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解説付表2 JISと対応する国際規格との対比表 

JIS H 4554 : 1999 ニッケル及びニッケル合金の線と引抜素材 

ISO 9724 : 1992 ニッケル及びニッケル合金の線と引抜素材 
ISO 9722 : 1992 ニッケル及びニッケル合金展伸材の化学成分と形状 

対比項目 

 
規定項目 

(I) JISの規定内容 

(II) 国際規

格番号 

(III) 国際規格の規定内容 

(IV) JISと国際規格との相違点 (V) JISと国際規格との整合が困

難な理由及び今後の対策 

1. 適用範囲 

○ この規格は一般用途向けの径が

10mm以下のニッケル及びニッケ
ル合金の線と引抜素材について規
定。 

ISO 9724 

○ 一般用途向けの径が10mm以

下のニッケル及びニッケル合
金の線と引抜素材に関する要
求を規定する。 

=  

3. 種類及び記

号 

○ ニッケル及びニッケル合金の種類

及び記号を12種類規定。 

ISO 9724 
ISO 9722 

○ ニッケル及びニッケル合金を

ISO 9724は28種類,ISO 9722
は36種類規定。 

= JISでは,耐食用途でNi

含有量が50%以上のもの
を規定。 

JISのG類とISO鋼種の採り入
れ分担を調整した。 

4. 品質 

○ 化学成分 

上記項目に同じ 

ISO 9724 
ISO 9722 

○ 上記項目に同じ。 

= 上記項目に同じ。 

上記項目に同じ。 

 機械的性質(引張強さ,伸び) 

ISO 9724 

○ JISと同等。 

=  

5. 寸法及びそ

の許容差 

○ 丸形の線,丸形以外の線,引抜素

材のそれぞれについて規定。 

ISO 9724 

○ 線,引抜素材について規定。 

=  

6. 試験 

○ 分析試験 

JISに規定されている分析方法 

ISO 9724 

○ 化学分析 

化学分析の方法は供給者の任
意とする。ただし,係争の際に
は,適切な国際規格を使用する
よう規定。 

= ISOの分析方法は原則と

して製造者の任意。 

JISでは分析方法は共通規格と
して規定されているので,これ
に従うこととする。 

○ 引張試験 

JISの引張試験方法を規定。 

ISO 9724 

○ 引張試験 

ISO規格の引張試験方法を規
定。 

= JISの引張試験方法はISO

と整合化している。 

7. 検査 

○ 試験の実施について規定。 

ISO 9724 

○ サンプリング及び試験の数に

ついて規定。 

− JISではサンプリング及び

試験数は共通規格で規定
している。 

共通規格で整合化を実施。 

−  

ISO 9724 

○ 再試験について規定。 

− JISでは再試験は共通規格

で規定している。 

共通規格で整合化を実施。 

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解説付表2 JISと対応する国際規格との対比表 

対比項目 

 
規定項目 

(I) JISの規定内容 

(II) 国際規

格番号 

(III) 国際規格の規定内容 

(IV) JISと国際規格との相違点 (V) JISと国際規格との整合が困

難な理由及び今後の対策 

8. 表示 

○ 表示方法について規定。 

ISO 9724 

○ 表示方法について規定。 

= JISとISOで表示項目内容

が異なる。 

影響なし。 

備考1. 表中の(I)及び(III)欄にある“○”は,該当する規定項目を規定していることを示している。 

2. 表中の(IV)欄にある“=”は,JISと国際規格との技術的内容が同等であることを示す。“−”は,この規格では同等ではないが,別の共通規格にて整合して

いることを示す。