Al Si9Mg

T6

230

以上 190 以上

2

以上 75 以上

Al Si10Mg

F

150

以上 80 以上

2

以上 50 以上

 T6

220

以上 180 以上

1

以上 75 以上

Al Si10Mg(Cu)

F

160

以上 80 以上

1

以上 50 以上

 T6

220

以上 180 以上

1

以上 75 以上

Al Si5Cu1Mg

T4

170

以上 120 以上

2

以上 80 以上

 T6

230

以上 200 以上

− 100 以上

Al Si5Cu3Mn

F

140

以上 70 以上

1

以上 60 以上

 T6

230

以上 200 以上

− 90 以上

Al Si6Cu4

F

150

以上 90 以上

1

以上 60 以上

Al Si7Cu2

F

150

以上 90 以上

1

以上 60 以上

Al Si8Cu3

F

150

以上 90 以上

1

以上 60 以上

Al Si9Cu1Mg

F

135

以上 90 以上

1

以上 60 以上

Al Si12(Cu)

F

150

以上 80 以上

1

以上 50 以上

Al Mg3

F

140

以上 70 以上

3

以上 50 以上

Al Mg5

F

160

以上 90 以上

3

以上 55 以上

Al Mg5(Si)

F

160

以上 100 以上

3

以上 60 以上

Al Zn5Mg

T1

190

以上 120 以上

4

以上 60 以上

Al Zn10Si8Mg

T1

220

以上 200 以上

1

以上 90 以上


12

H 5202

:2010

表 9−ロストワックス鋳造型試験片の機械的性質(ISO 3522:2007 に規定の種類) 

引張試験

硬さ試験

種類の

記号

質別

引張強さ

MPa

0.2 %

耐力

MPa

伸び

%

ブリネル硬さ

HBW

Al Cu4MgTi

T4

300

以上 220 以上

5

以上 90 以上

Al Si12(b)

F

150

以上 80 以上

4

以上 50 以上

Al Si7Mg

F

150

以上 80 以上

2

以上 50 以上

 T6

240

以上 190 以上

1

以上 75 以上

Al Si7Mg0.3

T6

260

以上 200 以上

3

以上 75 以上

Al Si7Mg0.6

T6

290

以上 240 以上

2

以上 85 以上

Al Si5Cu3Mn

F

160

以上 80 以上

1

以上 60 以上

Al Si17Cu4Mg

F

200

以上 180 以上

1

以上 90 以上

 T5

295

以上 260 以上

1

以上 125 以上

Al Mg5

F

170

以上 95 以上

3

以上 55 以上

形状及び寸法 

形状及び寸法は,図面又は図面を基にして作製された模型による。寸法許容差は,注文者の指定による。

特に寸法許容差の指定のない部分には,JIS B 0403 を適用する。

試験 

6.1 

分析試験 

分析試験は,JIS H 1305JIS H 1306JIS H 1307JIS H 1352JIS H 1353JIS H 1354JIS H 1355

JIS H 1356

JIS H 1357JIS H 1358JIS H 1359JIS H 1360JIS H 1361JIS H 1362JIS H 1363JIS 

H 1364

JIS H 1365 及び JIS H 1366 のいずれかによる。

なお,ここに定めていない元素の分析方法は,受渡当事者間の協定による。

6.2 

引張試験 

6.2.1 

供試材の採取 

引張試験片の作製に必要な供試材の採取は,次による。

a)

供試材は,特に指定のない限り 1 溶解ごとに 1 個以上を採取する。ただし,受渡当事者間の協定によ

って複数の溶解ごとに採取してもよい。

b)

供試材は,鋳物鋳造のときに鋳造する。

c)

供試材を採取する鋳型は,金型の場合は鋳鉄製とし,砂型の場合は,その鋳型材料は原則として鋳物

に用いるものと同一とする。ロストワックス鋳造型の場合は,受渡当事者間の協定による。

d)

供試材を採取する鋳型の形状及び寸法は,次による。ただし,受渡当事者間の協定によってもよい。

1)

表 に規定する金型鋳物の試験片採取用供試材製造鋳型の形状及び寸法は,図 又は図 による。

ただし,AC7A,AC9A 及び AC9B の金型鋳物については,

図 による。

なお,受渡当事者間の協定によって,

表 に規定する金型鋳物すべてについて,図 の金型を用

いることができる。

2)

表 に規定する金型鋳物の試験片採取用供試材製造鋳型の形状及び寸法は,図 による。

3)

表 に規定する砂型鋳物の試験片採取用供試材製造鋳型の形状及び寸法は,図 又は図 による。

4)

表 に規定する砂型鋳物の試験片採取用供試材製造鋳型の形状及び寸法は,図 による。

5)

表 に規定するロストワックス鋳造型の場合は,受渡当事者間の協定による。


13

H 5202

:2010

6.2.2 

試験片 

試験片は,6.2.1 に規定する供試材を用い,金型鋳物の場合,

図 又は図 の鋳型に鋳込んだ供試材から

採取した試験片は,鋳肌のまま試験に供する。

図 の鋳型に鋳込んだ供試材から採取した試験片は,図に

示す位置から採取し,JIS Z 2201 の 4 号試験片に仕上げ,試験に供する。

砂型鋳物の場合は,

図 又は図 の鋳型に鋳込んだ供試材から採取した試験片によって鋳肌のまま試験

に供する。

6.2.3 

試験方法 

試験方法は,JIS Z 2241 による。

6.3 

硬さ試験 

硬さ試験は JIS Z 2243 によって,鋳物の表面で行う。ただし,必要な場合,断面で行ってもよい。

検査 

検査は,次による。

a)

検査の一般事項は,JIS H 0321 による。

b)

鋳物の品質,化学成分及び機械的性質は,箇条 に適合しなければならない。

c)

形状及び寸法は,箇条 に適合しなければならない。

d)

外観は,使用上有害な欠点があってはならない。

なお,使用上有害な欠点は,受渡当事者間の協定による。

鋳物の補修 

鋳物には,埋金,溶接,ろう付けなどの補修を施してはならない。ただし,注文者の承認を得て,欠陥

部分の補修又は漏れ止めの処理を施すことができる。

受渡しの一般事項 

注文時に取り決める受渡しの一般事項は,受渡当事者間の協定による。

10 

表示 

受渡当事者間の協定によって,鋳物又は出荷表には適切な方法で,次の事項を表示する。

a)

種類の記号及び質別を表す記号

b)

製造番号

c)

製造業者名又はその略号


単位  mm

図 1−金型試験片採取用供試材製造鋳型 

14

H

 520

2


2

010


15

H 5202

:2010

単位  mm

図 2−金型試験片採取用供試材製造鋳型(JIS 4 号引張試験片切出し用) 


単位  mm

図 3−金型試験片採取用供試材製造鋳型(ISO 鋳型) 

16

H

 5202


2010


単位  mm

図 4−砂型試験片採取用供試材製造鋳型

17

H

 5202


2010


18

H 5202

:2010

単位  mm

図 5−砂型試験片採取用供試材製造鋳型(ISO 鋳型)


19

H 5202

:2010

附属書 JA

(参考)

JIS

に近似する国際規格アルミニウム合金鋳物

この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。

従来からの JIS に規定されている合金鋳物に近似する ISO 合金鋳物を,ISO 3522:2007 の附属書(Annex

D

)の表を基に,次の

表 JA.1 に記載する。詳細は,表 及び表 を参照。

表 JA.1JIS に近似する国際規格アルミニウム合金鋳物

JIS

合金鋳物

種類の記号

対応する ISO 合金鋳物

種類の記号

AC1B Al

Cu4MgTi

AC2A Al

Si5Cu3Mn

AC2B Al

Si5Cu3Mn

AC3A Al

Si12(b)

AC4A Al

Si10Mg

AC4B Al

Si8Cu3

AC4C Al

Si7Mg

AC4CH Al

Si7Mg0.3

AC4D Al

Si5Cu1Mg

AC5A

AC7A Al

Mg5

AC8A Al

Si12CuMgNi

AC8B

AC8C

AC9A

AC9B


附属書 JB

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS H 5202:2010

  アルミニウム合金鋳物

ISO 3522

: 2007   Aluminium and aluminium alloys − Castings − Chemical

composition and mechanical properties

(I)JIS の規定

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号
及び題名

内容

(II) 
国際規格

番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

(V)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

1

適 用 範

金型鋳物,砂型鋳物
な ど の ア ル ミ ニ ウ
ム 合 金 鋳 物 に つ い

て規定。

1

ダイカストを含めたアル
ミニウム合金鋳物全体に
ついて規定。

削除

ISO

規格はダイカストを含む

アルミニウム合金鋳物全体に
ついて規定しているが,JIS 

ダイカストを除いている。

JIS

は,ダイカストについては別

規格 JIS H 5302 で規定しており,
鋳物を規定したこの規格と併せ

て ISO 3522 に対応している。特
に問題は生じていないので,当
面,現状を継続する。

2

引 用 規

3

種 類 及

び種類の 
記号

化 学 成 分 に よ る 従
来の JIS 合金鋳物 16
種と,ISO 規格中の

ダ イ カ ス ト を 除 く
合金鋳物 30 種すべ
てを規定し,それぞ

れ の 記 号 を 用 い て
表示。

5

5.1

化学成分表中で,ダイカ
ストを含めたアルミニウ
ム合金鋳物全体について

規定。

削除, 
追加

JIS

は,ISO 合金鋳物に,従来

からの JIS 合金鋳物の種類を
追加。国内外への対応が容易。

従来からの JIS は固有の体系で運
用されてきたため,ISO 規格とは
異なる種類及び記号が用いられ

てきた。 

JIS

は従来からの商習慣尊重のた

め,既存 JIS 合金鋳物の大幅な変

更は行わない。ただし,環境対応,
品質・規格対応等の必要な変更に
は積極的に対応するとともに,必

要に応じて ISO 規格への JIS 合金
導入努力も継続する。

20

H

 520

2


2

010


(I)JIS の規定

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号

及び題名

内容

(II) 
国際規格
番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

(V)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

4

品質

鋳物の品質,化学成

分 及 び 機 械 的 性 質
について規定。

5

5.1

6

6.1

化学成分については,ダ

イカストを含めたアルミ
ニウム合金鋳物全体につ
いて規定,機械的性質に

ついてはダイカストを除
く鋳物について規定。

削除,

追加

アルミニウム合金鋳物につい

ては ISO 規格も化学成分,機
械的性質について規定してい
る。

従来からの JIS は固有の体系で運

用されてきたため,ISO 規格とは
種類及び記号は異なるが,ISO 
格と同様に品質,化学成分及び機

械的性質を規定している。 
特に問題は生じていないので,当
面,現状を継続する。

5

形 状 及

び寸法

形 状 及 び 寸 法 に つ
いて規定。

規定なし。

追加

ISO

規格には規定がない。

鋳物の規定としては,化学的成分
及び機械的性質とともに寸法が
不可欠な要素である。ISO 規格に

は現状では規定がないので,未完
成状態と考えられる。

JIS

に相当する規定の取り込みを

働きかける。

6

試験

分析試験,引張試験

及 び 硬 さ 試 験 に つ
いて規定。

規定なし。

追加

ISO

規格には規定がない。

ISO

規格ではこれらに関する規定

は引用規格参照とされており,

JIS

では省略が多い。 

JIS

に相当する規定の取り込みを

働きかける。

7

検査

分析試料,引張試験
試 料 採 取 方 法 な ど

について規定。

5.2

6.2

分析試料,引張試験試料
採取法について規定。

一致

10

表示

種類,質別,製造番

号,製造業者などの
表示について規定。

4.4

図面に種類,鋳造法,熱

処理などを表示すること
を規定。

一致

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 3522:2007,MOD

21

H

 520

2


2

010


注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  一致……………… 技術的差異がない。 
    −  削除……………… 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。

    −  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD……………  国際規格を修正している。

22

H

 520

2


2

010